河合かわい優ゆう実み
/ as香川かがわ杏あんず

2000年ねん12月19日にち生うまれ、東京とうきょう都と出身しゅっしん。
2021年ねん出演しゅつえん『サマーフィルムにのって』『由宇ゆう子この天秤てんびん』での演技えんぎが高たかく評価ひょうかされ、第だい４３回かいヨコハマ映画えいが祭さい＜最優秀さいゆうしゅう新人しんじん賞しょう＞、第だい35回かい高崎たかさき映画えいが祭さい＜最優秀さいゆうしゅう新人しんじん俳優はいゆう賞しょう＞、第だい95回かいキネマ旬報きねまじゅんぽうベスト・テン＜新人しんじん女優じょゆう賞しょう＞、第だい64回かいブルーリボン賞しょう＜新人しんじん賞しょう＞、2021年度ねんど全国ぜんこく映連えいれん賞しょう＜女優じょゆう賞しょう＞を受賞じゅしょう。2022年ねんは『愛あいなのに』、『女子高じょしこう生せいに殺ころされたい』、『PLAN 75』をはじめ計けい8本ほんもの映画えいがに出演しゅつえんし、第だい35回かい日刊にっかんスポーツ映画えいが大賞たいしょう・石原いしはら裕次郎ゆうじろう賞しょう<新人賞>を受賞じゅしょう。その他たの出演しゅつえん作さくに、『ちょっと思おもい出だしただけ』、『冬ふゆ薔薇ばら』、『百花ひゃっか』、『線せんは、僕ぼくを描えがく』、『ある男おとこ』（22）、『少女しょうじょは卒業そつぎょうしない』、『ひとりぼっちじゃない』（23）、『四よん月がつになれば彼女かのじょは』（24）など。

COMMENT

この映画えいがを作つくること、杏あんずのことを演えんじるということで、何なにができるのか、何なにをすべきなのか、何なにがしたいのか。繰くり返かえし問といながら、でも彼女かのじょと心しんの中なかでしっかりと手てを繋つないで、絶対ぜったいに離はなさずに、毎朝まいあさ、今日きょうもよろしく、いってきますとお祈いのりして撮影さつえいに向むかっていました。強つよく信しんじながら作つくった映画えいがです。よろしくお願ねがいいたします。

佐藤さとう二に朗ろう
/ as多々羅たたら保ほ

1969年ねん5月がつ7日にち生うまれ、愛知あいち県けん出身しゅっしん。
俳優はいゆう、脚本きゃくほん家か、映画えいが監督かんとくなどマルチに活躍かつやく。1996年ねんに演劇えんげきユニット「ちからわざ」を旗揚はたあげ、本格ほんかく的てきに俳優はいゆう活動かつどうを開始かいし。「浦安うらやす鉄筋てっきん家族かぞく」（20）、「ひきこもり先生せんせい」（21）などのドラマや、「勇者ゆうしゃヨシヒコ」シリーズ（11、12、16）、 『HK変態へんたい仮面かめん』（13）、『銀ぎん魂たましい』シリーズ（17、18）などの福田ふくだ雄一ゆういち監督かんとく作品さくひんで圧倒的あっとうてきな存在そんざい感かんを放はなち、一躍いちやく人気にんきを集あつめる。『memo』（08）や『はるヲうるひと』（21）では監督かんとく・脚本きゃくほん・出演しゅつえんを務つとめ、クリエイターとしての才能さいのうも発揮はっき。その他たの出演しゅつえん作さくに、『blank13』（17）、『宮本みやもとから君きみへ』（19）、『今日きょうから俺おれは‼劇場げきじょう版ばん』（20）、『ザ・ファブル 殺ころさない殺ころし屋や』(21)、『さがす』（22）、『変へんな家いえ』（24）など。

COMMENT

実話じつわに基もとづいた本ほん作さく。新聞しんぶんの小ちいさな三面さんめん記事きじから炙あぶり出だされたこの物語ものがたりを、絶対ぜったいにこんなことを起おこさせてはいけないという思おもいと、この腹はらを抉くじられるような事実じじつをなんとしても人々ひとびとに伝つたえたいという思おもいで演えんじました。この、ほとんど祈いのるような思おもいが、一人ひとりでも多おおくの方々かたがたの胸むねに届とどくことを願ねがっています。

