(Translated by https://www.hiragana.jp/)
2007年8月号

障害しょうがいしゃ自身じしんでヘルパー時間じかんすう改善かいぜん交渉こうしょう

★ヘルパー制度せいど国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん特集とくしゅう

事務所じむしょ移転いてんのおらせ
 当会とうかい事務所じむしょは8がつ30にち武蔵野むさしのから小平こだいら移転いてんします。
 これにともな電話でんわ番号ばんごう変更へんこうになります。フリーダイヤルには変更へんこうはありません。
 しん所在地しょざいち電話でんわ番号ばんごう以下いかのとおりです。

がつごう
2007.8.30
編集へんしゅう障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつ介護かいご制度せいど相談そうだんセンター
情報じょうほう提供ていきょう協力きょうりょく全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい
〒187−0003 東京とうきょう小平こだいら花小金井南はなこがねいみなみまち1-11-20はないち番館ばんだてかい
発送はっそうがかり定期ていき購読こうどく申込もうしこみ・入会にゅうかい申込もうしこみ、商品しょうひん注文ちゅうもん)  (つききん〜17
  TEL・FAX 0120−870−222 (フリーダイヤル)
  TEL・FAX 042−467−1460 しん番号ばんごう
制度せいどがかり交渉こうしょう情報じょうほう交換こうかん制度せいど相談そうだん)(365にち 11〜23土日どにち緊急きんきゅう相談そうだんのみ))        
  TELてる 0037−80−4445 全国ぜんこくからかけられます)
  TELてる 042−467−1470 しん番号ばんごう
電子でんしメール:
郵便ゆうびん
振込ふりこみ
口座こうざめい障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつ介護かいご制度せいど相談そうだんセンター  口座こうざ番号ばんごう00120-4-28675
 

2007ねんがつごう    目次もくじ

   

3・・・・くにのヘルパー制度せいど上限じょうげん撤廃てっぱい指導しどうについて
6・・・・国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん市町村しちょうそんでの計算けいさん方法ほうほう
8・・・・国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん個々人ここじんもの権利けんりではない
9・・・・国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん自治体じちたい欠損けっそんないために
10・・・各地かくち障害しょうがいしゃは、市町村しちょうそん勘違かんちがいしていないか、確認かくにん
11・・・障害しょうがいしゃ自身じしんでヘルパー時間じかんすう改善かいぜん交渉こうしょう
14・・・関西かんさい政令せいれい指定してい都市とし重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごたいする勘違かんちがい その
16・・・CIL(自立じりつ生活せいかつセンター)をつくりたいほう
18・・・全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかいのご案内あんない



事務所じむしょ移転いてんのおらせ

当会とうかい事務所じむしょは8がつ30にち武蔵野むさしのから小平こだいら移転いてんします。
これにともな電話でんわ番号ばんごう変更へんこうになります。
フリーダイヤルには変更へんこうはありません。
しん所在地しょざいち:187-0003東京とうきょう小平こだいら花小金井南はなこがねいみなみまち1-11-20はないち番館ばんだてかい
しん電話でんわ番号ばんごう発送はっそうがかり042−467−1460 制度せいどがかり042−467−1470



くにのヘルパー制度せいど上限じょうげん撤廃てっぱい指導しどうについて

一部いちぶさい掲載けいさい

 厚生省こうせいしょうは90ねんからヘルパー制度せいど上限じょうげん撤廃てっぱいし、94年度ねんどから2002年度ねんどまでは主管しゅかん課長かちょう会議かいぎで、毎年まいとしきびしい口調くちょう都道府県とどうふけんたいして、「障害しょうがいヘルパー制度せいどにいまだに上限じょうげんもうけている市町村しちょうそんがあるが、ただちに撤廃てっぱいさせること」などと指示しじしています。現在げんざいも、もちろんわらず、ヘルパー制度せいどには上限じょうげんがないことを毎年まいとしなんらかの方法ほうほう自治体じちたいたいして周知しゅうちしています。
 2003年度ねんどからは支援しえん制度せいどわり、ヘルパー制度せいど国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅん導入どうにゅうされました(自立じりつ支援しえんほうでは国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん)が、これは、個々人ここじん上限じょうげん規定きていしたものではなく、市町村しちょうそん全体ぜんたい国庫こっこ補助ほじょ上限じょうげんめるものです。厚生こうせい労働省ろうどうしょう自治体じちたいたいして、なん個々人ここじんのサービスに上限じょうげんはないし、国庫こっこ補助ほじょもつくと説明せつめいしています。(国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅん個人こじん上限じょうげんがく勘違かんちがいして、それ以上いじょうのサービスをおこなうと市町村しちょうそん全額ぜんがく負担ふたんになると勘違かんちがいする市町村しちょうそん支援しえん制度せいどスタートの2003年度ねんど当時とうじはたくさんあった)。
 ヘルパー利用りよう時間じかんおお障害しょうがいしゃのみにサービス提供ていきょうしていると、市町村しちょうそん全体ぜんたい国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅん事業じぎょうがオーバーしますが、短時間たんじかんニーズの障害しょうがいしゃにも満遍まんべんなくサービスをしていれば、市町村しちょうそん全体ぜんたい国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅん事業じぎょうがオーバーすることはありません(24あいだ365にちのサービス利用りようしゃがいても、市町村しちょうそんのヘルパー事業じぎょう全額ぜんがく国庫こっこ補助ほじょ対象たいしょうになる)。
 事実じじつ最高さいこう24あいだ365にちのサービスをおこなっている全国ぜんこく各地かくち市町村しちょうそんでは、東京とうきょう以外いがいでは1箇所かしょ国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅん事業じぎょうがオーバーする事態じたいにはなっていません。(東京とうきょう都内とないでは4市区しくがオーバーしたが、これは東京とうきょうがいからさい重度じゅうど1人ひとりらしの障害しょうがいしゃ多数たすう転居てんきょしてきている地域ちいきのため。このような問題もんだいはあるので、つづこく国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん改善かいぜん要望ようぼうちゅう)。
 厚生こうせい労働省ろうどうしょう支援しえん制度せいどスタートととも国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅん導入どうにゅうしたのちでも、ヘルパー制度せいど上限じょうげんはないことや、障害しょうがいケアマネジメントの理念りねん周知しゅうちはかっています。つぎページの資料しりょうくに検討けんとうかい厚生こうせい労働省ろうどうしょう作成さくせい資料しりょう)では24あいだのサービス利用りよう事例じれい掲載けいさいしています。   (2ページさきつづく)

厚生こうせい労働省ろうどうしょう作成さくせい資料しりょう

  障害しょうがいしゃ)の地域ちいき生活せいかつ支援しえんかたかんする検討けんとうかいだいかい平成へいせい15ねんがつにち
平日へいじつ大学だいがくとそのあとの3あいだ学生がくせいボランティアに、それ以外いがいは24あいだヘルパー制度せいど利用りよう事例じれい http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/09/s0908-6b.html#3 )

(ケース2)  全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ(20さい学生がくせいすじジス 家族かぞく:なし(単身たんしん
 1.  サービスの利用りよう
    (1)支援しえん制度せいどにおけるサービス

(2)そののサービス
   装具そうぐ日常にちじょう生活せいかつ用具ようぐ特別とくべつ障害しょうがいしゃ手当てあて障害しょうがい年金ねんきん 各種かくしゅ相談そうだん事業じぎょう

