定期預金には「変動金利型」と「固定金利型」の2種類が存在します。
どちらを選んだ方が多くの金利(利息)をもらう事ができるのでしょうか?ここではそれぞれの仕組みとメリット、リスクについて解説していきます。
スポンサードリンク
変動金利定期預金とは?
変動金利定期預金とは、6ヶ月ごとに金利を見直すタイプの定期預金です。
大手の銀行では、変動金利定期預金の預入期間は3年とされています。満期の3年間の間に合計で5回金利の見直しが行われる事になります。
景気が上昇すれば、金利は上る可能性がありますし、逆に景気が悪化すれば、金利は下がる可能性があります。(もちろん変わらないという可能性もあります。)
よって最初に預入を行った段階では、満期にいくらの金利(利息)がもらえるのかが予測できません。
最初の一覧に戻る
固定金利定期預金とは?
固定金利定期預金とは預入の段階の金利のまま、満期まで変わらない定期預金になります。
固定金利定期預金の場合は3年という縛りはなく、様々な年数が用意されています。
金利が変わらないので、預入の段階で満期にいくらの金利(利息)がもらえるのかが分かります。
最初の一覧に戻る
それぞれのメリットとリスクは?
それぞれおのメリットとリスクは預入から満期までの間の経済状況によって異なります。
| 変動金利 | 固定金利 |
景気が上向き金利が上昇 |
得
|
損
|
景気が悪化し金利が下降 |
損
|
得
|
金利が上昇していく状況であれば、変動金利定期預金は6ヶ月ごとに金利が見直されるので、高い金利(利息)を受け取れるので得になります。
逆に景気が悪化し、金利が下降していく状況であれば、固定金利定期預金の方が満期まで金利は変わらないので得という事になります。
最初の一覧に戻る
変動金利と固定金利どちらを選んだ方がいいのか?
今から3年後の経済状況がどうなるかが予測できれば良いのですが、どんなに好景気であってもいつどんなタイミングで、リーマンショックのような出来事が起こるか、それは誰にも分かりません。
2015年6月現在、アベノミスクという経済政策によって、日経平均株価は2万円台を回復し、景気は上昇傾向にあるといわれています。
現在の状況を考えると変動金利定期預金を選んだ方が良いようにも思いますが、確証はありません。
個人的には資産は分散するのが良いと思います。固定金利定期預金を基本とし、一部だけ変動金利定期預金という形で分けるというのも一つの手ですし、定期預金に預けるタイミングを分散しても良いと思います。
少額づつ短期の固定金利定期預金を毎年作っていけば金利は景気に応じて変動していきますし、リスクの分散になると考えます。
最初の一覧に戻る
まとめ
- 変動金利定期預金を選ぶ人は統計上少ないようです。
- 未来がどうなるのかは誰にも予測できません。定期も分散していくのが良いと考えます。
スポンサードリンク