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 掛け算・割り算のまとめ

ざんざんのまとめ

1.はじめに

これまでの3ページで、計算尺けいさんじゃく基本きほんとなるざんざん仕方しかたわりです。ここで、簡単かんたんにまとめておきたいとおもいます。

2.まとめ

2.1.Cしゃく使つかったざん

2×3」の仕方しかたです。

2.2.Cしゃく使つかったざん

8÷4」の仕方しかたです。

2.3.CIじゃく使つかったざん

3×2」の仕方しかたです。

2.4.CIじゃく使つかったざん

6÷3」の仕方しかたです。

3.分析ぶんせき

うえに、よっつの計算けいさん方法ほうほうをまとめてみましたが、見比みくらべてみると結構けっこうているとおもいます。では分析ぶんせきしてみましょう。

3.1.対応たいおうするくみがある

Cしゃく使つかったざんCIじゃく使つかったざんCしゃく使つかったざんCIじゃく使つかったざんているとおもいます。Cしゃく使つかったざんCIじゃく使つかったざんでは、計算けいさんするふたつの数字すうじをカーソルせんかいして上下じょうげならべます。それにたいして、Cしゃく使つかったざんCIじゃく使つかったざんでは、計算けいさんするふたつの数字すうじ上下じょうげならぶことなく、すべりじゃくみぎはし左端ひだりはしかいして計算けいさんします。

3.2.Cしゃく・CIじゃくのメモリ1・10は区別くべつされない

うえのまとめをかるとおもいますが、Cしゃくの1Cしゃくの10区別くべつせずに使つかってかまいません。「Cしゃくの1使つかいたかったけど、使つかえない」というときは、Cしゃくの10使つかうことができます。そのぎゃく同様どうようです。また、「CIじゃくの1使つかいたかったけど、使つかえない」というときは、CIじゃくの10使つかうことができます。そのぎゃく同様どうようです。

4.カーソルせん使つかうか使つかわないか

固定こていじゃくDしゃくの2すべりじゃくCしゃくの3わせる」といった、固定こていじゃくすべりじゃくとのあいだ操作そうさする場合ばあいには、基本きほんてきにカーソルせん使つかいます。つまり、「まずDしゃくの2にカーソルせんわせ、カーソルせんCしゃくの3わせる」というようにします。

DしゃくCIじゃく数字すうじわせるなど、はなれた数字すうじわせるときに使つかうのはたりまえですが、このようにCしゃくDしゃく数字すうじわせるときにも使つかいます。

ひとつ実験じっけんをしてみましょう。カーソルせん使つかわないでDしゃくの1.12Cしゃくの1.92わせてみてください。いずれも目盛めもりのせんいていますが、わせるのはかなり大変たいへんだとおもいます。

ではカーソルせんもちいてDしゃくの1.12Cしゃくの1.92わせるとどうでしょうか。比較的ひかくてき簡単かんたんわせることができるとおもいます。

カーソルせん使つかうことによって、メモリをわせる操作そうさらくになり、操作そうさミスもすくなくなります。

しかし、カーソルせん使つかわなくてもいいときがあります。それはすべりじゃくCしゃくの1Cしゃくの10CIじゃくの1CIじゃくの10使つかうときなどです。「固定こていじゃくDしゃくの2すべりじゃくCしゃくの1わせる」ときには、直接ちょくせつDしゃくの2Cしゃくの1をあわせる」ことでかまいません。

これも実験じっけんしてみましょう。カーソルせん使つかわずに、Dしゃくの1.12CIじゃくの1Cしゃくの10おなじ)をわせてみてください。なんなくわせることができるとおもいます。

5.どちらを使つかうか

ざんざんにはそれぞれCしゃく使つか方法ほうほうと、CIじゃく使つか方法ほうほうがあります。どうして2とおりもあるのでしょうか?それは、連続れんぞく計算けいさんをするときに役立やくだつからです。しかし、連続れんぞくてき計算けいさんしない場合ばあい、つまりふたつの数字すうじわせるときなどは、このましいほうまっています。

ざんのときはCIじゃく使つかう。ざんのときはCしゃく使つかう。

こういうことです。どうしてかというと、らくだからです。まず、はずれがきません。これは、とても大切たいせつ長所ちょうしょです。「計算けいさんしたのにメモリがめなかった」なんてかなしいですよね。それと、連続れんぞく計算けいさんをするようになるとかりますが、こうした方法ほうほうのほうが連続れんぞく計算けいさんするときにつぎ手順てじゅんうつりやすいのです。普段ふだんからこちらでれていれば、連続れんぞく計算けいさんのときも素直すなお計算けいさんできます。そういう理由りゆうで、「ざんのときはCIじゃく使つかう。ざんのときはCしゃく使つかう。」にれていたほうがこのましいです。