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09/01/28 だいかい国立こくりつ更生こうせい援護えんご機関きかん今後こんごのありかたかんする検討けんとう会議かいぎごとろく だいかい国立こくりつ更生こうせい援護えんご機関きかん今後こんごのありかたかんする検討けんとうかい議事ぎじろく日時にちじ平成へいせい21ねんがつ28にちみず)14:30〜16:30 場所ばしょ厚生こうせい労働省ろうどうしょう共用きょうようだい会議かいぎしつ(6かい) ○伊藤いとう座長ざちょう それでは、定刻ていこくになりましたので、これからだいかい国立こくりつ更生こうせい援護えんご機関きかん今後こんごのありかたかんする検討けんとうかいはじめたいとおもいます。  まず、事務じむきょくより、委員いいん出欠しゅっけつ状況じょうきょうについて報告ほうこくをおねがいいたします。 ○難波なんば施設しせつ管理かんり室長しつちょう 委員いいん出席しゅっせきじょうきょうですが、本日ほんじつ全員ぜんいん出席しゅっせきでございます。なお、 小中こなか委員いいん山崎やまざき委員いいん若干じゃっかんおくれるとのことであります。  以上いじょうでございます。 ○伊藤いとう座長ざちょう つづいて、事務じむきょくから資料しりょう確認かくにんをおねがいいたします。 ○難波なんば施設しせつ管理かんり室長しつちょう 本日ほんじつ資料しりょうですが、資料しりょう1は「国立こくりつ更生こうせい援護えんご機関きかん役割やくわりおよ機能きのう について【現状げんじょう課題かだいおよ論点ろんてんあん)】」です。これは前回ぜんかい会議かいぎ資料しりょう同様どうようですが、まえ かい議論ぎろんができなかった11ページ以降いこうについて、本日ほんじつ議論ぎろんいただきたいとおもってお ります。  資料しりょう2として、「論点ろんてんあん)をまえたかく委員いいんからの意見いけん(P1〜10)」ということで、 前回ぜんかいの1ページから10ページまでの議論ぎろんについて、かく委員いいんからされた意見いけんをまとめ させていただいております。  資料しりょう3として、「国立こくりつ秩父ちちぶ学園がくえんにおける知的ちてき障害しょうがい発達はったつ障害しょうがいへの支援しえんみにつ いて」ということで資料しりょうしていただいております。のちほど、高木たかぎ園長えんちょうから説明せつめいい ただきたいとおもっております。  以上いじょうです。 ○伊藤いとう座長ざちょう ありがとうございました。  資料しりょうはおそろいでしょうか。  本日ほんじつは、11ページ以降いこう中心ちゅうしんてき議論ぎろんになりますが、時間じかんがあればまえほうふくめてみな さんからまた議論ぎろんいただいても結構けっこうだとおもいますので、意見いけんをいただきたいとおもい ます。  それでは、小中こなか委員いいん到着とうちゃくされました。はじめてですので、自己じこ紹介しょうかいをよろしくおねがい します。 ○小中こなか委員いいん おくれまして大変たいへんもうわけございませんでした。全日本ぜんにほんろうあ連盟れんめい事務じむ局長きょくちょう担当たんとうしております小中しょうちゅうもうします。欠席けっせきつづきまして今回こんかいはじめて出席しゅっせきさせていただきま すが、よろしくおねがいいたします。 ○伊藤いとう座長ざちょう ありがとうございました。  それでは、議論ぎろん先立さきだちまして、国立こくりつ秩父ちちぶがく園長えんちょう高木たかぎ委員いいんから、資料しりょう3にもとづいて、 国立こくりつ秩父ちちぶ学園がくえんにおける知的ちてき障害しょうがい発達はったつ障害しょうがいへの支援しえんみについて、説明せつめいを いただきたいとおもいます。  どうぞよろしくおねがいします。 ○高木たかぎ委員いいん よろしくおねがいいたします。  前回ぜんかいにも紹介しょうかいされましたように、秩父ちちぶ学園がくえん構成こうせいは、知的ちてき障害しょうがい入所にゅうしょ施設しせつ医療いりょう部門ぶもんくわえて、学園がくえん附属ふぞく児童じどう保護ほご指導しどういん養成ようせいしょ研修けんしゅう部門ぶもん平成へいせい12ねん開設かいせつした発達はったつ障害しょうがい 専門せんもん診療しんりょうしょおよ外来がいらい養育よういく部門ぶもんっております。このふくあい機能きのう活用かつようし、国立こくりつ機関きかん責務せきむとしての、「民間みんかんでは処遇しょぐう困難こんなん事例じれい支援しえん調査ちょうさ研究けんきゅうのアプローチ」につとめてお り、「当事とうじしゃ家族かぞく円滑えんかつ地域ちいき生活せいかつ可能かのうにする地域ちいき連携れんけい基盤きばんにした継続けいぞくてき支援しえんモ デル」を構築こうちくしたいとかんがえております。  とく喫緊きっきん課題かだいとしての発達はったつ障害しょうがいかんして、現在げんざい秩父ちちぶ学園がくえんにおいても、知的ちてき障害しょうがい発達はったつ障害しょうがいたいする支援しえん施行しこうしています。秩父ちちぶ学園がくえんでは、実際じっさい支援しえんである知的ちてき 障害しょうがい入所にゅうしょ施設しせつのほかに、発達はったつ診療しんりょうしょにおいては、地域ちいき生活せいかつおく発達はったつ障害しょうがい児童じどうへのささえ 援を施行しこうしております。今回こんかいは、後者こうしゃかんする紹介しょうかいをいたします。  資料しりょうの1まい御覧ごらんいただきたいとおもいます。秩父ちちぶ学園がくえんにおける知的ちてき障害しょうがい発達はったつ障害しょうがい への地域ちいき支援しえん体制たいせいかんして図示ずししました。  秩父ちちぶ学園がくえん発達はったつ診療しんりょうしょでは、発達はったつ障害しょうがい専門せんもん診療しんりょう外来がいらい療育りょういく並行へいこうして施行しこうしております。 就学しゅうがくまえから学童がくどう発達はったつ障害しょうがい対象たいしょうにした外来がいらい療育りょういくおよ家族かぞく支援しえん提供ていきょうだけでなく、 地域ちいき生活せいかつ支援しえんする関連かんれんしょ機関きかん連携れんけい構築こうちくすることを目的もくてきに、家庭かてい保育ほいくしょ幼稚園ようちえん学校がっこう支援しえんしゃ派遣はけんする訪問ほうもん療育りょういくおこなっております。派遣はけんされたでの直接ちょくせつ支援しえんおよびス ーパービジョンを提供ていきょうすることで、支援しえんのそので、「支援しえん熟達じゅくたつしゃ」を育成いくせいするという、 地域ちいき支援しえん底上そこあげしていくというコミュニティベースド・リハビリテーション (Community Based Rehabilitation)を目指めざしております。  なお、1に提示ていじされた地域ちいきしょ機関きかんから受診じゅしんしゃへの照会しょうかいけることで、発達はったつ障害しょうがいかんする地域ちいき支援しえんネットワークを構築こうちくしていく方針ほうしんです。のちほど、この地域ちいき連携れんけいによるたい ぞう児童じどう就学しゅうがくぜん療育りょういく円滑えんかつ就学しゅうがく移行いこうかんする学園がくえん事業じぎょう説明せつめいいたします。  また、国立こくりつしょ機関きかんとの連携れんけいによる調査ちょうさ研究けんきゅうとして、国立こくりつ障害しょうがいしゃリハビリテーションセ ンターで施行しこうされている発達はったつ障害しょうがい青年せいねん円滑えんかつ地域ちいき生活せいかつ移行いこうへの支援しえん就労しゅうろうへの支援しえん 体制たいせい整備せいびのための地域ちいき完結かんけつがた所沢ところざわモデルの構築こうちくにおいて、発達はったつ診療しんりょうしょ登録とうろく機関きかんとして この研究けんきゅう事業じぎょう参加さんかしています。  また、国立こくりつ精神せいしん神経しんけいセンター精神せいしん保健ほけん研究所けんきゅうじょ部門ぶもんとは、発達はったつ診療しんりょうしょ受診じゅしんしゃデータを もとに早期そうきづきと評定ひょうじょう尺度しゃくどによる適正てきせい評価ひょうか地域ちいき支援しえんのモデル提示ていじなどの発達はったつさわ がいかんする科学かがく研究けんきゅうなどをすすめております。  以上いじょう調査ちょうさ研究けんきゅうとともに、学園がくえん研修けんしゅうつうじて「直接ちょくせつ支援しえんにおける支援しえんノウハウの 蓄積ちくせき分析ぶんせき結果けっか」を情報じょうほう提示ていじし、同時どうじに、発達はったつ障害しょうがい情報じょうほうセンターとの連携れんけいにおいて「てき せいのぞまれる支援しえん情報じょうほう」を全国ぜんこく発信はっしんできるように努力どりょくしていく所存しょぞんでございます。  なお、現時点げんじてん学園がくえんにおける緊急きんきゅう課題かだいである「重度じゅうど知的ちてき障害しょうがい円滑えんかつ地域ちいき移行いこう」にせき しても、「どのような地域ちいき参加さんか当事とうじしゃおだやかな生活せいかつ確保かくほし、地域ちいき一員いちいんとして当事とうじ しゃ自己じこ実現じつげん可能かのうにするか」を提示ていじしながら、「当事とうじしゃ家族かぞく不在ふざいにならない調査ちょうさけん きわむとモデル構築こうちく」に努力どりょくし、現在げんざいもとめられている支援しえんと、それを可能かのうにする体制たいせい検討けんとう しております。  資料しりょうの2まい御覧ごらんください。障害しょうがいゆうした幼児ようじに、かくライフステージに沿った継続けいぞく てき一貫いっかんした支援しえん不可欠ふかけつであることは議論ぎろんたないところです。しかし、この支援しえん継続けいぞく重要じゅうようせい自明じめいとなっているにもかかわらず、このてんにおいて現実げんじつははなは だ困難こんなんであり、障害しょうがい保育ほいく教育きょういくにおいていまだにおおきな課題かだいとしてのこされています。 したがいまして、この課題かだい解決かいけつけて全国ぜんこくモデルの提示ていじという位置付いちづけで、国立こくりつ秩父ちちぶ 学園がくえん所沢ところざわ共同きょうどう事業じぎょうにより、その支援しえんシステムモデルの開発かいはつおこない、全国ぜんこく障害しょうがい 関係かんけいしょ機関きかん情報じょうほう発信はっしんおこなっていく所存しょぞんです。  さきほどべました地域ちいき連携れんけい事業じぎょうとして、所沢ところざわ市立しりつ松原まつばら学園がくえん秩父ちちぶ学園がくえんとの連携れんけい事業じぎょうに ついて、具体ぐたいてき説明せつめいいたします。  現在げんざい松原まつばら学園がくえん通園つうえんしながら発達はったつ診療しんりょうしょ外来がいらい療育りょういくけている複数ふくすう幼児ようじがおり ます。このように、1人ひとり幼児ようじ複数ふくすう療育りょういく機関きかん所属しょぞくすることで支援しえん方針ほうしん統一とういつにな ること、そして、そのさきには、就学しゅうがくさかいに、就学しゅうがくぜん療育りょういく分断ぶんだんされてしまうこと、以上いじょう状況じょうきょうにより、本人ほんにん家族かぞく生活せいかつ混乱こんらんし、学童がくどう安定あんていした生活せいかつられにくいとい う課題かだいしょうじてきます。  とくに、自閉症じへいしょうれいにおいてこの課題かだいかれらの将来しょうらい重大じゅうだいなリスクになります。人生じんせいさい はつ集団しゅうだん生活せいかつである幼児ようじ施設しせつ通園つうえん円滑えんかつすすめるための環境かんきょう設定せっていと、そこではぐくまれるコ ミュニケーションへのそだちへの支援しえん計画けいかくを、地域ちいき複数ふくすう支援しえん機関きかん連携れんけい検討けんとう共有きょうゆうす ること、そのさきのライフステージである就学しゅうがくなくつなげるための教育きょういく機関きかん連携れんけい、 このふたつの地域ちいきにおける支援しえん連携れんけい必須ひっすです。人生じんせい初歩しょほである幼児ようじ集団しゅうだん生活せいかつへの あつ支援しえんることで障害しょうがいふせぎ、円滑えんかつ学校がっこう生活せいかつ就労しゅうろうなどの社会しゃかい参加さんか実現じつげん可能かのうにします。  以上いじょうのように、小児しょうにたいする地域ちいき支援しえんのネットワークを構築こうちくすることは、当事とうじしゃかくライフステージにおける社会しゃかい生活せいかつ負担ふたん軽減けいげんし、自己じこ表現ひょうげん自己じこ決定けってい可能かのうせいこう げていくものとかんがえております。  この共同きょうどう事業じぎょう視点してんとしては、以下いかの3てんかんがえられます。ひとつは、ふたつの就学しゅうがくぜんそだて専門せんもん機関きかんによる共通きょうつう個別こべつ療育りょういく計画けいかく開発かいはつ統一とういつした支援しえん実践じっせんふたつめは、障害しょうがいゆうする児童じどうしん健康けんこう円滑えんかつ地域ちいき生活せいかつささえることを目的もくてきに、国立こくりつ秩父ちちぶ学園がくえん発達はったつ 療所と外来がいらい療育りょういく中心ちゅうしんになりますが)これと松原まつばら学園がくえん組織そしき連携れんけいし、秩父ちちぶ学園がくえんつちかった 医療いりょうてきコンサルテーションと支援しえんスキルを提供ていきょうすることで地域ちいき支援しえんしゃ育成いくせいはかるこ と。つめは、就学しゅうがくぜん療育りょういくから学校がっこう教育きょういく特別とくべつ支援しえん教育きょういくへの円滑えんかつ支援しえん継続けいぞく可能かのうに する。この3てんかんがえられます。  この事業じぎょうにおける具体ぐたいてきながれをしめします。松原まつばら学園がくえん秩父ちちぶ学園がくえんスタッフの共同きょうどう会議かいぎ において、共通きょうつう個別こべつ支援しえん計画けいかく立案りつあんされ、必要ひつようなアイテムの開発かいはつ検討けんとうしながらふたつの 学園がくえんあいだ組織そしき連携れんけい支援しえん体制たいせい構築こうちくしていきます。ここで検討けんとう整理せいりされた情報じょうほうは、この 事業じぎょう関連かんれんしている地域ちいきしょ機関きかん所沢ところざわども支援しえん学校がっこう教育きょういく教育きょういくセンター、 わらわ相談そうだんしょ松原まつばら学園がくえん秩父ちちぶ学園がくえん)で構成こうせいされた連絡れんらく支援しえん会議かいぎ協議きょうぎ検討けんとうされます。そ ののち就学しゅうがく準備じゅんびとしての就学しゅうがく引継ひきつ会議かいぎ構成こうせいは、特別とくべつ支援しえん学校がっこう学級がっきゅう)コーディネー ターおよ連絡れんらく支援しえん会議かいぎ構成こうせいいんです。)