(Translated by https://www.hiragana.jp/)
2010年7-8月号

厚労省こうろうしょうたんの吸引きゅういんとう検討けんとうかい報告ほうこく特集とくしゅう) 4ページ〜

北関東きたかんとうのAけん不服ふふく審査しんさ請求せいきゅうでB決定けっていけんす   25ページ

7・8がつ合併がっぺいごう
2010.8.22
編集へんしゅう障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつ介護かいご制度せいど相談そうだんセンター
情報じょうほう提供ていきょう協力きょうりょく全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい
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2010ねん7−8がつごう    目次もくじ

   

4・・・・厚労省こうろうしょうたんの吸引きゅういんとう検討けんとうかい報告ほうこく特集とくしゅう
     8・・・・厚労省こうろうしょうあん
    11・・・ALS当事とうじしゃ橋本はしもと委員いいん資料しりょう 東京とうきょう実態じったい調査ちょうさ
    15・・・バクバクのかい医療いりょうてきケア要望ようぼうしょ
22・・・さわがいしゃ制度せいど改革かいかく推進すいしん会議かいぎ報告ほうこく
24・・・推進すいしん会議かいぎ下部かぶかい 総合そうごう福祉ふくし部会ぶかい報告ほうこく
25・・・北関東きたかんとうのAけん不服ふふく審査しんさ請求せいきゅうでB決定けっていけん
27・・・過疎かそ自立じりつ生活せいかつセンターをつくりたい障害しょうがいしゃだい募集ぼしゅう
28・・・全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかいのご案内あんない



厚労省こうろうしょうたんの吸引きゅういんとう検討けんとうかい報告ほうこく

 内閣ないかくはるより障害しょうがいしゃ団体だんたい主流しゅりゅう制度せいど改革かいかく推進すいしん会議かいぎひらかれて、医療いりょうてきケアの介護かいご職員しょくいん教員きょういんなどへの解禁かいきん議論ぎろんされたところですが、このあいだに、厚生こうせい労働ろうどうしょうでは独自どくじ従来じゅうらいがた医療いりょうてきケアにかんする検討けんとうかいひらかれ、わずか1ヶ月かげつ検討けんとう終了しゅうりょう結論けつろんました。これは推進すいしん会議かいぎ骨抜ほねぬきのうごきです。

 まずは一般いっぱん報道ほうどうされている内容ないようがわかりやすいのでおみください。

たんの吸引きゅういんなどの試行しこう事業じぎょうあん了承りょうしょう厚労省こうろうしょう検討けんとうかい

8がつ9にち配信はいしん
医療いりょう介護かいごCBニュース

 厚生こうせい労働省ろうどうしょうの「介護かいご職員しょくいんとうによるたんの吸引きゅういんとう実施じっしのための制度せいどかたかんする検討けんとうかい」(座長ざちょう=大島おおしま伸一しんいち独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん国立こくりつ長寿医療研究ちょうじゅいりょうけんきゅうセンター総長そうちょう)は8がつ9にち、4かい会合かいごうひらき、前回ぜんかい会合かいごう同省どうしょう提示ていじした「たんの吸引きゅういんとう試行しこう事業じぎょうあん」を大筋おおすじ了承りょうしょうした。これにともない、来年らいねん3がつには全国ぜんこくやく40かしょ事業じぎょうしょ試行しこう事業じぎょう実施じっしされる。

 「たんの吸引きゅういんとう試行しこう事業じぎょうあん」では、事業じぎょう実施じっしする施設しせつとして、特別とくべつ養護ようご老人ろうじんホーム、介護かいご老人ろうじん保健ほけん施設しせつ、グループホーム、有料ゆうりょう老人ろうじんホーム、障害しょうがいしゃ()支援しえん施設しせつなど(医療いりょう施設しせつのぞく)や、訪問ほうもん介護かいご事業じぎょうしょで「できるかぎおこなう」と提案ていあん。また、全国ぜんこくやく40かしょ事業じぎょうしょやく120にん介護かいご職員しょくいん対象たいしょう事業じぎょう実施じっしする方針ほうしんしめされた。ただ、いずれの施設しせつも、介護かいご職員しょくいんすうにんたいし、3ねん以上いじょう実務じつむ経験けいけんち、指導しどうしゃ講習こうしゅう受講じゅこうした看護かんご配置はいちするなどの条件じょうけんたす必要ひつようがあるとしている。

 介護かいご職員しょくいん手掛てがけられる行為こういとしては、「たんの吸引きゅういん(口腔こうくうない鼻腔びこうない気管きかんカニューレ内部ないぶ口腔こうくうないについては、咽頭いんとう手前てまえまで)」と「ろう・ちょうろう・けいはなけいかん栄養えいよう」としている。ただ、ろう・ちょうろうの状態じょうたい確認かくにん(1にち1かい)や、けいはなけいかん栄養えいようのチューブ挿入そうにゅう状態じょうたい確認かくにん看護かんご職員しょくいんおこなうとした。

 介護かいご職員しょくいんたいしては、「たんの吸引きゅういんけいかん栄養えいよう両方りょうほうおこな場合ばあいは、50あいだ講義こうぎと、それぞれ5かい以上いじょう演習えんしゅう」などの基本きほん研修けんしゅうと、看護かんご指導しどうけながら所定しょてい実習じっしゅうおこな実地じっち研修けんしゅうほどこされる。なお、試行しこう事業じぎょう参加さんかできるのは、研修けんしゅうえた介護かいご職員しょくいんのうち、所定しょてい評価ひょうか基準きじゅんたした職員しょくいんだけとさだめられている。  (以下いかりゃく

 今回こんかいおこなわれた検討けんとうかいは、従来じゅうらいがた検討けんとうかいのため、当初とうしょ官僚かんりょうつくったあんでは、障害しょうがいしゃだれ委員いいんはいっていませんでした。ぎりぎりのところで与党よとうのバックアップで当事とうじしゃが1めいはいりました。ALSで24あいだ介護かいご利用りよう1人ひとりらしをしている人工じんこう呼吸こきゅう利用りよう当事とうじしゃである橋本はしもとみさおさん(さくらかい/ALS協会きょうかい)です。しかし、当事とうじしゃがたった1めいのため、厚生こうせい労働省ろうどうしょうつくったあん追認ついにんする形式けいしき検討けんとうかいで、ほとんど厚生こうせい労働省ろうどうしょうあんえることができずにわりました。 かろうじて、現在げんざい吸引きゅういん利用りようしゃらせなくなるようなことにはならないように、政治せいじたすけをて、厚生こうせい労働省ろうどうしょうとの複数ふくすう障害しょうがいしゃ団体だんたい検討けんとうかいそとでの交渉こうしょうで、在宅ざいたく障害しょうがいしゃについてのみ研修けんしゅう時間じかんえるなどの特例とくれいあつかいをすることがまり、厚労省こうろうしょうあんまれました。施設しせつとうでは50あいだ追加ついか研修けんしゅうなどが必須ひっすになりましたが、在宅ざいたく特定とくてい障害しょうがいしゃ介護かいごをするヘルパーには従来じゅうらいからの重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご研修けんしゅう(20あいだ)のなか研修けんしゅうをすればいという方法ほうほうになりました(実習じっしゅうについてはまだ交渉こうしょう決着けっちゃく)。

 以下いかは、制度せいど改正かいせい結論けつろんだい4かい(8がつ9にち)の検討けんとうかい記録きろく抜粋ばっすいです。山井やまい政務せいむかん座長ざちょう発言はつげん参照さんしょうしてください。

(NPO法人ほうじん地域ちいきケアさぽーと研究所けんきゅうじょ下川しもかわ和洋かずひろ傍聴ぼうちょう報告ほうこくより抜粋ばっすい

厚生こうせい労働省ろうどうしょう吸引きゅういん検討けんとうかいだいかい(8/9)傍聴ぼうちょう報告ほうこく

 人工じんこう呼吸こきゅうけた当事とうじしゃ方々かたがたがたくさん参加さんかされておりました。冒頭ぼうとう山井やまい政務せいむかんから挨拶あいさつがあり、そのなかでこの検討けんとうかい性質せいしつけにかんする興味深きょうみぶか発言はつげんがありました。すなわち、
@高齢こうれいしゃたいしては、研修けんしゅうとう一定いってい条件じょうけんもとに、対象たいしょうしゃだれにでも対応たいおうしていシステム
A障害しょうがいしゃ難病なんびょうほうには、現在げんざい個別こべつせいたか研修けんしゅうもと対応たいおうしていくシステム
の2本立ほんだてでかんがえていくという主旨しゅしでした。このけんについて、厚労省こうろうしょう担当たんとうしゃからは、以前いぜんにもその主旨しゅし説明せつめいしたとうことですが、委員いいんにも唐突とうとつかんじがしたのかいくつも質問しつもんされていました。

 そのはなしつづいて、吸引きゅういんとう行為こういとするのかしないのか、だれでもみとめるのか、メディカルコントロールに必要ひつようせいなどについて議論ぎろんがありました。座長ざちょうからは、「現在げんざい地域ちいきなかまれている内容ないよう生活せいかつ低下ていかこすようなことはしないと再三さいさん確認かくにんしてきた。」、「行為こうい行為こういでないものと単純たんじゅん二分にぶんできない状況じょうきょうがある。一定いっていのメディカルコントロールが必要ひつよう日常にちじょうてきなケア(=医療いりょうてきケア)という類型るいけい必要ひつようである。」という主旨しゅし発言はつげんがありました。この議論ぎろんだけで1あいだぐらいかけていました。(以下いかりゃく

 障害しょうがいしゃ団体だんたい厚生こうせい労働省ろうどうしょう座長ざちょうへのはたらきかけで、現在げんざい通知つうちされていない、吸引きゅういんけいかん栄養えいよう以外いがい医療いりょうてきケア(医療いりょう類似るいじ行為こうい)が在宅ざいたくおこなわれ、そのうえおおくの障害しょうがいしゃ地域ちいき社会しゃかい参加さんかしてらしていることなどが理解りかいされたうえでの、座長ざちょう発言はつげんだとおもわれます。

高齢こうれいしゃけ(特定とくてい多数たすう)と障害しょうがいしゃけ(特定とくていけ)でべつ仕組しくみに

 この検討けんとうかい結論けつろんは、3がつ以降いこうおこなわれる実証じっしょう実験じっけんけて、ほう改正かいせい予定よていされていますが、そのさいには、高齢こうれいしゃ施設しせつなどむけの仕組しくみである、特定とくてい多数たすう対象たいしょう吸引きゅういんけいかん栄養えいようおこな場合ばあい追加ついか50あいだ研修けんしゅう演習えんしゅう実習じっしゅう)と、在宅ざいたく障害しょうがいしゃけの特定とくてい障害しょうがいしゃ対象たいしょう吸引きゅういんけいかん栄養えいようおこな場合ばあい重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご研修けんしゅう時間じかんないでの研修けんしゅう演習えんしゅう実習じっしゅう)とのふたつにかれます。(つぎページのおもて参照さんしょう
 また、吸引きゅういんけいかん栄養えいようはなから・ろう・ちょうろう)以外いがいは、従来じゅうらいどおり、医師いしほう17じょうにも通知つうちにもなに行為こういかをいてないのでグレーゾーンとして障害しょうがいしゃ団体だんたいとう事業じぎょうしょとうだけがかく団体だんたい独自どくじ責任せきにんおこなうしかありません。

