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第１章　総則 | 外国著作権法一覧 | 著作権データベース | 公益社団法人著作権情報センター　CRIC
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    第だい１章しょう　総則そうそく

    第だい１条じょう （目的もくてき）
    　著作ちょさく者しゃの著作ちょさく物ぶつについての権益けんえきを保護ほごし、社会しゃかい共通きょうつうの利益りえきを調和ちょうわさせ、かつ、国家こっかの文化ぶんかの発展はってんを促進そくしんすることを目的もくてきに、特別とくべつにこの法律ほうりつを制定せいていする。この法律ほうりつの規定きてい外がいの事項じこうについては、他たの法律ほうりつの規定きていが適用てきようされる。

    第だい２条じょう （この法律ほうりつの主務しゅむ官庁かんちょう）
    １ 　この法律ほうりつの主務しゅむ官庁かんちょうとは、経済けいざい部ぶをいう。
    ２ 　著作ちょさく権けんに係かかわる業務ぎょうむは、経済けいざい部ぶが指定していする専門せんもん機構きこうによって遂行すいこうされる。
    第だい３条じょう （定義ていぎ規定きてい）
    １
    　この法律ほうりつにおける用語ようごの定義ていぎは、以下いかの定さだめによる。
    (1) 　「著作ちょさく物ぶつ」とは、文学ぶんがく、科学かがく、芸術げいじゅつまたはその他たの学術がくじゅつ分野ぶんやに属ぞくする創作そうさく物ぶつをいう。
    (2) 　「著作ちょさく者しゃ」とは、著作ちょさく物ぶつを創作そうさくする者ものをいう。
    (3) 　「著作ちょさく権けん」とは、著作ちょさく物ぶつの完成かんせいとともに発生はっせいする著作ちょさく者しゃ人格じんかく権けんおよび財産ざいさん的てき権利けんりをいう。
    (4) 　「公衆こうしゅう」とは、不ふ特定とくていの者ものまたは特定とくていの多数たすうの者ものをいう。ただし、家族かぞくおよび家族かぞくと通常つうじょうの社交しゃこう関係かんけいを持もつ多数たすうの者ものは、この限かぎりではない。
    (5) 　「複製ふくせい」とは、印刷いんさつ、複写ふくしゃ、録音ろくおん、録画ろくが、写真しゃしん、筆写ひっしゃ、或あるいはその他たの方法ほうほうを用もちいて、直接的ちょくせつてきまたは間接かんせつ的てき、永久えいきゅう的てきまたは一時いちじ的てきに複製ふくせいすることをいう。音楽おんがくの著作ちょさく物ぶつまたはその他たの類似るいじの著作ちょさく物ぶつを実演じつえんし、若もしくは放送ほうそうする間あいだに録音ろくおんまたは録画ろくがを行おこなうこと、また、建築けんちくの図面ずめんまたは建築けんちくの模型もけいに基もとづき、建築けんちく物ぶつを建設けんせつすることも含ふくむ。
    (6) 　「公おおやけの口述こうじゅつ」とは、言葉ことば或あるいはその他たの方法ほうほうを用もちいて、著作ちょさく物ぶつの内容ないようを公衆こうしゅうに伝達でんたつすることをいう。
    (7) 　「公おおやけの放送ほうそう」とは、公衆こうしゅうによって直接ちょくせつ聴取ちょうしゅされ、または視聴しちょうされることを目的もくてきに、有線ゆうせん、無線むせんまたはその他たの放送ほうそう信号しんごう伝達でんたつ用よう装置そうちを用もちいて、著作ちょさく物ぶつの内容ないようを音おとまたは影像えいぞうを介かいして公衆こうしゅうに伝達でんたつすることをいう。原げん放送ほうそう者しゃ以外いがいの者ものが、有線ゆうせん、無線むせんまたはその他たの放送ほうそう信号しんごう伝達でんたつ用よう装置そうちを用もちいて、原はら放送ほうそうの音おとまたは影像えいぞうを公衆こうしゅうに伝達でんたつすることも含ふくむ。
    (8) 　「公おおやけの上映じょうえい」とは、単一たんいつの、または複数ふくすうの視聴覚しちょうかく装置そうち若もしくはその他たの影像えいぞうを伝送でんそうする方法ほうほうを用もちいて、伝送でんそうの場所ばしょ或あるいは伝送でんそうの場所ばしょから離はなれた特定とくていの場所ばしょにいる公衆こうしゅうに対たいして、著作ちょさく物ぶつの内容ないようを同時どうじに伝達でんたつすることをいう。
    (9) 　「公おおやけの上演じょうえん」とは、演技えんぎ、舞踊ぶよう、歌唱かしょう、楽器がっき演奏えんそうまたはその他たの方法ほうほうを用もちいて、現場げんばにいる公衆こうしゅうに対たいして、著作ちょさく物ぶつの内容ないようを伝達でんたつすることをいう。拡声かくせい器きまたはその他たの装置そうちを用もちいて、原はら放送ほうそうの音おとまたは影像えいぞうを公衆こうしゅうに伝達でんたつすることも含ふくむ。
    (10) 　「公おおやけの送信そうしん」とは、有線ゆうせんまたは無線むせんのネットワーク若もしくはその他たの通信つうしん方法ほうほうを用もちいて、著作ちょさく物ぶつの内容ないようを音おとまたは影像えいぞうを介かいして公衆こうしゅうに提供ていきょうし、または伝達でんたつすることをいう。公衆こうしゅうが個別こべつに選択せんたくした時間じかんまたは場所ばしょにおいて、これらの通信つうしん方法ほうほうを用もちいて著作ちょさく物ぶつの内容ないようを受信じゅしんできるようにすることも含ふくむ。
    (11) 　「翻案ほんあん」とは、翻訳ほんやく、編曲へんきょく、脚色きゃくしょく、映画えいが化か、またはその他たの方法ほうほうを用もちいて、既存きそんの著作ちょさく物ぶつを元もとにして別べつの著作ちょさく物ぶつを創作そうさくすることをいう。
    (12) 　「頒布はんぷ」とは、有償ゆうしょうかまたは無償むしょうかを問とわず、取引とりひきまたは流通りゅうつうを目的もくてきとして著作ちょさく物ぶつの原げん作品さくひんまたはその複製ふくせい物ぶつを公衆こうしゅうに提供ていきょうすることをいう。
    (13) 　「公おおやけの展示てんじ」とは、著作ちょさく物ぶつの内容ないようを公衆こうしゅうに展示てんじすることをいう。
    (14) 　「発行はっこう」とは、公衆こうしゅうの合理ごうり的てきな需要じゅようを満みたすことのできる数量すうりょうの著作ちょさく物ぶつの複製ふくせい物ぶつを著作ちょさく権けん者しゃが頒布はんぷすることをいう。
    (15) 　「公表こうひょう」とは、著作ちょさく権けん者しゃが、発行はっこう、放送ほうそう、上映じょうえい、口述こうじゅつ、実演じつえん、展示てんじまたはその他たの方法ほうほうを用もちいて、著作ちょさく物ぶつの内容ないようを公衆こうしゅうに提示ていじすることをいう。
    (16) 　「原はら作品さくひん」とは、著作ちょさく物ぶつが最初さいしょに固定こていされた物ものをいう。
    (17) 　「電子でんし的てき権利けんり管理かんり情報じょうほう」とは、著作ちょさく物ぶつの原げん作品さくひんまたはその複製ふくせい物ぶつにおいて、若もしくは著作ちょさく物ぶつを公衆こうしゅうに伝達でんたつする時ときに、当該とうがい著作ちょさく物ぶつ、著作ちょさく物ぶつの名称めいしょう、著作ちょさく者しゃ、著作ちょさく権けんの財産ざいさん的てき権利けんりの権利けんり者しゃまたはその許諾きょだくを得えた者もの、著作ちょさく物ぶつの利用りよう条件じょうけん並ならびに期間きかんを十分じゅうぶん確認かくにんできるように表示ひょうじされる電子でんし的てき情報じょうほうをいい、この類るいの情報じょうほうを、数字すうじまたは記号きごうを用もちいて表示ひょうじするものも含ふくむ。
    (18) 　「不正ふせい使用しようと複製ふくせいの防止ぼうし措置そち」とは、他人たにんによる著作ちょさく物ぶつへの無む許諾きょだくのアクセスまたは利用りようを効果こうか的てきに禁止きんしし、または制限せいげんするために、著作ちょさく権けん者しゃが採用さいようする設備せつび、装置そうち、部品ぶひん、技術ぎじゅつまたはその他たの科学かがく的てき方法ほうほうをいう。
    ２ 　前項ぜんこう第だい８号ごうにいう「伝送でんそうの場所ばしょ」或あるいは「伝送でんそうの場所ばしょから離はなれた特定とくていの場所ばしょ」は、映画えいが館かん、クラブ施設しせつ、ビデオテープまたは影像えいぞうディスクが放映ほうえいされる場所ばしょ、宿泊しゅくはく施設しせつの部屋へや、公おおやけの輸送ゆそう機関きかんまたはその他た不ふ特定とくていの者ものが出入でいりすることができる場所ばしょを含ふくむ。
    第だい４条じょう （外国がいこく人じんの著作ちょさく権けんおよび互恵ごけいの原則げんそく）
    　外国がいこく人じんの著作ちょさく物ぶつは、次つぎの各号かくごうのいずれかに該当がいとうするものに限かぎり、この法律ほうりつに基もとづき著作ちょさく権けんを享有きょうゆうすることができる。ただし、条約じょうやくまたは協定きょうていに別段べつだんの定さだめがあるときは、立法院りっぽういんの議決ぎけつによって承認しょうにんされたものに限かぎり、その定さだめによる。
    (1) 　中華民国ちゅうかみんこくの領域りょういき内ないにおいて最初さいしょに発行はっこうされる著作ちょさく物ぶつ、または中華民国ちゅうかみんこくの領域りょういき外がいにおいて最初さいしょに発行はっこうされた後のち30日にち以内いないに中華民国ちゅうかみんこくの領域りょういき内ないにおいて発行はっこうされる著作ちょさく物ぶつ。ただし、その外国がいこく人じんの本国ほんごくが同一どういつの状況じょうきょうの下したで中華民国ちゅうかみんこく国民こくみんの著作ちょさく物ぶつを保護ほごし、かつ、保護ほごすることが正式せいしきに立証りっしょうされる場合ばあいに限かぎる。
    (2) 　条約じょうやく、協定きょうてい、若もしくはその外国がいこく人じんの本国ほんごくの法令ほうれいまたは慣行かんこうに従したがい、中華民国ちゅうかみんこくの国民こくみんの著作ちょさく物ぶつが、当該とうがい国こくにおいて著作ちょさく権けんを享有きょうゆうする場合ばあい。