この会議かいぎもうけられ、ここで支援しえん引継ひきつぎシステム の開発かいはつこころみていきます。この特別とくべつ教育きょういく支援しえん計画けいかくへの引継ひきつぎはこの事業じぎょうのキーポイント でもあり、今後こんごどのような関係かんけいしょ機関きかんとどのような方法ほうほうでかかわるかを検討けんとうしていきま す。医療いりょう療育りょういく場面ばめんりにされる地域ちいき生活せいかつ課題かだいは、その地域ちいきなかでしか解決かいけつ できないことであり、この事業じぎょう整理せいりされる課題かだい対応たいおうは、地域ちいき特殊とくしゅせいえてあら ゆる地域ちいき共通きょうつうするエッセンスが抽出ちゅうしゅつされてくると推定すいていしております。  さて、前回ぜんかい検討けんとうかい指摘してきけました学園がくえん努力どりょく課題かだいなかに、今後こんご支援しえん対象たいしょうの拡 だいとして、強度きょうど行動こうどう障害しょうがいげられておりますが、ここで、現在げんざい学園がくえん施行しこうされてい る支援しえん内容ないよう紹介しょうかいいたします。  学園がくえん支援しえん特性とくせいは、知的ちてき障害しょうがい療育りょういくであり、そのなか強度きょうど行動こうどう障害しょうがいていする自閉症じへいしょうへの 直接ちょくせつ支援しえん施行しこうしています。平成へいせい12ねん完全かんぜんユニットせい構造こうぞう構想こうそうした自閉症じへいしょう所属しょぞくりょう完成かんせいしました。ここに居住きょじゅうすることで、複数ふくすうしょう集団しゅうだんかれた生活せいかつ可能かのうになり、 ユニット単位たんいごとに支援しえんしゃ配置はいちしています。居住きょじゅう構造こうぞうというハードめん環境かんきょう設定せっていにお いて、「ユニット単位たんいのチームアプローチによる支援しえん」というソフトめん配慮はいりょする。この 設定せっていによる個別こべつ支援しえん計画けいかく円滑えんかつ実現じつげんして、居住きょじゅうしゃいた生活せいかつ強度きょうど行動こうどう障害しょうがい課題かだい解決かいけつはかっています。  また、強度きょうど行動こうどう障害しょうがいにおける社会しゃかいせいとコミュニケーションの障害しょうがいたいしてスモールス テップで支援しえんすることで、共同きょうどう作業さぎょう、マンツーマンからピアモデルを可能かのうにしていきま す。このように、個別こべつから集団しゅうだん活動かつどう移行いこう実現じつげんすることで、支援しえんしゃ社会しゃかいてき相互そうご作用さようはぐくんでいきます。  紹介しょうかいしたように、強度きょうど行動こうどう障害しょうがい支援しえん従来じゅうらいからこころみてはおりますが、今後こんごいちそう努力どりょく必要ひつようであり、対象たいしょうしゃ拡大かくだい課題かだいかんがえております。なお、現在げんざい秩父ちちぶ学園がくえんいれ 所要しょようもち傾向けいこうとしては、ネグレクト、虐待ぎゃくたいけた知的ちてき障害しょうがい児童じどうケースが増大ぞうだいしており ます。現時点げんじてんで4めい措置そち入所にゅうしょけています。  このように、児童じどう福祉ふくしほうによる措置そち入所にゅうしょのニーズは年々ねんねん拡大かくだいしていくものと推定すいていして おります。児童じどう安全あんぜん確保かくほとしての立地りっち構造こうぞうじょう環境かんきょう条件じょうけんにおいては、とう学園がくえんめぐまれ ており、長年ながねんつちかってきた知的ちてき障害しょうがいへの支援しえんスキルを活用かつようし、知的ちてき障害しょうがい虐待ぎゃくたいへの支援しえん 治療ちりょうてき介入かいにゅうかんして、国立こくりつ機関きかんとしてさらなる努力どりょく必要ひつようかんがえております。  紹介しょうかいしました秩父ちちぶ学園がくえん所沢ところざわ通園つうえん施設しせつ連携れんけい事業じぎょうですが、埼玉さいたまけんでもの ない支援しえん連携れんけいということで、就学しゅうがくまえ就学しゅうがくちゅう卒業そつぎょう就労しゅうろう支援しえんアフターケアをふくめ てのグランドモデルがげられており、戸田とだ本庄ほんじょう指定してい地域ちいきとされておりま す。対象たいしょうしゃのニーズは、全国ぜんこくどこでもおなじであり、全国ぜんこく様々さまざま場所ばしょで、様々さまざま努力どりょくが営 まれておりますが、これがばらばらになることなく、情報じょうほう交換こうかんし、共有きょうゆうし、そして、 国立こくりつ機関きかんとしては、民間みんかんでは困難こんなんである調査ちょうさ研究けんきゅうかたち提示ていじしていくことを秩父ちちぶがく園長えんちょう としてはこころがけております。どうぞ皆様みなさま指導しどう協力きょうりょくをよろしくおねがもうげま す。 ○伊藤いとう座長ざちょう ありがとうございました。  ただいまの説明せつめいたいしまして、なに意見いけんなり質問しつもんなりがございますか。 ○箕輪みのわ委員いいん 質問しつもんです。いま説明せつめいいただいた、2まいにある連携れんけい事業じぎょうとうは、こののちさわ がい関係かんけい施設しせつ情報じょうほう配信はいしんされるということですが、具体ぐたいてきにどういうかたちでしょうか。かみ研究けんきゅう報告ほうこくしょくばられるだけなのか、それとも全国ぜんこくてきあつまって、代表だいひょうてきなところでセ ミナーや研修けんしゅうかいひらいて、その調査ちょうさ研究けんきゅう結果けっかをどうかしていくかといったところま できちんとったかたち全国ぜんこくてきにサポートされるのか、そのあたりをおかせいただきたい とおもいます。  また、障害しょうがいがあるおさんについて、早期そうき発見はっけん早期そうき対応たいおうがあちこちでうたわれてい ますが、その必要ひつようせいかんがえると、関係かんけい障害しょうがい施設しせつだけよりは、一般いっぱん地域ちいき保育園ほいくえん幼稚園ようちえん小学校しょうがっこうかんする部分ぶぶんで、保護ほごしゃほうふくめた障害しょうがいまわりにいるおさんやそ の家族かぞくほうへの情報じょうほう提供ていきょう教育きょういく、そうしたところも非常ひじょう重要じゅうようだとおもいますが、そのあたり りは、いま説明せつめいなかのどのあたりにふくまれるのかおしえていただきたいとおもいます。 ○高木たかぎ委員いいん 全体ぜんたいかたちで、秩父ちちぶ学園がくえん機能きのうなかべたつもりです。この事業じぎょうかんして の情報じょうほう提供ていきょうとして、まずひとつは、国立こくりつしょ機関きかんでの科学かがく研究けんきゅうなか情報じょうほう提供ていきょうしていくこと があります。調査ちょうさ研究けんきゅうとして位置付いちづけるということです。 ○箕輪みのわ委員いいん それは、かみなにかで、冊子さっしでということですか。 ○高木たかぎ委員いいん それもあります。それから、発達はったつ障害しょうがい情報じょうほうセンターとの連携れんけいうえ部分ぶぶんてき情報じょうほう提供ていきょう可能かのうになるかとおもいます。  足元あしもとのことではありますが、秩父ちちぶ学園がくえん研修けんしゅう部門ぶもんもこの範囲はんいなかはいるとおもいます。 学園がくえんでの事業じぎょう研究けんきゅうかんしては、研修けんしゅう部門ぶもんとおして全国ぜんこく発信はっしんしていくつもりです。  様々さまざま方法ほうほうがあるとおもいます。じつは、所沢ところざわ連携れんけいしているというのは、秩父ちちぶ学園がくえん所沢ところざわ位置いちしているからです。支援しえんというものは生活せいかつなかでしかありない。そうで あれば、地域ちいきからはなれて支援しえん存在そんざいするはずがありません。そういう意味いみで、わたしどもは、 地域ちいき知的ちてき障害しょうがい施設しせつとして、そのスキルを地域ちいき提供ていきょうしていくというかたちでこの事業じぎょうこう えております。  これ(施行しこうしている地域ちいき連携れんけい)は、現在げんざい所沢ところざわだけですが、さきほどもおはなししたよ うに、埼玉さいたまけんなかでもこういう事業じぎょうがっております。これらとどのように円滑えんかつ連携れんけいして全国ぜんこくモデルとして提示ていじしていけるかということもわたしたちの課題かだいだとおもいます。 情報じょうほう提供ていきょう方法ほうほうは、さきほどおはなししたようなことだけではなく、さら事業じぎょうすすめる段階だんかい拡大かくだいしていくものだとおもいます。  これでよろしいでしょうか。 ○箕輪みのわ委員いいん では、具体ぐたいてきなことはこれからということでしょうか。その成果せいかをうまく 活用かつようしていくという部分ぶぶんについては、これからいろいろと具体ぐたいてきにということでしょう か。 ○高木たかぎ委員いいん 成果せいか活用かつようしていくということは、秩父ちちぶ学園がくえん機能きのうからえば、情報じょうほう発信はっしんひとつのルーティンになっているとおもいますので、現在げんざいは、おはなししたようなかたちかんがえ ております。  あらためておはなしする必要ひつようがないとっては恐縮きょうしゅくですが、調査ちょうさ研究けんきゅう結果けっか研修けんしゅうまたはじょう むくいセンターをつうじて発信はっしんしていく、また、科学かがく研究けんきゅう厚生こうせい労働省ろうどうしょう関係かんけい発信はっしんしていく。 現在げんざい国立こくりつ機関きかんですので、多少たしょう発信はっしん方法ほうほうも、最初さいしょ制限せいげんがあるかもしれませんが、 これをきちんと整理せいりして、なによりも地域ちいきれていただければ、情報じょうほう発信はっしん方法ほうほう拡大かくだいしていくものとおもっております。  これでよろしいでしょうか。 ○箕輪みのわ委員いいん はい。 ○仁木にき委員いいん 関連かんれんしておうかがいします。  秩父ちちぶ学園がくえんのいろいろな成果せいかをどのように全国ぜんこくつたえていくかという問題もんだいですが、高木たかぎ 先生せんせいからおはなしがありましたように、秩父ちちぶ学園がくえんは、研修けんしゅうというひとつのツールがありますの で、研修けんしゅうつうじて全国ぜんこく施設しせつ方々かたがた発信はっしんするということは有力ゆうりょく手段しゅだんだとおもいます。 それに関連かんれんして、強度きょうど行動こうどう障害しょうがいについて、これまでもんでこられたけれども、な お一層いっそう充実じゅうじつをということでしたが、そういう成果せいかも、研修けんしゅうプログラムをつうじて全国ぜんこく支援しえんのノウハウをぜひつたえていただきたいとおもいます。ようするに、開発かいはつされた技術ぎじゅつ・ノ ウハウを、全国ぜんこく技術ぎじゅつ移転いてん積極せっきょくてきっていただきたいということです。  関連かんれんして質問しつもんさせていただきます。さきほどの松原まつばら学園がくえんとの就学しゅうがくまえ連携れんけい学校がっこうにどう つなげていくかということで、これは大変たいへん意義いぎがある取組とりくみだとおもいます。わたしは、教育きょういく福祉ふくしとの連携れんけい大切たいせつなことだとつね日頃ひごろおもっておりますが、就学しゅうがく学校がっこう秩父ちちぶ学園がくえんとの あいだ連携れんけいについては、どのようにんでおられるのかということをおかせいただ きたいとおもいます。  もうひとつは、資料しりょうの1まいで、発達はったつ障害しょうがい情報じょうほうセンターとの連携れんけいということがあります が、具体ぐたいてきには、この連携れんけいはどういうかたちでなされているのかということです。秩父ちちぶ学園がくえん でいろいろ開発かいはつされたノウハウなどを発達はったつ障害しょうがい情報じょうほうセンターの発信はっしん情報じょうほう逐次ちくじせると いうことがなされているのかどうか。そのあたりもおしえていただきたいとおもいます。  以上いじょうです。 ○伊藤いとう座長ざちょう いまんでいることと、これからおこなおうとしていることをけておはなし いただけますか。 ○高木たかぎ委員いいん 情報じょうほう発信はっしんかんしてですか。 ○伊藤いとう座長ざちょう いま質問しつもんたいしてです。 ○高木たかぎ委員いいん はい、わかりました。  それでは、うしろの質問しつもんからこたえさせていただきます。1てん発達はったつ障害しょうがい情報じょうほうセンター にかんして、秩父ちちぶ学園がくえん園長えんちょうであるわたし発達はったつ障害しょうがい運営うんえい会議かいぎとう構成こうせいメンバーの一人ひとりですので、 これがひとつのおおきなかぎになるとおもいます。それと、さきほどもおはなししたように、国立こくりつしょ 機関きかん様々さまざま科学かがく研究けんきゅう事業じぎょう秩父ちちぶ学園がくえん関与かんよしておりますので、このような情報じょうほうおい って、発達はったつ障害しょうがい情報じょうほうセンターから提示ていじできるとおもいます。  発達はったつ障害しょうがい情報じょうほうセンターにかんしては、この程度ていどでよろしいでしょうか。 ○仁木にき委員いいん はい。 ○高木たかぎ委員いいん つぎ質問しつもんですが、「研修けんしゅうかんして」でしょうか。 ○仁木にき委員いいん 就学しゅうがく教育きょういくとの連携れんけいはどういうかたちになっているかということです。 ○高木たかぎ委員いいん じつは、それは、現在げんざいおおきな課題かだいです。まず、教育きょういく福祉ふくし連携れんけいというこ とは、みなさんも御存知ごぞんじのように、理念りねんとしては構築こうちくされても、現実げんじつとしていまだに円滑えんかつうごいている状態じょうたいではないことは、全国ぜんこく共通きょうつうした課題かだいかとおもっております。今回こんかい、こ の事業じぎょうげたひとつの目的もくてきは、わたしども発達はったつ障害しょうがい専門せんもん外来がいらい外来がいらい療育りょういく部門ぶもんにおいても、 この現場げんばでこの課題かだい苦慮くりょしております。そこで、「まず一緒いっしょうごいていってみよう」と いうところがあります。就学しゅうがくぜん療育りょういく統一とういつするというかたちひとつ。ふたに、就学しゅうがく移行いこう円滑えんかつすすめるということで、ひと連携れんけい教育きょういく部門ぶもん参入さんにゅうしていくこと。その学校がっこうはいってからですが、これがおおきな課題かだいになります。