(つづき)  自立じりつ支援しえんほうになっても、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん仕組しくみの基本きほんおなじで、
国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅん名称めいしょう国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんになった(50%が確実かくじつくに負担ふたんになり、くに予算よさん不足ふそくで48%補助ほじょになるということはなくなった)。
国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅん計算けいさん根拠こんきょが、一般いっぱん移動いどう利用りようしゃ全身ぜんしんせいの3ランクだったのが、自立じりつ支援しえんほう国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんでは16ランクになった。 の2てんしかありません。(くわしくは2006ねん2・3がつ合併がっぺいごうを)

 なお、自立じりつ支援しえんほう施行しこうねんには障害しょうがい程度ていど区分くぶん区分くぶん1〜6)ごと、サービス種類しゅるいごとにべつ計算けいさんにするという当初とうしょあんもありましたが、現在げんざいでは、政治せいじ状況じょうきょうわり、3ねんいまのやりかたえたいとかんがえている与党よとう議員ぎいん厚生こうせい労働省ろうどうしょう職員しょくいんもいませんので、区分くぶんごとのべつ計算けいさんになることはない見込みこみです。

 自立じりつ支援しえんほうになっても、いまだに国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん個々人ここじんのサービスの上限じょうげん勘違かんちがいしている市町村しちょうそんがあります。また、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん市町村しちょうそんごとの合算がっさん計算けいさんということを理解りかいできずに、個々人ここじん国庫こっこ負担ふたん上限じょうげん勘違かんちがいして、この基準きじゅんえたサービスは全額ぜんがく市町村しちょうそん負担ふたんかんがえている市町村しちょうそんもあります。
 厚生こうせい労働省ろうどうしょうも、都道府県とどうふけんなどを課長かちょう会議かいぎとうで、なん説明せつめいしていますが、自立じりつ支援しえんほうになっても、市町村しちょうそん全体ぜんたい国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん総額そうがくよりもヘルパー事業じぎょうすくなければ、全額ぜんがく国庫こっこ負担ふたん対象たいしょうで、その50%が確実かくじつくに負担ふたんになります。全国ぜんこくてきには、ヘルパー事業じぎょう全額ぜんがく国庫こっこ負担ふたん対象たいしょうになる市町村しちょうそんがほとんどです。この場合ばあい、その市町村しちょうそんなか毎日まいにち24あいだのヘルパーを使つかっている障害しょうがいしゃがいたとしても、そのサービスの全額ぜんがく国庫こっこ負担ふたん対象たいしょうです。
 国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんがあるからといって、サービス水準すいじゅん一律いちりつ上限じょうげんなどをもうけることはほう趣旨しゅしはんすることです。(自立じりつ支援しえんほうでは「自立じりつした社会しゃかい生活せいかつができるような援助えんじょおこな責務せきむ」が市町村しちょうそんせられている)



国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん市町村しちょうそんでの計算けいさん方法ほうほう

 いまだに国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん計算けいさん方法ほうほう理解りかいしない市町村しちょうそんがあり、「個々人ここじん国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんえると全額ぜんがく市町村しちょうそん負担ふたんとなると勘違かんちがいしている」というはなしをよくきます。国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん市町村しちょうそんのヘルパー利用りようしゃ全員ぜんいん人数にんずう基準きじゅんがくわせ、その総額そうがく以下いかのヘルパー事業じぎょうはすべてこく国庫こっこ補助ほじょ対象たいしょうにする、ぎゃくに、ヘルパー事業じぎょう国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん合計ごうけいえたら、オーバーぶん国庫こっこ負担ふたんがない、という仕組しくみです(東京とうきょう一部いちぶ自治体じちたいなどでオーバーしている)。
 国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん個々人ここじんものでも権利けんりでもありません。たん市町村しちょうそん全体ぜんたい国庫こっこ負担ふたんがくめるための計算けいさんしきで、数字すうじ平均へいきん利用りよう実績じっせきもとつくられたものです。平均へいきんえる利用りようしゃもいれば下回したまわ利用りようしゃ(こちらのほうおおい)もいます。障害しょうがいしゃ団体だんたいは、このページを理解りかいしていない市町村しちょうそんせて、けんとおしてくに確認かくにんしてもらうようにしてください。

まちれい ヘルパー利用りようしゃ13にん場合ばあい
利用りようしゃ  区分くぶん  サービス 利用りようしたヘルパー事業じぎょう  国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん
A1さん 区分くぶん6 居宅きょたく介護かいご    5まんえん      18まん6800えん
A2さん 区分くぶん6 重度じゅうど訪問ほうもん   10まんえん      29まん5900えん
A3さん 区分くぶん6 重度じゅうど訪問ほうもん   90まんえん      29まん5900えん
A4さん 区分くぶん6 居宅きょたく介護かいご    5まんえん      18まん6800えん
A5さん 区分くぶん6 居宅きょたく介護かいご    6まんえん      18まん6800えん
A6さん 区分くぶん6 居宅きょたく介護かいご    7まんえん      18まん6800えん
A7さん 区分くぶん6 重度じゅうど訪問ほうもん   12まんえん      29まん5900えん
A8さん 区分くぶん6 重度じゅうど訪問ほうもん   10まんえん      29まん5900えん
A9さん 区分くぶん6 重度じゅうど訪問ほうもん    8まんえん      29まん5900えん
区分くぶん6の小計しょうけい 153まんえん   222まん6700えん
A10さん 区分くぶん5 重度じゅうど訪問ほうもん   10まんえん      23まん8500えん
A11さん 区分くぶん5 重度じゅうど訪問ほうもん   25まんえん      23まん8500えん
A12さん 区分くぶん5 居宅きょたく介護かいご    3まんえん      12まん9400えん
A13さん 区分くぶん4 居宅きょたく介護かいご    4まんえん       8まん1100えん
市町村しちょうそん合計ごうけい 195まんえん     279まん7740えん

 Aまち場合ばあい利用りようしたヘルパー事業じぎょう合計ごうけいがくより国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん合計ごうけいおおきいため、ヘルパー事業じぎょう全額ぜんがく国庫こっこ負担ふたん対象たいしょうとなります(195まんえんの50%がくに負担ふたん、25%がけん負担ふたんとなる。Aまち負担ふたんは25%)。また、区分くぶんあいだ流用りゅうようぜん区分くぶん合算がっさん)がなくなり、区分くぶんごとのべつ計算けいさん制度せいど改正かいせいされたとしても、Aまちれいではかく区分くぶんないでヘルパー事業じぎょう合計ごうけいよりも国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん合計ごうけいおおきいため、ヘルパー事業じぎょう全額ぜんがく国庫こっこ負担ふたん対象たいしょうとなります。
 Aまち場合ばあい個々人ここじんごとでると、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんえている利用りようしゃ下線かせん)が2めいいますが、これらのサービスも全額ぜんがく国庫こっこ負担ふたん対象たいしょうになります。 (つぎページにつづく) 参考さんこう資料しりょう 平成へいせい18ねん3がつ1にち主管しゅかん課長かちょう会議かいぎ資料しりょうより

 



国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん個々人ここじんの「時間じかん」や「権利けんり」ではない

