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2004年7月号

障害しょうがいしゃ地域ちいき生活せいかつ支援しえんかた検討けんとうかい1ねんはん終了しゅうりょう

介護かいご保険ほけん改正かいせいおおまかな厚生こうせい労働省ろうどうしょうあん

★ヘルパー時間じかんすうのアップにけて交渉こうしょう

がつごう
2004.7.27
編集へんしゅう障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつ介護かいご制度せいど相談そうだんセンター
情報じょうほう提供ていきょう協力きょうりょく全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい
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2004ねんがつごう    目次もくじ

   

4・・・・障害しょうがいしゃ)の地域ちいき生活せいかつ支援しえんかたかんする検討けんとうかい1ねんはん終了しゅうりょう
14・・・介護かいご保険ほけん改正かいせいおおまかな厚生こうせい労働省ろうどうしょうあん
18・・・だい14かい社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎかい障害しょうがいしゃ部会ぶかい報告ほうこく
23・・・審議しんぎかい介護かいご保険ほけん部会ぶかい報告ほうこくしょあん 支援しえんとの統合とうごう結論けつろんさず
26・・・介護かいご保険ほけん支援しえん統合とうごう問題もんだい特別とくべつ検討けんとう部会ぶかい設置せっち
26・・・全国ぜんこく市長しちょうかい障害しょうがい施策しさく介護かいご保険ほけん統合とうごうは「慎重しんちょう検討けんとうすること」
27・・・新宿しんじゅく別居べっきょ家族かぞくによるヘルパーサービスを禁止きんし
28・・・介護かいご福祉ふくし試験しけんもう概要がいよう発表はっぴょう
29・・・支援しえん事業じぎょうしょでも不正ふせいによる指定してい
30・・・障害しょうがい当事とうじしゃによるホームヘルパー指定してい事業じぎょうしゃ全国ぜんこく1000ヶ所かしょ
35・・・全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかいのご案内あんない



障害しょうがいしゃ)の地域ちいき生活せいかつ支援しえんかたかんする検討けんとうかい 1ねんはん終了しゅうりょう

国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんなにわらず
長時間ちょうじかん利用りようしゃ包括ほうかつばら制度せいど厚生省こうせいしょう提案ていあん
いずれも過半数かはんすう委員いいん反対はんたいがあるが、厚生こうせい労働省ろうどうしょう強行きょうこうのかまえ

 7がつにち障害しょうがいしゃ)の地域ちいき生活せいかつ支援しえんかたかんする検討けんとうかいぜん19かい終了しゅうりょうしました。6月ろくがつだい18かい検討けんとうかい突然とつぜん国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんかんする提案ていあん文書ぶんしょ厚生こうせい労働省ろうどうしょうからされ、最後さいごの2かい検討けんとうかいでは国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんかんする議論ぎろん厚生省こうせいしょうあんたいする反対はんたい意見いけんだけがされましたが、座長ざちょう議決ぎけつおこなわずに終了しゅうりょうしました。
  また、長時間ちょうじかん利用りようしゃたいする包括ほうかつばら方式ほうしき厚生省こうせいしょう提案ていあん文書ぶんしょはいっています。これは18かい検討けんとうかい突然とつぜんされたものです。これについて、19かい検討けんとうかいではおおくの委員いいん反対はんたいおこない、賛成さんせい意見いけんは3〜4にん少数しょうすう意見いけんでした。(包括ほうかつばら方式ほうしきとは、ヘルパーの支援しえん総額そうがく一定いってい金額きんがくえた場合ばあい施設しせつ同様どうよう一定いってい金額きんがく上限じょうげんとして1箇所かしょ事業じぎょうしょ支払しはらい、それで24あいだなどのサービスを方式ほうしきたとえば、1ヶ月かげつ60まんえたら60まんえん包括ほうかつばら方式ほうしきになるなどの方法ほうほうなどがかんがえられる。例示れいじの60まん金額きんがくは、80まんになるのか、100まんえんになるのか、まったくからない)。この方式ほうしきでは、ALSや人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃでは1にんらしできるヘルパーを確保かくほできないことになります。また、なんじゅうねん施設しせつ親元おやもと社会しゃかい生活せいかつうばわれてきた24あいだ介護かいご利用りよう先天せんてんせい障害しょうがいしゃなどは、自立じりつ生活せいかつのサポートに非常ひじょう手間隙てまひまがかかるため、現状げんじょう単価たんかでもコストてきにはりないこともあります。これらの重度じゅうど障害しょうがいしゃ施設しせつ親元おやもとから自立じりつできなくなってしまいます。
  ぜん19かい検討けんとうかいがすべて終了しゅうりょうしたのち厚生こうせい労働省ろうどうしょうだい18かい検討けんとうかいしてきた国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんかんする文書ぶんしょをほとんどえずに、最終さいしゅうとりまとめ文書ぶんしょあんとして委員いいん送付そうふしてくるという、検討けんとうかい議論ぎろん無視むしした行動こうどうっています。
  この厚生こうせい労働省ろうどうしょう事務じむきょくのやりかたには、委員いいんだけではなく、新聞しんぶん記者きしゃなども批判ひはんてきです。 介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかいとしても、さい重度じゅうど障害しょうがいしゃ事例じれいなどを調査ちょうさすると、現状げんじょう単価たんかでもりないという事例じれいがたくさんてきました。1ひく単価たんかつくると、これから24あいだ介護かいご制度せいど整備せいびしていく市町村しちょうそんかならひく単価たんか制度せいど選択せんたくし、全国ぜんこくのほとんどが最低さいてい単価たんか制度せいどになってしまいます。これではさい重度じゅうど障害しょうがいしゃは1にんらしできないなかになります。全国ぜんこく3300市町村しちょうそんで24あいだ介護かいご保障ほしょうができたのち検討けんとうするのならかりますが、現状げんじょう厚生省こうせいしょうあんには全面ぜんめんてき反対はんたいせざるをません。
  今後こんご厚生こうせい労働省ろうどうしょううごきによっては、8〜9がつだい規模きぼ抗議こうぎ行動こうどうおこな予定よていです。ホームページや電子でんしメールでおらせいたします。情報じょうほうをメールでれたいほうは、ホームページからメールマガジンをご登録とうろくください。
 厚生こうせい労働省ろうどうしょうした国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅん包括ほうかつばら方式ほうしきかんする資料しりょうについては、以下いかをごらんください。

障害しょうがいしゃ)の地域ちいき生活せいかつ支援しえんかたかんする検討けんとうかいだい18かい資料しりょうより

資料しりょう

 

 

@ 国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんおよ長時間ちょうじかん利用りようサービスのかたかんする議論ぎろん整理せいりあん

1  国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんについて

(1) 国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅん役割やくわりについて

 現在げんざい基準きじゅんは、以下いかのように国庫こっこ補助ほじょきん市町村しちょうそんへの配分はいぶん基準きじゅんであり、市町村しちょうそんによって、それぞれ策定さくていされている個人こじん支援しえん支給しきゅう決定けってい基準きじゅんとはその役割やくわりことにするものである。

現行げんこう国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんは、「予算よさん範囲はんいない補助ほじょすることができる」こととされているホームヘルプサービスとうかか国庫こっこ補助ほじょきんを、サービス水準すいじゅんひく地域ちいき底上そこあげをはかるという観点かんてんから、障害しょうがい種別しゅべつとうごとの平均へいきんてき利用りようりょうちがいを考慮こうりょしつつ、一人ひとりたりの平均へいきんサービスりょうすくない自治体じちたい相対そうたいてき手厚てあつ配分はいぶんする基準きじゅんである。

○ また、この基準きじゅん一律いちりつ適用てきようした場合ばあい、サービスりょうおお自治体じちたい補助ほじょ金額きんがく減少げんしょうするため、従前じゅうぜんのサービス水準すいじゅん確保かくほされるよう、経過けいか措置そちとして一定いってい従前じゅうぜんがく保障ほしょうおこなっている。

(2) 国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんかたについて

 ホームヘルプサービスとうかか国庫こっこ補助ほじょきん確保かくほについては、くに所要しょようがく確保かくほについて最大限さいだいげん努力どりょくするとともに、支援しえん制度せいど運営うんえい実態じったいまえて、サービス利用りよう要件ようけん単価たんか見直みなおし、より効率こうりつてき制度せいど運営うんえいできるようにしていくことが重要じゅうようである。これを前提ぜんていとして、当面とうめん国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんについては、ほん検討けんとうかいでは、以下いかのとおり議論ぎろん整理せいりおこなう。

現在げんざい、ホームヘルプサービスとう利用りようりょう地域ちいきによりおおきくことなっているという現状げんじょうまえると、サービス水準すいじゅんひく地域ちいき底上そこあげをはかるという観点かんてんから、サービスのすすんでいない自治体じちたい国庫こっこ補助ほじょきん手厚てあつ配分はいぶんすることが合理ごうりてきであるとかんがえられる。

○ また、障害しょうがい種別しゅべつとうにより、一般いっぱん障害しょうがいしゃ視覚しかく障害しょうがいとう特別とくべつのニーズをゆうする障害しょうがいしゃ全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ区分くぶんして基準きじゅんさだめていることについては、障害しょうがい種別しゅべつとうごとにサービスの平均へいきんてき利用りようりょうことなることから、国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんとしては合理ごうりせいがあるとかんがえられる。

障害しょうがい種別しゅべつとうによる基準きじゅん区分くぶんについては、よりきめささやかな区分くぶんもうけることも可能かのうであるが、ただちに納得なっとくられる合理ごうりてき区分くぶん可能かのうか、その区分くぶんについて実務じつむ可能かのう具体ぐたいてきかつ明確めいかく要件ようけんもうけられるかといった問題もんだいがあるとかんがえられる。

国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんについては、今後こんご実績じっせきから、市町村しちょうそんごとのサービス利用りようりょう変化へんかや、市町村しちょうそんへの国庫こっこ補助ほじょきん配分はいぶん具体ぐたいてき状況じょうきょう把握はあくし、サービス水準すいじゅんひく地域ちいき底上そこあげという役割やくわり適切てきせつたされているかを検証けんしょうするとともに、よりささやかな障害しょうがい種別しゅべつとう区分くぶん必要ひつようせいとうふくめ、その見直みなおしを検討けんとうすべきである。

2  長時間ちょうじかん利用りようのホームヘルプサービスとうかたについて

 国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんは、国庫こっこ補助ほじょきん市町村しちょうそんへの配分はいぶんについての基準きじゅんであり、支援しえん制度せいどにおける長時間ちょうじかん利用りようのホームヘルプサービスとうかたについては、国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんかた問題もんだいとはべつ検討けんとうすることが必要ひつようである。

 長時間ちょうじかんのサービスを必要ひつようとする障害しょうがいしゃについては、そのサービスを確保かくほすることは必要ひつようである。しかし、公費こうひによるサービスである以上いじょう、その費用ひようについては一定いってい制約せいやくがあるのはやむをない。
 したがって、サービス提供ていきょう体制たいせいや、費用ひようかたについて検討けんとう不可欠ふかけつかんがえられる。
 このような観点かんてんから、長時間ちょうじかん利用りようサービスのかたについては、以下いかのとおり議論ぎろん整理せいりおこなう。

(1) 平成へいせい17年度ねんど対応たいおうについて

以下いか対応たいおうおこなうことを検討けんとうする。

○  サービス利用りようしゃあいだ公平こうへいはか観点かんてんとうから、いちがつたり相当そうとうりょうえるサービス提供ていきょうについては、包括ほうかつてき報酬ほうしゅう体系たいけい導入どうにゅうするとともに、定常ていじょうてき長時間ちょうじかんサービスをおこな従事じゅうじしゃ確保かくほするため、一定いってい条件じょうけんしたにヘルパー資格しかく要件ようけん緩和かんわすること

○  ガイドヘルプサービスについては、身体しんたい介護かいご有無うむ区分くぶん是非ぜひふくめ、そのかたとう見直みなおすとともに、長時間ちょうじかん利用りようにかかる加算かさん単価たんか見直みなおすこと

○  ホームヘルプサービスの類型るいけいごとにその利用りよう条件じょうけんまもられているかについて事業じぎょうしゃとうをチェックする仕組しくみを構築こうちくすること-

(2) 今後こんご長時間ちょうじかん利用りようサービスのかたについて

 げん長時間ちょうじかんサービスを利用りようしている障害しょうがいしゃ大別たいべつすると、つぎ類型るいけいがある。

1. 生命せいめい身体しんたい維持いじとう重大じゅうだい支障ししょうしょうじるため、長時間ちょうじかん継続けいぞくしたサービスを利用りようしているもの

2. 1.以外いがいもので、社会しゃかい参加さんか活動かつどうのために長時間ちょうじかんのサービスを利用りようしているもの

  •  1の類型るいけいぞくするおおくのものは、日常にちじょう生活せいかつにおいておおくの場面ばめん人的じんてき支援しえん必要ひつようとする障害しょうがいおも脳性のうせいマヒや、進行しんこうせいきんジストロフィー、頸椎損傷そんしょう、ポリオなどの全身ぜんしんせい障害しょうがいくわえて、吸痰、人口じんこう呼吸こきゅうなど医療いりょうてきケアと介護かいご日常にちじょうてきわせて利用りようすることが必要ひつようもの強度きょうど行動こうどう障害しょうがいのため、常時じょうじ見守みまもりが必要ひつようものとうである。
  •  2の利用りよう実態じったいについては、個々人ここじん社会しゃかいてき立場たちばやライフステージ、あるいは個人こじん選択せんたく反映はんえいしてきわめて多様たよう利用りようがされるという特長とくちょうがある。

上記じょうき1,2の類型るいけいごとにサービスのかたについて検討けんとうする。

○ 1の類型るいけいについて

  •  医療いりょう介護かいごなど必要ひつようなサービスが一体いったいてき包括ほうかつてき提供ていきょうされるサービスのかたやそのようなサービスを実施じっしできる事業じぎょうしゃ要件ようけんとう
  •  上記じょうき要件ようけんたすサービスについて、身体しんたい状況じょうきょうとうにより、日々ひび内容ないようりょう変動へんどうするような場合ばあいにも一定いってい範囲はんい費用ひようまかなえるような包括ほうかつてき報酬ほうしゅうかた

○ 2の類型るいけいについて

  •  事前じぜん支給しきゅう決定けってい必要ひつよう支援しえん制度せいどによるガイドヘルプサービスでは、視覚しかく障害しょうがいしゃとうのあらかじめ予期よきできないニーズに臨機応変りんきおうへんこたえられないめんがあることをまえ、社会しゃかい参加さんか支援しえんする事業じぎょうしゃ活用かつようなどこのようなニーズにも柔軟じゅうなん対応たいおうできる仕組しくみへの移行いこうかた

以上いじょう

  包括ほうかつ方式ほうしきのほか、移動いどう介護かいごについて、長時間ちょうじかん場合ばあいあきから単価たんかげをするという提案ていあんになっています。

だい19かい 障害しょうがいしゃ)の地域ちいき生活せいかつ支援しえんかたかんする検討けんとうかい 報告ほうこく (H16.7.6)

自薦じせんヘルパー推進すいしん協会きょうかい本部ほんぶ事務じむきょく

 今回こんかい最終さいしゅうかいむかえた検討けんとうかいは、障害しょうがいしゃ)の地域ちいき生活せいかつ支援しえんかたかんする議論ぎろん整理せいりあん)【資料しりょう1】、国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんおよ長時間ちょうじかん利用りようしゃサービスのかたかんする議論ぎろん整理せいりあん)【資料しりょう2】が事務じむきょくよりしめされ、これにたいするかく委員いいんから意見いけんされた。
  議論ぎろんとく包括ほうかつてき報酬ほうしゅう体系たいけいのありかた(いわゆる「包括ほうかつばらい」)と長時間ちょうじかん利用りようしゃのサービスについてに集中しゅうちゅうし、反対はんたい賛成さんせい両論りょうろん意見いけんされた。長時間ちょうじかん介助かいじょ利用りようしゃへの包括ほうかつばらいについては、
生命せいめい維持いじかかわる部分ぶぶんけずることはすべきでない」
長時間ちょうじかん介助かいじょ利用りようしゃを1るい・2るいける意味いみがあるのか」
といった意見いけんおおされ、「包括ほうかつばら導入どうにゅうには調査ちょうさ研究けんきゅうすすめ、さらに議論ぎろんかさね、慎重しんちょう検討けんとうすべき」との意見いけんがだされた。

