はじめに
第一章 一人ひとりのエコで解決できるのか――環境・エネルギー
現状1 環境立国を阻む美しき精神論
現状2 外交でひとり負けだった京都会議
現状3 現実逃避の「チームマイナス6%」とクールビズ
現状4 世帯数の増加で家電の絶対数が増加
現状5 出遅れている次世代エネルギー戦争
◇環境・エネルギー問題を解決する三つの処方箋
第二章 医師不足は本当か――医療
現状1 ただの風邪も診る大学病院
現状2 医師の偏在と患者のフリーアクセス
現状3 勤務医の苛酷な労働と開業医の税制特典
現状4 質より量が優先される点数制
現状5 財政を圧迫する団塊の世代
◇医療問題を解決する四つの処方箋
第三章 結果を問わない学習は、本当に教育か――教育
現状1 親の所得に左右される教育水準
現状2 改革を妨げる文部科学省という障壁
現状3 目標はあっても、達成は求められない現場
現状4 責任回避の組織としての「中教審」
◇教育問題を解決する三つの処方箋
第四章 誰のための完全民営化か――郵政改革
現状1 「総論賛成、各論反対」の罠
現状2 第二の予算・財政投融資の行き詰まり
現状3 公的金融の縮小に巻き込まれた郵便
現状4 総務省下から財務省・金融庁下へ移った日本最大の金融機関
◇郵政改革を達成するための四つの処方箋
第五章 官僚叩きで日本はよくなるのか――政治・行政
現状1 官僚を悪の代名詞にするメディアと政治家
現状2 大臣が自分の部下と闘う不思議
現状3 退職後に「天国」を渡り歩いて二億七〇〇〇万
現状4 お上が議会をくれた、二権分立の国・日本
◇政治制度を改革するための三つの処方箋
おわりに
参考文献