    第だい２章しょう　著作ちょさく物ぶつ

    第だい５条じょう （著作ちょさく物ぶつ）
    １
    　この法律ほうりつにいう「著作ちょさく物ぶつ」は、次つぎの各号かくごうにおいて例示れいじされる。
    (1)　言語げんごの著作ちょさく物ぶつ
    (2)　音楽おんがくの著作ちょさく物ぶつ
    (3)　演劇えんげきの著作ちょさく物ぶつ、舞踊ぶようの著作ちょさく物ぶつ
    (4)　美術びじゅつの著作ちょさく物ぶつ
    (5)　写真しゃしんの著作ちょさく物ぶつ
    (6)　図形ずけいの著作ちょさく物ぶつ
    (7)　視聴覚しちょうかく著作ちょさく物ぶつ
    (8)　録音ろくおんの著作ちょさく物ぶつ
    (9)　建築けんちくの著作ちょさく物ぶつ
    (10)　コンピュータ・プログラムの著作ちょさく物ぶつ
    ２ 　前項ぜんこうに例示れいじする各かく著作ちょさく物ぶつの内容ないようは、主務しゅむ官庁かんちょうがそれを定さだめる。
    第だい６条じょう （二に次じ的てき著作ちょさく物ぶつ）
    １ 　二に次じ的てき著作ちょさく物ぶつとは、既存きそんの著作ちょさく物ぶつから翻案ほんあんされる創作そうさく物ぶつをいい、独立どくりつの著作ちょさく物ぶつとして保護ほごを受うける。
    ２ 　二に次じ的てき著作ちょさく物ぶつの保護ほごは、元もとの著作ちょさく物ぶつの著作ちょさく権けんに影響えいきょうを及およぼさない。
    第だい７条じょう （編集へんしゅう著作ちょさく物ぶつ）
    １ 　編集へんしゅう著作ちょさく物ぶつとは、素材そざいの選択せんたくおよび配列はいれつにおいて創作そうさく性せいのあるものをいい、独立どくりつの著作ちょさく物ぶつとして保護ほごを受うける。
    ２ 　編集へんしゅう著作ちょさく物ぶつの保護ほごは、選択せんたくおよび配列はいれつされた元もとの著作ちょさく物ぶつの著作ちょさく権けんに影響えいきょうを及およぼさない。
    第だい７条じょうの２ （実演じつえん家かの保護ほご）
    １ 　既存きそんの著作ちょさく物ぶつまたは民間みんかん伝承でんしょうの創作そうさく物ぶつの実演じつえん家かによる実演じつえんは、独立どくりつの著作ちょさく物ぶつとして保護ほごを受うける。
    ２ 　実演じつえんの保護ほごは、元もとの著作ちょさく物ぶつの著作ちょさく権けんに影響えいきょうを及およぼさない。
    第だい８条じょう （共同きょうどう著作ちょさく物ぶつ）
    　共同きょうどう著作ちょさく物ぶつとは、二人ふたり以上いじょうの者ものが共同きょうどうして完成かんせいし、その各人かくじんの創作そうさくを分離ぶんりして利用りようすることができない著作ちょさく物ぶつをいう。
    第だい９条じょう （著作ちょさく権けんの目的もくてきとならないもの）
    １
    　次つぎの各号かくごうに掲かかげるものは、著作ちょさく権けんの目的もくてきとはならない。
    (1) 　憲法けんぽう、法律ほうりつ、規則きそくまたは公文書こうぶんしょ
    (2) 　中央ちゅうおうまたは地方ちほうの政府せいふ機関きかんが作成さくせいした前号ぜんごうの著作ちょさく物ぶつの翻訳ほんやく物ぶつまたは編集へんしゅう物ぶつ
    (3) 　標語ひょうごおよび通常つうじょうの記号きごう、名称めいしょう、公式こうしき、数かず表ひょう、書式しょしき、帳簿ちょうぼまたは暦こよみ
    (4) 　事実じじつの伝達でんたつにすぎないニュース報道ほうどうのために作成さくせいされる言語げんごによる著作ちょさく物ぶつ
    (5) 　法律ほうりつまたは規則きそくに基もとづいて行おこなわれる各種かくしゅの試験しけんの問題もんだいおよびその補足ほそく問題もんだい
    ２ 　前項ぜんこう第だい１号ごうにいう「公文書こうぶんしょ」は、公務員こうむいんがその職務しょくむにおいて起草きそうする告示こくじ、講演こうえん原稿げんこう、プレス・リリース原稿げんこうおよびその他たの文書ぶんしょを含ふくむ。
    第だい３章しょう　著作ちょさく者しゃおよび著作ちょさく権けん

    第だい１節せつ 通則つうそく

    第だい10条じょう （著作ちょさく権けんの起算きさん）
    　著作ちょさく者しゃは、その著作ちょさく物ぶつを完成かんせいさせた時ときに著作ちょさく権けんを享有きょうゆうする。ただし、本ほん法律ほうりつに別段べつだんの定さだめがある場合ばあいには、その規定きていに従したがう。

    第だい10条じょうの２ （著作ちょさく物ぶつの要件ようけん：表現ひょうげんの保護ほご）
    　この法律ほうりつに従したがって取得しゅとくされる著作ちょさく権けんの保護ほごは、当該とうがい著作ちょさく物ぶつの表現ひょうげんのみに及および、それによって表現ひょうげんされる思想しそう、手順てじゅん、製作せいさく過程かてい、系統けいとう、実施じっし方法ほうほう、概念がいねん、原理げんりまたは発見はっけんには及およばない。


    第だい２節せつ 著作ちょさく者しゃ

    第だい11条じょう （職務しょくむ著作ちょさく物ぶつ）
    １ 　被ひ雇用こよう者しゃがその職務しょくむにおいて著作ちょさく物ぶつを完成かんせいする場合ばあいには、当該とうがい被ひ雇用こよう者しゃを著作ちょさく者しゃとする。ただし、契約けいやくにおいて雇用こよう主ぬしを著作ちょさく者しゃとする旨むねの定さだめがある場合ばあいには、その契約けいやくの定さだめに従したがう。
    ２ 　前項ぜんこうの規定きていに従したがって被ひ雇用こよう者しゃが著作ちょさく者しゃとなる場合ばあいには、その著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりは、雇用こよう主ぬしが享有きょうゆうする。ただし、契約けいやくにおいて被ひ雇用こよう者しゃが著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりを享有きょうゆうする旨むねの定さだめがある場合ばあいには、その契約けいやくの定さだめに従したがう。
    ３ 　前ぜん二に項こうにいう「被ひ雇用こよう者しゃ」は、公務員こうむいんを含ふくむ。
    第だい12条じょう （委嘱いしょく著作ちょさく物ぶつ）
    １ 　著作ちょさく物ぶつがある者ものの出資しゅっしと委嘱いしょくにより完成かんせいされる場合ばあいには、前条ぜんじょうに定さだめる場合ばあいを除のぞき、委嘱いしょくを受うけた者ものを著作ちょさく者しゃとする。ただし、契約けいやくにおいて出資しゅっし者しゃを著作ちょさく者しゃとする旨むねの定さだめがある場合ばあいには、その契約けいやくの定さだめに従したがう。
    ２ 　前項ぜんこうの規定きていに従したがって委嘱いしょくを受うけた者ものが著作ちょさく者しゃとなる場合ばあいには、その著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりは、契約けいやくの定さだめに従したがって委嘱いしょくを受うけた者ものまたは出資しゅっし者しゃが享有きょうゆうする。契約けいやくにおいて著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの帰属きぞくについて定さだめがない場合ばあいには、その著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりは、委嘱いしょくを受うけた者ものが享有きょうゆうする。
    ３ 　前項ぜんこうの規定きていに従したがって委嘱いしょくを受うけた者ものが著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりを享有きょうゆうする場合ばあいには、出資しゅっし者しゃは、当該とうがい著作ちょさく物ぶつを利用りようすることができる。
    第だい13条じょう （著作ちょさく者しゃの推定すいてい）
    １ 　著作ちょさく物ぶつの原げん作品さくひん若もしくはその発行はっこうされた複製ふくせい物ぶつに、または著作ちょさく物ぶつを公表こうひょうする時ときに、通常つうじょうの方法ほうほうによってある者ものの実名じつめい若もしくは周知しゅうちの変名へんめいが表示ひょうじされる場合ばあいには、その者ものが当該とうがい著作ちょさく物ぶつの著作ちょさく者しゃと推定すいていされる。
    ２ 　前項ぜんこうの規定きていは、著作ちょさく物ぶつの発行はっこう日び、発行はっこう場所ばしょ並ならびに著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの権利けんり者しゃの推定すいていについて、準用じゅんようされる。
    第だい14条じょう （1998年ねん（中華民国ちゅうかみんこく87年ねん）１月がつ21日にちの法ほう改正かいせいにより削除さくじょ）


