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2007年1月号

不服ふふく審査しんさ請求せいきゅう報道ほうどうについて

制度せいどわりいま交渉こうしょうのチャンス

がつごう
2007.1.28
編集へんしゅう障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつ介護かいご制度せいど相談そうだんセンター
情報じょうほう提供ていきょう協力きょうりょく全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい
〒180−0022 東京とうきょう武蔵野むさしのさかい2−2−18−302
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2007ねんがつごう    目次もくじ

   

4・・・・12月じゅうにがつ26にち障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし主管しゅかん課長かちょう会議かいぎ解説かいせつ
6・・・・自己じこ負担ふたんが4ぶんの1に(課長かちょう会議かいぎ資料しりょう該当がいとうページ)
7・・・・ヘルパーの自己じこ負担ふたん医療いりょう控除こうじょ改正かいせい通知つうち
8・・・・不服ふふく審査しんさ請求せいきゅう報道ほうどうについて
11・・・ヘルパー時間じかんすう不服ふふく審査しんさ請求せいきゅうについて解説かいせつ
13・・・重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごについての解釈かいしゃく通知つうちさい解説かいせつ
14・・・障害しょうがい当事とうじしゃによる24あいだ介護かいご保障ほしょう運動うんどうとヘルパー事業じぎょう全国ぜんこく
18・・・全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかいのご案内あんない



過疎かそ地域ちいきで1にんらししたい重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ募集ぼしゅう

 全国ぜんこく2000市町村しちょうそんのうち、おおくの市町村しちょうそんでは、1人ひとりらしの長時間ちょうじかんよう介護かいご全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃがいないため、ヘルパー制度せいどびていません。24あいだ介護かいご必要ひつようでも1にちあいだ程度ていどしかヘルパー制度せいどない市町村しちょうそん全国ぜんこく市町村しちょうそんの7わり程度ていどにものぼります。
 これを解決かいけつするためにバックアッププロジェクトをおこないます。1人ひとりらしの重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃんできちんと交渉こうしょうしている都道府県とどうふけんでは1にち16あいだや24あいだ介護かいご必要ひつよう障害しょうがいしゃが1にんらしをしています。このような障害しょうがいしゃがいる地域ちいきでは交渉こうしょうによりヘルパー制度せいどび、1にち16あいだや24あいだ制度せいどができている市町村しちょうそんがあります。
 そのような市町村しちょうそんでは、「ヘルパー制度せいど上限じょうげん」というふるかんがかた行政ぎょうせいないでなくなり、「その障害しょうがいしゃ自立じりつして地域ちいき生活せいかつするためにどのようなサービスが必要ひつようかんがえて支給しきゅう決定けっていする」というくに障害しょうがいヘルパー制度せいど理念りねん沿った制度せいどわっていきます。これにより、1人ひとりらしのさい重度じゅうど障害しょうがいしゃだけではなくそれ以外いがい障害しょうがいしゃもヘルパー制度せいど必要ひつよう水準すいじゅんまでけやすくなっていきます。(実際じっさいに、10ねんまえに1にんらしのさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ交渉こうしょうして24あいだ介護かいご保障ほしょうができているでは、健常けんじょうしゃ家族かぞくめいさい重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ同居どうきょしている世帯せたいでも16〜24あいだのサービスがけられるようになっている事例じれいがあります)。

 当会とうかいでは、47都道府県とどうふけんのどの市町村しちょうそんんでいても、おなじように必要ひつようひと必要ひつようなサービスがけられるように制度せいど改善かいぜん交渉こうしょう方法ほうほう支援しえんや、重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃとうの「最初さいしょ1人ひとり」の自立じりつ支援しえんおも1人ひとりらし)を技術ぎじゅつてき財政ざいせいてきに(介護かいご費用ひよう)サポートしています。
 現在げんざい長時間ちょうじかんのヘルパー制度せいどのない(おも過疎かその)市町村しちょうそんにおまいで1にんらしをしたい全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ募集ぼしゅうします。1にち16〜24あいだ介護かいご必要ひつようほう想定そうていしていますが、それ以外いがいほうもおわせください。



12月26にち障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし主管しゅかん課長かちょう会議かいぎ解説かいせつ

自薦じせんヘルパー推進すいしん協会きょうかい本部ほんぶ事務じむきょく

 12月じゅうにがつ26にち厚生こうせい労働省ろうどうしょう全国ぜんこく障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし主管しゅかん課長かちょう会議かいぎ開催かいさいしました。
当日とうじつ資料しりょうはホームページに掲載けいさい

 すでにかく方面ほうめんからつたえられています、今年度こんねんど補正ほせい予算よさん、19年度ねんど〜20年度ねんど当初とうしょ予算よさんまれる 自立じりつ支援しえんほう利用りようしゃ負担ふたん軽減けいげんさく通所つうしょサービス事業じぎょうしょ激変げきへん緩和かんわさくしん体系たいけい移行いこう支援しえんさくなどの、概要がいよう事務じむ説明せつめいがメインの内容ないようでした。

 在宅ざいたくサービスにかんしては、まず利用りようしゃ負担ふたん軽減けいげんさくあきらかになっています。 これまでの社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじん減免げんめん軽減けいげんさく通所つうしょサービス・在宅ざいたくサービス利用りようしゃにはあまり対象たいしょうひろがっていないため、この制度せいどを18年度ねんどいっぱいで廃止はいしし、19ねんからはあらたに負担ふたん上限じょうげんがくを4ぶんの1にするしくみとなります。

 対象たいしょう在宅ざいたくサービスもしくは通所つうしょサービス(もしくはその両方りょうほう)を利用りようするほうで、社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじんだけでなくすべてのサービス事業じぎょうしょ利用りようしゃです。 利用りようしゃ要件ようけんとしては、資産しさん要件ようけん単身たんしん世帯せたいなら預貯金よちょきん500まん本人ほんにん家族かぞく不動産ふどうさんとうのぞく)まで拡大かくだい、さらに収入しゅうにゅう要件ようけんてい所得しょとく1、てい所得しょとく2にくわえて一般いっぱん世帯せたい上限じょうげんがく37200えん世帯せたい)でも年収ねんしゅう600まんまで(市町しちょう村民そんみんぜい所得しょとくわり10まんえん未満みまんまで)ならば対象たいしょうになります。

 さらに、これは事業じぎょうしょ単位たんい上限じょうげんがくではなく、個人こじん上限じょうげんがくとなるので、複数ふくすう事業じぎょうしょ利用りようするほうで、いままでしゃぶく減免げんめん意味いみをなさなかったケースでも軽減けいげんになります。
 また、これらの軽減けいげんがくはすべて給付きゅうふ対応たいおうするとのことで、しゃぶく減免げんめんのように事業じぎょうしゃしをする必要ひつようもなくなります。
(つまり高額こうがく所得しょとく世帯せたいのぞ事実じじつじょう上限じょうげんがくの4ぶんの1までのげとなります)
制度せいど詳細しょうさい資料しりょう2−1に掲載けいさいされています

 その本日ほんじつ会議かいぎ時間じかんかれて説明せつめいさていたのが、「障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえん対策たいさく臨時りんじ特例とくれい交付こうふきん」として、事業じぎょうしゃおも通所つうしょ関係かんけい)にたいする激変げきへん緩和かんわ措置そち新法しんぽうへの移行いこうとうのための 緊急きんきゅうてき経過けいか措置そちなどをふくむ12の事業じぎょうおこなうしくみです。

18年度ねんどまつまでにかく都道府県とどうふけんに「基金ききん」をつくり、そこに補正ほせい予算よさん獲得かくとくした960おくえん投入とうにゅうし、 かく事業じぎょうてるというものです。この12の事業じぎょうなか全国ぜんこくてき必須ひっす事業じぎょうとされたのが、
@事業じぎょうしゃ(=施設しせつ)の減収げんしゅう保障ほしょう水準すいじゅんを80%から90%にする激変げきへん緩和かんわ措置そち
A通所つうしょサービスの送迎そうげい加算かさん
B小規模しょうきぼ作業さぎょうしょ障害しょうがいしゃ団体だんたいとおしての補助ほじょきん復活ふっかつ
Cデイサービスの移行いこう支援しえん措置そち
Kすじジス病棟びょうとう激変げきへん緩和かんわ措置そち

