介護かいご保険ほけんの４月がつからの改正かいせい情報じょうほう　

３級きゅう廃止はいしへ

　１月がつ２６日にちに社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎ会かい介護かいご給付きゅうふ費ひ分科ぶんか会かいが開催かいさいされました。（資料しりょうはホームページ参照さんしょう） 　介護かいご保険ほけんでは、以下いかのような制度せいど改正かいせいが実施じっしされます。今後こんご、障害しょうがいヘルパー制度せいどにも影響えいきょうが出でます。（介護かいご予防よぼうを除のぞく訪問ほうもん介護かいごの単価たんかは変更へんこうなし。）

• ３級きゅうヘルパーは３年ねん後ごに廃止はいしに。
• ３級きゅうヘルパーの単価たんか（現在げんざいは９０％）をさらに引ひき下さげ４月がつから７０％に。
• サービス提供ていきょう責任せきにん者しゃの「２級きゅう３年ねん経験けいけん者しゃ」は３年ねん後ごに廃止はいしに。
• ホームヘルプの包括ほうかつは当面とうめん導入どうにゅうが見送みおくられました。
• 身体しんたい介護かいごと生活せいかつ援助えんじょ（家事かじのこと）の区分くぶんは残のこります。
• 生活せいかつ援助えんじょは１回かい１時じ間あいだ３０分ふんが上限じょうげんになります。
• 介護かいご福祉ふくし士しが３割わり以上いじょうなどの事業じぎょう所しょで、要よう介護かいご４以上いじょうの利用りよう者しゃが２割わり以上いじょうで、さまざまな体制たいせい要件ようけんを満みたした事業じぎょう所しょに２０％の報酬ほうしゅうを加算かさん（次つぎページ参照さんしょう）
• 要よう介護かいご４以上いじょうの利用りよう者しゃが２割わり以上いじょうで、さまざまな体制たいせい要件ようけんを満みたした事業じぎょう所しょに１０％の報酬ほうしゅうを加算かさん（次つぎページ参照さんしょう）

　自薦じせんを使つかうＡＬＳ等とう障害しょうがい者しゃは３級きゅうヘルパーが使つかえなくなると大だい問題もんだいです。
　意外いがいと問題もんだいになりそうなことが、今後こんごの事業じぎょう所しょのサービス水準すいじゅんの方向ほうこう性せいです。サービス提供ていきょう責任せきにん者しゃがサービス前まえと後のちにヘルパーを指導しどうすることや、介護かいご福祉ふくし士しであることなどが求もとめられる方向ほうこうとされており、体制たいせい整備せいびされた場合ばあいは報酬ほうしゅう面めんで優遇ゆうぐうするといううことが決きまっています。これでは、利用りよう者しゃ自身じしんが自分じぶんの介護かいご体制たいせいに責任せきにんを持もつというセルフケアマネジメントの方式ほうしきが、このままでは、だんだんできなくなる恐おそれがあります。
　また、介護かいご保険ほけんの事業じぎょう所しょ指定してい基準きじゅんは、間違まちがいなく障害しょうがいの事業じぎょう所しょ指定してい基準きじゅんにも導入どうにゅうされますから(そうでないと、介護かいご保険ほけんと支援しえん費ひのヘルパー事業じぎょう所しょの人員じんいんが兼任けんにんできない)、これは大おおきな問題もんだいです。

１月がつ２６日にちの第だい３９回かい社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎ会かい介護かいご給付きゅうふ費ひ分科ぶんか会かい資料しりょうより