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大成功したラグビーW杯からスポーツ×地方の可能性を探る : - ASCII STARTUP

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だい成功せいこうしたラグビーWはいからスポーツ×地方ちほう可能かのうせいさぐ

「いよいよ2020ねん スポーツ×地域ちいき経済けいざいかんがえる」レポート

特集とくしゅう
「YOXO BOX」イベントレポート

ひだりからラントリップの大森おおもり 英一郎えいいちろう代表だいひょう取締役とりしまりやく横浜よこはまマリノス 地域ちいき事業じぎょう本部ほんぶ ふれあい・ホームタウン事業じぎょう ホームタウンまき野内やない たかし課長かちょう、Office Hondaの本田ほんだ ゆう嗣氏、ASCII STARTUPのガチ鈴木すずき

 だい成功せいこうわった「ラグビーワールドカップ 2019 日本にっぽん大会たいかい」は、スポーツビジネス、そして「スポーツ×地域ちいき経済けいざい発展はってん」といううえおおきなかぜとなった。ラグビーWはい地域ちいきなにをもたらしたのか――決勝けっしょうせんひろげられた横浜よこはまで、横浜よこはまF・マリノスの地域ちいき振興しんこう担当たんとうしゃ、スポーツビジネス起業きぎょうまじえてイベントがひらかれた。

 イベントの名前なまえは「いよいよ2020ねん スポーツ×地域ちいき経済けいざいかんがえる ラグビーWはい横浜よこはまなにをもたらしたのか?」。会場かいじょうは、横浜よこはま関内せきうちにあるYOXO BOX――横浜よこはま経済けいざいきょく関内かんないベンチャー企業きぎょう成長せいちょう支援しえん事業じぎょう共同きょうどう企業きぎょうたいすすめるベンチャー支援しえん育成いくせい拠点きょてんで3がつ13にちひらかれた。

 だい1では2019ねんあき、「ラグビーワールドカップ 2019」の組織そしきいん委員いいんかいでレガシー部長ぶちょうつとめたOffice Hondaの本田ほんだゆう嗣氏が、横浜よこはま地域ちいき中心ちゅうしんにラグビーワールドカップがもたらした効果こうかについてかえった。

 9かいにしてはつのアジア地域ちいきでの開催かいさいとなったさきのラグビーワールドカップ、2019ねん9がつ20日はつかから11月2にちまで1ヵ月かげつはんあいだきた北海道ほっかいどうからみなみ大分おおいた熊本くまもとまで12の都市とし開催かいさいされた。なかでも横浜よこはまには、準決勝じゅんけっしょう、そして決勝けっしょうとなった横浜よこはま国際こくさい総合そうごう競技きょうぎじょう日産にっさんスタジアム)がある。本田ほんだ新横浜しんよこはま駅前えきまえった当時とうじ写真しゃしんせながら、「駅前えきまえのパブがひとあふれかえっている。日本人にっぽんじんじゃないひと日本にっぽんのジャージをるという非常ひじょうな、そして素晴すばらしいがりだった」とかえった。

 では、経済けいざい効果こうかはどのぐらいだったのか? インバウンドの増加ぞうか傾向けいこうすうねんまえからつづいているが、おおくをめるアジアからの旅行りょこうきゃくと、欧米おうべい豪州ごうしゅうからのラグビーワールドカップの観戦かんせんきゃくとではおかね使つかかたちがった。観戦かんせんきゃく予算よさんはアジアの旅行りょこうきゃくばいわれていたが、観光かんこうちょう調査ちょうさでは宿泊しゅくはくついやしたおかね1人ひとり1はく2まん9000えん予想よそうしていた2まんえんを1.5ばい上回うわまわったという。

 170まんまいれたチケットの34%は海外かいがいから。名寄なよせするとかずわるが、単純たんじゅん計算けいさんすると57.8まんにんになる。「海外かいがいからの観戦かんせんきゃく消費しょうひだけで1000おくえんぐらいの直接ちょくせつ効果こうかがあったのではないか」と本田ほんだ。もちろん、間接かんせつ効果こうかふくむともっと数字すうじびる。

 横浜よこはまにもたらした経済けいざい効果こうかについては、観戦かんせんきゃく市内しない支出ししゅつする観光かんこう消費しょうひがく波及はきゅう効果こうかが98おくえんという日銀にちぎんによる試算しさん大会たいかいまえ報道ほうどうされたが、本田ほんだ大会たいかい試算しさんでは「直接ちょくせつ消費しょうひだけで98おくえんぐらいあるかもしれない」と見積みつもっているそうだ。