    第だい３節せつ 著作ちょさく者しゃ人格じんかく権けん
    第だい15条じょう （公表こうひょう権けんおよび公表こうひょうの推定すいてい）
    １ 　著作ちょさく者しゃは、その著作ちょさく物ぶつを公表こうひょうする権利けんりを享有きょうゆうする。ただし、この規定きていは、第だい11条じょうおよび第だい12条じょうの規定きていに従したがって公務員こうむいんを著作ちょさく者しゃとし、その公務員こうむいんを雇用こようする法人ほうじんにその著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりが帰属きぞくされる場合ばあいには、当該とうがい公務員こうむいんについては適用てきようされない。
    ２
    　次つぎの各号かくごうのいずれかに該当がいとうする場合ばあいには、著作ちょさく者しゃは、その著作ちょさく物ぶつの公表こうひょうに同意どういしたものと推定すいていされる。
    (1) 　著作ちょさく者しゃがその未み公表こうひょうの著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりを他人たにんに譲渡じょうとし、または他人たにんに利用りようを許諾きょだくした結果けっか、その著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの行使こうし若もしくは利用りように伴ともなって著作ちょさく物ぶつが公表こうひょうされる場合ばあい
    (2) 　著作ちょさく者しゃがその未み公表こうひょうの美術びじゅつの著作ちょさく物ぶつまたは写真しゃしんの著作ちょさく物ぶつの原げん作品さくひんまたは複製ふくせい物ぶつを他人たにんに譲渡じょうとした結果けっか、譲受人ゆずりうけにんがその著作ちょさく物ぶつの原げん作品さくひんまたは複製ふくせい物ぶつを公おおやけに展示てんじする場合ばあい
    (3) 　学位がくい授与じゅよの法律ほうりつに従したがって修士しゅうし論文ろんぶんまたは博士はかせ論文ろんぶんを執筆しっぴつした著作ちょさく者しゃが、学位がくいを取得しゅとくした場合ばあい。
    ３ 　第だい11条じょう第だい２項こうおよび第だい12条じょう第だい２項こうの規定きていに従したがって雇用こよう主ぬしまたは出資しゅっし者しゃが未み公表こうひょうの著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりを最初さいしょに取得しゅとくし、かつ、著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの譲渡じょうと、行使こうしまたは利用りように伴ともなって著作ちょさく物ぶつが公表こうひょうされる場合ばあいには、著作ちょさく者しゃは、その著作ちょさく物ぶつの公表こうひょうに同意どういしたものとみなされる。
    ４ 　前項ぜんこうの規定きていは、第だい12条じょう第だい３項こうについて準用じゅんようされる。
    第だい16条じょう （氏名しめい表示ひょうじ権けん）
    １ 　著作ちょさく者しゃは、その著作ちょさく物ぶつの原げん作品さくひんまたは複製ふくせい物ぶつにおいて、若もしくは著作ちょさく物ぶつを公表こうひょうする時ときに、著作ちょさく者しゃの実名じつめい若もしくは変名へんめいを表示ひょうじし、または無名むめいとする権利けんりを有ゆうする。著作ちょさく者しゃは、その著作ちょさく物ぶつから派生はせいする二に次じ的てき著作ちょさく物ぶつについても、同一どういつの権利けんりを有ゆうする。
    ２ 　前条ぜんじょう第だい１項こうの但ただし書がきは、前項ぜんこうについて準用じゅんようされる。
    ３ 　著作ちょさく物ぶつを利用りようする者ものは、自己じこの表紙ひょうし意匠いしょうを使用しようし、かつ、その意匠いしょう設計せっけい者しゃまたは編集へんしゅう者しゃの氏名しめいまたは名称めいしょうを付記ふきすることができる。ただし、付記ふきについて著作ちょさく者しゃが特別とくべつに意思いしを表示ひょうじした場合ばあいまたは社会しゃかい的てき慣行かんこうに反はんする場合ばあいは、この限かぎりではない。
    ４ 　著作ちょさく物ぶつの利用りよう目的もくてきおよび方法ほうほうに照てらして、著作ちょさく者しゃの利益りえきを害がいするおそれがなく、かつ、利用りようが社会しゃかい的てき慣行かんこうに反はんしない場合ばあいには、著作ちょさく者しゃの氏名しめいまたは名称めいしょうを省略しょうりゃくすることができる。
    第だい17条じょう （不当ふとうな改変かいへんを禁止きんしする権利けんり）
    　著作ちょさく者しゃは、その著作ちょさく物ぶつの内容ないよう、形式けいしきまたは題号だいごうの変更へんこう、分割ぶんかつ、改竄かいざんまたはその他たの方法ほうほうを用もちいて著作ちょさく者しゃの名誉めいよを害がいするおそれのある行為こういを禁止きんしする権利けんりを享有きょうゆうする。

    第だい18条じょう （著作ちょさく者しゃの死亡しぼうまたは解散かいさんに関連かんれんする著作ちょさく者しゃ人格じんかく権けんの保護ほご）
    　著作ちょさく者しゃが死亡しぼうし、または解散かいさんする場合ばあいには、その著作ちょさく者しゃ人格じんかく権けんの保護ほごは、著作ちょさく者しゃが生存せいぞんし、または存続そんぞくしている場合ばあいと同様どうようとみなされ、いずれの者ものも、著作ちょさく者しゃ人格じんかく権けんを侵害しんがいしてはならない。ただし、利用りよう行為こういの性質せいしつおよび程度ていど、社会しゃかいの変動へんどうまたはその他たの事情じじょうに勘案かんあんし、著作ちょさく者しゃの意いに反はんしないと認みとめられる場合ばあいには、侵害しんがいを構成こうせいしない。

    第だい19条じょう （共同きょうどう著作ちょさく物ぶつの著作ちょさく者しゃ人格じんかく権けん）
    １ 　共同きょうどう著作ちょさく物ぶつの著作ちょさく者しゃ人格じんかく権けんは、共同きょうどう著作ちょさく者しゃ全員ぜんいんの同意どういを得えることがなければ、行使こうしすることができない。いずれの共同きょうどう著作ちょさく者しゃも、正当せいとうな理由りゆうがない限かぎり、その同意どういを拒こばむことができない。
    ２ 　共同きょうどう著作ちょさく物ぶつの共同きょうどう著作ちょさく者しゃは、自みずから共同きょうどう著作ちょさく物ぶつの著作ちょさく者しゃ人格じんかく権けんを行使こうしするための代表だいひょう者しゃとなる者ものを選定せんていすることができる。
    ３ 　前項ぜんこうにいう「代表だいひょう者しゃ」の代表だいひょう権けんに加くわえられる制限せいげんは、善意ぜんいの第三者だいさんしゃに対たいして主張しゅちょうすることができない。
    第だい20条じょう （強制きょうせい執行しっこうの制限せいげん）
    　未み公表こうひょうの著作ちょさく物ぶつの原げん作品さくひんおよびその財産ざいさん的てき権利けんりは、取引とりひきの対象たいしょうとならない限かぎり、または著作ちょさく者しゃ本人ほんにんが同意どういを与あたえない限かぎり、強制きょうせい執行しっこうの対象たいしょうとすることができない。

    第だい21条じょう （著作ちょさく者しゃ人格じんかく権けんの一身いっしん専属せんぞく性せい）
    　著作ちょさく者しゃ人格じんかく権けんは、著作ちょさく者しゃの一身いっしんに専属せんぞくし、かつ、譲渡じょうとし、または承継しょうけいすることができない。


