生活せいかつ保護ほご基準きじゅん･２２年度ねんど版ばん　

(１人ひとり暮くらしの場合ばあいの月額げつがく) （この額がくより収入しゅうにゅうが少すくなかったら生保せいほ開始かいしになる基準きじゅん）

★介護かいごの必要ひつようない人ひとは69810+14380（重度じゅうど障害しょうがい者しゃ加算かさんと他人たにん介護かいご料りょう一般いっぱん基準きじゅん）を引ひいた額がくが生保せいほ基準きじゅんになります。
★実際じっさいには他人たにん介護かいご料りょう特別とくべつ基準きじゅんの所長しょちょう承認しょうにんや大臣だいじん承認しょうにんで生保せいほ額がくは増ふえます。
★この表ひょうに載のっている部分ぶぶんは申請しんせいして原則げんそく１４日にち以内いないに受うけられます。特別とくべつ基準きじゅんの部分ぶぶんはそれ以上いじょうかかります。(電話でんわで毎日まいにち進行しんこうを聞きかないと特別とくべつ基準きじゅんの書類しょるいは棚たなざらしにされることがあるので注意ちゅうい)

生活せいかつ保護ほごを受うけて、介護かいご料りょう・敷金しききん礼金れいきん・家賃やちん・住宅じゅうたく改造かいぞう費ひ・高額こうがく福祉ふくし機器きき費ひを受うけよう

　障害しょうがい者しゃが使つかえる家賃やちん助成じょせい制度せいど・２０万まん円えん以上いじょうの住宅じゅうたく改造かいぞう費ひ・介護かいご料りょう制度せいどで、全国ぜんこくどこでも利用りようできるものは生活せいかつ保護ほごの中なかにある制度せいどだけです。
　生活せいかつ保護ほごでなくても使つかえる、他たの介護かいご等とうの制度せいどを作つくっていく行政ぎょうせい交渉こうしょうは引ひき続つづき続つづけていかねばなりませんが、行政ぎょうせい交渉こうしょうをする前提ぜんていとして、いま現在げんざい一いち人にん暮くらしの重度じゅうど障害しょうがい者しゃが１人にん以上いじょういないと「当事とうじ者しゃとしての効果こうかのある交渉こうしょう」はできないので、とりあえず自分じぶんで制度せいどを作つくるまでは生活せいかつ保護ほごをとって生活せいかつするしかありません。

20年度ねんどからの生保せいほの基準きじゅん額がくは、以下いかのようになります。

＊詳くわしくは資料集しりょうしゅう４巻かん「生活せいかつ保護ほごと住宅じゅうたく改造かいぞう・福祉ふくし機器ききの制度せいど」をご覧らん下ください。

★生活せいかつ保護ほごは、資産しさんがなくて、収入しゅうにゅうが「年金ねんきんと特別とくべつ障害しょうがい者しゃ手当てあて」だけの一人暮ひとりぐらし障害しょうがい者しゃ（介護かいごの必要ひつような人ひと）なら、だれでも受うけられます。
★いわゆる憲法けんぽうで定さだめられた「最低さいてい限度げんどの生活せいかつ」以下いかの生活せいかつ状態じょうたいの人ひとは生活せいかつ保護ほごでその差額さがくを公費こうひで埋うめられると保護ほご法ほうで規定きていされています。「最低さいてい限度げんどの生活せいかつ」は、お金かねに直なおすと「生保せいほ基準きじゅん」（最もっとも田舎いなかの"３級きゅう地ちの２"の所ところで２０万まん円えん以上いじょう、東京とうきょうの"１級きゅう地ちの１"の所ところで２６万まん円えん以上いじょう）というものになり、月々つきづきの収入しゅうにゅうがこの金額きんがく以下いかなら生保せいほが開始かいしされます。
★現在げんざい「年金ねんきんと特別とくべつ障害しょうがい者しゃ手当てあて（１１万まん円えん弱じゃく)」だけで暮くらしている一人暮ひとりぐらし障害しょうがい者しゃは、全員ぜんいん『憲法けんぽう違反いはんの低ていレベルの生活せいかつ』をしていることになります。