 本田ほんだはそれ以外いがい都市としとして、実際じっさい出向でむいてはなしいたという神戸こうべ福岡ふくおかの2都市としはなし紹介しょうかいした。

 神戸こうべは「たびマエ」として、神戸こうべビーフやなださけなどにしぼって観光かんこう魅力みりょく発信はっしんし、「たびナカ」として飲食いんしょくてん集客しゅうきゃく体験たいけんプログラムなどを用意よういした。成功せいこうしたのは、三宮さんのみやセンターがい開催かいさいした”ヨルバル”などの飲食いんしょくけいだという。試合しあいわったのち三宮さんぐうから元町もとまちにかけてのアーケード、神戸こうべえき地下街ちかがいなどで海外かいがい旅行りょこうきゃくあつまって飲食いんしょくできるようにした。事業じぎょうまたは助成じょせい事業じぎょうとしてパブリックスペースでおこなったが大盛おおもりきょうだったとの報告ほうこくけたという。一方いっぽうで、体験たいけんプログラムは相対そうたいてき集客しゅうきゃくすくなかったとのことだが、設置せっちした場所ばしょにも問題もんだいがあったかもしれないというこえかれたという。

 福岡ふくおか関係かんけいしゃは「冷静れいせい物事ものごとていた」という。おな九州きゅうしゅう大分おおいた熊本くまもとでフランス代表だいひょう試合しあいをすることから、3けん合同ごうどうでのフランスプロモーションをおこなったが、「どこまで効果こうかがあったとえるかむずかしい」というがえりだったそうだ。観戦かんせんきゃく行動こうどう福岡ふくおか中心ちゅうしん天神てんじん博多駅前はかたえきまえ)に集中しゅうちゅう、「コースをつくって観光かんこうまわってもらうのはむずかしかった」という感想かんそうがったという。

 本田ほんだは、ラグビーワールドカップの地方ちほう都市とし開催かいさいからのまとめとして、3つのポイントをあげた。

1)なににフォーカスするのかが大切たいせつ
2)ラグビーワールドカップ担当たんとう部署ぶしょ観光かんこう担当たんとうとの連携れんけい
3)大会たいかい価値かちをもっとしっかりつたえたかった

 とくに2)については、「“スポーツは○○担当たんとうです”では、大会たいかい観光かんこう協業きょうぎょうすすまない」という。「スポーツを使つかってXXXするのだから、それぞれちが立場たちばひと協力きょうりょくしてやるという方向ほうこうっていきたい」と本田ほんだ

 3)は、関係かんけいしゃがラグビーワールドカップを過小かしょう評価ひょうかしていたためだ。本田ほんだによると、「こんなすごいことになるのなら、最初さいしょから『こんなことになるんですよ、海外かいがいひとやまほどますよ、スポーツ観戦かんせんをすっごくたのしみますよ』ということをもっとつたえておきたかった、とおもっているようだ」という。

 本田ほんだもとレガシー担当たんとう立場たちばから、「それぞれの開催かいさい都市としで、それぞれあまりリンクがなかった地方自治体ちほうじちたいかく都道府県とどうふけんのラグビー協会きょうかい関係かんけいづくりができればとおもっていた」とべる。大会たいかい成功せいこうおさめ、68おくえん程度ていど黒字くろじをあげた。収入しゅうにゅうのうちチケット収入しゅうにゅうやく6わりのこり4わりのなかには公金こうきんはいっていることもあり「レガシーには公的こうてき発想はっそうでアプローチしなければ」とかたった。

 だい2は「地域ちいき経済けいざい×スポーツをかんがえる」をテーマに、本田ほんだくわえて、横浜よこはまマリノス 地域ちいき事業じぎょう本部ほんぶ ふれあい・ホームタウン事業じぎょう ホームタウンまき野内やないたかし課長かちょう、ラントリップの大森おおもり英一郎えいいちろう代表だいひょう取締役とりしまりやくの3によるパネルディスカッションをおこなった。

 牧野まきのない横浜よこはまF・マリノスのホームタウン(横浜よこはま横須賀よこすか大和やまと)において関心かんしん向上こうじょう、スポーツ振興しんこう、そしてかく地域ちいきかかえる課題かだい解決かいけつんでいる。大森おおもりは、箱根はこね駅伝えきでん出場しゅつじょう経験けいけんつランナーで、はしたのしさをってもらいたいと起業きぎょうした。ランナー専用せんようのSNSアプリ「Runtrip」のダウンロードすうは10まんえており、イベントも展開てんかいしているという。モデレーターは角川かどかわアスキー総合そうごう研究所けんきゅうじょ ASCII STARTUPのガチ鈴木すずきつとめた。

――大森おおもりさんはランニングイベントをやっているとのことですが、都市とし巨大きょだいマラソンだけでなく地域ちいき経済けいざいむすけたものなど、ランイベントは地域ちいきとの相性あいしょうがいいですよね。

