(Translated by https://www.hiragana.jp/)
2009年2-3月号

3月さんがつ12にち課長かちょう会議かいぎ資料しりょう解説かいせつ

しん年度ねんど制度せいど改正かいせい特集とくしゅう

2・3がつごう
2009.3.12
編集へんしゅう障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつ介護かいご制度せいど相談そうだんセンター
情報じょうほう提供ていきょう協力きょうりょく全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい
〒187−0003 東京とうきょう小平こだいら花小金井南はなこがねいみなみまち1-11-20はないち番館ばんだてかい
発送はっそうがかり定期ていき購読こうどく申込もうしこみ・入会にゅうかい申込もうしこみ、商品しょうひん注文ちゅうもん)  (つききん〜17
  TEL・FAX 0120−870−222 (フリーダイヤル)
  TEL・FAX 042−467−1460 しん番号ばんごう
制度せいどがかり交渉こうしょう情報じょうほう交換こうかん制度せいど相談そうだん)(365にち 11〜23土日どにち緊急きんきゅう相談そうだんのみ))        
  TELてる 0037−80−4445 全国ぜんこくからかけられます)
  TELてる 042−467−1470 しん番号ばんごう
電子でんしメール:
郵便ゆうびん
振込ふりこみ
口座こうざめい障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつ介護かいご制度せいど相談そうだんセンター  口座こうざ番号ばんごう00120-4-28675
 

2009ねん2・3がつ合併がっぺいごう    目次もくじ

   

3・・・・ヘルパー時間じかんすうは「地域ちいき自立じりつした生活せいかつができる支給しきゅうりょうさだめる」
5・・・・短時間たんじかん細切こまぎ介護かいご重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご決定けっていせず身体しんたい介護かいご
7・・・・サービス提供ていきょう責任せきにんしゃ基準きじゅん緩和かんわ
9・・・・重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんがくおおきくアップ
11・・・重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご単価たんか全体ぜんたい大幅おおはばアップ・身体しんたい介護かいご家事かじ援助えんじょ
12・・・特定とくてい事業じぎょうしょ加算かさん
15・・・行動こうどう援護えんご経過けいか措置そち延長えんちょう
15・・・重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごしん単価たんか解説かいせつ
18・・・相談そうだん支援しえん強化きょうか利用りよう計画けいかく義務ぎむについて〜だい問題もんだい進行しんこうちゅう
19・・・国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバー市町村しちょうそんに、全額ぜんがく国庫こっこ補助ほじょするしん制度せいど続報ぞくほう
22・・・全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかいのご案内あんない



3月さんがつ12にち課長かちょう会議かいぎ資料しりょう解説かいせつ特集とくしゅう

 2009ねんがつ12にち厚生こうせい労働ろうどうしょう都道府県とどうふけん政令せいれい都市とし中核ちゅうかく課長かちょうなどをあつめて障害しょうがい福祉ふくし関係かんけい主管しゅかん課長かちょう会議かいぎおこなわれました。
 注目ちゅうもくてん解説かいせつします。

ヘルパー時間じかんすうは「地域ちいき自立じりつした生活せいかつができる適切てきせつ支給しきゅうりょうさだめる」ことがかれました。

 とく日常にちじょう生活せいかつ支障ししょうしょうじるおそれがある場合ばあいは、定型ていけいで、自立じりつした生活せいかつ出来できるヘルパー時間じかん決定けっていするようにとの文書ぶんしょかれています。

課長かちょう会議かいぎ資料しりょう16p)

 また、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん上限じょうげんではないこともかれています。
 全国ぜんこく市町村しちょうそんなかには、1人ひとりらしの24あいだ介護かいご必要ひつよう障害しょうがいしゃがいても、自立じりつした生活せいかつおくれるようなヘルパー時間じかんすう決定けっていしない市町村しちょうそんがまだまだたくさんあります。一方いっぽうで、毎日まいにち24あいだ重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご決定けっていしている市町村しちょうそん全国ぜんこく市町村しちょうそんすうで1わり人口じんこう全国ぜんこくの3〜4わり)あります。
 全国ぜんこく1800市町村しちょうそんのすべてで、障害しょうがいしゃえらんだまいで自立じりつ生活せいかつできるようなヘルパー時間じかんすう決定けっていされるようにしなければ、重度じゅうど障害しょうがいしゃみたいところでらせず、入所にゅうしょ施設しせつはいるしかなく、施設しせつから地域ちいきへの移行いこうすすみません。
 今回こんかい文書ぶんしょ交渉こうしょう使つかって、制度せいど障害しょうがいしゃ自身じしんえていく交渉こうしょうおこなっていきましょう。交渉こうしょう方法ほうほうのアドバイスは制度せいどがかりフリーダイヤル0037-80-4445へ。

 また、上記じょうき文書ぶんしょつづいて、介護かいご保険ほけん対象たいしょうになっても、上限じょうげんしで必要ひつようなヘルパー時間じかんすうすようにかれました。
課長かちょう会議かいぎ資料しりょう16p)

 これは、たとえば障害しょうがいヘルパー制度せいど毎日まいにちあいだのヘルパーを決定けっていされるべきひとが、もし介護かいご保険ほけん対象たいしょうであっても、介護かいご保険ほけんのプランでは最高さいこうでも毎日まいにちあいだ身体しんたい介護かいごしかないため、のこり5あいだのヘルパー制度せいど障害しょうがいヘルパーで決定けっていされるという意味いみです。
 一部いちぶ市町村しちょうそんでは、介護かいご保険ほけん対象たいしょうしゃ障害しょうがいしゃたいし、介護かいご保険ほけんのサービスだけをみとめ、障害しょうがいヘルパーを支給しきゅうしない悪例あくれいられます。このような市町村しちょうそんでも交渉こうしょうして制度せいど改選かいせんしていきましょう。

短時間たんじかん細切こまぎ介護かいご重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご決定けっていせず身体しんたい介護かいご決定けっていするようにかれました

 この部分ぶぶん当会とうかい要望ようぼうしました。本来ほんらい身体しんたい介護かいご決定けっていすべき1かい1〜2あいだ などのサービスを、単価たんかやすくてむという理由りゆうで、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご決定けっていしている悪質あくしつ市町村しちょうそんがあります。 (課長かちょう会議かいぎ資料しりょう17p)

 このため、「事業じぎょうしょつからないのでサービスが使つかえない」「事業じぎょうしょがどこもけてくれず、選択肢せんたくしがないので、能力のうりょくのない事業じぎょうしょしかえらべない。介護かいごがきちんと出来できない登録とうろくヘルパーが引継ひきつぎもなく派遣はけんされてくる。しかも依頼いらいした一部分いちぶぶんだけしかヘルパーがない。やすまれたらわりを派遣はけんできないといわれる」など、劣悪れつあくなサービスをけるしかない状況じょうきょう報告ほうこくされています。
 悪質あくしつなかには、医師いし意見いけんでもあきらかに24あいだきっりの重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご必要ひつよう重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃたいして、「1あいだごとに重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご使つかったり空白くうはくをあけたりのかえしで、使つかいなさい」といい、毎日まいにち12あいだぶんしか重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご支給しきゅう決定けっていしない事例じれいもあります。
 また、深夜しんや巡回じゅんかい介護かいご身体しんたい介護かいご30ふん使つかわなければならない)を重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご事業じぎょうしょにやらそうとしている悪質あくしつもありました。

 今回こんかい課長かちょう会議かいぎ資料しりょうでは、30ふん単位たんい請求せいきゅうがスタートするので、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごを1かい30ふんだけで使つかえると勘違かんちがいしないように説明せつめいし、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご長時間ちょうじかん滞在たいざいがたのサービスであるといてもらいました。
 また、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご時間じかんすう決定けっていさい、(排泄はいせつなどのいつあるかわからないがすぐに対処たいしょしなければいけない介護かいごのための)「見守みまもり」を計算けいさんれずに、「実際じっさい身体しんたい介護かいご家事かじ援助えんじょをする瞬間しゅんかん時間じかんを(ぶん単位たんいで)ざんしてその合計ごうけい時間じかん支給しきゅう決定けっていする」というあやまった運用うんよう市町村しちょうそんがあるため、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごとは「まもりをふく長時間ちょうじかんにわたる支援しえん」であると再度さいどいてもらいました。
 この文章ぶんしょうをよくみ、この文章ぶんしょう使つかって、適正てきせい制度せいど運用うんようがされるように、市町村しちょうそん交渉こうしょうをしてください。
 重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご連続れんぞくあいだ使つかわないと、ヘルパーを雇用こようできる単価たんか設定せっていになっていません。(身体しんたい介護かいご短時間たんじかんサービス3回分かいぶん常勤じょうきんヘルパーが1にち稼動かどうする想定そうてい回数かいすう)にあわせて、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごあいだ単価たんかめられているため、8あいだ連続れんぞく利用りようでないと、事業じぎょうしょはヘルパーを雇用こようできません)。