 全国ぜんこく市町村しちょうそんなかには、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん障害しょうがいしゃにんにんの「ヘルパー制度せいど時間じかん」のようなものと勘違かんちがいする自治体じちたいがあります。これは間違まちがいです。国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん全国ぜんこく利用りようしゃ平均へいきんもと計算けいさんされた国庫こっこ負担ふたんきん清算せいさんするための基準きじゅんがくです。個々人ここじん権利けんりとはまったく関係かんけいがありません。
 障害しょうがいしゃにんにんだれもがこの国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん金額きんがくまで自由じゆうにホームヘルプを使つかえる権利けんりゆうするわけではありません。ぎゃくに、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんえるサービスが必要ひつよう障害しょうがいしゃたいして、市町村しちょうそんが「国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんえた部分ぶぶんくにさないから支給しきゅう決定けっていできない」とうのも間違まちがっています。
 ホームヘルプ制度せいどは、すこししか必要ひつようとしていない障害しょうがいしゃも、たくさん必要ひつよう障害しょうがいしゃもおり、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんはあくまで平均へいきん(をすこおおめにしたもの)とかんがえてください。もし、あるが、ホームヘルプサービスを積極せっきょくてき広報こうほうせず短時間たんじかんニーズの障害しょうがいしゃにヘルパー制度せいど使つかわせないという方法ほうほうをとった場合ばあい全体ぜんたい国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんひくくなり、のヘルパー事業じぎょう国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんをオーバーすることもありえます。
 介護かいごりょくのある家族かぞく同居どうきょ障害しょうがいしゃにも、家族かぞく介護かいごできない障害しょうがいしゃにも、まんべくなくヘルパー制度せいど支給しきゅう決定けっていすることにより、市町村しちょうそん全体ぜんたい国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバーすることはありませんし、障害しょうがいしゃなかには24あいだ365にちのサービスを必要ひつようとする障害しょうがいしゃもいますが、その全額ぜんがく国庫こっこ負担ふたん対象たいしょうとなります。  

介護かいご保険ほけん対象たいしょうしゃへのよくある間違まちが

 なお、介護かいご保険ほけん対象たいしょうしゃのALSなどの障害しょうがいしゃで、介護かいご保険ほけん上乗うわのせして障害しょうがいヘルパー制度せいど申請しんせいする場合ばあい市町村しちょうそんが「介護かいご保険ほけん利用りようしゃには居宅きょたく介護かいご基準きじゅんがくがない」ことを理由りゆうに、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごだけを決定けっていしたがる場合ばあいがあります。これは間違まちがいです。国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんはあくまで平均へいきんのようなものですから、実際じっさい利用りようしゃは、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんよりもすくなくていい障害しょうがいしゃもいれば、ぎゃくおお必要ひつよう障害しょうがいしゃもいます。介護かいご保険ほけん対象たいしょうしゃ介護かいご保険ほけん基準きじゅんがく障害しょうがい国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんがくよりも金額きんがくおおいため居宅きょたく介護かいご基準きじゅんがくは0となっているだけです。(一方いっぽう重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご場合ばあいは、外出がいしゅつぶん介護かいご保険ほけん対象たいしょうがいなので介護かいご保険ほけん対象たいしょうしゃでも障害しょうがい基準きじゅんがく存在そんざいするだけの理由りゆう)。
 介護かいご保険ほけん対象たいしょうであろうが、なかろうが、1かいのサービスが短時間たんじかん場合ばあいは、居宅きょたく介護かいご身体しんたい介護かいご家事かじ援助えんじょ)を、1かいのサービスが8あいだなど長時間ちょうじかん場合ばあいは、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご決定けっていしていかねばなりません。



国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん自治体じちたい欠損けっそんないために

国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんは、ひとつの市町村しちょうそんにヘルパーを平均へいきんよりもおお使つかひとも、平均へいきんよりもすくなく使つかひと満遍まんべんなくいると、事業じぎょう国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんをオーバーすることがありません。
 市町村しちょうそんは、長時間ちょうじかんニーズの利用りようしゃにだけサービス提供ていきょうするのではなく、つきすこしだけのヘルパー利用りよう障害しょうがいしゃにも、利用りようしてもらうことで、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん事業じぎょうがオーバーすることはなくなります。

たとえば、ヘルパー制度せいど使つかっていないさい重度じゅうど障害しょうがいしゃが、としすうかいでも通院つういん外出がいしゅつするのに重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご使つかはじめた場合ばあい、このような区分くぶん6の障害しょうがいしゃが10にんいれば、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん余裕よゆう市町村しちょうそん全体ぜんたいつき296まんえんアップします。(このがくは、24あいだ介護かいご利用りようしゃがさらに2にんても、市町村しちょうそん全体ぜんたいとしては国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんがくおさまるという金額きんがくです)。
 市町村しちょうそん国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんぎりぎりまで事業じぎょうたっしそうな場合ばあいは、短時間たんじかんしかニーズのない障害しょうがいしゃにもヘルパー制度せいど利用りよう市町村しちょうそん積極せっきょくてきすすめる・広報こうほうするなど、いろいろな対策たいさくがあります。
 障害しょうがいしゃ団体だんたいも、このような方法ほうほうけん市町村しちょうそん情報じょうほう提供ていきょうすることにより、事業じぎょう国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんをオーバーする市町村しちょうそんないようにすることが可能かのうです。

けん地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょう小規模しょうきぼまち市町村しちょうそん補填ほてん可能かのう

 なお、小規模しょうきぼ市町村しちょうそん事業じぎょう国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバーして、国庫こっこ負担ふたん欠損けっそんした場合ばあい都道府県とどうふけん地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょうで、欠損けっそん全額ぜんがく補填ほてんする制度せいどおこなうことが可能かのうです。ただし、予算よさん規模きぼがもともとちいさいので、東京とうきょう一部いちぶ自治体じちたいのような1自治体じちたいすうせんまんえんえるような欠損けっそんても、補助ほじょ不可能ふかのうです。かずじゅうまんえんまでの補填ほてん可能かのうせいのあるラインです。いずれにしても、けんにこの補填ほてん実施じっしするようにかくけん障害しょうがいしゃ団体だんたい事前じぜんけん交渉こうしょうをすることが必要ひつようです。
 ヘルパー利用りようしゃが1にんしかいないむら場合ばあいなどは、長時間ちょうじかん介護かいご必要ひつよう場合ばあいけん補助ほじょをしてもらうしかありません。(長期ちょうきてきには、むらでもう1めい以上いじょう、ホームヘルプサービスの利用りようしゃやすことも有効ゆうこう)。
 くわしくは、おわせください。



各地かくち障害しょうがいしゃは、市町村しちょうそん勘違かんちがいしていないか、確認かくにん

 市町村しちょうそんなかには、自立じりつ支援しえんほう国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんを、「すうねん介護かいご保険ほけんのような個々人ここじん上限じょうげんわる」と勘違かんちがいして、長時間ちょうじかん利用りようしゃ支給しきゅう決定けってい時間じかんげを実行じっこうしようとした自治体じちたいもありました(首都しゅとけん人口じんこう50まんにん以上いじょう自治体じちたい)。また、「個々人ここじん国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんえた部分ぶぶん全額ぜんがく市町村しちょうそん負担ふたんになる」という勘違かんちがいもかなりおおくの市町村しちょうそんられます。なかには、けん担当たんとうしゃ勘違かんちがいしていた事例じれいもありました。 だい規模きぼ自治体じちたいでも勘違かんちがいするほど制度せいど複雑ふくざつのため、サービスをける障害しょうがいしゃ障害しょうがいしゃ団体だんたいで、自治体じちたい監視かんしして、間違まちがいがないか、確認かくにんする必要ひつようがあります。