  高齢こうれいしゃ施設しせつなどむけ)特定とくてい多数たすう対象たいしょうとする場合ばあい 在宅ざいたく障害しょうがいしゃけ)特定とくてい障害しょうがいしゃ対象たいしょうとする場合ばあい
吸引きゅういんけいかん栄養えいよう 追加ついか50あいだ研修けんしゅう演習えんしゅう実習じっしゅうをへて実施じっしあらたに法制ほうせい 重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご研修けんしゅう(20あいだ)のなかでの研修けんしゅう追加ついか時間じかんなし)と演習えんしゅう実習じっしゅうをへて実施じっしあらたに法制ほうせい
摘便など、上記じょうき以外いがい医療いりょうてきケア   従来じゅうらいどおり、医師いしほう17じょうにも通知つうちにもなに行為こういかをいてないのでグレーゾーンとして障害しょうがいしゃ団体だんたいとう重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご事業じぎょうしょとうだけがおこな

 なお、在宅ざいたく障害しょうがいしゃ吸引きゅういんとう場合ばあい追加ついか50あいだ研修けんしゅう義務付ぎむづけられるのはけられましたが、演習えんしゅう実習じっしゅうはこれから検討けんとうされるモデル事業じぎょう決定けっていされます。そのため、この交渉こうしょう終了しゅうりょうしていません。
 家族かぞくおこなえる医療いりょうてきケアは、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごのような、家族かぞくよりもなが介護かいごするヘルパーなら、家族かぞく同様どうよう上手うまくなるまでなんでも練習れんしゅうするので、訪問ほうもん看護かんごよりもはるかに安全あんぜん医療いりょうてきケアがおこなえます。(通常つうじょう重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごでは1かい時間じかん以上いじょうしゅう40あいだほど1にんのヘルパーが介護かいごはいります)。
 在宅ざいたく医療いりょうてきケアを使つかってらす重度じゅうど障害しょうがいしゃにとっては、現状げんじょう仕組しくみから研修けんしゅうなどを強化きょうかされるとヘルパーがりなくなり、いのちかかわります。
 今後こんご全国ぜんこくみなさんで議員ぎいんとうへのはたらきかけとうにご協力きょうりょくください。


 ページから、8がつにち検討けんとうかいされた厚生こうせい労働省ろうどうしょうあん原文げんぶん抜粋ばっすいを3ページ掲載けいさいします。そのに、ALSの当事とうじしゃ委員いいんである橋本はしもとみさお提出ていしゅつ資料しりょうなかから注目ちゅうもくすべき情報じょうほう掲載けいさいします。

8がつ9にち 資料しりょう1
介護かいご職員しょくいんとうによるたんの吸引きゅういんとう実施じっしのための制度せいどかた
についての今後こんご議論ぎろんすすかたおよ具体ぐたいてき方向ほうこう修正しゅうせいあん

 U 制度せいどかた具体ぐたいてき方向ほうこう
対象たいしょうとする範囲はんいについて
(1)介護かいご職員しょくいんとう実施じっしできる行為こうい範囲はんい
○ これまで運用うんようにより許容きょようされていた範囲はんい縮小しゅくしょうされないよう配慮はいりょするとともに、制度せいど迅速じんそく実施じっし実現じつげんする観点かんてんから、まずは、これまで運用うんようにより許容きょようされてきた範囲はんい制度せいど対象たいしょうとする。
・ たんの吸引きゅういん口腔こうくうない鼻腔びこうない気管きかんカニューレ内部ないぶ
口腔こうくうないについては、咽頭いんとう手前てまえまでを限度げんどとする。
けいかん栄養えいようろう、ちょうろう、けいはな
ろう・ちょうろうの状態じょうたい確認かくにんけいはなけいかん栄養えいようのチューブ挿入そうにゅう状態じょうたい確認かくにんは、看護かんご職員しょくいんおこなう。

上記じょうき整理せいりは、将来しょうらいてき対象たいしょう行為こうい範囲はんい拡大かくだいみちざすものではない。

上記じょうき範囲はんい行為こういであっても、ターミナルであることや状態じょうたいぞう変化へんかとうにより介護かいご職員しょくいんとう実施じっしすることにてきさない事例じれいもあることから、介護かいご職員しょくいんとう実施じっし可能かのうかどうかについては、個別こべつに、医師いし判断はんだんするものとする。

(2)実施じっし可能かのうである介護かいご職員しょくいんとう範囲はんい
一定いってい追加ついかてき研修けんしゅう修了しゅうりょうした介護かいご職員しょくいんとう介護かいご福祉ふくし訪問ほうもん介護かいごいん保育ほいくその介護かいご職員しょくいんとし、特別とくべつ支援しえん学校がっこうにあっては教員きょういんふくるものとする。)とする。

(3)実施じっし可能かのうである場所ばしょとう範囲はんい
一定いっていのニーズはあるが、看護かんご職員しょくいんだけでは十分じゅうぶんなケアができない施設しせつとうとして、以下いか対象たいしょうとする。
介護かいご関係かんけい施設しせつ特別とくべつ養護ようご老人ろうじんホーム、老人ろうじん保健ほけん施設しせつ、グループホーム、
有料ゆうりょう老人ろうじんホームとう
障害しょうがいしゃ支援しえん施設しせつとう通所つうしょ施設しせつおよびケアホームをふくみ、医療いりょう機関きかんである
場合ばあいのぞく。)

特別とくべつ支援しえん学校がっこうについても、なお検討けんとうすすめる。

○ いずれの場合ばあいについても、医療いりょうしょく介護かいごしょくとう適切てきせつ連携れんけいきょうはたらけ可能かのう場合ばあいみとめることとする。

在宅ざいたくにおいても、医療いりょうしょく介護かいごしょくとう適切てきせつ連携れんけいきょうはたらけ可能かのう訪問ほうもん介護かいご事業じぎょうしょ訪問ほうもん看護かんご事業じぎょうしょ連携れんけいきょうはたらけする場合ばあいふくむ。)が実施じっしできるものとする。

安全あんぜん確保かくほ措置そちについて
(1)医師いし看護かんご職員しょくいん介護かいご職員しょくいんとうとの連携れんけい体制たいせい確保かくほとう要件ようけんについて
現行げんこう運用うんようによる対応たいおうまえ、下記かきのような要件ようけん設定せっていする方向ほうこう検討けんとうする。
本人ほんにん家族かぞく同意どうい
医療いりょうしょくとの適切てきせつ役割やくわり分担ぶんたん継続けいぞくてき連携れんけいきょうはたらけ
関係かんけいしゃによる連携れんけい体制たいせい整備せいび
・ マニュアル・記録きろく整備せいび
緊急きんきゅう対応たいおう手順てじゅん訓練くんれん実施じっしとう

施設しせつ研修けんしゅうとう監督かんとく、サービス提供ていきょう体制たいせい整備せいびなど、行政ぎょうせい関与かんよのありかたについてもつづ議論ぎろんおこなう。

(2)教育きょういく研修けんしゅうかたについて
介護かいご福祉ふくしふくめ、一定いってい追加ついかてき研修けんしゅうとうおこなったものかぎみとめるものとする。

教育きょういく研修けんしゅうについては、基本きほん研修けんしゅうおよ実地じっち研修けんしゅうとし、実地じっち研修けんしゅうについては可能かのうかぎ施設しせつ在宅ざいたくとう現場げんばおこなうものとする。なお、介護かいご療養りょうようがた医療いりょう施設しせつにおいて、実地じっち研修けんしゅうおこなうことも可能かのうとする。

○ ケアの安全あんぜんせい前提ぜんていとし、現場げんば対応たいおう可能かのうなカリキュラムとする。

知識ちしき技術ぎじゅつ修得しゅうとくには個人こじんがあることを考慮こうりょし、研修けんしゅう効果こうか評価ひょうかおこない、評価ひょうか結果けっかまえ必要ひつよう対応たいおうおこなうものとする。

特定とくてい多数たすうもの対象たいしょうとする安全あんぜんせい標準ひょうじゅんとするが、特定とくていもの対象たいしょうとする場合ばあいはこれと区別くべつしてあつかうものとする。
編集へんしゅう注釈ちゅうしゃく:ここは在宅ざいたく障害しょうがいしゃけの制度せいどべつ基準きじゅんかんがえるという意味いみ

教育きょういく研修けんしゅうについては、介護かいご職員しょくいんとう既存きそん教育きょういく研修けんしゅうれきとう考慮こうりょすることができるものとする。


試行しこう事業じぎょうについて
上記じょうき制度せいどのありかた具体ぐたいてき方向ほうこうとうまえ、特定とくてい多数たすうもの対象たいしょう
し、また、試行しこう事業じぎょうとしてより慎重しんちょう対応たいおう必要ひつようとの観点かんてんから、べつ資料しりょう
とおりする。

具体ぐたいてき制度せいど教育きょういく研修けんしゅうのありかたについては、試行しこう事業じぎょう実施じっしじょうきょうまえ、さら検討けんとうおこなう。


厚労省こうろうしょう資料しりょう抜粋ばっすい以上いじょう


ALS当事とうじしゃ 橋本はしもと委員いいん提出ていしゅつ資料しりょうより

東京とうきょう都内とない在宅ざいたく人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃ249にん過半数かはんすうがCILとALSの団体だんたいからの支援しえん生活せいかつしているという実態じったい調査ちょうさ資料しりょう
 現状げんじょう重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご研修けんしゅう仕組しくみのなかですでに充分じゅうぶん体制たいせいおこなわれているという説明せつめい資料しりょうです。

東京とうきょうにおける重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご従業じゅうぎょうしゃによる吸引きゅういんけいかん栄養えいようとう介護かいごサービスの状況じょうきょう
(2010ねんがつ30にちからの1週間しゅうかんについての調査ちょうさ

NPO法人ほうじんさくらかい

この資料しりょうは、都内とない障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんほう重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごサービスを実施じっししている事業じぎょうしょのうち、医療いりょうてきケアを実施じっししている28事業じぎょうしょ(CIL9団体だんたい、さくらかい19事業じぎょうしょ)にたいする電話でんわおよびアンケート調査ちょうさ集計しゅうけい結果けっか中間なかま報告ほうこく)です。
 さくらかいともかいとは、NPO法人ほうじんさくらかい重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご従業じゅうぎょうしゃ養成ようせい研修けんしゅう委託いたくしている都内とない近県きんけん介護かいご事業じぎょうしょ現在げんざい25事業じぎょうしょ)のあつまりです。在宅ざいたく人工じんこう呼吸こきゅう療法りょうほうひと重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご従業じゅうぎょうしゃ派遣はけんしています。 
CIL(自立じりつ生活せいかつセンター)事業じぎょうしょは、障害しょうがい当事とうじしゃ運営うんえいし、障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんほうもとづいた長時間ちょうじかん介助かいじょサービスをおもにおこなっています。