サービス提供ていきょう責任せきにんしゃ基準きじゅん緩和かんわ

 重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごは、サービス提供ていきょう責任せきにんしゃ主任しゅにんヘルパー)の基準きじゅん緩和かんわされました。これにより、事業じぎょうしょにサービスを依頼いらいしたときに、「サービス提供ていきょう責任せきにんしゃ基準きじゅんいっぱいでりない」という理由りゆうことわられることがすくなくなります。

課長かちょう会議かいぎ資料しりょう16p)

 居宅きょたく介護かいご介護かいご保険ほけんではサービス提供ていきょうがつ450あいだで1めいのサービス提供ていきょう責任せきにんしゃ必要ひつようですが、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご場合ばあいは、つき1000あいだで1めいでよくなります。また、ヘルパーすう基準きじゅんでも、居宅きょたく介護かいご介護かいご保険ほけんではヘルパー10にんにサービス提供ていきょう責任せきにんしゃめい必要ひつようですが、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごは20にんに1めいでよくなりました。
 このほか、あたらしい基準きじゅんで、利用りようする障害しょうがいしゃめいたいしてサービス提供ていきょう責任せきにんしゃめいでもよくなりました。3種類しゅるいのどの基準きじゅん使つかってもよいため、たとえば、24あいだ365にちさい重度じゅうど利用りようしゃ場合ばあいつき744あいだ利用りようになりますので、利用りようしゃすうめいに1めい基準きじゅん適用てきようすれば、事業じぎょうしょはサービス提供ていきょう責任せきにんしゃかずすくなくてすみます。
 現実げんじつてきにも、さい重度じゅうど自立じりつ支援しえん介護かいごをしている自立じりつ生活せいかつセンターなどでは、利用りようしゃめいでコーディネーター(主任しゅにんヘルパー)1めいという程度ていど妥当だとうです。

このほか、居宅きょたく介護かいご重度じゅうど訪問ほうもん行動こうどう援護えんご共通きょうつうで、介護かいご保険ほけん改正かいせいわせて、非常勤ひじょうきん常勤じょうきん半分はんぶん以上いじょうはたらいているもの)のサービス提供ていきょう責任せきにんしゃすこくわわってもいい改正かいせいおこなわれます。

課長かちょう会議かいぎ資料しりょう15p)

 しゅう40あいだ勤務きんむ事業じぎょうしょならば、しゅう20あいだ勤務きんむ介護かいご福祉ふくしが2めいいれば、合計ごうけい名分めいぶんのサービス提供ていきょう責任せきにんしゃとして配置はいちできます。 (2〜5めい設置せっち必要ひつよう事業じぎょうしょは1名分めいぶん(=20あいだが2めい)が非常勤ひじょうきんでOKに、6めい以上いじょう場合ばあい全体ぜんたいの3ぶんの1未満みまん非常勤ひじょうきんでOKになります)  4がつから、このように基準きじゅん余裕よゆう出来できるので、3がつ以前いぜん障害しょうがいしゃもうんでも利用りようことわられていたヘルパー事業じぎょうしょにも、再度さいどがつ以降いこうのサービスをもうめば、けてくれる事業じぎょうしょがあるかもしれません。

重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんがくおおきくアップ

   国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん全体ぜんたいてきすこしずつがりましたが、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごおおきくがり、なかでも、区分くぶん6がつき29まんえんからつき40まんえんおおきくがりました。

課長かちょう会議かいぎ資料しりょう35p・118p)

                                   

訪問ほうもんけいサービスにかか国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん
  2008年度ねんど  2009年度ねんど
ア.居宅きょたく介護かいごかか支給しきゅう決定けっていしゃ 区分くぶん6 18,680単位たんい → 19,450単位たんい
区分くぶん5 12,940単位たんい → 13,500単位たんい
区分くぶん4  8,110単位たんい →  8,440単位たんい
区分くぶん3  4,310単位たんい →  4,500単位たんい
区分くぶん2  2,910単位たんい →  3,050単位たんい
区分くぶん1  2,290単位たんい →  2,370単位たんい
障害しょうがい  7,280単位たんい →  7,590単位たんい
イ.重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごかか支給しきゅう決定けっていしゃ 区分くぶん6 29,590単位たんい → 40,030単位たんい
区分くぶん5 23,850単位たんい → 28,270単位たんい
区分くぶん4 19,020単位たんい → 22,540単位たんい
区分くぶん3 15,220単位たんい → 18,020単位たんい
ウ.行動こうどう援護えんごかか支給しきゅう決定けっていしゃ

区分くぶん6 25,150単位たんい → 26,210単位たんい
区分くぶん5 19,410単位たんい → 20,180単位たんい
区分くぶん4 14,580単位たんい → 15,190単位たんい
区分くぶん3 10,780単位たんい → 11,250単位たんい
障害しょうがい 13,750単位たんい → 14,310単位たんい

エ.重度じゅうど障害しょうがいしゃとう包括ほうかつ支援しえんかか支給しきゅう決定けっていしゃ 45,500単位たんい → 80,000単位たんい

 区分くぶん6の場合ばあいしん基準きじゅんがくを1あいだ単価たんかると1にちあいだぶんとなり、おおくの市町村しちょうそんで、健常けんじょうしゃ家族かぞく複数ふくすう同居どうきょ障害しょうがいしゃでも1にちあいだ利用りよう出来できるようになる可能かのうせいがあります。(国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん単価たんかった時間じかん支給しきゅう決定けってい基準きじゅんにしている市町村しちょうそんおおいため)。4月しがつからの支給しきゅう決定けってい基準きじゅん改正かいせいけて、交渉こうしょうおこなってください。地域ちいき障害しょうがいしゃ交渉こうしょうおこなわないと、支給しきゅう決定けってい基準きじゅん以前いぜんのまま、わりません。(なお、家族かぞく病気びょうき高齢こうれい全員ぜんいんはたらいている、1にんらし、障害しょうがい非常ひじょうおもいなど、支給しきゅう決定けってい基準きじゅんでは自立じりつした生活せいかつおくれない場合ばあいは、定型ていけいあつかいとして、支給しきゅう決定けってい基準きじゅんえて上限じょうげんしでヘルパー時間じかんめてよい制度せいどです。必要ひつようせいのあるひと支給しきゅう決定けってい基準きじゅんにかかわらず、市町村しちょうそん交渉こうしょうしてください。)
 重度じゅうど包括ほうかつ国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんも45まん500えんから80まんえんおおきくがっています(ALSの運動うんどう団体だんたい成果せいかです)。しかし、重度じゅうど包括ほうかつ対象たいしょうしゃ重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごなどを使つか場合ばあいは、現在げんざいの44まん6500えんが、4月しがつより58まん400えんへと中途半端ちゅうとはんぱがり、重度じゅうど包括ほうかつの80まんえんとのおおきくひらきました。国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバーをにするが、障害しょうがいしゃ本人ほんにんのぞ重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごではなく重度じゅうど包括ほうかつ支給しきゅう決定けっていする問題もんだいがおきそうです。
 重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごならば複数ふくすう事業じぎょうしょえらべますが、現状げんじょう重度じゅうど包括ほうかつ事業じぎょうしょすくなく、あっても1箇所かしょしかえらべないという実態じったいです。利用りようしゃ事業じぎょうしょ自由じゆう選択せんたくできなければ、事業じぎょうしょ立場たちば利用りようしゃよりはるかにつよくなり問題もんだいきます。重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごなどを使つかってもおなじ80まんえんとすべきです。