ただ、秩父ちちぶ学園がくえんは、組織そしき支援しえんとして、 学校がっこう支援しえんしゃ訪問ほうもんさせて、それぞれの課題かだいつケースにかんして、学校がっこう全体ぜんたいとしての 組織そしき支援しえんおこなっておりますので、これがこのさいむすびついてくるであろうと期待きたいしてお ります。訪問ほうもん療育りょういくも、個別こべつひとつの学校がっこう組織そしき支援しえんすることになり、それがさら地域ちいきてき拡大かくだいしていくことを目指めざしております。 ○伊藤いとう座長ざちょう ほかにどうぞ。 ○氏田うじた委員いいん 日本にっぽん発達はったつ障害しょうがいネットワークの氏田うじたです。  国立こくりつ施設しせつ見直みなおしのなかで、いま秩父ちちぶ学園がくえんさんは知的ちてき障害しょうがい施設しせつということですが、 知的ちてき障害しょうがい発達はったつ障害しょうがいへの支援しえんをというおはなしをいただきましたが、実際じっさいわたしども日本にっぽん 発達はったつ障害しょうがいネットワークの当事とうじしゃ団体だんたい会員かいいんると、知的ちてき障害しょうがい通園つうえん施設しせつにだけいら っしゃるやくではなくて、幼稚園ようちえん保育園ほいくえん生活せいかつをされています。また医療いりょう現場げんばでも発達はったつ 障害しょうがい受診じゅしん大変たいへんえておりますので、くに施設しせつとして、知的ちてき障害しょうがいともなわない発達はったつさわ がいどもたちにたいしての支援しえんのありかたをどのように構築こうちくされようとされているのか、 質問しつもんさせていただきたいとおもいます。 ○高木たかぎ委員いいん ありがとうございます。これには、秩父ちちぶ学園がくえん機能きのう特性とくせいをおはなししなけれ ばならないとおもいます。秩父ちちぶ学園がくえんは、重度じゅうどさい重度じゅうど知的ちてき障害しょうがい方々かたがた対象たいしょう業務ぎょうむ くだりしてまいりました。発達はったつ障害しょうがい支援しえん非常ひじょう幅広はばひろ膨大ぼうだいりょうです。これをはしからはしま で秩父ちちぶ学園がくえんけることは到底とうてい無理むりなことで、わたしたちの機能きのう特性とくせいかした、非常ひじょう困難こんなんなリスク、知的ちてき障害しょうがい合併がっぺいした発達はったつ障害しょうがいをおちのかたたちにまず対応たいおうしていく。 そのなかでのスキルがかならずや軽度けいど発達はったつ障害しょうがいかたたちにもおやくつたつことになるだろ うとおもっております。現在げんざいわたしたちが得手えてとするところからはじめさせていただきたいと おもいます。これからの事業じぎょう拡大かくだいかんしては、秩父ちちぶ学園がくえんだけではとてもできないことで すので、皆様みなさま指導しどう協力きょうりょくをいただきたいとおもいます。また、期待きたいえるよう に精進しょうじんいたします。  これでよろしいでしょうか。 ○氏田うじた委員いいん わたし家族かぞく立場たちば参加さんかさせていただいておりますが、自閉症じへいしょう知的ちてき障害しょうがいのひと つの個性こせいであるとおもわれていた時代じだいながつづき、知的ちてき障害しょうがいへの支援しえんスキルで自閉症じへいしょうへの 支援しえんもできるという誤解ごかいが、自閉症じへいしょうをはじめとする発達はったつ障害しょうがいくるしめています。知的ちてきさわ がいたいする支援しえん知的ちてき障害しょうがいたいするモデル事業じぎょう研究けんきゅうはとても大事だいじだとおもっていますが、 その延長線えんちょうせんじょう発達はったつ障害しょうがいかんがえることは大変たいへんむずかしいし、本人ほんにんたちにとっての理解りかい支援しえんおくれてしまうとおもいます。 ○伊藤いとう座長ざちょう いまのおはなしは、わたしもそのとおりだとおもいます。ですから、とく高機能こうきのうしょうかんしては、知的ちてき障害しょうがいとは別枠べつわくかんがえる必要ひつようがあるとおもいます。ただ、ている方々かたがた は、おなじんでもそれをべつかんがえるということで、仕組しくみとしては、知的ちてき障害しょうがい仕組しくみが それなりに使つかえる。これは実態じったいとしてもそうだとおもいます。ただ、かんがかたとしては、ぶん けてかんがえる必要ひつようがあるということだとおもいます。  とくに、インクルージョンの地域ちいき仕組しくみをつくるとすれば、それははっきりと、こう のう高機能こうきのうかんがえなければいけない。施設しせつ対応たいおうでは困難こんなんであるとおもいます。  ほかにございますか。 ○岩谷いわたに委員いいん 国立こくりつ障害しょうがいしゃリハビリテーションセンターの岩谷いわたにです。  医療いりょう福祉ふくしもっとむずかしいところを担当たんとうされ、大変たいへん苦労くろうしておられることについては 敬意けいいあらわしたいとおもいます。  高木たかぎ先生せんせい今日きょうしめしになられたのは、臨床りんしょうてき研究けんきゅう機関きかんをイメージされているので はないかとおもいました。現状げんじょうは、就学しゅうがくまえ生活せいかつ施設しせつ通過つうかがた施設しせつではないということ があるとおもいます。今後こんごくに臨床りんしょう研究けんきゅう機関きかんとしてどのように位置いちづけをおかんがえになっ ておられるのか、おかせいただきたいとおもいます。 ○高木たかぎ委員いいん ありがとうございました。現在げんざい秩父ちちぶ学園がくえんおおきな課題かだいは、園生えんせい地域ちいきうつり くだりけんです。ゆう目的もくてきゆう期限きげんというかたちざいえんがなかなか困難こんなんきたしております。それは、 いままでの障害しょうがい福祉ふくしながれのなかしょうじてきた問題もんだいでもあるし、また、秩父ちちぶ学園がくえん火急かきゅう だいです。実際じっさい現在げんざいこまりのかたたちを、ゆう目的もくてきゆう期限きげんというかたち入所にゅうしょしていただいて、 かぎられた期間きかんなか支援しえん提示ていじし、そしてそれを地域ちいき生活せいかつむすびつけていくことを秩父ちちぶ 学園がくえんがしなければならないのですが、現在げんざいまだそのけんかんしては発展はってん途上とじょうです。ますま すわたしどもが努力どりょくしなければならないというおもいはつよくありますが、現時点げんじてんとして、その 課題かだいのこっております。継続けいぞくして努力どりょくしていくつもりです。  ただ、今回こんかいこの事業じぎょうげたのは、地域ちいき生活せいかついとな知的ちてき障害しょうがいともな発達はったつ障害しょうがいほう自閉症じへいしょうかたたちの地域ちいき生活せいかつと、就学しゅうがくぜん療育りょういくおよ就学しゅうがく移行いこう円滑えんかつすすめて、つぎのライフス テージにつないでいくことを目指めざした、また、非常ひじょう限定げんていてきこころみです。ライフステー ジからするとちいさな範囲はんいこころみですが、これをすることで、地域ちいき連携れんけいという仕事しごとなかの エッセンスがある程度ていど抽出ちゅうしゅつされてくるようなこころみにしたいとおもっております。氏田うじた先生せんせい要望ようぼうかんしては、現在げんざいまったくおこたえできていなくて恐縮きょうしゅくですが、現在げんざいのところ、秩父ちちぶ 学園がくえん特性とくせいからしてここまでです。今後こんご努力どりょくしまして、高機能こうきのうかたたちにかんしては、なに らかのかたち秩父ちちぶ学園がくえん尽力じんりょくしたいとおもっております。  現在げんざい関連かんれんした事業じぎょうとしてひとつあるのは、さきほどおしめしした、くにリハの事業じぎょうであるはつ たち障害しょうがい青年せいねんほう地域ちいき生活せいかつ就労しゅうろうへの支援しえんというかたちかかわっております。微小びしょうかかわ りほうはなは遺憾いかんですが、ここからさらばしていければとおもいます。幼児ようじかんしては、 現在げんざいはなししたようなところまでのこころみですが、さら精進しょうじんしたいとおもいますので、どう ぞよろしくおねがいいたします。 ○氏田うじた委員いいん 高木たかぎ先生せんせい、ありがとうございます。わたしも、知的ちてき障害しょうがいともな自閉症じへいしょう息子むすこが おります。これまでも強度きょうど行動こうどう障害しょうがいこし本人ほんにん家族かぞく疲弊ひへいしてしまっているという 仲間なかまたちをたくさんてきました。そのかたたちの行動こうどう障害しょうがい改善かいぜんされて、地域ちいきでの生活せいかつつづけるためには、出来できるだけそのほうれた、よりちか地域ちいきでいろいろな支援しえんてられる必要ひつようがあるだろうとおもっています。きちんとしたモデルができていない ということで、秩父ちちぶ学園がくえんさんがこのあいだんでくださっていることに大変たいへん感謝かんしゃして おりますが、具体ぐたいてき成果せいかにまでは十分じゅうぶんむすびついていない状況じょうきょうであるとかんじています。  また、そういう意味いみからいますと、くに中央ちゅうおうにあっていろいろな影響えいきょうあたえること が出来でき秩父ちちぶ学園がくえんさんにはしっかりとした支援しえんモデルを提示ていじいただくとともに、自閉症じへいしょう施設しせつかんしては、民間みんかん入所にゅうしょ施設しせつ各地かくちにたくさんありますので、そちらの活用かつようなど もおねがいしたいとおもいます。また、実際じっさい施設しせつはいるとどもたちはきますが、 そこから地域ちいき移行いこうしていくところでおおくの支援しえん必要ひつようとしますので、支援しえん体制たいせい整備せいび とともに、地域ちいき移行いこうけて支援しえんができる人材じんざいそだっていくようなフィールドワークの じょう必要ひつようです。このような人材じんざい育成いくせいについて、秩父ちちぶ学園がくえんさんが今後こんご計画けいかくとしておかんがえ であれば、ぜひおかせいただけるとありがたいとおもいます。 ○高木たかぎ委員いいん ありがとうございます。指摘してきのとおりでございます。わたしは、支援しえんはハー ドではなくてソフト、支援しえんしゃのありかただとおもっております。いかに社会しゃかいてき成熟せいじゅくしたささえ 援者をそだてるかにきるとおもっております。秩父ちちぶ学園がくえんには研修けんしゅう部門ぶもんがあります。いまのと ころこうほうおおいのですが、できるだけ実習じっしゅう研修けんしゅうやし、秩父ちちぶ学園がくえんつちかったものを、 またさらたかいものを目指めざすために、先生せんせいがおっしゃるように、民間みんかん福祉ふくししょ機関きかんにも 協力きょうりょくいただいて、そこを目指めざしたいとおもいます。  わたし園長えんちょう在任ざいにんねんですが、この3年間ねんかんうったえてきたことは、まさにおっしゃったその こと、支援しえんしゃ成熟せいじゅくせいです。これにかんしては、指摘してきについて秩父ちちぶ学園がくえん全体ぜんたい努力どりょくして いく所存しょぞんです。どうぞよろしくおねがいいたします。方法ほうほうとしては、こんはなしした研修けんしゅう実習じっしゅうタイプの提示ていじ、または、わたし自身じしん理念りねんとしてはかみうえ提示ていじしているわけですが、 このことにかんしても、さきほど指摘してきいただいたように、かみだけではなく、なにきたかたち情報じょうほう発信はっしんかんがえていかなければならないとおもっています。そういう意味いみで、さきほどの 箕輪みのわ委員いいん指摘してき非常ひじょう勉強べんきょうになりました。ありがとうございました。 ○伊藤いとう座長ざちょう ほかにございますか。 ○仁木にき委員いいん さきほどから地域ちいき生活せいかつへの移行いこうというはなしがありまして、前回ぜんかい資料しりょうにも地域ちいき 生活せいかつへの移行いこうひとつの課題かだいであるとかれておりますが、秩父ちちぶ学園がくえん利用りようされておられ るほうというのは、かなり遠方えんぽうからの方々かたがたおおいわけです。そういうなかで、秩父ちちぶ学園がくえんから そく地域ちいき移行いこうすることはなかなかむずかしいとおもいます。所沢ところざわ出身しゅっしんほうであれば所沢ところざわ自分じぶんまれそだった地域ちいきもどるというかたちそく地域ちいき移行いこう可能かのうでしょうが、所沢ところざわ周辺しゅうへんほうばか りではありません。だとすれば、秩父ちちぶ学園がくえんからすぐに地域ちいき移行いこうするのではなくて、なま まれそだった地域ちいき施設しせつにまずもどるというか、秩父ちちぶ学園がくえんつちかった支援しえんのノウハウをその もと施設しせつつたえて、まずその施設しせつうつって、そこからつぎのステップとして地域ちいき移行いこうす るという手法しゅほう有効ゆうこうではないかとおもいます。 ○高木たかぎ委員いいん ありがとうございます。現在げんざい、それもこころみております。ただ、地域ちいきせいせき しては様々さまざまですし、また、家族かぞくのニーズと本人ほんにん要望ようぼうわない場合ばあいもあり まして、こういうことはなかなかむずかしいと実感じっかんしております。  ただ、指摘してきいただいたその方法ほうほうかんしては、現在げんざい努力どりょくちゅうです。さらなる努力どりょくつづけ ていきたいとおもいますので、また指導しどうをどうぞよろしくおねがいいたします。 ○伊藤いとう座長ざちょう ありがとうございました。秩父ちちぶ学園がくえんかんしては、とりあえずこのくらいで 議論ぎろんわりたいとおもいます。  ただ、学校がっこうとの連携れんけいは、わたしたちも20年来ねんらいいろいろと苦労くろうしてきまして、ようやくさい きんひかりえてきました。それは、学校がっこうがわが、発達はったつ障害しょうがいたいして関心かんしんはじめたという ことがおおきな原動力げんどうりょくになっているのだろうとおもいます。そのなかえば、ふたつの方法ほうほう必要ひつようだとおもいます。ひとつは、秩父ちちぶ学園がくえん療育りょういくされてきたおさんの学校がっこう移行いこうのときのカ ンファレンス、学校がっこう先生せんせいかたと、そのケースをとおしたカンファレンス、これは実践じっせんされ ているとおもいますけれども、おこなうことが大事だいじだとおもいます。  