1、介護かいご職員しょくいんすう利用りようしゃすう

  CIL さくらかいともかい 合計ごうけい
なんらかの医療いりょうてきケアを実施じっししている 210にん 365にん 575にん
介護かいご職員しょくいんすう ぜん介護かいご職員しょくいんすう 1,109にん 645にん 1,754にん
人工じんこう呼吸こきゅう装着そうちゃくしている重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご利用りようしゃすう 44にん 97にん 141にん

 

★ 東京とうきょう在宅ざいたく人工じんこう呼吸こきゅう装着そうちゃくしゃ249にんのうち、のべ141にんがCILとさくらかいともかい事業じぎょうしょ重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご利用りようしています。
★ 調査ちょうさ対象たいしょうの28事業じぎょうしょでは、およそ3にんに1にん介護かいご職員しょくいん医療いりょうてきケアを実施じっししています。
★ 短期間たんきかん研修けんしゅうシステムにより、介護かいご職員しょくいん増員ぞういん実現じつげんし、在宅ざいたく人工じんこう呼吸こきゅう療法りょうほう障害しょうがいしゃ長時間ちょうじかん介護かいごサービスをけられるようになり、自宅じたく安心あんしんしてらせるようになってきました。

2、現在げんざい重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご従業じゅうぎょうしゃ実施じっししている吸引きゅういんおよびけいかん栄養えいようとう利用りようしゃすう

(n=214)
 
CIL(n=44)
さくらかいともかい(n=170)
合計ごうけい
口腔こうくう吸引きゅういん 24にん 119にん 143にん
鼻腔びこう吸引きゅういん 10にん 104にん 114にん
気管きかん吸引きゅういん 28にん 109にん 137にん
けいかん栄養えいようはな 3にん 33にん 36にん
けいかん栄養えいようろう) 16にん 88にん 104にん
カフアシスト 9にん 25にん 34にん
人工じんこう呼吸こきゅう(NPPV) 16にん 12にん 28にん
人工じんこう呼吸こきゅう(TPPV) 24にん 104にん 128にん
その 9にん 4にん 13にん

※ CILについては重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご利用りようしゃのうち、人工じんこう呼吸こきゅう使用しようしているものについてのデータ。

3、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごサービス1にちあたりの提供ていきょう時間じかんすう利用りようしゃ分布ぶんぷじょうきょう

(n=377)
  CIL(n=207) さくらかいともかい(n=170) 合計ごうけい
〜4あいだまで 39にん 56にん 95にん
〜8あいだまで 50にん 32にん 82にん
〜12あいだまで 46にん 26にん 72にん
〜16あいだまで 32にん 26にん 58にん
〜24あいだまで 36にん 20にん 56にん
〜24時間じかん以上いじょう 4にん 10にん 14にん

4、常時じょうじ吸引きゅういん必要ひつよう利用りようしゃいちにんあたりのヘルパーのかず

(n=28)
  CIL さくらかいともかい 合計ごうけい
1〜5にん 3事業じぎょうしょ 3事業じぎょうしょ 6事業じぎょうしょ
5〜10にん 5事業じぎょうしょ 12事業じぎょうしょ 17事業じぎょうしょ
10〜15にん 4事業じぎょうしょ 3事業じぎょうしょ 7事業じぎょうしょ
15にん以上いじょう 1事業じぎょうしょ 1事業じぎょうしょ 2事業じぎょうしょ

5、現在げんざい重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご従業じゅうぎょうしゃ養成ようせい研修けんしゅう講座こうざ20時間じかん医療いりょうてきケアにかんする講義こうぎはそのうちの講義こうぎあいだ実習じっしゅうあいだ)でヘルパー資格しかく取得しゅとくできますが、研修けんしゅう期間きかんながさはどうですか?

(n=28)
  CIL さくらかいともかい 合計ごうけい 割合わりあい
みじかすぎる 2事業じぎょうしょ 1事業じぎょうしょ 3事業じぎょうしょ 10.7%
ちょうどいい 6事業じぎょうしょ 18事業じぎょうしょ 24事業じぎょうしょ 85.7%
ながすぎる 1事業じぎょうしょ 0事業じぎょうしょ 1事業じぎょうしょ 3.6%
その 0事業じぎょうしょ 0事業じぎょうしょ 0事業じぎょうしょ 0.0%

6、医療いりょうてきケア研修けんしゅうかた実際じっさい: 医師いし看護かんごとの連携れんけいはどのようにして、とれていますか?

 
CIL
さくらかいともかい
合計ごうけい
割合わりあい
連絡れんらくノートの作成さくせい
7事業じぎょうしょ
19事業じぎょうしょ
26事業じぎょうしょ
92.9%
診療しんりょうしょ訪問ほうもん看護かんごSTの24あいだ体制たいせい
5事業じぎょうしょ
16事業じぎょうしょ
21事業じぎょうしょ
75.0%
定期ていきてきなカンファレンスの実施じっし
4事業じぎょうしょ
13事業じぎょうしょ
17事業じぎょうしょ
60.7%
合同ごうどうでの勉強べんきょうかい研修けんしゅうかい実施じっし
4事業じぎょうしょ
13事業じぎょうしょ
17事業じぎょうしょ
60.7%
看護かんごとヘルパーが同時どうじにケアをして技術ぎじゅつ共有きょうゆうする
5事業じぎょうしょ
14事業じぎょうしょ
19事業じぎょうしょ
67.9%
利用りようしゃたくでのイベント開催かいさいなどによる交流こうりゅう
1事業じぎょうしょ
8事業じぎょうしょ
9事業じぎょうしょ
32.1%
懇親こんしんかいなど仕事しごと以外いがいでの交流こうりゅう
1事業じぎょうしょ
8事業じぎょうしょ
9事業じぎょうしょ
32.1%
その
0事業じぎょうしょ
0事業じぎょうしょ
0事業じぎょうしょ
0.0%
医療いりょうてきケアにかんする書類しょるい同意どういしょ作成さくせいをしている
8事業じぎょうしょ
17事業じぎょうしょ
25事業じぎょうしょ
89.3%

★ 地域ちいき医療いりょう基盤きばん整備せいびすすんだ東京とうきょう西北せいほく地域ちいきでは、医療いりょう介護かいご連携れんけいすすんでいます。

7、介護かいご職員しょくいんによる医療いりょうてきケアが法令ほうれいさだめられていないことについてどうおもいますか?

 
CIL
さくらかいともかい
合計ごうけい
割合わりあい
不安ふあんである
0事業じぎょうしょ
12事業じぎょうしょ
12事業じぎょうしょ
42.9%
不安ふあんではない
9事業じぎょうしょ
2事業じぎょうしょ
11事業じぎょうしょ
39.3%
かんがえていない
1事業じぎょうしょ
3事業じぎょうしょ
4事業じぎょうしょ
14.3%

★ ALSの利用りようしゃおおいさくらかいともかい事業じぎょうしょは、63%が不安ふあんであるとの回答かいとうせています。
利用りようしゃわか独居どっきょしゃおおく、事前じぜん自立じりつ生活せいかつプログラムを実施じっししているCILでは、90%が不安ふあんがないとの回答かいとうせています。

  CIL さくらかいともかい 合計ごうけい 割合わりあい
ヘルパーの仕事しごととして法律ほうりつ位置付いちづけてほしい 7事業じぎょうしょ 9事業じぎょうしょ 16事業じぎょうしょ 57.1%
ヘルパーの仕事しごととして法律ほうりつ位置付いちづけないでほしい 1事業じぎょうしょ 5事業じぎょうしょ 6事業じぎょうしょ 21.4%
医者いしゃ責任せきにんをはっきりさせてほしい 2事業じぎょうしょ 5事業じぎょうしょ 7事業じぎょうしょ 25.0%
看護かんご責任せきにんをはっきりさせてほしい 2事業じぎょうしょ 3事業じぎょうしょ 5事業じぎょうしょ 17.9%
利用りようしゃ責任せきにんをはっきりさせてほしい 7事業じぎょうしょ 9事業じぎょうしょ 16事業じぎょうしょ 57.1%
ヘルパーの責任せきにんをはっきりさせてほしい 4事業じぎょうしょ 4事業じぎょうしょ 8事業じぎょうしょ 28.6%
事業じぎょうしょ責任せきにんをはっきりさせてほしい 3事業じぎょうしょ 6事業じぎょうしょ 9事業じぎょうしょ 32.1%
加算かさんをつけたり、単価たんかげたりしてほしい 7事業じぎょうしょ 12事業じぎょうしょ 19事業じぎょうしょ 67.9%
医療いりょうてきケア研修けんしゅう義務ぎむしてほしい 5事業じぎょうしょ 5事業じぎょうしょ 10事業じぎょうしょ 35.7%
医療いりょうてきケア研修けんしゅう義務ぎむしないでほしい 6事業じぎょうしょ 4事業じぎょうしょ 10事業じぎょうしょ 35.7%
地域ちいき医療いりょう連絡れんらく体制たいせいをしっかりしてほしい 5事業じぎょうしょ 12事業じぎょうしょ 17事業じぎょうしょ 60.7%
家族かぞくたいする指導しどう教育きょういくをしっかりしてほしい 2事業じぎょうしょ 10事業じぎょうしょ 12事業じぎょうしょ 42.9%
医療いりょうてきケアのできる介護かいごしょく資格しかくさだめてほしい 2事業じぎょうしょ 3事業じぎょうしょ 5事業じぎょうしょ 17.9%
その 0事業じぎょうしょ 0事業じぎょうしょ 0事業じぎょうしょ 0.0%

ページからはおなじくALS当事とうじしゃ橋本はしもとみさお委員いいん提出ていしゅつ資料しりょうより、人工じんこう呼吸こきゅうをつけたおやかい(バクバクのかい)の大臣だいじんとうへの要望ようぼうしょです。とても参考さんこうになる内容ないようふくまれていますので、抜粋ばっすいして掲載けいさいします。

添付てんぷ資料しりょう1】

2010ねんがつ18にち

内閣ないかく特命とくめい担当たんとう大臣だいじん 荒井あらい さとし さま
厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじん ちょうつま あきら さま
文部もんぶ科学かがく大臣だいじん 川端かわばた 達夫たつお さま
衆議院しゅうぎいん議長ぎちょう 横路よこみち 隆弘たかひろ さま
参議院さんぎいん議長ぎちょう 江田えだ 五月さつき さま

人工じんこう呼吸こきゅうをつけたおやかい(バクバクのかい
会長かいちょう 大塚おおつか 孝司たかし
医療いりょうてきケア連絡れんらく協議きょうぎかい 代表だいひょう 折田おりた すずか
岸本きしもと あや