 なお、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん支給しきゅう決定けってい目安めやすにされているきもありますが、あくまで国庫こっこ負担ふたんきんくにから市町村しちょうそん分配ぶんぱいするためのツール(分配ぶんぱい計算けいさんのための数字すうじ)にすぎません。「おな市内しないの1ねんぶんぜんヘルパー制度せいど利用りようしゃ国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん」をし、その合計ごうけいがくが「市町村しちょうそんのヘルパー事業じぎょう」よりおおきければ、市町村しちょうそんのヘルパー事業じぎょう全額ぜんがく国庫こっこ負担ふたん対象たいしょうになるという制度せいどです。(ぎゃく国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん合計ごうけいよりヘルパー事業じぎょうおおかった場合ばあいは、その差額さがく国庫こっこ負担ふたん対象たいしょうがいとなり、けん地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょうや、基金ききん事業じぎょう補助ほじょされることになります)。
国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん区分くぶんあいだ合算がっさん従前じゅうぜんがく保障ほしょう(17年度ねんどがく実績じっせき)は、21年度ねんど以降いこう継続けいぞくするとかれました(14p)。

あまりにもひくかった重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご全体ぜんたい大幅おおはばアップ、身体しんたい介護かいご家事かじ援助えんじょ短時間たんじかんのみ単価たんかアップ

単価たんかアップした部分ぶぶんはヘルパー事業じぎょうしょがヘルパー確保かくほしやすくなり、サービスが使つかえない事態じたい改善かいぜんすることが予想よそうされます。

 2がつ20にち全国ぜんこく課長かちょう会議かいぎで、障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんほうのヘルパー制度せいど施設しせつの2009年度ねんどからの単価たんか事業じぎょうしょはい金額きんがく)が公表こうひょうされました。原則げんそくねんごとにおこなわれる単価たんか改正かいせいで、介護かいご保険ほけん単価たんかアップはすでに12月じゅうにがつ公表こうひょうされています。

重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご

今回こんかい重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごぜん時間じかんすうにわたってやく13%アップになり、もっとおおきな単価たんかアップとなりました。これは、支援しえん制度せいどから自立じりつ支援しえんほうわったときに重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごだけがおおきく単価たんかダウンしたものをもと水準すいじゅんちかづけたものです。(支援しえん制度せいど時代じだいは、日常にちじょう生活せいかつ支援しえんは1あいだ1800えん移動いどう介護かいごは1あいだ場合ばあい4020えんでしたが、これらふたつの制度せいど合体がったいして重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごになった)。重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごは、単価たんかがあまりにもひくすぎたため、支給しきゅう決定けっていけてもヘルパー事業じぎょうしょがヘルパーを確保かくほできず、サービスを提供ていきょうできないという事態じたい全国ぜんこくでおきていました。重度じゅうど障害しょうがいしゃにとっては生死せいしにかかわる重大じゅうだい状況じょうきょうつづいていました。
  今回こんかい改正かいせいで、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごの8あいだ連続れんぞく場合ばあいの1あいだ平均へいきん単価たんかは(区分くぶん4・5で)1761えん、(区分くぶん6で)1866えんになります。(なお、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご身体しんたい介護かいご半分はんぶん以下いか単価たんかですので、連続れんぞく時間じかん以上いじょう利用りようでないと、ヘルパー事業じぎょうしょは、ほとんどヘルパーを確保かくほできません)。

身体しんたい介護かいご

 身体しんたい介護かいごは30ふん単価たんかが(現在げんざいの2300えんから)2540えんに240えんアップとなり、介護かいご保険ほけんの4がつからのしん単価たんか同額どうがくになります。これにより、巡回じゅんかい介護かいご事業じぎょうおこな事業じぎょうしょすこえるかもしれません。また、自立じりつ支援しえんほう開始かいし介護かいご保険ほけんくらべてやく0.5%がっていた1あいだ〜3あいだ単価たんか介護かいご保険ほけん同額どうがくもどりました。たとえば、1あいだ単価たんか現状げんじょうの4000えんから介護かいご保険ほけん同額どうがくの4020えんに。また、(市町村しちょうそんみとめられた場合ばあいのみに使つかえる)連続れんぞく時間じかん以上いじょう単価たんかは、現在げんざいは1あいだたり1400えんですが、介護かいご保険ほけん同額どうがくの1あいだ1660えんもどります(支援しえん制度せいど時代じだいおな単価たんかに)。
なお、身体しんたい介護かいご単価たんかは、通院つういんとう介護かいご身体しんたい介護かいごともな場合ばあい)と同額どうがくです。

家事かじ援助えんじょ

  家事かじ援助えんじょは、1あいだ未満みまん短時間たんじかんのみが単価たんかアップしました。30ふん単価たんかいまの800えんから1050えんに、1あいだ単価たんかいまの1500えんから1970えんになります。介護かいご保険ほけんでは今回こんかい改正かいせいでも生活せいかつ援助えんじょ障害しょうがい家事かじ援助えんじょ相当そうとう)の1あいだ単価たんか単価たんかアップし、2080えんから2290えんになりましたが、障害しょうがい単価たんか改正かいせいでは介護かいご保険ほけんいつくことができませんでした。
  介護かいご保険ほけんでは2000ねん制度せいど開始かいし家事かじ援助えんじょが1あいだ1530えんでスタートし、支援しえん制度せいども3ねんどうじ1530えんでスタートしました。その介護かいご保険ほけん単価たんか改正かいせいに、あまりにも単価たんかひくいことでサービスを依頼いらいしても事業じぎょうしょつからないという実態じったい改善かいぜんすべく、介護かいご保険ほけん家事かじ援助えんじょ生活せいかつ援助えんじょ名前なまええ、(交通こうつう利用りようしゃたくへの移動いどう時間じかんのコストぶんとして)550えん加算かさんされ、1あいだのサービスの場合ばあい単価たんかが2080えんがりました。しかし障害しょうがいしゃのヘルパー制度せいど予算よさん不足ふそくで1530えんからげることができず、自立じりつ支援しえんほう開始かいしには、ぎゃくに1500えんがるという始末しまつでした。今回こんかい、ようやく単価たんかがりましたが、介護かいご保険ほけんとの単価たんかまっておらず、これで事業じぎょうしょ利用りようもうみをしても、ヘルパーがつかるかどうかはわかりません。また、障害しょうがい場合ばあいには、予算よさん削減さくげんのために30ぶん家事かじ援助えんじょ単価たんか設定せっていされており、介護かいご保険ほけん最低さいてい時間じかんすうの1あいだ単価たんかくらべ、さらにヘルパーがつかりにくくなっています。

特定とくてい事業じぎょうしょ加算かさん

 先月せんげつごうでもおらせしましたが、事業じぎょうしょはい単価たんかが10%から20%がる、特定とくてい事業じぎょうしょ加算かさん介護かいご保険ほけん同様どうよう障害しょうがいヘルパー制度せいどでも導入どうにゅうされました。これによって、常勤じょうきんヘルパーがおお事業じぎょうしょ経験けいけん年数ねんすうなが介護かいご福祉ふくしなどのゆう資格しかくしゃ主任しゅにんヘルパー(サービス提供ていきょう責任せきにんしゃ)をしている居宅きょたく介護かいご事業じぎょうしょ重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご経験けいけん時間じかんすうおお主任しゅにんヘルパー(サービス提供ていきょう責任せきにんしゃ)が主要しゅよう重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご事業じぎょうしょなどで、重度じゅうど利用りようしゃへのサービスがおお場合ばあい加算かさんれるようになります。
  これにより、ヘルパーが非常勤ひじょうきん登録とうろくではなく常勤じょうきん中心ちゅうしんながはたらいていく事業じぎょうしょえると予想よそうされます。常勤じょうきん年数ねんすうながいヘルパーがえるほど、さい重度じゅうど障害しょうがいしゃ介護かいごをきちんとおこなえる、技術ぎじゅつたかいヘルパーがえます。
  介護かいご保険ほけんでは特別とくべつ事業じぎょうしょ加算かさん事業じぎょうしょると、利用りようしゃにとってはおな限度げんどがくよう介護かいご5でやく36まんえんない利用りようできる時間じかんすううえ利用りようしゃ自己じこ負担ふたんも1〜2わりがってしまうため、この加算かさん事業じぎょうしょはわずかです。一方いっぽう障害しょうがい場合ばあいは、利用りよう時間じかんすうには影響えいきょうせず、自己じこ負担ふたんもほとんどの利用りようしゃつき自己じこ負担ふたん上限じょうげんたっしているため、関係かんけいありません。このため、障害しょうがい制度せいど場合ばあいは、特定とくてい事業じぎょうしょ加算かさん事業じぎょうしょ介護かいご保険ほけんよりもおおくなると予想よそうされます。

