オオクワガタやコクワガタ、アカアシクワガタの産卵さんらんセット

材ざい産うみタイプの産卵さんらんセット

オオクワガタやコクワガタ、アカアシクワガタをはじめとする材ざい産うみタイプのクワガタの産卵さんらんセット方法ほうほうを紹介しょうかいします。

まず用意よういする物ものとしては、
●飼育しいくケース・中ちゅう〜ミニ、用意よういする産卵さんらん材ざいが収おさまる大おおきさのケースを準備じゅんびします
●マット（産卵さんらん材ざいを埋うめます）
●産卵さんらん木き
●転倒てんとう防止ぼうし用ようの枯葉かれは、樹皮じゅひ、小枝さえなど
です。

オオクワガタの場合ばあいは材ざいは太ふとめの方ほうが良よいと思おもいますが、コクワガタ・アカアシクワガタの場合ばあいはあまり太ふとくない材ざいでも問題もんだいないと思おもいます。

アカアシクワガタをミニプラケース(1.4L)と、それに丁度ちょうど収おさまる産卵さんらん材ざいで飼育しいくし１５匹ひき以上いじょう産卵さんらんしました。

ちなみにマット産うみの種たね、ノコギリクワガタなどの場合ばあいは、ケースが小ちいさいと自分じぶんが生うんだ卵たまごに遭遇そうぐうしたメスが、その卵たまごを捕食ほしょくしてしまう事ことがあります。

ですので、マット産うみのクワガタの場合ばあいは、もう少すこし大おおきいケースを準備じゅんびしたいところです。

産卵さんらん木きを加水かすいします

バケツ一いち杯はいに水みずを汲くみ材ざいを入いれ蓋ぶたをして重石おもしをします。

この状態じょうたいで約やく４時じ間あいだ加水かすいします。

４時じ間あいだ経過けいか後ご、材ざいを取とり出だして約やく１時じ間あいだ陰干かげぼしするか、材ざいの雑ざつ虫ちゅうが気きになる場合ばあいは電子でんしレンジで５分ふん以上いじょう加熱かねつします。

この加熱かねつは、意見いけんの分わかれるところで、材ざいに繁殖はんしょくする自然しぜんの菌きんまで死滅しめつするから、加熱かねつしない方ほうが良よいと言いわれる方ほうもおられるようです。

電子でんしレンジで加熱かねつした場合ばあいは冷ひえるまで新聞紙しんぶんしにくるむなどして陰干かげぼししておきます。

産卵さんらん木きのセット

マットに水みずを加くわえケース底そこに５cm程ほどかなり硬かために詰つめます。

マットの水分すいぶん量りょうの目安めやすはマットを手てに持もち強つよく握にぎって水みずがしみ出でない程度ていどです。

硬かたく詰つめたマットの上うえに加水かすい済ずみの産卵さんらん材ざいを置おきます。

面倒めんどうなら材ざいの皮かわはむかなくてもＯＫです。クワガタが自分じぶんで皮かわを剥へいで産卵さんらんします。
少すこしでもクワガタの体力たいりょくの消耗しょうもうを避さけたいのなら皮かわを剥むいてからセットしてあげましょう。

マットのセット

上うえからマットをかけ産卵さんらん材ざいを埋うめます。

あとは成虫せいちゅうのセット同様どうように餌えさや転倒てんとう防止ぼうしの枯葉かれはなどを置おきます。

セットするクワガタですが、可能かのうならば交尾こうび済ずみのメスのみをセットした方ほうが良よいです。

ケースに余裕よゆうがない場合ばあいは、オスメスのペアでセットしても問題もんだいないと思おもいます。

メスが産卵さんらんモードに入はいるとクワガタのメスは１〜２週間しゅうかん餌えさを食たべずに潜もぐったままになります。

産卵さんらんセットが気きに入いらないと、あまり潜くぐらずに夜中よなかにケースの上うえをうろうろしますので、メスが全然ぜんぜん潜くぐらず、また餌えさも毎回まいかい減へっているようなら失敗しっぱいしている可能かのう性せいがあるため、最初さいしょから産卵さんらんセットを組くみなおします。

マット産うみの場合ばあいはケース側面そくめんや底そこから卵たまごが見みえる事ことが多おおいですが、材ざい産うみの場合ばあいは材ざいを割わってみるまで産うんでいるかどうかわかりません。

問題もんだいなさそうであれば、このまま約やく１．５〜２ヶ月かげつ程度ていど放置ほうちし材ざい割わりを行おこない幼虫ようちゅうを取とり出だす事ことになります。