稲垣いながき吾郎ごろう
/ as桐野きりの達いたる樹じゅ

1973年ねん12月8日にち、東京とうきょう都と出身しゅっしん。
1991年ねんに歌手かしゅデビューし、2017年ねんに「新あたらしい地図ちず」をスタート。2010年ねんに『十じゅう三さん人にんの刺客しかく』（三池みいけ崇史たかふみ監督かんとく）で第だい23回かい日刊にっかんスポーツ映画えいが大賞たいしょう・石原いしはら裕次郎ゆうじろう賞しょう助演じょえん男優だんゆう賞しょう、第だい65回かい毎日まいにち映画えいがコンクール男優だんゆう助演じょえん賞しょうを受賞じゅしょう。2018年ねんに公開こうかいされた映画えいが『クソ野郎やろうと美うつくしき世界せかい』が2週間しゅうかん上映じょうえいながら28万まん人にんを超こえる動員どういんを記録きろく。2019年ねんに『半はん世界せかい』（阪本さかもと順治じゅんじ監督かんとく）で第だい31回かい東京国際映画祭とうきょうこくさいえいがさい観客かんきゃく賞しょう、第だい34回かい高崎たかさき映画えいが祭さい最優秀さいゆうしゅう主演しゅえん男優だんゆう賞しょうを受賞じゅしょう。その他たの出演しゅつえん作さくに『海辺うみべの映画えいが館かん─キネマの玉手箱たまてばこ』（20）、『ばるぼら』（20）、『窓辺まどべにて』（22）、『正せい欲よく』（23）、『風ふうよ あらしよ 劇場げきじょう版ばん』（24）など。

COMMENT

最初さいしょにシナリオをいただいた時ときに受うけた動揺どうようを今いまも忘わすれられません。
人ひとは生うまれながらに誰だれかと繋つながり生いきていく権利けんりを持もっている。
その思おもいを信しんじて作品さくひんに参加さんかさせていただきました。
杏あんずの声こえがどうか皆様みなさまの心しんに届とどきますように。

河井かわい青葉あおば
/ as香川かがわ春海しゅんかい

1981年ねん11月16日にち生うまれ、東京とうきょう都と出身しゅっしん。
10代からモデル活動かつどうを始はじめ、20代だいで女優じょゆう活動かつどうをスタート。以降いこう、多おおくの映画えいが・ドラマで活躍かつやく。『お盆ぼんの弟おとうと』、『さよなら歌舞伎町かぶきちょう』（15）で第だい37回かいヨコハマ映画えいが祭さい助演じょえん女優じょゆう賞しょうを受賞じゅしょう。『偶然ぐうぜんと想像そうぞう』（21）で第だい35回かい高崎たかさき映画えいが祭さい最優秀さいゆうしゅう主演しゅえん俳優はいゆう賞しょうを受賞じゅしょう。主おもな出演しゅつえん作さくは『私わたしの男おとこ』（14）、『続ぞく 深夜しんや食堂しょくどう』『二に重じゅう生活せいかつ』（16）、『あゝ、荒野あらの』（17）、『愛あいしのアイリーン』（18）、『ミドリムシの姫ひめ』（22）、『雑魚ざこどもよ、大志たいしを抱いだけ！』（23）など。

広岡ひろおか由里子ゆりこ
/ as香川かがわ恵美子えみこ

1965年ねん5月がつ31日にち生うまれ。千葉ちば県けん出身しゅっしん。
1987年ねんに劇団げきだん東京とうきょう乾電池かんでんちの一員いちいんとしてデビュー。2001年ねんよりケラリーノ・サンドロヴィッチ氏しとユニット「オリガト・プラスティコ」を主宰しゅさいしている。舞台ぶたいを中心ちゅうしんに数々かずかずのテレビドラマや映画えいがでも活躍かつやくし、主おもな出演しゅつえん作さくとして『悪人あくにん』（10）、『横道よこみち世よ之の介かい』（13）、『母ははと暮くらせば』（15）、『家族かぞくはつらいよ』（16）、『キネマの神様かみさま』（21）『梅うめ切きらぬバカ』（21）、『前科ぜんか者しゃ』（22）、『はい、泳およげません』（22）、『こんにちは、母かあさん』（23）など。

早見はやみあかり
/ as三隅みすみ紗良さら

1995年ねん3月がつ17日にち生うまれ、東京とうきょう都と出身しゅっしん。
2014年ねん、NHK連続れんぞくテレビ小説しょうせつ「マッサン」に主人公しゅじんこうの妹いもうと役やくで出演しゅつえんし注目ちゅうもくを集あつめる。その後ごもドラマ、映画えいが、舞台ぶたいなど幅広はばひろく活動かつどう。主おもな映画えいが出演しゅつえん作さくに『百瀬ももせ、こっちを向むいて。』（14）、『忘わすれないと誓ちかったぼくがいた』（15）、『愛妻あいさい家か宮本みやもと』、『銀ぎん魂たましい』（17）、『走はしれ！T校こうバスケット部ぶ』（18）、『女おんなの機嫌きげんの直なおし方かた』（19）、『シン・ウルトラマン』（22）、『ゾン100～ゾンビになるまでにしたい100のこと～』、『ミンナのウタ』（23）など。