 ただし、特別とくべつ事業じぎょうしょ加算かさんについては、介護かいご保険ほけん制度せいどをベースにしたため、問題もんだいもあります。重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご独自どくじかんがかたはいってはいるのですが、どうしても介護かいご保険ほけん制度せいどつくったときの仕組しくみからはけきれないため、老人ろうじんけの事業じぎょうしょとしてふさわしい形態けいたいしばられる結果けっかになっています。(ここではこれをかり介護かいご保険ほけんモデルとびます)。介護かいご保険ほけんモデルでは、専門せんもん(=健常けんじょうしゃ)である主任しゅにんヘルパーがトップにって医療いりょうサービスモデルてきなヘルパー事業じぎょうしょ運営うんえい方法ほうほうおこない、ヘルパー全員ぜんいんあつまって利用りようしゃのことを会議かいぎしてめていくことがしつのいい事業じぎょうしょだとするかんがかたになっています。介護かいご保険ほけん居宅きょたく介護かいご場合ばあい、この会議かいぎ特定とくてい事業じぎょうしょ加算かさん要件ようけんです。これにたいして、消費しょうひしゃモデルの障害しょうがい当事とうじしゃがセルフケアマネジメント手法しゅほう現場げんばのヘルパーの管理かんりやレベルアップに責任せきにん仕組しくみも、現実げんじつには全国ぜんこく障害しょうがいしゃ団体だんたいのヘルパー事業じぎょうしょおこなわれており、利用りようしゃ満足まんぞく介護かいご保険ほけんモデルの事業じぎょうしょよりはたかいという調査ちょうさ結果けっかています。みずからも介護かいご制度せいど使つか障害しょうがいしゃ講師こうしが、ヘルパー利用りようしゃ障害しょうがいしゃ研修けんしゅう個別こべつ支援しえんして、利用りようしゃ自身じしん支援しえんけつつサービスを管理かんり現場げんばのヘルパーの技術ぎじゅつしつなどの管理かんり事業じぎょうしょ共同きょうどうしておこなう)していく方法ほうほうで、利用りようしゃのエンパワメントにもつながっています。しかし、今回こんかい制度せいどにはそのようなモデルの事業じぎょうしょ加算かさんれません。これは今後こんご課題かだいだといえます。

特別とくべつ地域ちいき加算かさん

 過疎かそほう指定してい地域ちいき半島はんとう振興しんこうほう指定してい地域ちいき特別とくべつ豪雪ごうせつ地域ちいきなど、おも山間さんかん離島りとう豪雪ごうせつなどの地域ちいき障害しょうがいしゃんでいる場合ばあい、15%の単価たんか加算かさんもうけられました。介護かいご保険ほけんでは事業じぎょうしょ所在地しょざいちで15%・10%の2段階だんかい利用りようしゃ居住きょじゅうで5%の加算かさんシステムですが、障害しょうがい場合ばあいは、まとめて15%で利用りようしゃ居住きょじゅう加算かさんまりました。
  なお、2がつ課長かちょう会議かいぎ公開こうかいした報酬ほうしゅう告示こくじあんでは豪雪ごうせつ地帯ちたい対策たいさく特別とくべつ措置そちほうさだめる「豪雪ごうせつ地域ちいき」も対象たいしょうはいっていましたが、北海道ほっかいどうから鳥取とっとりけんまで日本海にほんかいがわぜんけん対象たいしょうになるなど地域ちいきひろすぎるため、「特別とくべつ豪雪ごうせつ地域ちいき」だけを対象たいしょうにする方針ほうしんさい検討けんとうされています。
 これにより、やまうえ市町村しちょうそんんでいる障害しょうがいしゃも、遠方えんぽうのふもとの事業じぎょうしょなどからサービスをけやすくなることが期待きたいできます。また、従来じゅうらいなら採算さいさんれで事業じぎょうしょ立地りっちできなかった過疎かそでも、事業じぎょうしょえてくることも期待きたいできます。(当会とうかいでは、さい重度じゅうど障害しょうがいしゃがサービスを利用りようできない過疎かそ山村さんそんでヘルパー事業じぎょうしょつくほうへの支援しえんおこなっています。利子りし貸付かしつけ紹介しょうかい法人ほうじん設立せつりつ事業じぎょうしょ指定してい申請しんせい方法ほうほうなどもアドバイス可能かのうです。)

初回しょかい加算かさん2000えん

  新規しんき居宅きょたく介護かいご計画けいかく作成さくせいした新規しんき利用りようしゃたいして、サービス提供ていきょう責任せきにんしゃがそのつき初回しょかい介護かいごはいったり、のヘルパーについていったりした場合ばあい、2000えん事業じぎょうしょはいります。これは介護かいご保険ほけんおな仕組しくみです。

緊急きんきゅう加算かさんかい1000えん

  利用りようしゃからの依頼いらいで、ヘルパーが(利用りようしゃ居宅きょたく介護かいご計画けいかくにおいて計画けいかくてき訪問ほうもんすることとなっていない介護かいごを)緊急きんきゅうった場合ばあいは、利用りようしゃにんたいし、1かいにつき1000えん事業じぎょうしょはいります。(1かげつにつき2かいまで)。  これにより、緊急きんきゅう介護かいごたのみやすくなるとおもわれます。介護かいご保険ほけんおな制度せいど内容ないようです。


行動こうどう援護えんご資格しかく要件ようけん経過けいか措置そち延長えんちょう

課長かちょう会議かいぎ資料しりょう121p)
 2008ねんがついっぱいとされていた行動こうどう援護えんご経過けいか措置そち延長えんちょうになりました。ひとつは、サービス提供ていきょう責任せきにんしゃ本来ほんらい知的ちてき精神せいしん障害しょうがいかんする実務じつむ経験けいけんねん必要ひつようなところ、経過けいか措置そち行動こうどう援護えんご研修けんしゅう+3ねん経験けいけんでよしとする措置そちです。これは3ねん延長えんちょうになりました。もうひとつは、行動こうどう援護えんご従事じゅうじする一般いっぱんヘルパーで、本来ほんらい知的ちてき精神せいしん実務じつむ経験けいけんねん必要ひつようですが、行動こうどう援護えんご研修けんしゅう+1ねん経験けいけんでよしとするものです。こちらは期限きげん明示めいじされず延長えんちょうとなっています。

重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごしん単価たんか解説かいせつ

 厚生こうせい労働省ろうどうしょうより重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご居宅きょたく介護かいごの4がつからのしん単価たんかあん公表こうひょうされました。重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご基本きほん単価たんか(=区分くぶん4・5)は、いままでの単価たんかでは、開始かいしから24あいだながれは以下いかのようになっています。

 24あいだ連続れんぞく介護かいご必要ひつよう障害しょうがいしゃ介護かいごを8あいだ勤務きんむのヘルパーが3交代こうたい勤務きんむすると想定そうていして単価たんか設定せっていがされています。
 2008年度ねんどまでの基本きほん単価たんか区分くぶん4・5の単価たんか)では、最初さいしょの4あいだが1あいだたり1600えんで、つぎの4あいだどう1500えん、ここまでで8あいだでヘルパー1にんの8あいだ勤務きんむかんがえます。
 つぎの8あいだ2人ふたりのヘルパーとかんがえ、上記じょうきの8あいだの95%(最初さいしょの4あいだが1600えん/hの95%で後半こうはんあいだが1500えん/hの95%)、つぎの8あいだも3にんのヘルパーとかんがおなじく95%です。(ちゅう1)

がつからのしん単価たんかやく13%(正確せいかくには13.33%)がって、区分くぶん4・5の場合ばあい
1あいだ 1830(えん/h)
2あいだ 1820
3あいだ 1820
4あいだ 1820      ここまで4hはつぎの4hよりやく100えんたかい(さらに20〜30えん加算かさん
5あいだ 1700
6あいだ 1700
7あいだ 1700
8あいだ 1700      ここまで4hは100えんひく