いつつです。どれも施設しせつけい小規模しょうきぼ作業さぎょうしょなどのための救済きゅうさいさくです。

ほかにも事業じぎょうがあげられていますが、
F地域ちいき移行いこう就労しゅうろう支援しえん推進すいしん強化きょうか事業じぎょうなか重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごかんする基盤きばん整備せいび
G相談そうだん支援しえん体制たいせい整備せいび特別とくべつ支援しえん事業じぎょうなかでピアサポートの推進すいしん

などの事業じぎょうがあげられています。
事業じぎょう概要がいようとう資料しりょう5、資料しりょう参照さんしょう

これらの事業じぎょう任意にんい事業じぎょうで、 今後こんごがつまでのあいだ市町村しちょうそん都道府県とどうふけん基金ききんをどの事業じぎょう使つかっていくかの計画けいかくてることになります。
事業じぎょうれい以外いがいにも補助ほじょ対象たいしょうになることもあるので、団体だんたいから市町村しちょうそん都道府県とどうふけん事業じぎょう提案ていあんなどをおこなって補助ほじょきん活用かつようしていくことも可能かのうおもわれます。
ただしこの基金ききんは19ねん20ねん年間ねんかんだけのものであり、経常けいじょうてき経費けいひ人件じんけん家賃やちんとう)には使つかえないことになっております)

また、資料しりょうにはされていませんが、 地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょう追加ついか配分はいぶん(9おくえんぶん)がおこなわれるとの説明せつめいがありました。
これも今後こんご都道府県とどうふけん市町村しちょうそん協議きょうぎうえ補助ほじょ内示ないじがされるようです。

そのあらたにたところでは、 資料しりょう12には、ケアホームでの個人こじんでのホームヘルプ利用りようについて検討けんとうおこなうこととうしめされています。

また、来年らいねん10がつからの請求せいきゅう支払しはらい業務ぎょうむ国保こくほれん委託いたく資料しりょう説明せつめい障害しょうがい福祉ふくし計画けいかく今後こんごのスケジュール、居住きょじゅうサポートにかんする事項じこうなどの説明せつめいがありました。

12月26にち障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし主管しゅかん課長かちょう会議かいぎ資料しりょうより

4月しがつより自己じこ負担ふたんが4ぶんの1になります。(20年度ねんどまで2年間ねんかん

区分くぶん3〜5で重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごにちちゅう140あいだ利用りようつき22まんえん事業じぎょう)の場合ばあい



ヘルパーの自己じこ負担ふたん医療いりょう控除こうじょ改正かいせい通知つうち

 所得しょとくぜい課税かぜい世帯せたい場合ばあい、ヘルパー制度せいど自己じこ負担ふたん領収りょうしゅうしょ確定かくてい申告しんこく(2/16〜3/15)で税務署ぜいむしょせば、医療いりょう控除こうじょあつかいになり、税金ぜいきん還付かんぷけられます。国税こくぜい当局とうきょく厚労省こうろうしょうあいだで、自立じりつ支援しえんほうでのあつかいがまっていませんでしたが、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご従来じゅうらい日常にちじょう生活せいかつ支援しえんおなじとなりました。関係かんけい通知つうちています。昨年度さくねんど身体しんたい介護かいごなら10まんえんぶん重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごなら20まんえんぶん以上いじょう自己じこ負担ふたんがあれば、医療いりょう控除こうじょ対象たいしょうになります。(つきまん7200えん上限じょうげんまで負担ふたんしている世帯せたい全員ぜんいん対象たいしょうです)。
 重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご自己じこ負担ふたんの50%、身体しんたい介護かいご全額ぜんがく医療いりょう控除こうじょ対象たいしょうです。家事かじ援助えんじょ対象たいしょうがいです。
薬局やっきょくった市販しはんくすりかみおむつだいなども医療いりょう控除こうじょ対象たいしょうです。領収りょうしゅうしょやレシートが必要ひつようです)。

栃木とちぎけんHPhttp://www.pref.tochigi.jp/shogai/ssgr/01.html のなかの 2006.12.26  ・医療いりょう控除こうじょ対象たいしょうとなる在宅ざいたく介護かいご費用ひよう証明しょうめいについて 改正かいせい通知つうち(pdf) 改正かいせい全文ぜんぶん(doc)  事務じむ連絡れんらく(pdf) 【厚生こうせい労働省ろうどうしょう】 が該当がいとう通知つうちです。

従来じゅうらいどおり、医療いりょう連携れんけいによるヘルパー利用りよう建前たてまえになっています。
くわしくは、かく税務署ぜいむしょにおわせください。



不服ふふく審査しんさ請求せいきゅう報道ほうどうについて

 まずは、新聞しんぶん記事きじを2ほんらんください。

琉球新報りゅうきゅうしんぽう(12/23)                   (名前なまえ仮名かめいえています)

請求せいきゅう一部いちぶ認容にんよう すじジス介助かいじょぞう支給しきゅう要求ようきゅうけん

 重度じゅうど身体しんたい障害しょうがいしゃのBさん(21)=宜野湾ぎのわん=が、ホームヘルパーの支給しきゅう時間じかんやすようもとめた不服ふふく審査しんさ請求せいきゅうたいし、けんは22にち、Bさんの出身しゅっしんでサービスを支給しきゅうしている名護なご決定けってい一部いちぶ裁決さいけつくだした。今年ことしがつ障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんほう施行しこう不服ふふく審査しんさ請求せいきゅうはBさんがはじめて。
 けん裁決さいけつけ、名護なご福祉ふくし事務所じむしょのC所長しょちょうは「夜間やかん介助かいじょ時間じかん改善かいぜん検討けんとうしたい」とはなし、年内ねんないにBさんに検討けんとう結果けっか通知つうちするかんがえをしめした。
 進行しんこうはやいドゥシャンヌがたきんジストロフィーをわずらうBさんは現在げんざい宜野湾ぎのわんのアパートで一人暮ひとりぐらし。名護なご決定けっていした現在げんざい支給しきゅう時間じかんは1にちやく11時間じかんつき合計ごうけい345あいだ)でBさんは24あいだ介助かいじょもとめて今年ことしがつけん障害しょうがいしゃ介護かいご給付きゅうふとう不服ふふく審査しんさかい不服ふふく審査しんさ請求せいきゅうしていた。介助かいじょりないぶん障害しょうがい年金ねんきんやボランティアなどでおぎなっている状態じょうたい
 けんは、体位たいい変換へんかん人工じんこう呼吸こきゅうのずれの確認かくにん就寝しゅうしんちゅうふくすうかい必要ひつようみとめ、現在げんざい支給しきゅうされている夜間やかん介助かいじょ時間じかんでは「不十分ふじゅうぶん」とし、「さらに適切てきせつ支給しきゅう時間じかん)がもとめられる」と判断はんだん一方いっぽう昼間ひるま支給しきゅう時間じかんは「適当てきとう」と判断はんだんした。
 同日どうじつ午後ごご県庁けんちょう支援しえん団体だんたい「ワタワタとともさわがいしゃきる権利けんりかい」のちょう鈴子すずこ代表だいひょうやく40にん仲間なかま見守みまもなかけん結果けっか通知つうちったBさん。「一部いちぶ認容にんよういち前進ぜんしん」とけん裁決さいけつ一定いってい評価ひょうかしめしたが、複雑ふくざつ表情ひょうじょうくずさず、「にちちゅう夜間やかんおなじようにみとめてほしい」とはなした。
 代理人だいりにんのD弁護士べんごしは「結果けっかとしてこの時間じかんすうでは到底とうてい不足ふそくしているとわざるをない。最大限さいだいげん介助かいじょ時間じかんやしてもらうよう今後こんご交渉こうしょうすすめる」とかたった。
 名護なご福祉ふくし事務所じむしょのC所長しょちょうは「昼間ひるま支給しきゅう時間じかんは、審査しんさかいでも適切てきせつ評価ひょうかしており、これまでとお継続けいぞくさせてもらいたい。夜間やかんについては、改善かいぜんする方向ほうこう検討けんとうしたい」とこたえた。