在宅ざいたくおこなっている「医療いりょう類似るいじ行為こうい」(医療いりょうてきケア)を 「生活せいかつ支援しえん行為こうい」としてすべての介護かいごしゃ教職員きょうしょくいん実施じっしできる 体制たいせい整備せいびもとめる緊急きんきゅう要望ようぼうしょ

  日頃ひごろより、人権じんけん福祉ふくしづくりをすすめられていることに敬意けいいあらわし、感謝かんしゃ もうげます。
 わたしたちは、地域ちいき社会しゃかいなかで、日常にちじょう生活せいかつにおいて「医療いりょうてきケア」を必要ひつようとし ながら日々ひび生活せいかつしている当事とうじしゃ当事とうじしゃ団体だんたい家族かぞく医師いし看護かんご教員きょういん介護かいごしゃとう関係かんけい個人こじん団体だんたいあつまり、「医療いりょうてきケア」を必要ひつようとする人々ひとびと安全あんぜん安心あんしん生活せいかつおくることを保障ほしょうされ、地域ちいき社会しゃかいなかであたりまえに自立じりつしてなま きられるよう、「医療いりょうてきケア」にかんするしょ問題もんだい解決かいけつしていくためにちからわ せんでいます。どんな障害しょうがいがあっても、日本国にっぽんこく憲法けんぽう25じょううたわれて いるように「健康けんこう文化ぶんかてき最低さいてい限度げんど生活せいかついとな権利けんり」をゆうしています。よ って、必要ひつようなケアは当然とうぜんのこととして、必要ひつようなだけみとめられなければなりま せん。
 ぜん政権せいけんでは、医師いしほうだい17じょうの「医師いしでなければ医業いぎょうをしてはならない」 とする一文いちぶんにより、当事とうじしゃ家族かぞくおこなえる「医療いりょうてきケア」さえも、たんの吸引きゅういん 以外いがいは、ホームヘルパーとう福祉ふくししょく教育きょういくしょくなど、障害しょうがいしゃ高齢こうれいしゃ難病なんびょうしゃとう生活せいかつ身近みぢかささえるひとでさえおこなうことはできないとされてきました。在宅ざいたくし て当事とうじしゃ家族かぞくおこな時点じてんで、行為こうい区別くべつして「医療いりょうてきケア」という言葉ことばまれたにもかかわらず、やはり法的ほうてきには行為こうい一環いっかんでありだれもがケアをくだり うことが出来できないので、地域ちいき生活せいかつする、また、どもたちが地域ちいき学校がっこうつう がくするといった、「健康けんこう文化ぶんかてき最低さいてい限度げんど生活せいかついとな権利けんり」が剥奪はくだつされて きました。日々ひび生活せいかつは、当事とうじしゃ家族かぞくともギリギリのところでおくらざるを ない状況じょうきょうにあることはご承知しょうちとおりで、すでみずからの家族かぞくいたらしめるとう悲惨ひさん事例じれい報告ほうこくされています。
 2005ねんがつに、「在宅ざいたくにおけるALS以外いがい療養りょうよう患者かんじゃ障害しょうがいしゃたいする たんの吸引きゅういん取扱とりあつかいにかんするまとめ」という通知つうち厚生こうせい労働省ろうどうしょう政局せいきょくよりさ れました。この通知つうちでは、2003ねんの「ALS患者かんじゃ」に限定げんていされていた「 かんカニューレないのたんの吸引きゅういんかぎり」、「当面とうめんやむをない措置そちとしてヘルパ ーにみとめる」というものを、ALS患者かんじゃ限定げんていせず吸引きゅういん必要ひつようとするひとすべて に拡大かくだいされました。しかし、対象たいしょう行為こういがたんの吸引きゅういん限定げんていされており、それ以 がいの「医療いりょうてきケア」がまった検討けんとうされておらず、たんの吸引きゅういんかんする見直みなおしもくだり われていません。当事とうじしゃ生活せいかつ実態じったいまった直視ちょくしされていません。早急そうきゅうにすべて のケアについて、家族かぞくだけでかかえなくてもよい体制たいせい整備せいび必要ひつようです。通常つうじょうのケ ア・生活せいかつ支援しえん行為こういでなければ、一人ひとりひとりが人間にんげんあたいする生活せいかついとなむことがで きません。また、2003ねん以降いこうヘルパーによるたんの吸引きゅういんおこなわれるように なり、医療いりょう資格しかくしにかかわらず日常にちじょうかかわっているひとによる介護かいごが、当事とうじ しゃにとって一番いちばん安全あんぜん安心あんしんできる介護かいごだと、わたしたちは実証じっしょうしてきました。むし ろ、医療いりょう従事じゅうじしゃのいる病院びょういん施設しせつでのトラブルが続発ぞくはつしています。そこで、抜 ほんてき解決かいけつさく策定さくていしていただきたく、以下いかてんについて要望ようぼういたします。

要望ようぼう項目こうもく

1.病院びょういん以外いがいおこなっている「医療いりょうてきケア」には、呼吸こきゅう管理かんり人工じんこう呼吸こきゅう操作そうさくち鼻腔びこう気管きかんないのたんの吸引きゅういん気管きかんカニューレの交換こうかん酸素さんそ投与とうよ・パルスオキシメーターの着脱ちゃくだつとう)、水分すいぶん栄養えいよう管理かんりけいかん栄養えいようチューブの挿入そうにゅう注入ちゅうにゅう抜去ばっきょ、IVHの管理かんりとう)、服薬ふくやく管理かんり座薬ざやく挿入そうにゅう・インシュリン投与とうよとう)、じょくそうの手当てあてとう排泄はいせつ管理かんりしるべ尿にょう留置とめおきカテーテルの管理かんり、摘便、人工じんこう肛門こうもん処置しょちとうとうがあります。在宅ざいたくおこなえるケアはすべて、行為こういではなく「生活せいかつ支援しえん行為こうい」として、すべての介護かいごしゃ教職員きょうしょくいん実施じっしできるようにしてください。

2.必要ひつようなケアを、「生活せいかつ支援しえん行為こうい」として安全あんぜん実施じっしできるように、介護かいごしゃ教職員きょうしょくいん公的こうてき研修けんしゅう制度せいど確立かくりつしてください。

3.「いのちをまもりたい」という施政しせい方針ほうしんであるあたらしい政権せいけんにより、あらたな人権じんけん福祉ふくし枠組わくぐみづくりがすすめられるよう、つよ要望ようぼうします。

以上いじょう

添付てんぷ資料しりょう2】
2010/08/09
介護かいご職員しょくいんとうによるたんの吸引きゅういんとう実施じっしのための制度せいどかたかんする検討けんとうかい検討けんとう委員いいんのみなさんへ

人工じんこう呼吸こきゅうをつけて地域ちいきらすどもたちからの意見いけん
人工じんこう呼吸こきゅうをつけたおやかい(バクバクのかい

折田おりたすずかさんより(大阪おおさか箕面みのお)
わたしは、生後せいごヶ月かげつから24あいだ人工じんこう呼吸こきゅうをつけて生活せいかつしています。21さいになりました。現在げんざいしゅうにち親元おやもとはなれて、ヘルパーさんのサポートで自立じりつ生活せいかつおくっています。
気管きかんない吸引きゅういんをはじめ生活せいかつしていくうえ必要ひつようなケアはすべてヘルパーさんにしてもらっています。必要ひつよう医療いりょうてきケアをヘルパーさんにしてもらうことによって安心あんしん安全あんぜん生活せいかつおくっています。
けいかん栄養えいようのチューブをつなぐ」ことが、看護かんごさんでないといけないとなると、自由じゆう生活せいかつおくれません。食事しょくじ水分すいぶん補給ほきゅうなどはいちにち合計ごうけいかいになります。また、ずっといえにいるのではなく、外出がいしゅつもします。そのたびに、看護かんごさんがけいかん栄養えいようを…というのは不可能ふかのうだとおもいます。
たんの吸引きゅういんけいかん栄養えいようのチューブをはずすなどという一部いちぶ医療いりょうてきケアだけを介護かいごしょくみとめるのではなく、必要ひつよう医療いりょうてきケアすべてをできるようになってしいです。
わたしたちも医療いりょうてきケア講習こうしゅうかい開催かいさいしていますが、研修けんしゅう時間じかんは、医療いりょうてきケアの基礎きそ知識ちしき実習じっしゅうあわせて4あいだですが、基本きほんてきなことはそれで十分じゅうぶん理解りかいしてもらえます。は、個別こべつ研修けんしゅうかさねるしかありません。在宅ざいたくでの医療いりょうてきケアは、個別こべつせいたかく、個別こべつ研修けんしゅう重視じゅうしした、研修けんしゅう体制たいせい必要ひつようです。

岸本きしもと あやさんより(大阪おおさか箕面みのお)
ヘルパーさん2めい介助かいじょで、いえからて「ポムハウス」で折田おりたすずかさんとルームシェアをして2人ふたりらしています。おやがいてもいなくても、そんなことに関係かんけいなく、わたしわたし生活せいかつをしています。
吸引きゅういんはもちろん、すべわたしのケアをっていて、わたし気持きもちをわかってくれるヘルパーさんがいると安心あんしんです。
わたし入院にゅういんしたり、施設しせつはいっては生活せいかつできません。24あいだ必要ひつようなときに必要ひつようなケアをすぐにしてくれるヘルパーさんがはたにいるらし…地域ちいきであたりまえにきなことをして、これからもらしていきたいです。
研修けんしゅう時間じかんを50あいだにするあんがあるとか…。そんな研修けんしゅう必要ひつようないかとおもいます。基礎きそてき知識ちしきまなびと、あとは当事とうじしゃのケアをどうするのか個別こべつまねべばよいとおもいます。けいかん栄養えいようをつなぐのは看護かんごでなければならないとするのも、あまりにも生活せいかつ実態じったいとかけはなれています。
もっともっとわたしたちのように地域ちいきらしている当事とうじしゃ実態じったい調しらべてください。そして、地域ちいきらすためのハードルをあげるのではなく、げる方向ほうこうでいろんな意見いけんいて、もっと討論とうろんふかめてください。わたしたちらしをまもるための検討けんとうかいであってほしいです。