9h   1720      2人ふたりかんがえ、ここからしたは95%でたかひくいのかえ
10h   1720
11h   1720
12h   1720       
13h   1620
14h   1620
15h   1620
16h   1620
17h   1720      ここから3にんかんがえる
18h   1720
19h   1720
20h   1720
21h   1620
22h   1620
23h   1620
24h   1620
と、なっています。
 なお、最初さいしょの1あいだ従来じゅうらい単価たんかの13.33%アップの水準すいじゅんより、さらに20えんたかく、2・3・4あいだは10えんたかくなっています。
 これは1にちあいだ未満みまん短時間たんじかん場合ばあいたかくしたということです。
 なお、区分くぶん6は上記じょうきの7.5%加算かさんなのはわりません。また、地域ちいき加算かさん甲地こうちおつなど)もこれに加算かさんされます。
 重度じゅうど包括ほうかつ対象たいしょうしゃは15%加算かさんです。なお、意思いし疎通そつうができなくて、気管きかん切開せっかい人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃ従来じゅうらい重度じゅうど包括ほうかつ条件じょうけんでしたが、4がつからは気管きかん切開せっかい条件じょうけんはずれます。つまり、意思いし疎通そつうができないはなマスク呼吸こきゅう利用りようしゃも15%加算かさんになります。
 自立じりつ支援しえんほう重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごになり、大幅おおはば単価たんかがり、ヘルパーの給与きゅうよがったことで、人材じんざい流出りゅうしゅつし、さい重度じゅうど重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご利用りようしゃ事業じぎょうしょつからない事態じたいや、支給しきゅう決定けっていけても事業じぎょうしょがない事態じたい全国ぜんこく各地かくちでおこり、散々さんざん状態じょうたいでした。
 今回こんかい改正かいせいで、日常にちじょう生活せいかつ支援しえん時代じだいの1あいだ1800えん単価たんかちかづきました(ただし、いま重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご吸収きゅうしゅうされた移動いどう介護かいごは1あいだ4020えんだったので、平均へいきん単価たんか以前いぜん支援しえん制度せいど時代じだい単価たんかまで回復かいふくしているわけではない)。
  これによって、ヘルパーの給与きゅうよがり、「ヘルパーがいない」という事業じぎょうしょり、利用りようしゃ事業じぎょうしょから拒否きょひされる事態じたいるものとおもわれます。
  また、特定とくてい事業じぎょうしょ加算かさん新設しんせつにより、常勤じょうきんなどでながはたらくヘルパーに給与きゅうよげていけることができる仕組しくみができたので、利用りようしゃにとっては、しつたかいベテランの介護かいごけられる割合わりあいたかまります。

ちゅう1)
 重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごは8あいだ連続れんぞく利用りようなどを想定そうていした制度せいどである。8あいだ連続れんぞくはたらくヘルパーの給与きゅうよなどをもと単価たんか設定せっていされており、24あいだ連続れんぞく利用りよう想定そうていして24あいだを3にんの8あいだ勤務きんむのヘルパーでめるように制度せいど設計せっけいされている。 単位たんいにおいては重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごあいだ連続れんぞく利用りようと、身体しんたい介護かいごかい利用りようは、ほぼおな単位たんいになるように設定せっていされている。これは、身体しんたい介護かいご場合ばあいは8あいだ勤務きんむ常勤じょうきんヘルパーが(1かいあいだから1.5あいだの)身体しんたい介護かいごに(8あいだ勤務きんむ時間じかんのうちに)3かい出向でむくことを想定そうていして介護かいご保険ほけん身体しんたい介護かいご単価たんか自立じりつ支援しえんほう身体しんたい介護かいご単価たんか介護かいご保険ほけんわせている)がめられているが、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご場合ばあい連続れんぞくあいだ介護かいごサービスにはいることが想定そうていされるため、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごあいだ単位たんいが、身体しんたい介護かいご回分かいぶんとほぼおな単位たんいになるように制度せいど設計せっけいされているためである。  
重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご基本きほん単価たんかでは、
1人ひとり勤務きんむ時間じかんたる8あいだのうち前半ぜんはんあいだが1600えん/h後半こうはんあいだが1500えん/hとなっている。
2人ふたり勤務きんむ時間じかんたるつぎの8あいだのうち前半ぜんはんあいだが1600えん/hの95%単価たんか後半こうはんあいだが1500えん/hの95%単価たんかとなっている。
・3にん勤務きんむ時間じかんたる最後さいごの8あいだのうち前半ぜんはんあいだが1600えん/hの95%単価たんか後半こうはんあいだが1500えん/hの95%単価たんかとなっている。
(95%になるのは2人ふたり以降いこう事業じぎょうしょ管理かんりコストがひくくてもよいという制度せいど設計せっけい。また、最初さいしょの4あいだが100えんたかいのは、1にち12あいだなどの利用りよう場合ばあいは、みじか勤務きんむ時間じかんわってしまうヘルパーがるので、みじか部分ぶぶんたかくして配慮はいりょしている。)
 重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご、1にち24あいだ連続れんぞく利用りようする場合ばあい請求せいきゅうコードも用意よういされている。
 このように、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごは24あいだ交代こうたい連続れんぞく利用りようまでも制度せいどんで設計せっけいされている制度せいど。これにたいして、身体しんたい介護かいごおも短時間たんじかんでのサービスを想定そうていした制度せいど

相談そうだん支援しえん強化きょうか利用りよう計画けいかく義務ぎむについて
だい問題もんだい進行しんこうちゅう

課長かちょう会議かいぎ資料しりょう12p)
 厚生こうせい労働省ろうどうしょうは3ねん相談そうだん支援しえん事業じぎょうしゃぜん利用りようしゃのサービス利用りよう計画けいかくつくり、その計画けいかく参考さんこう市町村しちょうそん支給しきゅう決定けっていする仕組しくみへの転換てんかん計画けいかくしています。 この4月しがつから、サービス利用りよう計画けいかく利用りようしゃ対象たいしょう一部いちぶひろげるなど、準備じゅんびすすめています。
 この計画けいかくすすむと、1わり良質りょうしつ市町村しちょうそん(たとえば最高さいこう24あいだのヘルパー制度せいど支給しきゅう決定けっていしている)では、施設しせつからの地域ちいき移行いこうなど、よりよいサポートがすすむとおもわれますが、9わり障害しょうがい福祉ふくし熱心ねっしんでない市町村しちょうそんでは、最悪さいあく結果けっかまねくと予想よそうされます。これらの9わり市町村しちょうそんでは社会しゃかい福祉ふくし協議きょうぎかいなど市町村しちょうそん関係かんけいつよ法人ほうじん相談そうだん支援しえんおこなうしかなく、市町村しちょうそん意向いこう沿ったサービス利用りよう計画けいかくつくってしまいます。たとえば、24あいだ介護かいご必要ひつようでも、がそんなにたくさんの重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご支給しきゅう決定けっていするつもりがない場合ばあい相談そうだん支援しえん事業じぎょうしゃはデイサービスや細切こまぎ介護かいご計画けいかくつくることになります。そうなると、障害しょうがいしゃ交渉こうしょうしようとしても、「だいしゃ専門せんもん公平こうへいつくったケアプランのほう障害しょうがいしゃ個人こじん要望ようぼうよりもよりいい計画けいかく」ということになってしまい、門前払もんぜんばらいをされます。その結果けっか、さらに障害しょうがい重度じゅうどすると永久えいきゅう入院にゅういん施設しせつ入所にゅうしょしかないという地域ちいきになり、それが固定こていします。これは大変たいへん問題もんだいです。

国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバーの市町村しちょうそんに、全額ぜんがく国庫こっこ補助ほじょ対象たいしょうにするしん制度せいど続報ぞくほう

補助ほじょ限度げんどまる
限度げんどオーバーは全国ぜんこく東京とうきょうの1のみ

 1がつごう紹介しょうかいした国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバーぶん補助ほじょする制度せいど続報ぞくほうです。制度せいど名前なまえわり「重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごとう利用りよう促進そくしんかか市町村しちょうそん支援しえん事業じぎょう」と、「ひとし」がくわわりました。居宅きょたく介護かいご利用りようしゃしかいない市町村しちょうそんでも国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバーすれば補助ほじょ使つかえます。
 補助ほじょ上限じょうげんまり、ヘルパー事業じぎょう以下いか金額きんがくまでは、(国庫こっこ負担ふたん+今回こんかい補助ほじょで)カバーされ、市町村しちょうそん自腹じばらないことになりました。