(琉球新報りゅうきゅうしんぽう12/30)
サービス低下ていか負担ふたんぞう… 障害しょうがいしゃ支援しえんほう全国ぜんこく不満ふまん噴出ふんしゅつ

 障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんほう施行しこう県内けんないはつ不服ふふく審査しんさ請求せいきゅう一部いちぶ認容にんようする裁決さいけつくだされたことをけ、琉球新報りゅうきゅうしんぽうしゃは25にちから28にちにかけて、47都道府県とどうふけん不服ふふく審査しんさ請求せいきゅう状況じょうきょうについて調査ちょうさした。その結果けっか不服ふふく審査しんさ請求せいきゅうているのは28都道府県とどうふけんで380けんのぼり、このうち請求せいきゅうしゃうったえを全面ぜんめんてきみとめる決定けっていが2けんくだされていることがかった。県内けんない請求せいきゅう件数けんすう今回こんかい裁決さいけつふくめ3けんのこり2けん裁決さいけつみ)だが、100けんかかえる都道府県とどうふけんもあるなど、今年ことしがつどうほう施行しこう当事とうじしゃやサービスを提供ていきょうする市町村しちょうそんふく混乱こんらんしている状況じょうきょうりとなった。
 全国ぜんこく不服ふふく審査しんさ請求せいきゅう380けんのうち、障害しょうがい程度ていどけられる障害しょうがい程度ていど区分くぶんにかかるものが335けん、サービス利用りよう時間じかんなどが支給しきゅうされる支給しきゅう決定けっていが42けん金銭きんせんてき負担ふたん利用りようしゃ負担ふたんたいしてが3けんで、今回こんかいふくめ10けん裁決さいけつされていた。うち認容にんようが2けん一部いちぶ認容にんようが3けん棄却ききゃくは5けんだった。
 和歌山わかやまけんでは、自閉症じへいしょうのある知的ちてき障害しょうがいにんがそれぞれ、介助かいじょ時間じかんぞうやデイサービスの利用りよう日数にっすうぞうもとめてもうて、今年ことしがつと9がつに2けんとも請求せいきゅうしゃうったえを認容にんようする裁決さいけつくだった。けん裁決さいけつけ、サービスを提供ていきょうする自治体じちたい請求せいきゅううったどおりに、当初とうしょ決定けっていした身体しんたい介護かいご10あいだを15あいだに、デイサービスの利用りよう日数にっすう15にちを23にちやすことを決定けっていした。どうけん障害しょうがい福祉ふくしは「それぞれ行動こうどう障害しょうがいともな自閉症じへいしょうのある児童じどうで、本人ほんにん状態じょうたいから介護かいごをするおや負担ふたんおおきいと判断はんだんした」とかたった。
 埼玉さいたまけんでも6けんている請求せいきゅうのうち、支給しきゅうりょうすくないとする請求せいきゅうと、障害しょうがい程度ていどひくいとの判断はんだんでサービスそのものがけられないとした決定けってい一部いちぶ裁決さいけつりていた。
 そのほか、棄却ききゃく審査しんさ請求せいきゅうかく市町村しちょうそんとの協議きょうぎ請求せいきゅうげるケースもられた。
 大阪おおさかは25にち現在げんざいで126けん請求せいきゅう申請しんせいされており、ほとんどがひとつのからの申請しんせいという。
 県内けんないでは、進行しんこうせいきんジストロフィーしょうのBさん(21)=宜野湾ぎのわん=が、24あいだのヘルパー支給しきゅう時間じかんもとめている。けん障害しょうがい保健ほけん福祉ふくしによると、県内けんない現在げんざい24あいだ介助かいじょけている利用りようしゃはいない。
 北谷きただにまちには、もっと障害しょうがい程度ていどおも障害しょうがい程度ていど区分くぶん6でつき570時間じかん(1にちやく18あいだ)、区分くぶん5で455時間じかんやく14あいだ)の介助かいじょけている利用りようしゃなどがいる。同町どうちょう民生みんせいは「就寝しゅうしん時間じかんのほぼすべてに介助かいじょがつく場合ばあい区分くぶん6の重度じゅうどでヘルパーを1あいだ利用りようせず、デイサービスにかよひともいる。個人こじん障害しょうがい状態じょうたいとライフワークのちがいでことなり、一概いちがい比較ひかくできない」とはなした。(新聞しんぶん記事きじ以上いじょう



ヘルパー時間じかんすう不服ふふく審査しんさ請求せいきゅうについて解説かいせつ

 自立じりつ支援しえんほうのヘルパー時間じかんすう不満ふまんがある場合ばあい不服ふふく審査しんさ請求せいきゅうけんせることになっていますが、これは9わりふんやくちません。それどころか、かえって、すくないヘルパー時間じかんすう固定こていしてしまう危険きけんがあります。
 自立じりつ支援しえんほう不服ふふく審査しんさ請求せいきゅう仕組しくみは厚生こうせい労働省ろうどうしょうが、自立じりつ支援しえんほう成立せいりつ反対はんたいする勢力せいりょくをだますためにつくったようなものだからです。
 不服ふふく審査しんさ請求せいきゅう事務じむでは、都道府県とどうふけんは、「不服ふふく請求せいきゅうしゃのヘルパー時間じかんすうが、市町村しちょうそん支給しきゅう決定けってい基準きじゅんたっしているるかどうか」だけをて、時間じかんすう基準きじゅんどおりかそれ以上いじょうならば、「問題もんだいなし」と回答かいとうするというのが、厚生こうせい労働省ろうどうしょう想定そうていした事務じむ方法ほうほうです。(このほかに、「支給しきゅう決定けっていまでの手続てつづきが適切てきせつだったか」どうか以外いがい判断はんだんのしようがない)。
 そのために、ぜん市町村しちょうそん昨年さくねん10がつからあらたに「支給しきゅう決定けってい基準きじゅん」をつくって、けんおくることがもとめられたのです。
 いまは、ヘルパー制度せいど地方ちほう分権ぶんけんで、くにけん市町村しちょうそんも、自治体じちたいとしては横並よこならびの関係かんけいです。本当ほんとう上下じょうげ関係かんけいはありません。が「予算よさんりないからこの時間じかんにするしかない。うちの決定けっていだ」とえば、それ以上いじょうは、自治体じちたいであるけんなにえません(それぞれ選挙せんきょえらばれた議員ぎいん首長しゅちょうによって構成こうせいされている独立どくりつした自治体じちたいですから)。
 このような状況じょうきょうなか非常ひじょうめずらしいことですが、沖縄おきなわ名護なご支給しきゅう決定けっていあんたいして、改善かいぜんするよう意見いけんがつくというニュースがありました(北関東きたかんとうのあるけんでも1けんありました)。
 これはいままでの常識じょうしきとはすこちが情報じょうほうなので、紹介しょうかいしたところです。
 ただし、このニュースをて、けんとのなん事前じぜん交渉こうしょうもなしに不服ふふく申請しんせいけんすことのないようにしてください。
 けん不服ふふく申請しんせい担当たんとうしゃ方針ほうしん十分じゅうぶんいてください。厚生こうせい労働省ろうどうしょう想定そうていしている事務じむ方法ほうほうであれば、不服ふふく審査しんさ請求せいきゅうさないほう賢明けんめいです。  障害しょうがいしゃ個々人ここじんたいする「支給しきゅう決定けっていあん」は市町村しちょうそん審査しんさかいではなく市町村しちょうそんつくりますので、従来じゅうらいどおりの方法ほうほうで、綿密めんみつ自分じぶん介護かいご必要ひつよう状況じょうきょう資料しりょうつくって市町村しちょうそん交渉こうしょうおこなってください。  