障害しょうがいしゃ自身じしんでヘルパー時間じかんすう改善かいぜん交渉こうしょう

 長時間ちょうじかんのヘルパー制度せいど必要ひつようさい重度じゅうど障害しょうがいしゃであっても、市町村しちょうそんには、障害しょうがいしゃ個々人ここじん自立じりつした生活せいかつができるような支給しきゅう決定けっていをする責務せきむがあります(障害しょうがいしゃ基本きほんほう障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんほう)。現在げんざいくに障害しょうがいヘルパー制度せいど理念りねんにのっとって、必要ひつようなヘルパー時間じかん個々人ここじんごとに決定けっていしている市町村しちょうそんえてきた一方いっぽう、いまだに過半数かはんすう市町村しちょうそんでは、長時間ちょうじかん介護かいご必要ひつようとする重度じゅうど障害しょうがいしゃたいして、一律いちりつのヘルパー制度せいど上限じょうげんもうけるなど、制度せいど運営上うんえいじょう違反いはんおこなっている実態じったいがあります。
 ヘルパー制度せいどわり交渉こうしょうおおきく制度せいどばすチャンスです。2003ねん支援しえん制度せいど開始かいしにも、おおくの市町村しちょうそんで24あいだ介護かいご保障ほしょう大幅おおはばなヘルパー制度せいどのアップが実現じつげんしました。自立じりつ支援しえんほうでも、事情じじょうおなじです。ヘルパー制度せいど義務ぎむてき経費けいひになり、市町村しちょうそん行政ぎょうせい介護かいご公的こうてき責任せきにんたかまりました。
 2006年度ねんど以降いこうは、自立じりつ支援しえんほう施行しこうにより、ヘルパー制度せいど義務ぎむてき経費けいひとなったため、1ねんちゅう、いつのぶしからの新規しんき利用りよう開始かいし施設しせつとうからの地域ちいき移行いこうによるアパートらしなど)でも、国庫こっこ補助ほじょ正確せいかくには国庫こっこ負担ふたん)がつきます。  市町村しちょうそん交渉こうしょうし、いのちにかかわる状態じょうたいであることを事細ことこまかに説明せつめいし、ヘルパー制度せいど必要ひつよう補正ほせい予算よさんんでもらうまで交渉こうしょうつづける必要ひつようがあります。
 交渉こうしょういまからおこなえます。以前いぜんから1にんらししているほうも、いまから時間じかんすうアップにけて交渉こうしょうおこなうことが可能かのうです。(たとえば、「学生がくせいボランティアが卒業そつぎょうとうでいなくなってしまった」、「障害しょうがい進行しんこうした」、「制度せいど不足ふそくする部分ぶぶんのヘルパー時間じかん緊急きんきゅう対応たいおう無料むりょう介助かいじょ派遣はけんしてくれていた事業じぎょうしょが、単価たんか改正かいせい赤字あかじになり介護かいご派遣はけんできなくなったので、事業じぎょうしょえる」などの理由りゆうがある場合ばあいは、緊急きんきゅう交渉こうしょう可能かのうです)。

 当会とうかいには、人口じんこうまんにん以下いか過疎かそまちから都会とかいまで、どんな規模きぼ自治体じちたいでも24あいだ介護かいご制度せいどつくったさいのサポートの実績じっせきがあります。交渉こうしょうをしたいほうは、制度せいどがかりまでご連絡れんらくください。厚生こうせい労働省ろうどうしょう情報じょうほう交渉こうしょう先進せんしん自治体じちたい制度せいど情報じょうほう交渉こうしょうノウハウ情報じょうほうなど、さまざまな情報じょうほうがあります。当会とうかい毎週まいしゅう電話でんわをかけつつった交渉こうしょうで24あいだ介護かいご保障ほしょうになった市町村しちょうそん実績じっせきおおくあります。ぜひ自治体じちたいとの交渉こうしょうにお役立やくだててください。

 制度せいどがかり 0037−80−4445(通話つうわりょう無料むりょう)11〜23



空白くうはく地域ちいきで1にんらししたい重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ募集ぼしゅう

 当会とうかいでは、47都道府県とどうふけんのどの市町村しちょうそんんでいても、おなじように必要ひつようひと必要ひつようなサービスがけられるように制度せいど改善かいぜん交渉こうしょう方法ほうほう支援しえんや、重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃとうの「最初さいしょ1人ひとり」の自立じりつ支援しえんおも1人ひとりらし)を技術ぎじゅつてき財政ざいせいてきに(介護かいご費用ひよう助成じょせいなど)サポートしています。
 現在げんざい長時間ちょうじかんのヘルパー制度せいどのない(おも過疎かその)市町村しちょうそんにおまいで1にんらしをしたい全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ募集ぼしゅうしています。1にち16〜24あいだ介護かいご必要ひつようほう想定そうていしていますが、それ以外いがいほうもおわせください。
 全国ぜんこく1800市町村しちょうそんのうち、おおくの市町村しちょうそんでは、1人ひとりらしの長時間ちょうじかんよう介護かいご全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃがいないため、ヘルパー制度せいどびていません。24あいだ介護かいご必要ひつようでも1にちあいだ程度ていどしかヘルパー制度せいどない市町村しちょうそん全国ぜんこく市町村しちょうそんの6わり程度ていどにものぼります。
 これを解決かいけつするためにバックアッププロジェクトをおこないます。1人ひとりらしの重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃんできちんと交渉こうしょうしている都道府県とどうふけんでは1にち16あいだや24あいだ介護かいご必要ひつよう障害しょうがいしゃが1にんらしをしています。このような障害しょうがいしゃがいる地域ちいきでは交渉こうしょうによりヘルパー制度せいどび、1にち16あいだや24あいだ制度せいどができている市町村しちょうそんがあります。
 そのような市町村しちょうそんでは、「ヘルパー制度せいど上限じょうげん」というふるかんがかた行政ぎょうせいないでなくなり、「その障害しょうがいしゃ自立じりつして地域ちいき生活せいかつするためにどのようなサービスが必要ひつようかんがえて支給しきゅう決定けっていする」というくに障害しょうがいヘルパー制度せいど理念りねん沿った制度せいどわっていきます。これにより、1人ひとりらしのさい重度じゅうど障害しょうがいしゃだけではなくそれ以外いがい障害しょうがいしゃもヘルパー制度せいど必要ひつよう水準すいじゅんまでけやすくなっていきます。(実際じっさいに、10ねんまえに1にんらしのさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ交渉こうしょうして24あいだ介護かいご保障ほしょうができているでは、健常けんじょうしゃ家族かぞくめいさい重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ同居どうきょしている世帯せたいでも16〜24あいだのサービスがけられるようになっている事例じれいがあります)。



関西かんさい政令せいれい指定してい都市とし重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごたいする勘違かんちがい その

 先月せんげつごう紹介しょうかいした政令せいれい指定してい都市とし重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごたいする勘違かんちがいですが、新聞しんぶん記事きじとして報道ほうどうされています。
 重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごで、見守みまも待機たいき時間じかんみとめずに、「実際じっさいからださわっている時間じかんしか算定さんていできない」と間違まちがった指導しどう事業じぎょうしゃ障害しょうがいしゃたいしてっていました。(まさしくは、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご見守みまも待機たいき必要ひつよう重度じゅうど障害しょうがいしゃ対象たいしょうとした制度せいどであり、長時間ちょうじかん滞在たいざいして、いつ、体位たいい調整ちょうせいやトイレや水分すいぶん補給ほきゅう体温たいおん調整ちょうせいなどの介護かいご発生はっせいするしかわからないなかで、見守みまもりながら待機たいきするときあいだおも対象たいしょうとした制度せいど)。
 このほか、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご外出がいしゅつ加算かさんがついていないときあいだたい外出がいしゅつみとめていなかったという間違まちがいもこしていました。(重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごいえなかでもそとでもおなじように介護かいご必要ひつよう重度じゅうど障害しょうがいしゃ対象たいしょうとしている制度せいどで、いえなかでもそとでも利用りよう可能かのう外出がいしゅつ加算かさんがついてもつかない時間じかん外出がいしゅつ可能かのう)。 (新聞しんぶん記事きじページ)