同時どうじに、学校がっこう派遣はけんされている職員しょくいんほう学校がっこう派遣はけん別口べつくちかんがえなければいけないも のであって、どうも、派遣はけんしたひとべつのおさんたち、すなわち自分じぶんたちの療育りょういく機関きかんに はかよってなかったおさんたちもふくめて、そういうおさんたちの学校がっこう先生せんせいたいす るアドバイスが主要しゅよう課題かだいになっておりますので、そのことを担当たんとうするほう相当そうとうレベルが たかくないとうまくいかないということがあります。カンファレンスのほうは、担当たんとうしゃがく こう先生せんせいにおつたえしていく。そういう相互そうごれは非常ひじょう有効ゆうこうだとおもいます。これ はむかしからしていることですが、学校がっこうがわがなかなかってこなかったということがありま すので、最近さいきんでは、そこがすこしうまくいってきているのではないかとおもっております。 つづいて、資料しりょう1の11ページ以降いこう議論ぎろんをしたいとおもいます。どなたからでも結構けっこうです ので、どうぞ自由じゆう発言はつげんいただければとおもいます。 ○黒澤くろさわ委員いいん 11ページですが、国立こくりつリハビリセンターは随分ずいぶん人口じんこう構造こうぞう疾病しっぺい構造こうぞうへん してきているという印象いんしょうっています。とくに、うえからみっ重度じゅうど肢体したい不自由ふじゆうしゃ利用りよう対象たいしょう拡大かくだいしていくということと、そのもとですが、こう年齢ねんれい傾向けいこうにあるというこ と、その障害しょうがいがそれぞれえてきているということですね。当然とうぜんのことながら、そ れはふたつのめんてくるわけで、ひとつは、医療いりょう保健ほけん福祉ふくし連携れんけいにおける成果せいか支援しえんとい うか、ケアという学問がくもんせいてくるところですね。このところは、もちろん高齢こうれいしゃほう介護かいごサービス計画けいかくなどいろいろしていますが、どちらかというと、介護かいご学問がくもん水準すいじゅん技術ぎじゅつ水準すいじゅんは、老人ろうじんたいするケアに重点じゅうてんがあって、障害しょうがいしゃ方々かたがたたいしては、バリエーシ ョンがおおくあるため、このあたり介護かいご福祉ふくしほう苦手にがてにするほうおおいですし、どうして いいのかがむずかしいわけです。  そういうことからうと、就労しゅうろう支援しえん困難こんなんほうがいらっしゃる、生活せいかつケアが大事だいじにな ってくる、このあたり国立こくりつリハビリセンターが、伊東いとう別府べっぷ重度じゅうど機能きのうっているわ けですから、あとてくるとおもいますが、生活せいかつ機能きのうっている蓄積ちくせきしたノウハウをこ こにどういうふうにってくるか。おそらく、職員しょくいん採用さいようもそうした方々かたがた採用さいようしなければ じゅうあつしひと介護かいごできないとおもいます。したがって、生活せいかつケアの問題もんだい将来しょうらいのありようと してどうかんがえるのかということが、さきほど、全国ぜんこく発信はっしんはなしまして、たしかに所沢ところざわでや るのはいち地域ちいき方々かたがた対象たいしょうとすることがおおいとおもいます。しかしながら、重度じゅうど障害しょうがい方々かたがたたいするケアをどうするかという問題もんだいについては、やはり全国ぜんこく規模きぼおこな価値かちがあると おもいます。それがひとつです。  ふたは、就労しゅうろう支援しえんむずかしいほうについて、地域ちいきでも障害しょうがいしゃ計画けいかくてていますが、 厚労省こうろうしょう指針ししんもとづく就労しゅうろう支援しえんがなかなか達成たっせいできないという状況じょうきょうがだいぶありまして、 精神せいしん障害しょうがいとくにそうです。知的ちてき障害しょうがい精神せいしん障害しょうがいふくめた方々かたがた就労しゅうろう支援しえんいまどうなって いて、むかし職能しょくのう訓練くんれんでしょうか、いわゆるプレボケーショナルなトレーニングがむかし はあったのですが、プレボケ・トレーニングだけではなくて、生活せいかつ移行いこうするときのつつみ くくてき相談そうだん業務ぎょうむをどう位置付いちづけようとしているのかということを、是非ぜひ今後こんごのリハビ リの方向ほうこうせいとしておうかがいしたいとおもいます。 ○伊藤いとう座長ざちょう 江藤えとう先生せんせい、おねがいします。 ○江藤えとう(オブザーバー) ただいまの黒澤くろさわ先生せんせい発言はつげんのとおりで、障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんほう指定してい施設しせつとして、平成へいせい18ねんから更生こうせい訓練くんれんしょほう活動かつどうしております。自立じりつ支援しえんほうで は、就労しゅうろうにかなりウエートがかれていますので、わたしどものところでも、従来じゅうらいだい1ワ ーク、だい2ワークといった編成へんせいあらためまして、なかなか急速きゅうそくにはモデルチェンジできな いのですが、作業さぎょうけいむっつにけて、人員じんいん配置はいちは、りつけるというわけではなくてオ ーバーラップしながら就労しゅうろうのことにかかわるようになっております。  もうひとつ、従来じゅうらいのありようですと、おな敷地しきちない国立こくりつ職業しょくぎょうリハセンターがあります ので、利用りようしゃおおくのほうしょくリハへの移行いこうのぞんでおられるほうもおりますけれども、しょく リハで採用さいようしていただけないような重度じゅうどほう取組とりくみ我々われわれいまはじめております。そして、 実際じっさい地域ちいきのハローワークへていっての就労しゅうろう、それから、就労しゅうろう模擬もぎ職場しょくばというか、 職場しょくば実習じっしゅうれてくれる企業きぎょうさんのところで、そうしたことをちょうどはじめたとこ ろです。  それから、重度じゅうど対応たいおうで、機能きのう訓練くんれん対象たいしょう受入うけい人数にんずうを20にんから40にんやして、頸 ずい損傷そんしょう想定そうていしていますが、ケアが必要ひつようほう生活せいかつ訓練くんれんと、げん段階だんかいではまだ介護かいごスタッ フをやっと採用さいようしていただいたところでまだまだですが、生活せいかつのサポートづけ就労しゅうろうくん ねりまでをおこなっていきたいとかんがえております。  重度じゅうどかんしては、わたしどももこれからですが、そのようにかんがえております。  プレボークのけんかんしては、現代げんだい職業しょくぎょうのありかたおうじて、コンピュータを基本きほんてき使つかえるようにするとか、そういう訓練くんれんふくめてさい編成へんせいしたところです。 ○黒澤くろさわ委員いいん 将来しょうらい方向ほうこう位置付いちづけるということでよろしいですか。 ○江藤えとう(オブザーバー) はい。現在げんざい利用りようしゃほうは、高齢こうれいもありますが、糖尿とうにょうびょうを はじめ、かなり複雑ふくざつ疾患しっかん合併がっぺいされているほうえております。そうしたほうふくめて。 それから、じつは、精神せいしん障害しょうがいをベースにっておられるほうもかなりえております。そう いう意味いみで、10がつ以来いらい障害しょうがいしゃリハビリテーションセンターとしたところで、わたしどもは 将来しょうらいてきにそうした重度じゅうど対応たいおう、あるいは、精神せいしん知的ちてきふくめて対応たいおうできるように体制たいせい整備せいびはじめた段階だんかいです。 ○黒澤くろさわ委員いいん ありがとうございました。結構けっこうでございます。 ○伊藤いとう座長ざちょう ありがとうございました。ほかにございますか。 ○箕輪みのわ委員いいん 11ページから順番じゅんばんいくつかあります。まず、11ページの一番いちばん、19年度ねんど から3かねん計画けいかく実施じっしされているものがあるとおもいますが、こちらについて、今日きょうでな くても結構けっこうですので、現状げんじょう進捗しんちょくじょうきょうなに報告ほうこくいただけるものがあれば、興味きょうみがあ るので是非ぜひ報告ほうこくいただきたいとおもいます。  それから、12ページには視力しりょく障害しょうがいほうはなしがいろいろっていますが、あはきの職業しょくぎょう について、拡大かくだい確保かくほということがうたわれているものがおおいのですが、実際じっさいに、あは き以外いがい部分ぶぶんでの社会しゃかいじん情報じょうほうがどういうふうになっているのか。資料しりょうだと、15ページ になりますが、やくわりほう伝統でんとうてき職業しょくぎょうとして「あはき」にかれているとあります が、それでは、ほかの7わりほうはどういったものをもとめているのか。また、本人ほんにんでは なく、雇用こようするがわかく地域ちいきほうで、全盲ぜんもうほうふくめて視力しりょく障害しょうがいがあるほうにどういったこ とをもとめているのかということのなかで、今後こんご拡大かくだいされている方向ほうこう具体ぐたいてきにおきで きればとおもっています。  14ページのところで、もう一度いちど秩父ちちぶ学園がくえんへの要望ようぼうです。さきほど意見いけんていました が、14ページにかれているふた事項じこうでは、国立こくりつ施設しせつでありながら利用りようしゃの9わり関東かんとう近辺きんぺんとなっているのは、さきほどからているような地域ちいき移行いこうで、都道府県とどうふけんとのれん 携がとれていないのか、それとも、連携れんけいがとれているのにられていないのでしょうか。 くにリハは埼玉さいたまにありますので、東京とうきょう千葉ちばくらいまでであれば、多分たぶんそのまま地域ちいき移行いこう可能かのうだとおもい、関東かんとう近県きんけん利用りようしゃおおいのではないでしょうか。やはり国立こくりつである以 うえ全国ぜんこくからの受入うけいれをする必要ひつようがあるとおもいます。そのためには都道府県とどうふけんとの連携れんけいきょう がどのようになっていくのかがポイントなのかなとおもっていますので、是非ぜひそのあたり についてうかがいたいとおもいます。  ふたにありますが、84%が年齢ねんれい超過ちょうかされているということですが、こうした事業じぎょう しょ全国ぜんこくてきおおいとおもいます。30さいどころではなくて、本当ほんとう高齢こうれいしている施設しせつ いとおもうので、そうした意味いみでは、大人おとな事業じぎょうしょなり地域ちいきなりに移行いこうできていくところ は注目ちゅうもくたかいとおもいますし、年齢ねんれいプラス地域ちいきせいがクリアできるような仕組しくみができ、 モデルをしめしていただければ、その事例じれい全国ぜんこくてき活用かつようされることが可能かのうになってくる とおもいます。そこはもうすすめていらっしゃるのであればいいのですが、そうしたことを 今後こんごかんがえていらっしゃるのであれば、両方りょうほうをあわせて連携れんけい仕方しかたとうについてかんがえていた だければとおもいます。  以上いじょうです。 ○伊藤いとう座長ざちょう ありがとうございました。 ○岩谷いわたに委員いいん モデル事業じぎょうについては学院がくいんちょうからおこたえさせていただきます。  あはき以外いがい問題もんだいで、15ページのところですが、このことについては以前いぜんから長年ながねんに わたって指摘してきをいただいております。企業きぎょうにおいて経験けいけんっているかたたちが徐々じょじょ視力しりょくうしなっていくわけですから、わたしたちは、視力しりょくうしなわれても現在げんざい仕事しごとつづけられる ことが一番いちばんいいのではないかとおもって、視力しりょく低下ていかしていく段階だんかいで、なんらかの代替だいたい手段しゅだんにつけることによって仕事しごとつづけられるのではないかと非常ひじょうつよかんがえています。 このてんについて、それは箕輪みのわ委員いいん御存知ごぞんじのように大変たいへんたかかべがあって、それをたし ないでおります。ですから、どうしても、視力しりょくうしなわれたほう最終さいしゅうてきにはあはきに られるわけです。それ以前いぜんなにとか対応たいおうさくかんがえていくべきであろうとおもっております。 我々われわれも、視覚しかく障害しょうがいしゃかたたちに、コンピュータを使つか技能ぎのうにつけていただいたり、 いろいろなことをしております。しかし、それがいくらできるようになっても、それが 現場げんば使つかえるような職業しょくぎょう用意よういされていないことはおおきな問題もんだいかんじております。 ○伊藤いとう座長ざちょう 質問しつもんですが、箕輪みのわ委員いいん質問しつもんなかにありました、のこりの7わり方々かたがた職業しょくぎょう について調査ちょうさなにかありますか。 ○岩谷いわたに委員いいん すみません、それは手元てもとこんデータがありません。 ○難波なんば施設しせつ管理かんり室長しつちょう こん資料しりょうってきますが、身体しんたい障害しょうがいしゃ実態じったい調査ちょうさなかで、視覚しかく障害しょうがい しゃ方々かたがた仕事しごといているほうやくわりがあはきの仕事しごとをしており、7わりはサービスな どいろいろな職業しょくぎょういていますが、いま数字すうじってきますので、そのさい連絡れんらくさ せていただきたいとおもいます。 ○伊藤いとう座長ざちょう ありがとうございます。  では、のこりの質問しつもんについて、どうぞ。 ○中島なかじま(オブザーバー) くにリハの中島なかじまです。11ページ最下さいかだん青年せいねん発達はったつ障害しょうがい事項じこう についておこたもうげます。  このモデル事業じぎょうは、指摘してきのとおり、平成へいせい19年度ねんどから3かねん計画けいかく実施じっししておりま す。昨年度さくねんど初年度しょねんどにつきましては、どのような施設しせつ使つかって患者かんじゃ障害しょうがいしゃほうのこのりゅう れをつくるかということと、実際じっさいにモデル事業じぎょうっていただく患者かんじゃ障害しょうがいしゃほうせん 抜にてまして、さきほど、秩父ちちぶ学園がくえん高木たかぎ園長えんちょうべられたように、埼玉さいたまけん発達はったつ障害しょうがい 支援しえんセンターであるところのまほろばに通所つうしょしているほうなかから、この趣旨しゅしほう一定いってい程度ていど選抜せんばつしまして、そして、秩父ちちぶ学園がくえん発達はったつ診療しんりょうしょ診断しんだんをつけ、そのうえくにリハ の更生こうせい訓練くんれんしょで、黒澤くろさわ委員いいんがおっしゃるところのプレボケーショナル・トレーニング、 ようするに、就労しゅうろうのためのトレーニング訓練くんれんんで、そして、実際じっさい就労しゅうろういたるという 経路けいろをまずつくりました。そのうえで、その趣旨しゅしほう選抜せんばつしました。  