佐藤さとう 有未ゆみめぐみさんより(大阪おおさか)
わたしは 23 さいです。0 さいのときから 24 あいだ人工じんこう呼吸こきゅうをつけています。3さいから在宅ざいたく家族かぞく生活せいかつしてきました。
在宅ざいたくしてからの20ねん家族かぞく、ヘルパーさん、学校がっこうでは教師きょうしが、吸引きゅういんをはじめ生活せいかつにかかわるすべてのケアをしてくれ、いままでやってきました。医療いりょうしゃでない家族かぞく・ヘルパーさん・教師きょうしがケアしてきたことで、あぶないにあったことはありません。いつでもちかくにいるひとがすべてのケアをできるということは、すごく安心あんしんなことです。
わたし生活せいかつなかで、このケアは看護かんごしかしてはいけない、とか、吸引きゅういんだけはみとめるとか、こまかくめるのはやめてください。生活せいかつすべてを途切とぎれることなくケアしてもらえなければ、わたし自由じゆう生活せいかつできません。
みなさんも自分じぶん生活せいかつ想像そうぞうしてみてください。ごはんべたりおちゃするたびにいちいち看護かんごさんにきてもらわないといけない生活せいかつを。そんな不自由ふじゆう生活せいかつ想像そうぞうするだけでくらくなりませんか?
みなさんもわたしもおんなじ人間にんげんです。わたしだけ特別とくべつ生活せいかつをしないといけなくなるようなめごとをしないでください。生活せいかつすべてをうけいれるような改革かいかく期待きたいします。
わたしは 7 がつから一人暮ひとりぐらしをはじめました。これからの生活せいかつゆめがふくらんでいます。どうかよろしくおねがいします。

平本ひらもと あゆみさんより(兵庫ひょうごけん尼崎あまがさき)
わたしは、24あいだ人工じんこう呼吸こきゅうをつけて生活せいかつしています。24さいです。地域ちいき保育園ほいくえんしょうなかだかかよいました。しょうなかだかの12年間ねんかん学校がっこうにいるあいだずっと、たんの吸引きゅういんけいかん栄養えいようがあるために、ちちっていました。そのちちが、4ねんまえくなりました。
現在げんざいそつえんした保育園ほいくえん講師こうしとしてったり、ものったり、映画えいがったり…と、はは同居どうきょしていますが、ほとんどヘルパーさんのサポートで生活せいかつおくっています。普段ふだん生活せいかつでは、バス・電車でんしゃとう公共こうきょう交通こうつう機関きかん移動いどうしています。新幹線しんかんせんとうで、旅行りょこうもします。わたし特定とくてい疾患しっかんたりませんし、わたしけんでは、訪問ほうもん看護かんご療養りょうようは、重度じゅうど障害しょうがいしゃ医療いりょう助成じょせい対象たいしょうになっていないため、訪問ほうもん看護かんご利用りようしていません。けれども、必要ひつようなケアをヘルパーさんにしてもらうことによって、安心あんしん安全あんぜん生活せいかつおくっています。
けいかん栄養えいようのチューブをつなぐ」ことが、看護かんごさんでないといけないとなると、自由じゆう生活せいかつおくれません。食事しょくじ水分すいぶん補給ほきゅうなどは、いちにち合計ごうけい 7 かいになります。外出がいしゅつちゅう旅行りょこうちゅうでもチューブをつなぐたびに、看護かんごさんの派遣はけん可能かのうなのでしょうか。
たんの吸引きゅういんけいかん栄養えいようのチューブをはずすなどという一部いちぶ医療いりょうてきケアだけを介護かいごしょくみとめるのではなく、必要ひつよう医療いりょうてきケアすべてをできるようになってしいです。
わたしのケアは、わたしのことを一番いちばんよくっている信頼しんらいできるれたヘルパーさんにしてしいです。

以下いかりゃく





さわがいしゃ制度せいど改革かいかく推進すいしん会議かいぎ報告ほうこく

 内閣ないかくおこなわれている、推進すいしん会議かいぎでは、6がつ下旬げじゅん移行いこう以下いか内容ないよう議論ぎろんしています。くわしくはHPを御覧ごらんください。


だい 15かい H22.06.28
だいいち意見いけんかんする結果けっか報告ほうこくについて
今後こんご検討けんとうすべき議題ぎだいとスケジュールについて

だい16かい H22.07.12
有識者ゆうしきしゃヒアリング( 司法しほうへのアクセスについて/ 虐待ぎゃくたい防止ぼうしについて/ 児童じどう権利けんりかんする条約じょうやくもとづき日本にっぽんから提出ていしゅつされた報告ほうこく審査しんさについて)
障害しょうがいのある女性じょせいについて

だい17かい H22.07.26
意見いけん交換こうかんとう文部もんぶ科学かがくしょう/教育きょういく関係かんけい団体だんたい

だい18かい H22.08.09
今後こんご推進すいしん会議かいぎすすかたとう

 このなかでも、とく注目ちゅうもくすべきことは、文部省もんぶしょう関係かんけいしゃうごきです。文部省もんぶしょうは、インクルーシブ(統合とうごう教育きょういく必死ひっしになって抵抗ていこうしています。
 かえしの政治せいじりょくあなどれません。官僚かんりょうやその天下あまくださきなどの組織そしきのロビーイングりょく障害しょうがいしゃ団体だんたいよりはるかにうえです。みなさんのロビー活動かつどうのご協力きょうりょくをおねがいします。大臣だいじん政務せいむかん民主党みんしゅとう政策せいさく調査ちょうさかいへ、ご自身じしん体験たいけん意見いけんをおおくりください。

障害しょうがいれん事務じむきょくFAXふぁっくすレター No.なんばー186 2010.8.9(つき)より転載てんさい

作業さぎょうチームの位置いちづけで沸騰ふっとう
だい18かい推進すいしん会議かいぎ障害しょうがいしゃ基本きほんほう改正かいせい議論ぎろんはいる―


作業さぎょうチームのありかたについて議論ぎろん白熱はくねつした。
がつにち(月)げつだい18かい推進すいしん会議かいぎおこなわれた。
前半ぜんはん総合そうごう福祉ふくし部会ぶかいから報告ほうこくがあり、今年ことしあきからななつの作業さぎょうチームを設置せっちし、児童じどう就労しゅうろう医療いりょうなど、総合そうごう福祉ふくしをこえる分野ぶんやについては、推進すいしん会議かいぎ合同ごうどう作業さぎょうチームをつくりたい、とした。
質問しつもんこたえるかたちで、東室ひがしむろちょうは「この3分野ぶんやについては、推進すいしん会議かいぎしたく」としたため、「はじめの提案ていあんとはちがう」「外部がいぶたいしてかりづらい」などの意見いけんがあがり、このけんについて相当そうとうおおくの時間じかんいた。

結局けっきょく総合そうごう福祉ふくしほう部会ぶかい固有こゆう部会ぶかい推進すいしん会議かいぎ委員いいんまじえた上記じょうきみっつの作業さぎょうチームの設置せっちについてネーミングをえることによって承認しょうにんした。

つづいて、障害しょうがいしゃ基本きほんほう改正かいせい総則そうそく部分ぶぶんについてのたたきだい担当たんとうしつよりあかりかにされた。これはだいいち意見いけんしょもとづいてつくったとのことである。
目玉めだまは、障害しょうがいしゃ定義ていぎについて社会しゃかいモデルの観点かんてんれるということと、障害しょうがい理由りゆうとする差別さべつ禁止きんしについて、合理ごうりてき配慮はいりょおこなわないことも差別さべつふくめるということである。
議論ぎろんでは、情報じょうほう・コミュニケーションの権利けんりをきちんと位置付いちづけてほしい、総論そうろんばかりではなく各論かくろんにおいても、様々さまざま権利けんりあかりかにし、それにもとづいた施策しさくあかりかにしていくことが課題かだいである、とする発言はつげんもあった。
また、前文ぜんぶんけるべきだ、とする意見いけんや、“予防よぼう”はいれるべきではないとする発言はつげんもあった。
さらに、差別さべつ禁止きんしについては、差別さべつ禁止きんしほうすうねんになるという見込みこみから、裁判さいばんには役立やくだたないというかんがかたでいいのか、という議論ぎろんもあった。

次回じかい9月くがつにち(月)げつ

 



推進すいしん会議かいぎ下部かぶかい 総合そうごう福祉ふくし部会ぶかい報告ほうこく

 7月しちがつ推進すいしん会議かいぎ総合そうごう福祉ふくし部会ぶかいでは、論点ろんてんABCがはなわれました。8月はちがつ検討けんとうかいでは、論点ろんてんDEFがはなわれます。


A ほう理念りねん目的もくてき範囲はんい
B 障害しょうがい範囲はんい
C 支給しきゅう決定けってい
 自己じこ決定けってい支援しえん相談そうだん支援しえん障害しょうがい程度ていど区分くぶん評価ひょうか役割やくわり
  ・支給しきゅう決定けっていプロセスとツールなど

D サービス体系たいけい
 生活せいかつ実態じったいそくした介助かいじょサービスとう社会しゃかい参加さんかサービス・地域ちいきでのまいの確保かくほ
  ・居住きょじゅうサポートについてほか
E 地域ちいき移行いこう
 地域ちいき移行いこう支援しえんならびにその法定ほうてい社会しゃかいてき入院にゅういんとう解消かいしょうなど
F 地域ちいき生活せいかつ資源しげん整備せいび
  長時間ちょうじかん介助かいじょ保障ほしょう義務ぎむてき経費けいひ国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんなど

G 利用りようしゃ負担ふたん
H 報酬ほうしゅう人材じんざい確保かくほとう
I そのほか


なお、あきからななつの作業さぎょうチームを設置せっちして議論ぎろんすることになっています。



北関東きたかんとうのAけん不服ふふく審査しんさ請求せいきゅうでB決定けっていけん

 弁護士べんごしてて障害しょうがいしゃ交渉こうしょう全面ぜんめんてき拒否きょひした全国ぜんこくはつのBけ、定形ていけい上限じょうげんもうけた支給しきゅう決定けってい基準きじゅんあやまりをけん指摘してき


 北関東きたかんとうのAけんでは、関東かんとう地方ちほう唯一ゆいいつ県内けんないに24あいだ重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご実施じっししている事例じれいがありません。AけんのBでは、支給しきゅう決定けってい基準きじゅん定型ていけいかんする上限じょうげん規定きていもうけており、定型ていけいでも1にち11あいだ上限じょうげんさだめていました。Bには24あいだ介護かいご必要ひつよう重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃCさんが1にんらししており、24あいだ介護かいご必要ひつようなことはBみとめていました。
 Cさんは制度せいど空白くうはくをボランティアでやりくりし、なん市役所しやくしょ出向でむいて課長かちょうなどに交渉こうしょうおこなっていましたが、は1にち11時間じかん以上いじょう支給しきゅう決定けっていしないとい、はないにおうじなくなり、ついには、なん市役所しやくしょ出向でむくCさんを業務ぎょうむ妨害ぼうがいをする人物じんぶつだと、弁護士べんごし市役所しやくしょとしての対応たいおう委託いたくしました。弁護士べんごしからCさんに「今後こんごへの要件ようけんはすべて弁護士べんごしとおすように」との内容ないよう証明しょうめい郵便ゆうびんおくられてきました。こんなことは全国ぜんこく自治体じちたいでもはつのことで、自治体じちたい対応たいおうとしては非常ひじょう問題もんだいがあります。
 Cさんはすうヶ月かげつ以上いじょう一切いっさいはなしができなくなってしまいましたが、全国ぜんこく団体だんたい情報じょうほう支援しえんけ、けん不服ふふく審査しんさ請求せいきゅうしました。その結果けっかけん決定けっていし、裁決さいけつしょ定形ていけい上限じょうげんもうけた支給しきゅう決定けってい基準きじゅんくに通知つうちあやまった解釈かいしゃくであって、上限じょうげんもうけてはいけないことを指摘してきしました。
 これをけて、即座そくざ支給しきゅう決定けってい基準きじゅんから定型ていけい上限じょうげん規定きてい削除さくじょし、同時どうじにCさんの支給しきゅうりょう大幅おおはばやしました。しかし、Cさんのはなし一切いっさいかずに支給しきゅう決定けっていあんつくって審査しんさかいしたため、24あいだ支給しきゅう決定けっていにはいたっていません。Cさんは弁護士べんごしつうじて交渉こうしょうもうんだところ、1あいだだけ交渉こうしょうおうじると回答かいとうました。前代未聞ぜんだいみもんのB対応たいおう今後こんご注目ちゅうもくされます。



