徳島とくしま県けんで３番目ばんめの２４時じ間あいだ重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご事例じれいの紹介しょうかい

　

本人ほんにんの娘むすめ様さまに記事きじを書かいていただきました。

 

 

訪問ほうもんリハは週しゅう３回かい。夫おっと、長女ちょうじょ、PTと。

 

 

 

徳島とくしま県けん吉野川よしのがわ市し　宗そう本ほんさん　ＡＬＳ　６１歳さい　女性じょせい

夫おっとと息子むすこ２人にんと同居どうきょ

 

夫おっとの自営業じえいぎょうである鉄工てっこう所しょを手伝てつだいながら、家事かじ全般ぜんぱんをこなしていたが、ある日ひ左手ひだりてに力ちからが入はいらないことに気きづく。

整形せいけいなどを受診じゅしんするも原因げんいんが分わからず、症状しょうじょうは悪化あっか。

平成へいせい２６年ねん１１月がつ、神経しんけい内科ないかを受診じゅしんし、ALSと診断しんだんされる。

 

次第しだいに体からだが動うごかなくなっていき、夫おっとが鉄工てっこう所しょを廃業はいぎょうし介護かいごに専念せんねんする。

しかし、夫おっと一人ひとりでの介護かいごには限界げんかいがくる。

 

平成へいせい３０年ねん、別べつ世帯せたいの長女ちょうじょが、新聞しんぶんで２４時じ間あいだ介護かいごのことを知しり、全国ぜんこく広域こういき協会きょうかいとコンタクトをとるようになる。

徳島とくしま県内けんないにはすでに２人ふたりの自薦じせんヘルパー利用りよう者しゃがおり、協力きょうりょくをしてもらいながら役所やくしょに交渉こうしょうする書類しょるいを作成さくせい。

 

平成へいせい３１年ねん１月がつ、７４４時じ間あいだの支給しきゅうが決定けってい。

すぐにヘルパーの求人きゅうじん募集ぼしゅう（民間みんかん求人きゅうじん紙しと職安しょくあん）を始はじめる。

 

東京とうきょうの広域こういき協会きょうかい本部ほんぶから数すうヶ月かげつＡＬＳベテランヘルパーの方ほうに期間きかん限定げんていで来きてもらい、指導しどういただきながら新人しんじんヘルパーの育成いくせいを開始かいし。

現在げんざい（令れい和わ１年ねん９月がつ）、３名めいの自薦じせんヘルパーを雇やとっている。

 

ヘルパーとのコミュニケーションは主おもに透明とうめい文字もじ盤ばん。

慣なれたヘルパーだと、簡単かんたんな内容ないようであれば目めの動うごきや表情ひょうじょうで伝つたえたいことを理解りかいしてくれるようになった。

 

また、月つきに一いち回かい、一いち週間しゅうかん程度ていどしていたレスパイト入院にゅういんも、自薦じせんヘルパーの利用りようで毎月まいつきしなくて良よくなった。

本人ほんにんにとってはかなりストレスが軽減けいげんした。

 

また、夫おっとの介護かいご疲づかれも解消かいしょうされ、自分じぶんの時間じかんができたことにより、生活せいかつの質しつが改善かいぜんされた。

 

先述せんじゅつしたように、現在げんざい３名めいの常勤じょうきんヘルパーを雇やとっているが、まだ１〜２名めい程度ていど人員じんいんが必要ひつような状況じょうきょうである。

引ひき続つづき募集ぼしゅうをし、更さらなるQOL向上こうじょうを目指めざしたい。

 

 

自薦じせんヘルパーと透明とうめい文字もじ盤ばんでコミュニケーション。

 

 

 

（以下いかは介護かいご制度せいど情報じょうほう編集へんしゅう部ぶより）

徳島とくしま県けんでの２４ｈ重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごの進展しんてんマップ

数すう年ねん前まえまでは徳島とくしま県けんでは長時間ちょうじかんの重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごの事例じれいがまったくない県けんでした。　

もちろん２４ｈの重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごの事例じれいも１ひとつもありませんでしたが、１例れい目めの内田うちださん、２例れい目めの武川たけかわさんが、積極せっきょく的てきに地元じもとマスコミの取材しゅざいを受うけ、

マスコミも立たち遅おくれた制度せいど状況じょうきょうをなんとかしなければと新聞しんぶん記事きじやテレビ放送ほうそうで県内けんないに流ながしてくれています。

徐々じょじょに取とり組くみが広ひろがっています。