 しかし、なんらかの見直みなおし、制度せいど運営うんえい工夫くふうもとめる意見いけんもだされ、結論けつろんないままに議論ぎろん終了しゅうりょうした。

 今後こんごは、今回こんかい議論ぎろんまえたうえで、事務じむきょくより修正しゅうせいあんがだされ、さらに委員いいん意見いけんいたうえでとりまとめがされ、社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎかい障害しょうがいしゃ部会ぶかい報告ほうこくされる見通みとおし。


かく委員いいん意見いけん要旨ようし

大濱おおはま委員いいん

 国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんあんはサービス水準すいじゅんひく地域ちいき底上そこあげのため水準すいじゅんたかいサービスはって、ひくいサービス水準すいじゅん地域ちいきにまわすといてある。この結論けつろんにはいたっていないほんとうに重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃのサービスにいくらかかるのか。えないところ、介助かいじょしゃ育成いくせい二人ふたり介護かいご必要ひつようせいもある。包括ほうかつはらいが1るいで220まんえん金額きんがくになるのならいが、そうはならないだろう。包括ほうかつで100まんえんなどの数字すうじがでてはこれから地域ちいき障害しょうがいしゃてこれない。ほんとに費用ひようはどのくらいかかるのか精査せいさしないといのちかかわる危険きけん問題もんだいになる

中西なかにし委員いいん

 このあんると検討けんとうかい議論ぎろんなにだったのか、勝手かって事務じむきょくつくったものかとおもう。議論ぎろんしたことがはいっていない。1るい、2るいけているがこれを実際じっさいどう仕分しわけるのか。1るい包括ほうかつ資格しかく緩和かんわなに想定そうていしているのか。2るいについは「社会しゃかい参加さんか支援しえんする事業じぎょうしょ」ありなにをイメージしているのか?ボランティアをしろということか。そのたりを説明せつめいしてほしい。

高原たかはら課長かちょう

 長時間ちょうじかんサービスの必要ひつようひとを、1と2の類型るいけい区分くぶんをしている。全身ぜんしんせい作業さぎょうはん自治体じちたいのききと調査ちょうさ関係かんけいしゃからはなしなかで、全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃすべ重度じゅうどで、長時間ちょうじかんサービスがないと生命せいめい維持いじ困難こんなんではなくて、全身ぜんしんせいなかでも多様たようなかたがいる。また、強度きょうど行動こうどう障害しょうがいのように全身ぜんしんせいでなくても長時間ちょうじかんのサービスが必要ひつよう重度じゅうどのかたがいる。
 長時間ちょうじかんサービスをかんがえるさいに、本当ほんとうおもいかた、長時間ちょうじかんサービスがないと生命せいめい維持いじむずかしい場合ばあいと、そうでない場合ばあい整理せいりをさせていただく。長時間ちょうじかんサービスがないと生命せいめい維持いじ困難こんなんのかたは医療いりょうのウェイトをかなりしめることは事実じじつなので、こういうかたをした。1と2とどういう仕分しわけをしていくのか。厚生こうせい労働ろうどう科学かがく研究けんきゅうなどでも調査ちょうさ研究けんきゅうをしている。専門せんもんてき見地けんちまえた、研究けんきゅうをして、仕分しわけについては整理せいりをしていく必要ひつようがある。
 社会しゃかい参加さんか支援しえんする事業じぎょうしゃ実態じったいについてどう認識にんしきしているかということだが、かく委員いいんからは意見いけんもいただきたい。そういう実体じったいまったくなくなっているとは認識にんしきしていない。イメージとしては資料しりょう2の7p。具体ぐたいてきにはこれからつめていく必要ひつようがあるが、げん段階だんかいのイメージとしては、支援しえんのように一人ひとりいちにんなんあいだ支給しきゅう決定けっていするのではなくて、一定いってい事業じぎょう自治体じちたい法人ほうじん補助ほじょをして、社会しゃかい参加さんか事業じぎょう実施じっしするとうイメージである。

大熊おおくま委員いいん

 2類型るいけいにわけた理由りゆうからない。全体ぜんたいのパイを施設しせつから地域ちいき転換てんかん地域ちいき支援しえんのおかねやすことは共通きょうつう認識にんしき検討けんとうかい報告ほうこくしょは、それを国民こくみん・マスコミ・政治せいじにアピールし社会しゃかい通念つうねんえていくためのもの。傍聴ぼうちょうにきているALSかたとなり太田おおたさんとどうちがうのかおしえてほしい。1るい・2るいける意味いみがあるのか。ふたつにわけ、包括ほうかつでやっていくというのはみみっちいはなしである

室崎むろさき委員いいん

 長時間ちょうじかんのヘルプのとこは、強度きょうど行動こうどう障害しょうがいのこともふくむので、今後こんご議論ぎろん期待きたいする。知的ちてき障害しょうがいしゃのヘルパーにはたんなる見守みまもりではなく障害しょうがい特性とくせい理解りかいした力量りきりょう必要ひつよう包括ほうかつひく単価たんかまわるのか疑問ぎもん

もり委員いいん

 具体ぐたいてきなことがかれていない。家族かぞく協力きょうりょくなど時代遅じだいおくれのものもある。1るいるいけるのはむずかしい。なにあたらしいものなにていないので残念ざんねん

山路やまじ委員いいん

 いのちかかわるサービスに上限じょうげんがかかることは危険きけんいのちにかかわるサービスはけずってはならない。支援しえん物差ものさしがなく青天井あおてんじょう。それで本当ほんとう必要ひつようひと必要ひつようなサービスがいっているのか。包括ほうかつばらいについては段階だんかいんで。慎重しんちょうにやらないといけない。いま支援しえん状況じょうきょう青天井あおてんじょう物差ものさしなしでは国民こくみん納得なっとくられない。それでは制度せいどとして機能きのうしない。

有留ありどめ委員いいん

 国庫こっこ補助ほじょきん基準きじゅんかたについてはたかいところけずり、ひくいところ底上そこあげとあるが、これはくに責務せきむであり、くに自治体じちたいきょうはたらけ責務せきむである。かぎられた資源しげんなか財政ざいせい運営うんえい当面とうめん予算よさんぞう仕方しかたなく、中長期ちゅうちょうきてき財源ざいげん確保かくほについて議論ぎろん必要ひつよう本当ほんとう必要ひつようひとに、必要ひつようなサービスいきわたらせることが大切たいせつ包括ほうかつあん従事じゅうじしゃについては、支援しえん資格しかく要件ようけんもう透明とうめい制度せいどになった。これを後戻あともどりさせて資格しかくやボランティアはない。

安藤あんどう委員いいん

 障害しょうがいしゃ期待きたいにまったくこたえられていない。具体ぐたいてきに17年度ねんど予算よさんについてあるが、包括ほうかつはらい、長時間ちょうじかん加算かさん見直みなおとう厚労省こうろうしょうたん値下ねさげしかしめさないということ。いままでの検討けんとうなんだったのかという反省はんせい必要ひつよう

板山いたやま座長ざちょう代理だいり

 いま厚労省こうろうしょう精神せいしん障害しょうがいしゃ地域ちいき移行いこう歓迎かんげいしておらず障害しょうがいしゃ地域ちいき支援しえんをやっていこうという姿勢しせいがみられない。本当ほんとう必要ひつようなサービスは後退こうたいさせてはならない。支援しえん制度せいどでも、公的こうてき責任せきにん地域ちいき自治体じちたいふくめやっていかないといけない。くに東京とうきょう地域ちいき移行いこうカ年かねん計画けいかく見習みならってほしい

京極きょうごく委員いいん

 支援しえん検討けんとう不十分ふじゅうぶんなままスタートしたので財源ざいげん問題もんだいきた。だから介護かいご保険ほけん統合とうごう云々うんぬんまえ見直みなおしの必要ひつようもある。骨格こっかくとなるサービスは資格しかくもったひと必要ひつようだがそれで画一かくいつしてくにしばってしまっためんもある。すこ丁寧ていねい議論ぎろんしないといけない。財源ざいげん問題もんだい議論ぎろん必要ひつようで、合理ごうりてき使つかかたなにかんがえなくては。画一かくいつてきサービスと弾力だんりょくてきサービスとけるのも工夫くふうひとつ。弾力だんりょくてきサービスは地域ちいき特性とくせいちがうので、どんな使つかかたするか地域ちいきかんがえればいいし、根幹こんかんサービスをゆるやかにするのは無理むり全身ぜんしんせい長時間ちょうじかんサービスの財源ざいげん確保かくほ必要ひつようだが、社会しゃかい参加さんか地域ちいきによってちがう。ボランティアがいる地域ちいきもあるし、ない地域ちいきもある。移動いどう介護かいご山村さんそんでも時間じかんがかかる。

笹川ささかわ委員いいん

 これを安心あんしんして地域ちいきらせるかといえば、そうはいかない。もっと具体ぐたいせいのあるものにしてほしい。財政ざいせいかぎりあることは我々われわれ認識にんしき必要ひつようだが、いのち危険きけんがあるひと財源ざいげん問題もんだいではない。いま実態じったい調査ちょうさ実態じったいっていない。もっと精査せいさし、安心あんしんしてらせるものをつくってほしい

佐藤さとう委員いいん

 今後こんご制度せいど設計せっけい支援しえん介護かいご保険ほけんより後退こうたいしたものとの認識にんしきにたって、介護かいご保険ほけん統合とうごう障害しょうがい福祉ふくしのレベルあげ、いまのち障害しょうがいしゃ福祉ふくし起爆きばくざいにはなりうるとおもっている。包括ほうかつはらいについては、介護かいご保険ほけんはいわば包括ほうかつばらいであり、このかんがえを導入どうにゅうするのは介護かいご保険ほけんへのステップとしてはい。しかしんでしまうひとはきちっとまもらないといけない。障害しょうがいしゃ福祉ふくしくに責任せきにんというが、なかなかそうおもっているひとはいない。そういうなかで、おおくの人達ひとたち制度せいど活用かつようできるものをつくって必要ひつようがあり、厚労省こうろうしょう統合とうごう正面しょうめんかかげいろんな意味いみでいろいろな場所ばしょで、いろんなひと議論ぎろんできるようにしてほしい。

高橋たかはし委員いいん

 在宅ざいたく障害しょうがいしゃかずをみると在宅ざいたく支援しえん600おく到底とうていりない。結論けつろんははっきりしている。地域ちいき生活せいかつ後退こうたいさせることはしてはならないことは大前提だいぜんていだが支援しえんはここ1,2ねん有無うむをいわせない改革かいかく必要ひつようで、なにをするのか選択せんたくはばかぎられている。統合とうごうについては介護かいご保険ほけん矮小わいしょうされてかたられていて、1にちあいだといわれるのはこまる。そうではなく、いまは政治せいじてきせないだけ。またくに責任せきにんわれているが、法廷ほうてい受託じゅたく事務じむもどせとっている印象いんしょうける。そうであるならくにわくをつくることになるが、一方いっぽうでは市町村しちょうそん自由じゆうにさせろとっており、これは無理むりである。ホームヘルプは地方自治体ちほうじちたいくにきょうはたらけ仕事しごとである。

竹中たけなか委員いいん

 障害しょうがいしゃ福祉ふくし分水嶺ぶんすいれいにきている。たくさんの人達ひとたちがたくさんのひとをどのようにささえようか、どうすべきかをかんがえるとき。障害しょうがいしゃはたら権利けんり義務ぎむがあり、納税のうぜい義務ぎむ権利けんりある。それをまっとうする日本にっぽんになってほしい。「家族かぞく」の記載きさいについては、本人ほんにん支援しえんのためにとあるので、協力きょうりょくしゃ家族かぞくだけでなく、かかわるすべての人々ひとびとだとおもう。ささえられることだけ議論ぎろんしていては破綻はたんする、役割やくわりまっとうすることについて、納税のうぜいしゃになっていくことについて議論ぎろんしなくてはならない

谷口たにぐち委員いいん

 財源ざいげん介護かいご保険ほけんで、システムは支援しえんでとかんがえている。支援しえんのいいところはのこしてほしい。支援しえん障害しょうがいしゃ生活せいかつわったことはかくか。財源ざいげんてきにはすべてを日常にちじょう生活せいかつ支援しえんにしてもいいのでは。単価たんか見直みなおしは必要ひつよう家族かぞく支援しえん重要じゅうようでこのかた大切たいせつだとおもう。ボランティアについては、アメリカのケアマネは7、8わりがボランティアを活用かつようし、あそびにくのはボランティアベースでやっている。包括ほうかつばらいは、これをみとめないとダイレクトペイメントにつながらない。そのための最初さいしょいちである。

■オブザーバー発言はつげん

小田島おだじま

 施設しせつひとはたくさんいるので、そのおかねもでるように厚労省こうろうしょうでがんばってほしい。一人ひとりらすのにはおかねがかかる。おかねないのはさびしい。たきりのひとだけがおかねがでるというのはおかしい。ぼくらはおやかいとはちがう。おやかいはグループホームつくっているが、ぼくらは自立じりつをしたい。

佐々木ささき

 このまま介護かいご保険ほけんになったら自立じりつはできなくなります。やっぱりやめてもらいたい。サービスがどんどんへったらやっぱり最後さいごおや面倒めんどうけることになってしまう、そういうのは勘弁かんべんしてほしい。

●ならさき

 西にしこまきょうって本人ほんにんはないた。施設しせつでは1にち予定よていまれているのがいやだとっていた。グループホームにきたいといっていたが、グループホームをらないしサービス内容ないようらない。それで地域ちいきでてもいいのか疑問ぎもんおもう。かりやすいも言葉ことばもつかってほしい。

山田やまだ

 われわれも知的ちてき障害しょうがいしゃ委員いいんにしてほしい。セルフケアマネジメントの導入どうにゅうかれているが、知的ちてき障害しょうがいしゃ自分じぶんたちのことをめるとき自分じぶんたちをれてくださいというのがねがい。住居じゅうきょ支援しえんも、アパート、公営こうえい住宅じゅうたくわくがないので単身たんしんめないことがおおい。おやがなくなるとされる。グループホームや公営こうえい住宅じゅうたくみたいなところでらしたい。

事務じむきょくから●高原たかはら課長かちょう

 委員いいんから意見いけんがでた包括ほうかつばらいについて、重度じゅうどひと生活せいかつ保障ほしょうするためにサービスのしつりょう確保かくほすること基本きほんである。現実げんじつ支援しえん制度せいど必要ひつようなかたに必要ひつようなサービスがいっているのか。
 コストでいうと、支給しきゅうりょうおおひとについては、平均へいきんてきなサラリーマンの3世帯せたい、4世帯せたい年収ねんしゅうのコストがかかっている。これは、一般いっぱんひとには理解りかいしてもらいにくい。
 制度せいど設計せっけい問題もんだいがあって、「ケアマネジメントが制度せいどされていない」「これまでは自治体じちたい様々さまざま単価たんか工夫くふうおこなわれていたのを、単価たんか画一かくいつしてしまった。」「支援しえん青天井あおてんじょうになっている」「生命せいめい維持いじ必要ひつようがあるひととそうでないひと区分くわけがされていない。」
 そういう観点かんてん制度せいど見直みなおしをさせていただきたい。どうすれば包括ほうかつてきに、夜間やかん緊急きんきゅうふくめた対応たいおうができるのか。ちゃんとした調査ちょうさ対応たいおう必要ひつようであり、今後こんご、つめていきたい。一定いってい範囲はんいなかできちんとしたサービスが提供ていきょうできるように検討けんとうしていきたい。


だい19かい大濱おおはま委員いいんぜん脊連)資料しりょう抜粋ばっすい

介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい資料しりょう提供ていきょう

いのちにかかわる障害しょうがいしゃ介護かいごコスト事例じれい

いのちにかかわる障害しょうがいしゃとは、全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃのうち、重度じゅうどけいそん重度じゅうど脳性のうせいまひ・重度じゅうどすじジス・呼吸こきゅう利用りようしゃなどで24あいだ介護かいご必要ひつよう障害しょうがいしゃである。人口じんこう10まんにん1人ひとり程度ていどであり、全体ぜんたいからするとその予算よさんはわずかであるが、いのちにかかわるのでもっと保障ほしょうしなくてはいけない。)

