高齢者とその家族、障害者や成人、子供などが住み慣れた地域で、一生安全に、その人らしくいきいきとした生活ができるためには何が必要なのか。リハビリテーション医療の最前線で治療に当たる専門医が提言するあるべき姿のリハビリとは何か?
“見える治療・診る治療”をコンセプトに、患部を肉眼の約30倍で拡大できる歯科用顕微鏡を使い精密な治療が可能となる最先端の顕微鏡歯科治療。デンタルみつはしの三橋純院長は日本での普及に情熱を注ぐ「顕微鏡歯科ネットワークジャパン」の設立発起人の一人。予防歯科に最も力を発揮する顕微鏡歯科治療の世界を、志を同じくする仲間のと紹介していく。
糖質制限は本当に効果があるのか? あるいは危険なのか? 肥満や生活習慣病はどこからやってきたのか?ドクターカルピンチョの名前で有名な医師が、自らも糖質制限に取り組みつつ、古今東西のあらゆる文献を網羅した実践的研究者が見据える生活習慣病と肥満治療、さらにはがん治療への応用などの現状をわかりやすく解説する。
日本から解剖医が消え医学の基本的な知識の欠落が危惧される。あくまでも「肉眼解剖学」の重要性にこだわる気鋭の解剖講師が世界のあらゆる形態学の世界をまさに<解剖>しながら、ともすれば偏見や非難の対象となりがちな解剖の世界の地平を切り開く。
日本に北米型ERシステムを導入しようと救急医療の現場で模索・奮闘する現役医師が遭遇したさまざまな救急患者。意外に見過ごされがちな疾患やモンスターペイシェントまで、まったなしの救急医療の現場はどんなテレビドラマよりリアルで切なく感動に満ちている。
世界中の驚愕すべき医学・人体系博物館、人体模型工場、人体・生命をテーマにした最新アートワールド。伝説の雑誌『BURST』出身で日本唯一の「人体改造ジャーナリスト」が生命の回廊をめぐるディープなツアーで見たものとは!
現代病の一つである「腰痛」。その85%が"原因不明"とされて、多くの人を悩ます。「正しく対処すれば、風邪と同じように治る」と説く、豪州で最新の理学療法を学んだ著者が、“治らない腰痛“への正しいアプローチを紹介する。
これまで4万件以上という大腸内視鏡検査の実績を持つ大腸のスペシャリスト。大腸がんの予防には定期的な検査と腸内環境の整備が最も効果的と指摘。話題の腸内フローラや毎日の生活の中で摂取することができる乳酸菌の効果についてさまざまなアングルから検証を試みている。
本当に安全で栄養価のある食材とは何かを問い続けながら取材活動を続けるジャーナリストが、安全で有用な“素性のいい製品”の普及を促進するために日本サプリメント協会を立ち上げた。消費者、生活者の目線で語る生活の中の“栄養学”とは。
病理医は、患者の治療法を決める最終診断となる「病理診断」を下す。いわば、病気に関する“プロ”。その専門家があかす「ウラ側」には、医療につきものであるリスクを少しでも回避するヒントや有益な情報で溢れている。
福島原発の事故は、多くの人に甚大な被害を及ぼした。ところが政府は、事故後の十分な検証を怠り、内部被ばくによる健康被害の実態を覆ったまま、原子力政策を再開。がん患者3万人の放射線治療を通じ、日本のがん医療を改善・推進してきた医師が、その”デタラメ"に警鐘を鳴らす。
人間にとって最も重要な情報収集経路である視覚。その視覚に悪影響を及ぼす疾患はきわめて多様かつ複雑だ。意外に知られていない一般的な眼科疾患から最先端の先進医療まで、あらゆる誤解や非常識を拭い去る目からウロコのエビデンス。
慢性疾患やアレルギーなどで既に評価が定まりつつある東洋医学。上海の中医学院に学んでWHO上海国際鍼灸センター、北里研究所の東洋医学総合研究所などを経て、日本における中学の中心的な実践者である筆者が、未だ多くの可能性が秘められている中国医学と西洋医学の接点に未来の医療の可能性を見る。
飲めば飲むほど、健康から遠ざかる!? サプリメント業界を知りつくし、医師たちと協力して安全性の高いサプリメントを提供するから著者が、まったく意味の無いサプリメントから本当に効くサプリメントまでを徹底検証。100円で買えるサプリが効くわけが無い!
現在、親や配偶者を介護している人の3分の1は男性だ。その数は130万人にも及ぶ。「男性介護者と支援者の全国ネットワーク」事務局長の著者が、虐待や離職、家事、家族、経済など、男性介護者に起こり得るさまざまな問題を取り上げつつ、解決に向けての方策を提案する。
世界の急速なグローバル化は医療の分野でもさまざまな事態を引き起こす。医療情報は瞬時に共有化され、国際資本がドメスティックな医療に介入し、医療従事者のクロスライセンスかも進む。TPPをめぐる医療制度の行く末、そしてわれわれが目指すべき医療はどこにあるのか?
急速な経済成長をとげるASEANやその他のアジア諸国。医療・保健分野でも国を挙げてのインフラ整備が進む一方、日本を尻目に先進的な医療を導入し、メディカルツーリズムで実績を上げる国もある。果たして日本の医療は本当にアジアでトップなのか? ガラパゴス化しつつある日本の医療をアジアから逆照射する。
急増する危険ドラック禍。長年、臨床の場で薬物中毒の問題に取り組んできた専門医が、医療的な症状と治療の実際、家族のかかわり、海外での取り組みや医学的、行政的なアプローチなどから問題点を浮き彫りにする。危険ドラッグはどこに向かう!?
全国で3千万人もいるといわれる慢性頭痛の患者さん。ついつい我慢しがちな頭痛だが意外に怖い場合もある。すぐに治療が必要ケースから頭痛と脳内物質の関係、さらには遺伝子が関わる頭痛まで最新の話題を満載。
還暦を迎えた脳神経外科医が、新たに手にしたのはガンマナイフ。放射線の一つであるガンマ線で、脳深部の病巣もナイフのように正確に治療する。日本人がもつ放射線治療に対する恐怖心は根強いが、医療では使い方次第で有効な検査・治療だ。ガンマナイフ治療の旗手が、最新の知見を交えた放射線治療の世界に案内する。
メディカルフィットネスのスーパーバイザーが、フィットネスクラブの入会退会を繰り返すあなたに、習慣づけるための「コツ」「リズム」「パターン」「ポイント」などを指南。健康とは何か? に迷う人に贈るフィットネス道。
中年期に健康的でフィットネス(運動能力)を保てた人は将来の医療費を抑制できることが、多数の研究から明らかになっている。日常生活のちょっとしたシーンで無理なく行える、エクササイズや生活習慣の改善で、健康だけでなく見た目も若返らせる。
人の死で自然死は稀である。病気、事故、自殺、犯罪――。さまざまな死因を探ることは、いまを生きる私たちの健康や生活に大きく寄与する。数多くの死体と対話してきた法医学の専門医が、その死因を解き明かしながら生命の謎に迫る。