そして、平成へいせい20年度ねんどにおいては、実際じっさい更生こうせい訓練くんれんしょはいっていただき、現在げんざい就労しゅうろう のための訓練くんれんんでいるところです。来年度らいねんどにおいては、実際じっさいのそのかたたちが職業しょくぎょういていただいて地域ちいきなかていただき、そのうえで、訓練くんれん適正てきせいさ、この仕組しくみのてき ただしさについて検証けんしょうし、最終さいしゅうてき考察こうさつすということで3年間ねんかん終了しゅうりょう目論もくろんでおりま す。  以上いじょうです。 ○伊藤いとう座長ざちょう ありがとうございました。  では、いま職業しょくぎょうのことについて、いいですか。 ○難波なんば施設しせつ管理かんり室長しつちょう 口頭こうとう恐縮きょうしゅくですが、平成へいせい18ねん身体しんたい障害しょうがいしゃ実態じったい調査ちょうさがありまし て、そのなか視覚しかく障害しょうがいしゃほうなんらかの仕事しごといているほうやくまんじんいらして、その 3わりがあんまマッサージ、鍼灸しんきゅう仕事しごとをしています。そのつぎおおいのが、専門せんもんてき技術ぎじゅつ てき職業しょくぎょうということでやくわり。それから、農業のうぎょう林業りんぎょう漁業ぎょぎょうやく9%。そうしたところが おお分野ぶんやです。分布ぶんぷとしては、そのような状況じょうきょうになっております。 ○伊藤いとう座長ざちょう よろしいですか。  それでは、16ページの秩父ちちぶ学園がくえん都道府県とどうふけんとの連携れんけいについて、高木たかぎ先生せんせいからおねがいし ます。 ○高木たかぎ委員いいん 箕輪みのわ委員いいん指摘してきのとおりです。わたし秩父ちちぶ学園がくえんもっとちかられなければい けない事業じぎょうだとおもっております。  そこでですが、じつは、現在げんざい秩父ちちぶ学園がくえん努力どりょくりない部分ぶぶんとして、都道府県とどうふけんとのれん 携による魅力みりょくてき情報じょうほう発信はっしんが、保護ほごしゃほうにできていないのではないかとおもっておりま す。もちろん、移行いこうさきしょ施設しせつ情報じょうほう、または、その地域ちいき生活せいかつかんしては、それな りの情報じょうほう提供ていきょう努力どりょくをしておりますが、システムとしてまだ構築こうちくしておらず、これがげん ざい課題かだいであり、検討けんとうちゅうです。  それと、ただうつればいいというものではありません。本人ほんにん家族かぞくが、この移行いこうこ そ、秩父ちちぶ学園がくえんよりも魅力みりょくてき選択せんたくであることを実感じっかんしていただかなければなりません。 それは、さきほどはなした魅力みりょくてき情報じょうほう発信はっしん提供ていきょうもありますが、もうひとつ、秩父ちちぶ学園がくえんがわか らのあついアフターケアだろうとおもっております。これがまだできていません。これもけん 討中です。  さきほど氏田うじた先生せんせい指摘してきもありましたが、地域ちいきけめぐる支援しえん、これがくに事業じぎょうなかかされればとおもっております。現時点げんじてん一番いちばんしいのがマンパワーです。秩父ちちぶ 学園がくえん業務ぎょうむをできるだけ効率こうりつして、これにめるように努力どりょくいたします。 ○伊藤いとう座長ざちょう ありがとうございました。  ほかにございますか。 ○寺山てらやま委員いいん 16ページのうえだん、「重度じゅうどセンターについて」のところです。わたし現在げんざい大学だいがくで、PT、OT、STなどのリハビリテーション関係かんけい養成ようせいをしていますが、全国ぜんこく にたくさんの臨床りんしょう実習じっしゅうかかえておりまして、あちこちの現場げんばさせていただいてい ます。この頸髄損傷そんしょうほうだけではないのですが、最近さいきん病院びょういん入院にゅういん日数にっすう短縮たんしゅくで、むかしわたしどもが頸損をやっていたときには、長期ちょうきにかかって職業しょくぎょうリハビリテーションのぜん段階だんかいさきほど、プレボークというはなしがありましたけれども、プレボークのところまで病院びょういんなか でできる体制たいせいでした。それが、いまはそういうわけではなくて、平均へいきん在院ざいいん日数にっすうは12.5にちと か、20日はつかとかいうなかで、回復かいふくまでいても、頸髄損傷そんしょうは、とくにたくさんのリハビリテー ションサービスが必要ひつようほうはなかなかわらなくて、ADLの一部いちぶ自立じりつするくらいの ところでつぎ移行いこうしなければならないということで、是非ぜひ、そのけて系統的けいとうてきくにリハが宣伝せんでんをして、むしろ、全国ぜんこくてきると、くにリハでそんなことをやってくれる のかという病院びょういん施設しせつおおいですので、そのあたりのPRを是非ぜひしていただくといいのではな いかという提案ていあんです。  それから、ぎゃくですが、このみじか入院にゅういん日数にっすうなかで、急性きゅうせい回復かいふくのリハ、とく回復かいふく リハの終盤しゅうばんのところで、病院びょういんなにしょくリハのぜん段階だんかいとしてするべきかという処方箋しょほうせんを、 基準きじゅんをおしめしいただくと、病院びょういんがわとしてもそれをけて、あるいは、くに施設しせつ利用りようし なくても、そこで地域ちいき施設しせつ就労しゅうろう施設しせつ移行いこうできる可能かのうせいがあるひともいらっしゃるか もしれないということで、双方向そうほうこう連携れんけいというか、体系たいけいてき連携れんけい必要ひつようだと、養成ようせい機関きかん実習じっしゅう現状げんじょうからそうおもいます。  以上いじょうです。 ○伊藤いとう座長ざちょう あわせてわたしからも一言ひとことねがいをしておきたいとおもいます。16ページのふたいま寺山てらやま先生せんせいがおっしゃったところですが、その対象たいしょうなかには若年じゃくねんのう血管けっかん障害しょうがいしゃ がいらっしゃいます。これは更生こうせい訓練くんれんをしていくうえで、入院にゅういん期間きかん短縮たんしゅくされているので、 身体しんたい障害しょうがいしゃ手帳てちょう取得しゅとくされないと福祉ふくし施設しせつ利用りようできないわけですが、のう血管けっかんかんして は3カ月かげつという規定きていがあります。6カ月かげつはずしていただいたのですが、まだ3カ月かげつざん っております。これがのこっているために、3カ月かげつたたないと手帳てちょう申請しんせいてきません。 これが認可にんかされるのにどうしても1カ月かげつくらいかかります。そうすると、4カ月かげつたって から申請しんせいというはなしになります。また、お役所やくしょ仕事しごとですから、これがなかなかさきすすみま せんで、はいるまでには5カ月かげつ、6カ月かげつとかかってしまいます。  これは、いまやMRIもCTもありますので、1カ月かげつくらいのところで判定はんていすることは 可能かのうだとおもいますし、場合ばあいによっては、さい認定にんていする仕組しくみもありますから、そういうなか で、身障しんしょう手帳てちょう認定にんていかんしてもはやくにする。3カ月かげつという規定きていはず方向ほうこうもぜひ検討けんとう いただきたいとおもいます。  ほかにございますか。 ○岩谷いわたに委員いいん 15ページのうえかこみのなかで、あしりのようになってもうわけないですが、 民間みんかん施設しせつでのみが十分じゅうぶんでない高次こうじのう機能きのう障害しょうがい発達はったつ障害しょうがいとうあらたな障害しょうがい分野ぶんやとく したかたちでそのみをすすめる必要ひつようがあるといてあります。わたしたちは、これらにとく するつもりはあまりありません。それはひろげていこうとおもっていまして、これにとくする ことはあまかんがえていません。そのあたり、この論点ろんてんなか指摘してきさせていただきたいとおもいま す。 ○伊藤いとう座長ざちょう ようするに、この障害しょうがい分野ぶんや集中しゅうちゅうするわけではないということですね。 ○岩谷いわたに委員いいん はい、そうです。 ○伊藤いとう座長ざちょう それはそうだとおもいます。  とはいっても、高次こうじのう機能きのう障害しょうがい発達はったつ障害しょうがいについてかなり重点的じゅうてんてきむというこ とですね。 ○岩谷いわたに委員いいん そうです。 ○伊藤いとう座長ざちょう ほかにございますか。 ○東山ひがしやま委員いいん 視覚しかく障害しょうがいしゃ職業しょくぎょう対策たいさくけんですが、岩谷いわたに先生せんせいがおっしゃるとおり、視覚しかくさわ がいしゃ職業しょくぎょう大変たいへんむずかしいものがあります。これは承知しょうちのとおりです。でも、現実げんじつ問題もんだい として、かく視力しりょく障害しょうがいセンターの利用りようりつ減少げんしょうしてきております。現在げんざい、あはき養成ようせい課程かてい ということで募集ぼしゅうされているとおもいます。これからは、たとえば、あはきをこのまない視覚しかく 障害しょうがいしゃ、あるいは、中途ちゅうと失明しつめいしゃ職場しょくば復帰ふっきのぞほう、これらの対策たいさくとして、パソコンわざ じゅつとか事務じむけい職業しょくぎょう訓練くんれん科目かもく、ここら検討けんとういただきたい。ましてや、労働ろうどうサイド ですが、視覚しかく障害しょうがいしゃ職業しょくぎょう訓練くんれんはほとんど実施じっしされていないようにいております。こ のてんは、今後こんごかく視力しりょくセンターのありかたまえて検討けんとういただければとかんがえておりま す。  以上いじょうです。 ○伊藤いとう座長ざちょう 事務じむきょくからなにかありますか。 ○難波なんば施設しせつ管理かんり室長しつちょう ひとつは、いきなり職業しょくぎょうてき自立じりつという観点かんてんではなくて、当然とうぜんのこと ながら、中途ちゅうと視覚しかく障害しょうがいしゃ日常にちじょう生活せいかつ訓練くんれんというかたちでされているわけですね。そのなかで、 すこ職業しょくぎょうてきなものもふくめてする方法ほうほうひとつあるだろうとおもいまして、そこらあたり今後こんご検討けんとう課題かだいとしてかんがえていきたいとおもっています。 ○箕輪みのわ委員いいん いま意見いけん関連かんれんしてですが、まれながらにして全盲ぜんもうほうと、途中とちゅう糖尿とうにょう やまい事故じこ失明しつめいしたほうにおいしたことがあります。おにんとも、実際じっさい企業きぎょう人事じんじ担当たんとうしているほうです。そのかたたちも、いまのように、学生がくせい時代じだいは、マッサージ、あはきを えらばなかったため先生せんせいからきらわれて、非常ひじょうにつらいおもいをしてきたと。大学生だいがくせいのサーク ルのようなかたちでパソコンをまなんで、いま普通ふつうのサラリーマンとしてはたらくことができてい ると。このことをなんとかわかい、たとえば盲学校もうがっこうかよっているようなちいさなおさんにもつて えたいけれども、そのすべがないそうです。盲学校もうがっこう卒業そつぎょうに、2年間ねんかんくらいあはきのくん ねりをうける専門せんもん学校がっこうのようなしくみがあるのですが、その進路しんろ以外いがいの、たとえば事務じむけい仕事しごとをしたいとったら、先生せんせいから、「なにてことだ、とんでもない」とわれてしまった と。それも本当ほんとう一部いちぶはなしで、それ以外いがいひとはとてもハッピーにごされているのかも しれないのですが、実際じっさいにあはきとしてはたらいている事例じれいはあまりにも有名ゆうめいなので、そ れ以外いがいはたらいているほうの、ごく普通ふつうのサラリーマンのようなひとたちのインタビューとか、 そうしたなまこえいていただく機会きかいはあるのでしょうか。関係かんけい団体だんたいかいしてだと、とく じょうかぎられた情報じょうほうになってしまう可能かのうせいがあるので、こん実際じっさいはたらいているほうが、おさないこ ろからどうしてごしてきたのか、途中とちゅう転職てんしょくしたほうであれば、どういうかたち自分じぶんいま ここにあるのかということを、せいこえひろあつめていただくと、現在げんざいわたしたちがかんがえて いるようなことのヒントになるのかなとおもいます。そうしたことはされていらっしゃる でしょうか。 ○伊藤いとう座長ざちょう していませんよね。どうぞ。 ○柳澤やなぎさわ委員いいん いまのことに関係かんけいしますが、わたしはずっとながあいだ労災ろうさい病院びょういんで、労働ろうどう災害さいがいとして のいろいろな障害しょうがいからの職場しょくば復帰ふっき問題もんだい、また、最近さいきんは、このかいでも問題もんだいになるような、 たとえば生活せいかつ習慣しゅうかんびょうとして、てきな、糖尿とうにょうびょうとかいろいろな合併症がっぺいしょうがくる場合ばあい、どうや って職場しょくば復帰ふっきをさせるかということが検討けんとう課題かだいになって、検討けんとうをしているなかで、ただい ま問題もんだいになりましたような、視力しりょく障害しょうがい現在げんざいは、総数そうすうからいけば糖尿とうにょうびょうせいもっとおおくて、 そのつぎ緑内障りょくないしょうですから、基本きほんてきには後天こうてんせいになります。  結論けつろんからうと、そうした視力しりょく障害しょうがいいちじるしくすすまえに、知的ちてき機能きのうった職業しょくぎょうにき ちんと従事じゅうじしていたひとかんしては、それは就職しゅうしょくはかなり確保かくほされるということがあ ります。しかし、すべてにそうした特殊とくしゅ機能きのうっていることを期待きたいすることはでき ませんので、わたしも、そのような、労災ろうさい勤労きんろうしゃ医療いりょうのところでは、あはき議論ぎろんたい ぞうにはならないような、そういうちがった状況じょうきょうが、どういうふうにしてうまくある程度ていど調しらべ するというか、整合せいごうせいってくに施策しさくとしてできていくかということを、ぜひ検討けんとう する必要ひつようがあるだろうとおもいます。  それは、労働ろうどうしゃ健康けんこう福祉ふくし機構きこうとか、ほかの独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん国立こくりつ高度こうど医療いりょう専門せんもんセンタ ーなどもありますし、そうしたところとの連携れんけいいま問題もんだい是非ぜひ検討けんとうする必要ひつようが、これ からはてくるだろうとおもいます。  以上いじょうです。 ○伊藤いとう座長ざちょう 事務じむきょく、よろしいですか。 ○山崎やまざき委員いいん 聴覚ちょうかく障害しょうがい視覚しかく障害しょうがい方々かたがたが、通常つうじょう高等こうとう教育きょういくがってくるまでの道筋みちすじ にはいろいろなバリアがあるとおもいます。視覚しかく障害しょうがい方々かたがたよこ連携れんけいされていて、まえの ように点字てんじたよらなくても、いろいろな手法しゅほうあたらしくいっぱい開発かいはつされていますし、授 ぎょうなかでも、点字てんじ試験しけんけることももちろんできますが、それ以外いがいの、いまはDAISY が非常ひじょうさかんになっています。それから、わたしはボランティア活動かつどうのグループをずっとささえ 援してきているのでわかりますが、よこ支援しえん団体だんたいがすごくひろがっています。DAISYさ れて、これが国際こくさいてきよこのつながりにもなってきていますし、そういう高等こうとう教育きょういくまで ている学生がくせいたちというのは、たとえばラテン語らてんごとかスペインというようなことまでもぜん 支援しえんできるボランティア団体だんたいもたくさん育成いくせいされています。実際じっさい大学だいがくて、また は、わたしは、大学院だいがくいんきたられた学生がくせいさんも教育きょういくしたことがありますが、盲導犬もうどうけんれてで もみんな学校がっこうます。  そういう意味いみでは、いろいろなツールがあること、いろいろな支援しえん団体だんたいがあるという ことの情報じょうほうも、これからは国立こくりつ機関きかんなので、そういうよこ学生がくせい団体だんたい支援しえんだったり、 あるいは、それをサポートするようないろいろな支援しえんだったりというような情報じょうほうも、さつ になって出版しゅっぱんされたり、文科ぶんかしょうも、そういう障害しょうがいがある学生がくせいたちの支援しえんのためのおかねかく大学だいがくにもおくったりしています。  もちろん、それには限界げんかいがあるのですが、限界げんかいがあったのちは、学生がくせいグループをそだてて、 その学生がくせいグループがいろいろなサポートもするようなシステムもあって、そういう大学だいがく で☆しるしいくつもついているようなリストなどもありますよね。そういうものを学生がくせいたち に提供ていきょうしながら、いまは、へんないいかたですが、高等こうとう教育きょういくまですすめるみちはいろいろなバイパ スができていますから、そういう多様たよう情報じょうほうをぜひ障害しょうがいしゃにおとどけいただくというよう なこと。実際じっさい今度こんどは、ボランティア団体だんたいは、学校がっこうかけていって、そして、学校がっこうの ドアを、こういうふうにしたらできますよというようなことも、学校がっこう教育きょういくするという か、そういうところの団体だんたいもかなりたくさんてきていますから、そういう情報じょうほう双方そうほう むかい情報じょうほうになるように全国ぜんこく発信はっしんされればとおもいます。DAISYのようなところは、ほか のくに情報じょうほうおこなったりたりができていますね。そういう支援しえんもぜひおねがいしたいとおもえ います。去年きょねんでしたか、日本にっぽんでも国際こくさい会議かいぎひらきましたよね。 ○伊藤いとう座長ざちょう ありがとうございました。あはき以外いがい希望きぼうされる方々かたがたについて、すこ着目ちゃくもくしていただきたいということですね。 ○山崎やまざき委員いいん はい。そこにも情報じょうほうひろげながら、いろいろなモデルをぜひ提供ていきょうしていた だければとおもいます。 ○伊藤いとう座長ざちょう どうぞ。 ○氏田うじた委員いいん 前回ぜんかい頂戴ちょうだいした資料しりょう2の3ページあたりになりますが、あらたな障害しょうがい分野ぶんやにおけ る福祉ふくし機器きき支援しえん技術ぎじゅつとう研究けんきゅう開発かいはつすすめるために機能きのう強化きょうか必要ひつようではないかという ことがています。たとえば、知的ちてき障害しょうがい発達はったつ障害しょうがいなどでうと、コミュニケーションささえ 援のためのいろいろな器具きぐや、いま山崎やまざき先生せんせいのおはなしうかがっておもしたのですが、たとえ ば着席ちゃくせきすることが大変たいへん困難こんなん児童じどうにとっての自助じじょ補助ほじょのようなもの、教材きょうざい教具きょうぐ もかなりすすめられていますので、そういうことも視点してんれていただけるとありがたい とおもいます。  それから、わたしども日本にっぽん発達はったつ障害しょうがいネットワークでは、現在げんざい、3,000にん会員かいいんアンケート を実施じっしして集計しゅうけいちゅうですが、6わりちょっとが17さいまでのおさんをおちの家族かぞくです。 そのなかで、やはり老後ろうご不安ふあん大変たいへんたかく、40%ちか数値すうちています。つまり、さきほど 11ページの青年せいねん発達はったつ障害しょうがいしゃ地域ちいき生活せいかつ移行いこうへの支援しえんかんするモデル事業じぎょう説明せつめいを いただきましたが、就労しゅうろうするだけではなく、生活せいかつ支援しえん、どんならしかたのぞんでいて、 どういうかたち地域ちいきらしていくのかという視点してんで、成人せいじん青年せいねんたちの支援しえん幅広はばひろかんがえていただけるようなモデル事業じぎょう展開てんかい是非ぜひねがいしたいとおもいます。 ○伊藤いとう座長ざちょう ほかにございますか。 ○難波なんば施設しせつ管理かんり室長しつちょう 補足ほそくいたします。リハビリテーションセンター自体じたいが、発達はったつ障害しょうがいかんする事業じぎょうをまだまった展開てんかいしていません。したがって、いま指摘してきてんについては、 たとえば自立じりつ訓練くんれんてきなものをれるとか、今回こんかいのありかたなかで、そうした分野ぶんやについ て拡大かくだいすべきであるとか、そうした意見いけんをいただけたらとおもっております。 ○伊藤いとう座長ざちょう ほかにございますか。 ○高木たかぎ委員いいん わたしべることではないかもしれませんが、じつは、くにリハで施行しこうされてい ます発達はったつ障害しょうがい青年せいねん支援しえんですが、実際じっさいには、日常にちじょう生活せいかつ更生こうせい訓練くんれんですね。対人たいじん関係かんけい中心ちゅうしんとして日常にちじょう生活せいかつのリズムをととのえることからはじまって、就労しゅうろう準備じゅんび状態じょうたいをつくってい くことに更生こうせい訓練くんれんしょでは力点りきてんいております。そして、対象たいしょうしゃみなさんと家族かぞくのニ ーズもそうです。この事業じぎょうは、そういう意味いみでは、非常ひじょう意義いぎがあるものだとおもってお りますので、分担ぶんたん研究けんきゅうしゃとしても努力どりょくするつもりですが、皆様みなさまにも、この事業じぎょう科学かがくけん きわむかんしては理解りかいをいただいて、支援しえんをいただければとおもいます。 ○伊藤いとう座長ざちょう ほかにございますか。どうぞ。 ○黒澤くろさわ委員いいん 前回ぜんかい、どなたかわすれましたが、ケアマネージャーの研修けんしゅうをすべきではない かということで資料しりょうにもっておりますが、ついこのあいだまで、埼玉さいたまけんでセーフティネッ トワークを2年間ねんかんほど実施じっししたときに、最大さいだい問題もんだい総合そうごう相談そうだん支援しえん業務ぎょうむでした。つまり、 一貫いっかんして分断ぶんだんがない、発病はつびょうから一貫いっかんした相談そうだん業務ぎょうむというものを、ある意味いみ専門せんもんてきノウ ハウをった相談そうだんいん研修けんしゅう必要ひつようではないかということになりました。  わたしは、国立こくりつは、もちろん、いま相談そうだん判定はんてい会議かいぎがあって、入所にゅうしょそのきたられたほうにして いますが、全国ぜんこく方々かたがたたいして、これまで60ねんほどきずきあげてきた、視力しりょくもそうです が、重度じゅうどふくめて、そういったげたノウハウをさら研究けんきゅうして、いわゆる包括ほうかつてき支援しえん業務ぎょうむがどういうものであるかということは、これは数量すうりょうてきエビデンスではないもの ですから、意外いがいむずかしいものです。ですから、これはやはりなんらかの方向ほうこうせいなかに、そ うした研究けんきゅうなり、包括ほうかつてき相談そうだん業務ぎょうむのありようについて、わたしはきちんとした位置付いちづけをす べきだとおもいます。答申とうしん原案げんあんには、社会しゃかい科学かがくについてとだけいてあります。全部ぜんぶこまかくはけませんから理解りかいしますが、どこにれるのかということについては、わたしは、 位置付いちづけをする必要ひつようがあるのではないかとおもっています。  以上いじょうです。 ○伊藤いとう座長ざちょう わたしまったおな意見いけんです。たしかに、そういう相談そうだん業務ぎょうむ、それから、さきほどさき せいがおっしゃった障害しょうがいしゃ生活せいかつケア、これをおこな専門せんもん育成いくせいもあわせてかんがえておく必 ようがあるとおもいます。 ○山崎やまざき委員いいん わたし黒澤くろさわ委員いいん発言はつげん重大じゅうだい発言はつげんだとおもいます。というのは、地域ちいきつつみ くく支援しえんセンターは全国ぜんこくにありまして、これの全国ぜんこく調査ちょうさをしてみました。そので、今度こんど市区しく町村ちょうそんがどのようにそのことを位置付いちづけているのかということも調しらべました。  わたし領域りょういきうと、たとえば、精神せいしん保健ほけん福祉ふくしとか社会しゃかい福祉ふくしなどのひとたちがいますが、 それらがやはり英国えいこくおなじようにケアスタンダードがないわけです。そこで、今年ことしから 全面ぜんめんてき研修けんしゅうプログラムも、教科書きょうかしょも、内容ないよう全部ぜんぶわりました。そのながれの根本こんぽんにな っているのは、今日きょうのおはなしなかにありますように、障害しょうがいがあるほうなら、そのほう個人こじんいえ ぞくとコミュニティを総合そうごうしてコラボレーションできる、そして、総合そうごうできる相談そうだんたい せいをつくることがいま本当ほんとう必要ひつようです。そのことが、障害しょうがいしゃ生活せいかつ支援しえんセンターが地域ちいきに ありますが、先導せんどうてきにそうしたモデルや研修けんしゅうのプログラムをぜひおつくりいただき、そ して、ぜん人的じんてきにきちんととらえられて、いわゆるバイオサイコソーシャルにできるような、 そういう相談そうだん体制たいせいんでいかないといけない。全国ぜんこく調査ちょうさをしてみてつくづくおもいまし た。  今度こんど厚労省こうろうしょうはそこを位置付いちづけまして、地域ちいき総合そうごう相談そうだんというかんがかたまえしていま すから、ぜひこの領域りょういきでも、そのかんがかたすこ研修けんしゅうなりモデルなりをげていただ けるとありがたいとおもいます。もし必要ひつようであれば、調査ちょうさ結果けっかをおしめしします。 ○伊藤いとう座長ざちょう ありがとうございました。  それでは、時間じかんてきに、11ページ以降いこうだけではなく、まえもどって、全体ぜんたい自由じゆうはつ げんいただきたいとおもいます。 ○岩谷いわたに委員いいん わたしたちは、総合そうごうてきなサービスということが重要じゅうようであるということを目指めざし ているわけですが、山崎やまざき委員いいんがおっしゃいましたように、バイオサイコソーシャルなモ デルでありまして、ややもすると、医療いりょう福祉ふくしはなされてしまいます。やはりここ で先生せんせいかたのおはなしは、ソーシャルなモデルのほうにどうしてもきがちです。しかし、それ を本当ほんとうささえているのはメディカルなところですし、メディカルな診断しんだん、メディカルな 病態びょうたい、そういうものがきちんとしないかぎり、そのにどういうサービスがロジカルなの かということはかんがえられないとおもいます。ですから、総合そうごうてきということをかんがえたとき、 メディカルな部門ぶもん充実じゅうじつしていかなければいけないとおもいます。  そのひとつのれいとして、柳澤やなぎさわ委員いいんさきほどおはなしくださいましたが、生活せいかつ習慣しゅうかんびょうという のは、障害しょうがい方々かたがたにとって非常ひじょう重大じゅうだいです。なぜかというと、運動うんどうができないから です。視覚しかく障害しょうがいしゃほうは、どうやったってそんなに運動うんどうができません。脊損のほうもでき ません。そのひとたちをどうやってうごかして、どうするかということがなければ、我々われわれの ところがりたないとおもっております。  そのことについては、病院びょういんちょうなにかあったら追加ついかしていただければとおもいます。 ○あか(オブザーバー) リハビリテーションのほうから先生せんせいかた是非ぜひ理解りかいいただきた いのは、わたしたちのまわりにいる実際じっさいかたたちのだい部分ぶぶんは、病名びょうめいが1というひとはほとんど いなくなっています。ですから、よく、リハで診断しんだんがつくというのは、問題もんだいてんリストが できるということで、場合ばあいによっては、あちらをてればこちらがたずというような ものばかりのなかでやっています。だから、当然とうぜんものごとがすべて重層じゅうそうてきになってきてい て、そこにいる患者かんじゃさんだけではなくて、その家族かぞくまわりにいらっしゃるひとたち全部ぜんぶはないのなかなんらかの解決かいけつはかろうということなので、基本きほんてきには、特効薬とっこうやくはあり ないということと、我々われわれまわりでいま問題もんだいになっていることのおおくは、進行しんこうして、大体だいたいなおらないということが前提ぜんていうえでの議論ぎろんであるということだけ、よろしくおねがいしたい とおもいます。  ですから、脊髄せきずい損傷そんしょうも、むかし若年じゃくねんしゃ高齢こうれいしゃぽうせいっていたものが、いま高齢こうれい しゃ一方いっぽうせいわりつつあります。ここにはおとしというものがはいってきて非常ひじょう大変たいへんで す。それから、外傷がいしょうせいのものはかずっていますが、そうではないものはどうなってい るのかいまのところよくわからないということがあります。  それから、わたしどものところにきたられる脊髄せきずい損傷そんしょうの3わりかたたちは精神せいしんがらみです。