にち24あいだ介護かいご必要ひつようひと独居どっきょ家族かぞく病気びょうき)の場合ばあい

人間にんげんとして最低限さいていげん生活せいかつ保障ほしょうするためには、二人ふたり体制たいせい必要ひつよう場合ばあいももちろんあります。

人間にんげんらしい最低限さいていげん生活せいかつ保障ほしょうする場合ばあい

にちあいだ外出がいしゅつ家族かぞく通院つういん銀行ぎんこうなどの留守番るすばんふくむ)介助かいじょつき90あいだ    
にちかいトイレ介助かいじょかいあいだ=1にちあいだつき90あいだ    
しゅうかい入浴にゅうよく介助かいじょ 1かいあいだしゅうあいだつき26あいだ
いちヶ月かげつ最低さいていでも90+90+26=206あいだぶん加算かさんして
  24あいだ×31にち+206あいだ =950あいだ必要ひつようです。

◆ ヘルパーの人件じんけん(950あいだ

一般いっぱんヘルパー賃金ちんぎん 1,500えん×778あいだ   =1167,000えん
主任しゅにんヘルパー賃金ちんぎん 2,200えん×172あいだ =378,400えん
新人しんじん介助かいじょしゃ研修けんしゅう    800えん×100あいだ = 80,000えん
(このつき新人しんじん介助かいじょしゃにん場合ばあい
主任しゅにん手当てあ 15,000えん
コーディネーター訪問ほうもん時間じかん 概算がいさんがつ20あいだ 44,000えん
ヘルパー交通こうつう 240,000えん
社会しゃかい保険ほけん各種かくしゅ保険ほけんりょうとう 332,000えん
管理かんりしゃ・コーディネーター・ヘルパー会議かいぎ時間じかんたい給与きゅうよのべ150h 270,000えん
事務所じむしょ維持いじ事務じむいん人件じんけんのうちこの利用りようしゃにかかる時間じかん按分あんぶんしたがく 95,000えん
重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃで1にち24あいだ介護かいご最低さいてい必要ひつよう費用ひよう 合計ごうけいがつ 262まん1400えん
(このケースを日常にちじょう生活せいかつ支援しえん請求せいきゅうした場合ばあい222まん6760えん現状げんじょうでは、身体しんたい介護かいご利用りようしゃ黒字くろじでまかなっている状態じょうたい
コストがかかる理由りゆう東京とうきょうALSのAさんの場合ばあい

新人しんじん介護かいごしゃ呼吸こきゅうのことや吸引きゅういんのことをおぼえるのに時間じかんがかかるので、数ヶ月すうかげつのあいだ、新人しんじんとコーディネーター(や管理かんりしゃ)が一緒いっしょ介護かいごはいっておしえている。
呼吸こきゅう関連かんれん以外いがい介助かいじょ内容ないよう複雑ふくざつであり、いのちにかかわるので、介助かいじょしゃ1人ひとりでできるようになるまで、時間じかんをかけて2にん体制たいせいなどでおしえないといけない。
よる一睡いっすいもできない苛酷かこく労働ろうどうなので、介助かいじょしゃえがたびたびり、そのたびに長期ちょうき研修けんしゅうおこなっている。
介護かいご内容ないよう高度こうどで、長期間ちょうきかん(できたら10ねん以上いじょう介護かいごはいってくれる常勤じょうきんのベテラン介助かいじょしゃでないといけない。高齢こうれいしゃ介護かいごをしているパートのひとなどは勤務きんむ時間じかんすくなく、介助かいじょおぼえるのにすうねんかかるのでまったく使つかえない。過酷かこく介助かいじょ内容ないようであり、常勤じょうきん介助かいじょしゃ家族かぞくやしなえるきちんとした給与きゅうよさないと長期ちょうきにわたってはたらけないので、コストもかかる。  

●コミュニケーション
利用りようしゃ独自どくじのコミュニケーション方法ほうほう習得しゅうとくするのに時間じかんがかかる。これができないうちは研修けんしゅうあつかいになってしまう。(やくにたないので。)  

利用りようしゃ最低限さいていげん生活せいかつしつ保証ほしょう
呼吸こきゅう管理かんりをしつつ移動いどうをする必要ひつようがある、車椅子くるまいすへの移乗いじょう外出がいしゅつ、トイレ介助かいじょ、お風呂ふろ介助かいじょなどは介護かいごしゃ2人ふたり以上いじょういる。安全あんぜんのためにどうしても多人数たにんずうおこな必要ひつようがある。
 これらの人間にんげんとして最低限さいていげん日常にちじょうてきいとなみに人手ひとでがかかることを贅沢ぜいたくだとはいえない。

地方ちほうでは

ALSなど重度じゅうど障害しょうがいしゃは「身体しんたい介護かいご」でないとはたらいてくれるじんがいないところがおおい。(とくにCILがた事業じぎょうしゃがない地域ちいきでは)
 ヘルパーの時給じきゅう身体しんたい介護かいご単価たんか給与きゅうよをもらっている。それが制度せいど改悪かいあく給与きゅうよがったら、介護かいごけられなくなる。
 これらヘルパーのおおくは介護かいご保険ほけん事業じぎょうしょから派遣はけんされてくるので人材じんざい老人ろうじんのほうにながれていっていくのが現状げんじょうです。このような現状げんじょうでの単価たんかげは、重度じゅうど障害しょうがいしゃ地域ちいきでのらしを否定ひていすることです。

包括ほうかつばら方式ほうしき問題もんだいてん反対はんたい理由りゆう

全国ぜんこく状況じょうきょうなどを調査ちょうさした結果けっか以下いか問題もんだいてんがあり、包括ほうかつばら方式ほうしきには反対はんたいである。

  1. 地方ちほうでこれからはじめての「24あいだ介護かいご必要ひつよういのちにかかわる1人ひとりらしの障害しょうがいしゃ」が地域ちいき場合ばあいに、必要ひつよう予算よさんがつかなくなる。つまり、市町村しちょうそん財務ざいむ最低限さいていげん予算よさんしかみとめようとしないので、ひく単価たんかができれば、最低さいていのものまでしかさない。このため、たとえば包括ほうかつばらいに障害しょうがいおうじて5段階だんかい区分くぶんつくっても、さい重度じゅうどでも1ばんひく区分くぶん決定けっていされてしまう。そうなると、近隣きんりん市町村しちょうそんているかく自治体じちたいはますますひく類型るいけいだけを適用てきようすることになり、最低さいてい区分くぶん全国ぜんこく事実じじつじょう上限じょうげんになってしまう。そうなると、さい重度じゅうど障害しょうがいしゃきていけない日本にっぽんになる。
  2. いのちにかかわるさい重度じゅうどの24あいだ介護かいご必要ひつよう障害しょうがいしゃは、現在げんざい最高さいこう24あいだのヘルパー制度せいどがある自治体じちたいなかでも、人口じんこう10まんにん1人ひとり程度ていどであり、しかもそのかず過半数かはんすう全国ぜんこくから移転いてんしてきた障害しょうがいしゃである。これの、現在げんざい予算よさんがくめる割合わりあいは0.3%程度ていどのわずかな予算よさんである。この1ばん重度じゅうどいのちにかかわる予算よさんけずるのは本末転倒ほんまつてんとうである。

大濱おおはま委員いいん資料しりょう以上いじょう



介護かいご保険ほけん改正かいせいおおまかな厚生こうせい労働省ろうどうしょうあん

  7がつ16にち社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎかい介護かいご保険ほけん部会ぶかいがあり、厚生こうせい労働省ろうどうしょうは「制度せいど見直みなおしの具体ぐたいてき内容ないようあん)」をしました。また、介護かいご保険ほけん範囲はんいを20さいからに拡大かくだいすることについては賛成さんせい反対はんたい意見いけん両論りょうろん併記へいきとなりました。
 「制度せいど見直みなおしの具体ぐたいてき内容ないようあん)」では、おおまかな方向ほうこうとして、以下いか制度せいど改正かいせい方向ほうこうしめされました。
  支援しえん制度せいど介護かいご保険ほけん制度せいどおおくの部分ぶぶんとおなじ制度せいど設計せっけいがされており、介護かいご保険ほけん改正かいせいにあわせて支援しえん改正かいせいされる可能かのうせいおおきくなっています。

介護かいご予防よぼう重視じゅうし

 老人ろうじん以下いかの3分類ぶんるいにわけ、2のはいよう症候群しょうこうぐんモデルについては、ホームヘルプの利用りよう制限せいげんして介護かいご予防よぼう・リハビリテーションをおこなう。

1、脳卒中のうそっちゅうモデル(よう介護かいご3〜5がおおい)   2、はいよう症候群しょうこうぐんモデル(徐々じょじょ生活せいかつ機能きのう低下ていかするモデル。よう介護かいご以下いかおおい)   3、痴呆ちほうモデル(よう介護かいご1〜5いろいろ)

  またよう介護かいご認定にんていのほかに上記じょうき2に該当がいとうする老人ろうじんのスクリーニング(け)をおこなうシステムをつくる。この予防よぼう給付きゅうふ民間みんかん事業じぎょうしょやボランティア組織そしき活用かつようする。介護かいご報酬ほうしゅうについてもつき単位たんいやプログラム単位たんい包括ほうかつてき設定せっていとする。

施設しせつ給付きゅうふ見直みなお

 個室こしつすすめ、施設しせつ家賃やちん部分ぶぶん食費しょくひ自己じこ負担ふたんをとり、介護かいご費用ひようのみ保険ほけん対象たいしょうにする。
 利用りようしゃ負担ふたんを2〜3わりにする意見いけんもあるが、これには否定ひていてきあんとなっている。

ホームヘルプについて

 「身体しんたい介護かいご」「生活せいかつ援助えんじょ」という現行げんこう区分くぶんを、行為こういべつ機能きのうべつ再編さいへんし、基準きじゅん報酬ほうしゅう設定せっていについて見直みなおす。
 利用りようしゃみずからできるにもかかわらず、掃除そうじ調理ちょうりとう代行だいこうする「家事かじ代行だいこう」は見直みなおし。

通所つうしょサービスについて

 デイサービス、通所つうしょリハなどについては、「リハビリ中心ちゅうしんがた」「痴呆ちほう対応たいおうがた」「社会しゃかい参加さんかがた」に類型るいけいし、基準きじゅん単価たんか見直みなおす。

福祉ふくし用具ようぐ住宅じゅうたく改造かいぞうについて

 福祉ふくし用具ようぐ購入こうにゅうについては、事業じぎょうしゃ指定してい制度せいど導入どうにゅうする。
 住宅じゅうたく改造かいぞう市町村しちょうそんへの事前じぜん申請しんせい制度せいど導入どうにゅうする。

地域ちいき密着みっちゃくサービスの創設そうせつ

 「痴呆ちほうモデル」「独居どっきょモデル」に対応たいおうできるように、地域ちいき密着みっちゃくがたサービスを創設そうせつ
 地域ちいき密着みっちゃくがたサービスのれいとして、「小規模しょうきぼ機能きのうがた」サービスや、「地域ちいき夜間やかん対象たいしょうがた」「痴呆ちほう専門せんもんデイサービス」「小規模しょうきぼ住宅じゅうたくけいサービス」「小規模しょうきぼ入所にゅうしょけいサービス」がある。
 地域ちいき密着みっちゃくがたサービスは市町村しちょうそん指定していおこなう。
 グループホームも市町村しちょうそん指定していできることに変更へんこう。その設置せっちすう市町村しちょうそん制限せいげんできるようにする。
*「小規模しょうきぼ機能きのうがたサービス」とは、「かよい」「まり」「訪問ほうもん」「居住きょじゅう」などの機能きのう小規模しょうきぼ利用りようしゃわせて自由じゆうわせて実施じっしする形態けいたい総称そうしょう

居住きょじゅうけいサービスの体系たいけいてき見直みなお

 「特定とくてい施設しせつ入所にゅうしょしゃ生活せいかつ介護かいご」の対象たいしょう現行げんこう介護かいご有料ゆうりょう老人ろうじんホームやケアハウス以外いがいのも拡大かくだいする。
 入所にゅうしょ施設しせつは、現行げんこうの「包括ほうかつがた」(1ヶ月かげつ定額ていがく介護かいご報酬ほうしゅう支払しはら方法ほうほう)だけでなく、「外部がいぶサービス利用りようがた」もみとめる。

地域ちいき夜間やかん対応たいおうがた」や「地域ちいき見守みまもがた」のサービスについて

 現行げんこう制度せいど夜間やかん定時ていじ巡回じゅんかいホームヘルプしかないうえ、にちちゅう一定いってい時間じかんたいのサービスにかぎられている。夜間やかん緊急きんきゅうのニーズに対応たいおうするため、一定いってい地域ちいき単位たんいに、高齢こうれいしゃからの通報つうほうただちに対応たいおうれる体制たいせいなどを導入どうにゅう

ケアマネジメント

 ケアマネージャーの研修けんしゅう強化きょうか更新こうしん研修けんしゅう実施じっし基準きじゅん報酬ほうしゅう連動れんどうした研修けんしゅう資格しかく体系たいけい見直みなおし。罰則ばっそく強化きょうか。  事業じぎょうしょ指定していとケアマネージャーの指定していを2じゅうおこなう「2じゅう指定してい制度せいど」の導入どうにゅう

人材じんざいについて

 ホームヘルパーは26まんにん実働じつどうしゃのうち介護かいご福祉ふくしは1わり。2きゅうヘルパーが事実じじつじょう標準ひょうじゅんてき任用にんよう資格しかくとなっている。将来しょうらいてきには任用にんよう資格しかく介護かいご福祉ふくし基本きほんとすべきなので、これを前提ぜんてい現任げんにんしゃ研修けんしゅう見直みなおしをすすめる。

介護かいご保険ほけんりょう

  65さい以上いじょうの1ごうについては、保険ほけんりょう軽減けいげん範囲はんい検討けんとう。  (65さい未満みまんの2ごうについては、現行げんこう全国ぜんこくりつ

市町村しちょうそん関与かんよ強化きょうか

 利用りようおも市町村しちょうそん範囲はんいのサービスについては、市町村しちょうそん子弟してい指導しどう鑑査かんさおこなう。
 複数ふくすう市町村しちょうそんにまたがるサービスの場合ばあいも、都道府県とどうふけん指定していにあたって、市町村しちょうそん意見いけん聴取ちょうしゅ義務付ぎむづける。

見直みなおしのすすかた

上記じょうきの「介護かいご要望ようぼうシステムの確立かくりつ」や「あらたなサービス体系たいけい確立かくりつ」など、一定いってい準備じゅんび時間じかん必要ひつようなものは、3〜4ねんかけて開始かいし
・ 「施設しせつ給付きゅうふ見直みなおし」や、グループホームなどへの市町村しちょうそん指定していについては、制度せいど改正かいせいですぐに実施じっしされる。

*全文ぜんぶん介護かいご制度せいど情報じょうほうホームページからリンクしています

障害しょうがいしゃへの影響えいきょうは?