    第だい４節せつ 著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんり

    第だい１款 著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの種類しゅるい

    第だい22条じょう （複製ふくせい権けん）
    １ 　この法律ほうりつに別段べつだんの定さだめがある場合ばあいを除のぞき、著作ちょさく者しゃは、その著作ちょさく物ぶつを複製ふくせいする権利けんりを専有せんゆうする。
    ２ 　実演じつえん家かは、録音ろくおん、録画ろくがまたは写真しゃしん撮影さつえいにより、その実演じつえんを複製ふくせいする権利けんりを専有せんゆうする。
    ３ 　前ぜん二に項こうの規定きていは、技術ぎじゅつ的てきプロセスの不可欠ふかけつな部分ぶぶんとして過渡かと的てきで、または付随ふずい的てきで、かつ、独自どくじの経済けいざい的てき重要じゅうよう性せいを持もたないものであって、専もっぱら適法てきほうな中継ちゅうけいによるネットワーク送信そうしんに、または適法てきほうな著作ちょさく物ぶつの使用しようにおける一時いちじ的てき複製ふくせいに関かんしては、適用てきようしない。
    ４ 　前項ぜんこうにいう「適法てきほうな中継ちゅうけいによるネットワーク送信そうしんにおける一時いちじ的てき複製ふくせい」は、ネットワークにおけるブラウジング、キャッシング、またはその他た効率こうりつ的てき送信そうしんのためのコンピュータまたは機器きき自身じしんに生しょうじる技術ぎじゅつ的てきに回避かいひできない事象じしょうを含ふくむ。
    第だい23条じょう （公おおやけの口述こうじゅつ権けん）
    　著作ちょさく者しゃは、その言語げんごの著作ちょさく物ぶつを公おおやけに口述こうじゅつする権利けんりを専有せんゆうする。

    第だい24条じょう （公おおやけの放送ほうそう権けん）
    　この法律ほうりつに別段べつだんの定さだめがある場合ばあいを除のぞき、著作ちょさく者しゃは、その著作ちょさく物ぶつを公おおやけに放送ほうそうする権利けんりを専有せんゆうする。

    第だい25条じょう （公おおやけの上映じょうえい権けん）
    　著作ちょさく者しゃは、その視聴覚しちょうかく的てき著作ちょさく物ぶつを公おおやけに上映じょうえいする権利けんりを専有せんゆうする。

    第だい26条じょう （公おおやけの上演じょうえん権けん）
    １ 　この法律ほうりつに別段べつだんの定さだめがある場合ばあいを除のぞき、著作ちょさく者しゃは、その言語げんごの著作ちょさく物ぶつ、音楽おんがくの著作ちょさく物ぶつ、演劇えんげきの著作ちょさく物ぶつ、または舞踊ぶようの著作ちょさく物ぶつを公おおやけに上演じょうえんする権利けんりを専有せんゆうする。
    ２ 　実演じつえん家かは、拡声かくせい器きまたはその他たの機器ききを用もちいて、その実演じつえんを公おおやけに上演じょうえんする権利けんりを専有せんゆうする。ただし、拡声かくせい器きまたはその他たの機器ききを用もちいて、実演じつえんの複製ふくせい物ぶつまたは公おおやけに放送ほうそうされた実演じつえんを公おおやけに上演じょうえんする場合ばあいは、この限かぎりではない。
    ３ 　著作ちょさく者しゃは、その録音ろくおんの著作ちょさく物ぶつが公おおやけに上演じょうえんされた場合ばあいには、当該とうがい公こうの上演じょうえんを行おこなった者ものに対たいして、報酬ほうしゅうの支払しはらいを請求せいきゅうすることができる。
    第だい26条じょうの２ （公おおやけの送信そうしん権けん）
    １ 　この法律ほうりつに別段べつだんの定さだめがある場合ばあいを除のぞき、著作ちょさく者しゃは、その著作ちょさく物ぶつを公おおやけに送信そうしんする権利けんりを専有せんゆうする。
    ２ 　実演じつえん家かは、録音ろくおんの著作ちょさく物ぶつにおいて複製ふくせいされたその実演じつえんを公おおやけに送信そうしんする権利けんりを専有せんゆうする。
    第だい27条じょう （公おおやけの展示てんじ権けん）
    　著作ちょさく者しゃは、その未み発行はっこうの美術びじゅつの著作ちょさく物ぶつまたは写真しゃしんの著作ちょさく物ぶつを公おおやけに展示てんじする権利けんりを専有せんゆうする。

    第だい28条じょう （翻案ほんあん権けんおよび編集へんしゅう権けん）
    　著作ちょさく者しゃは、その著作ちょさく物ぶつを二に次じ的てき著作ちょさく物ぶつに翻案ほんあんし、またはその著作ちょさく物ぶつを編集へんしゅうする権利けんりを専有せんゆうする。ただし、この規定きていは、実演じつえんには適用てきようしない。

    第だい28条じょうの２ （頒布はんぷ権けん）
    １ 　この法律ほうりつに別段べつだんの定さだめがある場合ばあいを除のぞき、著作ちょさく者しゃは、譲渡じょうとにより、その著作ちょさく物ぶつを頒布はんぷする権利けんりを専有せんゆうする。
    ２ 　実演じつえん家かは、譲渡じょうとにより、録音ろくおんの著作ちょさく物ぶつにおいて複製ふくせいされたその実演じつえんを頒布はんぷする権利けんりを専有せんゆうする。
    第だい29条じょう （貸与たいよ権けん）
    １ 　この法律ほうりつに別段べつだんの定さだめがある場合ばあいを除のぞき、著作ちょさく者しゃは、その著作ちょさく物ぶつを貸与たいよする権利けんりを専有せんゆうする。
    ２ 　実演じつえん家かは、録音ろくおんの著作ちょさく物ぶつにおいて複製ふくせいされたその実演じつえんを貸与たいよする権利けんりを専有せんゆうする。
    第だい29条じょうの２ （職務しょくむ著作ちょさく物ぶつおよび委嘱いしょく著作ちょさく物ぶつの著作ちょさく権けんの帰属きぞく）
    　第だい11条じょう第だい２項こうまたは第だい12条じょう第だい２項こうの規定きていに従したがって著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりを取得しゅとくした雇用こよう主ぬしまたは出資しゅっし者しゃは、第だい22条じょうから第だい29条じょうまでの規定きていに定さだめる権利けんりを専有せんゆうする。

    第だい２款 著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの存続そんぞく期間きかん

    第だい30条じょう （著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの存続そんぞく期間きかん）
    １ 　この法律ほうりつに別段べつだんの定さだめがある場合ばあいを除のぞき、著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりは、著作ちょさく者しゃの生存せいぞんの間あいだおよび著作ちょさく者しゃの死後しご50年ねんの間あいだ存続そんぞくする。
    ２ 　著作ちょさく物ぶつが著作ちょさく者しゃの死後しご40年ねん目めの年としと50年ねん目めの年としの間あいだに最初さいしょに公表こうひょうされる場合ばあいには、著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりは、その著作ちょさく物ぶつの公表こうひょうの時ときから起算きさんして10年ねんの間あいだ存続そんぞくする。
    第だい31条じょう （共同きょうどう著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの存続そんぞく期間きかん）
    　共同きょうどう著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりは、最後さいごに死亡しぼうした著作ちょさく者しゃの死後しご50年ねんの間あいだ存続そんぞくする。

    第だい32条じょう （変名へんめいの著作ちょさく物ぶつまたは無名むめいの著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの存続そんぞく期間きかん）
    １ 　変名へんめいの著作ちょさく物ぶつまたは無名むめいの著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりは、その著作ちょさく物ぶつの公表こうひょうの時ときから50年ねんの間あいだ存続そんぞくする。ただし、その著作ちょさく者しゃが50年ねん以上いじょう前まえに死亡しぼうしていることが証明しょうめいされる場合ばあいには、その著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりは、消滅しょうめつする。
    ２ 　前項ぜんこうの規定きていは、著作ちょさく者しゃの変名へんめいが公衆こうしゅうに周知しゅうちのものである場合ばあいには、適用てきようしない。
    第だい33条じょう （職務しょくむ著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの存続そんぞく期間きかん）
    　法人ほうじんを著作ちょさく者しゃとする著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりは、その著作ちょさく物ぶつの公表こうひょうの時ときから50年ねんの間あいだ存続そんぞくする。ただし、著作ちょさく物ぶつが創作そうさく完成かんせいの時ときから50年ねん以内いないに公表こうひょうされない場合ばあいには、その財産ざいさん的てき権利けんりは、創作そうさく完成かんせいの時ときから50年ねんの間あいだ存続そんぞくする。

    第だい 34条じょう （写真しゃしんの著作ちょさく物ぶつ、視聴覚しちょうかく著作ちょさく物ぶつ、録音ろくおんの著作ちょさく物ぶつ、および実演じつえんの著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの存続そんぞく期間きかん）
    １ 　写真しゃしんの著作ちょさく物ぶつ、視聴覚しちょうかく著作ちょさく物ぶつ、録音ろくおんの著作ちょさく物ぶつおよび実演じつえんの著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりは、その著作ちょさく物ぶつの公表こうひょうの時ときから50年ねんの間あいだ存続そんぞくする。
    ２ 　前条ぜんじょうの但ただし書がきは、前項ぜんこうについて準用じゅんようされる。
    第だい35条じょう （存続そんぞく期間きかんの計算けいさん）
    １ 　第だい30条じょうから第だい34条じょうまでに定さだめる存続そんぞく期間きかんは、その期間きかん最終さいしゅうの年としの末日まつじつに満了まんりょうする。
    ２ 　継続けいぞくして、または逐次ちくじに公表こうひょうされ、かつ、公表こうひょうの日ひを基準きじゅんに財産ざいさん的てき権利けんりの存続そんぞく期間きかんを計算けいさんする著作ちょさく物ぶつについて、各回かくかいごとの公表こうひょうが独立どくりつの著作ちょさく物ぶつを構成こうせいする場合ばあいには、各かく著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの存続そんぞく期間きかんは、各回かくかいごとの公表こうひょうの日ひから起算きさんする。各回かくかいごとの公表こうひょうが独立どくりつの著作ちょさく物ぶつを構成こうせいしない場合ばあいには、公表こうひょうが独立どくりつの著作ちょさく物ぶつを構成こうせいすることとなる日ひから起算きさんする。
    ３ 　前項ぜんこうの場合ばあいにおいて、著作ちょさく物ぶつの前回ぜんかい部分ぶぶんの公表こうひょう日びから３年ねん以内いないにその後続こうぞくの部分ぶぶんが公表こうひょうされないときは、財産ざいさん的てき権利けんりの存続そんぞく期間きかんは、その前回ぜんかいの部分ぶぶんの公表こうひょう日びから起算きさんする。
    第だい３款 著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの譲渡じょうと、行使こうしおよび消滅しょうめつ