重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごについての解釈かいしゃく通知つうちさい解説かいせつ

 つづき「短時間たんじかん身体しんたい介護かいご重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごえられた」というわせがおおいので再度さいど解説かいせつおこないます。厚生こうせい労働省ろうどうしょう通知つうちで、
身体しんたい介護かいごは1かいあたり短時間たんじかんのサービスたか単価たんか
重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごは1かいあたり長時間ちょうじかんけサービス(8あいだ連続れんぞく利用りよう場合ばあいのヘルパー人件じんけんもとつくられた単価たんかなので、1あいだ単価たんか家事かじ援助えんじょみにひくい)
 と説明せつめいしています。
 重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご連続れんぞくあいだ勤務きんむ場合ばあいのヘルパーの給与きゅうよもと単価たんか設定せっていされていますので、基本きほんてきには連続れんぞく時間じかん以上いじょう利用りようでないと、事業じぎょうしょ介護かいごしゃ確保かくほ困難こんなんです。ところが、せられる相談そうだんおおくは「1かい時間じかん以下いか身体しんたい介護かいごを1にちふくすうかい使つかっていた重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃたいして、市町村しちょうそん一方いっぽうてき重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご決定けっていして、事業じぎょうしょえらべなくなった、派遣はけんしてくれる事業じぎょうしょがなくなった」というものです。なかには1かい30ふんや1あいだ身体しんたい介護かいご重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごえられているという相談そうだんおおいです。
 厚生こうせい労働省ろうどうしょうはこのような悪質あくしつなケースには市町村しちょうそんからわせがあれば、口頭こうとう厳重げんじゅう指導しどうしています。問題もんだいのある市町村しちょうそんにおまいのほうは、市町村しちょうそんはなしをして、課長かちょうから厚生こうせい労働省ろうどうしょう電話でんわをするように交渉こうしょうしてください。

報酬ほうしゅう告示こくじ解釈かいしゃく通知つうち(2006ねん10がつ31にち)より

短時間たんじかん集中しゅうちゅうして支援しえんおこなうという業務ぎょうむ形態けいたいまえて短時間たんじかんサービスがたか単価たんか設定せっていとなっている居宅きょたく介護かいごたいし、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごについては、どういち箇所かしょ長時間ちょうじかん滞在たいざいしサービス提供ていきょうおこなうという業務ぎょうむ形態けいたいまえ、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご従業じゅうぎょうしゃの1にちたりの費用ひよう人件じんけんおよ事業じぎょうしょかか経費けいひ)を勘案かんあんし8あいだ区切くぎりとする単価たんか設定せっていとしているものである。

 重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご細切こまぎ利用りようをするように市町村しちょうそんからせまられているほうは、ここの文書ぶんしょ解説かいせつしながらせて、「身体しんたい介護かいご短時間たんじかん集中しゅうちゅうけの単価たんかたかいサービス、ぎゃくに、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご長時間ちょうじかんけの単価たんかひくいサービス」ということを確認かくにんしてください。



障害しょうがい当事とうじしゃによる24あいだ介護かいご保障ほしょう運動うんどうとエンパワメント方式ほうしきのヘルパー事業じぎょう全国ぜんこく

 80〜90年代ねんだいより、長時間ちょうじかん介助かいじょ必要ひつよう障害しょうがいしゃ高度こうど介護かいご必要ひつよう障害しょうがいしゃ団体だんたいは、行政ぎょうせいなどの派遣はけんするヘルパーは介助かいじょ満足まんぞくにできなかったため、自分じぶんたちで介助かいじょしゃやとい、団体だんたいつく重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃにも十分じゅうぶん対応たいおうできる介助かいじょサービスをおこなってきました。また、行政ぎょうせい交渉こうしょうおこな西日本にしにほん人口じんこう30まんにん以下いかのいくつかの東京とうきょう都内とない中心ちゅうしんに、24あいだ介助かいじょ制度せいどつくげてきました。
 これらの自立じりつ生活せいかつセンターとう団体だんたいは、とくはやくから団体だんたいがっていた東京とうきょうで、療護りょうご施設しせつなかでももっと重度じゅうど障害しょうがいしゃ地域ちいきでの1人ひとりらし支援しえんおこなったり、市内しないもっと大変たいへん状態じょうたい障害しょうがいしゃ支援しえんおこなったりと、団体だんたいおこなわない先進せんしんてき運動うんどう当事とうじしゃ視点してんおこなってきました。その支援しえん利用りようしゃのエンパワメント方式ほうしき総合そうごうてき社会しゃかい生活せいかつりょくなどが向上こうじょうしてくの方式ほうしき)で、利用りようしゃからも行政ぎょうせいからの評価ひょうかたかく、くにのモデル事業じぎょうもこれらのセンターに委託いたくされるなどノウハウと実績じっせきんできました。

長時間ちょうじかんよう介護かいご障害しょうがいしゃなどが運営うんえいする介助かいじょサービスのシステムと
24あいだ介護かいご保障ほしょう制度せいど全国ぜんこく2000市町村しちょうそんつくろう

 2003ねんからは障害しょうがいヘルパーも介護かいご保険ほけん同様どうよう事業じぎょうしゃ市場いちば自由じゆうされました。さまざまな事業じぎょうしゃがホームヘルプなどのサービスを提供ていきょうし、障害しょうがいしゃ自由じゆう事業じぎょうしゃ選択せんたくできるようになりました。ホームヘルプサービスをおこないたい事業じぎょうしゃは、一定いってい基準きじゅんたせば、都道府県とどうふけん指定していするようになりました。指定していければ、市町村しちょうそんさかい県境けんきょうえてサービス提供ていきょうができるようになりました。
 この制度せいど改正かいせいにあわせて、介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかいとJILほかの協力きょうりょくで、全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター空白くうはく地域ちいきをなくし適切てきせつ水準すいじゅん団体だんたいそだてることを目的もくてきとし、研修けんしゅう財政ざいせいめん支援しえんする自薦じせんヘルパー推進すいしん協会きょうかいつくられました。全国ぜんこく空白くうはく地域ちいきへのげから10ねんにわたる長期間ちょうきかん団体だんたいのレベルアップ支援しえんおこなっています。

 介護かいご保険ほけん障害しょうがいヘルパーの指定してい事業じぎょうしゃになってヘルパー事業じぎょうおこなうと、十分じゅうぶん運営うんえい保障ほしょうされ、団体だんたい職員しょくいん人件じんけん運営うんえい十分じゅうぶん保障ほしょうができます。この仕組しくみを使つかってさらなるサービス水準すいじゅんアップや制度せいど改善かいぜんしていく運動うんどうおこない、社会しゃかいえていこうという計画けいかく全国ぜんこく各地かくちおこなっています。長期ちょうき目標もくひょうとして、10ねんかけて全国ぜんこくに1000事業じぎょうしゃつくり、ほぼすべての市町村しちょうそんをサービス地域ちいきれること、24あいだよう介護かいご障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんおこない、行政ぎょうせい交渉こうしょうし、24あいだ介護かいご保障ほしょう全国ぜんこく2000市町村しちょうそんつくすことを目標もくひょうにしています。
 そのつぎは、知的ちてき精神せいしん身体しんたい視覚しかく聴覚ちょうかくめくらろう・肢体したい内部ないぶ)・難病なんびょうおよび重複じゅうふくぜん障害しょうがい種別しゅべつ参加さんかて、すべての障害しょうがい種別しゅべつにエンパワメント方式ほうしき介助かいじょサービスとう提供ていきょう当事とうじしゃ主体しゅたいてきに)していくシステムを計画けいかくしています。
 また、全国ぜんこく2000市町村しちょうそんおおくで24あいだちか介護かいご保障ほしょうができたさいには、全国ぜんこく予算よさん確保かくほされますので、くにたいしてパーソナルアシスタント制度せいど労働ろうどう通勤つうきん通学つうがく運転うんてん一時いちじ入院にゅういんなどでもヘルパー利用りよう制限せいげんされない24あいだ介護かいご保障ほしょう全国ぜんこく一律いちりつ制度せいど)をつくっていく計画けいかくです。