大森おおもり以下いか敬称けいしょうりゃく):Runtripは、地域ちいきみち資源しげんえたいとおもい、ランナーが地元じもとのおりのみち投稿とうこうし、これを簡単かんたん検索けんさくできるサービスにしました。またあつまった会員かいいんさんがコミュニケーションをれるようにSNSアプリ機能きのう追加ついかして、結果けっかたか熱量ねつりょうがうまれています。イベントでは、普通ふつうのマラソンが“ヨーイドン”でスタートをそろえるのにたいし、我々われわれはゴールをそろえます。どのコースをとおっても、どのぐらいの距離きょりでも、はやさでもいい。ほかのランナーがどこにいるのかわかるので途中とちゅうって飲食いんしょくしてもいいし、あるいてもいい。100キロ以上いじょうはしってゴールしたひともいます。

 ゴールののちには参加さんかしゃあいだでコミュニケーションがまれ、自分じぶんのRuntripについてはなしています。くわえて、マラソン大会たいかい必要ひつよう道路どうろ使用しよう許可きょか交通こうつう規制きせい不要ふようなので、コストもおさえられます。

 地域ちいきとの相性あいしょうというてんでは、2007ねん東京とうきょうマラソンが開催かいさいされて以来いらいかく地域ちいきでマラソン大会たいかいひらかれるようになり、現在げんざいでは全国ぜんこく1700以上いじょうおよんでいます。いかにランナーによろこんでもらえるかというてんで、地域ちいき特色とくしょくかした大会たいかいえています。最近さいきん傾向けいこうとして、ランナーのモチベーションの多様たようげられます。

――だい規模きぼスポーツイベント開催かいさいにあたって、地域ちいきはどのようなかかわりかたができるでしょうか?

牧野まきのない以下いか敬称けいしょうりゃく):ラグビーワールドカップのように注目ちゅうもくたかくなると、そのスポーツイベントが地域ちいき方々かたがた共通きょうつう言語げんごになります。普段ふだん接点せってんたないようなひとともスポーツをかいしてコミュニケーションがはかれます。そこにアプローチできるのは大事だいじなことだとおもいます。サッカーもおなじで、たとえば有名ゆうめい選手せんしゅ名前なまえうだけではなしができますよね。これこそがスポーツのよさであり特性とくせいだとかんじています。

 横浜よこはま国際こくさい総合そうごう競技きょうぎじょう日産にっさんスタジアム)は、サッカーワールドカップの決勝けっしょうおこなわれたこともあり、聖地せいちのような存在そんざいになっているのかもしれません。それをうまくかしてスタジアムツアーをやっています。

 地域ちいきがりというてんでは、スタジアムのある新横浜しんよこはまはラグビー一色いっしょくでした。まちが1つのいろまるというのは、訪問ほうもんしゃには仲間なかま意識いしきってもらえるし、気持きもちががります。それにより、消費しょうひまれることもあるので、かったとおもいますね。

――ラグビーワールドカップではファンゾーンがあちこちに設置せっちされました。どのようなねらいがあり、どのような効果こうかがありましたか?

本田ほんだ以下いか敬称けいしょうりゃく):スタジアムにかずとも試合しあいられるパブリックビューイングができるところをつくるというのが、ファンゾーン設置せっち経緯けいいです。いろんなひとあつまってラグビー観戦かんせんをしてたのしめる場所ばしょというのがラグビーワールドカップでの定義ていぎです。実際じっさいそのとおりになりました。ファンゾーンがなかったら横浜よこはまもずいぶんさびしかったかもしれませんね。

――スポーツイベントのチャンスについてはどうていますか?

大森おおもりランニング業界ぎょうかいはなしをすると、大型おおがたのマラソン大会たいかい局所きょくしょてきです。1にち限定げんていわってしまいます。スポーツイベントの素晴すばらしいところは熱狂ねっきょうまれること。この熱狂ねっきょうをいかにしてイベント当日とうじつ以外いがいの364日間にちかん維持いじできるか。ここで、我々われわれのようなベンチャー企業きぎょう貢献こうけんできるところがあるとおもっています。

 たとえば、マラソン大会たいかいができるとその地域ちいきのランナー人口じんこうえるとわれています。そして、ランニングショップ、ランニングレッスンなどのランニングビジネスをするひとてきます。そうなると、大会たいかい当日とうじつかぎらない永続えいぞくてきでコミュニティがまれ、ビジネスがまれ、結果けっかとして人口じんこうえる可能かのうせいがあります。

 いかに当日とうじつだけでわらないようにするか。熱狂ねっきょうきさせずに、ビジネスにえていくかがチャンスだとおもいます。

――そこに地域ちいきひとんでいくにはどうしたらいいでしょうか?

