東京とうきょう五輪ごりんの聖火せいかリレーが7月がつ9日にち、開催かいさい地ちの東京とうきょう都内とないで始はじまった。新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうで、島しまを除のぞいて公道こうどうでの走行そうこうは中止ちゅうしされたが、各地かくちの特設とくせつ会場かいじょうでは、走者そうしゃが隣となりの人ひとのトーチに火ひを移うつす「トーチキス」が行おこなわれる。都内とないの聖火せいかリレーは15日間にちかんの予定よていで、各地かくちでセレモニーが開ひらかれた後のち、23日にちに国立こくりつ競技きょうぎ場じょう(新宿しんじゅく区く)で行おこなわれる開会かいかい式しきで点火てんかされる。 (2021年ねん7月がつ10日とおか公開こうかい、随時ずいじ更新こうしんします)
7月がつ9日にち 東京とうきょうで聖火せいかリレーが始はじまり、第だい1走者そうしゃで元もとプロテニス選手せんしゅの松岡まつおか修造しゅうぞうさん(左ひだり)がトーチキスで聖火せいかをつないだ(東京とうきょう都と町田まちだ市しの特設とくせつ会場かいじょうで)=米山よねやま要よう撮影さつえい
「57年ねん前まえを思おもい出だしながら臨のぞんだ。延期えんきになったが、2度目どめの五輪ごりんを楽たのしみにしていた」。64年ねん大会たいかいで日本にっぽん選手せんしゅ団だんの主将しゅしょうを務つとめ、体操たいそうの男子だんし団体だんたい総合そうごうで金きんメダルに輝かがやいた小野おの喬たかしさん(89)は、聖火せいかがともされたトーチを力強ちからづよく掲かかげた後のち、そう語かたった(9日にち)=代表だいひょう撮影さつえい
2004年ねんのアテネ五輪ごりん体操たいそう男子だんし団体だんたい総合そうごう金きんメダリストの米田よねだ功いさおさんも登場とうじょうした。聖火せいかをトーチで受うけ取とると、両手りょうてを大おおきく広ひろげてVサインをし、最後さいごに体操たいそうの着地ちゃくちのようなポーズを見みせた(9日にち)=米山よねやま要よう撮影さつえい
俳優はいゆうの山田やまだ孝之たかゆきさん(9日にち)=代表だいひょう撮影さつえい
トーチキスには、アテネ五輪ごりんの野球やきゅう銅どうメダリストで、元もと巨人軍きょじんぐん投手とうしゅの上原うえはら浩ひろし治ちさんも参加さんかした(9日にち)=代表だいひょう撮影さつえい
7月がつ10日にち 幕末ばくまつを駆かけ抜ぬけた新選しんせん組ぐみの副長ふくちょう・土方ひじかた歳三としぞう(1835~69年ねん)の親族しんぞくとして、土方ひじかた歳三としぞう資料しりょう館かん館長かんちょうを務つとめる土方ひじかた愛あいさん。歳とし三さんの生家せいかがある地元じもと・日野ひの市しへの感謝かんしゃを込こめてトーチを掲かかげた(東京とうきょう都と八王子はちおうじ市しの富士ふじ森もり公園こうえん東側ひがしがわ駐車ちゅうしゃ場じょうで)=高橋たかはし美帆みほ撮影さつえい
バルセロナ五輪ごりんの柔道じゅうどう男子だんしで金きんメダルを獲得かくとくした吉田よしだ秀彦ひでひこさん(10日にち)=代表だいひょう撮影さつえい
北京ぺきん五輪ごりん、リオデジャネイロ五輪ごりんの柔道じゅうどう女子じょしで、銅どうメダルを獲得かくとくした中村なかむら美里みさとさんが聖火せいか皿さらに点火てんかした(10日にち)=高橋たかはし美帆みほ撮影さつえい
7月がつ11日にち ノルディックスキー・ジャンプ女子じょしの高梨たかなし沙羅さらさん( 東京とうきょう都と瑞穂みずほ町まちの瑞穂みずほビューパーク競技きょうぎ場じょうで)=代表だいひょう撮影さつえい
7月がつ12日にち 元もと五輪ごりんカヌー代表だいひょうの笹本ささもと弘子ひろこさん。バルセロナ、アトランタ五輪ごりんにカヌー競技きょうぎで出場しゅつじょうし、現在げんざいは羽村はむら市し東京とうきょうオリンピック・パラリンピック準備じゅんび室しつに勤務きんむする(東京とうきょう都と立川たつかわ市しのTACHIKAWA STAGE GARDENで)=川口かわぐち正ただし峰ほう撮影さつえい