    第だい36条じょう （譲渡じょうと）
    １ 　著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりは、その全部ぜんぶまたは一部いちぶを他人たにんに譲渡じょうとし、または他人たにんと共有きょうゆうすることができる。
    ２ 　著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの譲受人ゆずりうけにんは、譲渡じょうとを受うけた範囲はんい内ないにおいて、その著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりを取得しゅとくする。
    ３ 　著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの譲渡じょうと範囲はんいは、当事とうじ者しゃ間あいだの契約けいやくの定さだめに従したがう。その契約けいやくの定さだめにおける不ふ明確めいかくな部分ぶぶんは、譲渡じょうとされなかったものと推定すいていする。
    第だい37条じょう （許諾きょだく）
    １ 　著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの所有しょゆう者しゃは、その著作ちょさく物ぶつの利用りようを他人たにんに許諾きょだくすることができる。その利用りよう許諾きょだくの地域ちいき、期間きかん、内容ないよう、利用りよう方法ほうほうまたはその他たの事項じこうは、当事とうじ者しゃ間あいだの契約けいやくの定さだめに従したがう。その契約けいやくの定さだめにおける不ふ明確めいかくな部分ぶぶんは、許諾きょだくされなかったものと推定すいていする。
    ２ 　前項ぜんこうにいう「許諾きょだく」は、著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの所有しょゆう者しゃによるその後ごの財産ざいさん的てき権利けんりの譲渡じょうとまたは再さい許諾きょだくにより、影響えいきょうを受うけない。
    ３ 　非ひ独占どくせん的てき許諾きょだくを受うけた者ものは、その著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの所有しょゆう者しゃの同意どういを得えることなく、その許諾きょだくを受うけた権利けんりを利用りようのために他たの第三者だいさんしゃに再さい許諾きょだくしてはならない。
    ４ 　独占どくせん的てき許諾きょだくを受うけた者ものは、その許諾きょだくを受うけた範囲はんい内ないについて、著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの所有しょゆう者しゃたる地位ちいに基もとづき権利けんりを行使こうしすることができ、また、自己じこの名義めいぎにおいて訴訟そしょうを提起ていきすることもできる。著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの所有しょゆう者しゃは、その独占どくせん的てき許諾きょだくを行おこなった範囲はんい内ないに限かぎって、権利けんりを行使こうしすることができない。
    ５ 　第だい２項こうから前項ぜんこうまでの規定きていは、この法律ほうりつが2001年ねん（中華民国ちゅうかみんこく90年ねん）11月12日にちに改正かいせい・施工しこうされる前まえになされた許諾きょだくについては、適用てきようしない。
    ６ 　音楽おんがくの著作ちょさく物ぶつが許諾きょだくを受うけてコンピュータ・カラオケ装置そうちに複製ふくせいされた場合ばあいに、またはそのコンピュータ・カラオケ装置そうちを用もちいて利用りよう者しゃがその著作ちょさく物ぶつを公おおやけに上演じょうえんする場合ばあいには、第だい７章しょうの規定きていは、適用てきようしない。ただし、著作ちょさく権けん仲介ちゅうかい団体だんたいが管理かんりする音楽おんがくの著作ちょさく物ぶつは、この限かぎりではない。
    第だい38条じょう （1998年ねん（中華民国ちゅうかみんこく87年ねん）１月がつ21日にちの法ほう改正かいせいにより削除さくじょ）
    第だい39条じょう （質しつ権けん）
    　著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりが質しつ権けんの目的もくてきとなった場合ばあいには、質しつ権けん設定せってい時じの契約けいやくに別段べつだんの定さだめがない限かぎり、その著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの所有しょゆう者しゃは、その財産ざいさん的てき権利けんりを行使こうしすることができる。

    第だい40条じょう （共同きょうどう著作ちょさく物ぶつの持分もちぶん）
    １ 　共同きょうどう著作ちょさく物ぶつの各かく著作ちょさく者しゃの持分もちぶんは、共同きょうどう著作ちょさく者しゃ間あいだの契約けいやくの定さだめに従したがう。契約けいやくの定さだめがない場合ばあいには、各かく著作ちょさく者しゃの創作そうさく的てき寄与きよの程度ていどに応おうじて決定けっていされる。各かく著作ちょさく者しゃの創作そうさく的てき寄与きよの程度ていどが明確めいかくではない場合ばあいには、各かく著作ちょさく者しゃが均等きんとうに享有きょうゆうするものと推定すいていされる。
    ２ 　共同きょうどう著作ちょさく物ぶつのいずれかの著作ちょさく者しゃが自己じこの持分もちぶんを放棄ほうきする場合ばあいには、その持分もちぶんは、その他たの共同きょうどう著作ちょさく者しゃの間あいだでそれぞれの持分もちぶんに比例ひれいして配分はいぶんされる。
    ３ 　前項ぜんこうの規定きていは、共同きょうどう著作ちょさく物ぶつの著作ちょさく者しゃが死亡しぼう後ごに承継しょうけい人じんがいない場合ばあいに、または解散かいさん後ごに受取うけとり人じんがいない場合ばあいについて、準用じゅんようされる。
    第だい40条じょうの２ （共有きょうゆうされる著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの行使こうし）
    １ 　共有きょうゆうされる著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりは、共有きょうゆう者しゃ全員ぜんいんの同意どういを得えることなく、行使こうししてはならない。いずれの共有きょうゆう者しゃも、その他たの共有きょうゆう者しゃの同意どういを得えることなく、自己じこの持分もちぶんを他人たにんに譲渡じょうとし、または他人たにんのために質しつ権けんを設定せっていしてはならない。各かく共有きょうゆう者しゃは、正当せいとうな理由りゆうがない限かぎり、同意どういを拒こばんではならない。
    ２ 　著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりを共有きょうゆうする者ものは、その者ものの中なかから、その財産ざいさん的てき権利けんりを行使こうしする代表だいひょうを選定せんていすることができる。その代表だいひょう者しゃの代表だいひょう権けんに加くわえられる制限せいげんは、善意ぜんいの第三者だいさんしゃに対たいして対抗たいこうすることができない。
    ３ 　前条ぜんじょう第だい２項こうおよび第だい３項こうの規定きていは、著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの共有きょうゆうについて準用じゅんようされる。
    第だい41条じょう （投稿とうこうおよびそれに関かんする権利けんりの推定すいてい）
    　著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの所有しょゆう者しゃがその著作ちょさく物ぶつを新聞紙しんぶんしまたは雑誌ざっしに投稿とうこうし、若もしくはその著作ちょさく物ぶつの公おおやけの放送ほうそうを許諾きょだくした場合ばあいには、契約けいやくに別段べつだんの定さだめがない限かぎり、その著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの所有しょゆう者しゃは、その著作ちょさく物ぶつの一いち回かい限かぎりの掲載けいさい若もしくは放送ほうそうを許諾きょだくしたものと推定すいていされ、著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの所有しょゆう者しゃのその他たの権利けんりには、影響えいきょうを及およぼさない。

    第だい42条じょう （著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの消滅しょうめつ）
    　著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりは、その存続そんぞく期間きかんの満了まんりょうと共ともに消滅しょうめつする。その存続そんぞく期間きかん中ちゅうにかかわらず、次つぎの各号かくごうのいずれかに該当がいとうする場合ばあいには、消滅しょうめつする。
    (1) 　著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの所有しょゆう者しゃの死亡しぼうによって、その著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりが法律ほうりつに従したがって国庫こっこに帰属きぞくした場合ばあい、
    (2) 　著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの所有しょゆう者しゃが法人ほうじんであり、その法人ほうじんの解散かいさん後ごに、その著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりが法律ほうりつに従したがって地方自治体ちほうじちたいに帰属きぞくした場合ばあい。

    第だい43条じょう （著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの消滅しょうめつおよび公有こうゆう）
    　この法律ほうりつに別段べつだんの定さだめがある場合ばあいを除のぞき、どなたも、著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりが消滅しょうめつした著作ちょさく物ぶつを自由じゆうに利用りようすることができる。