本田ほんだ大森おおもりさんのイベントで、おな場所ばしょあつまることをめておくというてんがとても面白おもしろいとおもいました。その飲食いんしょくするなどのことがかんがえられますよね。

 試合しあいわってスタジアムからかえるときに、どこのみせく? という時間じかんがないようにするといいかもしれない。そういう使つかかたができる場所ばしょなりプログラムがあったらいいとおもいました。

牧野まきのないスポーツはする・る・ささえるとわれているように、色々いろいろ側面そくめんがあります。地域ちいきひとをどうむかという観点かんてんでは、さきほどの「共通きょうつう言語げんご」が重要じゅうようだとおもいます。そこからコミュニティをつくり、試合しあいじゃないにイベントをやるなど、地域ちいきんでいけるともっとひろがるのではないか。

 Jリーグは社会しゃかい連携れんけい短縮たんしゅくした“シャレン!”として、「じぇいリーグをつかおう!」プロジェクトをすすめています。コンセプトは、地域ちいき課題かだい解決かいけつ価値かち創造そうぞうのためにJリーグのリーグやクラブがっているプロパティを使つかおうというのがコンセプトです。プロパティはサポーターのつながりや発信はっしんりょくだったり、選手せんしゅやクラブのブランドりょくだったり、スタジアムというハコだったり……。これを地域ちいきほう使つかって共通きょうつう価値かち見出みいだそうというのがねらいです。

 マリノスでは、横須賀よこすか活性かっせいみをすすめています。地域ちいきほうがアイディアをい、選手せんしゅ使つかったPRビデオを作成さくせいしています。クラブ主導しゅどうではなく地域ちいき方々かたがたかんがえ、クラブと一緒いっしょきょうそうしたところがおおきいとおもっています。

 

――観戦かんせん以外いがいだとどうでしょうか?

大森おおもり観戦かんせんは“る(See)”ですが、ここをどうやって“する(Do)”にむすびつけるか。まだまだへだたりがあるので、なにかできればいいなとおもっています。

 スポーツビジネスだけでなく、スポーツの周辺しゅうへん産業さんぎょうとのむすびつきでもビジネスをひろげていくことができるとおもいます。周辺しゅうへんとして、ヘルスケア、ツーリズムなどがありますが、個人こじんてきにはヘルスケアに注目ちゅうもくしています。自治体じちたい健康けんこうポイントなど、健康けんこうであることでインセンティブをもらえる時代じだいになっていますが、健康けんこう我慢がまん対価たいかといういちめんもあり、それをスポーツにより“たのしいからつづけられる”→“つづけられるから健康けんこうになれる”とっていきたい。このように、スポーツとのむすびつきがもっと強化きょうかされれば、スポーツ産業さんぎょう時代じだいがもっとおおきくなるんじゃないかとおもいます。

――いまおはなしてきたツーリズムですが、スポーツツーリズムの可能かのうせいはどうでしょう? 横浜よこはまF・マリノスの場合ばあい相手あいてチームのサポーターが観戦かんせんますよね。ぎゃくにマリノスのサポーターがアウェイの場所ばしょにいくこともありますよね。

牧野まきのないJリーグのサポーターはチームのホームゲームだけでなくアウェイゲームにも応援おうえんにいらっしゃるほうおおいですが、せっかくけんにいくのだからサッカーだけ観戦かんせんしてかえるのはもったいないという意識いしきっているひとおおいとおもいます。前日ぜんじつ移動いどうしてその地域ちいき名物めいぶつべて、つぎ試合しあいたのしんでかえられるほうおおくいますよね。

 自分じぶん自身じしん、いくつかの地方ちほう試合しあいったことがありますが、ちいさい都市としほどJリーグの試合しあい中心ちゅうしんになっているとかんじますね。たとえば長野ながのけん松本まつもと松本まつもとさんみやびFC、まわりになにもないところにポツンとスタジアムがあるのですが、試合しあい子供こどもからお年寄としよりまで幅広はばひろ世代せだいほうあつまってくるのは壮観そうかんです。あたかもスタジアムがまち中心ちゅうしんになっているような。地方ちほう都市としならではのスポーツのありかたとして、まち象徴しょうちょうするものやまちひとほこれるものにスポーツはなりうるとおもいます。

大森おおもり地方ちほう都市とし観光かんこう資源しげんがたくさんあればツーリズムはびやすいが、観光かんこう資源しげんすくない場合ばあいはどうやってコンテンツをつくっていくかがポイントになるとおもいます。マラソン大会たいかいのレビューをると、評価ひょうかたかいのはひとです。地域ちいきひとあたたかくむかえてもらえた、応援おうえんがすごくよかった、といったことが大会たいかい魅力みりょくになっていて、来年らいねん参加さんかしたいとファンになっていく。いかに地域ちいきひと熱狂ねっきょう普段ふだんからつくっておくか、ここがそとからひとぶときに重要じゅうようなポイントになるとおもいます。

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