過疎かそ自立じりつ生活せいかつセンターをつくりたい障害しょうがいしゃだい募集ぼしゅう過疎かそ対策たいさく助成じょせい貸付かしつけ実施じっし

自薦じせんヘルパー(パーソナルアシスタント制度せいど推進すいしん協会きょうかい

 全国ぜんこく各地かくち障害しょうがい当事とうじしゃ主体しゅたいてきにCIL(重度じゅうど障害しょうがいしゃ施設しせつ親元おやもとから地域ちいき自立じりつ生活せいかつできるように支援しえんする事業じぎょうたいうん動体どうたい)をげるための助成じょせい貸付かしつけ、さまざまな研修けんしゅう提供ていきょうしています。(通信つうしん研修けんしゅう宿泊しゅくはく研修けんしゅうわせた研修けんしゅうおこなっています)。エンパワメント(サービスを使つか障害しょうがいしゃ自身じしん社会しゃかいりょくなどをつける)方式ほうしき自立じりつ支援しえんサービスをおこないながら地域ちいき制度せいどえる運動うんどうおこなうという理念りねんにそった当事とうじしゃ団体だんたいつくるというほう研修けんしゅう受講じゅこうりょう無料むりょうです。研修けんしゅう参加さんか交通こうつう助成じょせいされます。内容ないようは、団体だんたい設立せつりつ方法ほうほう、24あいだ介助かいじょサービスと個別こべつ自立じりつプログラム、介護かいご制度せいど交渉こうしょう施設しせつとうからの自立じりつ支援しえん団体だんたい資金しきん計画けいかく経理けいり人事じんじ指定してい事業じぎょう運動うんどう理念りねんなどなど。通信つうしん研修けんしゅう参加さんかしゃ募集ぼしゅうしています。(通常つうじょう、CILのげには、古参こさんのCILでのすうねん研修けんしゅう勤務きんむ)が必要ひつようで、運動うんどう経験けいけん社会しゃかい経験けいけんがあるひとでも2ねんほどの研修けんしゅう時間じかんすう必要ひつようです。しかし、大都市だいとしからはなれた地域ちいきでCILをつくるためには、すう年間ねんかん勤務きんむ研修けんしゅうむずかしいため、地元じもと生活せいかつしつつ、通信つうしん研修けんしゅう合宿がっしゅく研修けんしゅう基礎きそまなんだのち実地じっちすこしずつちいさなCILをはじめながら、毎週まいしゅう連絡れんらくりつつ5〜10ねんほどかけてノウハウをおぼえて成長せいちょうしていく育成いくせい方法ほうほうおこなっています)。 くわしくはお問合といあわください。フリーダイヤル0120−66−0009(推進すいしん協会きょうかい団体だんたい支援しえん10〜22)へ。



全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかいのご案内あんない

介護かいご保険ほけんヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく保障ほしょう協会きょうかいから名称めいしょう変更へんこうしました)略称りゃくしょう広域こういき協会きょうかい
フリーダイヤル  0120−66−0009
フリーダイヤル FAXふぁっくす 0037−80−4446

2009ねんがつより重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご給与きゅうよに12%加算かさん手当てあて開始かいし条件じょうけんあり)
区分くぶん6むけ時給じきゅう1250えんほうは、加算かさんがつくと、+150えん時給じきゅう1400えんに。)

自分じぶん介助かいじょしゃ登録とうろくヘルパーにでき自分じぶん介助かいじょ専用せんよう使つかえます
対象たいしょう地域ちいき:47都道府県とどうふけん全域ぜんいき

介助かいじょしゃ登録とうろくさき事業じぎょうしょのみつからないほう相談そうだんください。いろいろな問題もんだい解決かいけつします。

 全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ介護かいごじん派遣はけん事業じぎょう自薦じせん登録とうろくヘルパーとおなじような登録とうろくのみのシステムを支援しえんヘルパー利用りようしゃ介護かいご保険ほけんヘルパー利用りようしゃむけに提供ていきょうしています。自分じぶん確保かくほした介助かいじょしゃ自分じぶん専用せんよう制度せいどじょうのヘルパー(自薦じせん登録とうろくヘルパー)として利用りようできます。介助かいじょしゃ人選じんせん介助かいじょ時間じかんたい自分じぶんめることができます。全国ぜんこくのホームヘルプ指定してい事業じぎょうしゃ運営うんえいする障害しょうがいしゃ団体だんたい提携ていけいし、全国ぜんこくでヘルパーの登録とうろくができるシステムを整備せいびしました。介助かいじょしゃ時給じきゅう求人きゅうじんしてひとあつまる金額きんがくにアップする個別こべつ相談そうだんシステムもあります。

利用りよう方法ほうほう
 広域こういき協会きょうかい 東京とうきょう本部ほんぶFAXふぁっくす郵送ゆうそう介助かいじょしゃ利用りようしゃ登録とうろくをすれば、翌日よくじつから障害しょうがい介護かいご保険ほけん自薦じせん介助かいじょサービスが利用りよう可能かのうです。東京とうきょう本部ほんぶからかくけん指定してい事業じぎょうしゃ業務ぎょうむ委託いたくおこないヘルパー制度せいど手続てつづきをります。各地かくち団体だんたいまりや給与きゅうよ体系たいけいとは関係かんけいなしに、広域こういき協会きょうかいせんもん条件じょうけんでまとめて委託いたくするかたちになりますので、すべての契約けいやく条件じょうけん広域こういき協会きょうかい本部ほんぶ利用りようしゃあいだ利用りようしゃこまらないようにはなってめます。ですから、わせ・もうみは東京とうきょう本部ほんぶ0120−66−0009におかけください。 介助かいじょしゃへの給与きゅうよ身体しんたい介護かいごがた時給じきゅう1500えん(1.5あいだ以降いこうは1200えん)(東京とうきょう周辺しゅうへんけん時給じきゅう1900えん。1.5あいだ以降いこうは1300えん)、家事かじがた1000えん重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご区分くぶんにより時給じきゅう1100(区分くぶん以下いか)・1250えん区分くぶん6)・1450えんさい重度じゅうど)が基本きほんですが、長時間ちょうじかん利用りよう場合ばあい求人きゅうじん広告こうこくして(広告こうこく費用ひよう助成じょせいあり)にん確保かくほできる水準すいじゅんになるよう時給じきゅうアップの相談そうだんります。(なお、2009ねんがつより重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごのヘルパーには12%の手当てあてを加算かさんします。(手当てあては、厚生こうせい年金ねんきんれない短時間たんじかんほうのみ。また、契約けいやく時間じかん120あいだ未満みまん利用りようしゃ介護かいごしゃ加算かさんがつきません)。介助かいじょしゃは1〜3きゅうヘルパー、介護かいご福祉ふくし看護かんご重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご研修けんしゅう修了しゅうりょうしゃなどのいずれかのほうである必要ひつようがあります。(3きゅう障害しょうがい制度せいどのみ。介護かいご保険ほけんにはれません)。重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごは、障害しょうがいしゃ新規しんき資格しかくしゃ求人きゅうじん広告こうこくとうして確保かくほし、2にちで20あいだ研修けんしゅう受講じゅこうしてもらえば介護かいごれます。

くわしくはホームページもごらんください http://www.kaigoseido.net/2.htm

2009ねん10がつよりさらに大幅おおはば時給じきゅうアップ(東京とうきょうブロックほか)

 

 補正ほせい予算よさんによる基金ききん事業じぎょう財源ざいげんに、2009ねん10がつより臨時りんじ手当てあてがつきます。各地かくちがくちがいますが、広域こういき協会きょうかい東京とうきょうブロック(東京とうきょう千葉ちばけん西部せいぶ埼玉さいたまけん南部なんぶ神奈川かながわけん北部ほくぶ山梨やまなしけん東部とうぶ)では、以下いかのように臨時りんじ手当てあてにより時給じきゅうがアップします。

<09ねん10がつ以降いこう時給じきゅう体系たいけい>(東京とうきょうブロック(東京とうきょう千葉ちばけん西部せいぶ埼玉さいたまけん南部なんぶ神奈川かながわけん北部ほくぶ山梨やまなしけん東部とうぶ))

重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごさい重度じゅうど 1830えん基本給きほんきゅう1450えん+保険ほけん手当てあて170えん(※2)+臨時りんじ手当てあて210えん
重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご区分くぶん6) 1610えん基本給きほんきゅう1250えん+保険ほけん手当てあて150えん(※2)+臨時りんじ手当てあて210えん
重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご区分くぶん以下いか 1440えん基本給きほんきゅう1100えん+保険ほけん手当てあて130えん(※2)+臨時りんじ手当てあて210えん
身体しんたい介護かいごがた(※1) 1.5hまで時給じきゅう2110えん基本給きほんきゅう1900えん+臨時りんじ手当てあて210えん
1.5h以降いこう時給じきゅう1510えん基本給きほんきゅう1300えん+臨時りんじ手当てあて210えん
家事かじ援助えんじょがた(※1) 時給じきゅう1210えん基本給きほんきゅう1000えん+臨時りんじ手当てあて210えん
介護かいご保険ほけん身体しんたい介護かいごがた(※1) 1.5hまで時給じきゅう2090えん基本給きほんきゅう1900えん+臨時りんじ手当てあて190えん
1.5h以降いこう1490えん(1300えん+臨時りんじ手当てあて190えん
介護かいご保険ほけん生活せいかつ援助えんじょがた(※1) 時給じきゅう1190えん基本給きほんきゅう1000えん+臨時りんじ手当てあて190えん

(※1)身体しんたい介護かいごがた3きゅうヘルパーやみなし資格しかくしゃはい場合ばあい時給じきゅうが70%(東京とうきょう地区ちく以外いがい場合ばあい1.5あいだまで1050えん、1.5あいだ以降いこう840えん)、家事かじ援助えんじょ生活せいかつ援助えんじょは90%(900えん)になります。