    第だい４款 著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの制限せいげん

    第だい44条じょう （立法りっぽうと行政ぎょうせいの目的もくてきのための複製ふくせいおよび制限せいげん）
    　中央ちゅうおうまたは地方ちほうの政府せいふ機関きかんは、立法りっぽうまたは行政ぎょうせいの目的もくてきとして、他人たにんの著作ちょさく物ぶつを内部ないぶの参考さんこう資料しりょうとする必要ひつようが認みとめられる場合ばあいには、合理ごうり的てきな範囲はんい内ないにおいて、その著作ちょさく物ぶつを複製ふくせいすることができる。ただし、その著作ちょさく物ぶつの種類しゅるい、用途ようとおよび複製ふくせいの数量すうりょうと方法ほうほうに照てらして、著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの所有しょゆう者しゃの利益りえきを害がいする複製ふくせいは、この限かぎりではない。

    第だい45条じょう （専もっぱら裁判さいばん手続てつづきに必要ひつような使用しようのための複製ふくせい）
    １ 　専もっぱら裁判さいばん手続てつづきのために使用しようすることが必要ひつようとされる場合ばあいには、合理ごうり的てきな範囲はんい内ないにおいて、他人たにんの著作ちょさく物ぶつを複製ふくせいすることができる。
    ２ 　前条ぜんじょうの但ただし書がきは、前項ぜんこうに定さだめる場合ばあいについて準用じゅんようされる。
    第だい46条じょう （学校がっこうの授業じゅぎょうに必要ひつような複製ふくせい）
    １ 　適法てきほうに設立せつりつされた各種かくしゅ水準すいじゅんの学校がっこうおよびその学校がっこうで教学きょうがくを担任たんにんする者ものは、学校がっこうの授業じゅぎょうに必要ひつようとされる場合ばあいには、合理ごうり的てきな範囲はんい内ないにおいて、他人たにんの既すでに公表こうひょうされた著作ちょさく物ぶつを複製ふくせいすることができる。
    ２ 　第だい44条じょうの但ただし書がきは、前項ぜんこうに定さだめる場合ばあいについて準用じゅんようされる。
    第だい 47条じょう （教科書きょうかしょ編纂へんさんの目的もくてきのための複製ふくせい、翻案ほんあんまたは編集へんしゅう、および使用しようへの報酬ほうしゅうの支払しはらい）
    １ 　法令ほうれいに基もとづき教育きょういく行政ぎょうせい機関きかんによる検定けんていが求もとめられる授業じゅぎょう用ようの教科書きょうかしょを編纂へんさんするために、または教育きょういく行政ぎょうせい機関きかんが授業じゅぎょう用ようの教科書きょうかしょを編纂へんさんする場合ばあいには、合理ごうり的てきな範囲はんい内ないにおいて、他人たにんの既すでに公表こうひょうされた著作ちょさく物ぶつを複製ふくせいし、翻案ほんあんし、または編集へんしゅうすることができる。
    ２ 　前項ぜんこうの規定きていは、前記ぜんきの教科書きょうかしょに付随ふずいする補助ほじょ教材きょうざいであって、かつ、専もっぱら教学きょうがくの目的もくてきとして教学きょうがくを担任たんにんする者ものに提供ていきょうされるものの編纂へんさんについて、準用じゅんようされる。
    ３ 　適法てきほうに設立せつりつされた各種かくしゅ水準すいじゅんの学校がっこうまたは教育きょういく施設しせつは、教育きょういくの目的もくてきに必要ひつようとされる場合ばあいには、合理ごうり的てきな範囲はんい内ないにおいて、他人たにんの既すでに公表こうひょうされた著作ちょさく物ぶつを公おおやけに放送ほうそうすることができる。
    ４ 　前ぜん三さん項こうに定さだめる場合ばあいには、利用りよう者しゃは、著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの所有しょゆう者しゃに対たいして、利用りようの内容ないようを報告ほうこくし、かつ、使用しようについての報酬ほうしゅうを支払しはらわなければならない。使用しようについての報酬ほうしゅうの料率りょうりつは、主務しゅむ官庁かんちょうがこれを定さだめる。
    第だい48条じょう （文教ぶんきょう施設しせつ収蔵しゅうぞうの著作ちょさく物ぶつの複製ふくせい）
    　公衆こうしゅうの使用しように供きょうせられる図書館としょかん、博物館はくぶつかん、歴史れきし館かん、科学かがく館かん、美術館びじゅつかんまたはその他たの文教ぶんきょう施設しせつは、次つぎの各号かくごうのいずれかに該当がいとうする場合ばあいには、その収蔵しゅうぞうする著作ちょさく物ぶつを複製ふくせいすることができる。
    (1) 　閲覧えつらんする者ものの求もとめに応おうじて、個人こじん的てき研究けんきゅうのために、既すでに公表こうひょうされた著作ちょさく物ぶつの一部分いちぶぶんまたは定期ていき刊行かんこう物ぶつ若もしくは既すでに公表こうひょうされた研究けんきゅう会かいの論文ろんぶん集しゅうに収録しゅうろくされた一いち論文ろんぶんを、一人ひとりにつき一部いちぶに限かぎって、複製ふくせいすること、
    (2) 　資料しりょうの保存ほぞんに必要ひつようとされる場合ばあい、
    (3) 　他たの同様どうようの施設しせつの求もとめに応おうじて、絶版ぜっぱんまたは購入こうにゅうすることが困難こんなんな著作ちょさく物ぶつを複製ふくせいすること。

    第だい48条じょうの２ （既すでに公表こうひょうされた著作ちょさく物ぶつの摘要てきようの複製ふくせい）
    　中央ちゅうおう政せいまたは地方ちほうの政府せいふ機関きかん、適法てきほうに設立せつりつされた教育きょういく施設しせつまたは公衆こうしゅうの使用しように供きょうせられる図書館としょかんは、次つぎの各号かくごうに掲かかげる既すでに公表こうひょうされた著作ちょさく物ぶつに付随ふずいする摘要てきようを複製ふくせいすることができる。
    (1) 　学位がくいの授与じゅよに関かんする法律ほうりつに基もとづき執筆しっぴつされた修士しゅうし論文ろんぶんまたは博士はかせ論文ろんぶんであって、著作ちょさく者しゃが既すでに学位がくいを取得しゅとくしているもの、
    (2) 　定期ていき刊行かんこう物ぶつに掲載けいさいされた学術がくじゅつ論文ろんぶん、
    (3) 　既すでに公表こうひょうされた研究けんきゅう会かいの論文ろんぶん集しゅうまたは研究けんきゅう報告ほうこく。

    第だい49条じょう （時事じじの報道ほうどうによる利用りよう）
    　放送ほうそう、写真しゃしん、録画ろくが、新聞紙しんぶんし、ネットワークまたはその他たの方法ほうほうを用もちいて時事じじを報道ほうどうする場合ばあいには、報道ほうどうに必要ひつようとされる範囲はんい内ないにおいて、その報道ほうどうの過程かていに触ふれた著作ちょさく物ぶつを利用りようすることができる。

    第だい 50条じょう （中央ちゅうおうまたは地方ちほうの政府せいふ機関きかんまたは公法人こうほうじんの名義めいぎで公表こうひょうされた著作ちょさく物ぶつの複製ふくせいまたは公おおやけの放送ほうそう）
    　中央ちゅうおうまたは地方ちほうの政府せいふ機関きかんまたは公法人こうほうじんの名義めいぎで公表こうひょうされた著作ちょさく物ぶつは、合理ごうり的てきな範囲はんい内ないにおいて、複製ふくせいし、公おおやけに放送ほうそうし、または公おおやけに送信そうしんすることができる。

    第だい51条じょう （個人こじんまたは家庭かてい内ないの営利えいり目的もくてきの複製ふくせい）
    　既すでに公表こうひょうされた著作ちょさく物ぶつは、個人こじんまたは家庭かてい内ないの非ひ営利えいり目的もくてきとして、かつ、合理ごうり的てきな範囲はんい内ないにおいて、図書館としょかんおよび公衆こうしゅうの使用しように供きょうされる機器きき以外いがいの機器ききを利用りようして複製ふくせいすることができる。

    第だい52条じょう （合理ごうり的てきな引用いんよう）
    　既すでに公表こうひょうされた著作ちょさく物ぶつは、報道ほうどう、批評ひひょう、教学きょうがく、研究けんきゅうまたはその他たの正当せいとうな目的もくてきに必要ひつようとされる場合ばあいには、合理ごうり的てきな範囲はんい内ないにおいて、引用いんようすることができる。