生活せいかつ保護ほごの受うけ方かた

単身たんしんの全身ぜんしん性せい障害しょうがい者しゃは生活せいかつ保護ほごを受うけやすく、全国ぜんこくどこでも、収入しゅうにゅうが月つき２０万まん円えん〜２６万まん円えん以下いかなら受うけられます。（貯金ちょきんなどの資産しさんがあれば、生活せいかつ保護ほごで受うけられる額がくを毎月まいつき介護かいご料りょう・家賃やちんなどに使つかい、使つかい切きり次第しだい申請しんせいできます。）
　収入しゅうにゅうとは、�@障害しょうがい年金ねんきん、�A特別とくべつ障害しょうがい者しゃ手当てあて（この２ふたつ合計ごうけいで１１万まん円えん弱じゃく）、 �B仕送しおくりなど、�C給与きゅうよ（ただし一定いっていの控除こうじょあり）、�D保険ほけんの受取うけとり額がく、などの合計ごうけいになります。これらの合計ごうけいが、（１人ひとり暮くらしの場合ばあい）３級きゅう地ちの２なら月つき２０万まん円えん以下いか、１級きゅう地ちの１なら２６万まん円えん以下いかなら生活せいかつ保護ほごを受うけられます。

　資産しさんがある場合ばあい、すぐには生活せいかつ保護ほごを受うけられません。例たとえば、貯金ちょきんがある場合ばあい、アパートを借かりる敷金しききん礼金れいきんに使つかう、住宅じゅうたく改造かいぞうをする、リフトカーを買かう、福祉ふくし機器きき、介護かいご費用ひよう、研修けんしゅう旅行りょこう、東京とうきょうなどで行おこなわれている自立じりつ生活せいかつプログラムやピアカウンセリングの集中しゅうちゅう講座こうざなどに参加さんか（いずれも、介護かいご者しゃ２人にんの交通こうつう費ひと介護かいご料りょうも支払しはらえば、かなりの額がくになります）、などに使つかい切きってください。それでも余あまる場合ばあい、毎月まいつき、「大臣だいじん承認しょうにん介護かいご料りょう＋家賃やちん」の額がく（約やく２０万まん円えん）を毎月まいつき貯金ちょきんから下おろして、介護かいご料りょうや家賃やちんに使つかっていってください。（この額がくは、生活せいかつ保護ほごが開始かいしされたら生活せいかつ保護ほご制度せいどとして受うけられますので、貯金ちょきんが尽つきても、同おなじ生活せいかつを生活せいかつ保護ほごを受うけながら継続けいぞくできます）。
　家いえや土地とちの資産しさんがある場合ばあい、基本きほん的てきには売却ばいきゃくしてお金かねを使つかい切きるまでは、生活せいかつ保護ほごは受うけられません。ただし、現在げんざい、住居じゅうきょとして使つかっている家屋かおくは、その地域ちいきの生保せいほの家賃やちん基準きじゅんで借かりられる広ひろさ程度ていどの場合ばあい、保有ほゆうが認みとめられます。もっと広ひろい場合ばあいは、空あいている部屋へやを間貸まがしに出だすなどして、収入しゅうにゅうに加くわえる努力どりょくをすることで、保有ほゆうが認みとめられます。これらの場合ばあい、自分じぶんの家いえがあるので、生活せいかつ保護ほごの住宅じゅうたく扶助ふじょは受うけられません。

生活せいかつ保護ほご22年度ねんど基準きじゅん表ひょう（月額げつがく）

　上うえの生活せいかつ保護ほご基準きじゅん額がくの表ひょう（棒ぼうグラフ）を見みながらこのページの基準きじゅん額がく詳細しょうさいをご覧らんください。生活せいかつ保護ほご基準きじゅん額がく以下いかの収入しゅうにゅうの障害しょうがい者しゃは、資産しさんがなければ、生活せいかつ保護ほごを受うけられます。（たとえば、基礎きそ年金ねんきんと特別とくべつ障害しょうがい者しゃ手当てあてのみの方ほうは収入しゅうにゅうが月つき１１万まん円えん以下いかですが、生保せいほ基準きじゅんは月つき２０万まん円えんから２６万まん円えんです）。
（ここ数すう年ねん、物価ぶっか等とうが変かわっていないため生活せいかつ保護ほご費ひはほとんど変かわっていません。今年度こんねんどは他人たにん介護かいご加算かさん以外いがいは特とくに大おおきな変更へんこうはありません）