京都きょうと新聞しんぶん7/31
重度じゅうど障害しょうがいしゃ見守みまも介助かいじょ 京都きょうとくにことなる運用うんよう

 重度じゅうど障害しょうがいしゃ対象たいしょうにした重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごサービスで、京都きょうと運用うんようくに想定そうていするサービス運用うんようことなっているとして、市内しない障害しょうがいしゃらでつくる日本にっぽん自立じりつ生活せいかつセンター(みなみ)がこのほど、もうれをおこなった。指摘してきけて、見守みまも介助かいじょ運用うんよう見直みなおす。
 脳性のうせいまひで四肢しし言語げんご障害しょうがいがあるYさん(43)は「寝返ねがえりやトイレが自分じぶんではできないため、夜間やかんだれかヘルパーがそばにいて、介助かいじょ必要ひつよう」という。だが、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごのサービス時間じかんやしてほしいと交渉こうしょうしたところ「見守みまもりはだめ。介助かいじょしゃなにかをしてなくてはいけない。夜間やかんは(短時間たんじかんの)細切こまぎれの介助かいじょ」とことわられた。
 重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごは、昨年さくねん10がつ施行しこう障害しょうがい自立じりつ支援しえんほう新設しんせつされた在宅ざいたく身体しんたい障害しょうがいしゃけの訪問ほうもんけいサービス。厚生こうせい労働省ろうどうしょうは「日常にちじょう生活せいかつしょうじるさまざまな事態じたい対応たいおうするため、見守みまもりや外出がいしゅつ介助かいじょなどを比較的ひかくてき長時間ちょうじかんおこな支援しえん」と通達つうたつしていた。
 しかし、京都きょうとは、ヘルパーが見守みまも時間じかんそのものはサービス対象たいしょうみとめず、トイレや寝返ねがえ介助かいじょあいだ短時間たんじかんかぎった運用うんようをしている。
 障害しょうがい保健ほけん福祉ふくしのK担当たんとう課長かちょうは「くに通達つうたつ見守みまも介助かいじょ解釈かいしゃくちがいがあった。弾力だんりょくてき運用うんようする方向ほうこうで、範囲はんい対象たいしょう検討けんとういそぎたい」とはなしている。
 3がつ現在げんざい市内しない重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごサービス利用りようしゃやく200にんいるが、サービス時間じかんすう上限じょうげんはなく、ニーズをげて1にち24あいだ公的こうてき介護かいごになることもあるという。



CIL(自立じりつ生活せいかつセンター)をつくりたいほう

自薦じせんヘルパー(パーソナルアシスタント制度せいど推進すいしん協会きょうかい

通信つうしん研修けんしゅう参加さんか希望きぼうしゃ募集ぼしゅうちゅう受講じゅこうりょう無料むりょうです)

 障害しょうがい当事とうじしゃ主体しゅたいてきにCIL(事業じぎょう運動うんどう)をおこなうための研修けんしゅうシステムとして、通信つうしん研修けんしゅう宿泊しゅくはく研修けんしゅうわせた研修けんしゅう準備じゅんびしています。エンパワメント方式ほうしき自立じりつ支援しえんサービスをおこないながら地域ちいき制度せいどえる運動うんどうおこなうという理念りねんにそった当事とうじしゃ団体だんたいつくるというほう受講じゅこうりょう無料むりょうです。内容ないようは、団体だんたい設立せつりつ方法ほうほう、24あいだ介助かいじょサービスと個別こべつ自立じりつプログラム、介護かいご制度せいど交渉こうしょう施設しせつとうからの自立じりつ支援しえん団体だんたい資金しきん計画けいかく経理けいり人事じんじ指定してい事業じぎょう運動うんどう理念りねんなどなど。現在げんざい通信つうしん研修けんしゅう参加さんかしゃ募集ぼしゅうしています。(通常つうじょう、CILのげには、古参こさんのCILでのすうねん研修けんしゅう勤務きんむ)が必要ひつようで、運動うんどう経験けいけん社会しゃかい経験けいけんがあるひとでも2ねん2000あいだほどの研修けんしゅう時間じかんすう必要ひつようです。しかし、大都市だいとしからはなれた地域ちいきでCILをつくるためには、すう年間ねんかん勤務きんむ研修けんしゅうむずかしいため、地元じもと生活せいかつしつつ、通信つうしん研修けんしゅう合宿がっしゅく研修けんしゅう基礎きそまなんだのち実地じっちすこしずつちいさなCILをはじめながら、毎週まいしゅう連絡れんらくりつつ5〜10ねんほどかけてノウハウをおぼえて成長せいちょうしていく育成いくせい方法ほうほうおこなっています)。
くわしくはお問合といあわください。フリーダイヤル0120−66−0009(推進すいしん協会きょうかい団体だんたい支援しえん10〜22)へ。

 

通信つうしん研修けんしゅう参加さんか申込もうしこみしょ参加さんかには簡単かんたん審査しんさがあります)

団体だんたいめい(            )

郵便ゆうびん番号ばんごう住所じゅうしょ 名前なまえ 障害しょうがいしゃ/健常けんじょうしゃべつ職名しょくめい Tel Fax メール
           
           
           
           
           
           

推進すいしん協会きょうかい団体だんたい支援しえん FAX 042-452-8029まで (つぎページも参照さんしょうしてください)

かく団体だんたいからの研修けんしゅう参加さんかしゃ人数にんずうについて

 通常つうじょう推進すいしん協会きょうかい主催しゅさいする合宿がっしゅく研修けんしゅうには、障害しょうがいしゃ役員やくいん中心ちゅうしんてき職員しょくいん長時間ちょうじかんよう介助かいじょほうと、健常けんじょうしゃ介護かいごコーディネーターの両方りょうほう参加さんか希望きぼうです。団体だんたいごとに2〜5にん参加さんかしてほしいとかんがえています。

参考さんこう資料しりょう推進すいしん協会きょうかい通信つうしん研修けんしゅうおこな団体だんたい個人こじん理念りねん条件じょうけんです
いますぐできなくても、ちからがついてきたら、かならずやるという理念りねんっていただけるのでしたら対象たいしょうになります。研修けんしゅうおこない、出来できるようになるまでバックアップします。)

