これらの 12 種のアプリケーションをすべて、Windows XP 環境で動作するか、という検証作業を行いました。
アプリケーション NO.
カテゴリ
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消費者問合せ情報
12
その他
Windows XP 上で動作したアプリケーションは全体の 80% 以上に
まず、Windows XP 上での検証結果と分類をその動作状況ごとにご覧いただきます。Windows XP 上での動作状況により、その評価を A、B、C に分けております。評価 A は、Windows XP 上でまったく問題なく動作したアプリケーションを示します。評価 B は、クライアントの画面表示上の問題はありましたが、動作的には問題なく動作したアプリケーションを示しています。評価 C は、動作に問題が発生しソースの書き換えを必要とするアプリケーションを示しています。
検証の結果、以下の表で表されるように 8 つのアプリケーションが手を加えることなく、Windows XP 上で今までどおり動作しました。
さらに 2 つのアプリケーションは、表示にそれぞれ問題が発生しましたが、機能的には今までと同じように Windows XP 上で動作ができました。
Windows 98 環境から Windows XP への移行を検討していたライオン株式会社では、大切な資産である自社開発アプリケーションのうち、80% 以上がスムーズに Windows XP 環境へひきつげることがひとつの要因となり、 Windows XP への最終的な移行を決めました。システム部門のご担当者様によると「当初は、長年使用してきたこれらのアプリケーションを Windows XP へ移行することは非常に困難ではないかと予想していました。動作した 10 種のアプリケーションにはほとんど手を加えることなく動作が確認できたことは非常に大きな成果でした。実際のところこの検証結果には非常に驚きました。」と語っています。
Windows XP Professional はそういった企業の大切な資産である、アプリケーションをひとつでも多く動作できるようにというコンセプトのもと、 Windows 9X、 Windows NT Workstation といった旧 OS のと互換性を非常に高く保てるよう設計されています。さらに、 200 種類を超える互換性 Fix をデータベース化し、展開用にツール化した Application Compatibility Toolkit 3.0 を備えています。
新しいクライアント環境への移行をご検討のシステム管理者の皆様、是非、 Windows XP の高い互換性を評価してみてください。
関連情報
Windows XP Professional に同梱される Application Compatibility Tool Kit 3.0 を利用した自社開発アプリケーションの互換性検証と移行手順については、「Windows XP の互換性技術を使用したアプリケーションの移行」をご参照ください。