湯ゆの峰みね温泉おんせん（和歌山わかやま県けん）の団体だんたい・グループ旅行りょこうプランは「団体だんたい旅行りょこうナビ」にお任まかせ！

湯ゆの峰みね温泉おんせん 基本きほんデータ

世界せかい遺産いさんに登録とうろくされた聖せいなるお湯ゆを持もつ、熊野くまの古道ふるみち近ちかくの温泉おんせん『湯ゆの峰みね温泉おんせん』堪能たんのうしよう！

湯ゆの峰みね温泉おんせん情報じょうほう

湯ゆの峰みね温泉おんせん（ゆのみねおんせん）は、和歌山わかやま県けん田辺たなべ市し本宮もとみや町まち、熊野くまの本宮ほんぐう大社たいしゃにも近ちかい、世界せかい遺産いさん「紀伊きい山地さんちの霊場れいじょうと参詣さんけい道どう」の登録とうろく地域ちいきにあります。

約やく1800年ねん前まえ、第だい13代だい・成なり務つとむ天皇てんのうの御代みよに発見はっけんされた日本にっぽん最古さいこの温泉おんせんといわれ、14世紀せいき頃ごろから熊野くまの参詣さんけいに訪おとずれた人々ひとびとが、湯ゆ垢離こり場じょう（ゆごりば）として利用りようしてきた聖せいなる湯ゆでもあります。室町むろまち時代じだいには、熊野くまのの地ちで修行しゅぎょうに励はげんだ一遍いっぺんも訪おとずれています。

1957（昭和しょうわ32）年ねん、「熊野くまの本宮ほんぐう温泉郷おんせんきょう」の一部いちぶとして、関西かんさいでは初はじめての国民こくみん保養ほよう温泉おんせん地ちに指定していされ、2004（平成へいせい16）年ねんには世界せかい遺産いさんに登録とうろくされました。

四村川よむらがわの支流しりゅう・湯ゆの谷川たんがわ沿ぞいに15軒けんほどの旅館りょかんが建たち並ならび、2ヵ所かしょの共同きょうどう浴場よくじょうがあります。そのうちのひとつ「つぼ湯ゆ」は日本にっぽん最古さいこの共同きょうどう浴場よくじょうといわれ、入浴にゅうよくできる温泉おんせんとしては初はじめて世界せかい遺産いさんに登録とうろくされ、話題わだいを呼よびました。川岸かわぎしの小屋こやの中なかの2、3人にんが入はいったら一いち杯はいの大おおきさの岩穴いわあなに湧わく温泉おんせんで、1日にちに7回かいも湯ゆの色いろが変かわるといわれる肌はだが滑なめらかになる温泉おんせんです。

つぼ湯ゆは「小栗おぐり判官ほうがん・蘇生そせいの湯ゆ」としても知しられています。「小栗おぐり判官ほうがん」とは、中世ちゅうせい以降いこうの伝承でんしょう文学ぶんがく「説経節せっきょうぶし」中ちゅうの伝説でんせつ上じょうの人物じんぶつで、ある経緯けいいで黄泉よみの国くにから目めも見みえず耳みみも聞きこえず、ものを言いうこともできない変かわり果はてた姿すがたで現世げんせいに戻もどされたのですが、熊野くまの本宮もとみや「湯ゆの峰みね」の湯ゆに入いれれば元もとに戻もどるとの閻魔えんま大王だいおうのことづてから、様々さまざまな人ひとの手てにより、ここ湯ゆの峰みねのつぼ湯ゆに辿たどり着つき、元もとの姿すがたに蘇生そせいできたと語かたり継つがれています。

湯ゆの峰みね温泉おんせん周辺しゅうへん情報じょうほう

つぼ湯ゆの近ちかく、街まちの中心ちゅうしんに位置いちする湯元ゆもと橋きょうのたもとには、約やく92度どという高温こうおんの源泉げんせん「湯ゆ筒とう」があり、ほのかに硫黄いおうの香かおり漂ただよう湯煙ゆけむりが上あがっています。湯ゆ筒とうは地元じもとの人ひとが野菜やさいなどを茹ゆでるのに利用りようしており、観光かんこう客きゃくも温泉おんせん卵たまごなどを作つくることができます。

浴場よくじょうの隣となりにある東光寺とうこうじには、湯ゆの花はなが化石かせきとなってできたと伝つたえられる本尊ほんぞん・薬師如来やくしにょらいが安置あんちされています。高たかさ約やく3mの薬師如来やくしにょらいの胸むねの辺あたりから湯ゆが湧わき出だしていたことから、「湯ゆ胸むね薬師くすし（ゆのむねやくし）」と呼よばれ、その名なが当地とうち「湯ゆの峰みね」の由来ゆらいになったといわれています。

宿やどでは、山海さんかいの幸こうのほか、温泉おんせん水すいを使つかった湯豆腐ゆどうふ等とうの料理りょうりが食たべられ、身体しんたいの内側うちがわからも綺麗きれいになれるでしょう。『湯ゆの峰みね温泉おんせん』へぜひお出でかけください。