推進すいしん協会きょうかい支援しえん団体だんたい基準きじゅんについて

(1) 運営うんえい委員いいんかい委員いいん過半数かはんすう障害しょうがいしゃであり、代表だいひょうおよ運営うんえい実施じっし責任せきにんしゃ障害しょうがいしゃであること。
 介助かいじょ保障ほしょう当事とうじしゃ団体だんたい介助かいじょ必要ひつようとするほう自身じしん運営うんえいする団体だんたい)ですから、なるだけ介助かいじょニーズのたかほう運営うんえい委員いいんかいにいれていくようにしてください。団体だんたい設立せつりつすうねんたち、より重度じゅうどほう自立じりつした場合ばあいなどは、なるだけ運営うんえい委員いいんかいくわえてください。
(2) 代表だいひょうおよ運営うんえい実施じっし責任せきにんしゃのいずれかが原則げんそくとして長時間ちょうじかんよう介助かいじょ障害しょうがいしゃであること。
 代表だいひょうしゃおよ運営うんえい実施じっし責任せきにんしゃ事務じむ局長きょくちょう)は、なるだけ、介護かいごニーズのたかほうがなり、介護かいごニーズのひくほうたとえば事務じむきょく次長じちょうとしてバックアップするひとし人事じんじ可能かのうかぎ検討けんとうしてください。また、団体だんたい設立せつりつすうねんち、より重度じゅうどほう自立じりつした場合ばあいなどは、可能かのうかぎ役員やくいん登用とうようして役職やくしょくとしてエンパワメントしていってください。
(3) 24あいだ介助かいじょ保障ほしょうはもとより、地域ちいきにいる障害しょうがいしゃのうち、もっと重度じゅうどひとのニーズにあう介助かいじょ制度せいどつくることを目的もくてきとする組織そしきである。
 たとえば、24あいだ人工じんこう呼吸こきゅう使つかって一人ひとりらししているほう、24あいだ介助かいじょようする知的ちてき障害しょうがいしゃ単身たんしんしゃ重度じゅうど精神せいしん障害しょうがいしゃほう重複じゅうふく障害しょうがいしゃさい重度じゅうど難病なんびょうほうめくらろうしゃなど、もっと重度じゅうどほう対応たいおうしていくことで、それ以外いがいすべての障害しょうがいしゃにも対応たいおうできる組織そしきになります。
(4) 当事とうじしゃ主体しゅたいの24あいだ介助かいじょサービス、セルフマネジドケアを支援しえんし、行政ぎょうせい交渉こうしょうする組織そしきである、もしくはそれを目指めざ団体だんたいである。
 24あいだ介助かいじょサービスをおこなうには、市町村しちょうそんのホームヘルプサービスの利用りよう可能かのう時間じかんすう上限じょうげん交渉こうしょうして毎日まいにち24あいだにする必要ひつようがあります。交渉こうしょうおこなうには一人暮ひとりぐらしで24あいだつきっきりの介助かいじょようする障害しょうがいしゃがいること条件じょうけんとなります。このプロジェクトではホームヘルプ指定してい事業じぎょう収益しゅうえき使つかい、24あいだよう介助かいじょ障害しょうがいしゃ一人暮ひとりぐらしを支援しえん実現じつげんし、市町村しちょうそん交渉こうしょうすることを義務ぎむづけています。ただし、その力量りきりょうのない団体だんたいには時間じかんてき猶予ゆうよみとめられています。この猶予ゆうよ期間きかん相談そうだんうえ全国ぜんこく事務じむきょく個別こべつ判断はんだんします。
(5) 自立じりつ生活せいかつ運動うんどうおよびエンパワメントの理念りねんち、ILプログラム、ピアカウンセリングを今後こんご実施じっしすること。
 介助かいじょサービスは利用りようしゃ自身じしんちからをつけていくというエンパワメントが基本きほんです。具体ぐたいてきには介助かいじょサービス利用りようしゃつね個別こべつILプログラム+個別こべつピアカウンセリングをおこないます。
(6)

身体しんたい障害しょうがいかぎらず、今後こんご研修けんしゅうみ、障害しょうがいしゃにもエンパワメント方式ほうしきのサービスを提供ていきょうすることを目標もくひょうにしていること。

ちゅう:個別こべつILプログラムとうのエンパワメント方式ほうしきのサポートや研修けんしゅうおこなわずに、たんにヘルパー派遣はけんのみを知的ちてき児童じどう身体しんたい精神せいしんかく障害しょうがいけにすることは推進すいしん協会きょうかいとしては禁止きんししています。誤解ごかいがおきやすいのでとく注意ちゅうい

 



全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかいのご案内あんない

介護かいご保険ほけんヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく保障ほしょう協会きょうかいから名称めいしょう変更へんこうしました)略称りゃくしょう広域こういき協会きょうかい
フリーダイヤル  0120−66−0009
フリーダイヤル 

自分じぶん介助かいじょしゃ登録とうろくヘルパーにでき自分じぶん介助かいじょ専用せんよう使つかえます
対象たいしょう地域ちいき:47都道府県とどうふけん全域ぜんいき

介助かいじょしゃ登録とうろくさき事業じぎょうしょのみつからないほう相談そうだんください。いろいろな問題もんだい解決かいけつします。

 全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ介護かいごじん派遣はけん事業じぎょう自薦じせん登録とうろくヘルパーとおなじような登録とうろくのみのシステムを支援しえんヘルパー利用りようしゃ介護かいご保険ほけんヘルパー利用りようしゃむけに提供ていきょうしています。自分じぶん確保かくほした介助かいじょしゃ自分じぶん専用せんよう制度せいどじょうのヘルパー(自薦じせん登録とうろくヘルパー)として利用りようできます。介助かいじょしゃ人選じんせん介助かいじょ時間じかんたい自分じぶんめることができます。全国ぜんこくのホームヘルプ指定してい事業じぎょうしゃ運営うんえいする障害しょうがいしゃ団体だんたい提携ていけいし、全国ぜんこくでヘルパーの登録とうろくができるシステムを整備せいびしました。介助かいじょしゃ時給じきゅういままでの制度せいどより介助かいじょしゃ給与きゅうよちない個別こべつ相談そうだんシステムです。

利用りよう方法ほうほう
  広域こういき協会きょうかい 東京とうきょう本部ほんぶFAXふぁっくす郵送ゆうそう介助かいじょしゃ利用りようしゃ登録とうろくをすれば、翌日よくじつから支援しえん介護かいご保険ほけん自薦じせん介助かいじょサービスが利用りよう可能かのうです。東京とうきょう本部ほんぶからかくけん指定してい事業じぎょうしゃ業務ぎょうむ委託いたくおこな支援しえん手続てつづきをります。各地かくち団体だんたいまりや給与きゅうよ体系たいけいとは関係かんけいなしに、広域こういき協会きょうかいせんもん条件じょうけんでまとめて委託いたくするかたちになりますので、すべての契約けいやく条件じょうけん広域こういき協会きょうかい本部ほんぶ利用りようしゃあいだ利用りようしゃこまらないようにはなってめます。ですから、わせ・もうみは東京とうきょう本部ほんぶ0120−66−0009におかけください。
 介助かいじょしゃへの給与きゅうよ介護かいごがた時給じきゅう1500えん家事かじがた1000えん日常にちじょう生活せいかつ支援しえん時給じきゅう1300〜1420えん基本きほんですがいままでの制度せいど時給じきゅうがもっとたか場合ばあいにはいままでの時給じきゅうになるようにします。また、夜間やかん利用りようほう時給じきゅうアップの相談そうだんにのります。介助かいじょしゃは1〜3きゅうヘルパー、介護かいご福祉ふくし看護かんご日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅう修了しゅうりょうしゃなどのいずれかのほうである必要ひつようがあります。ただし、支援しえん制度せいどのほうは、14ねんがつまで自薦じせんヘルパーや全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ介護かいごじん派遣はけん事業じぎょう登録とうろく介護かいごじんとしてはたらいている場合ばあい県知事けんちじから証明しょうめい永久えいきゅうにヘルパーとしてはたらけます。2003ねんがつ以降いこう新規しんき介護かいごはい場合ばあいも、日常にちじょう生活せいかつ支援しえん移動いどう介護かいごであれば、20あいだ研修けんしゅうれます。

くわしくはホームページもごらんください http://www.kaigoseido.net/2.htm

東京とうきょう地区ちく身体しんたい介護かいご時給じきゅうが1900えんにアップ

身体しんたい介護かいごともな移動いどう介護かいごどう単価たんか詳細しょうさいはおわせください)