第だい１類るい 基準きじゅん額がく　　円えん

　１類るいは主おもに食費しょくひの出費しゅっぴを想定そうていした基準きじゅん額がく。1人ひと1人ひとごとに上記じょうきの額がくを足たす。例たとえば、（１級きゅう地ち−１）に住すむ25歳としと30歳としの夫婦ふうふと3歳とし児じの世帯せたいの場合ばあい、40,270＋40,270＋26,350円えんの合計ごうけいがその世帯せたいの１類るいの額がくとなる。１７年度ねんどより、４人にん以上いじょうの多人数たにんずうの家族かぞくの場合ばあいは単純たんじゅんに人数にんずう分ぶんを足たすのではなく、２％〜４％減額げんがくとなる改正かいせいがされた。

第だい２類るい 基準きじゅん額がく　　円えん

　２類るいは世帯せたいごとの光熱こうねつ費ひ・備品びひん経費けいひを想定そうていした基準きじゅん額がく。世帯せたいごとに、人数にんずうに応おうじて基準きじゅん額がくが決きまる。夫婦ふうふと子供こども１人にんの３人にん世帯せたいの場合ばあい、（１級きゅう地ち−１で）53,290円えんが基準きじゅん額がくとなる。

家賃やちん扶助ふじょ

以上いじょうは生活せいかつ費ひで、以下いかは生活せいかつ費ひに使つかえない（介護かいご者しゃに支払しはらう）もの

他人たにん介護かいご加算かさん（２２年度ねんど基準きじゅん）

※家族かぞく介護かいごの場合ばあいは他人たにん介護かいごではなく家族かぞく介護かいご料りょう12,060円えんとなる

なお、大臣だいじん承認しょうにんの継続けいぞく申請しんせい書しょセットは月刊げっかん誌しへの掲載けいさいをいたしません。
相談そうだん会員かいいんには、指定してい介護かいご事業じぎょう所しょや税務ぜいむ報告ほうこくをしている法人ほうじんなどと介護かいご契約けいやくをしているか確認かくにんのうえ継続けいぞく申請しんせいセットをお送おくりしますので、制度せいど係がかりにお問とい合あわせください。

　生活せいかつ保護ほごには、以上いじょうのほか、様々さまざまな加算かさんや、控除こうじょ、特例とくれいなどがあります。１〜３級きゅう地ちの区別くべつは全国ぜんこく１８００市町村しちょうそんごとに物価ぶっか等とうを元もとに決きめられています。（大都市だいとし部ぶが「１級きゅう地ち−１」）自分じぶんの市町村しちょうそんの級きゅう地ちを知しるには、自分じぶんの市町村しちょうそん役場やくばの保護ほご課かに電話でんわして聞きくか、以下いかの冊子さっし巻末かんまつに掲載けいさいされていますので参照さんしょうしてください。

�@生活せいかつ保護ほご手帳てちょう：全ぜん社協しゃきょう発行はっこう：２５００円えん程度ていど：毎年まいとし、新しん年度ねんど版ばんが夏なつ頃ごろに発行はっこうされる。書店しょてんで注文ちゅうもん可能かのう。（役所やくしょの生活せいかつ保護ほごの担当たんとう者しゃ（ケースワーカー）は、これを見みながら仕事しごとをしています）

�A平成へいせい２２年度ねんど生活せいかつ保護ほご基準きじゅん・生活せいかつ保護ほご実施じっし要領ようりょう等とう　（当会とうかいホームページに丸まるごと掲載けいさい。前ぜんページで紹介しょうかい）（上記じょうき「生活せいかつ保護ほご手帳てちょう」の前半ぜんはん部分ぶぶん（医療いりょう扶助ふじょ以外いがい）とほぼ同おなじ内容ないようです）