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3D都市モデルをまちづくりにいかに生かすか、全国15自治体がPLATEAU活用の知見とノウハウを共有 : - ASCII STARTUP

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3D都市としモデルをまちづくりにいかにかすか、全国ぜんこく15自治体じちたいがPLATEAU活用かつよう知見ちけんとノウハウを共有きょうゆう

「PLATEAUサミット 2023」レポート

特集とくしゅう
Project PLATEAU by MLIT

提供ていきょう: PLATEAU/国土こくど交通省こうつうしょう

この記事きじは、国土こくど交通省こうつうしょうすすめる「まちづくりのデジタルトランスフォーメーション」についてのウェブサイト「Project PLATEAU by MLIT」に掲載けいさいされている記事きじ転載てんさいです。

 国土こくど交通省こうつうしょうは2023ねん10がつ4にちから5にちの2日間にちかん、3D都市としモデルの活用かつようなどにかんして自治体じちたい同士どうし情報じょうほう交換こうかんおこなうための交流こうりゅうイベント「PLATEAUサミット(自治体じちたい交流こうりゅうかい)in 茅野ちの」を長野ながのけん茅野ちの開催かいさいした。ファシリテーターとして青山学院大学あおやまがくいんだいがく地域ちいき社会しゃかい共生きょうせい学部がくぶ教授きょうじゅ古橋ふるはし大地だいち株式会社かぶしきがいしゃアナザーブレインの久田ひさた智之としゆき参加さんかし、全国ぜんこく15自治体じちたいによるPLATEAUの事例じれい紹介しょうかいやロールプレイ形式けいしきのワークショップが実施じっしされた。

 開会かいかいさいしては、主催しゅさいしゃである国土こくど交通省こうつうしょう都市としきょく都市とし政策せいさく課長かちょう武藤むとうさちろうと、開催かいさいである茅野ちのふく市長しちょう柿澤かきざわ圭一けいいちがそれぞれ挨拶あいさつべた。

 武藤むとうは、「PLATEAUのプロジェクトは4ねん実装じっそうフェーズにはいっている。“実装じっそう”という言葉ことば仕組しくみをつくるだけでなく、なかえて市民しみん生活せいかつかされてこそ実装じっそうえる。ビッグデータはっているだけでは意味いみがなく、データをうまく分析ぶんせきして活用かつようする能力のうりょくわれている。PLATEAUをつうじてデータ活用かつよう意識いしき自治体じちたい行政ぎょうせいなかひろげて、さらには民間みんかん企業きぎょうにもどんどん使つかっていただければ」とかたった。

国土こくど交通省こうつうしょう都市としきょく都市とし政策せいさく課長かちょう 武藤むとうさちろう

 柿澤かきざわは、茅野ちのでの開催かいさい謝意しゃいべるとともに、「コンパクトシティ・プラス・ネットワークのまちづくり」のみを紹介しょうかい同市どうしでは、2020ねんからPLATEAUに参画さんかくし、2022ねん4がつには革新かくしんてき事業じぎょう連携れんけい国家こっか戦略せんりゃく特区とっく指定していされ、DX推進すいしんはかっている。同年どうねんなつからはAI乗合のりあいオンデマンド交通こうつう「のらざあ」の本格ほんかく運行うんこう開始かいしし、市内しない移動いどうデータが蓄積ちくせきされつつあり、こうしたさまざまなデータと3D都市としモデルを連携れんけい活用かつようし、まちづくりの方向ほうこうせい可視かしするみをすすめていく計画けいかくだ。

茅野ちのふく市長しちょう 柿澤かきざわ圭一けいいち

地方ちほう公共こうきょう団体だんたいによるPLATEAU社会しゃかい実装じっそうけてトータルな支援しえん提供ていきょう

 つづいて、国土こくど交通省こうつうしょう総合そうごう政策せいさくきょく/都市としきょくIT戦略せんりゃく企画きかく調整ちょうせいかん内山うちやまひろしわたる登壇とうだんし、「PLATEAUトピックス」とだいして、PLATEAUの概要がいよう自治体じちたいがPLATEAUを社会しゃかい実装じっそうするためのくに支援しえん体制たいせいと、最近さいきん自治体じちたいによるソリューションを紹介しょうかいした。