入江いりえ悠ゆう / 監督かんとく・脚本きゃくほん

2009年ねん、自主じしゅ制作せいさくによる『SR サイタマノラッパー』が大おおきな話題わだいを呼よび、ゆうばり国際こくさいファンタスティック映画えいがオフシアター・コンペティション部門ぶもんグランプリ、第だい50回かい映画えいが監督かんとく協会きょうかい新人しんじん賞しょうなど多数たすう受賞じゅしょう。2010年ねんに同どうシリーズ『SR サイタマノラッパー2 女子じょしラッパー☆傷きずだらけのライム』、2012年ねんに『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡とうぼう者しゃ』を制作せいさく。2011年ねんに『劇場げきじょう版ばん 神聖しんせいかまってちゃん ロックンロールは鳴なり止やまないっ』で高崎たかさき映画えいが祭さい新進しんしん監督かんとく賞しょう。『AI崩壊ほうかい』(20)で日本にっぽん映画えいが批評ひひょう家か大賞たいしょう脚本きゃくほん賞しょう。
その他たの作品さくひんに『日々ひびロック』(14)、『ジョーカー・ゲーム』（15）、『太陽たいよう』(16)、『22年ねん目めの告白こくはく－私わたしが殺人さつじん犯はんです－』(17)、『ビジランテ』(17)、『ギャングース』(18)、『シュシュシュの娘むすめ』（21）、『映画えいがネメシス 黄金おうごん螺旋らせんの謎なぞ』（23）など。

COMMENT

2020年ねん、コロナ禍かで大切たいせつな人ひとを亡なくしました。
すこしだけ注意ちゅういを向むければその人ひとの苦くるしみに気きづけたかもしれないのに、自分じぶんのことばかりで精一杯せいいっぱいでした。
時代じだいの移うつり変かわりがどんどん早はやくなり、多おおくのことを忘わすれていってしまうから、この映画えいがを作つくって刻きざみつけておきたいと思おもいました。
旅立たびだった人ひとへ向むけて映画えいがを作つくるという行為こういが正ただしいのか今いまもわからないのですが、鎮魂ちんこんの気持きもちをこめて作づくりました。

浦田うらた秀穂ひでほ / 撮影さつえい

1993年ねん渡米とべい後ごフリーのカメラアシスタントとして撮影さつえい現場げんばで研鑽けんさんを重かさね、現在げんざいシンガポールを拠点きょてんに国内外こくないがいで撮影さつえい監督かんとくとして活躍かつやく中ちゅう。2008年ねんヴィム・ヴィンダースがプロデュースした映画えいが『クローンは故郷こきょうをめざす』でモントリオールファンタジア映画えいが祭さい最優秀さいゆうしゅう撮影さつえい監督かんとく賞しょう、ニューヨーク・アジア映画えいが祭さい最優秀さいゆうしゅうビジュアル賞しょうを受賞じゅしょう。2018年ねんの第だい71回かいロカルノ国際こくさい映画えいが祭さいで金きむ豹ひょう賞しょう作品さくひん『A Land Imgined』では、第だい63回かいバリャドリッド国際こくさい映画えいが祭さい最優秀さいゆうしゅう撮影さつえい監督かんとく賞しょう、アジア太平洋たいへいようスクリーンアワードで最優秀さいゆうしゅう撮影さつえい監督かんとく賞しょうを受賞じゅしょう。近年きんねん作さくは『PLAN75』（22/第だい75回かいカンヌ国際こくさい映画えいが際ぎわカメラドール特別とくべつ賞しょう、23/アジアフィルムアワード最優秀さいゆうしゅう撮影さつえい監督かんとく賞しょうノミネート）、『Last Shadow At First Light』（23・未み/第だい71回かいサンセバスチャン国際こくさい映画えいが祭さい新人しんじん監督かんとく賞しょうノミネート）、『箱はこ男おとこThe box man』(24)、『Stranger Eyes』(24・未ひつじ)など。シンガポール撮影さつえい監督かんとく協会きょうかい(SGSC)会員かいいん。