研修けんしゅう事例じれい

東京とうきょう団体だんたい半数はんすうでは24あいだ介助かいじょ保障ほしょう交渉こうしょうしてつくり、24あいだ専従せんじゅう介助かいじょしゃによる介助かいじょサービスをおこない、人工じんこう呼吸こきゅう利用りようの24あいだよう介助かいじょ全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃなどを施設しせつなどから一人暮ひとりぐら支援しえんできています。一人暮ひとりぐらしの知的ちてき障害しょうがいしゃ精神せいしん障害しょうがいしゃへの介助かいじょサービスや自立じりつ支援しえんおこなっています。もちろん短時間たんじかん介助かいじょサポートもできます。いずれも個別こべつILプログラムや様々さまざま支援しえんを(自立じりつ生活せいかつをしている長時間ちょうじかんよう介助かいじょの)障害しょうがいしゃ役員やくいん管理かんり健常けんじょうしゃのスタッフなどを部下ぶかとしてやとい(障害しょうがいしゃ健常けんじょうしゃで)運営うんえいしています。これら団体だんたいは2000ねんごろからから障害しょうがいヘルパーを委託いたくされており、収入しゅうにゅうは(いままでの障害しょうがいしゃ団体だんたいくらべると)相当そうとうおおきなものになります。それにより能力のうりょくたか職員しょくいん育成いくせいしてきており、全国ぜんこくあたらしい団体だんたいへの研修けんしゅうめんでの支援しえんなどをおこなっています。
 通常つうじょう、このような水準すいじゅん団体だんたいになるために、どれくらいの研修けんしゅう期間きかん運営うんえい期間きかん必要ひつようかというと、平均へいきん10ねん以上いじょう研修けんしゅう期間きかん実地じっち研修けんしゅうとしての小規模しょうきぼ団体だんたい運営うんえい期間きかんふくむ)が必要ひつようです。まずは個人こじん自薦じせんヘルパーを利用りようして経験けいけんをつみ、さまざまな種類しゅるい大小だいしょう研修けんしゅう自主じしゅてきけていきます。すうねん団体だんたいげて実際じっさい自立じりつ支援しえん活動かつどうおこないながら、毎週まいしゅうのように先進せんしん団体だんたい相談そうだんしながら運営うんえいしていきます。
 このながれの最初さいしょの1ねんおこなうことは、たとえば、社会しゃかい経験けいけん障害しょうがいしゃ運動うんどう経験けいけんなが障害しょうがいしゃ自薦じせんヘルパー利用りよう経験けいけん十分じゅうぶんある場合ばあいは、まずは近隣きんりん自立じりつ生活せいかつセンターで1000時間じかん(1〜2ねん程度ていど職場しょくば実習じっしゅう形式けいしき研修けんしゅうからスタートします。2ねんから小規模しょうきぼ団体だんたいげ、まず1人ひとり自立じりつ支援しえん施設しせつ親元おやもとからの一人暮ひとりぐらしの支援しえん)を団体だんたいとしておこないます。このさいなどにも事細ことこまかに研修けんしゅうさき団体だんたいにアドバイスをあおぎながらすすめます。こうして2人ふたり、3にんすすみ、ILP、ピアカンなども講座こうざがたから個別こべつ研修けんしゅうがたまでこなし、介護かいご制度せいど交渉こうしょうおこない、専従せんじゅう介助かいじょしゃ確保かくほしていって介助かいじょサービス体制たいせい強固きょうこにしていきます。このあいだ外部がいぶ講座こうざなどには出来できるだけ参加さんかします。これで最短さいたん団体だんたいで4ねんほどで、平均へいきんで10ねん上記じょうきのような総合そうごうてきなサービスがくだりなえるようになります(実績じっせき)。なお、遠方えんぽうで1000あいだ職場しょくば実習じっしゅう研修けんしゅうができない地域ちいきほうには、通信つうしん研修けんしゅう後述こうじゅつ)とさまざまな研修けんしゅうをミックスして同等どうとう研修けんしゅう時間じかん確保かくほする必要ひつようがあります。
 一方いっぽう社会しゃかい経験けいけん経験けいけん自薦じせんヘルパー利用りよう経験けいけんがない場合ばあいは、まずはこれらの経験けいけんを5ねんほどかけておこなうところからはじめます。そのさい能力のうりょくおうじて、すうねん小規模しょうきぼ団体だんたいげをしながら同時どうじ進行しんこう研修けんしゅう期間きかんすす場合ばあいもあります。

 

通信つうしん研修けんしゅう参加さんか希望きぼうしゃ募集ぼしゅうちゅう受講じゅこうりょう無料むりょうです)

 障害しょうがい当事とうじしゃ主体しゅたいてき事業じぎょうおこなうための研修けんしゅうシステムとして、通信つうしん研修けんしゅう宿泊しゅくはく研修けんしゅうわせた研修けんしゅう準備じゅんびしています。推進すいしん協会きょうかい理念りねんにそった当事とうじしゃ団体だんたいつくるというほう受講じゅこうりょう無料むりょうです。内容ないようは、団体だんたい設立せつりつ方法ほうほう、24あいだ介助かいじょサービスと個別こべつ自立じりつプログラム、介護かいご制度せいど交渉こうしょう施設しせつとうからの自立じりつ支援しえん団体だんたい資金しきん計画けいかく経理けいり人事じんじ指定してい事業じぎょう運動うんどう理念りねんなどなど。現在げんざい通信つうしん研修けんしゅう参加さんかしゃ募集ぼしゅうしています。

くわしくはお問合といあわくださいフリーダイヤル0037−80−4455(推進すいしん協会きょうかい団体だんたい支援しえん10〜22)へ。

通信つうしん研修けんしゅう参加さんか申込もうしこみしょ参加さんかには簡単かんたん審査しんさがあります)

団体だんたいめい(            )

郵便ゆうびん番号ばんごう住所じゅうしょ 名前なまえ 障害しょうがいしゃ/健常けんじょうしゃべつ職名しょくめい Tel Fax メール
           
           
           
           
           
           

推進すいしん協会きょうかい団体だんたい支援しえん FAX 042-452-8029まで (つぎページも参照さんしょうしてください)

かく団体だんたいからの研修けんしゅう参加さんかしゃ人数にんずうについて

 通常つうじょう推進すいしん協会きょうかい主催しゅさいする合宿がっしゅく研修けんしゅうには、障害しょうがいしゃ役員やくいん中心ちゅうしんてき職員しょくいん長時間ちょうじかんよう介助かいじょほうと、健常けんじょうしゃ介護かいごコーディネーターの両方りょうほう参加さんか希望きぼうです。団体だんたいごとに2〜5にん参加さんかしてほしいとかんがえています。

参考さんこう資料しりょう推進すいしん協会きょうかい通信つうしん研修けんしゅうおこな団体だんたい個人こじん理念りねん条件じょうけんです
いますぐできなくても、ちからがついてきたら、かならずやるという理念りねんっていただけるのでしたら対象たいしょうになります。研修けんしゅうおこない、出来できるようになるまでバックアップします。)