(※2)保険ほけん手当てあては、当会とうかい重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごを120h以上いじょう利用りようしている利用りようしゃのヘルパーのうち、社会しゃかい保険ほけん加入かにゅうしゃたいして支給しきゅうされます。常勤じょうきんの4ぶんの3以上いじょう稼動かどうして社会しゃかい保険ほけん加入かにゅうした場合ばあい手当てあて支給しきゅうはありません

 

自薦じせん介助かいじょしゃにヘルパー研修けんしゅう実質じっしつ無料むりょうけていただけます
求人きゅうじん広告こうこく助成じょせい・フリーダイヤルでの求人きゅうじん電話でんわ受付うけつけ代行だいこうなども実施じっし

 全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい利用りようしゃ登録とうろく介助かいじょしゃけに重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご研修けんしゅう開催かいさいしています。東京とうきょう会場かいじょうでは、緊急きんきゅうには希望きぼうわせて365にち毎日まいにち開催かいさい可能かのうで、2日間にちかん受講じゅこう完了かんりょうです。(東京とうきょう隣接りんせつけん利用りようしゃは1にちのみの受講じゅこうでOK。のこりは利用りよう障害しょうがいしゃ自身じしん自宅じたく研修けんしゅう可能かのうのため)。障害しょうがい身体しんたい介護かいごれる3きゅうヘルパー通信つうしん研修けんしゅう開催かいさいしています。通信つうしん部分ぶぶん(2週間しゅうかん)は自宅じたく受講じゅこうでき、通学つうがく部分ぶぶん東京とうきょうなどで3日間にちかん受講じゅこう可能かのう。3きゅう受講じゅこう身体しんたい介護かいごはいることができます。3きゅう重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご研修けんしゅう受講じゅこう一定いってい時間じかん規定きていによる時間じかんすう介護かいごはいったのち研修けんしゅう参加さんか東京とうきょうまでの交通こうつう宿泊しゅくはく求人きゅうじん広告こうこく全額ぜんがく助成じょせいします。(3きゅう身体しんたい介護かいご時給じきゅう3わりげんのため、はたらきながら2きゅうをとればその費用ひよう助成じょせい対象たいしょうです)。求人きゅうじん広告こうこく助成じょせい・フリーダイヤル求人きゅうじん電話でんわ受付うけつけ代行だいこうかならひとやとえる効果こうかてき広告こうこく方法ほうほうのアドバイスなども実施じっし

このような仕組しくみをつく運営うんえいしています
仕組み図

問合といあわせは TEL 0120−66−0009(通話つうわりょう無料むりょう)へ。受付うけつけ10〜22 
みなさんへおねがい:この資料しりょうおおくのほうにおらせください。 介護かいご保険ほけんヘルパー広域こういき自薦じせん

登録とうろく保障ほしょう協会きょうかい 発起人ほっきにん都道府県とどうふけんじゅん敬称けいしょうりゃく、2000ねん4がつ時点じてん

名前なまえ 所属しょぞく団体だんたいとう
花田はなた貴博たかひろ (ベンチレーター使用しようしゃネットワーク)
篠田しのだ たかし 自立じりつ生活せいかつ支援しえんセンター新潟にいがた
三澤みさわ りょう (DPI日本にっぽん会議かいぎ
中西なかにし正司せいじ  (DPIアジア評議ひょうぎ委員いいん/全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎかい
八柳やつやなぎ卓史たかし  ぜんさわ連関れんかんひがしブロック)
樋口ひぐち恵子けいこ  全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎかい
佐々木ささき信行のぶゆき (ピープルファースト東京とうきょう
加藤かとうしん規子のりこ 精神せいしん障害しょうがいしゃピアサポートセンターこらーる・たいとう)
横山よこやま晃久あきひさ  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい/HANDS世田谷せたがや
えきとめ俊樹としき  (NPO自立じりつ生活せいかつ企画きかく/NPO自立じりつ福祉ふくしかい
川元かわもと恭子きょうこ  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい/CIL小平こだいら
渡辺わたなべ正直まさなお  静岡しずおか市議しぎ)
名前なまえ 所属しょぞく団体だんたいとう
山田やまだ昭義あきよし  (DPI日本にっぽん会議かいぎ社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじんAJU自立じりついえ
斎藤さいとうまこと 名古屋なごや市議しぎ共同きょうどうれん社会しゃかい福祉ふくしほうわっぱのかい
尾上おがみ浩二こうじ  障害しょうがいしゃ総合そうごう情報じょうほうネットワーク)
森本もりもと秀治しゅうじ  共同きょうどうれん
村田むらた敬吾けいご  自立じりつ生活せいかつセンターほくせつ24)
光岡みつおかかおるあきら  特定とくてい営利えいり活動かつどう法人ほうじんすてっぷ)
栗栖くりす豊樹とよき  (CILてごーす)
佐々ささ和信かずのぶ  香川かがわけんすじ萎縮いしゅくせい患者かんじゃすくかい)
藤田ふじためぐみこう  土佐とさ在宅ざいたく重度じゅうど障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょうかんがえるかい
田上たうえささえろう  (NPO重度じゅうど障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協会きょうかい

全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかい自薦じせん利用りようについてのQ&Aきゅーあんどえー 求人きゅうじん広告こうこく費用ひよう助成じょせい・ヘルパー研修けんしゅう費用ひよう交通こうつう宿泊しゅくはく助成じょせい

 自薦じせんヘルパーの確保かくほは、みなさん、どうしているのでしょうか?
  知人ちじんなどにこえをかけるのでしょうか?

 おおくの障害しょうがいしゃは、求人きゅうじん広告こうこく使つかっています。おおいのはコンビニなどで無料むりょうえきやコンビニなどで配布はいふしているタウンワークなどです。掲載けいさいりょうは1週間しゅうかん掲載けいさいで1ばんちいさいわくで2〜3まんえんほどです。
  重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごは、かならず8あいだ程度ていど以上いじょう連続れんぞく勤務きんむにし、日給にっきゅうまんえん以上いじょう広告こうこく掲載けいさいします。資格しかく経験けいけんしゃ対象たいしょう広告こうこくします。
  全国ぜんこく広域こういき協会きょうかいでは、求人きゅうじん広告こうこく費用ひよう助成じょせいしています。(広告こうこく内容ないようのアドバイスを広域こういき協会きょうかいけ、OKがてから広告こうこく掲載けいさいした場合ばあいで、やとった介護かいごしゃ一定いってい時間じかん介護かいごはいったあとに全額ぜんがく助成じょせい長時間ちょうじかん連続れんぞく勤務きんむ体系たいけいめば、かならず介護かいごしゃ雇用こようできるようにアドバイスいたします。
  また、求人きゅうじん広告こうこく利用りようしゃ各自かくじ責任せきにんすものですが、わせ電話でんわはフリーダイヤル番号ばんごう貸付かしつけします。電話でんわ受付うけつけ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい代行だいこうします。   

  つぎに、すうにんすうじゅうにん面接めんせつし、採用さいようしゃめます。採用さいよう自分じぶんかんがかた生活せいかつのこと、介護かいご方法ほうほうなどをしっかりつたえ、教育きょういくします。
  そのつぎに、たとえば重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご利用りようしゃは、やとった介護かいごしゃ重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご研修けんしゅう(20あいだ)を受講じゅこうさせる必要ひつようがあるので、東京とうきょう本部ほんぶ東海とうかい関西かんさい西日本にしにほん関係かんけい団体だんたいなどで、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご研修けんしゅう東京とうきょう受講じゅこう場合ばあいは2日間にちかん受講じゅこう完了かんりょう)を受講じゅこうさせます。
  全国ぜんこく広域こういき協会きょうかいでは、研修けんしゅう受講じゅこうりょう交通こうつう宿泊しゅくはく助成じょせいしています(自薦じせんヘルパーが一定いってい期間きかん介護かいごはいったあとに、全額ぜんがく助成じょせいします。)
 (障害しょうがいのヘルパー制度せいど身体しんたい介護かいご利用りようしゃは、3きゅう研修けんしゅう受講じゅこうすることが必要ひつようで、2週間しゅうかん自宅じたく学習がくしゅうのあと2はくにち東京とうきょう西日本にしにほん受講じゅこう必要ひつようがあります。3きゅう時給じきゅうが3わりダウンです。はたらきながら2きゅう研修けんしゅう地元じもとなどで受講じゅこうします。3きゅうや2きゅう受講じゅこうりょう一定いってい期間きかんはたらいたあとに全額ぜんがく助成じょせいします)
 (介護かいご保険ほけん身体しんたい介護かいご利用りようしゃのヘルパーは、2きゅう受講じゅこうする必要ひつようがありますので、資格しかくしゃをいきなり雇用こようするのは困難こんなんです。2きゅう限定げんてい求人きゅうじんすしかありませんが、2きゅうっている労働ろうどう人口じんこう資格しかくしゃくらべてとてもすくないので、かなり給与きゅうよたかくないと、求人きゅうじんしてもひとあつまりにくいです。さい重度じゅうど場合ばあい介護かいご保険ほけんけていても、上乗うわのせして障害しょうがい重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごなどを利用りようできますので、まずは障害しょうがい制度せいど部分ぶぶんのみで自薦じせんヘルパーを雇用こようして、はたらきながら2きゅうをとり、介護かいご保険ほけん自薦じせんにするという方法ほうほうがあります。この場合ばあいでも2きゅう受講じゅこうりょう一定いってい時間じかん助成じょせいします)

ヘルパーの保険ほけん保障ほしょう充実じゅうじつ

 全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい使つか障害しょうがいしゃ自薦じせんヘルパーの怪我けが物品ぶっぴん損傷そんしょうなどの保険ほけん保障ほしょうは?