人口じんこう10まんにん未満みまん市町村しちょうそん・・・・・全額ぜんがく助成じょせい
人口じんこう10〜30まんにん・・・・・・・国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんの2ばい
人口じんこう30まんにん以上いじょう・・・・・・・国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんの1.5ばい

課長かちょう会議かいぎ資料しりょう120p)

 これにより、全国ぜんこくで、市町村しちょうそん完全かんぜん自腹じばら発生はっせいするのは、東京とうきょうの30まんにん以上いじょう箇所かしょだけとなります。(この国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんの1.6ばい程度ていどのヘルパー事業じぎょう)。
 人口じんこう10まんにん未満みまん市町村しちょうそん国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんをいくらオーバーしても全額ぜんがく補助ほじょされます(ただしけん上限じょうげんをつけることは出来できる)。 人口じんこう10まんから30まんでは、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん同額どうがくまで補助ほじょされます。

さい掲載けいさい

あらたに基金ききん事業じぎょうで、市町村しちょうそんのヘルパー事業じぎょう全額ぜんがく国庫こっこ補助ほじょ対象たいしょう

 今回こんかいはじまる制度せいどは、
1.従来じゅうらいからある制度せいどである、都道府県とどうふけん地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょうによる市町村しちょうそんへの補助ほじょ拡大かくだい対象たいしょう市町村しちょうそんおおきく拡大かくだい 市町村しちょうそん負担ふたん0%、都道府県とどうふけん50%、くに50%)
2.しん制度せいどとして、基金ききん事業じぎょうから国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバーぶん国庫こっこ補助ほじょ市町村しちょうそん25%、都道府県とどうふけん25%、くに50%)
ふたつです。
 つまり、ヘルパー事業じぎょう国庫こっこ負担ふたんは、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんをオーバーしない場合ばあいは25%が市町村しちょうそん負担ふたんですが、今回こんかい助成じょせい使つか場合ばあいは、ヘルパー利用りようしゃのうち、都道府県とどうふけん地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょう補助ほじょ使つかえる場合ばあい重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご利用りようしゃ割合わりあいがヘルパー制度せいど利用りようしゃの10%以上いじょう場合ばあい)は、ヘルパー事業じぎょう全体ぜんたいへの市町村しちょうそん負担ふたんは、25%よりもすくなくなります。

 国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんをオーバーしている市町村しちょうそんは、小規模しょうきぼ町村ちょうそんすうめい利用りようしゃのうち、1めいさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ長時間ちょうじかん重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご使つかっているケースや、もと国立こくりつ療養りょうようしょすじジス病棟びょうとうがあり、地域ちいき移行いこう活発かっぱつ地域ちいき移行いこう支援しえんおこな能力のうりょくたか相談そうだん支援しえんなどをおこな障害しょうがいしゃ団体だんたいがあるなどで、本来ほんらいくにがより支援しえんおこなわなければいけない市町村しちょうそんがほとんどです。しかもそれらの市町村しちょうそんのサービス水準すいじゅんは、財政ざいせいてききびしく、市町村しちょうそんよりもサービス水準すいじゅんひくいところもおおくあります。
 このため、この国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん問題もんだいは、おおくの障害しょうがいしゃ団体だんたい自治体じちたいより、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん撤廃てっぱいや、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバー部分ぶぶん財政ざいせい支援しえんおこなうように要望ようぼうがありました。審議しんぎかい最終さいしゅう報告ほうこくでも、この問題もんだい提起ていきけて、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバーの市町村しちょうそんたいして財政ざいせい支援しえんおこな仕組しくみが必要ひつようという報告ほうこくています。

 この制度せいどは、都道府県とどうふけん地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょう基金ききん事業じぎょうおこなわれるため、都道府県とどうふけん実施じっしめなければなりません。都道府県とどうふけん地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょうによる補助ほじょ制度せいどは、いままで47都道府県とどうふけんちゅう秋田あきたけん愛知あいちけんでしかおこなわれていません。 (いくつかのけんは「国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんくに撤廃てっぱいすべきであって、くに責任せきにんおこなうべきものをけん肩代かたがわりするのはおかしい」との意見いけん実施じっししていませんでした)。しかし、今回こんかいは、地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょうくに予算よさんが40おくえんえ、都道府県とどうふけんにはその1わり配分はいぶんされるので4おくえん事業じぎょうベースで8おくえん)がえる計算けいさんです。この増分ぞうぶん12月じゅうにがつ課長かちょう会議かいぎでは「手話しゅわ通訳つうやく」と「市町村しちょうそんへの国庫こっこ負担ふたんオーバーぶんへの補助ほじょ事業じぎょう」におも使つかうように説明せつめいされています。つまり、今回こんかいは、くに負担ふたんぶんのおかね実質じっしつてき用意よういされています。
 また、基金ききん事業じぎょうは3年間ねんかん予定よていですが、3ねんまでには与党よとうとも3ねん以降いこうへの継続けいぞくはないがつくとおもわれます。
 基金ききん事業じぎょうによる助成じょせい国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんのオーバーぶん全額ぜんがく補助ほじょすることも可能かのうですが、都道府県とどうふけん一定いっていがくまでしか補助ほじょしないこともできる制度せいどになっています。
 かくけん障害しょうがいしゃ皆様みなさまへ。けんつよく、全額ぜんがく補助ほじょ実施じっしはたらきかけをしてくださるよう、おねがいします。

重要じゅうよう制度せいどのため、さい掲載けいさいします
 まだ「国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんもうけているくに矛盾むじゅんしている。だからこの助成じょせい制度せいどおこなわない」というけんがあります。今回こんかいくに予算よさん分配ぶんぱいしています。
 かくけん障害しょうがいしゃ団体だんたいけんつよ交渉こうしょうして、上限じょうげんしで補助ほじょをするようにはたらきかけをしてください。
 それとともに、いままで国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんをオーバーしたことのない市町村しちょうそんにもこの補助ほじょのことをつたえて、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんのことをにして、ヘルパー時間じかんすう抑制よくせいすることのないようにけんからぜん市町村しちょうそん説明せつめいをするように要望ようぼうしてください。




平成へいせい20ねん12月じゅうにがつ25にち主管しゅかん課長かちょう会議かいぎ資料しりょう5−5の47pより テキストPDF原文げんぶんはwamネットに掲載けいさいされています。 http://www.wam.go.jp/wamappl/bb15GS60.nsf/0/1efc5daad344ecbf4925752b00164b56/
$FILE/20081226_6shiryou5-5.pdf

 



 

全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかいのご案内あんない

介護かいご保険ほけんヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく保障ほしょう協会きょうかいから名称めいしょう変更へんこうしました)
略称りゃくしょう全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい
フリーダイヤル 0120−66−0009
フリーダイヤル FAXふぁっくす 0120−916−843

2009ねんがつより重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご給与きゅうよに12%加算かさん手当てあて開始かいし条件じょうけんあり)
区分くぶん6むけ時給じきゅう1250えんほうは、加算かさんがつくと、+150えん時給じきゅう1400えんに)

自分じぶん介助かいじょしゃ登録とうろくヘルパーにでき自分じぶん介助かいじょ専用せんよう使つかえます
   対象たいしょう地域ちいき:47都道府県とどうふけん全域ぜんいき

介助かいじょしゃ登録とうろくさき事業じぎょうしょのみつからないほう相談そうだんください。いろいろな問題もんだい解決かいけつします。

 全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ介護かいごじん派遣はけん事業じぎょう自薦じせん登録とうろくヘルパーとおなじような登録とうろくのみのシステムを支援しえんヘルパー利用りようしゃ介護かいご保険ほけんヘルパー利用りようしゃむけに提供ていきょうしています。自分じぶん確保かくほした介助かいじょしゃ自分じぶん専用せんよう制度せいどじょうのヘルパー(自薦じせん登録とうろくヘルパー)として利用りようできます。介助かいじょしゃ人選じんせん介助かいじょ時間じかんたい自分じぶんめることができます。全国ぜんこくのホームヘルプ指定してい事業じぎょうしゃ運営うんえいする障害しょうがいしゃ団体だんたい提携ていけいし、全国ぜんこくでヘルパーの登録とうろくができるシステムを整備せいびしました。介助かいじょしゃ時給じきゅう求人きゅうじんしてひとあつまる金額きんがくにアップする個別こべつ相談そうだんシステムもあります。

