2016年、クラウドファンディングサイト「Makuake」で、当時の国内最高額を叩きだしたのが、「GODJ Plus」。完全自律型のコンパクトなDJシステムだ。1292人から5300万円以上を集め、2017年3月にリリースされた。今もって、品薄状態が続いており、人気のほどがうかがえる。今回はそんな「GODJ Plus」をお借りできたので、体験してみた。
そこそこの広さの会場なら、この1台で十分盛り上げられそう
プラットホーム |
ハードウェア |
企業名 |
株式会社JDSound |
代表取締役 |
宮崎晃一郎 |
設立 |
2012年2月2日 |
取引形態 |
BtoC |
料金 |
4万9800円(税別) |
A4サイズだからDJ自身の手で手軽に会場に持ち運べる
「GODJ Plus」は単体で動作して音まで出せる、完全自律型のDJシステムだ。2012年に発売されて人気を集めた「GODJ」の後継機となる。制作は株式会社JDSoundで、代表の宮崎晃一郎氏にインタビューした様子は「旧ウォークマンのものづくりを受け継いだDJオーディオ機器「GODJ Plus」秘話」で紹介している。
今回は、「GODJ Plus」の実機をお借りできたので、レビューがてらハードウェアを体験してみようと思う。そして、実際に筆者が経営する原価BARで4名のDJにも触ってもらい、いろいろと意見をもらった。
「GODJ Plus」は、A4サイズに収まるボディーにDJシステムを詰め込んだガジェットだ。W282×D40×H210mm、重量は1125gとコンパクト。インターフェースはマイク端子とヘッドフォン端子、LINE IN、Master OUT、USB端子を備える。microUSB端子は充電とPC接続用となる。
操作は、2つのタッチパネルに加え、スピーカーの下にある各種ノブ、左右にあるピッチベンドボタン、縦フェーダーとクロスフェーダー、CUEボタンと再生ボタン、そして16個のサンプラーボタンで行なう。
GODJ Plusのシルバー
Makuakeでは5300万円以上を調達した
独立した2つの操作系統を搭載。中央には各種ノブとビートを刻むLEDが搭載されている
右側面には、右からmicro USB端子、USB端子、SDカードスロット、電源ボタンを備える
左側面には左から、Master OUTのRCA出力端子、LINE IN、マイク端子、ヘッドフォン端子を備える