 介護かいご保険ほけん支援しえん統合とうごうされない場合ばあいでも、介護かいご保険ほけん制度せいど改正かいせいわせて、支援しえん制度せいど同様どうよう改正かいせいがされると予想よそうされます。身体しんたい介護かいご家事かじ援助えんじょ体系たいけいわることが予想よそうされます。また、障害しょうがいしゃ影響えいきょう予想よそうされるものとしては、「地域ちいき夜間やかん対応たいおうがた」があります。これが全国ぜんこく導入どうにゅうされると、夜間やかん滞在たいざい介護かいご必要ひつよう障害しょうがいしゃも、夜間やかん緊急きんきゅうサービスがあればいのちにはかかわらないだろうとわれ、夜間やかんのホームヘルプの決定けっていけられないことになる可能かのうせいおおきいです。今後こんご介護かいご保険ほけん動向どうこう注目ちゅうもく必要ひつようです。




だい14かい社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎかい障害しょうがいしゃ部会ぶかい報告ほうこく

自薦じせんヘルパー推進すいしん協会きょうかい本部ほんぶ事務じむきょく
議事ぎじ内容ないようきとりメモの全文ぜんぶんはホームページに掲載けいさいしています)

 支援しえん介護かいご保険ほけんとの統合とうごう問題もんだいについてほかについて、6がつ25にち障害しょうがいしゃ部会ぶかい中間ちゅうかんとりまとめをおこない、6がつ28にち介護かいご保険ほけん部会ぶかい提案ていあんするということになっていました。
 介護かいご保険ほけんとの統合とうごうについて、どのようなとりまとめがなされるのか注目ちゅうもくあつめていましたが、とりまとめあんでは以下いかのような表現ひょうげんとなりました。

(2)あらたな障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし施策しさく介護かいご保険ほけん関係かんけい

上記じょうきのような状況じょうきょうなかで、今後こんご地域ちいき福祉ふくしかんがかたって障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし施策しさくを推 しんするため、国民こくみん共同きょうどう連帯れんたいかんがかたもとづいており、また、給付きゅうふ負担ふたんのルールが 明確めいかくである介護かいご保険ほけん制度せいど仕組しくみを活用かつようすることは、現実げんじつてき選択肢せんたくしひとつとしてひろ国民こくみんあいだ議論ぎろんされるべきである。
○この場合ばあいにおいて、だい12かい障害しょうがいしゃ部会ぶかい(平成へいせい16ねん6がつ4にち)においてさんにん委員いいんしめし たかんがかた(「障害しょうがいしゃ福祉ふくし確実かくじつ安定あんていてきささえていくために〜支援しえん制度せいど介護かいご保険ほけん 制度せいどをめぐる論点ろんてん整理せいり対応たいおう方向ほうこうせい」)のように、介護かいご保険ほけん制度せいどによりすべての さわ がいしゃサービスをになうのではなく、介護かいご保険ほけん制度せいどとそれ以外いがい障害しょうがいしゃサービスとうとをくみわせて、総合そうごうてき支援しえん体制たいせい整備せいびする必要ひつようがある。
○また、介護かいご保険ほけん制度せいど仕組しくみを活用かつようすることについては、障害しょうがい特性とくせいまえたもの となるのかどうかとうについて関係かんけいしゃから課題かだい懸念けねんしめされており、これらについて 十分じゅうぶん検討けんとう対応たいおうすることが必要ひつようである。
現時点げんじてんにおいては、障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし施策しさく推進すいしんのために介護かいご保険ほけん制度せいど仕組しくみを活用かつよう することについては、賛成さんせいする意見いけん課題かだいしめしつつ選択肢せんたくしひとつであることをみとめ る意見いけんのほか、判断はんだんする材料ざいりょう十分じゅうぶんではないとの意見いけん反対はんたいする意見いけんもある。
今後こんご、よりよい制度せいど模索もさくしていくなかで、障害しょうがいしゃ医療いりょう関係かんけいしゃをはじめおおくの関係かんけい しゃ意見いけん十分じゅうぶんいて検討けんとうすすめる必要ひつようがあるとともに、障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし施策しさく実施じっししゃ であり、介護かいご保険ほけん制度せいど保険ほけんしゃでもある市町村しちょうそん十分じゅうぶん協議きょうぎすることが必要ひつようである。
○いずれにしても、介護かいご保険ほけん制度せいど仕組しくみを活用かつようすることをふく障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし施策しさくを どうするかについては、今後こんご国民こくみんいちにんひとりが「障害しょうがい」の問題もんだいを、他人事たにんごととしてで はなく、自分じぶん関係かんけいのある問題もんだいとの認識にんしきち、ひろ議論ぎろんおこなわれ、その理解りかい協力きょうりょくられることを期待きたいしたい。

 これをけて、かく委員いいんから、統合とうごう反対はんたいする意見いけん支援しえん継続けいぞくする選択肢せんたくしもいれ るべきという意見いけん介護かいご保険ほけん統合とうごうにもっとむこむべきだという意見いけんなど様々さまざま意見いけん がでました。

丹下たんげ委員いいん(NPO障害しょうがいしゃ雇用こよう部会ぶかい 日経連にっけいれん
 介護かいご保険ほけんれること、20さい保険ほけんしゃひろげることは時期じき尚早しょうそうである。わがくに障害しょうがいしゃ施策しさく方向ほうこうがどこにあるのか、おおくの選択肢せんたくし吟味ぎんみし、議論ぎろんすることから はじめるべき。すでに統合とうごうまったかのような方向ほうこうがあることはおかしい。
 20さい以上いじょうから保険ほけんりょうをとるなら、対象たいしょうひと理解りかい共感きょうかんつのか。所得しょとく補足ほそくりつ問題もんだいもあり、学生がくせい・フリーターからはとれない、勤労きんろうしゃしかとれない。
 産業さんぎょうかい障害しょうがいしゃ問題もんだい拒否きょひしているのではない。産業さんぎょうかいもとめているのは福祉ふくしにも合理ごうりもとめている。こう福祉ふくしこうコスト体質たいしつができている。福祉ふくしにおいてもコストをどうげるかを産業さんぎょうかいもとめている。
 支援しえんをどう再生さいせいするかの選択肢せんたくしがあり、これがまだ議論ぎろんされていない。障害しょうがいしゃ福祉ふくし雇用こようむす法体ほうたいけい提起ていきしてしい。提供ていきょうされるサービスが過剰かじょうでないのか、そのためのルールが必要ひつようで、これはケアマネジメントの議論ぎろんにかかってくる。このような検討けんとうをして支援しえん制度せいど再生さいせいをすべきであるというのが産業さんぎょうかいのおおかたの意見いけんである。
 介護かいご保険ほけんとの統合とうごう将来しょうらいてきにあるのかもしれないが、議論ぎろんをつくしてからかんがえるべき。

京極きょうごく部会ぶかいちょう
 わたしのメモでは、"有力ゆうりょく選択肢せんたくし"ではなく"現実げんじつてき選択肢せんたくしひとつ"ということである。保険ほけん徴収ちょうしゅうが20さいから、30さいからということはふれていない。

安藤あんどう委員いいん(ろうあ連盟れんめい
 介護かいご保険ほけんとの統合とうごう現実げんじつてき選択肢せんたくしというが、支援しえん制度せいど現実げんじつてき選択肢せんたくしであり、それがまったれられていない。統合とうごうつよくでていて、検討けんとうもとめたい。
 手話しゅわ通訳つうやく要約ようやく筆記ひっきはホームヘルプとはべつにというのは評価ひょうかできる。この中間ちゅうかん報告ほうこく方向ほうこうすすめていってしい。

福島ふくしま委員いいん東京大学とうきょうだいがく
 選択肢せんたくしうからには、介護かいご保険ほけん選択肢せんたくしひとつとすると、介護かいご保険ほけん統合とうごうだけにいてしまう。支援しえん再生さいせい検討けんとうする選択肢せんたくしがあればバランスはとれる。
 "介護かいご保険ほけん制度せいどによりすべての障害しょうがいしゃサービスをになうのではなく、介護かいご保険ほけん制度せいどとそれ以外いがい障害しょうがいしゃサービスとうわせて、総合そうごうてき支援しえん体制たいせい整備せいびする"とある が、介護かいご保険ほけん制度せいどにのる場合ばあいに、制度せいどわせるというかんがえを支持しじしているのであり、3にん委員いいんあんをそのまま支持しじするものではない。今回こんかいのとりまとめは明確めいかく方向ほうこうせいしめしてはいない、あえてしめさないこと様々さまざま可能かのうせいがあることをしめしている。

松友まつとも委員いいん育成いくせいかい
 タイムリミットのなかで、あるしゅ結論けつろんをださないといけない。本質ほんしつ大事だいじだが、7ねんまえのこしの議論ぎろんがあり、今回こんかい見直みなおしのなかで、障害しょうがいしゃ部会ぶかい結論けつろんがでなければ 介護かいご保険ほけん部会ぶかい議論ぎろんしない。京極きょうごく座長ざちょうには介護かいご保険ほけん部会ぶかいで7ねんまえのこしをきちんと議論ぎろんしてほしいとってしい。年齢ねんれいによる差別さべつあきらかな排除はいじょである。

徳川とくがわ委員いいん身体しんたい障害しょうがいしゃ施設しせつ協議きょうぎかい
 統合とうごうめたわけではなく、"現実げんじつてき選択肢せんたくし"としてげかけることには問題もんだいはない。介護かいご保険ほけん部会ぶかいになげて、それをけてまた議論ぎろんしたい。

武田たけだ委員いいん((ぶく)くわとも
 退院たいいん促進そくしんわれているが、退院たいいんしたひと地域ちいき生活せいかつおくれる手立てだてはなされていない。統合とうごう断定だんていではなくボールをげるための議論ぎろんはじめようとしている。これまで議論ぎろんすらしなかったが、議論ぎろんはじめていただきたい。治療ちりょう必要ひつようのない入院にゅういんしているひとたちの保障ほしょうのためにまず介護かいご保険ほけん議論ぎろんしていただきたい。

新保しんぼ委員いいん精神せいしん障害しょうがいしゃ社会しゃかい復帰ふっき施設しせつ協会きょうかい
 前回ぜんかい介護かいご保険ほけんとの統合とうごう賛成さんせいする意見いけんをだした。支援しえん再生さいせいといわれても、精神せいしん障害しょうがい支援しえんはいっていない。介護かいご保険ほけんならば義務ぎむてき経費けいひとして活用かつようできる。介護かいご保険ほけん選択肢せんたくしがないなら、精神せいしん施策しさく支援しえんれてくれるのかという約束やくそくをしてしい。わたしたちにはなん選択肢せんたくしもない。精神せいしん社会しゃかい復帰ふっき施設しせつ介護かいご保険ほけん賛成さんせいしたをくんでしい。

高橋たかはし清久きよひさ委員いいん国立こくりつ精神せいしん神経しんけいセンター)
 おおくの選択肢せんたくしがあるだろうとおもう。しかし、いろいろな選択肢せんたくしかんがえたうえで、介護かいご 保険ほけん制度せいど仕組しくみを活用かつようすることが有力ゆうりょく選択肢せんたくしである。
 経済けいざいてき理由りゆう結論けつろんたのでなく、介護かいご保険ほけん制度せいどがユニバーサルというかんがかた高齢こうれいしゃも、どのような障害しょうがいふくむというかんがかたで、介護かいご保険ほけん仕組しくみを活用かつようする。
 介護かいご保険ほけんくに負担ふたん責任せきにんをもっている。理念りねんてきめん介護かいご保険ほけん制度せいどすぐれためん議論ぎろんふかめていく。

岡谷おかや委員いいん看護かんご協会きょうかい
 必要ひつようなサービスは介護かいご保険ほけんすべてまかなえるのではなく、ぜい部分ぶぶんがでてくるが、どこまでがぜいで、どこからが保険ほけんなのか。そういうことを判断はんだんする材料ざいりょうがほとんどない。
 統合とうごうがいい、そうではないという判断はんだんが、これではできない。サービスを使つかっている障害しょうがいしゃ立場たちばにたって、統合とうごう是非ぜひ判断はんだんできるなか検討けんとうしたい。
 こちらからボールをげて、介護かいご保険ほけん部会ぶかいではどうなるのか。部会ぶかいでの結論けつろんがこちらにがえされるのか。

京極きょうごく部会ぶかいちょう
 介護かいご保険ほけん部会ぶかいでも議論ぎろんがあるし、医療いりょう保険ほけんとの議論ぎろんもある。ボランティアもある。そういうすみわけをどうするのかが課題かだいである。
 来週らいしゅう介護かいご保険ほけん部会ぶかいでボールをげる。障害しょうがいしゃ部会ぶかい介護かいご保険ほけん部会ぶかいをいったりきたりするようなことになるかもしれない。
 これは部会ぶかいちょうあんであるので、医療いりょう関係かんけいしゃ市町村しちょうそん経済けいざいかいすこめた議論ぎろんをして、中間なかままとめをする。それをあらためて介護かいご保険ほけん部会ぶかいす。
 介護かいご保険ほけん部会ぶかいも7がつまつけて精力せいりょくてき議論ぎろんをする。

村木むらき企画きかく課長かちょう
 ここでの議論ぎろんを28にち介護かいご保険ほけん部会ぶかいになげて議論ぎろんをいただく。この部会ぶかいもそれをながめながら中間ちゅうかんまとめをする。あと1かいか2かい開催かいさいして、中間なかままとめをする。
 その議論ぎろんは、介護かいご保険ほけん部会ぶかいがどう結論けつろんすかをながら、ご相談そうだんさせていただきたい。

北岡きたおか委員いいん滋賀しがけん社会しゃかい福祉ふくし事業じぎょうだん
 今回こんかい中間ちゅうかんのとりまとめでは現実げんじつてき選択肢せんたくしひとつとして議論ぎろんをすることを介護かいご保険ほけん部会ぶかいになげられればとおもう。
 しかし、なにをもって現実げんじつてきなのかが、このまとめでは不十分ふじゅうぶんだ。支援しえん財政ざいせいてき欠陥けっかん在宅ざいたく裁量さいりょうである、給付きゅうふ負担ふたん問題もんだい知的ちてき障害しょうがいしゃのサービス利用りようぞう国家こっか財政ざいせいきびしい、地域ちいき格差かくさ是正ぜせいなどを議論ぎろんして、現実げんじつてき選択肢せんたくしみちびされた、ということから議論ぎろんしていくことだとおもう。
 自立じりつ概念がいねん費用ひよう負担ふたん、サービスの上限じょうげんよこだし・上乗うわのせ、などの議論ぎろんがこれから必要ひつようになる。介護かいご保険ほけんがどこまで改革かいかくされるのかということもある。
 支援しえん制度せいど介護かいご保険ほけん発展はってんてき自立じりつ共生きょうせいあらたな制度せいど創出そうしゅつ期待きたいしていて、そのための議論ぎろんをしたい。

広田ひろた委員いいん精神せいしん医療いりょうサバイバー)
 統合とうごうかんがえるときに、地域ちいき生活せいかつ保険ほけん社会しゃかい保障ほしょう保険ほけんなどのいろんないいかたができる。統合とうごうといっても精神せいしん支援しえんはいっていない。
 講演こうえんって学生がくせいに、20さい以上いじょう介護かいご保険ほけんをはらうことをどうおもうかをくと、1 /3は抵抗ていこうがない、2/3は抵抗ていこうがあるとこたえる。
 これを業界ぎょうかいかんがえるのではなく、いろんなひとかたりかけることである。世間せけんひとがわかりやすいようにマスコミはつたえてしい。障害しょうがいになっても安心あんしんしてらしていける社会しゃかい保障ほしょう制度せいど日本にっぽん人間にんげん全体ぜんたい問題もんだいとしてかんがえる。障害しょうがいしゃ業界ぎょうかい議論ぎろんでは だめだ。

堂本どうもと委員いいん千葉ちば県知事けんちじ
 自治体じちたい立場たちばでいうと、介護かいご保険ほけん部会ぶかいげられるという議論ぎろんがされているが、それ以前いぜん社会しゃかい保障ほしょう制度せいどつくられる場合ばあいとく市町村しちょうそん主体性しゅたいせい確保かくほできるようにする 必要ひつようがある。かつての機関きかん委任いにん事務じむのようにほろにいり、ほそにいりまりができてはいけない。かっちり制度せいどができると地方ちほう自主じしゅせいをもった運用うんようができない。だれもがそのひとらしくむという可能かのうせいせまくなってしまう。

つま委員いいんぜん脊連)
  "判断はんだんする材料ざいりょう不十分ふじゅうぶん反対はんたいする意見いけんがあった"とあるが、ここは介護かいご保険ほけん部会ぶかいにもっていくさいには、"こく責任せきにんとしてぜいでまかなうべき"なので反対はんたいという意見いけんをはっきりいれてしい。

安藤あんどう委員いいん聾唖ろうあ連盟れんめい
 確認かくにんだが、この中間ちゅうかんまとめについては、立場たちばによってかたわってくる。どちらでもとれるものでは、障害しょうがいしゃ部会ぶかい見解けんかいわれる。座長ざちょうはどのように介護かいご保険ほけん部会ぶかい説明せつめいするか確認かくにんしたい。

京極きょうごく部会ぶかいちょう
 現実げんじつてき選択肢せんたくしとして検討けんとうせよとげかける。両論りょうろん併記へいきをとっているのではなく、かぎりになく賛成さんせいちかい。