常つね谷たに良男よしお / 照明しょうめい

追手門学院大学おうてもんがくいんだいがく文学部ぶんがくぶ卒業そつぎょう後ご照明しょうめい助手じょしゅとなる。27歳さいで上京じょうきょう、多おおくの映画えいがやドラマ、CM に照明しょうめい助手じょしゅとして参加さんか、照明しょうめい技師ぎしとなる。本ほん作さくで撮影さつえいを担当たんとうした浦田うらた秀穂ひでほ氏しと、『釜がま焚KAMATAKI』（05）から、『クローンは故郷こきょうをめざす』（08）、第だい71回かいロカルノ国際こくさい映画えいが祭さい 金きん豹ひょう賞しょう、第だい63回かいバリャドリッド国際こくさい映画えいが祭さい及および第だい12回かいアジア太平洋たいへいようスクリーンアワードにて最優秀さいゆうしゅう撮影さつえい監督かんとく賞しょうを受賞じゅしょうしたシンガポール映画えいが『幻まぼろし士し』（18・未ひつじ）などでタッグを組くんでいる。近年きんねんは撮影さつえい場所ばしょを日本にっぽんに拘かかわらず参加さんか。また、日本にっぽん国内こくないにおいても、様々さまざまな作品さくひんにジャンルを問とわず携たずさわっている。主おもな作品さくひんに『百ひゃく円えんの恋こい』(14/第だい39回かい日本にっぽんアカデミー賞しょう作品さくひん賞しょうなど5部門ぶもんノミネート)、『繕つくろい裁たつ人ひと』 (15)、『アンダードッグ 前編ぜんぺん/後編こうへん』(20/第だい75回かい毎日まいにち映画えいがコンクール撮影さつえい賞しょう他た4部門ぶもん受賞じゅしょう)、『私わたしをくいとめて』(20/第だい30回かい東京国際映画祭とうきょうこくさいえいがさい観客かんきゃく賞しょう)、『インペリアル大阪おおさか堂島どうじま出入でいり橋きょう』、『ウェディング・ハイ』(22)、『よろこびのうたOde to joy』(22)、『PLAN75』（22/第だい75回かいカンヌ国際こくさい映画えいが際ぎわカメラドール特別とくべつ賞しょう）など。近年きんねん作さくは『last shadow at first light』(23･未ひつじ)、『箱はこ男おとこThe box man』(24)、『stranger eyes』(24・未ひつじ)がある。

藤丸ふじまる和徳かずのり / 録音ろくおん

横浜よこはま放送ほうそう映画えいが専門せんもん学院がくいん5期き卒業そつぎょう。2020年ねん『アンダードッグ』で第だい75回かい毎日まいにち映画えいがコンクール録音ろくおん賞しょうを受賞じゅしょう。主おもな作品さくひんに『T.R.Y.』（03）、『真夜中まよなかの弥次やじさん喜多きたさん』（05）、『容疑ようぎ者しゃXの献身けんしん』（08）、『アマルフィ 女神めがみの報酬ほうしゅう』（09）、『アンダルシア 女神めがみの報酬ほうしゅう』、『ジーン・ワルツ』（11）、『脳のう男おとこ』（13）、『氷菓ひょうか』、『リンキング・ラブ』（17）、『岬みさきの兄弟きょうだい』（19）、『マチネの終おわりに』（19）、『大綱たいこう引びきの恋こい』（21）、『沈黙ちんもくのパレード』（22）など。

塩川しおかわ節子せつこ / 美術びじゅつ

近畿大学きんきだいがく文芸ぶんげい学部がくぶ卒業そつぎょう後ご、渡わたり英すぐるし現地げんちで映画えいが制作せいさくを学まなぶ。帰国きこく後ご、自主じしゅ制作せいさく映画えいがに美術びじゅつスタッフとして参加さんかしたことを機きにキャリアをスタート。初期しょきの美術びじゅつ監督かんとく作品さくひん『新しん世界せかいの夜明よあけ』(12)のように国内こくないだけでなく海外かいがいの若手わかて映画えいが作家さっかの作品さくひんにも携たずさわっている。主おもな作品さくひんに、河瀨かわせ直美なおみ監督かんとく『光ひかり』(17)、『Vision』(18)、『朝あさが来くる』(20)、また河瀨かわせ監督かんとくがエグゼクティブプロデューサーとして運営うんえいするNARAtive プロジェクトにも『東ひがしの狼おおかみ』(18)、『再会さいかいの奈良なら』(22)、『霧きりの淵ふち』(24)など定期ていき的てきに加くわわっている。近年きんねんは『市子いちこ』(23)、『Last Shadow at First Light』(24)など。『PLAN75』(22)では、QCINEMA International Film Festival にてArtistic Contribution Awardを受賞じゅしょう。