    第だい53条じょう （盲人もうじん福祉ふくし向上こうじょうの目的もくてきのための複製ふくせいおよび利用りよう）
    １ 　既すでに公表こうひょうされた著作ちょさく物ぶつは、視覚しかく障害しょうがい者しゃまたは聴覚ちょうかく機能きのう障害しょうがい者しゃのために、点字てんじ、またはそれに付随ふずいして手話しゅわの翻訳ほんやくまたは文字もじに複製ふくせいすることができる。
    ２ 　適法てきほうに認可にんかされた非ひ営利えいり施設しせつまたは団体だんたいは、視覚しかく障害しょうがい者しゃまたは聴覚ちょうかく機能きのう障害しょうがい者しゃの福祉ふくし向上こうじょうの目的もくてきとして、専もっぱら視覚しかく障害しょうがい者しゃまたは聴覚ちょうかく障害しょうがい者しゃが使用しようする場合ばあいに限かぎって、録音ろくおん物ぶつ、コンピュータ、影像えいぞうの口述こうじゅつおよびそれに付随ふずいして手話しゅわの翻訳ほんやくまたはその他たの手段しゅだんを用もちいて、既すでに公表こうひょうされた著作ちょさく物ぶつを利用りようすることができる。
    第だい54条じょう （試験しけん問題もんだい用ようの複製ふくせい）
    　中央ちゅうおうまたは地方ちほうの政府せいふ機関きかん、適法てきほうに設立せつりつされた各種かくしゅ水準すいじゅんの学校がっこうまたは教育きょういく施設しせつが各種かくしゅの試験しけんを行おこなう場合ばあいには、試験しけん問題もんだいに使用しようするために、既すでに公表こうひょうされた著作ちょさく物ぶつを利用りようすることができる。ただし、この規定きていは、試験しけん問題もんだいとして公表こうひょうされた著作ちょさく物ぶつについては、適用てきようされない。

    第だい 55条じょう （他人たにんの著作ちょさく物ぶつの非ひ営利えいり目的もくてきの公おおやけの口述こうじゅつ、放送ほうそう、上映じょうえいまたは上演じょうえん）
    　営利えいりを目的もくてきとせず、いかなる費用ひようも観衆かんしゅうまたは聴衆ちょうしゅうから直接的ちょくせつてき若もしくは間接かんせつ的てきに徴収ちょうしゅうしない、かつ、実演じつえん家かにも報酬ほうしゅうを支払しはらわない場合ばあいには、その活動かつどうの過程かていにおいて、他人たにんの既すでに公表こうひょうされた著作ちょさく物ぶつを、公おおやけに口述こうじゅつし、公おおやけに放送ほうそうし、公おおやけに上映じょうえいし、または公おおやけに上演じょうえんすることができる。

    第だい56条じょう （ラジオ放送ほうそうまたはテレビ放送ほうそうのための録音ろくおんと録画ろくが）
    １ 　ラジオ放送ほうそう機関きかんまたはテレビ放送ほうそう機関きかんは、公おおやけの放送ほうそうを目的もくてきとして、自己じこの設備せつびを用もちいて、著作ちょさく物ぶつを録音ろくおんし、または録画ろくがすることができる。ただし、その公おおやけの放送ほうそうについて、著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの所有しょゆう者しゃから許諾きょだくを得えている場合ばあい若もしくはこの法律ほうりつの規定きていに合致がっちしている場合ばあいに限かぎる。
    ２ 　前項ぜんこうの録音ろくおん物ぶつまたは録画ろくが物ぶつは、著作ちょさく権けん主務しゅむ官庁かんちょうが指定していする場所ばしょでの保管ほかんを認みとめている場合ばあいを除のぞき、録音ろくおんまたは録画ろくがの時ときから６ヶ月かげつ以内いないに破棄はきされなければならない。

    第だい 56条じょうの２ （区域くいきの共同きょうどうアンテナおよび有線ゆうせんテレビ放送ほうそうによる同時どうじ再さい送信そうしんの制限せいげん）
    　適法てきほうに設立せつりつされた区域くいきの共同きょうどうアンテナは、受信じゅしんの効果こうかを高たかめるために、適法てきほうに設立せつりつされた無線むせんテレビ局てれびきょくによって放送ほうそうされた著作ちょさく物ぶつを同時どうじに再さい送信そうしんすることができる。ただし、その形式けいしきおよび内容ないようを変更へんこうしてはならない。

    第だい57条じょう （美術びじゅつの著作ちょさく物ぶつまたは写真しゃしんの著作ちょさく物ぶつの展示てんじおよび複製ふくせい）
    １ 　美術びじゅつの著作ちょさく物ぶつまたは写真しゃしんの著作ちょさく物ぶつの原げん作品さくひん、または適法てきほうに作成さくせいされたそれらの複製ふくせい物ぶつの所有しょゆう者しゃ、若もしくはその所有しょゆう者しゃの同意どういを得えた者ものは、その著作ちょさく物ぶつの原げん作品さくひんまたは適法てきほうに作成さくせいされたそれらの複製ふくせい物ぶつを公おおやけに展示てんじすることができる。
    ２ 　前項ぜんこうにいう「公おおやけの展示てんじ」をする者ものは、観覧かんらん者しゃに著作ちょさく物ぶつの解説かいせつをするために、その解説かいせつ書しょにおいてその著作ちょさく物ぶつを複製ふくせいすることができる。

    第だい 58条じょう （屋外おくがいの場所ばしょに長期ちょうき展示てんじされる美術びじゅつの著作ちょさく物ぶつまたは建築けんちくの著作ちょさく物ぶつの利用りよう）
    　街路がいろ、公園こうえん、建築けんちく物ぶつの外壁がいへきまたはその他た公衆こうしゅうに開放かいほうされている屋外おくがいの場所ばしょに長期ちょうき展示てんじされる美術びじゅつの著作ちょさく物ぶつまたは建築けんちくの著作ちょさく物ぶつは、次つぎの各号かくごうに掲かかげる場合ばあいを除のぞき、いずれの方法ほうほうによっても利用りようされることができる。
    (1) 　建築けんちくの方法ほうほうを用もちいて、建築けんちく物ぶつを複製ふくせいすること、
    (2) 　彫塑ちょうその方法ほうほうを用もちいて、彫塑ちょうそ物ぶつを複製ふくせいすること、
    (3) 　本条ほんじょうに規定きていする場所ばしょに長期ちょうき展示てんじするために複製ふくせいすること、
    (4) 　専もっぱら美術びじゅつの著作ちょさく物ぶつの複製ふくせい物ぶつの販売はんばいを目的もくてきとして、複製ふくせいすること。

    第だい 59条じょう （コンピュータ・プログラム著作ちょさく物ぶつの複製ふくせい物ぶつの所有しょゆう者しゃによる改変かいへんまたはバックアップのための複製ふくせい権けん）
    １ 　コンピュータ・プログラムの適法てきほうな複製ふくせい物ぶつの所有しょゆう者しゃは、その使用しようする機器ききにおいて必要ひつようとされる場合ばあいにそのプログラムを改変かいへんすることができ、または、バックアップに必要ひつようとされる場合ばあいにそのプログラムを複製ふくせいすることができる。ただし、その所有しょゆう者しゃの個人こじん的てき使用しように限かぎる。
    ２ 　前項ぜんこうにいう「所有しょゆう者しゃ」は、滅失めっしつ以外いがいの事由じゆうによって元もとの複製ふくせい物ぶつの所有しょゆう権けんを失うしなった場合ばあいには、著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの所有しょゆう者しゃの同意どういが得えられた場合ばあいを除のぞき、その改変かいへんまたは複製ふくせいしたプログラムを破棄はきしなければならない。
    第だい59条じょうの２ （消尽しょうじんの準則じゅんそく(1)）
    　中華民国ちゅうかみんこくの管轄かんかつ区域くいき内ないにおいて、著作ちょさく物ぶつの原げん作品さくひんまたはその適法てきほうの複製ふくせい物ぶつの所有しょゆう権けんを取得しゅとくした者ものは、所有しょゆう権けんの移転いてんにより、著作ちょさく物ぶつの原げん作品さくひんまたはその適法てきほうの複製ふくせい物ぶつを頒布はんぷすることができる。

    第だい60条じょう （消尽しょうじんの準則じゅんそく(2)）
    １ 　著作ちょさく物ぶつの原げん作品さくひんまたはその適法てきほうの複製ふくせい物ぶつを所有しょゆうする者ものは、その原げん作品さくひんまたは複製ふくせい物ぶつを貸与たいよすることができる。ただし、録音ろくおんの著作ちょさく物ぶつおよびコンピュータ・プログラムの著作ちょさく物ぶつは、この限かぎりではない。
    ２ 　前項ぜんこうの但ただし書がきは、適法てきほうに貸与たいよされた製品せいひん、機器ききまたは機材きざい装置そうちに組くみ込こまれ、その貸与たいよの主しゅたる目的もくてき物ぶつではないコンピュータ・プログラムの著作ちょさく物ぶつの複製ふくせい物ぶつについては、適用てきようされない。
    第だい61条じょう （時事じじ問題もんだいに関かんする論説ろんせつの転載てんさい、公おおやけの放送ほうそうまたは公おおやけの送信そうしん）
    　新聞紙しんぶんし、雑誌ざっしまたはネットワークに掲載けいさいされた政治せいじ的てき、経済けいざい的てきまたは社会しゃかい的てき時事じじ問題もんだいに関かんする論説ろんせつは、その他たの新聞紙しんぶんし若もしくは雑誌ざっしによって転載てんさいされ、またはラジオ放送ほうそう若もしくはテレビ放送ほうそうによって公おおやけに放送ほうそうされ、またはネットワークにおいて公おおやけに送信そうしんされることができる。ただし、転載てんさい、公おおやけの放送ほうそうまたは公おおやけの送信そうしんを禁止きんしする旨むねの明示めいじがある場合ばあいは、この限かぎりではない。