安藤あんどう委員いいん聾唖ろうあ連盟れんめい
 賛成さんせいちかいという方向ほうこうなら、部会ぶかい確認かくにん必要ひつようだ。

京極きょうごく部会ぶかいちょう
 "賛成さんせい"という表現ひょうげんはいいすぎた。いろんな意見いけんがでたことがつたえる。しかし、こうで検討けんとうしてもらうためには、現実げんじつてき選択肢せんたくしとしてという表現ひょうげん使つかう。

福島ふくしま委員いいん東京大学とうきょうだいがく
 安藤あんどう委員いいん質問しつもんへの部会ぶかいちょうのおこたえはかなり重要じゅうようなポイントがある。かぎりなく賛成さんせいというのなら、とりまとめには賛成さんせいできない。
 介護かいご保険ほけん利用りようするさいにどういうパターンがあるのかを今後こんご検討けんとうする。そのときにあらためて、賛否さんぴをとうべきである。げん段階だんかいかぎりなく賛成さんせいはおかしい。部会ぶかいちょう個人こじん意見いけんでないととりまとめを支持しじできない。

京極きょうごく部会ぶかいちょう
 部会ぶかいちょう失言しつげんということで理解りかいを。中間なかまとりまとめではいままでの議論ぎろんをすべてもりこんだ。これほどのおおきな方向ほうこうせいをだしたのは厚労省こうろうしょうでいままかつてないことである。
 介護かいご保険ほけんわたしたちの現実げんじつてき選択肢せんたくしとして検討けんとうしなくてはならない。これまでの議論ぎろん入口いりくちにしかすぎない。介護かいご保険ほけんのメリット、デメリットある。市町村しちょうそんふくめて、国民こくみんてき議論ぎろん必要ひつよう。さしあたりは介護かいご保険ほけん部会ぶかいにだすが、医療いりょう関係かんけい市町村しちょうそん、いろんなかたがたにボールをげる。わたしたちももっとつっこんで議論ぎろんする必要ひつようがある。

高橋たかはしひろし委員いいん立教大学りっきょうだいがく
 介護かいご保険ほけん部会ぶかいになげることで、介護かいご保険ほけん部会ぶかいとの共同きょうどう作業さぎょうとなるのかどうかはわからないが、障害しょうがいしゃ介護かいご保険ほけんでこうかんがえようという、障害しょうがいしゃ団体だんたいにも判断はんだん材料ざいりょうがでてくる。

嵐谷あらしだに委員いいんにちれん
 当事とうじしゃ意見いけん有効ゆうこうである。げかけてかえってきたたまをどうするかという論議ろんぎになってているが、将来しょうらいにわたって障害しょうがいしゃ施策しさくはどうなるかという議論ぎろんをしてしい。国民こくみん理解りかい共感きょうかんる、障害しょうがいしゃ施策しさくトータルてき部分ぶぶんをもうすこ論議ろんぎしたうえで、このはなしをすすめていってしい。もっと材料ざいりょうがないと判断はんだんできない。

斉藤さいとう委員いいん社会しゃかい就労しゅうろうセンター協議きょうぎかい
 介護かいご保険ほけん制度せいど就労しゅうろうはいるのか。

京極きょうごく部会ぶかいちょう
 そこは明確めいかくには議論ぎろんしていない。授産じゅさん介護かいご施設しせつなのかどうか、福祉ふくし工場こうじょう介護かいご施設しせつではない。個別こべつ施設しせつ体系たいけいはこれから議論ぎろんする。

徳川とくがわ委員いいん身体しんたい障害しょうがいしゃ施設しせつ協議きょうぎかい
 上乗うわのせ・よこだしの議論ぎろんはされていない。介護かいご保険ほけん障害しょうがいしゃ施策しさく関係かんけいではこれは重要じゅうようなことである。高齢こうれい障害しょうがい人間にんげんとしておなじニーズをもっている。それをふくめたあらたなものをつくる。たん介護かいご保険ほけんにあるものを利用りようするだけでなく、国民こくみん全体ぜんたいのあり かたについてあたらしい社会しゃかい保障ほしょうつくる。

高橋たかはしひろし委員いいん立教大学りっきょうだいがく教授きょうじゅ
 高齢こうれいケアも介護かいご保険ほけんだけでなく、介護かいご保険ほけん以外いがいのサービスをべつてでおこなっている現実げんじつがある。これはいま介護かいご保険ほけん制度せいど前提ぜんていとした議論ぎろんである。
 介護かいご保険ほけんそのものが将来しょうらいがどうなるのかというのはそのつぎ議論ぎろんである。現状げんじょう制度せいど前提ぜんていとして、介護かいご保険ほけん持続じぞく可能かのう制度せいどとしてきびしいそそがれている。ピッチャーがキャッチャーにげて、それががえされてきてから議論ぎろんはじまる。

京極きょうごく部会ぶかいちょう
 今度こんど介護かいご保険ほけん見直みなおしでは、介護かいご保険ほけん部会ぶかいでも生活せいかつ支援しえん保険ほけんにするという議論ぎろんはしていない。今回こんかい見直みなおしでなく、つぎ見直みなおしになる。介護かいご保険ほけん部会ぶかいでは介護かいご保険ほけんをどう定着ていちゃくするかという見直みなおしをいまやっている。生活せいかつ支援しえん保険ほけん議論ぎろんとしては将来しょうらいあるが、当面とうめん議論ぎろんでない。
 今日きょう意見いけんいて修正しゅうせいをしたうえで、最終さいしゅうてきなものを委員いいんにみてもらったうえで、介護かいご保険ほけん部会ぶかいにだしたい。介護かいご保険ほけん部会ぶかいでは、障害しょうがいしゃ部会ぶかいからボールをなげるという意味いみ今日きょう議論ぎろんをふくめて説明せつめいしたい。

 以上いじょうのような議論ぎろんがなされ、障害しょうがいしゃ部会ぶかいでは統合とうごう決定けっていしたわけではないが、"げん てき選択肢せんたくしひとつ"として介護かいご保険ほけん部会ぶかい検討けんとうをしてもらうために、部会ぶかいちょうメモと して中間ちゅうかんとりまとめを28にち介護かいご保険ほけん部会ぶかい提出ていしゅつすることになりました。
 また、障害しょうがいしゃ部会ぶかい本日ほんじつでいったん終了しゅうりょうおもわれていましたが、あと1〜2かい開催かいさい し、介護かいご保険ほけん部会ぶかい状況じょうきょうをみながら、また、障害しょうがいしゃ団体だんたい市町村しちょうそん医療いりょう関係かんけいとの協議きょうぎ をしながら、最終さいしゅうてきなかあいだとりまとめをおこなうことがしめされました。
 これまでの部会ぶかい議論ぎろんなかでは「介護かいご保険ほけん自体じたいおおきく改革かいかくして地域ちいき生活せいかつするた めの支援しえんおこな制度せいどにする」という介護かいご保険ほけん改革かいかく念頭ねんとうにおいた賛成さんせい意見いけんがありまし たが、部会ぶかいちょうからは「介護かいご保険ほけん部会ぶかいでは、介護かいご保険ほけんをどう定着ていちゃくするかという見直みなおしを いまやっていて、生活せいかつ支援しえん保険ほけんにするという議論ぎろんはしていない。生活せいかつ支援しえん保険ほけん議論ぎろんと しては将来しょうらいあるが、当面とうめん議論ぎろんでない。」という否定ひていてき見解けんかいしめされました。ま た、介護かいご保険ほけんとの統合とうごう小規模しょうきぼ通所つうしょ授産じゅさん無認可むにんか作業さぎょうしょ問題もんだい改善かいぜんされるとの期待きたい もありましたが、今日きょうのやりとりのなかでは通所つうしょ授産じゅさん介護かいご保険ほけんにいれるかどうかは トーンダウンした議論ぎろんがなされています。
 また、支援しえん今年度こんねんど予算よさんが170おくえん不足ふそくがでるという報道ほうどうについての質問しつもん委員いいんからありました。これにたいして、障害しょうがい福祉ふくし課長かちょうは「いま段階だんかい不足ふそくかくたるかず はない。しん年度ねんどはじまって3ヶ月かげつ利用りようびの状況じょうきょうもある、4がつから工夫くふうもしてい る。適切てきせつにデータをとる努力どりょくをしている。昨年さくねん初年度しょねんどであったので緊急きんきゅう避難ひなんてきかく し、当面とうめん回避かいひできたが今年ことしおなじような流用りゅうよう困難こんなんである。補正ほせい予算よさん困難こんなんであ る。不足ふそくした財源ざいげん確保かくほは、4がつから加算かさん算定さんてい合理ごうり長時間ちょうじかん単価たんか逓減ていげんなどの 対応たいおうをしている。今年度こんねんど状況じょうきょうながらさらなる運営上うんえいじょう工夫くふう対応たいおうする。」とこたえ、追加ついかてき財源ざいげん確保かくほ否定ひていしています。



審議しんぎかい介護かいご保険ほけん部会ぶかい報告ほうこくしょあん
   介護かいご保険ほけん支援しえん統合とうごう結論けつろんさず

  審議しんぎかい障害しょうがい部会ぶかいでは、介護かいご保険ほけん統合とうごうけた報告ほうこくしょされましたが、それをけた介護かいご保険ほけん部会ぶかいでは、両論りょうろん併記へいき報告ほうこくしょあんました。

  社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎかいの「介護かいご保険ほけん部会ぶかい」が7がつ16にちひらかれ、報告ほうこくしょあんくばられました。 注目ちゅうもくの、「保険ほけんしゃ受給じゅきゅうしゃ範囲はんいについて」では統合とうごう賛成さんせい意見いけんと、反対はんたい意見いけん両論りょうろん併記へいきになりました。文書ぶんしょりょうでは賛成さんせい意見いけんがわずかにおおかれており、厚生こうせい労働省ろうどうしょう賛成さんせい意見いけんのようですが、マスコミでは「両論りょうろん併記へいき」との報道ほうどうがされました。

介護かいご保険ほけん改革かいかく徴収ちょうしゅう拡大かくだい結論けつろん先送さきおくり…しゃしん部会ぶかいあん 

読売新聞よみうりしんぶん 2004/7/16

 2006年度ねんど実施じっし介護かいご保険ほけん制度せいど改革かいかくけた社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎかい介護かいご保険ほけん部会ぶかい意見いけんしょあんが、15にちあきらかになった。最大さいだい論点ろんてんである保険ほけんりょう徴収ちょうしゅう拡大かくだい障害しょうがいしゃ福祉ふくし統合とうごうかんしては、結論けつろん先送さきおくりした。
 制度せいど見直みなおしの内容ないようとしては、〈1〉あらたな「予防よぼう給付きゅうふ」の創設そうせつ〈2〉施設しせつ入所にゅうしょしゃからの居住きょじゅう徴収ちょうしゅう〈3〉独自どくじせい重視じゅうしの「地域ちいき密着みっちゃくがたサービス」創設そうせつ――などをげている。今月こんげつまつにも最終さいしゅうてき意見いけんしょがまとまるのをけ、厚生こうせい労働省ろうどうしょうあき改革かいかくあん公表こうひょう来年らいねん通常つうじょう国会こっかい介護かいご保険ほけんほう改正かいせいあん提出ていしゅつする予定よていだ。
 障害しょうがいしゃ福祉ふくしとの統合とうごうは、保険ほけんりょう徴収ちょうしゅう現行げんこう40さい以上いじょう)を「20さい以上いじょう」などに拡大かくだいすることと一体いったい議論ぎろんされたが、サービス削減さくげんなどを懸念けねんする障害しょうがいしゃ団体だんたいや、経済けいざいかい反発はんぱつつよく、んだ議論ぎろんにはいたらなかった。意見いけんしょあん賛否さんぴ両論りょうろん併記へいき、「国民こくみん各層かくそう十分じゅうぶん理解りかい合意ごういながらをすすめていくことがもとめられる」とするにとどまり、調整ちょうせい難航なんこう予想よそうされる。

介護かいご保険ほけん見直みなおし、しゃしん部会ぶかいあん障害しょうがいしゃ支援しえん統合とうごう先送さきおく

日経新聞にっけいしんぶん】2004ねん7がつ15にち(木)もく (記事きじの1抜粋ばっすい

 来年らいねん介護かいご保険ほけん制度せいど改正かいせいけた社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎかい厚生こうせい労働ろうどうしょう諮問しもん機関きかん介護かいご 保険ほけん部会ぶかい報告ほうこくしょあんじゅうよんにちあきらかになった。焦点しょうてんだった障害しょうがいしゃ支援しえん制度せいどとの 統合とうごう賛否さんぴ両論りょうろん併記へいき方向ほうこうせいしめさなかった。議論ぎろんあき以降いこう先送さきおくりしたが、負担ふたん ぞうとなる企業きぎょう市町村しちょうそんからは反発はんぱつおお難航なんこう必至ひっし変更へんこうてんとして施設しせつ入所にゅうしょしゃからきょ じゅう食費しょくひ徴収ちょうしゅう予防よぼう重視じゅうしする方針ほうしんなどをした。
 報告ほうこくしょあんじゅうろくにち部会ぶかい提出ていしゅつなながつまつにもまとめる。介護かいご保険ほけん施行しこうからねん たった〇〇ねん見直みなおすことがまっている。あき改革かいかくあんをまとめ、来年らいねん通常つうじょうこく かい法案ほうあん提出ていしゅつする。
 最大さいだい論点ろんてんである支援しえん制度せいどとの統合とうごうでは、保険ほけんりょう負担ふたんするそう現行げんこうの「よんじゅうさい 以上いじょう」から「二十歳はたち以上いじょう」にひろげることもあわせて議論ぎろん報告ほうこくしょあんは「ひろ関心かんしん ろん喚起かんきする」として統合とうごう積極せっきょくてき意見いけん消極しょうきょくてき意見いけんならべ、統合とうごうするかどうか の方向ほうこうせい明確めいかくにするにはいたらなかった。
 積極せっきょくてき意見いけんは「介護かいごニーズを年齢ねんれい区分くぶんする合理ごうりせい見出みいだがたい」「財政ざいせい安定あんてい する」「障害しょうがいしゃ福祉ふくし改善かいぜんされる」など。消極しょうきょくてき意見いけんでは「障害しょうがいしゃ施策しさく全額ぜんがくぜい かね基本きほんとすべきだ」「若者わかもの企業きぎょうあらたな負担ふたんしょうじる」「支援しえん導入どうにゅうからいちねん で、時期じき尚早しょうそうである」などをしるした。
 障害しょうがいしゃみずからサービスをえら支援しえん制度せいど〇〇さん年度ねんど発足ほっそく利用りようしゃ急増きゅうぞうはつ 年度ねんどから補助ほじょきん大幅おおはば不足ふそくし、今年度こんねんどやくひゃくななじゅうおくえんりない見通みとおしで財源ざいげん不足ふそく課題かだいとなっている。障害しょうがいしゃ施策しさく検討けんとうする障害しょうがいしゃ部会ぶかいじゅうさんにち介護かいご保険ほけんとの統合とうごうを 「現実げんじつてき選択肢せんたくしひとつ」とするなかあいだ報告ほうこく了承りょうしょうした。

 

人事じんじ異動いどう

厚生こうせい労働省ろうどうしょう大塚おおつか義治よしはる事務次官じむじかん退任たいにん後任こうにんかり利和としかず厚生こうせい労働ろうどう審議しんぎかんまわり、厚生こうせい労働ろうどう審議しんぎかんつじ哲夫てつお保険ほけん局長きょくちょうく。

その関係かんけい人事じんじ異動いどう
障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし障害しょうがい福祉ふくし課長かちょうに、松島まつしまけん社会しゃかい援護えんごきょく地域ちいき福祉ふくし課長かちょう
北海道ほっかいどう厚生こうせい局長きょくちょうに、かわ幹夫みきお内閣ないかく審議しんぎかん国民こくみん生活せいかつきょく担当たんとう