くだりたりしたひとたちなので、以前いぜんくらべるとはなしはものすごくむずかしくなってきています。 なにもなくて、わかくてたい麻痺まひだったら、わたしたちも入院にゅういんは6週間しゅうかんで、くるま運転うんてんまで全部ぜんぶん でオーケーです。でも、いまはそんなひとはまずいません。  というような状況じょうきょうですので、とにかく複雑ふくざつになっていることだけは強調きょうちょうして、発達はったつさわ がいおそらく、その病名びょうめいでくくれるようなひとはごくわずかで、そこにはもっといろいろな 要素ようそからんでいるのではないでしょうか。  ですから、複数ふくすう問題もんだいてん病名びょうめいひとつではないということにどう対応たいおうしていくかとい うことなので、はなしはだんだん複雑ふくざつにならざるをないのではないかとかんがえております。 ですから、さきほどからの、病院びょういんでの入院にゅういんながくなり、たくさんのかたたちがどうしても沈 殿どのしてしまうというのも、ひとつには、そういう状況じょうきょうがあるからだろうとおもいます。シン プルなかたたちはそこそこ解決かいけつしているのではないでしょうか。単純たんじゅんだけがわるいとい うことなら、なんとかなってしまうのかもしれません。ですけれども、視覚しかく障害しょうがいとともに 内部ないぶ疾患しっかんっているというはなしがどうなっていくかだろうというかんじでおはなしいてお ります。 ○伊藤いとう座長ざちょう いずれにしても、総合そうごうてきなリハビリテーションセンターというのは、医療いりょう福祉ふくしとの連携れんけいわれますが、医療いりょうがベースですね。診断しんだんふくめて、それがきち んと土台どだいにならないとはしらがまっすぐたないわけですから、福祉ふくしはそのうえって主役しゅやくえんじるけれども、それはあくまでも土台どだいがあってのはなしであることを前提ぜんていにしておかんがえ いただきたいとおもいます。  ほかにございますか。 ○柳澤やなぎさわ委員いいん 前回ぜんかい議論ぎろんがあったところだとおもいますが、わたし前回ぜんかい欠席けっせきしましたので、 ひとつだけ、9ページの「4.リハビリテーションにかんする情報じょうほう収集しゅうしゅう提供ていきょうおよ企画きかくだて あん機能きのう」について意見いけんもうげたいとおもいます。  わたしは、立場たちばじょう国立こくりつ高度こうど医療いりょうセンター、つまりおおきな病気びょうきかんするナショナルセンタ ーですが、その外部がいぶ評価ひょうかなどをしていまして、現代げんだいにおいて一番いちばん大事だいじ事業じぎょうひとつであ る情報じょうほう収集しゅうしゅう発信はっしんきわめてプアにしかできていないことを痛感つうかんしております。まず、 そういうセンターを、むかし図書館としょかんおなじようなイメージでしかくにかんがえない。それは、 しょ外国がいこくくらべると非常ひじょうおくれているところです。なんか、情報じょうほう収集しゅうしゅう発信はっしんセンターをつ くる必要ひつようがあるともうげるのですが、くにリハを中心ちゅうしんしたこの更生こうせい援護えんご機関きかん場合ばあいも、 是非ぜひ情報じょうほう収集しゅうしゅう発信はっしんのシステムをどうするかということを、従来じゅうらいにもして重要じゅうようで あるということで検討けんとういただきたいとおもいます。  それに関連かんれんして、最近さいきんりましたのが、そうした情報じょうほうセンターをつくって、そこのセ ンターの専門せんもんスタッフが世界せかいてき情報じょうほうあつめるということは、当然とうぜん基本きほんてき活動かつどうとし て大切たいせつですが、それにくわえて、ホームページのなかにそうした情報じょうほう収集しゅうしゅう発信はっしんをするよ うなシステムをべつにつくると、たとえば、今日きょういろいろ議論ぎろんになった教育きょういく問題もんだいやソーシ ャルインクルージョンの問題もんだいなどについてのモデルてき経験けいけんのデータがどんどんはいって くるので、それは非常ひじょうにいいとおもいます。そのようなありかたが、EUの労働ろうどう安全あんぜん衛生えいせいせき かかりのセンターの情報じょうほう発信はっしんのシステムのひとつとして位置付いちづけられているという報告ほうこく昨年さくねん ありました。それはやはりひと大事だいじなことではないかとおもいます。  組織そしきとして人員じんいんをそろえてワークアップすることは大切たいせつですが、いまのような時代じだいにそ うたくさんのひとけるということでもありませんので、むしろ、このくにリハならくにリ ハの機能きのう明確めいかくそとたいしてしめしたうえでのボランティアというか、からの情報じょうほう提供ていきょう期待きたいすることは大事だいじだとおもいますので、そのてんだけもうげたいとおもいます。 ○伊藤いとう座長ざちょう ありがとうございました。ほかにございますか。  諏訪すわ委員いいん、ありますか。 ○諏訪すわ(オブザーバー) 研究所けんきゅうじょ諏訪すわです。いま情報じょうほう発信はっしん機能きのうについての要望ようぼうです が、わたしどもも、ひとつのモデルケースとして、発達はったつ障害しょうがい情報じょうほうセンターというものをじょう げさせていただいたというか、厚労省こうろうしょうから移管いかんしていただいてすすめておりますけれども、 これもいわゆるだい世代せだい情報じょうほうセンターをねらっている。さきほどのおはなしで、図書館としょかんのよう なものがだい世代せだい情報じょうほうセンターですが、もっと能動のうどうてき情報じょうほうセンターをつくっていか なければいけないというはなしかんがえております。  発達はったつ障害しょうがいということのつぎのステップとしては、障害しょうがい情報じょうほうセンターというものをねらって いかなければいけないとおもっております。そのすすかたかんしても、たしかにいまのネットワ ーク社会しゃかいなかからいろいろなかたち有用ゆうよう情報じょうほうあつめる方法ほうほうろんすでにある情報じょうほう効果こうかてき分析ぶんせきする方法ほうほうなど、わたし専門せんもん情報処理じょうほうしょりですので、そちらではデータマイニングなどの 技術ぎじゅつ実際じっさいのアプリケーションの現場げんばさがしている状態じょうたい技術ぎじゅつすすんでいるということ がありますので、そういうものも是非ぜひみながら、だい世代せだい情報じょうほうセンターをすすめ ていきたいとおもっております。  くにリハの現状げんじょううと、どうも、設置せっちほうじょう非常ひじょうにシャビーな情報じょうほう提供ていきょうにとどまって いました。30ねんまえ、こういう施設しせつができた当時とうじ情報じょうほうたいする認識にんしきがそうでしたので、 この検討けんとうかいほう是非ぜひそういうことをプロモートするように検討けんとういただければ、我々われわれ としてもおおいにんでいきたいとかんがえております。 ○伊藤いとう座長ざちょう ありがとうございました。ほかにございますか。 ○寺山てらやま委員いいん ターゲットは「重度じゅうど」であるということで、くにリハの対象たいしょうとなる重度じゅうどとい うことですが、「重度じゅうど」という言葉ことばもあいまいというか、職業しょくぎょうリハビリテーションの関係かんけい で、高齢こうれい障害しょうがいしゃ雇用こよう支援しえん機構きこうでの議論ぎろんの「重度じゅうど」と、くにリハでっている「重度じゅうど」と はちがうし、むかしから、「重度じゅうど」の中身なかみ変遷へんせんしてきていることは実感じっかんします。  それに、さきほどのあかきょ先生せんせいのおはなし本当ほんとう実感じっかんしたのですが、頸髄損傷そんしょう単純たんじゅん重度じゅうど かというと、そうではない部分ぶぶんがあって、重度じゅうど重複じゅうふくえばいいのでしょうか、そうい うことでメディカルがあって、そのうえ社会しゃかいてきなリハビリテーションが成立せいりつするという おはなし十分じゅうぶん理解りかいしていただくためにも、やはり「重度じゅうど」の中身なかみを、プラスアルファの 部分ぶぶんで、糖尿とうにょうびょうがあったり、こころ疾患しっかんがあったり、がんをっていたりとか、非常ひじょうにオー ベスティであるとか、ものすごく複雑ふくざつになってきていて、でも、時代じだい趨勢すうせいくにリハは このようなふくあい疾患しっかんについて、なにとか就労しゅうろう支援しえん地域ちいき移行いこう支援しえんまでがんばる処方箋しょほうせん るんだよというはなしになれば、それがミッションだとおもうので、そのあたりのところを明快めいかい にしていただくとつたわりやすいのかなというわたしおもいです。  以上いじょうです。 ○伊藤いとう座長ざちょう 「重度じゅうど」のイメージですが、なにかございますか。よろしいですか。  では、岩谷いわたに委員いいん、どうぞ。 ○岩谷いわたに委員いいん 7ページ、8ページの専門せんもん職員しょくいん人材じんざい育成いくせいについてです。実際じっさいいまあるがく いんは、時代じだいにマッチしないところがてまいっております。そのあたりについて、学院がくいんちょうか らすこ補足ほそくさせていただきたいとおもいますが、よろしいでしょうか。 ○伊藤いとう座長ざちょう ほかになければ。よろしいですか。  では、どうぞ。 ○中島なかじま(オブザーバー) 学院がくいんは、7ページにしるされているとおりの5学科がっかってお りまして、いずれも本邦ほんぽうはつ学科がっかです。その学科がっか設置せっちした歴史れきしてき意義いぎは、これまでじゅう ぶんたしてきたところですけれども、歴史れきしてきにともうすとおり、実際じっさい設置せっちして、すで国家こっか資格しかくあるいはそれにじゅんじるものを3学科がっか付与ふよした結果けっか民間みんかんとうにおいておおくのどう るい学科がっか設置せっちておりますので、あるものは、なか歴史れきしてき使命しめいえているかのよう にえるもの、あるいは、いつまでたってもなかなかその領域りょういき事業じぎょう進捗しんちょくないまなぶ 混在こんざいしている状況じょうきょうです。真剣しんけん学院がくいんのありかた時期じきいまているとおもっており ます。  先般せんぱん、ここの資料しりょうにもありますように、教育きょういくから研究けんきゅうまでになえるような人材じんざい養成ようせいまなべ いんにないたいということをしるしたところ、たしてそのような学生がくせいがいるのかという 質問しつもんもありました。しかしながら、現実げんじつには、わたしどもの学院がくいん学生がくせいはそのような学生がくせいば かりです。日本にっぽん代表だいひょうする学科がっかです。  その現状げんじょうにかんがみますと、これをかさないはありません。したがって、いまさるげたような研究けんきゅうあるいは教育きょういくかいのリーダーを育成いくせいするような学院がくいんのありかたとしては、 ひとつのもののかんがかたとして、学院がくいんいま厚生こうせい労働省ろうどうしょう専修せんしゅう学校がっこうという位置付いちづけになって おります。これが、専修せんしゅう学校がっこう脱皮だっぴしてだい学校がっこうあるいは連携れんけい大学院だいがくいんのようなものに改組かいそ することによって、あたらしい意義いぎをこの学院がくいん付与ふよできるかどうかについて思慮しりょしている ところです。これはまたかく委員いいん記憶きおくにとどめていただき、ありかたひとつとして検討けんとう いただければとおもいます。  以上いじょうです。 ○伊藤いとう座長ざちょう ありがとうございました。  議事ぎじすすかたですが、大体だいたいみなさんから意見いけんをいただいて、おおむねできたかなとおもえ っておりますが、17ページの「国立こくりつ更生こうせい援護えんご機関きかん(8施設しせつ)の機能きのう一元化いちげんかについて」 にしぼって、ここで意見いけんすこしいただきたいとおもいます。この方向ほうこうせい、この論点ろんてんでよろ しいかどうかということです。 ○山崎やまざき委員いいん 専門せんもん職員しょくいん人材じんざい育成いくせい機能きのうというおはなしがあったとおもいます。専門せんもんてき人材じんざいいく なり機能きのうというのはどの方向ほうこうくのかということで、専修せんしゅう学校がっこうくのか、あるいは、 連携れんけい大学院だいがくいん大学だいがくくのかというおはなしもありました。わたしどものような地方ちほう公立大こうりつだいがくだ けではなくて、いま理学りがく療法りょうほう作業さぎょう療法りょうほう看護かんごなどの方々かたがた養成ようせいをしている大学だいがく非常ひじょうえてまいりました。専門せんもん学校がっこうだけではなく、大学だいがくもあります。こちらを卒業そつぎょう したひとたちが全国ぜんこくのいろいろなそういうところの教育きょういく機関きかんって、こういう領域りょういきせん もんしょくとしての後輩こうはい指導しどうをしているとおもいます。わたしどもの大学だいがくにも、こちらで教育きょういくを受 けられたほう何人なんにんもいらっしゃいます。  いま教育きょういく現場げんばで、リハビリテーション領域りょういき人材じんざいかならずしも十分じゅうぶんではなく、これから も需要じゅようがたくさんある領域りょういきですが、ある意味いみでは、病院びょういん施設しせつだけではなく、地域ちいき移行いこう のおはなしがありましたが、これからは、急性きゅうせいから慢性まんせい方々かたがたも、それから、さきほどか らおはなしがありますように、重複じゅうふくされた障害しょうがいったほうもたくさんおられますし、重度じゅうど したり、中途ちゅうとからなっているとなると、そういうものをきちんとまえて教育きょういくしてくだ さるようなことが必要ひつようで、わたし本当ほんとう緊急きんきゅう課題かだいだとおもっています。  実際じっさいわたしどもの大学院だいがくいんにおいでになるリハビリテーション関連かんれんほうも、現場げんばでされて いたり、教育きょういく担当たんとうしているほうがおいでになりますが、対人たいじんサービスですので、継続けいぞくてき にずっと学習がくしゅうなさりたいわけです。そして、自分じぶんたちのちからをつけていきたい。そういう 意味いみでは、看護かんごなどであれば、看護かんごI、看護かんごII、看護かんごIIIとか、専門せんもん領域りょういきでできるような 専門せんもんてき課題かだいべつ研修けんしゅうなどいろいろなコースが、生涯しょうがいそれができるようにきちんと保障ほしょうさ れています。