推進すいしん協会きょうかい支援しえん団体だんたい基準きじゅんについて

(1) 運営うんえい委員いいんかい委員いいん過半数かはんすう障害しょうがいしゃであり、代表だいひょうおよ運営うんえい実施じっし責任せきにんしゃ障害しょうがいしゃであること。
 介助かいじょ保障ほしょう当事とうじしゃ団体だんたい介助かいじょ必要ひつようとするほう自身じしん運営うんえいする団体だんたい)ですから、なるだけ介助かいじょニーズのたかほう運営うんえい委員いいんかいにいれていくようにしてください。団体だんたい設立せつりつすうねんたち、より重度じゅうどほう自立じりつした場合ばあいなどは、なるだけ運営うんえい委員いいんかいくわえてください。
(2) 代表だいひょうおよ運営うんえい実施じっし責任せきにんしゃのいずれかが原則げんそくとして長時間ちょうじかんよう介助かいじょ障害しょうがいしゃであること。
 代表だいひょうしゃおよ運営うんえい実施じっし責任せきにんしゃ事務じむ局長きょくちょう)は、なるだけ、介護かいごニーズのたかほうがなり、介護かいごニーズのひくほうたとえば事務じむきょく次長じちょうとしてバックアップするひとし人事じんじ可能かのうかぎ検討けんとうしてください。また、団体だんたい設立せつりつすうねんち、より重度じゅうどほう自立じりつした場合ばあいなどは、可能かのうかぎ役員やくいん登用とうようして役職やくしょくとしてエンパワメントしていってください。
(3) 24あいだ介助かいじょ保障ほしょうはもとより、地域ちいきにいる障害しょうがいしゃのうち、もっと重度じゅうどひとのニーズにあう介助かいじょ制度せいどつくることを目的もくてきとする組織そしきである。
 たとえば、24あいだ人工じんこう呼吸こきゅう使つかって一人ひとりらししているほう、24あいだ介助かいじょようする知的ちてき障害しょうがいしゃ単身たんしんしゃ重度じゅうど精神せいしん障害しょうがいしゃほう重複じゅうふく障害しょうがいしゃさい重度じゅうど難病なんびょうほうめくらろうしゃなど、もっと重度じゅうどほう対応たいおうしていくことで、それ以外いがいすべての障害しょうがいしゃにも対応たいおうできる組織そしきになります。
(4) 当事とうじしゃ主体しゅたいの24あいだ介助かいじょサービス、セルフマネジドケアを支援しえんし、行政ぎょうせい交渉こうしょうする組織そしきである、もしくはそれを目指めざ団体だんたいである。
 24あいだ介助かいじょサービスをおこなうには、市町村しちょうそんのホームヘルプサービスの利用りよう可能かのう時間じかんすう上限じょうげん交渉こうしょうして毎日まいにち24あいだにする必要ひつようがあります。交渉こうしょうおこなうには一人暮ひとりぐらしで24あいだつきっきりの介助かいじょようする障害しょうがいしゃがいること条件じょうけんとなります。このプロジェクトではホームヘルプ指定してい事業じぎょう収益しゅうえき使つかい、24あいだよう介助かいじょ障害しょうがいしゃ一人暮ひとりぐらしを支援しえん実現じつげんし、市町村しちょうそん交渉こうしょうすることを義務ぎむづけています。ただし、その力量りきりょうのない団体だんたいには時間じかんてき猶予ゆうよみとめられています。この猶予ゆうよ期間きかん相談そうだんうえ全国ぜんこく事務じむきょく個別こべつ判断はんだんします。
(5) 自立じりつ生活せいかつ運動うんどうおよびエンパワメントの理念りねんち、ILプログラム、ピアカウンセリングを今後こんご実施じっしすること。
 介助かいじょサービスは利用りようしゃ自身じしんちからをつけていくというエンパワメントが基本きほんです。具体ぐたいてきには介助かいじょサービス利用りようしゃつね個別こべつILプログラム+個別こべつピアカウンセリングをおこないます。
(6)

身体しんたい障害しょうがいかぎらず、今後こんご研修けんしゅうみ、障害しょうがいしゃにもエンパワメント方式ほうしきのサービスを提供ていきょうすることを目標もくひょうにしていること。

ちゅう:個別こべつILプログラムとうのエンパワメント方式ほうしきのサポートや研修けんしゅうおこなわずに、たんにヘルパー派遣はけんのみを知的ちてき児童じどう身体しんたい精神せいしんかく障害しょうがいけにすることは推進すいしん協会きょうかいとしては禁止きんししています。誤解ごかいがおきやすいのでとく注意ちゅうい

 



全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかいのご案内あんない

介護かいご保険ほけんヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく保障ほしょう協会きょうかいから名称めいしょう変更へんこうしました)略称りゃくしょう広域こういき協会きょうかい
フリーダイヤル  0120−66−0009
フリーダイヤル 

自分じぶん介助かいじょしゃ登録とうろくヘルパーにでき自分じぶん介助かいじょ専用せんよう使つかえます
対象たいしょう地域ちいき:47都道府県とどうふけん全域ぜんいき

介助かいじょしゃ登録とうろくさき事業じぎょうしょのみつからないほう相談そうだんください。いろいろな問題もんだい解決かいけつします。

 全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ介護かいごじん派遣はけん事業じぎょう自薦じせん登録とうろくヘルパーとおなじような登録とうろくのみのシステムを支援しえんヘルパー利用りようしゃ介護かいご保険ほけんヘルパー利用りようしゃむけに提供ていきょうしています。自分じぶん確保かくほした介助かいじょしゃ自分じぶん専用せんよう制度せいどじょうのヘルパー(自薦じせん登録とうろくヘルパー)として利用りようできます。介助かいじょしゃ人選じんせん介助かいじょ時間じかんたい自分じぶんめることができます。全国ぜんこくのホームヘルプ指定してい事業じぎょうしゃ運営うんえいする障害しょうがいしゃ団体だんたい提携ていけいし、全国ぜんこくでヘルパーの登録とうろくができるシステムを整備せいびしました。介助かいじょしゃ時給じきゅういままでの制度せいどより介助かいじょしゃ給与きゅうよちない個別こべつ相談そうだんシステムです。

利用りよう方法ほうほう
  広域こういき協会きょうかい 東京とうきょう本部ほんぶFAXふぁっくす郵送ゆうそう介助かいじょしゃ利用りようしゃ登録とうろくをすれば、翌日よくじつから支援しえん介護かいご保険ほけん自薦じせん介助かいじょサービスが利用りよう可能かのうです。東京とうきょう本部ほんぶからかくけん指定してい事業じぎょうしゃ業務ぎょうむ委託いたくおこな支援しえん手続てつづきをります。各地かくち団体だんたいまりや給与きゅうよ体系たいけいとは関係かんけいなしに、広域こういき協会きょうかいせんもん条件じょうけんでまとめて委託いたくするかたちになりますので、すべての契約けいやく条件じょうけん広域こういき協会きょうかい本部ほんぶ利用りようしゃあいだ利用りようしゃこまらないようにはなってめます。ですから、わせ・もうみは東京とうきょう本部ほんぶ0120−66−0009におかけください。
 介助かいじょしゃへの給与きゅうよ介護かいごがた時給じきゅう1500えん家事かじがた1000えん日常にちじょう生活せいかつ支援しえん時給じきゅう1300〜1420えん基本きほんですがいままでの制度せいど時給じきゅうがもっとたか場合ばあいにはいままでの時給じきゅうになるようにします。また、夜間やかん利用りようほう時給じきゅうアップの相談そうだんにのります。介助かいじょしゃは1〜3きゅうヘルパー、介護かいご福祉ふくし看護かんご日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅう修了しゅうりょうしゃなどのいずれかのほうである必要ひつようがあります。ただし、支援しえん制度せいどのほうは、14ねんがつまで自薦じせんヘルパーや全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ介護かいごじん派遣はけん事業じぎょう登録とうろく介護かいごじんとしてはたらいている場合ばあい県知事けんちじから証明しょうめい永久えいきゅうにヘルパーとしてはたらけます。2003ねんがつ以降いこう新規しんき介護かいごはい場合ばあいも、日常にちじょう生活せいかつ支援しえん移動いどう介護かいごであれば、20あいだ研修けんしゅうれます。

くわしくはホームページもごらんください http://www.kaigoseido.net/2.htm

東京とうきょう地区ちく身体しんたい介護かいご時給じきゅうが1900えんにアップ

身体しんたい介護かいごともな移動いどう介護かいごどう単価たんか詳細しょうさいはおわせください)