介護かいご保険ほけん見直みなおし いそいてはことをつかまつそんずる

毎日新聞まいにちしんぶん社説しゃせつ:2004ねん7がつ19にち

 介護かいご保険ほけん制度せいど見直みなおしにけて議論ぎろん大詰おおづめをむかえている。最大さいだい課題かだい介護かいご保険ほけん 制度せいど障害しょうがいしゃ支援しえん制度せいど統合とうごうだが、社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎかい介護かいご保険ほけん部会ぶかいでの議論ぎろん賛成さんせい反対はんたい慎重しんちょうろんれており、しゅうれんしそうにない。今月こんげつまつにまとめられるどう部会ぶかい報告ほうこく は3ろん併記へいきとならざるをないだろう。政府せいふが「年金ねんきん経験けいけん」から、制度せいどへの信頼しんらいかん がいかに大切たいせつかをまなんだならば、国民こくみんこえ無視むしした見直みなお論議ろんぎはできないはずだ。

 介護かいご保険ほけん障害しょうがいしゃ支援しえん制度せいどともきびしい財政ざいせい問題もんだいかかえており、このままではやぶ たんしかねない。介護かいご保険ほけんは40さいから加入かにゅう義務ぎむされ、原則げんそく65さいからサービス がけられる。当初とうしょ、20さいからの加入かにゅう検討けんとうされたが、若者わかものがそっぽをくのをしん はいして、40さい以上いじょうわった。

 施行しこう年間ねんかん在宅ざいたく介護かいごサービス利用りようしゃは2ばいの200まんにん以上いじょう増加ぞうか現在げんざいも1 カ月かげつまんにんぞうのペースで拡大かくだいつづいている。この結果けっか介護かいご給付きゅうふはスタート(0 0年度ねんど)の3・2ちょうえんから、今年度こんねんど予算よさんでは5・5ちょうえん急増きゅうぞうした。給付きゅうふがくは25ねん には19ちょうえんふくらむ見通みとおしだ。

 一方いっぽう昨年度さくねんどからはじまった障害しょうがいしゃ支援しえん制度せいど導入どうにゅう当初とうしょから大幅おおはば予算よさん不足ふそく た。身体しんたい知的ちてき障害しょうがいしゃ自立じりつ必要ひつよう福祉ふくしサービスをみずかえらび、費用ひよう公費こうひ負担ふたんす る制度せいどだが、ここでも利用りようしゃえ、くに昨年度さくねんど予算よさんに512おくえん補助ほじょきん計上けいじょうし たが128おくえん不足ふそくた。今年度こんねんどもこれを上回うわまわ予算よさん不足ふそく見込みこまれている。さん くらい一体いったい改革かいかく補助ほじょきん大幅おおはば削減さくげんとなれば、支援しえん制度せいど存続そんぞくさえあやぶまれる。

 このため厚生こうせい労働省ろうどうしょう介護かいご障害しょうがいしゃ福祉ふくし統合とうごうした。介護かいご保険ほけん対象たいしょうさわ がいしゃくわえ、年齢ねんれい障害しょうがい疾病しっぺい種類しゅるいわず、介護かいご必要ひつようひと全体ぜんたいささつかまつ みをざしている。

 だが、ちょっとってもらいたい。議論ぎろん生煮なまにえで、結論けつろん状況じょうきょうではない。えつ えなければならないハードルがやまほどある。

 あらたに20さい〜39さいからも保険ほけんりょう徴収ちょうしゅうするというが、わかそう理解りかいられる のか▽20さい以上いじょうからの保険ほけんりょう徴収ちょうしゅうにより未納みのう加入かにゅうえるおそれがある▽日本にっぽんけい だんれんなどから企業きぎょう負担ふたんぞう反対はんたいつよい▽社会しゃかい保険ほけん方式ほうしき介護かいご制度せいどぜい財源ざいげんでやって きた障害しょうがいしゃ福祉ふくし統合とうごうできるのか▽障害しょうがいしゃへのサービス低下ていかおそれがある−−などが おも論点ろんてんだ。りょう制度せいどはそれぞれに問題もんだいかかえており、統合とうごうですべてが片付かたづくというこう えは安易あんいだ。

   介護かいご保険ほけん財政ざいせい健全けんぜんのためには、介護かいご予防よぼう徹底てっていはか利用りようしゃ急増きゅうぞう歯止はどめをか けることがさい優先ゆうせんだ。保険ほけん不正ふせい請求せいきゅう根絶こんぜつよう介護かいご認定にんてい適正てきせい過剰かじょうなサービス による給付きゅうふ膨張ぼうちょうなどもきびしくチェックすべきだ。障害しょうがいしゃ支援しえん制度せいど導入どうにゅうからまだ 2ねんだ。予算よさん不足ふそく背景はいけい分析ぶんせき改善かいぜんはかることが緊急きんきゅう課題かだいである。

 介護かいご部会ぶかい委員いいん意見いけんれている。きゅう(せ)いてはことをつかまつそんずる。拙速せっそく結論けつろんし、年金ねんきん改革かいかくわだち(てつ)をんではならない。  


にちれんホームページ2004/07/21より(要約ようやく

介護かいご保険ほけん支援しえん統合とうごう問題もんだい特別とくべつ検討けんとう部会ぶかい設置せっち

  来年らいねん介護かいご保険ほけん制度せいど見直みなおしについて検討けんとうしてきた厚生こうせい労働省ろうどうしょう主管しゅかん社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎかい介護かいご保険ほけん部会ぶかいで7がつ16にちしめされた報告ほうこくしょあんで、介護かいご保険ほけん支援しえん制度せいど統合とうごうについては、賛否さんぴ両論りょうろん併記へいきされていました。{
  介護かいご保険ほけん制度せいど改革かいかく法案ほうあん来年らいねんがつ通常つうじょう国会こっかいでの上程じょうていをめざし厚労省こうろうしょうない調整ちょうせいすすめられていますが、こうしたなか両論りょうろん併記へいき結論けつろんなかった「統合とうごう問題もんだい」の解決かいけつはかるため、社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎかい特別とくべつ部会ぶかい設置せっちし、すすむべき方向ほうこうせい検討けんとうする方針ほうしんかたまった模様もようです。



全国ぜんこく市長しちょうかい障害しょうがい施策しさく介護かいご保険ほけん統合とうごうは「慎重しんちょう検討けんとうすること」と要望ようぼう

 全国ぜんこく市長しちょうかいでは、6月9にち開催かいさいしただい74かい全国ぜんこく市長しちょう会議かいぎにおいて、かく支部しぶから提出ていしゅつされた議案ぎあんについて審議しんぎ採択さいたくし、介護かいご保険ほけん制度せいどなど14項目こうもくについて要望ようぼう事項じこうとしてりまとめました。これら要望ようぼう事項じこうについては、7がつ2にち全国ぜんこく会議かいぎいんをはじめ関係かんけい省庁しょうちょうなどのかく方面ほうめん提出ていしゅつされました。(http://www.mayors.or.jp/ より)

 [平成へいせい16ねん6がつ9にち だい74かい全国ぜんこく市長しちょう会議かいぎ決定けってい重点じゅうてん要望ようぼう事項じこうより抜粋ばっすい

7 介護かいご保険ほけん制度せいどかんする重点じゅうてん要望ようぼう

 介護かいご保険ほけん制度せいど円滑えんかつ運営うんえいはかるため、くには、とくつぎ事項じこうについて積極せっきょくてき措置そちこうじられたい。

2.こく実施じっししているてい所得しょとくしゃ対策たいさくは、保険ほけんりょうおよ利用りようりょう軽減けいげんさく十分じゅうぶんでないことから、くに制度せいどとして、財政ざいせい措置そちふくめて総合そうごうてきかつ統一とういつてき対策たいさくこうじるよう、抜本ばっぽんてき見直みなおしをおこなうこと。
4.保険ほけんりょう納付のうふ利便りべんせい徴収ちょうしゅう事務じむ効率こうりつおよ収納しゅうのうりつ向上こうじょうはかるため、すべての年金ねんきん特別とくべつ徴収ちょうしゅう対象たいしょうとすること。
5.現行げんこうだいごう保険ほけんりょう区分くぶんについては、だい段階だんかい対象たいしょうしゃにおける収入しゅうにゅう格差かくさおおきく、所得しょとくひくものにとって負担ふたんおおきいので、住民じゅうみん所得しょとく状況じょうきょうおうじた段階だんかいせい採用さいようとう、よりきめこまかい保険ほけんりょう段階だんかい区分くぶん設定せっていすること。
6.障害しょうがいしゃ施策しさくとの統合とうごうおよ保険ほけんしゃ年齢ねんれい範囲はんい拡大かくだいについては、慎重しんちょう検討けんとうすること。



新宿しんじゅく別居べっきょ家族かぞくによるヘルパーサービスを禁止きんし

  東京とうきょう新宿しんじゅくは、障害しょうがいしゃにホームヘルプサービス提供ていきょうしている支援しえん事業じぎょうしょたいし、別居べっきょ親族しんぞくとうのヘルパーをみとめないむね通知つうちしました。
  通知つうちによると、「同居どうきょ家族かぞくへのサービス提供ていきょう禁止きんし」について新宿しんじゅく厚生こうせい労働省ろうどうしょう紹介しょうかいしたところ、「直系ちょっけい血族けつぞく配偶はいぐうしゃ兄弟きょうだい姉妹しまいについては、別居べっきょであっても、サービス提供ていきょうしゃとしてはみとめられない」と回答かいとう新宿しんじゅく今後こんごこの方針ほうしんをとるとのことです。
 支援しえん制度せいどでは、制度せいど開始かいしに、介護かいご保険ほけんのホームヘルプの規定きていをほとんどまるうつしにしたため、「同居どうきょ家族かぞくへのサービス提供ていきょう禁止きんし」は、介護かいご保険ほけん同様どうよう明文化めいぶんかされていますが、別居べっきょ家族かぞくがヘルパーになりサービス提供ていきょうすることはくに規定きていでは禁止きんしとはなっていませんでした。
 介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかいでは、支援しえん制度せいど開始かいしまえ厚生省こうせいしょう交渉こうしょうで、別居べっきょ家族かぞくによるヘルパーは禁止きんしにするよう要望ようぼうしています。支援しえん制度せいどまえ全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ介護かいごじん派遣はけん事業じぎょうなどでは、3親等しんとう以内いないもの介護かいごじんになるのを禁止きんししていた自治体じちたいがほとんどでした。別居べっきょ家族かぞくがヘルパーになることができる制度せいどでは、とついだむすめおや介護かいごはい行為こういや、1人ひとりらしをはじめた子供こども介護かいごおやはい行為こうい可能かのうになります。これでは、市民しみん合意ごういられず、介護かいご制度せいどびていきません。
  また、介助かいじょしゃ他人たにんからえらぶべきであり、家族かぞく介護かいごはいるべきではありません。家族かぞく介護かいご場合ばあいは、障害しょうがいしゃによる人選じんせんができないため、介助かいじょしゃ立場たちば障害しょうがいしゃよりもたかくなり、虐待ぎゃくたいなどが発生はっせいしているためです。
 (他人たにん介助かいじょしゃでも、まりこみの家政かせいれいのように、特定とくてい介助かいじょしゃにしか介護かいごたのめない状況じょうきょうつくってしまうと、介助かいじょしゃのほうのちから関係かんけいおおきくなり、虐待ぎゃくたい発生はっせいします)。



介護かいご福祉ふくし試験しけんもう概要がいよう発表はっぴょうになりました。

 支援しえん介護かいご保険ほけんのヘルパー事業じぎょうしょではサービス提供ていきょう450あいだ/つきごとに1めいのサー ビス提供ていきょう責任せきにんしゃ必要ひつようです。(905あいだなら3にん
 サービス提供ていきょう責任せきにんしゃ常勤じょうきんで、介護かいご福祉ふくし、1きゅうヘルパー、3ねん経験けいけんの2きゅうのいずれか でないといけません。
 また、介護かいご福祉ふくしをとると自分じぶん団体だんたいけん指定していのヘルパー研修けんしゅう実施じっしするときにほとん どの科目かもく講師こうしになれるので、便利べんりです。

介護かいご福祉ふくし試験しけんはみなし資格しかくしゃ日常にちじょう生活せいかつ支援しえんヘルパーや資格しかくしゃでも、受験じゅけん可能かのうです。 (介護かいご経験けいけんねん以上いじょうでなおかつ540にち以上いじょうであれば受験じゅけん可能かのうです。介護かいご経験けいけんとは、自費じひ 利用りようふく介護かいご事業じぎょうおこな法人ほうじんのヘルパー経験けいけんや、自薦じせんヘルパーや全身ぜんしんせい派遣はけん事業じぎょう行政ぎょうせい 制度せいど介護かいごしゃ経験けいけんや、行政ぎょうせいから介助かいじょのおかねている作業さぎょうしょ任意にんい団体だんたい介助かいじょしゃなどがけい けん日数にっすうとしてみとめられます)

 ふるいCILではサービス提供ていきょう責任せきにんしゃ不足ふそく対策たいさくに3ねんえた介護かいごしゃ毎年まいとし全員ぜんいん受験じゅけんして もらっている団体だんたいもいくつかあります。 今年ことし厚生省こうせいしょうより介護かいご福祉ふくし試験しけん改革かいかく方向ほうこうせいされ、すうねんには、3ねん経験けいけんしゃ受験じゅけん ができなくなり、介護かいご福祉ふくし養成ようせいこうひとだけが試験しけん受講じゅこうできるようにわっていく じょうです。

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だい17かい介護かいご福祉ふくし国家こっか試験しけん施行しこうについて

1  試験しけん期日きじつ

(1)筆記ひっき試験しけん  平成へいせい17ねんがつ23にち日曜日にちようび
(2)実技じつぎ試験しけん  平成へいせい17ねんがつ 6にち日曜日にちようび

6  受験じゅけん手続てつづき

(1) 受験じゅけん書類しょるい受付うけつけ期間きかん
 平成へいせい16ねんがつ11にち水曜日すいようび)〜9がつ10にち金曜日きんようび
  ※当日とうじつ消印けしいんのあるものにかぎ有効ゆうこう
(2) 受験じゅけん書類しょるい提出ていしゅつさき
 財団ざいだん法人ほうじん 社会しゃかい福祉ふくし振興しんこう試験しけんセンター

http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/07/h0715-3.html http://www.sssc.or.jp/index2.html



支援しえん事業じぎょうしょでも不正ふせいによる指定してい

  介護かいご保険ほけん制度せいどは2000年度ねんどにスタートして以降いこう不正ふせい請求せいきゅうなどで2003年度ねんどまでの4年間ねんかんで232事業じぎょうしょ指定していしをけ、報酬ほうしゅう返還へんかんがくは29おくえんになっています。
 2003年度ねんどはじまった支援しえん制度せいどでも76・7がつ奈良ならけん兵庫ひょうごけんで2けん指定していしがありました。介護かいご保険ほけん事業じぎょうしょでは有限ゆうげん会社かいしゃなどの営利えいり法人ほうじん指定していしがおおくなっていますが、支援しえん指定していしは2けんともNPO法人ほうじんでした。NPO法人ほうじんだれでも設立せつりつできる法人ほうじんですが、まだかずすくないため、NPO法人ほうじん不正ふせいおこなうと、ほかのNPO法人ほうじん悪影響あくえいきょうあたえます。NPO法人ほうじんたいする市民しみん監視かんしがよりいっそう必要ひつようです。
 とく問題もんだいなことに、兵庫ひょうごけん指定していしをけたNPO法人ほうじん障害しょうがいしゃ代表だいひょうしゃをしており、サービス提供ていきょう責任せきにんしゃ名義めいぎかりや、架空かくうのサービスを請求せいきゅうしていました。この団体だんたい自立じりつ生活せいかつセンターや自薦じせんヘルパー推進すいしん協会きょうかいとは関係かんけいありませんが、このような犯罪はんざいおこな障害しょうがいしゃると、全国ぜんこくのほかの障害しょうがいしゃ団体だんたい悪影響あくえいきょうおよぼします。