これまでパラリンピックで四よっつの銀ぎんメダル、一ひとつの銅どうメダルを獲得かくとくしたチェアスキー選手せんしゅの森井もりい大輝だいきさん(12日にち)=川口かわぐち正ただし峰ほう撮影さつえい
7月がつ13日にち タレントの佐々木ささき健介けんすけさん(左ひだり)は、トーチに火ひがつくとガッツポーズで笑顔えがおを見みせた。その8人にん後ごに、妻つまの北斗ほくと晶あきらさん(右みぎ)も満面まんめんの笑えみで登場とうじょう。トーチを手てにしながら関係かんけい者しゃらに手てを振ふった(東京とうきょう都と東村山ひがしむらやま市しの国立こくりつハンセン病はんせんびょう療養りょうよう所しょ「多磨全生園たまぜんしょうえん」)=代表だいひょう撮影さつえい
昨年さくねん3月がつに新型しんがたコロナウイルスによる肺炎はいえんで亡なくなったコメディアンの志村しむらけんさんの兄あに、志村しむら知之ともゆきさん。トーチを手てに、志村しむらけんさんの定番ていばんギャグ「アイーン」のポーズを取とり、会場かいじょうを沸わかせた(13日にち)=代表だいひょう撮影さつえい
この日ひの会場かいじょうとなった東村山ひがしむらやま市しの「多磨全生園たまぜんしょうえん」の入所にゅうしょ者しゃ、平沢ひらさわ保治やすじさん(94)は最終さいしゅうランナーとして車くるまいすに乗のって登場とうじょうした(13日にち)
7月がつ14日にち タレントの林はやし修おさむさん(東京とうきょう都と府中ふちゅう市しの東京競馬場とうきょうけいばじょうで)=代表だいひょう撮影さつえい
モスクワ五輪ごりんのアーチェリー代表だいひょうだった岡崎おかざき芳子よしこさん。高々たかだかと掲かかげたトーチにともる聖火せいかを感慨深かんがいぶかく見みつめた(14日にち)=代表だいひょう撮影さつえい
タレントのパトリック・ハーランさん(14日にち)=代表だいひょう撮影さつえい
騎手きしゅの藤田ふじた菜さい七なな子しさん(14日にち)=代表だいひょう撮影さつえい
女優じょゆうの土屋つちや太ふとし鳳おおとりさん(14日にち)=代表だいひょう撮影さつえい
トーチを手てに笑顔えがおを見みせる土屋つちや太ふとし鳳おおとりさん(右みぎ)と藤田ふじた菜さい七なな子しさん(14日にち)=米山よねやま要よう撮影さつえい
7月がつ15日にち 東京とうきょう都内とないで初はつとなる公道こうどう走行そうこうの聖火せいかリレーが行おこなわれ、沿道えんどうの人ひとに手てを振ふるランナー(東京とうきょう・三宅みやけ島とうで)=高橋たかはし美帆みほ撮影さつえい
三宅中みやけなか2年ねんの山本やまもと 璃乙りお さん(右みぎ)がリレーの終着しゅうちゃく点てんに到着とうちゃくすると、島内とうないの「 神着かみつきかみつき 郷土きょうど芸能げいのう保存ほぞん会かい」のメンバーが太鼓たいこを打うち鳴ならした。山本やまもとさんも、2歳さいの頃ころからバチを握にぎってきたメンバーの一人ひとりだ。「太鼓たいこは日常にちじょう生活せいかつの一部いちぶだと思おもう。この島しまの魅力みりょくを全国ぜんこくの人ひとに知しってほしい」と語かたった(15日にち、東京とうきょう・三宅みやけ島とうで)=高橋たかはし美帆みほ撮影さつえい
2012年ねんロンドン五輪ごりんと16年ねんのリオデジャネイロ五輪ごりんの新体操しんたいそう元もと日本にっぽん代表だいひょう・畠山はたけやま愛理あいりさん(15日にち、東京とうきょう・式根島しきねじまで)=代表だいひょう撮影さつえい
伊豆いず大島おおしまでは、島内とうないで新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんが拡大かくだいしたことを理由りゆうに中止ちゅうしとなり、代替だいたいセレモニーとして隣となりの人ひとにトーチで火ひを移うつす「トーチキス」が行おこなわれた(15日にち)=代表だいひょう撮影さつえい
7月がつ16日にち 東京とうきょう都と小笠原おがさわら村むらの父島ちちじまで行おこなわれた聖火せいかリレーで、海沿うみぞいを走はしるランナー=代表だいひょう撮影さつえい
東京とうきょう都と小笠原おがさわら村むらの母島ははじまで行おこなわれた聖火せいかリレー(16日にち)=代表だいひょう撮影さつえい
