「アクセル・ワールド　–インフィニット・バースト-」は「全すべてが進化しんかした新作しんさく」　黒くろ雪ゆき姫ひめ役やくの三澤みさわ紗しゃ千せん香こうに聞きく

三澤みさわ紗しゃ千香ちか

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7月がつ23日にちから全国ぜんこく映画えいが館かんにて公開こうかいされた「アクセル・ワールド　–インフィニット・バースト-」。今回こんかいは、テレビシリーズに引ひき続つづき、ヒロインである黒くろ雪ゆき姫ひめを演えんじる三澤みさわ紗しゃ千香ちかにインタビューを敢行かんこう。本ほん作さくをイメージしたという曲きょくも入はいった新しんアルバムの話はなしとともに、その心境しんきょうを聞きいた。

――今回こんかいの新作しんさくで久ひさしぶりに「アクセル・ワールド」のアフレコを収録しゅうろくされた感想かんそうは？

三澤みさわ：テレビシリーズから数すう年ねん経たっていますが、ゲームで黒くろ雪ゆき姫ひめを演えんじることがあったので、緊張きんちょうはあまりなかったです。アフレコスタジオの空気くうきが、自然しぜんとテレビシリーズをやっていた頃ころと同おなじになっていたので、演技えんぎがしやすかったですね。私わたしも、ヒロインという意味いみで初はじめて演えんじさせていただいた作品さくひんなので、大事だいじに思おもっているのですが、それ以外いがいのキャストの方ほうも変かわらず「アクセル・ワールド」に対たいしての知識ちしきや、原作げんさくの進行しんこう具合ぐあいをチェックしていて、作品さくひんを愛あいしていることが伝つたわってきました。

――収録しゅうろくの時ときに他たのキャストの方ほうと会話かいわなどされましたか？

三澤みさわ：技術ぎじゅつ的てきに成長せいちょうしていなければという自分じぶんへのハードルもあったのですが、梶かじ（裕貴ゆき）さんと会話かいわして、「自分じぶんの技術ぎじゅつはあくまで作品さくひんとして、絆きずなが深ふかまっている状況じょうきょうを表現ひょうげんするためにあるだけで、先さきにあるのはみんなの感情かんじょうなんだ」ということを思おもい出ださせてもらいました。梶かじさんもテレビシリーズと変かわらない笑顔えがおでいて下くださったので、自然しぜんと距離きょり感かんも縮ちぢまり、テレビシリーズから進化しんかした「アクセル・ワールド」の世界せかい観かんを演えんじられたのではないかと思おもいます。

――どういうところが（テレビシリーズと比くらべて）進化しんかしているのでしょう？

三澤みさわ：戦たたかいのシーンがさらに動うごいて、新しんキャラクターもいっぱい出でています。お祭まつり感かん溢あふれるものになっていますね。全すべてが進化しんかしている感かんじがします。

「アクセル・ワールド INFINITE∞BURST」キービジュアル

(C) 2015 川原かわら 礫つぶて／KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊かん／AWIB Project

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――ズバリ、見みどころはどこでしょう？

三澤みさわ：アクションシーン以外いがいでは、主人公しゅじんこう・ハルユキと黒くろ雪ゆき姫ひめの絆きずなが深ふかまっていることですね。ハルユキは自分じぶんに自信じしんがなく、黒くろ雪ゆき姫ひめの足あしを引ひっ張ぱっちゃいけないという想おもいばかりが（テレビシリーズの頃ころは）あったのですが、それが同おなじレギオンのメンバーとして対等たいとうに戦たたかっていてこの新作しんさくまで時間じかんが感かんじられるものになっています。「あっちよろしく」というぐらいの一言ひとことで全部ぜんぶが伝つたわるような、そんな2人ふたりのやりとりも見みていただきたいです。それと、お祭まつりにみんなで行いくシーンがあり、浴衣ゆかた姿すがたでふたりきりで話はなしているのですが、今いままでの仲良なかよしなシーンから一いち歩ほ進すすんで、信頼しんらい感かんが伺うかがえるような感かんじになっていますので、そのあたりは見みどころかなと思おもいます。

――三澤みさわさんは、作品さくひんのイメージソングも歌うたわれているんですよね。

三澤みさわ：劇場げきじょう版ばんでは、KOTOKOさんとALTIMAさんの「PLASMIC FIRE」という曲きょくがエンドロールで流ながれます。私わたしは9月28日にちにベストアルバム（「-INFINITE Selection-」）を発売はつばいさせていただくのですが、その中なかに「アラウド」という曲きょくが入はいります。この曲きょくが劇場げきじょう版ばん「アクセル」をイメージしているので、「アクセル」を好すきな方ほうにぜひ聞きいていただきたいと思おもっています。

――なるほど。その「アラウド」はどのような曲きょくなのでしょうか？

三澤みさわ：実じつは私わたしが曲きょくを歌うたったのは、2年ねん前まえ位いの「フェイス」というシングルが最後さいごなんですよ。ライブもワンマンではなく、ゲスト出演しゅつえんで。だから、自分じぶん名義めいぎの曲きょくを数すう年ねんぶりにレコーディングするという状況じょうきょうに緊張きんちょうしてしまって……。どんな曲きょくにしたらいいんだろうと悩なやんでいたのですが、今回こんかいはデビューシングルの時ときに作詞さくしをしてくれた分ぶん島しま花はな音おんさんと、作曲さっきょくと編曲へんきょくは「リンクス」というセカンドシングルを書かいてくださった千葉ちば"naotyu-"直樹なおき先生せんせいでした。「三澤みさわのいい味あじ」をとても理解りかいしてくれているおふたりでしたし、『アクセル』のことも勉強べんきょうしてくれていた。ですから、そんなおふたりに任まかせようと思おもいました。出だしてきてくれたものにどれだけ応こたえられるか。それが結果けっか的てきに、空白くうはくの数すう年間ねんかんに培つちかってきた私わたしの歌うたや芝居しばいへの気持きもちを、皆みなさんに伝つたえることになるはずだと。今いままで出だしてきた曲きょくのちょっとロックな感かんじもそのままありつつ、誰だれかの背中せなかを押おす曲きょくでもあり、立たち止どまっている自分じぶんを叱咤しった激励げきれいする曲きょくでもあり、そして今いままで『アクセル』に携たずさわってきたことに対たいしての感謝かんしゃの気持きもちも込こめられている。今いまの三澤みさわを全すべて出だし切きった曲きょくになっています。三澤みさわはこれからどうなって行いきたいのかというところも感かんじてもらえるかもしれません。

――最後さいごに、ファンの方ほうへ一言ひとこといただけますか。

三澤みさわ：7月がつ23日にちより「アクセル・ワールド -インフィニット・バースト-」が劇場げきじょう公開こうかいされましたが、9月28日にちにBD、DVDも発売はつばいされますので、おうちでも見みられますし、その日ひには三澤みさわのベストアルバムも発売はつばいされますので、ぜひ皆みなさんに、一緒いっしょに加速かそくし続つづけていただきたいなと思おもいます！