  わらわれ介護かいご保障ほしょう運動うんどう歴史れきしてきにこのような介護かいご制度せいど不正ふせい利用りようきびしく糾弾きゅうだんしてきました。介護かいご制度せいど不正ふせい利用りようがあると、その地域ちいきさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ時間じかんすうりなくて交渉こうしょうちゅうほう介護かいご制度せいどがそれ以上いじょうびなくなり、さい重度じゅうどひといのち危機ききにさらす結果けっかになります。実際じっさいに、支援しえん制度せいどまえ自薦じせん制度せいど不正ふせい過去かこおこなわれた大阪おおさか東京とうきょうのいくつかの自治体じちたいでは24あいだ介護かいご制度せいどができずに、介護かいご制度せいど最高さいこう時間じかん水準すいじゅんきわめてひくいままになっています。その自治体じちたいでは不正ふせいとは関係かんけいない24あいだ介護かいご必要ひつよう障害しょうがいしゃいのち危機ききにさらされています。また、過去かこ不正ふせい利用りよう情報じょうほうかくすことは不可能ふかのうで、年月としつきて、審議しんぎかいている研究けんきゅうしゃ厚生省こうせいしょう職員しょくいんにもつたわっています。こういうことがあるかぎり、介護かいご制度せいど改善かいぜんにブレーキがかかります。全国ぜんこく障害しょうがいしゃくるしめることにもつながります。 このような不正ふせい行為こういおこなうことは、絶対ぜったいゆるされません。介護かいご保障ほしょう運動うんどう先人せんじんいのちけてつくってきた苦労くろうみにじるものです。



障害しょうがい当事とうじしゃによるホームヘルパー指定してい事業じぎょうしゃ全国ぜんこく1000ヶ所かしょ

長時間ちょうじかんよう介護かいご障害しょうがいしゃなどが運営うんえいする介助かいじょサービスのシステムと 24あいだ介護かいご保障ほしょう制度せいど全国ぜんこくつくろう

 2003ねんからは障害しょうがいヘルパーも介護かいご保険ほけん同様どうよう事業じぎょうしゃ市場いちば自由じゆうされました。さまざまな事業じぎょうしゃがホームヘルプなどのサービスを提供ていきょうし、障害しょうがいしゃ自由じゆう事業じぎょうしゃ選択せんたくできるようになりました。
 ホームヘルプサービスをおこないたい事業じぎょうしゃは、一定いってい基準きじゅんたせば、都道府県とどうふけんが1〜2ヶ月かげつじゃく指定していするようになりました。指定していければ、市町村しちょうそんさかい県境けんきょうえてサービス提供ていきょうができるようになりました。
 長時間ちょうじかん介助かいじょ必要ひつよう障害しょうがいしゃ高度こうど介護かいご必要ひつよう障害しょうがいしゃ団体だんたいは、従来じゅうらいから、行政ぎょうせいなどの派遣はけんするヘルパーは介助かいじょ満足まんぞくにできなかったため、自分じぶんたちで介助かいじょしゃやとい、団体だんたいつく重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃにも十分じゅうぶん対応たいおうできる介助かいじょサービスをおこなってきました。また、行政ぎょうせい交渉こうしょうおこな四国しこく東京とうきょう中心ちゅうしんに、24あいだ介助かいじょ制度せいどつくげてきました。
 これらの自立じりつ生活せいかつセンターとう団体だんたい実績じっせきがありながらなかなか障害しょうがいヘルパー委託いたくけられませんでした。2000ねんがつからの介護かいご保険ほけん施行しこうで、老人ろうじんけのヘルパーとう事業じぎょうしゃ自由じゆうされ、それに影響えいきょうされて障害しょうがいヘルパーも重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ運営うんえいする自立じりつ生活せいかつセンターとう委託いたくされるようになりました。(それでも3ねん以上いじょうはないがおこなわれたうえでのことでした)。これにより、かくセンターは予算よさん規模きぼおくえんえる団体だんたいえてきました。
 2003ねんにはこのような心配しんぱいはなくなりました。一定いってい基準きじゅんたせば、市町村しちょうそん意向いこう関係かんけいなくかなら指定していけられ、ヘルパー事業じぎょうしゃになれます。

2010ねんごろの目標もくひょう

 介護かいご保険ほけん障害しょうがい指定してい事業じぎょうしゃになってヘルパー派遣はけんおこなうと、十分じゅうぶん運営うんえい保障ほしょうされ、団体だんたい職員しょくいん人件じんけん運営うんえい十分じゅうぶん保障ほしょうができます。この仕組しくみを使つかってさらなるサービス水準すいじゅんアップや制度せいど改善かいぜんしていく運動うんどう使つかい、社会しゃかいえていこうという計画けいかくです。まずむことは、2010ねんまでに全国ぜんこくに1000事業じぎょうしゃつくり、24あいだよう介護かいご障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんおこない、行政ぎょうせい交渉こうしょうし、24あいだ介護かいご保障ほしょうを3300市町村しちょうそんつくすことです。
 そのつぎは、知的ちてき精神せいしん身体しんたい視覚しかく聴覚ちょうかくめくらろう・肢体したい内部ないぶ)・難病なんびょうおよび重複じゅうふくぜん障害しょうがい種別しゅべつ参加さんかて、すべての障害しょうがい種別しゅべつにサービス提供ていきょう当事とうじしゃ主体しゅたいてきに)していくシステムを計画けいかくしています。
 また、3300市町村しちょうそんおおくで24あいだちか介護かいご保障ほしょうができたさいには、全国ぜんこく予算よさん確保かくほされますので、くにたいしてパーソナルアシスタント制度せいど労働ろうどう時間じかん通学つうがく運転うんてん入院にゅういんなど使途しと制限せいげんをされない24あいだ介護かいご保障ほしょう全国ぜんこく一律いちりつ制度せいど)をつくっていきます。

ちゅう東京とうきょうなどの一部いちぶ団体だんたいでは24あいだ介助かいじょ保障ほしょう交渉こうしょうしてつくり、24あいだ専従せんじゅう介助かいじょしゃによる介助かいじょサービスをおこない、人工じんこう呼吸こきゅう利用りようの24あいだよう介助かいじょ全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃなどを施設しせつなどから一人暮ひとりぐら支援しえんできています。一人暮ひとりぐらしの知的ちてき障害しょうがいしゃ精神せいしん障害しょうがいしゃへの介助かいじょサービスもおこなっています。もちろん短時間たんじかん介助かいじょサポートもできます。いずれも個別こべつILプログラムや様々さまざま支援しえんを(自立じりつ生活せいかつをしている長時間ちょうじかんよう介助かいじょの)障害しょうがいしゃ役員やくいん管理かんり健常けんじょうしゃのスタッフなどを部下ぶかとしてやとって(障害しょうがいしゃ健常けんじょうしゃで)運営うんえいしています。これら団体だんたいから障害しょうがいヘルパーを委託いたくされており、介護かいご保険ほけん指定してい事業じぎょうしゃにもなっており、収入しゅうにゅうは(いままでの障害しょうがいしゃ団体だんたいくらべると)相当そうとうおおきなものになります。
 通常つうじょう、このような水準すいじゅん団体だんたいになるために、どれくらいの研修けんしゅう期間きかん運営うんえい期間きかん必要ひつようかといいますと、まず、近隣きんりん障害しょうがいしゃ研修けんしゅうける場合ばあいには、しゅうかい(マネージャー&コーディネーター会議かいぎに)かよって1年間ねんかん、そのほかに近隣きんりん自立じりつ生活せいかつプログラムやピアカウンセリング、行政ぎょうせい交渉こうしょうにはかなら全部ぜんぶ出席しゅっせきしていきます。2ねんから団体だんたいげ、まず1人ひとり自立じりつ支援しえん施設しせつ親元おやもとからの一人暮ひとりぐらしの支援しえん)を団体だんたいとしておこないます。このさいなどにも事細ことこまかに研修けんしゅうさき団体だんたいにアドバイスをあおぎながらすすめます。こうして2人ふたり、3にんすすみ、ILP、ピアカンなども講座こうざがたから個別こべつまでこなし、介護かいご制度せいど交渉こうしょうおこない、専従せんじゅう介助かいじょしゃ確保かくほしていって介助かいじょサービス体制たいせい強固きょうこにしていきます。このあいだ外部がいぶ講座こうざなどには出来できるだけ参加さんかします。これで最短さいたん団体だんたい実績じっせき)で4ねんほどで上記じょうきのような総合そうごうてきなサービスがくだりなえるようになります。なお介護かいご保険ほけん事業じぎょうしゃ指定してい実績じっせきまったくなくてもゆう資格しかくヘルパーが3にんいればれるため、半年はんとしほどでることが出来できます。障害しょうがいヘルパーも2003ねんからはおなさまになります。いま障害しょうがいヘルパーは委託いたく交渉こうしょう必要ひつようになりますが介護かいご保険ほけん事業じぎょうしゃになっていたらすぐに委託いたくけられるえてきました。
 上記じょうきの(近隣きんりん障害しょうがいしゃ研修けんしゅうけて団体だんたいげていく)モデルをもとに、必要ひつよう研修けんしゅう時間じかん計算けいさんすると、しゅう10あいだ程度ていどで、とし500時間じかん初年度しょねんどのみ)となります。これとまったおなごとおこなうにはとし400〜500あいだ相当そうとうする研修けんしゅう必要ひつようです。全国ぜんこく47都道府県とどうふけん事業じぎょうしゃになりたい団体だんたい個人こじんがこれを全部ぜんぶ合宿がっしゅく研修けんしゅうおこなうわけにはいきませんから、なるべく通信つうしん研修けんしゅう電話でんわ相談そうだんでカバーして、合宿がっしゅく研修けんしゅうすくなめでやってみようと検討けんとうしています。そのほか、近隣きんりんけん受講じゅこうできる基礎きそILP・ピアカンなどは極力きょくりょく近隣きんりん地域ちいきけることで体力たいりょく時間じかん費用ひよう節約せつやくできますので極力きょくりょく参加さんかするようにおねがいします。

通信つうしん研修けんしゅう参加さんか希望きぼうしゃ募集ぼしゅうちゅう受講じゅこうりょう無料むりょうです)

 障害しょうがい当事とうじしゃ主体しゅたいてき事業じぎょうおこなうための研修けんしゅうシステムとして、通信つうしん研修けんしゅう宿泊しゅくはく研修けんしゅうわせた研修けんしゅう準備じゅんびしています。推進すいしん協会きょうかい理念りねんにそった当事とうじしゃ団体だんたいつくるというほう受講じゅこうりょう無料むりょうです。内容ないようは、団体だんたい設立せつりつ方法ほうほう、24あいだ介助かいじょサービスと個別こべつ自立じりつプログラム、介護かいご制度せいど交渉こうしょう施設しせつとうからの自立じりつ支援しえん団体だんたい資金しきん計画けいかく経理けいり人事じんじ指定してい事業じぎょう運動うんどう理念りねんなどなど。現在げんざい通信つうしん研修けんしゅう参加さんかしゃ募集ぼしゅうしています。

くわしくはお問合といあわくださいフリーダイヤル0037−80−4455(推進すいしん協会きょうかい団体だんたい支援しえん10〜22)へ。

通信つうしん研修けんしゅう参加さんか申込もうしこみしょ参加さんかには簡単かんたん審査しんさがあります)

団体だんたいめい(            )

郵便ゆうびん番号ばんごう住所じゅうしょ 名前なまえ 障害しょうがいしゃ/健常けんじょうしゃべつ職名しょくめい Tel Fax メール
           
           
           
           
           
           

推進すいしん協会きょうかい団体だんたい支援しえん FAX 042-452-8029まで (つぎページも参照さんしょうしてください)

かく団体だんたいからの研修けんしゅう参加さんかしゃ人数にんずうについて

 通常つうじょう推進すいしん協会きょうかい主催しゅさいする合宿がっしゅく研修けんしゅうには、障害しょうがいしゃ役員やくいん中心ちゅうしんてき職員しょくいん長時間ちょうじかんよう介助かいじょほうと、健常けんじょうしゃ介護かいごコーディネーターの両方りょうほう参加さんか希望きぼうです。団体だんたいごとに2〜5にん参加さんかしてほしいとかんがえています。

参考さんこう資料しりょう推進すいしん協会きょうかい通信つうしん研修けんしゅうおこな団体だんたい個人こじん理念りねん条件じょうけんです
いますぐできなくても、ちからがついてきたら、かならずやるという理念りねんっていただけるのでしたら対象たいしょうになります。研修けんしゅうおこない、出来できるようになるまでバックアップします。)

推進すいしん協会きょうかい支援しえん団体だんたい基準きじゅんについて

(1) 運営うんえい委員いいんかい委員いいん過半数かはんすう障害しょうがいしゃであり、代表だいひょうおよ運営うんえい実施じっし責任せきにんしゃ障害しょうがいしゃであること。
 介助かいじょ保障ほしょう当事とうじしゃ団体だんたい介助かいじょ必要ひつようとするほう自身じしん運営うんえいする団体だんたい)ですから、なるだけ介助かいじょニーズのたかほう運営うんえい委員いいんかいにいれていくようにしてください。団体だんたい設立せつりつすうねんたち、より重度じゅうどほう自立じりつした場合ばあいなどは、なるだけ運営うんえい委員いいんかいくわえてください。
(2) 代表だいひょうおよ運営うんえい実施じっし責任せきにんしゃのいずれかが原則げんそくとして長時間ちょうじかんよう介助かいじょ障害しょうがいしゃであること。
 代表だいひょうしゃおよ運営うんえい実施じっし責任せきにんしゃ事務じむ局長きょくちょう)は、なるだけ、介護かいごニーズのたかほうがなり、介護かいごニーズのひくほうたとえば事務じむきょく次長じちょうとしてバックアップするひとし人事じんじ可能かのうかぎ検討けんとうしてください。また、団体だんたい設立せつりつすうねんち、より重度じゅうどほう自立じりつした場合ばあいなどは、可能かのうかぎ役員やくいん登用とうようして役職やくしょくとしてエンパワメントしていってください。
(3) 24あいだ介助かいじょ保障ほしょうはもとより、地域ちいきにいる障害しょうがいしゃのうち、もっと重度じゅうどひとのニーズにあう介助かいじょ制度せいどつくることを目的もくてきとする組織そしきである。
 たとえば、24あいだ人工じんこう呼吸こきゅう使つかって一人ひとりらししているほう、24あいだ介助かいじょようする知的ちてき障害しょうがいしゃ単身たんしんしゃ重度じゅうど精神せいしん障害しょうがいしゃほう重複じゅうふく障害しょうがいしゃさい重度じゅうど難病なんびょうほうめくらろうしゃなど、もっと重度じゅうどほう対応たいおうしていくことで、それ以外いがいすべての障害しょうがいしゃにも対応たいおうできる組織そしきになります。
(4) 当事とうじしゃ主体しゅたいの24あいだ介助かいじょサービス、セルフマネジドケアを支援しえんし、行政ぎょうせい交渉こうしょうする組織そしきである、もしくはそれを目指めざ団体だんたいである。
 24あいだ介助かいじょサービスをおこなうには、市町村しちょうそんのホームヘルプサービスの利用りよう可能かのう時間じかんすう上限じょうげん交渉こうしょうして毎日まいにち24あいだにする必要ひつようがあります。交渉こうしょうおこなうには一人暮ひとりぐらしで24あいだつきっきりの介助かいじょようする障害しょうがいしゃがいること条件じょうけんとなります。このプロジェクトではホームヘルプ指定してい事業じぎょう収益しゅうえき使つかい、24あいだよう介助かいじょ障害しょうがいしゃ一人暮ひとりぐらしを支援しえん実現じつげんし、市町村しちょうそん交渉こうしょうすることを義務ぎむづけています。ただし、その力量りきりょうのない団体だんたいには時間じかんてき猶予ゆうよみとめられています。この猶予ゆうよ期間きかん相談そうだんうえ全国ぜんこく事務じむきょく個別こべつ判断はんだんします。
(5) 自立じりつ生活せいかつ運動うんどうおよびエンパワメントの理念りねんち、ILプログラム、ピアカウンセリングを今後こんご実施じっしすること。
 介助かいじょサービスは利用りようしゃ自身じしんちからをつけていくというエンパワメントが基本きほんです。具体ぐたいてきには介助かいじょサービス利用りようしゃつね個別こべつILプログラム+個別こべつピアカウンセリングをおこないます。
(6) 身体しんたい障害しょうがいかぎらず、今後こんご障害しょうがいしゃにもサービスを提供ていきょうすること。

 



全国ぜんこく47都道府県とどうふけんのCIL空白くうはく地域ちいきで、施設しせつ親元おやもとから自立じりつしてCILをつくりたい障害しょうがいしゃ人材じんざい募集ぼしゅう介護かいご長時間ちょうじかん必要ひつようほう