自薦じせん介助かいじょしゃにヘルパー研修けんしゅう実質じっしつ無料むりょうけていただけます

 広域こういき協会きょうかいでは、障害しょうがい当事とうじしゃ主体しゅたい理念りねんの3きゅうヘルパー通信つうしん研修けんしゅうおこなっております。通信つうしん部分ぶぶん自宅じたく受講じゅこうでき、通学つうがく部分ぶぶん東京とうきょうなで3日間にちかん受講じゅこう可能かのうです。3きゅう受講じゅこう身体しんたい介護かいごはいることができます。
 日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅうは、東京とうきょう会場かいじょうでは、緊急きんきゅうには希望きぼうわせて365にち毎日まいにち開催かいさい可能かのうです。2日間にちかん受講じゅこうできます。東京とうきょう隣接りんせつけん利用りようしゃは1にちのみの受講じゅこうでかまいません(のこりは利用りよう障害しょうがいしゃ自身じしん自宅じたく研修けんしゅう可能かのうのため)。日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅう受講じゅこうしゃ全身ぜんしんせい移動いどう介護かいごにもれます。3きゅう日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅう受講じゅこう一定いってい時間じかん規定きていによる時間じかんすう介護かいごはいったのち参加さんか交通こうつう宿泊しゅくはく全額ぜんがく助成じょせいします。

このような仕組しくみをつく運営うんえいしています
仕組み図

問合といあわせは TEL 0120−66−0009(通話つうわりょう無料むりょう)へ。受付うけつけ10〜22 
みなさんへおねがい:この資料しりょうおおくのほうにおらせください。 介護かいご保険ほけんヘルパー広域こういき自薦じせん

登録とうろく保障ほしょう協会きょうかい 発起人ほっきにん都道府県とどうふけんじゅん敬称けいしょうりゃく、2000ねん4がつ時点じてん

名前なまえ 所属しょぞく団体だんたいとう
花田はなた貴博たかひろ (ベンチレーター使用しようしゃネットワーク)
篠田しのだ たかし 自立じりつ生活せいかつ支援しえんセンター新潟にいがた
三澤みさわ りょう (DPI日本にっぽん会議かいぎ
中西なかにし正司せいじ  (DPIアジア評議ひょうぎ委員いいん/全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎかい
八柳やつやなぎ卓史たかし  ぜんさわ連関れんかんひがしブロック)
樋口ひぐち恵子けいこ  全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎかい
佐々木ささき信行のぶゆき (ピープルファースト東京とうきょう
加藤かとうしん規子のりこ 精神せいしん障害しょうがいしゃピアサポートセンターこらーる・たいとう)
横山よこやま晃久あきひさ  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい/HANDS世田谷せたがや
えきとめ俊樹としき  (NPO自立じりつ生活せいかつ企画きかく/NPO自立じりつ福祉ふくしかい
川元かわもと恭子きょうこ  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい/CIL小平こだいら
渡辺わたなべ正直まさなお  静岡しずおか市議しぎ)
名前なまえ 所属しょぞく団体だんたいとう
山田やまだ昭義あきよし  (DPI日本にっぽん会議かいぎ社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじんAJU自立じりついえ
斎藤さいとうまこと 名古屋なごや市議しぎ共同きょうどうれん社会しゃかい福祉ふくしほうわっぱのかい
尾上おがみ浩二こうじ  障害しょうがいしゃ総合そうごう情報じょうほうネットワーク)
森本もりもと秀治しゅうじ  共同きょうどうれん
村田むらた敬吾けいご  自立じりつ生活せいかつセンターほくせつ24)
光岡みつおかかおるあきら  特定とくてい営利えいり活動かつどう法人ほうじんすてっぷ)
栗栖くりす豊樹とよき  (CILてごーす)
佐々ささ和信かずのぶ  香川かがわけんすじ萎縮いしゅくせい患者かんじゃすくかい)
藤田ふじためぐみこう  土佐とさ在宅ざいたく重度じゅうど障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょうかんがえるかい
田上たうえささえろう  (NPO重度じゅうど障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協会きょうかい

全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかい理念りねん

47都道府県とどうふけん介助かいじょしゃ自薦じせん登録とうろく可能かのう障害しょうがい施策しさく自薦じせん登録とうろくヘルパーの全国ぜんこくネットワークをつくろう

 2003年度ねんどから全国ぜんこく障害しょうがいしゃ団体だんたい共同きょうどうして47都道府県とどうふけんのほぼ全域ぜんいき離島りとうなどをのぞく)で介助かいじょしゃ自薦じせん登録とうろく可能かのうになりました。

 自薦じせん登録とうろくヘルパーは、さい重度じゅうど障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつする基本きほんの「社会しゃかい基盤きばん」です。重度じゅうど障害しょうがいしゃとう自分じぶん求人きゅうじん広告こうこくをしたり知人ちじんくちコミで、自分じぶん介助かいじょしゃ確保かくほすれば、自由じゆう体制たいせい介助かいじょ体制たいせいつくれます。自立じりつ生活せいかつできる重度じゅうど障害しょうがいしゃえます。(とくにCILとうのない空白くうはく市町村しちょうそんで)。

 小規模しょうきぼ障害しょうがいしゃ団体だんたい構成こうせいする障害しょうがいしゃ障害しょうがい種別しゅべつ以外いがい介護かいごサービスノウハウをたないことがおおいです。たとえば、脳性のうせいまひやけいそんなどの団体だんたいは、ALSなど難病なんびょうのノウハウや視覚しかく障害しょうがい知的ちてき障害しょうがいのノウハウをたないことがほとんどです。

 このような場合ばあいでも、まず過疎かそなどでも、だれもが自薦じせん登録とうろくをできる環境かんきょうつくっておけば、解決かいけつ道筋みちすじができます。地域ちいき自分じぶん障害しょうがい種別しゅべつ自立じりつ支援しえん介護かいごノウハウを障害しょうがいしゃ団体だんたいがない場合ばあい自分じぶん障害しょうがいしゃ)の周辺しゅうへんひと協力きょうりょくだけで介護かいご体制たいせいつくれば、かくけん最低さいてい団体だんたいある自薦じせん登録とうろく団体だんたい介助かいじょしゃ登録とうろくすれば、自立じりつ生活せいかつつくってこと可能かのうです。一般いっぱん介護かいごサービス事業じぎょうしゃでは対応たいおうできないさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ特殊とくしゅ介護かいごニーズのある障害しょうがいしゃも、自分じぶん介護かいご体制たいせいつくり、自立じりつ生活せいかつ可能かのうになります。

 このように様々さまざま障害しょうがい種別しゅべつひと自分じぶん介護かいご体制たいせいてていくことができることで、そのなかから、グループができ、障害しょうがいしゃ団体だんたい発展はってんするかずえていきます。

 また、自立じりつ生活せいかつをしたり、自薦じせんヘルパーを利用りようするひとえることで、ヘルパー時間じかんすうのアップの交渉こうしょう各地かくちおこなわれ、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんでヘルパー制度せいど改善かいぜんしていきます。

 2003年度ねんど支援しえん制度せいど導入どうにゅうされることにあわせ、47都道府県とどうふけんでCILとう自立じりつ生活せいかつけい障害しょうがい当事とうじしゃ団体だんたいなどのNPO法人ほうじん全国ぜんこく47都道府県とどうふけん居宅きょたく介護かいご(ヘルパー)指定してい事業じぎょうしゃになりました。全国ぜんこく障害しょうがいしゃ団体だんたい共同きょうどうすれば、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんでくまなく自薦じせん登録とうろくヘルパーを利用りようできるようになりました。これにより、全国ぜんこく重度じゅうど障害しょうがいしゃ自立じりつすすみ、ヘルパー制度せいど時間じかんすうアップの交渉こうしょうすすむとかんがえられます。47都道府県とどうふけんぜんけんで、けん最低さいてい箇所かしょ、CILや障害しょうがいしゃ団体だんたいのヘルパー指定してい事業じぎょうしょ自薦じせん登録とうろくれをおこない、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんのどこにすんでいる障害しょうがいしゃも、自薦じせんヘルパーを登録とうろくできるようになりました。(支援しえん制度せいどのヘルパー指定してい事業じぎょうしゃは、交通こうつう2〜3あいだ圏内けんないであれば県境けんきょう市町村しちょうそんさかいえて利用りようできます)。

