(Translated by https://www.hiragana.jp/)
大林宣彦監督「これから3000年生きる」と力強くアピール 東京国際映画祭の特別功労賞に輝く|第32回東京国際映画祭
Close
2019.11.01 [イベントレポート]
大林おおばやし宣彦のぶひこ監督かんとく「これから3000ねんきる」と力強ちからづよくアピール 東京とうきょう国際こくさい映画えいがさい特別とくべつ功労賞こうろうしょうかがや
大林宣彦監督
©2019 TIFF

大林おおばやし宣彦のぶひこ監督かんとくが11月1にち東京とうきょう・TOHOシネマズ六本木ろっぽんぎヒルズでおこなわれた最新さいしんさく海辺うみべ映画えいがかん―キネマの玉手箱たまてばこ上映じょうえい舞台ぶたい挨拶あいさつ出席しゅっせきした。開催かいさいちゅうだい32かい東京国際映画祭とうきょうこくさいえいがさい「Japan Now」部門ぶもん特集とくしゅう映像えいぞう魔術まじゅつ 大林おおばやし宣彦のぶひこ」での公式こうしき上映じょうえい今年ことしどう映画えいがさい特別とくべつ功労賞こうろうしょう受賞じゅしょうし、安藤あんどう裕康ひろやすチェアマンからトロフィーが授与じゅよされた。

大林おおばやし監督かんとくはトロフィーをにし「貴重きちょう功労賞こうろうしょうというものをいただきました。すごいね、これが功労賞こうろうしょうおもいですよ」とほこらしげ。「やっていないことのほうがいっぱいあるんだから、やらないことをやれば、ほしかずほど面白おもしろいことができる。だから、これから3000ねんきますよ」と力強ちからづよくアピールすると、会場かいじょうおおきな拍手はくしゅつつまれた。

この披露ひろうされた最新さいしんさく「Labyrinth of Cinema=海辺うみべ映画えいがかん キネマの玉手箱たまてばこ」は、今夜こんやかぎりで閉館へいかんする尾道おのみち映画えいがかん舞台ぶたいに、最終さいしゅうのオールナイト上映じょうえいけつけた若者わかもの3にんが、“戦争せんそう映画えいが”の世界せかいにタイムリープするという、大林おおばやしたかし全開ぜんかいのファンタジーだ。「あるほう前作ぜんさくの『花筐はながたみ HANAGATAMI』がさよならホームランで、今回こんかい場外じょうがいホームランだってってくれて。とにかく仰天ぎょうてんしてください。仰天ぎょうてんすることがなによりも映画えいが魅力みりょくですから」とびかけた。

舞台ぶたい挨拶あいさつには、出演しゅつえんする厚木あつぎ拓郎たくろうほそ山田やまだ隆人たかひと細田ほそだ善彦よしひこ吉田よしだれい新人しんじん)、山崎やまざきひろしさい常盤貴子ときわたかこけつけ、特別とくべつ功労賞こうろうしょう受賞じゅしょう祝福しゅくふく。『のなななのか』『花筐はながたみ HANAGATAMI』につづき、大林おおばやし作品さくひん出演しゅつえんする常盤ときわは「まわりにあるネタすべてを映画えいがにする、サービス精神せいしん旺盛おうせい大林おおばやし監督かんとくが、わたしたちに前倒まえだおしで走馬灯そうまとうせてくれた。こんな奇天烈きてれつ体験たいけん(笑)、前代未聞ぜんだいみもんですし、こんな映画えいがれるひとはいないとおもいます」と最上級さいじょうきゅう敬意けいいしめした。

常盤ときわをはじめ、新人しんじん吉田よしだのぞくとおおくのキャストが大林おおばやしぐみ出演しゅつえん経験けいけんしゃ作品さくひんごとに成長せいちょうせる俳優はいゆうじんたいし、大林おおばやし監督かんとくは「映画えいが学校がっこう。いろんなことをまななんです。他人事たにんごとではなく、すべて自分じぶんごととして、俳優はいゆうもおきゃくさんも(登場とうじょう人物じんぶつに)からだえて、人生じんせいなみだながすことができる。だから、映画えいがはすばらしい、ありがとう! 以上いじょう校長こうちょうからでした」とめくくった。
大林宣彦監督
©2019 TIFF

だい32かい東京国際映画祭とうきょうこくさいえいがさいは、10月28にち~11がつ5にち六本木ろっぽんぎヒルズ、東京とうきょうミッドタウン日比谷ひびやなどで開催かいさい。「海辺うみべ映画えいがかん―キネマの玉手箱たまてばこ」は2020ねん4がつ公開こうかいされる。
新着しんちゃくニュース
2020.03.02 [更新こうしん/おらせ]
2020.02.10 [更新こうしん/おらせ]
オフィシャルパートナー