 全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい自薦じせんヘルパー(パーソナルアシスタント制度せいど推進すいしん協会きょうかいでは、全国ぜんこく3300市町村しちょうそんさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ運営うんえいする自立じりつ生活せいかつセンター(CIL)のサービスがけられるようになるように、かくけん最低さいてい10箇所かしょ程度ていどのCILをつくることを目標もくひょう金銭きんせんめん研修けんしゅうとう支援しえんおこなっています。当会とうかいは、どんな重度じゅうど障害しょうがいしゃでもれた地域ちいきらしていけるような状況じょうきょう全国ぜんこく3300市町村しちょうそんつくられていくべきだとかんがえています。そのために、それらの地域ちいき自立じりつして地域ちいきらしていきたい、さらにCIL設立せつりつにつなげたいという障害しょうがいしゃたいして情報じょうほう提供ていきょう研修けんしゅう、それにかかるしょ費用ひようふくめた全面ぜんめんてきなバックアップをしています。2001年度ねんど〜2002年度ねんど空白くうはくけん最低さいていひとつのCILをつくることを目標もくひょう研修けんしゅう助成じょせいなどで支援しえんおこないました。今年度こんねんどからはかくけん最低さいてい2〜3箇所かしょのCILをつく支援しえんおこないます。
 現在げんざい毎日まいにち24あいだ介護かいご必要ひつよう全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ施設しせつ家族かぞくもとからて1にんらしし、CILをげています。こういったさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ過疎かそけんでたくさんています。近県きんけんCILや東京とうきょうなどでなん研修けんしゅうおこない、介助かいじょしゃやとかた指示しじかた、アパートのかた介護かいご制度せいど使つかかた、CILのつくかた、など、1つ1つ研修けんしゅうけていくことで、やる努力どりょくで1つ1つ解決かいけつしていきます。研修けんしゅう交通こうつう介護かいごしゃ費用ひようなどは助成じょせいいたします。1人ひとりらし開始かいし介護かいご費用ひようなども交渉こうしょうして制度せいどがのびるまでの期間きかん助成じょせい貸付かしつけします。実地じっち研修けんしゅう補完ほかんする「通信つうしん研修けんしゅう」もおこなっています。
 募集ぼしゅうする地域ちいきは、県庁けんちょう所在地しょざいちからはなれているCIL空白くうはく地域ちいきです。(秋田あきた宇都宮うつのみや群馬ぐんま徳島とくしま高知こうち県庁けんちょう所在地しょざいち募集ぼしゅう)。また、これ以外いがい地域ちいきでも、現在げんざいすでにがっている団体だんたいつづ障害しょうがいしゃ人材じんざい募集ぼしゅうおこなっています。
 自分じぶん参加さんかしたい・・というほうは、どしどしご相談そうだんください。
 自薦じせんヘルパー(パーソナルアシスタント制度せいど推進すいしん協会きょうかい 
0120−66−0009 10:00〜23:00

自立じりつ生活せいかつセンター(CIL)とは
 理念りねんはJILホームページhttp://www.j-il.jp/ などをご参照さんしょうください。
 障害しょうがいしゃ主体しゅたいてき運営うんえいするサービス提供ていきょう団体だんたいうん動体どうたいです。介助かいじょ利用りようしゃ自身じしんがエンパワメントしていく(ちからをつけていく)スタイルのホームヘルプサービスと運動うんどうおこないます。24あいだ介護かいご必要ひつようほうなどの1人ひとりらし支援しえんおこない、介護かいご制度せいど交渉こうしょうおこない、地域ちいき制度せいど改善かいぜんしていきます。



全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかいのご案内あんない

介護かいご保険ほけんヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく保障ほしょう協会きょうかいから名称めいしょう変更へんこうしました)略称りゃくしょう広域こういき協会きょうかい
フリーダイヤル  0120−66−0009
フリーダイヤル FAXふぁっくす 0037−80−4446

自分じぶん介助かいじょしゃ登録とうろくヘルパーにでき自分じぶん介助かいじょ専用せんよう使つかえます
対象たいしょう地域ちいき:47都道府県とどうふけん全域ぜんいき

介助かいじょしゃ登録とうろくさき事業じぎょうしょのみつからないほう相談そうだんください。いろいろな問題もんだい解決かいけつします。

 全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ介護かいごじん派遣はけん事業じぎょう自薦じせん登録とうろくヘルパーとおなじような登録とうろくのみのシステムを支援しえんヘルパー利用りようしゃ介護かいご保険ほけんヘルパー利用りようしゃむけに提供ていきょうしています。自分じぶん確保かくほした介助かいじょしゃ自分じぶん専用せんよう制度せいどじょうのヘルパー(自薦じせん登録とうろくヘルパー)として利用りようできます。介助かいじょしゃ人選じんせん介助かいじょ時間じかんたい自分じぶんめることができます。全国ぜんこくのホームヘルプ指定してい事業じぎょうしゃ運営うんえいする障害しょうがいしゃ団体だんたい提携ていけいし、全国ぜんこくでヘルパーの登録とうろくができるシステムを整備せいびしました。介助かいじょしゃ時給じきゅういままでの制度せいどより介助かいじょしゃ給与きゅうよちない個別こべつ相談そうだんシステムです。

利用りよう方法ほうほう
  広域こういき協会きょうかい 東京とうきょう本部ほんぶFAXふぁっくす郵送ゆうそう介助かいじょしゃ利用りようしゃ登録とうろくをすれば、翌日よくじつから支援しえん介護かいご保険ほけん自薦じせん介助かいじょサービスが利用りよう可能かのうです。東京とうきょう本部ほんぶからかくけん指定してい事業じぎょうしゃ業務ぎょうむ委託いたくおこな支援しえん手続てつづきをります。各地かくち団体だんたいまりや給与きゅうよ体系たいけいとは関係かんけいなしに、広域こういき協会きょうかいせんもん条件じょうけんでまとめて委託いたくするかたちになりますので、すべての契約けいやく条件じょうけん広域こういき協会きょうかい本部ほんぶ利用りようしゃあいだ利用りようしゃこまらないようにはなってめます。ですから、わせ・もうみは東京とうきょう本部ほんぶ0120−66−0009におかけください。
 介助かいじょしゃへの給与きゅうよ介護かいごがた時給じきゅう1500えん家事かじがた1000えん日常にちじょう生活せいかつ支援しえん時給じきゅう1300〜1420えん基本きほんですがいままでの制度せいど時給じきゅうがもっとたか場合ばあいにはいままでの時給じきゅうになるようにします。(最新さいしん時給じきゅうはこちら)また、夜間やかん利用りようほう時給じきゅうアップの相談そうだんにのります。介助かいじょしゃは1〜3きゅうヘルパー、介護かいご福祉ふくし看護かんご日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅう修了しゅうりょうしゃなどのいずれかのほうである必要ひつようがあります。ただし、支援しえん制度せいどのほうは、14ねんがつまで自薦じせんヘルパーや全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ介護かいごじん派遣はけん事業じぎょう登録とうろく介護かいごじんとしてはたらいている場合ばあい県知事けんちじから証明しょうめい永久えいきゅうにヘルパーとしてはたらけます。2003ねんがつ以降いこう新規しんき介護かいごはい場合ばあいも、日常にちじょう生活せいかつ支援しえん移動いどう介護かいごであれば、20あいだ研修けんしゅうれます。

くわしくはホームページもごらんください http://www.kaigoseido.net/2.htm

自薦じせん介助かいじょしゃにヘルパー研修けんしゅう実質じっしつ無料むりょうけていただけます

 広域こういき協会きょうかいでは、障害しょうがい当事とうじしゃ主体しゅたい理念りねんの3きゅうヘルパー通信つうしん研修けんしゅうおこなっております。通信つうしん部分ぶぶん自宅じたく受講じゅこうでき、通学つうがく部分ぶぶん東京とうきょうなで3日間にちかん受講じゅこう可能かのうです。3きゅう受講じゅこう身体しんたい介護かいごはいることができます。
 日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅうは、東京とうきょう会場かいじょうでは、緊急きんきゅうには希望きぼうわせて365にち毎日まいにち開催かいさい可能かのうです。2日間にちかん受講じゅこうできます。東京とうきょう隣接りんせつけん利用りようしゃは1にちのみの受講じゅこうでかまいません(のこりは利用りよう障害しょうがいしゃ自身じしん自宅じたく研修けんしゅう可能かのうのため)。日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅう受講じゅこうしゃ全身ぜんしんせい移動いどう介護かいごにもれます。3きゅう日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅう受講じゅこう一定いってい時間じかん規定きていによる時間じかんすう介護かいごはいったのち参加さんか交通こうつう宿泊しゅくはく全額ぜんがく助成じょせいします。

このような仕組しくみをつく運営うんえいしています
仕組み図

問合といあわせは TEL 0120−66−0009(通話つうわりょう無料むりょう)へ。受付うけつけ10〜22 
みなさんへおねがい:この資料しりょうおおくのほうにおらせください。 介護かいご保険ほけんヘルパー広域こういき自薦じせん

登録とうろく保障ほしょう協会きょうかい 発起人ほっきにん都道府県とどうふけんじゅん敬称けいしょうりゃく、2000ねん4がつ時点じてん

名前なまえ 所属しょぞく団体だんたいとう
花田はなた貴博たかひろ (ベンチレーター使用しようしゃネットワーク)
篠田しのだ たかし 自立じりつ生活せいかつ支援しえんセンター新潟にいがた
三澤みさわ りょう (DPI日本にっぽん会議かいぎ
中西なかにし正司せいじ  (DPIアジア評議ひょうぎ委員いいん/全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎかい
八柳やつやなぎ卓史たかし  ぜんさわ連関れんかんひがしブロック)
樋口ひぐち恵子けいこ  全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎかい
佐々木ささき信行のぶゆき (ピープルファースト東京とうきょう
加藤かとうしん規子のりこ 精神せいしん障害しょうがいしゃピアサポートセンターこらーる・たいとう)
横山よこやま晃久あきひさ  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい/HANDS世田谷せたがや
えきとめ俊樹としき  (NPO自立じりつ生活せいかつ企画きかく/NPO自立じりつ福祉ふくしかい
川元かわもと恭子きょうこ  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい/CIL小平こだいら
名前なまえ 所属しょぞく団体だんたいとう
渡辺わたなべ正直まさなお  静岡しずおか市議しぎ)
山田やまだ昭義あきよし  (DPI日本にっぽん会議かいぎ社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじんAJU自立じりついえ
斎藤さいとうまこと 名古屋なごや市議しぎ共同きょうどうれん社会しゃかい福祉ふくしほうわっぱのかい
尾上おがみ浩二こうじ  障害しょうがいしゃ総合そうごう情報じょうほうネットワーク)
森本もりもと秀治しゅうじ  共同きょうどうれん
村田むらた敬吾けいご  自立じりつ生活せいかつセンターほくせつ24)
光岡みつおかかおるあきら  特定とくてい営利えいり活動かつどう法人ほうじんすてっぷ)
栗栖くりす豊樹とよき  (CILてごーす)
佐々ささ和信かずのぶ  香川かがわけんすじ萎縮いしゅくせい患者かんじゃすくかい)
藤田ふじためぐみこう  土佐とさ在宅ざいたく重度じゅうど障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょうかんがえるかい
田上たうえささえろう  (NPO重度じゅうど障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協会きょうかい

全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかい利用りようしゃこえ

★(関西かんさい) 24あいだ介護かいご必要ひつよう人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃですが一般いっぱん事業じぎょうしょはどこも人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃへヘルパー派遣はけんをしてくれないので、広告こうこく募集ぼしゅうした介助かいじょしゃ広域こういき協会きょうかい紹介しょうかいでヘルパー研修けんしゅう受講じゅこうしてもらい、広域こういき協会きょうかい利用りようしています。求人きゅうじんでの求人きゅうじん募集ぼしゅう方法ほうほうのアドバイスもけました。介助かいじょしゃへの介助かいじょ方法ほうほうおしえるのは家族かぞく支援しえんしています。

★(東日本ひがしにっぽん過疎かそまち) 24あいだ介護かいご必要ひつようですが、1人ひとりらしをして24あいだ介護かいご保障ほしょう交渉こうしょうをするために、身体しんたい介護かいごにちあいだ広域こういき協会きょうかい契約けいやくして、のこり19あいだ広域こういき協会きょうかいから助成じょせいけ、24あいだ介助かいじょしゃをつけてまち交渉こうしょうしています。

★(西日本にしにほんのBむら) むらひとつしかヘルパー事業じぎょうしょがなくサービスがわるいので、近所きんじょ知人ちじんにヘルパー研修けんしゅうけてもらい広域こういき協会きょうかい登録とうろく自薦じせんヘルパーになってもらいました。

★(東京とうきょう) 3がつまでは全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ介護かいごじん派遣はけん事業じぎょう使つかって自薦じせん介助かいじょしゃ使つかっていたのですが、4がつにちにBからC転居てんきょした関係かんけいで、あたらしい受給じゅきゅうしゃしょうがなかなか発行はっこうされず、5がつはじめに4がつにちづけ受給じゅきゅうしゃしょうおくられてきました。から広域こういき協会きょうかい紹介しょうかいされ、電話でんわしたところ、緊急きんきゅう事態じたいですからということで、特別とくべつ4月しがつにちにさかのぼって自薦じせん介護かいごしゃ介護かいご支援しえん対象たいしょうにしてくれるということで4がつ介助かいじょしゃ給与きゅうよることになりたすかりました。

★(北海道ほっかいどう) 視覚しかく障害しょうがいですが、いままでで1箇所かしょ事業じぎょうしょだけが視覚しかく障害しょうがいのガイドヘルパーをおこなっており、いま休日きゅうじつ夕方ゆうがた以降いこう利用りようできません。よる視覚しかく障害しょうがいのサークルにくときこまっていましたら、ほかの参加さんかしゃ広域こういき協会きょうかい使つかっており、介助かいじょしゃ紹介しょうかいしてくれたので自分じぶんよる休日きゅうじつものにもつかえるようになりました。

★(東北とうほくのC) 24あいだ呼吸こきゅう利用りようのALSで介護かいご保険ほけん使つかっています。吸引きゅういんしてくれる介助かいじょしゃ自費じひやとっていましたが、介護かいご保険ほけん事業じぎょうしょ吸引きゅういんをしてくれないので介護かいご保険ほけん家事かじ援助えんじょをわずかしか使つかっていませんでした。自薦じせん介助かいじょしゃがヘルパー資格しかくをとったので広域こういき協会きょうかい登録とうろくして介護かいご保険ほけん使つかえるようになり、自己じこ負担ふたんも1わり負担ふたんだけになりました。さらに、今年ことしの4がつからは支援しえん制度せいどはじまり、介護かいご保険ほけんいっぱい使つかっているということで支援しえんのヘルパーも毎日まいにち時間じかん使つかえるようになり、これも広域こういき協会きょうかい登録とうろくしています。求人きゅうじん広告こうこくして自薦じせん介助かいじょしゃいまにんになり、あわせて毎日まいにち10あいだ吸引きゅういんのできる介護かいご自薦じせん介助かいじょしゃまるようになりました。求人きゅうじん広告こうこく費用ひよう広域こういき協会きょうかい負担ふたんしてくれました。介助かいじょしゃ時給じきゅうも「求人きゅうじんして介助かいじょしゃがきちんと確保かくほできる時給じきゅうにしましょう」ということで相談そうだんのうえ、この地域ちいきではたかめの時給じきゅう設定せっていしてくれ、介助かいじょしゃしゅうにち勤務きんむつき20まんほどの収入しゅうにゅうができ、安定あんていしてきました。

★(東日本ひがしにっぽんのA) 市内しない移動いどう介護かいご実施じっしする事業じぎょうしょが1かしょもなく、自薦じせん登録とうろく移動いどう介護かいご使つかいたいのですがが「事業じぎょうしょつからないと移動いどう介護かいご決定けっていせない」とっていました。知人ちじん介護かいごしてもいいというひとつかり、東京とうきょう移動いどう介護かいご研修けんしゅうけてもらい広域こういき協会きょうかい登録とうろくし、から広域こういき協会きょうかい提携ていけい事業じぎょうしょ連絡れんらくしてもらい、移動いどう介護かいご決定けっていがおり、利用りようできるようになりました。

 
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