三井物産フォレスト(株)平取山林事務所 細島 彩起子さん
三井物産(株) 環境・社会貢献部 對馬 洋平さん
1時間目の先生は三井物産の對馬洋平さんと、森を管理している三井物産フォレストの細島彩起子さん。日本は世界有数の森林大国ですが、森は手入れを怠るとどんどん荒れてしまいます。木材や紙、燃料、水や食糧、動物たちのすみかなど、さまざまな恵みをもたらしてくれる森を守る仕事、それが林業です。苗木を植え、雑草の成長に負けないように下刈りをし、枝打ちや適度な間伐を行うことで、太陽光が行き渡るようになり、大きくまっすぐな木を育てて伐採し、さまざまな形で暮らしに役立てる。50〜60年にも及ぶ林業のサイクルを繰り返すことで、豊かな森が未来へ受け継がれていくのです。
子どもたちは伐採から丸太をつくる作業を一台でできる高性能林業機械「ハーベスタ」の映像やチェーンソーのレプリカにも興味津々。みんな今までは「木を切るのはかわいそう」と思っていたようですが、適切な森林管理を証明する「FSCR認証」マークが表示された製品を選んで使う=「木づかい」が森への「気づかい」になると知り、林業や木材加工への見方が変わりそうです。