利用りよう方法ほうほう

 広域こういき協会きょうかい 東京とうきょう本部ほんぶFAXふぁっくす郵送ゆうそう介助かいじょしゃ利用りようしゃ登録とうろくをすれば、翌日よくじつから障害しょうがい介護かいご保険ほけん自薦じせん介助かいじょサービスが利用りよう可能かのうです。東京とうきょう本部ほんぶからかくけん指定してい事業じぎょうしゃ業務ぎょうむ委託いたくおこないヘルパー制度せいど手続てつづきをります。各地かくち団体だんたいまりや給与きゅうよ体系たいけいとは関係かんけいなしに、広域こういき協会きょうかいせんもん条件じょうけんでまとめて委託いたくするかたちになりますので、すべての契約けいやく条件じょうけん広域こういき協会きょうかい本部ほんぶ利用りようしゃあいだ利用りようしゃこまらないようにはなってめます。ですから、わせ・もうみは東京とうきょう本部ほんぶ0120−66−0009におかけください。
 介助かいじょしゃへの給与きゅうよ身体しんたい介護かいごがた時給じきゅう1500えん(1.5あいだ以降いこうは1200えん)(東京とうきょう周辺しゅうへんけん時給じきゅう1900えん。1.5あいだ以降いこうは1300えん)、家事かじがた1000えん重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご区分くぶんにより時給じきゅう1100(区分くぶん以下いか)・1250えん区分くぶん6)・1450えんさい重度じゅうど)が基本きほんですが、長時間ちょうじかん利用りよう場合ばあい求人きゅうじん広告こうこくして(広告こうこく費用ひよう助成じょせいあり)にん確保かくほできる水準すいじゅんになるよう時給じきゅうアップの相談そうだんります。(なお、2009ねんがつより重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごのヘルパーには12%の手当てあてを加算かさんします。(手当てあては、厚生こうせい年金ねんきんれない短時間たんじかんほうのみ。また、契約けいやく時間じかん120あいだ未満みまん利用りようしゃ介護かいごしゃ加算かさんがつきません)。介助かいじょしゃは1〜3きゅうヘルパー、介護かいご福祉ふくし看護かんご重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご研修けんしゅう修了しゅうりょうしゃなどのいずれかのほうである必要ひつようがあります。(3きゅう障害しょうがい制度せいどのみ。介護かいご保険ほけんにはれません)。重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごは、障害しょうがいしゃ新規しんき資格しかくしゃ求人きゅうじん広告こうこくとうして確保かくほし、2にちで20あいだ研修けんしゅう受講じゅこうしてもらえば介護かいごれます。

くわしくはホームページもごらんください http://www.kaigoseido.net/2.htm

このような仕組しくみをつく運営うんえいしています
仕組み図

問合といあわせは TEL 0120−66−0009(通話つうわりょう無料むりょう)へ。受付うけつけ10〜22 
みなさんへおねがい:この資料しりょうおおくのほうにおらせください。 介護かいご保険ほけんヘルパー広域こういき自薦じせん

登録とうろく保障ほしょう協会きょうかい 発起人ほっきにん都道府県とどうふけんじゅん敬称けいしょうりゃく、2000ねん4がつ時点じてん

名前なまえ 所属しょぞく団体だんたいとう
花田はなた貴博たかひろ (ベンチレーター使用しようしゃネットワーク)
篠田しのだ たかし 自立じりつ生活せいかつ支援しえんセンター新潟にいがた
三澤みさわ りょう (DPI日本にっぽん会議かいぎ
中西なかにし正司せいじ  (DPIアジア評議ひょうぎ委員いいん/全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎかい
八柳やつやなぎ卓史たかし  ぜんさわ連関れんかんひがしブロック)
樋口ひぐち恵子けいこ  全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎかい
佐々木ささき信行のぶゆき (ピープルファースト東京とうきょう
加藤かとうしん規子のりこ 精神せいしん障害しょうがいしゃピアサポートセンターこらーる・たいとう)
横山よこやま晃久あきひさ  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい/HANDS世田谷せたがや
えきとめ俊樹としき  (NPO自立じりつ生活せいかつ企画きかく/NPO自立じりつ福祉ふくしかい
川元かわもと恭子きょうこ  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい/CIL小平こだいら
渡辺わたなべ正直まさなお  静岡しずおか市議しぎ)
名前なまえ 所属しょぞく団体だんたいとう
山田やまだ昭義あきよし  (DPI日本にっぽん会議かいぎ社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじんAJU自立じりついえ
斎藤さいとうまこと 名古屋なごや市議しぎ共同きょうどうれん社会しゃかい福祉ふくしほうわっぱのかい
尾上おがみ浩二こうじ  障害しょうがいしゃ総合そうごう情報じょうほうネットワーク)
森本もりもと秀治しゅうじ  共同きょうどうれん
村田むらた敬吾けいご  自立じりつ生活せいかつセンターほくせつ24)
光岡みつおかかおるあきら  特定とくてい営利えいり活動かつどう法人ほうじんすてっぷ)
栗栖くりす豊樹とよき  (CILてごーす)
佐々ささ和信かずのぶ  香川かがわけんすじ萎縮いしゅくせい患者かんじゃすくかい)
藤田ふじためぐみこう  土佐とさ在宅ざいたく重度じゅうど障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょうかんがえるかい
田上たうえささえろう  (NPO重度じゅうど障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協会きょうかい

全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかい理念りねん

47都道府県とどうふけん介助かいじょしゃ自薦じせん登録とうろく可能かのう障害しょうがい施策しさく自薦じせん登録とうろくヘルパーの全国ぜんこくネットワークをつくろう

 2003年度ねんどから全国ぜんこく障害しょうがいしゃ団体だんたい共同きょうどうして47都道府県とどうふけんのほぼ全域ぜんいき離島りとうなどをのぞく)で介助かいじょしゃ自薦じせん登録とうろく可能かのうになりました。

 自薦じせん登録とうろくヘルパーは、さい重度じゅうど障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつする基本きほんの「社会しゃかい基盤きばん」です。重度じゅうど障害しょうがいしゃとう自分じぶん求人きゅうじん広告こうこくをしたり知人ちじんくちコミで、自分じぶん介助かいじょしゃ確保かくほすれば、自由じゆう体制たいせい介助かいじょ体制たいせいつくれます。自立じりつ生活せいかつできる重度じゅうど障害しょうがいしゃえます。(とくにCILとうのない空白くうはく市町村しちょうそんで)。

 小規模しょうきぼ障害しょうがいしゃ団体だんたい構成こうせいする障害しょうがいしゃ障害しょうがい種別しゅべつ以外いがい介護かいごサービスノウハウをたないことがおおいです。たとえば、脳性のうせいまひやけいそんなどの団体だんたいは、ALSなど難病なんびょうのノウハウや視覚しかく障害しょうがい知的ちてき障害しょうがいのノウハウをたないことがほとんどです。

 このような場合ばあいでも、まず過疎かそなどでも、だれもが自薦じせん登録とうろくをできる環境かんきょうつくっておけば、解決かいけつ道筋みちすじができます。地域ちいき自分じぶん障害しょうがい種別しゅべつ自立じりつ支援しえん介護かいごノウハウを障害しょうがいしゃ団体だんたいがない場合ばあい自分じぶん障害しょうがいしゃ)の周辺しゅうへんひと協力きょうりょくだけで介護かいご体制たいせいつくれば、かくけん最低さいてい団体だんたいある自薦じせん登録とうろく団体だんたい介助かいじょしゃ登録とうろくすれば、自立じりつ生活せいかつつくってこと可能かのうです。一般いっぱん介護かいごサービス事業じぎょうしゃでは対応たいおうできないさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ特殊とくしゅ介護かいごニーズのある障害しょうがいしゃも、自分じぶん介護かいご体制たいせいつくり、自立じりつ生活せいかつ可能かのうになります。

 このように様々さまざま障害しょうがい種別しゅべつひと自分じぶん介護かいご体制たいせいてていくことができることで、そのなかから、グループができ、障害しょうがいしゃ団体だんたい発展はってんするかずえていきます。

 また、自立じりつ生活せいかつをしたり、自薦じせんヘルパーを利用りようするひとえることで、ヘルパー時間じかんすうのアップの交渉こうしょう各地かくちおこなわれ、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんでヘルパー制度せいど改善かいぜんしていきます。