(左ひだりから)サッカー解説かいせつ者しゃの松木まつき安太郎やすたろうさん、バレーボール元もと日本にっぽん代表だいひょうの木村きむら沙織さおりさん、タレントの片瀬かたせ那な奈さん(16日にち、東京とうきょう都と武蔵野むさしの市しで)=代表だいひょう撮影さつえい
7月がつ17日にち 「トーチキス」が行おこなわれる会場かいじょうとなった東京とうきょう都と練馬ねりま区くの区立くりつ練馬ねりま総合そうごう運動うんどう場じょう公園こうえん周辺しゅうへんには、多おおくの警官けいかんらが警戒けいかいにあたっていた
フェンス越ごしに会場かいじょう内ないの様子ようすを見みる人ひとたち(17日にち、東京とうきょう都と練馬ねりま区くで)
タレントの中川なかがわ翔子しょうこさん(17日にち、東京とうきょう都と練馬ねりま区くで)=米山よねやま要よう撮影さつえい
7月がつ18日にち トーチエンブレム(写真しゃしん右みぎ下か)の金かね型がたの原型げんけい彫刻ちょうこくを担になった佐藤さとう英夫ひでおさん(東京とうきょう都と中央ちゅうおう卸売おろしうり市場いちば足立あだち市場いちばで)=代表だいひょう撮影さつえい
7月がつ19日にち 1960年ねんローマ五輪ごりんの競泳きょうえいで銅どうメダルを獲得かくとくした竹たけ宇治うじ(旧姓きゅうせい・田中たなか)聡子さとこさん。しっかりと握にぎったトーチで次つぎのランナーに炎ほのおを渡わたし、笑顔えがおを見みせた(東京とうきょう都と荒川あらかわ区くの南千住みなみせんじゅ野球やきゅう場じょうで)=代表だいひょう撮影さつえい
バレーボール女子じょし元もと日本にっぽん代表だいひょうの大山おおやま加奈かなさん(19日にち)=代表だいひょう撮影さつえい
7月がつ20日にち 落語らくご家かの林家はやしや三平さんぺいさんは聖火せいかをトーチにともすと、右手みぎてを額がくにかざして父親ちちおや譲ゆずりの「どうもすいません」のポーズを決きめた(東京とうきょう都と中央ちゅうおう区くの区立くりつ浜町はまちょう公園こうえんで)=米山よねやま要よう撮影さつえい
美術家びじゅつかの 野老ところ(ところ)朝雄あさおさん。自身じしんが手てがけた「組くみ市松いちまつ紋もん」が東京とうきょう五輪ごりん・パラリンピックの大会たいかいエンブレムに採用さいようされた。3種類しゅるいの四角形しかっけい45個こが点てんで接せっするデザインで、国くにや文化ぶんか・思想しそうの違ちがいを超こえてつながり合あうという「多様たよう性せいと調和ちょうわ」の理念りねんを込こめた(20日にち)=米山よねやま要よう撮影さつえい
7月がつ21日にち 1964年ねんの前回ぜんかい東京とうきょう五輪ごりんで、聖火せいか台だいに火ひをともした最終さいしゅうランナー坂井さかい義則よしのりさんの「控ひかえ走者そうしゃ」だった落合おちあい三さん泰やすしさん(74)。あれから57年ねん。自みずからの手てでつかんだトーチを高々たかだかと掲かかげ、万感ばんかんの思おもいで聖火せいかを見上みあげた(東京とうきょう都と品川しながわ区くのしながわ中央ちゅうおう公園こうえんで)=米山よねやま要よう撮影さつえい
7月がつ22日にち プロ野球やきゅう・読売よみうり巨人軍きょじんぐんの原げん辰たつ徳とく監督かんとく。点火てんかセレモニーでほかの走者そうしゃとトーチを交かわし、「金きんメダルまで届とどけ」との願ねがいを込こめてスイングのポーズも披露ひろうした(東京とうきょう都と港みなと区くの区立くりつ芝公園しばこうえんで)‖川口かわぐち正ただし峰ほう撮影さつえい
7月がつ23日にち 聖火せいかリレー到着とうちゃく式しきで聖火せいか皿さらに点火てんかし、ポーズをとる(左ひだりから)中村なかむら勘九郎かんくろうさん、小池こいけ百合子ゆりこ都知事とちじ、JOCの山下やました泰裕やすひろ会長かいちょう=早坂はやさか洋祐ようすけ撮影さつえい
関連かんれんコーナー 1964年ねん東京とうきょう五輪ごりん・聖火せいかリレー 未来みらいへの疾走しっそう 聖火せいかリレー東京とうきょう都とのページ 2020聖火せいかリレー