自薦じせん介助かいじょしゃにヘルパー研修けんしゅう実質じっしつ無料むりょうけていただけます

 広域こういき協会きょうかいでは、障害しょうがい当事とうじしゃ主体しゅたい理念りねんの3きゅうヘルパー通信つうしん研修けんしゅうおこなっております。通信つうしん部分ぶぶん自宅じたく受講じゅこうでき、通学つうがく部分ぶぶん東京とうきょうなで3日間にちかん受講じゅこう可能かのうです。3きゅう受講じゅこう身体しんたい介護かいごはいることができます。
 日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅうは、東京とうきょう会場かいじょうでは、緊急きんきゅうには希望きぼうわせて365にち毎日まいにち開催かいさい可能かのうです。2日間にちかん受講じゅこうできます。東京とうきょう隣接りんせつけん利用りようしゃは1にちのみの受講じゅこうでかまいません(のこりは利用りよう障害しょうがいしゃ自身じしん自宅じたく研修けんしゅう可能かのうのため)。日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅう受講じゅこうしゃ全身ぜんしんせい移動いどう介護かいごにもれます。3きゅう日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅう受講じゅこう一定いってい時間じかん規定きていによる時間じかんすう介護かいごはいったのち参加さんか交通こうつう宿泊しゅくはく全額ぜんがく助成じょせいします。

このような仕組しくみをつく運営うんえいしています
仕組み図

問合といあわせは TEL 0120−66−0009(通話つうわりょう無料むりょう)へ。受付うけつけ10〜22 
みなさんへおねがい:この資料しりょうおおくのほうにおらせください。 介護かいご保険ほけんヘルパー広域こういき自薦じせん

登録とうろく保障ほしょう協会きょうかい 発起人ほっきにん都道府県とどうふけんじゅん敬称けいしょうりゃく、2000ねん4がつ時点じてん

名前なまえ 所属しょぞく団体だんたいとう
花田はなた貴博たかひろ (ベンチレーター使用しようしゃネットワーク)
篠田しのだ たかし 自立じりつ生活せいかつ支援しえんセンター新潟にいがた
三澤みさわ りょう (DPI日本にっぽん会議かいぎ
中西なかにし正司せいじ  (DPIアジア評議ひょうぎ委員いいん/全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎかい
八柳やつやなぎ卓史たかし  ぜんさわ連関れんかんひがしブロック)
樋口ひぐち恵子けいこ  全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎかい
佐々木ささき信行のぶゆき (ピープルファースト東京とうきょう
加藤かとうしん規子のりこ 精神せいしん障害しょうがいしゃピアサポートセンターこらーる・たいとう)
横山よこやま晃久あきひさ  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい/HANDS世田谷せたがや
えきとめ俊樹としき  (NPO自立じりつ生活せいかつ企画きかく/NPO自立じりつ福祉ふくしかい
川元かわもと恭子きょうこ  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい/CIL小平こだいら
渡辺わたなべ正直まさなお  静岡しずおか市議しぎ)
名前なまえ 所属しょぞく団体だんたいとう
山田やまだ昭義あきよし  (DPI日本にっぽん会議かいぎ社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじんAJU自立じりついえ
斎藤さいとうまこと 名古屋なごや市議しぎ共同きょうどうれん社会しゃかい福祉ふくしほうわっぱのかい
尾上おがみ浩二こうじ  障害しょうがいしゃ総合そうごう情報じょうほうネットワーク)
森本もりもと秀治しゅうじ  共同きょうどうれん
村田むらた敬吾けいご  自立じりつ生活せいかつセンターほくせつ24)
光岡みつおかかおるあきら  特定とくてい営利えいり活動かつどう法人ほうじんすてっぷ)
栗栖くりす豊樹とよき  (CILてごーす)
佐々ささ和信かずのぶ  香川かがわけんすじ萎縮いしゅくせい患者かんじゃすくかい)
藤田ふじためぐみこう  土佐とさ在宅ざいたく重度じゅうど障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょうかんがえるかい
田上たうえささえろう  (NPO重度じゅうど障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協会きょうかい

全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかい理念りねん

47都道府県とどうふけん介助かいじょしゃ自薦じせん登録とうろく可能かのう障害しょうがい施策しさく自薦じせん登録とうろくヘルパーの全国ぜんこくネットワークをつくろう