全国ぜんこく交渉こうしょうによって介護かいご制度せいどびているすべての地域ちいきは、まず、自薦じせん登録とうろくヘルパーができてから、それから24あいだよう介護かいご1人ひとりらしの障害しょうがいしゃがヘルパー時間じかんすうアップの交渉こうしょうをして制度せいどをのばしています。

自薦じせんヘルパーを利用りようすることで、自分じぶん介助かいじょしゃやとい、トラブルにも自分じぶん対応たいおうして、自分じぶん自分じぶん生活せいかつ責任せきにんっていくということ経験けいけんしていくことで、ほかの障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんもできるようになり、あらたなCIL設立せつりつにつながりがります。(現在げんざいでは、やとかたやトラブル対応たいおう雇用こよう責任せきにんなどは、「介助かいじょしゃとの関係かんけいのILP」実施じっしCILで勉強べんきょう可能かのう

たとえば、札幌さっぽろのCILで自薦じせん登録とうろくれをおこなって、旭川あさひかわ障害しょうがいしゃ自分じぶん介助かいじょしゃ確保かくほ自薦じせん登録とうろく利用りようした場合ばあい。それが旭川あさひかわ障害しょうがいしゃ自立じりつや、旭川あさひかわでのヘルパー制度せいど時間じかんすう交渉こうしょうや、すうねんのCIL設立せつりつにつながる可能かのうせいがあります。これとおなじことが全国ぜんこくこります。(すでに介護かいご保険ほけん対象たいしょうしゃ自薦じせん登録とうろく取組とりくみでは、市町村しちょうそん自立じりつ開始かいし交渉こうしょう開始かいしやCIL設立せつりつにつながった実例じつれいがいくつかあります)

自薦じせん登録とうろく受付うけつけは全国ぜんこく共通きょうつうフリーダイヤルで全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい受付うけつけます。全国ぜんこく広報こうほうおこない、おおくの障害しょうがいしゃ情報じょうほうつたわるようにします。

自薦じせん登録とうろくによる事業じぎょうしょはい資金しきんは、まず経費けいひとしてかく団体だんたい支払しはらい(かく団体だんたい自薦じせん登録とうろく利用りようしゃえた場合ばあいには、常勤じょうきん介護かいご福祉ふくしとう専従せんじゅう事務じむいんとしてやとえる費用ひよう事業じぎょうなどを支払しはらいます)、のこった資金しきんがある場合ばあいは、全国ぜんこく空白くうはく地域ちいきでのCIL支援しえん、24あいだ介護かいご制度せいど交渉こうしょうおこなうための24あいだよう介護かいご障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえん&CILげ、海外かいがい途上とじょうこくのCIL支援しえんなど、公益こうえき活動かつどう全額ぜんがく使つかわれます。全国ぜんこく団体だんたいなかから理事りじ評議ひょうぎいん選出せんしゅつして方針ほうしん決定けっていおこなっていきます。

 これにより、将来しょうらいは2000市町村しちょうそんぜん障害しょうがいにサービス提供ていきょうできる1000のCILをつくり、24あいだ介護かいご保障ほしょう全国ぜんこく実現じつげんおこない、くに制度せいど全国ぜんこくいちりつで24あいだ保障ほしょうのパーソナルアシスタント制度せいどえることを目標もくひょうにしています。

全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかい利用りようしゃこえ

★(関西かんさい) 24あいだ介護かいご必要ひつよう人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃですが一般いっぱん事業じぎょうしょはどこも人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃへヘルパー派遣はけんをしてくれないので、広告こうこく募集ぼしゅうした介助かいじょしゃ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい紹介しょうかいでヘルパー研修けんしゅう受講じゅこうしてもらい、全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい利用りようしています。求人きゅうじんでの求人きゅうじん募集ぼしゅう方法ほうほうのアドバイスもけました。介助かいじょしゃへの介助かいじょ方法ほうほうおしえるのは家族かぞく支援しえんしています。

★(東日本ひがしにっぽん過疎かそまち) 1人ひとりらしで24あいだ介護かいご必要ひつようですが、介護かいご保障ほしょう交渉こうしょうをするために、身体しんたい介護かいごにちあいだ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい契約けいやくして、のこり19あいだ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかいから助成じょせいけ、24あいだ介助かいじょしゃをつけてまち交渉こうしょうしています。

★(東北とうほくのA) 市内しない移動いどう介護かいご実施じっしする事業じぎょうしょが1かしょもなく、自薦じせん登録とうろく移動いどう介護かいご使つかいたいのですがが「事業じぎょうしょつからないと移動いどう介護かいご決定けっていせない」とっていました。知人ちじん介護かいごしてもいいというひとつかり、東京とうきょう移動いどう介護かいご研修けんしゅうけてもらい全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくし、から全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい提携ていけい事業じぎょうしょ連絡れんらくしてもらい、移動いどう介護かいご決定けっていがおり、利用りようできるようになりました。

★(西日本にしにほんのBむら) むらひとつしかヘルパー事業じぎょうしょがなくサービスがわるいので、近所きんじょ知人ちじんにヘルパー研修けんしゅうけてもらい全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろく自薦じせんヘルパーになってもらいました。

★(北海道ほっかいどう) 視覚しかく障害しょうがいですが、いままでで1箇所かしょ事業じぎょうしょだけが視覚しかく障害しょうがいのガイドヘルパーをおこなっており、いま休日きゅうじつ夕方ゆうがた以降いこう利用りようできません。よる視覚しかく障害しょうがいのサークルにくときこまっていましたら、ほかの参加さんかしゃ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい使つかっており、介助かいじょしゃ紹介しょうかいしてくれたので自分じぶんよる休日きゅうじつものにもつかえるようになりました。

★(東北とうほくのC) 24あいだ呼吸こきゅう利用りようのALSで介護かいご保険ほけん使つかっています。吸引きゅういんしてくれる介助かいじょしゃ自費じひやとっていましたが、介護かいご保険ほけん事業じぎょうしょ吸引きゅういんをしてくれないので介護かいご保険ほけん家事かじ援助えんじょをわずかしか使つかっていませんでした。自薦じせん介助かいじょしゃがヘルパー資格しかくをとったので全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくして介護かいご保険ほけん使つかえるようになり、自己じこ負担ふたんも1わり負担ふたんだけになりました。さらに、今年ことしの4がつからは支援しえん制度せいどはじまり、介護かいご保険ほけんいっぱい使つかっているということで支援しえんのヘルパーも毎日まいにち時間じかん使つかえるようになり、これも全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくしています。求人きゅうじん広告こうこくして自薦じせん介助かいじょしゃいまにんになり、あわせて毎日まいにち10あいだ吸引きゅういんのできる介護かいご自薦じせん介助かいじょしゃまるようになりました。求人きゅうじん広告こうこく費用ひよう全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい負担ふたんしてくれました。介助かいじょしゃ時給じきゅうも「求人きゅうじんして介助かいじょしゃがきちんと確保かくほできる時給じきゅうにしましょう」ということで相談そうだんのうえ、この地域ちいきではたかめの時給じきゅう設定せっていしてくれ、介助かいじょしゃ安定あんていしてきました。

 
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