    第だい62条じょう （公開こうかい演説えんぜつまたは陳述ちんじゅつの利用りよう）
    　政治せいじ上じょう若もしくは宗教しゅうきょう上じょうの公開こうかい演説えんぜつ、裁判さいばん手続てつづき若もしくは中央ちゅうおうまたは地方ちほうの政府せいふ機関きかんにおける公開こうかい陳述ちんじゅつは、どなたも利用りようすることができる。ただし、特定とくていの者ものの演説えんぜつまたは陳述ちんじゅつを編集へんしゅう著作ちょさく物ぶつに編集へんしゅうする場合ばあいには、著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの所有しょゆう者しゃの同意どういを得えなければならない。

    第だい63条じょう （他人たにんの著作ちょさく物ぶつの適法てきほう利用りように基もとづく翻訳ほんやくおよび翻案ほんあん権けん）
    １ 　第だい44条じょう、第だい45条じょう、第だい48条じょう第だい１号ごう、第だい48条じょうの２から第だい50条じょう、第だい52条じょうから第だい55条じょう、第だい61条じょうから第だい62条じょうまでの規定きていに従したがって、他人たにんの著作ちょさく物ぶつを利用りようできる場合ばあいには、その著作ちょさく物ぶつを翻訳ほんやくすることができる。
    ２ 　第だい46条じょうおよび第だい51条じょうの規定きていに従したがって、他人たにんの著作ちょさく物ぶつを利用りようできる場合ばあいには、その著作ちょさく物ぶつを翻案ほんあんすることができる。
    ３ 　第だい46条じょうから第だい50条じょう、第だい52条じょうから第だい54条じょう、第だい57条じょう第だい２項こう、第だい58条じょう、第だい61条じょうおよび第だい62条じょうの規定きていに従したがって、他人たにんの著作ちょさく物ぶつを利用りようできる場合ばあいには、その著作ちょさく物ぶつを頒布はんぷすることができる。
    第だい64条じょう （出所しゅっしょ明示めいじの義務ぎむ）
    １ 　第だい44条じょうから第だい47条じょう、第だい48条じょうの２から第だい50条じょう、第だい52条じょう、第だい53条じょう、第だい55条じょう、第だい57条じょう、第だい58条じょう、第だい60条じょうから第だい63条じょうの規定きていに従したがって、他人たにんの著作ちょさく物ぶつを利用りようできる場合ばあいには、その著作ちょさく物ぶつの出所しゅっしょを明示めいじしなければならない。
    ２ 　前項ぜんこうにいう「出所しゅっしょ明示めいじ」については、無名むめいの著作ちょさく物ぶつまたは著作ちょさく者しゃ不明ふめいの著作ちょさく物ぶつを除のぞき、合理ごうり的てきな方法ほうほうを用もちいて著作ちょさく者しゃの氏名しめいまたは名称めいしょうを表示ひょうじしなければならない。
    第だい65条じょう （合理ごうり的てき使用しよう）
    １ 　著作ちょさく物ぶつの合理ごうり的てき使用しようは、著作ちょさく物ぶつの財産ざいさん的てき権利けんりの侵害しんがいを構成こうせいしない。
    ２
    　著作ちょさく物ぶつの利用りようが第だい44条じょうから第だい63条じょうまでの規定きていまたはその他た合理ごうり的てき使用しようの条件じょうけんに合致がっちするか否ひかの判断はんだんは、あらゆる条件じょうけんを考慮こうりょしなければならない、特とくに、次つぎの各号かくごうに掲かかげる事項じこうを判断はんだんの基準きじゅんとする。
    (1) 　商業しょうぎょうの目的もくてき若もしくは非ひ営利えいりの教育きょういくの目的もくてきとするものを含ふくめ、利用りようの目的もくてきおよび性質せいしつ、
    (2) 　著作ちょさく物ぶつの性質せいしつ、
    (3) 　利用りようされる部分ぶぶんの実質じっしつと量りょうおよび著作ちょさく物ぶつ全体ぜんたいを占しめる割合わりあい、
    (4) 　利用りようの結果けっかが著作ちょさく物ぶつの潜在せんざい的てき市場いちばおよび現在げんざい価値かちに及およぼす影響えいきょう。
    ３ 　著作ちょさく物ぶつの合理ごうり的てき使用しよう範囲はんいについて、著作ちょさく権けん者しゃの団体だんたいと利用りよう者しゃの団体だんたいとが合意ごういを形成けいせいする場合ばあいには、前項ぜんこうの判断はんだんの参考さんこうとすることができる。
    ４ 　前項ぜんこうにいう「合意ごうい形成けいせい」の過程かていにおいて、著作ちょさく権けん主務しゅむ官庁かんちょうの意見いけんを求もとめなければならない。
    第だい66条じょう （本章ほんしょうの規定きていから影響えいきょうを受うけない著作ちょさく者しゃ人格じんかく権けん）
    　第だい44条じょうから第だい63条じょう、および第だい65条じょうの規定きていは、著作ちょさく者しゃ人格じんかく権けんに影響えいきょうを及およぼさない。
    第だい５款 著作ちょさく物ぶつの利用りように関かんする強制きょうせい許諾きょだく

    第だい67条じょう （1998年ねん（中華民国ちゅうかみんこく87年ねん）１月がつ21日にちの法ほう改正かいせいにより削除さくじょ）

    第だい68条じょう （1998年ねん（中華民国ちゅうかみんこく87年ねん）１月がつ21日にちの法ほう改正かいせいにより削除さくじょ）

    第だい69条じょう （販売はんばい用ようの「録音ろくおんの著作ちょさく物ぶつ」の利用りように関かんする強制きょうせい許諾きょだく）
    １ 　販売はんばい用ようのために音楽おんがくの著作ちょさく物ぶつを録音ろくおんした「録音ろくおんの著作ちょさく物ぶつ」が発行はっこうされてから６ヶ月かげつの期間きかんが満了まんりょうした場合ばあいには、その音楽おんがくの著作ちょさく物ぶつを他たの販売はんばい用ようの「録音ろくおんの著作ちょさく物ぶつ」に録音ろくおんし、これを利用りようしようとする者ものは、強制きょうせい許諾きょだくの許可きょかを著作ちょさく権けんの主務しゅむ官庁かんちょうに申請しんせいし、かつ、報酬ほうしゅうを支払しはらった後のちに、その音楽おんがくの著作ちょさく物ぶつを利用りようすることができる。
    ２ 　前項ぜんこうにいう「音楽おんがくの著作ちょさく物ぶつ」についての強制きょうせい許諾きょだくの許可きょか、報酬ほうしゅうの算定さんてい方法ほうほうおよびその他た遵守じゅんしゅしなければならない事項じこうに関かんする規則きそくは、主務しゅむ官庁かんちょうがこれを定さだめる。

    第だい 70条じょう （強制きょうせい許諾きょだくに基もとづき作成さくせいされる「録音ろくおんの著作ちょさく物ぶつ」の複製ふくせい物ぶつの販売はんばいに関かんする制限せいげん）
    　前条ぜんじょうの規定きていに従したがって「音楽おんがくの著作ちょさく物ぶつ」を利用りようする場合ばあいには、その「録音ろくおんの著作ちょさく物ぶつ」の複製ふくせい物ぶつを中華民国ちゅうかみんこくの管轄かんかつ区域くいき外がいで販売はんばいしてはならない。

    第だい71条じょう （強制きょうせい許諾きょだくの許可きょかの取とり消けし）
    １ 　第だい69条じょうの規定きていに従したがって強制きょうせい許諾きょだくの許可きょかを得えた後のちに、その申請しんせいにおいて虚偽きょぎの記述きじゅつが判明はんめいされる場合ばあいには、著作ちょさく権けんの主務しゅむ官庁かんちょうは、その許可きょかを取とり消けさなければならない。
    ２ 　第だい69条じょうの規定きていに従したがって強制きょうせい許諾きょだくの許可きょかを得えた後のちに、著作ちょさく権けんの主務しゅむ官庁かんちょうが許可きょかした方法ほうほうに従したがって著作ちょさく物ぶつを利用りようしていない場合ばあいには、著作ちょさく権けんの主務しゅむ官庁かんちょうは、その許可きょかを抹消まっしょうしなければならない。
    第だい72条じょう （1998年ねん（中華民国ちゅうかみんこく87年ねん）１月がつ21日にちの法ほう改正かいせいにより削除さくじょ）

    第だい73条じょう （1998年ねん（中華民国ちゅうかみんこく87年ねん）１月がつ21日にちの法ほう改正かいせいにより削除さくじょ）

    第だい74条じょう （1998年ねん（中華民国ちゅうかみんこく87年ねん）１月がつ21日にちの法ほう改正かいせいにより削除さくじょ）

    第だい75条じょう （1998年ねん（中華民国ちゅうかみんこく87年ねん）１月がつ21日にちの法ほう改正かいせいにより削除さくじょ）

    第だい76条じょう （1998年ねん（中華民国ちゅうかみんこく87年ねん）１月がつ21日にちの法ほう改正かいせいにより削除さくじょ）

    第だい77条じょう （1998年ねん（中華民国ちゅうかみんこく87年ねん）１月がつ21日にちの法ほう改正かいせいにより削除さくじょ）

    第だい78条じょう （1998年ねん（中華民国ちゅうかみんこく87年ねん）１月がつ21日にちの法ほう改正かいせいにより削除さくじょ）




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