 2003年度ねんどから全国ぜんこく障害しょうがいしゃ団体だんたい共同きょうどうして47都道府県とどうふけんのほぼ全域ぜんいき離島りとうなどをのぞく)で介助かいじょしゃ自薦じせん登録とうろく可能かのうになりました。
 自薦じせん登録とうろくヘルパーは、さい重度じゅうど障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつする基本きほんの「社会しゃかい基盤きばん」です。重度じゅうど障害しょうがいしゃとう自分じぶん求人きゅうじん広告こうこくをしたり知人ちじんくちコミで、自分じぶん介助かいじょしゃ確保かくほすれば、自由じゆう体制たいせい介助かいじょ体制たいせいつくれます。自立じりつ生活せいかつできる重度じゅうど障害しょうがいしゃえます。(とくにCILとうのない空白くうはく市町村しちょうそんで)。
 小規模しょうきぼ障害しょうがいしゃ団体だんたい構成こうせいする障害しょうがいしゃ障害しょうがい種別しゅべつ以外いがい介護かいごサービスノウハウをたないことがおおいです。たとえば、脳性のうせいまひやけいそんなどの団体だんたいは、ALSなど難病なんびょうのノウハウや視覚しかく障害しょうがい知的ちてき障害しょうがいのノウハウをたないことがほとんどです。
 このような場合ばあいでも、まず過疎かそなどでも、だれもが自薦じせん登録とうろくをできる環境かんきょうつくっておけば、解決かいけつ道筋みちすじができます。地域ちいき自分じぶん障害しょうがい種別しゅべつ自立じりつ支援しえん介護かいごノウハウを障害しょうがいしゃ団体だんたいがない場合ばあい自分じぶん障害しょうがいしゃ)の周辺しゅうへんひと協力きょうりょくだけで介護かいご体制たいせいつくれば、かくけん最低さいてい団体だんたいある自薦じせん登録とうろく団体だんたい介助かいじょしゃ登録とうろくすれば、自立じりつ生活せいかつつくってこと可能かのうです。一般いっぱん介護かいごサービス事業じぎょうしゃでは対応たいおうできないさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ特殊とくしゅ介護かいごニーズのある障害しょうがいしゃも、自分じぶん介護かいご体制たいせいつくり、自立じりつ生活せいかつ可能かのうになります。
 このように様々さまざま障害しょうがい種別しゅべつひと自分じぶん介護かいご体制たいせいてていくことができることで、そのなかから、グループができ、障害しょうがいしゃ団体だんたい発展はってんするかずえていきます。
 また、自立じりつ生活せいかつをしたり、自薦じせんヘルパーを利用りようするひとえることで、ヘルパー時間じかんすうのアップの交渉こうしょう各地かくちおこなわれ、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんでヘルパー制度せいど改善かいぜんしていきます。
 支援しえん制度せいど導入どうにゅうされることにあわせ、47都道府県とどうふけんでCILとう自立じりつ生活せいかつけい障害しょうがい当事とうじしゃ団体だんたい全国ぜんこく47都道府県とどうふけん居宅きょたく介護かいご(ヘルパー)指定してい事業じぎょうしゃになります。
 全国ぜんこく障害しょうがいしゃ団体だんたい共同きょうどうすれば、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんでくまなく自薦じせん登録とうろくヘルパーを利用りようできるようになります。これにより、全国ぜんこく重度じゅうど障害しょうがいしゃ自立じりつすすみ、ヘルパー制度せいど時間じかんすうアップの交渉こうしょうすすむとかんがえられます。
47都道府県とどうふけんぜんけんで、けん最低さいてい箇所かしょ、CILや障害しょうがいしゃ団体だんたいのヘルパー指定してい事業じぎょうしょ自薦じせん登録とうろくれをおこなえば、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんのどこにすんでいる障害しょうがいしゃも、自薦じせんヘルパーを登録とうろくできるようになります。(支援しえん制度せいどのヘルパー指定してい事業じぎょうしゃは、交通こうつう2〜3あいだ圏内けんないであれば県境けんきょう市町村しちょうそんさかいえて利用りようできます)。(できればかくけんに2〜3ヶ所かしょあれば、よりいい)。 全国ぜんこく交渉こうしょうによって介護かいご制度せいどびているすべての地域ちいきは、まず、自薦じせん登録とうろくヘルパーができてから、それから24あいだよう介護かいご1人ひとりらしの障害しょうがいしゃがヘルパー時間じかんすうアップの交渉こうしょうをして制度せいどをのばしています。(他薦たせんヘルパーでは時間じかんすうをのばすと、各自かくじ障害しょうがい生活せいかつスタイルにわず、いろんな規制きせい生活せいかつしにくくなるので、交渉こうしょうして時間じかんすうをのばさない)
自薦じせんヘルパーを利用りようすることで、自分じぶん介助かいじょしゃやとい、トラブルにも自分じぶん対応たいおうして、自分じぶん自分じぶん生活せいかつ責任せきにんっていくということ経験けいけんしていくことで、ほかの障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんもできるようになり、あらたなCIL設立せつりつにつながりがります。(現在げんざいでは、やとかたやトラブル対応たいおう雇用こよう責任せきにんなどは、「介助かいじょしゃとの関係かんけいのILP」実施じっしCILで勉強べんきょう可能かのう
たとえば、札幌さっぽろのCILで自薦じせん登録とうろくれをおこなって、旭川あさひかわ障害しょうがいしゃ自分じぶん介助かいじょしゃ確保かくほ自薦じせん登録とうろく利用りようした場合ばあい。それが旭川あさひかわ障害しょうがいしゃ自立じりつや、旭川あさひかわでのヘルパー制度せいど時間じかんすう交渉こうしょうや、すうねんのCIL設立せつりつにつながる可能かのうせいがあります。これとおなじことが全国ぜんこくこります。(すでに介護かいご保険ほけん対象たいしょうしゃ自薦じせん登録とうろく取組とりくみでは、市町村しちょうそん自立じりつ開始かいし交渉こうしょう開始かいしやCIL設立せつりつにつながった実例じつれいがいくつかあります) 自薦じせん登録とうろく受付うけつけはかく団体だんたいのほか、全国ぜんこく共通きょうつうフリーダイヤルで広域こういき協会きょうかいでも受付うけつけます。全国ぜんこく広報こうほうおこない、おおくの障害しょうがいしゃ情報じょうほうつたわるようにします。
自薦じせん登録とうろくによる事業じぎょうしょはい資金しきんは、まず経費けいひとしてかく団体だんたい支払しはらい(かく団体だんたい自薦じせん登録とうろく利用りようしゃえた場合ばあいには、常勤じょうきん介護かいご福祉ふくしとう専従せんじゅう事務じむいんとしてやとえる費用ひよう事業じぎょうなどを支払しはらいます)、のこった資金しきんがある場合ばあいは、全国ぜんこく空白くうはく地域ちいきでのCIL支援しえん、24あいだ介護かいご制度せいど交渉こうしょうおこなうための24あいだよう介護かいご障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえん&CILげ、海外かいがい途上とじょうこくのCIL支援しえんなど、公益こうえき活動かつどう全額ぜんがく使つかわれます。全国ぜんこく団体だんたいなかから理事りじ評議ひょうぎいん選出せんしゅつして方針ほうしん決定けっていおこなっていきます。
 これにより、将来しょうらいは3300市町村しちょうそんぜん障害しょうがいにサービス提供ていきょうできる1000のCILをつくり、24あいだ介護かいご保障ほしょう全国ぜんこく実現じつげんおこない、くに制度せいど全国ぜんこくいちりつで24あいだ保障ほしょうのパーソナルアシスタント制度せいどえることを目標もくひょうにしています。

全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかい利用りようしゃこえ

★(関西かんさい) 24あいだ介護かいご必要ひつよう人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃですが一般いっぱん事業じぎょうしょはどこも人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃへヘルパー派遣はけんをしてくれないので、広告こうこく募集ぼしゅうした介助かいじょしゃ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい紹介しょうかいでヘルパー研修けんしゅう受講じゅこうしてもらい、全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい利用りようしています。求人きゅうじんでの求人きゅうじん募集ぼしゅう方法ほうほうのアドバイスもけました。介助かいじょしゃへの介助かいじょ方法ほうほうおしえるのは家族かぞく支援しえんしています。

★(東日本ひがしにっぽん過疎かそまち) 1人ひとりらしで24あいだ介護かいご必要ひつようですが、介護かいご保障ほしょう交渉こうしょうをするために、身体しんたい介護かいごにちあいだ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい契約けいやくして、のこり19あいだ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかいから助成じょせいけ、24あいだ介助かいじょしゃをつけてまち交渉こうしょうしています。

★(東北とうほくのA) 市内しない移動いどう介護かいご実施じっしする事業じぎょうしょが1かしょもなく、自薦じせん登録とうろく移動いどう介護かいご使つかいたいのですがが「事業じぎょうしょつからないと移動いどう介護かいご決定けっていせない」とっていました。知人ちじん介護かいごしてもいいというひとつかり、東京とうきょう移動いどう介護かいご研修けんしゅうけてもらい全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくし、から全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい提携ていけい事業じぎょうしょ連絡れんらくしてもらい、移動いどう介護かいご決定けっていがおり、利用りようできるようになりました。

★(西日本にしにほんのBむら) むらひとつしかヘルパー事業じぎょうしょがなくサービスがわるいので、近所きんじょ知人ちじんにヘルパー研修けんしゅうけてもらい全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろく自薦じせんヘルパーになってもらいました。

★(北海道ほっかいどう) 視覚しかく障害しょうがいですが、いままでで1箇所かしょ事業じぎょうしょだけが視覚しかく障害しょうがいのガイドヘルパーをおこなっており、いま休日きゅうじつ夕方ゆうがた以降いこう利用りようできません。よる視覚しかく障害しょうがいのサークルにくときこまっていましたら、ほかの参加さんかしゃ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい使つかっており、介助かいじょしゃ紹介しょうかいしてくれたので自分じぶんよる休日きゅうじつものにもつかえるようになりました。

★(東北とうほくのC) 24あいだ呼吸こきゅう利用りようのALSで介護かいご保険ほけん使つかっています。吸引きゅういんしてくれる介助かいじょしゃ自費じひやとっていましたが、介護かいご保険ほけん事業じぎょうしょ吸引きゅういんをしてくれないので介護かいご保険ほけん家事かじ援助えんじょをわずかしか使つかっていませんでした。自薦じせん介助かいじょしゃがヘルパー資格しかくをとったので全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくして介護かいご保険ほけん使つかえるようになり、自己じこ負担ふたんも1わり負担ふたんだけになりました。さらに、今年ことしの4がつからは支援しえん制度せいどはじまり、介護かいご保険ほけんいっぱい使つかっているということで支援しえんのヘルパーも毎日まいにち時間じかん使つかえるようになり、これも全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくしています。求人きゅうじん広告こうこくして自薦じせん介助かいじょしゃいまにんになり、あわせて毎日まいにち10あいだ吸引きゅういんのできる介護かいご自薦じせん介助かいじょしゃまるようになりました。求人きゅうじん広告こうこく費用ひよう全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい負担ふたんしてくれました。介助かいじょしゃ時給じきゅうも「求人きゅうじんして介助かいじょしゃがきちんと確保かくほできる時給じきゅうにしましょう」ということで相談そうだんのうえ、この地域ちいきではたかめの時給じきゅう設定せっていしてくれ、介助かいじょしゃ安定あんていしてきました。

 
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