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カタコンベ - Wikipedia

カタコンベイタリア:catacombe)とは、地下ちかにつくられた共同きょうどう墓地ぼちのこと。キリスト教徒きりすときょうと集会しゅうかいとしても使つかわれた。ドゥラ・エウロポス(シリア)は、祭壇さいだん教会堂きょうかいどう洗礼せんれいじょうがある、集会しゅうかいじょうとしての代表だいひょうれい[1]

ローマのサン・セバスティアーノ・フォーリ・レ・ムーラ教会きょうかいのファサード
パリのカタコンベ
パリのカタコンベ

概要がいよう 編集へんしゅう

もともとはローマのサン・セバスティアーノ・フォーリ・レ・ムーラ教会きょうかいがある場所ばしょ地下ちか存在そんざいする埋葬まいそう場所ばしょのことを意味いみしていた。周辺しゅうへん地形ちけい窪地くぼちのあたり」を意味いみするad catacumbasに由来ゆらいする。その死者ししゃほうむため使つかわれた洞窟どうくつ岩屋いわや地下ちか洞穴どうけつのこと全般ぜんぱんすようになった。厳密げんみつには3、4世紀せいきのローマやその周辺しゅうへん地方ちほう地下ちか墓所はかしょをカタコンベとぶ。英語えいご(catacomb)ではカタコームまたはカタクームといい、語尾ごびのbは発音はつおんしない。イタリア(catacombe)やドイツKatakombe)ではカタコンベ発音はつおんされる。フランス語ふらんすごCatacombes)ではカタコンブちかおとになる。イタリア・パレルモカプチンかい修道しゅうどう墓所はかしょもっと有名ゆうめい観光かんこうきゃくおおく、タクシーで「カタコンベ」とっただけで目的もくてきくほどである[よう出典しゅってん]

以下いか場所ばしょ有名ゆうめい墓所はかしょ

類似るいじのものとしてはトルコアナトリアきたアフリカのスサ、イタリアのナポリドイツのトリーア、ウクライナキエフなどに存在そんざいする。

ウクライナロシアのカタコンベは鉱石こうせき石灰岩せっかいがん採掘さいくつのトンネルが使つかわれており、クリミア黒海こっかい沿岸えんがん位置いちしている。有名ゆうめいなものはオデッサクリミア、アジムシュカイ(Ajimushkay)のものである。それらはソ連それんだい世界せかい大戦たいせんゲリラ基地きちとしても使つかわれた。Ajimushkay には10000にん兵士へいし難民なんみんほうむられている。その博物館はくぶつかんとして公開こうかいされているところもある。

音楽おんがく 編集へんしゅう

関連かんれん項目こうもく 編集へんしゅう

外部がいぶリンク 編集へんしゅう

  1. ^ 戸谷とたに英世ひでよ竹山たけやま清明きよあき建築けんちくぶつ様式ようしきビジュアルハンドブック』株式会社かぶしきがいしゃエクスナレッジ、2009、147ぺーじ