 民間みんかん損害そんがい保険ほけんはいっているので、障害しょうがいしゃもの福祉ふくし機器ききこわしたり、外出がいしゅつ介護かいごさきくしたりしても、損害そんがい保険ほけん全額ぜんがく保障ほしょうされます。
 また、ヘルパーの怪我けが労災ろうさい保険ほけんで、治療ちりょうだい収入しゅうにゅう保障ほしょうられます。病気びょうき連続れんぞく4にち以上いじょうやすむと社会しゃかい保険ほけんから(常勤じょうきんの4ぶんの3以上いじょうひとかぎる)保障ほしょうされます。通院つういん入院にゅういんなどは民間みんかん損害そんがい保険ほけんからも給付きゅうふ場合ばあいがあります。

全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかい理念りねん

47都道府県とどうふけん介助かいじょしゃ自薦じせん登録とうろく可能かのう障害しょうがい施策しさく自薦じせん登録とうろくヘルパーの全国ぜんこくネットワークをつくろう

 2003年度ねんどから全国ぜんこく障害しょうがいしゃ団体だんたい共同きょうどうして47都道府県とどうふけんのほぼ全域ぜんいき離島りとうなどをのぞく)で介助かいじょしゃ自薦じせん登録とうろく可能かのうになりました。

 自薦じせん登録とうろくヘルパーは、さい重度じゅうど障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつする基本きほんの「社会しゃかい基盤きばん」です。重度じゅうど障害しょうがいしゃとう自分じぶん求人きゅうじん広告こうこくをしたり知人ちじんくちコミで、自分じぶん介助かいじょしゃ確保かくほすれば、自由じゆう体制たいせい介助かいじょ体制たいせいつくれます。自立じりつ生活せいかつできる重度じゅうど障害しょうがいしゃえます。(とくにCILとうのない空白くうはく市町村しちょうそんで)。

 小規模しょうきぼ障害しょうがいしゃ団体だんたい構成こうせいする障害しょうがいしゃ障害しょうがい種別しゅべつ以外いがい介護かいごサービスノウハウをたないことがおおいです。たとえば、脳性のうせいまひやけいそんなどの団体だんたいは、ALSなど難病なんびょうのノウハウや視覚しかく障害しょうがい知的ちてき障害しょうがいのノウハウをたないことがほとんどです。

 このような場合ばあいでも、まず過疎かそなどでも、だれもが自薦じせん登録とうろくをできる環境かんきょうつくっておけば、解決かいけつ道筋みちすじができます。地域ちいき自分じぶん障害しょうがい種別しゅべつ自立じりつ支援しえん介護かいごノウハウを障害しょうがいしゃ団体だんたいがない場合ばあい自分じぶん障害しょうがいしゃ)の周辺しゅうへんひと協力きょうりょくだけで介護かいご体制たいせいつくれば、かくけん最低さいてい団体だんたいある自薦じせん登録とうろく団体だんたい介助かいじょしゃ登録とうろくすれば、自立じりつ生活せいかつつくってこと可能かのうです。一般いっぱん介護かいごサービス事業じぎょうしゃでは対応たいおうできないさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ特殊とくしゅ介護かいごニーズのある障害しょうがいしゃも、自分じぶん介護かいご体制たいせいつくり、自立じりつ生活せいかつ可能かのうになります。

 このように様々さまざま障害しょうがい種別しゅべつひと自分じぶん介護かいご体制たいせいてていくことができることで、そのなかから、グループができ、障害しょうがいしゃ団体だんたい発展はってんするかずえていきます。

 また、自立じりつ生活せいかつをしたり、自薦じせんヘルパーを利用りようするひとえることで、ヘルパー時間じかんすうのアップの交渉こうしょう各地かくちおこなわれ、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんでヘルパー制度せいど改善かいぜんしていきます。

 2003年度ねんど支援しえん制度せいど導入どうにゅうされることにあわせ、47都道府県とどうふけんでCILとう自立じりつ生活せいかつけい障害しょうがい当事とうじしゃ団体だんたいなどのNPO法人ほうじん全国ぜんこく47都道府県とどうふけん居宅きょたく介護かいご(ヘルパー)指定してい事業じぎょうしゃになりました。全国ぜんこく障害しょうがいしゃ団体だんたい共同きょうどうすれば、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんでくまなく自薦じせん登録とうろくヘルパーを利用りようできるようになりました。これにより、全国ぜんこく重度じゅうど障害しょうがいしゃ自立じりつすすみ、ヘルパー制度せいど時間じかんすうアップの交渉こうしょうすすむとかんがえられます。47都道府県とどうふけんぜんけんで、けん最低さいてい箇所かしょ、CILや障害しょうがいしゃ団体だんたいのヘルパー指定してい事業じぎょうしょ自薦じせん登録とうろくれをおこない、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんのどこにすんでいる障害しょうがいしゃも、自薦じせんヘルパーを登録とうろくできるようになりました。(支援しえん制度せいどのヘルパー指定してい事業じぎょうしゃは、交通こうつう2〜3あいだ圏内けんないであれば県境けんきょう市町村しちょうそんさかいえて利用りようできます)。

全国ぜんこく交渉こうしょうによって介護かいご制度せいどびているすべての地域ちいきは、まず、自薦じせん登録とうろくヘルパーができてから、それから24あいだよう介護かいご1人ひとりらしの障害しょうがいしゃがヘルパー時間じかんすうアップの交渉こうしょうをして制度せいどをのばしています。

自薦じせんヘルパーを利用りようすることで、自分じぶん介助かいじょしゃやとい、トラブルにも自分じぶん対応たいおうして、自分じぶん自分じぶん生活せいかつ責任せきにんっていくということ経験けいけんしていくことで、ほかの障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんもできるようになり、あらたなCIL設立せつりつにつながりがります。(現在げんざいでは、やとかたやトラブル対応たいおう雇用こよう責任せきにんなどは、「介助かいじょしゃとの関係かんけいのILP」実施じっしCILで勉強べんきょう可能かのう

たとえば、札幌さっぽろのCILで自薦じせん登録とうろくれをおこなって、旭川あさひかわ障害しょうがいしゃ自分じぶん介助かいじょしゃ確保かくほ自薦じせん登録とうろく利用りようした場合ばあい。それが旭川あさひかわ障害しょうがいしゃ自立じりつや、旭川あさひかわでのヘルパー制度せいど時間じかんすう交渉こうしょうや、すうねんのCIL設立せつりつにつながる可能かのうせいがあります。これとおなじことが全国ぜんこくこります。(すでに介護かいご保険ほけん対象たいしょうしゃ自薦じせん登録とうろく取組とりくみでは、市町村しちょうそん自立じりつ開始かいし交渉こうしょう開始かいしやCIL設立せつりつにつながった実例じつれいがいくつかあります)

自薦じせん登録とうろく受付うけつけは全国ぜんこく共通きょうつうフリーダイヤルで全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい受付うけつけます。全国ぜんこく広報こうほうおこない、おおくの障害しょうがいしゃ情報じょうほうつたわるようにします。

自薦じせん登録とうろくによる事業じぎょうしょはい資金しきんは、まず経費けいひとしてかく団体だんたい支払しはらい(かく団体だんたい自薦じせん登録とうろく利用りようしゃえた場合ばあいには、常勤じょうきん介護かいご福祉ふくしとう専従せんじゅう事務じむいんとしてやとえる費用ひよう事業じぎょうなどを支払しはらいます)、のこった資金しきんがある場合ばあいは、全国ぜんこく空白くうはく地域ちいきでのCIL支援しえん、24あいだ介護かいご制度せいど交渉こうしょうおこなうための24あいだよう介護かいご障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえん&CILげ、海外かいがい途上とじょうこくのCIL支援しえんなど、公益こうえき活動かつどう全額ぜんがく使つかわれます。全国ぜんこく団体だんたいなかから理事りじ評議ひょうぎいん選出せんしゅつして方針ほうしん決定けっていおこなっていきます。

 これにより、将来しょうらいは2000市町村しちょうそんぜん障害しょうがいにサービス提供ていきょうできる1000のCILをつくり、24あいだ介護かいご保障ほしょう全国ぜんこく実現じつげんおこない、くに制度せいど全国ぜんこくいちりつで24あいだ保障ほしょうのパーソナルアシスタント制度せいどえることを目標もくひょうにしています。

全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかい利用りようしゃこえ

★(関西かんさい) 24あいだ介護かいご必要ひつよう人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃですが一般いっぱん事業じぎょうしょはどこも人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃへヘルパー派遣はけんをしてくれないので、広告こうこく募集ぼしゅうした介助かいじょしゃ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい紹介しょうかいでヘルパー研修けんしゅう受講じゅこうしてもらい、全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい利用りようしています。求人きゅうじんでの求人きゅうじん募集ぼしゅう方法ほうほうのアドバイスもけました。介助かいじょしゃへの介助かいじょ方法ほうほうおしえるのは家族かぞく支援しえんしています。

★(東日本ひがしにっぽん過疎かそまち) 1人ひとりらしで24あいだ介護かいご必要ひつようですが、介護かいご保障ほしょう交渉こうしょうをするために、身体しんたい介護かいごにちあいだ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい契約けいやくして、のこり19あいだ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかいから助成じょせいけ、24あいだ介助かいじょしゃをつけてまち交渉こうしょうしています。

★(東北とうほくのA) 市内しない移動いどう介護かいご実施じっしする事業じぎょうしょが1かしょもなく、自薦じせん登録とうろく移動いどう介護かいご使つかいたいのですがが「事業じぎょうしょつからないと移動いどう介護かいご決定けっていせない」とっていました。知人ちじん介護かいごしてもいいというひとつかり、東京とうきょう移動いどう介護かいご研修けんしゅうけてもらい全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくし、から全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい提携ていけい事業じぎょうしょ連絡れんらくしてもらい、移動いどう介護かいご決定けっていがおり、利用りようできるようになりました。

★(西日本にしにほんのBむら) むらひとつしかヘルパー事業じぎょうしょがなくサービスがわるいので、近所きんじょ知人ちじんにヘルパー研修けんしゅうけてもらい全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろく自薦じせんヘルパーになってもらいました。

★(北海道ほっかいどう) 視覚しかく障害しょうがいですが、いままでで1箇所かしょ事業じぎょうしょだけが視覚しかく障害しょうがいのガイドヘルパーをおこなっており、いま休日きゅうじつ夕方ゆうがた以降いこう利用りようできません。よる視覚しかく障害しょうがいのサークルにくときこまっていましたら、ほかの参加さんかしゃ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい使つかっており、介助かいじょしゃ紹介しょうかいしてくれたので自分じぶんよる休日きゅうじつものにもつかえるようになりました。

★(東北とうほくのC) 24あいだ呼吸こきゅう利用りようのALSで介護かいご保険ほけん使つかっています。吸引きゅういんしてくれる介助かいじょしゃ自費じひやとっていましたが、介護かいご保険ほけん事業じぎょうしょ吸引きゅういんをしてくれないので介護かいご保険ほけん家事かじ援助えんじょをわずかしか使つかっていませんでした。自薦じせん介助かいじょしゃがヘルパー資格しかくをとったので全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくして介護かいご保険ほけん使つかえるようになり、自己じこ負担ふたんも1わり負担ふたんだけになりました。さらに、今年ことしの4がつからは支援しえん制度せいどはじまり、介護かいご保険ほけんいっぱい使つかっているということで支援しえんのヘルパーも毎日まいにち時間じかん使つかえるようになり、これも全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくしています。求人きゅうじん広告こうこくして自薦じせん介助かいじょしゃいまにんになり、あわせて毎日まいにち10あいだ吸引きゅういんのできる介護かいご自薦じせん介助かいじょしゃまるようになりました。求人きゅうじん広告こうこく費用ひよう全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい負担ふたんしてくれました。介助かいじょしゃ時給じきゅうも「求人きゅうじんして介助かいじょしゃがきちんと確保かくほできる時給じきゅうにしましょう」ということで相談そうだんのうえ、この地域ちいきではたかめの時給じきゅう設定せっていしてくれ、介助かいじょしゃ安定あんていしてきました。

 
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