でも、リハビリテーションは、それぞれの当事とうじしゃ団体だんたいがかなりかくけん研修けんしゅう をしながらやっていらっしゃるので、できれば、そうした研修けんしゅうしゃ研修けんしゅうするというか、 そして、そういう生涯しょうがい学習がくしゅうつらなるような人材じんざい養成ようせいしていただくことも、現場げんばのこう したほう教育きょういくたっているものにとっては、いまとても必要ひつようになってきているのではない かとおもいます。  それから、さきほど岩谷いわたに先生せんせいがおっしゃってくださったように、バイオサイコソーシャ ルな医療いりょうをモデルにしながら総合そうごうしていくというのは、いまどこのこういう保健ほけん医療いりょうけい大学だいがくでも、やはりぜん人的じんてきにコラボレーションできる人材じんざいでないと、地域ちいき移行いこうしたと きにできないんですね。それで、かく大学だいがくいま連携れんけい教育きょういくあるいはコラボレーション教育きょういく、 マネジメント教育きょういく必須ひっすれています。そうしないと、医療いりょう医療いりょう福祉ふくし福祉ふくしにな ってしまいますので、このあたりのこともふくめて、人材じんざい養成ようせいしていただけるようにおねがい するという意味いみでは、地方ちほうとの有機ゆうきてき連携れんけいをもうすこしていただいて、継続けいぞくてき学習がくしゅうができる体制たいせいということもれていただくとか、あるいは、それをできるだけとも どう連携れんけいできるような人材じんざい養成ようせいするようなこともふくめておかんがえいただきたいとおもいま す。そうしないと、みんなあなってしまいます。自分じぶん領域りょういきだけをするということで は、そのさきがなかなかえません。そのあたりふくめて、是非ぜひ人材じんざい養成ようせいにおちからをかしていた だければとおもいます。そこを一言いちげんれていただけるといいかなとおもいます。 ○難波なんば施設しせつ管理かんり室長しつちょう いま山崎やまざき先生せんせい指摘してきてんについては、資料しりょうの8ページの一番いちばん論点ろんてん関連かんれんするおはなしだろうとおもいます。全国ぜんこくからすべてのひと研修けんしゅうするのは物理ぶつりてき無理むりなので、そうした指導しどうしゃてき研修けんしゅうにもおおきな重点じゅうてんいて実施じっしすべきではないかと かんがえております。 ○伊藤いとう座長ざちょう ほかにどうぞ。 ○高木たかぎ委員いいん いまのおはなしのコラボレーションができる人材じんざいということですが、とく医療いりょうしたがえ ことしゃ医師いしでこれができる人間にんげんやすことが現在げんざいおおきなニーズではないかとおもって おります。  じつは、秩父ちちぶ学園がくえんでは、くに施策しさくとして、発達はったつ障害しょうがいしゃ支援しえんセンター職員しょくいん研修けんしゅうまけ っております。要望ようぼうとしてはケース検討けんとうおおいのでこれを実施じっししています。そのディス カッションのなかかならずつまずいてしまう場面ばめん医療いりょう問題もんだいです。これにかんして的確てきかくこたえ をしていく医療いりょう従事じゅうじしゃ医師いしすくない。これは全国ぜんこくてきなことだとおもいます。わたしもその じょうにいて、大変たいへんなことだとおもいます。とく発達はったつ障害しょうがい場合ばあいは、もともとのおこまりが、たい ひと相互そうご関係かんけい言語げんごコミュニケーションにかんする障害しょうがいですが、基盤きばんに、ひと状況じょうきょうかんする 不安ふあん強迫きょうはくせいかんする障害しょうがいがおありですので、これが不適切ふてきせつ環境かんきょうなか障害しょうがいとし て精神せいしん疾患しっかん、うつとう状態じょうたい移行いこうしていくことはすくなくありません。それが行為こうい障害しょうがいと いうかたちになることもあります。  ということをかんがえれば医療いりょう介入かいにゅうおおきなことであり、これらの対応たいおうかんして明確めいかくこたえを一人ひとりすことはできないわけですから、医師いし支援しえんしゃ一緒いっしょ協議きょうぎ検討けんとう していくことをたりまえかんがえる、そういう医師いし育成いくせいしていく必要ひつようがあるかとおもいま す。現在げんざい支援しえんセンターの困窮こんきゅうぶりにかんして、この救済きゅうさいがあれば随分ずいぶんちがってくるのでは ないかとかんじます。 ○伊藤いとう座長ざちょう 医師いし育成いくせいかんしては、この会議かいぎではどうにもならないのですが、厚労省こうろうしょうなかで、そういうはなし是非ぜひ、チャンスがあればしていただきたいとおもいます。 ○箕輪みのわ委員いいん 17ページにてきていますが、機能きのう一元化いちげんかすすめていくと、おそらく、ひと ざい不足ふそく明確めいかくになってくるとおもいます。いまおっしゃられているのは人材じんざい不足ふそくについ てですが、ぎゃくに、たとえば事務職じむしょくほうなど機能きのうがダブって人材じんざいあまるかもしれません。そ うしたあたりでの職員しょくいんあいだ危機ききかんのようなことをたれてしまうと、うまくいくはずのも のもうまくいかなくなってしまうので、ダブっている機能きのう一元化いちげんかすることは大切たいせつです し、より専門せんもんてきなものを目立めだたせるという部分ぶぶんがあるとおもいますが、そのときに、こんい るかたたちのさい活用かつようさい配置はいちのようなこともあわせてしっかりかんがえていることをしめせば、 スムーズにいくかもしれません。そのあたりがひと心配しんぱいです。  あと、職員しょくいん定員ていいんについて、これは事情じじょうくわしくわからないのですが、たとえば、それ ぞれのところで直接ちょくせつ雇用こようするプロパーの職員しょくいんだけではなくて、出向しゅっこう研修けんしゅうのようなかたちで、 人材じんざい交流こうりゅうできるようになると、おたがいのつよみはさらに強化きょうかされ、人材じんざい不足ふそくかんもな くなるのではないでしょうか。いきなり一元化いちげんかをすることが困難こんなん場合ばあいには、いまいるひと たちの人材じんざい交流こうりゅうのようなところからはじめていただくこともひとつの方法ほうほうとしてかんがえられる のではないかとおもいました。  そのときに、「全国ぜんこくてき視点してん」が重要じゅうようです。本当ほんとう全国ぜんこく現場げんば事情じじょうっているほう不足ふそくしているようであれば、正式せいしき職員しょくいんではなく期間きかん限定げんてい非常勤ひじょうきん職員しょくいんでもかまわないの で、プロジェクトチームのようなかたちすすめていただければいいのかなとおもいました。 ○伊藤いとう座長ざちょう ありがとうございました。 ○柳澤やなぎさわ委員いいん 機能きのう一元化いちげんかということですが、むしろ、機能きのうというよりは組織そしき問題もんだいに ついてすこもうげたいとおもいます。  これだけの施設しせつ統合とうごうされて、そして、それぞれがになっていたものを統括とうかつするかたちでう まく運営うんえいできることを我々われわれ期待きたいして、それでこういう一元化いちげんかということをかんがえるわけ です。わたしは、それは当然とうぜんそれでいいだろうとおもいますが、問題もんだいは、さきほどからの議論ぎろんで もいろいろてきましたように、かなりなが歴史れきしなかでは、それぞれがになっていた機能きのう が、アップツーデートではなくなったり、あるいは、すで解決かいけつされてしまったり。それ からまた、当然とうぜんのことがら、あたらしい課題かだいがどんどんてくるわけで、実際じっさい研究けんきゅう開発かいはつ教育きょういくのありかたようするに組織そしきのありかたとして、ぜひ、プロジェクト体制たいせいをつくって対応たいおう するというありかた組織そしきなかにとりれてほしいとおもいます。  いま理研りけんがそれをして成功せいこうしていますが、プロジェクト研究けんきゅう問題もんだいてんは、そこに参加さんか する一人ひとりいちにんが、パーマネントにそこにポストをってひとつの研究けんきゅうをずっとながくしてい るということではなくて、能力のうりょくっている人間にんげんが、その能力のうりょくをどういうかたち発揮はっきした いかというときにそこにあつまって、5ねんなりなになり期限きげんめて、プロジェクト研究けんきゅうおこなったらそこで解散かいさんする。そういうかたち人事じんじ交流こうりゅうが、日本にっぽんいままでの制度せいどなかではり なかったものですからなかなかむずかしいとはおもいますが、本当ほんとうにこれだけおおきな組織そしきすべ あわしておこなうのであれば、是非ぜひそうしたプロジェクト研究けんきゅう組織そしきをつくるようにすること をおねがいしたいとおもいます。 ○伊藤いとう座長ざちょう ありがとうございました。そういうプロジェクトのなかで、たとえば秩父ちちぶ学園がくえん問題もんだいもそうですが、施設しせつのありかた問題もんだい、これはふるくなっている機構きこうじょう問題もんだいもいろい ろあるとおもいます。ですから、周辺しゅうへんほう制度せいど整備せいびもあわせてかんがえていく必要ひつようがあるわ けで、そうしないと、がんじがらめで、施設しせつ運営うんえい大変たいへんむずかしいということもあります。 そこまでふくめた検討けんとうをおねがいしたいとおもいます。  ほかにありますか。 ○仁木にき委員いいん 16ページの一番いちばんですが、秩父ちちぶ学園がくえんのこれからのありかたとして、強度きょうど行動こうどう 障害しょうがい発達はったつ障害しょうがいとう入所にゅうしょ対象たいしょう拡大かくだいはか必要ひつようはないかということですが、その てきはここにはかれていませんが、わたしは、強度きょうど行動こうどう障害しょうがい発達はったつ障害しょうがい支援しえんのノウハウを 開発かいはつするというか、支援しえんプログラムを開発かいはつするために、こういうひとたちもれる。 そして、支援しえんのノウハウ、技法ぎほう全国ぜんこく普及ふきゅうする。または、研修けんしゅうというツールを使つかって 全国ぜんこくこまっている施設しせつにそういうノウハウをひろげる。そういう目的もくてきにおいて、この強度きょうど 行動こうどう障害しょうがい発達はったつ障害しょうがいれることは意味いみがあるのではないかとおもいます。 ○伊藤いとう座長ざちょう たんれるわけではないですよという意味いみですね。 ○仁木にき委員いいん はい。 ○伊藤いとう座長ざちょう よろしいでしょうか。 ○氏田うじた委員いいん 入所にゅうしょしていらっしゃるご本人ほんにんたちの協力きょうりょくで、支援しえんプログラムを検討けんとうしてい くというかたちもあるとおもいますが、いろいろなかたちのトレーニング方法ほうほう実践じっせんされています。 たとえば、在宅ざいたくのご本人ほんにん家族かぞく研修けんしゅう出向でむいて協力きょうりょくするというかたちもありますので、 対象たいしょう拡大かくだいはぜひおねがいしたいとおもいますが、入所にゅうしょについては、地域ちいき民間みんかん施設しせつ活用かつようふくめてご検討けんとういただければありがたいです。 ○伊藤いとう座長ざちょう ありがとうございました。大体だいたいそろったとおもいますが、最後さいごにどうして もというほう、いらっしゃいますか。 ○岩谷いわたに委員いいん いろいろな意見いけんをいただきましてありがとうございました。我々われわれは、これ からしっかりんでいかなければいけないとかんがえております。わたしたちは、いまのこう いうかんがえたことが、政策せいさく施策しさくにおいて実現じつげんしていく、または意見いけんかされていくつかまつ みがないと、なにもできません。先生せんせいかたにいろいろな助言じょげんをいただきましたが、これ を現実げんじつのものとしていくには、センターとして、厚労省こうろうしょう施策しさくにかなりいろいろな意見いけんべさせていただけるような仕組しくみと人材じんざいをもち、政策せいさく提言ていげんができる組織そしきとなりたい ということが我々われわれつよ希望きぼうです。それがないと、社会しゃかい福祉ふくし医療いりょう福祉ふくし雇用こようというなん だいかうことができないとおもっておりますので、そのあたり是非ぜひ理解りかいをいただき たいとおもっております。  どうもありがとうございました。 ○伊藤いとう座長ざちょう ありがとうございました。全国ぜんこくおなじような施設しせつもありますので、それと の連携れんけいふくめて、国立こくりつセンターでデータをきちんとって、それを裏付うらづけて政策せいさく繁栄はんえい していければよろしいかとおもいます。そのような努力どりょくをしていただきたいとおもいます。  それでは、予定よてい時間じかんになりましたので、以上いじょうだいかい検討けんとうかい終了しゅうりょうしたいとおもいま す。  事務じむきょく、よろしくおねがいします。 ○難波なんば施設しせつ管理かんり室長しつちょう 本日ほんじつは、熱心ねっしん議論ぎろんをいただきましてありがとうございまし た。次回じかい開催かいさいですが、2がつ27にち金曜日きんようび午前ごぜん10から、場所ばしょとう会議かいぎしつです。正式せいしき通知つうち別途べっとさせていただきたいとかんがえております。  だいかいですが、だいかい全体ぜんたいのまとめの議論ぎろんをしていただくわけですが、その議論ぎろん状況じょうきょうによってはだいかいがあるとおもいます。かりにちをさえていただきたいのは、 3月さんがつ23にち月曜日げつようびないしは3がつ25にち水曜日すいようび午後ごご、いずれかにしたいとかんがえております。  以上いじょうです。 ○伊藤いとう座長ざちょう だいかいがあるかもしれませんので、3月さんがつ23にちか25にち一応いちおうさえてい ただきたいとおもいます。よろしいでしょうか。  それでは、どうもありがとうございました。これで本日ほんじつ会議かいぎわります。 【照会しょうかいさき】  [国立こくりつ更生こうせい援護えんご機関きかん今後こんごのありかたかんする検討けんとうかい事務じむきょく]   厚生こうせい労働省ろうどうしょう社会しゃかい援護えんごきょく障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし   企画きかく施設しせつ管理かんりしつ指導しどうがかり   電話でんわ:03-5253-1111(内線ないせん3085)