時ときは一いち九きゅう三さん○年代ねんだい初頭しょとう。舞台ぶたいはソヴュールからアメリカ・ニューヨークへ――。
見習みならい新聞しんぶん記者きしゃとして街まちを走はしり待まっている一弥かずや。そして、明晰めいせきな頭脳ずのうを生いかし、＜グレイウルフ探偵たんてい社しゃ＞を開ひらいたヴィクトリカ。
しかし、一弥かずやはなかなか事務所じむしょへ出社しゅっしゃしようとしないヴィクトリカに困こまっていた。
渋しぶる彼女かのじょをなんとか無理むりやり出社しゅっしゃさせたものの、何なにやら怪あやしげな依頼いらいが舞まい込こんできて……。
桜庭さくらば一樹かずきの「GOSICK -ゴシック-」シリーズ、待望たいぼうの続編ぞくへん！！

新刊しんかんラジオを購読こうどくする方ほうはこちら

読よむ新刊しんかんラジオ 新刊しんかんラジオの内容ないようをテキストでダイジェストにしました

概要がいよう

こんにちは、ブックナビゲーターの矢島やじま雅弘まさひろです。

今回こんかい紹介しょうかいするのは、アニメ化かもされた人気にんきシリーズ「GOSICK」の続編ぞくへんです。

魅力みりょく的てきな主人公しゅじんこうたちが謎なぞを解といていく本ほん作さくですが、今回こんかいは舞台ぶたいをニューヨークへ移うつし、新あらたな生活せいかつを送おくっているキャラクターが堪能かんのうできます。

早速さっそく内容ないようを見みていきましょう。

主人公しゅじんこうは日本人にっぽんじんの青年せいねん「久城くじょう一弥かずや（くじょうかずや）」と、銀髪ぎんぱつの美うつくしい女性じょせい「ヴィクトリカ」。

第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後ご、ニューヨークへと移うつり住すんだ彼かれらは、新あらたな生活せいかつを送おくっていました。

一弥かずやは見習みならい新聞しんぶん記者きしゃとして相棒あいぼうのカメラマン「ニコラス・サッコ」通称つうしょう・ニコと共ともにニューヨークの町まちを駆かけずり回まわる毎日まいにち。

一方いっぽう、も変かわらぬ美うつくしさに、ますます冴さえ渡わたる頭脳ずのうをほこるヴィクトリカは、グレイウルフ探偵たんてい社しゃを開設かいせつ……しているのですが、あまり出社しゅっしゃをせずアパートで本ほんを読よんでばかり。

第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんという大おおきな嵐あらしを乗のり越こえた後のちも二に人にんの関係かんけいは変かわらず、一弥かずやがヴィクトリカに振ふり回まわされる日々ひびでした。

しかし、そんな彼かれらの前まえに新あらたな陰謀いんぼうの影かげが……。

それでは物語ものがたりの一部いちぶをアニメのキャストをそのままに、ドラマとしてお送おくりしますので、どうぞ本編ほんぺんをお聴ききください。

■出演しゅつえん（敬称けいしょう略りゃく）

ヴィクトリカ：悠ゆう木き碧あお 久城くじょう一弥かずや：江口えぐち拓也たくや

◆著者ちょしゃプロフィール 桜庭さくらば一樹かずきさんは、1971年ねん生うまれ。 03年ねん刊行かんこうの「GOSICK -ゴシック-」は、アニメ化かもされた人気にんきシリーズ。 今回こんかいお送おくりする作品さくひんは、こちらの続篇ぞくへんとなります。 06年ねんの『赤あか朽葉くちば家かの伝説でんせつ』は第だい60回かい日本にっぽん推理すいり作家さっか協会きょうかい賞しょう長編ちょうへん及および連作れんさく短たん編集へんしゅう部門ぶもん受賞じゅしょう。07年ねんの『私わたしの男おとこ』で直木賞なおきしょうを受賞じゅしょうしています。

GOSICK RED (単行本たんこうぼん)