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愛媛えひめけん松山まつやま頚椎けいつい損傷そんしょうすじジスなど、言語げんご障害しょうがいでなくても使つかえる入院にゅういん制度せいど開始かいし

NPO法人ほうじん自立じりつ生活せいかつセンター松山まつやま
代表だいひょう 中村なかむら 久光ひさみつ

 とうセンターでは2000ねんがつより入院にゅういんにホームヘルパーを派遣はけんしてもらえるように継続けいぞくして市役所しやくしょ障害しょうがい福祉ふくし交渉こうしょうしてきた。しかし、ホームヘルパーは居宅きょたく派遣はけんするという原則げんそくかべやぶることができなかった。
  障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんほうわり、地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょうのコミュニケーション支援しえん使つかって国庫こっこ補助ほじょ事業じぎょうとして、負担ふたんは4ぶんの1で、入院にゅういん制度せいど実施じっし可能かのうとなった。そのことを市役所しやくしょ障害しょうがい福祉ふくし説明せつめいして制度せいどけた交渉こうしょうが2008ねんがつからはじまった。当時とうじ公表こうひょうされていた要綱ようこう神戸こうべのものだけだったのでおなじような(対象たいしょうしゃ非常ひじょうせまい)ものにならないようにということを念頭ねんとう交渉こうしょうおこなった。
  その結果けっか今年度こんねんど(2009年度ねんど)4がつより、全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ入院にゅういんちゅう使つかえる制度せいど開始かいしされた。

制度せいどおも特徴とくちょう

対象たいしょうしゃ はつ困難こんなんとうにより意志いし表示ひょうじ困難こんなんもの
区分くぶん6なら言語げんご障害しょうがいがない障害しょうがいしゃ対象たいしょう
時間じかんすう ヶ月かげつ200時間じかん(1にち12あいだまで)
期間きかん 原則げんそくヶ月かげつで、必要ひつようおうじて退院たいいんするまで

以下いかとう制度せいど要綱ようこう簡略かんりゃくして紹介しょうかいしていき説明せつめいくわえていく。

 

だいじょう 対象たいしょうしゃ

 原則げんそくとしてつぎ各号かくごうのいずれにも該当がいとうする障害しょうがいしゃとする。
(1)市内しない住所じゅうしょゆうするもの
(2)身体しんたい障害しょうがいしゃ福祉ふくしほうだいじょう規定きていする身体しんたい障害しょうがいしゃ
(3)重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご対象たいしょうしゃであり、かつ、居宅きょたく介護かいごまた重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご利用りようしているもの
(4)はつ困難こんなんとうにより意志いし表示ひょうじ困難こんなんもの
(5)単身たんしん世帯せたいものまたはこれにじゅんずるもの

 交渉こうしょうおこなっていくうえで、普段ふだん普通ふつうはなしが出来できても入院にゅういんしなくてはならない状態じょうたいになると普段ふだんどおりにははなしができなくなることをくりがえつようったえていった。また、言語げんご障害しょうがいがあり意思いし表示ひょうじ困難こんなんもの重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご対象たいしょうしゃでないものもいることや子供こども2人ふたりらしの場合ばあい子供こども家計かけい維持いじするためにはたらいている場合ばあい介助かいじょができないなどをうったえていき、対象たいしょうしゃに『原則げんそくとして』の文言もんごんくわえることにした。
 その結果けっかとして、障害しょうがい程度ていど区分くぶん6の障害しょうがいしゃ介助かいじょ方法ほうほうとうつたえる情報じょうほうおおいため、頚椎けいつい損傷そんしょうすじジスなど、言語げんご障害しょうがいでなくても使つかえるようになった。子供こども2人ふたりらしで子供こども家計かけい維持いじするためにはたらいている障害しょうがいしゃ使つかえるようになった。
 また、『原則げんそくとして』の文言もんごんによって拡大かくだいされたその対象たいしょうしゃは、入院にゅういん状況じょうきょうにより市役所しやくしょ障害しょうがい福祉ふくしはないをおこな使つかえるかどうかがまる。

だいじょう、2

 1かい入院にゅういんにつき原則げんそくとして最大さいだい31にちまでとし、1がつそう支給しきゅうりょうは200あいだ上限じょうげんとする。この場合ばあいにおいて、1にちたり12あいだ上限じょうげんとする。

がつたり200あいだまでであれば、1にちたりの上限じょうげん12あいだ当事とうじしゃ使つかいたい使つかえる。入院にゅういんしてから1週間しゅうかんというような制限せいげんはない。

だいじょう、3

 前項ぜんこう期間きかんえて入院にゅういんする場合ばあいは、必要ひつようおうじて、派遣はけん時間じかん継続けいぞくできるものとする。

必要ひつようおうじては、退院たいいんするまでの意味いみである。

 この制度せいどつくるにたりとうセンターと市役所しやくしょ障害しょうがい福祉ふくしは10かい交渉こうしょうおこなった。途中とちゅうからはALSの団体だんたいくわわっての交渉こうしょうであった。おたがいにおもうところをべて議論ぎろんかさねていき、骨格こっかく出来上できあがったところで市役所しやくしょ障害しょうがい福祉ふくし要綱ようこう原案げんあんつくり、再度さいど調整ちょうせいおこなった。
 この1年間ねんかん制度せいど使つかってみて不具合ふぐあいてくれば要綱ようこう見直みなおしをしていきたい。

くわしくは当会とうかい制度せいどがかり0037−80−4445または自立じりつ生活せいかつセンター松山まつやまへ。松山まつやま市役所しやくしょへの直接ちょくせつわせはご遠慮えんりょねがいます。
なお、先月せんげつごう西宮にしのみや記事きじもおみのうえ、おわせください。
松山まつやま要綱ようこうは、当会とうかいホームページに掲載けいさいします。

松山まつやま重度じゅうど障害しょうがいしゃ入院にゅういんコミュニケーション支援しえん事業じぎょう実施じっし要綱ようこう
兵庫ひょうごけん西宮にしのみや入院にゅういんコミュニケーション支援しえん要綱ようこう最終さいしゅう確定かくてい

 

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