 2003年度ねんど支援しえん制度せいど導入どうにゅうされることにあわせ、47都道府県とどうふけんでCILとう自立じりつ生活せいかつけい障害しょうがい当事とうじしゃ団体だんたいなどのNPO法人ほうじん全国ぜんこく47都道府県とどうふけん居宅きょたく介護かいご(ヘルパー)指定してい事業じぎょうしゃになりました。全国ぜんこく障害しょうがいしゃ団体だんたい共同きょうどうすれば、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんでくまなく自薦じせん登録とうろくヘルパーを利用りようできるようになりました。これにより、全国ぜんこく重度じゅうど障害しょうがいしゃ自立じりつすすみ、ヘルパー制度せいど時間じかんすうアップの交渉こうしょうすすむとかんがえられます。47都道府県とどうふけんぜんけんで、けん最低さいてい箇所かしょ、CILや障害しょうがいしゃ団体だんたいのヘルパー指定してい事業じぎょうしょ自薦じせん登録とうろくれをおこない、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんのどこにすんでいる障害しょうがいしゃも、自薦じせんヘルパーを登録とうろくできるようになりました。(支援しえん制度せいどのヘルパー指定してい事業じぎょうしゃは、交通こうつう2〜3あいだ圏内けんないであれば県境けんきょう市町村しちょうそんさかいえて利用りようできます)。

全国ぜんこく交渉こうしょうによって介護かいご制度せいどびているすべての地域ちいきは、まず、自薦じせん登録とうろくヘルパーができてから、それから24あいだよう介護かいご1人ひとりらしの障害しょうがいしゃがヘルパー時間じかんすうアップの交渉こうしょうをして制度せいどをのばしています。

自薦じせんヘルパーを利用りようすることで、自分じぶん介助かいじょしゃやとい、トラブルにも自分じぶん対応たいおうして、自分じぶん自分じぶん生活せいかつ責任せきにんっていくということ経験けいけんしていくことで、ほかの障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんもできるようになり、あらたなCIL設立せつりつにつながりがります。(現在げんざいでは、やとかたやトラブル対応たいおう雇用こよう責任せきにんなどは、「介助かいじょしゃとの関係かんけいのILP」実施じっしCILで勉強べんきょう可能かのう

たとえば、札幌さっぽろのCILで自薦じせん登録とうろくれをおこなって、旭川あさひかわ障害しょうがいしゃ自分じぶん介助かいじょしゃ確保かくほ自薦じせん登録とうろく利用りようした場合ばあい。それが旭川あさひかわ障害しょうがいしゃ自立じりつや、旭川あさひかわでのヘルパー制度せいど時間じかんすう交渉こうしょうや、すうねんのCIL設立せつりつにつながる可能かのうせいがあります。これとおなじことが全国ぜんこくこります。(すでに介護かいご保険ほけん対象たいしょうしゃ自薦じせん登録とうろく取組とりくみでは、市町村しちょうそん自立じりつ開始かいし交渉こうしょう開始かいしやCIL設立せつりつにつながった実例じつれいがいくつかあります)

自薦じせん登録とうろく受付うけつけは全国ぜんこく共通きょうつうフリーダイヤルで全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい受付うけつけます。全国ぜんこく広報こうほうおこない、おおくの障害しょうがいしゃ情報じょうほうつたわるようにします。

自薦じせん登録とうろくによる事業じぎょうしょはい資金しきんは、まず経費けいひとしてかく団体だんたい支払しはらい(かく団体だんたい自薦じせん登録とうろく利用りようしゃえた場合ばあいには、常勤じょうきん介護かいご福祉ふくしとう専従せんじゅう事務じむいんとしてやとえる費用ひよう事業じぎょうなどを支払しはらいます)、のこった資金しきんがある場合ばあいは、全国ぜんこく空白くうはく地域ちいきでのCIL支援しえん、24あいだ介護かいご制度せいど交渉こうしょうおこなうための24あいだよう介護かいご障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえん&CILげ、海外かいがい途上とじょうこくのCIL支援しえんなど、公益こうえき活動かつどう全額ぜんがく使つかわれます。全国ぜんこく団体だんたいなかから理事りじ評議ひょうぎいん選出せんしゅつして方針ほうしん決定けっていおこなっていきます。

 これにより、将来しょうらいは2000市町村しちょうそんぜん障害しょうがいにサービス提供ていきょうできる1000のCILをつくり、24あいだ介護かいご保障ほしょう全国ぜんこく実現じつげんおこない、くに制度せいど全国ぜんこくいちりつで24あいだ保障ほしょうのパーソナルアシスタント制度せいどえることを目標もくひょうにしています。

全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかい利用りようしゃこえ

★(関西かんさい) 24あいだ介護かいご必要ひつよう人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃですが一般いっぱん事業じぎょうしょはどこも人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃへヘルパー派遣はけんをしてくれないので、広告こうこく募集ぼしゅうした介助かいじょしゃ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい紹介しょうかいでヘルパー研修けんしゅう受講じゅこうしてもらい、全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい利用りようしています。求人きゅうじんでの求人きゅうじん募集ぼしゅう方法ほうほうのアドバイスもけました。介助かいじょしゃへの介助かいじょ方法ほうほうおしえるのは家族かぞく支援しえんしています。

★(東日本ひがしにっぽん過疎かそまち) 1人ひとりらしで24あいだ介護かいご必要ひつようですが、介護かいご保障ほしょう交渉こうしょうをするために、身体しんたい介護かいごにちあいだ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい契約けいやくして、のこり19あいだ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかいから助成じょせいけ、24あいだ介助かいじょしゃをつけてまち交渉こうしょうしています。

★(東北とうほくのA) 市内しない移動いどう介護かいご実施じっしする事業じぎょうしょが1かしょもなく、自薦じせん登録とうろく移動いどう介護かいご使つかいたいのですがが「事業じぎょうしょつからないと移動いどう介護かいご決定けっていせない」とっていました。知人ちじん介護かいごしてもいいというひとつかり、東京とうきょう移動いどう介護かいご研修けんしゅうけてもらい全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくし、から全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい提携ていけい事業じぎょうしょ連絡れんらくしてもらい、移動いどう介護かいご決定けっていがおり、利用りようできるようになりました。

★(西日本にしにほんのBむら) むらひとつしかヘルパー事業じぎょうしょがなくサービスがわるいので、近所きんじょ知人ちじんにヘルパー研修けんしゅうけてもらい全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろく自薦じせんヘルパーになってもらいました。

★(北海道ほっかいどう) 視覚しかく障害しょうがいですが、いままでで1箇所かしょ事業じぎょうしょだけが視覚しかく障害しょうがいのガイドヘルパーをおこなっており、いま休日きゅうじつ夕方ゆうがた以降いこう利用りようできません。よる視覚しかく障害しょうがいのサークルにくときこまっていましたら、ほかの参加さんかしゃ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい使つかっており、介助かいじょしゃ紹介しょうかいしてくれたので自分じぶんよる休日きゅうじつものにもつかえるようになりました。

★(東北とうほくのC) 24あいだ呼吸こきゅう利用りようのALSで介護かいご保険ほけん使つかっています。吸引きゅういんしてくれる介助かいじょしゃ自費じひやとっていましたが、介護かいご保険ほけん事業じぎょうしょ吸引きゅういんをしてくれないので介護かいご保険ほけん家事かじ援助えんじょをわずかしか使つかっていませんでした。自薦じせん介助かいじょしゃがヘルパー資格しかくをとったので全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくして介護かいご保険ほけん使つかえるようになり、自己じこ負担ふたんも1わり負担ふたんだけになりました。さらに、今年ことしの4がつからは支援しえん制度せいどはじまり、介護かいご保険ほけんいっぱい使つかっているということで支援しえんのヘルパーも毎日まいにち時間じかん使つかえるようになり、これも全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくしています。求人きゅうじん広告こうこくして自薦じせん介助かいじょしゃいまにんになり、あわせて毎日まいにち10あいだ吸引きゅういんのできる介護かいご自薦じせん介助かいじょしゃまるようになりました。求人きゅうじん広告こうこく費用ひよう全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい負担ふたんしてくれました。介助かいじょしゃ時給じきゅうも「求人きゅうじんして介助かいじょしゃがきちんと確保かくほできる時給じきゅうにしましょう」ということで相談そうだんのうえ、この地域ちいきではたかめの時給じきゅう設定せっていしてくれ、介助かいじょしゃ安定あんていしてきました。

 
HOMETOPもど