国土こくど交通省こうつうしょう 総合そうごう政策せいさくきょく/都市としきょく IT戦略せんりゃく企画きかく調整ちょうせいかん 内山うちやまひろしわたる

 PLATEAUは、国土こくど交通省こうつうしょうすすめる都市としのデジタルツインデータ「3D都市としモデル」の整備せいび活用かつよう・オープンデータのプロジェクト。3D都市としモデルは、全国ぜんこくやく130都市とし整備せいびされており、2023年度ねんどちゅうやく200都市とし拡大かくだいする予定よていだ。PLATEAUの3D都市としモデルは、建物たてもの道路どうろうえ栽、えない都市とし計画けいかく情報じょうほうなど、都市とし構成こうせいするあらゆる情報じょうほうをGISデータとしてあつかえる。

 PLATEAUを活用かつようした都市としデジタルツインの実現じつげんにより、社会しゃかいあらたな価値かちをもたらす、あるいは地域ちいき課題かだい解決かいけつするのがプロジェクトの目標もくひょうだ。

 2023年度ねんど以降いこう実装じっそうフェーズとして、これまでの国土こくど交通こうつうしょう主体しゅたいとする推進すいしん体制たいせいから、地方ちほう公共こうきょう団体だんたい企業きぎょう大学だいがくなどの研究けんきゅう機関きかん地域ちいきコミュニティなどの主体しゅたいがフラットに連携れんけいし、自律じりつてき取組とりくみすすめる「エコシステム」の構築こうちく目指めざす。地方ちほう公共こうきょう団体だんたいによるPLATEAU社会しゃかい実装じっそう推進すいしんするため、国土こくど交通こうつうしょうでは、企画きかく立案りつあん、ステークホルダーなど関係かんけいしゃとの調整ちょうせい予算よさん獲得かくとく社会しゃかい実装じっそうかくフェーズにたいして各種かくしゅ支援しえん提供ていきょうしている。

 企画きかく立案りつあんについては、くにのプロジェクトとして実施じっしした事例じれいをベストプラクティスとしてウェブサイトで公開こうかいしている。また、「支援しえん事務じむきょく」を設置せっちし、資料しりょう作成さくせい補助ほじょきん申請しんせい方法ほうほうなどを相談そうだんできるそうだ。

 ステークホルダーとのマッチング支援しえんとして「ニーズ・シーズマッチング支援しえんイベント」をとしに2、3かい開催かいさい財政ざいせい支援しえんとしては、2022年度ねんどに「都市とし空間くうかん情報じょうほうデジタル基盤きばん構築こうちく支援しえん事業じぎょう」を創設そうせつし、2ぶんの1あるいは上限じょうげん1000まんえんまでの定額ていがく補助ほじょ提供ていきょうされている(2023年度ねんど現在げんざい)。

 社会しゃかい実装じっそうのフェーズでは、支援しえん事務じむきょくから事業じぎょう計画けいかくしょ作成さくせい進捗しんちょく管理かんり支援しえん、オープンデータ支援しえんなどがけられる。

 最近さいきんのトピックとしては、行政ぎょうせいけのPLATEAU活用かつよう事例じれいをいくつかピックアップ。東京とうきょう渋谷しぶや道玄坂どうげんざか道路どうろ拡張かくちょうした環境かんきょうをウェブアプリじょうでVRシミュレーションする「ウォーカブルな空間くうかん設計せっけいのためのスマートプランニング」、ウォーカブルなまちづくりへの市民しみん参加さんか活性かっせいするARアプリ&ウェブアプリの開発かいはつ事例じれいXR技術ぎじゅつ活用かつようした市民しみん参加さんかがたまちづくり」、VRと都市とし模型もけい連携れんけいさせたシミュレーション「タンジブルインターフェースを活用かつようした住民じゅうみん参加さんかがたまちづくり」、現実げんじつ舞台ぶたいにしたメタバースサービス「歴史れきし文化ぶんかいとなみを継承けいしょうするメタバース体験たいけん構築こうちく」、下水道げすいどう台帳だいちょうからんだデータをもとに利用りよう可能かのう下水げすい熱量ねつりょう推定すいていし、ねつ需要じゅよう情報じょうほう提供ていきょうする「下水げすいねつ利用りよう促進そくしんのためのマッチングシステム」などを紹介しょうかいした。

 また2023年度ねんどからは、地域ちいきばんのPLATEAU開発かいはつイベントの開催かいさい支援しえんとして、地方ちほう公共こうきょう団体だんたい地域ちいきのエンジニアコミュニティが主催しゅさいするハッカソンやアイデアソンなどの企画きかく運営うんえい、PR、メンターの派遣はけんなどの支援しえん提供ていきょうしている。来年らいねん以降いこうにPLATEAUイベントの開催かいさい検討けんとうしている自治体じちたい地域ちいきコミュニティの担当たんとうしゃわせてみてはいかがだろうか。

自治体じちたいによるPLATEAU活用かつよう

 自治体じちたいによるPLATEAU活用かつよう事例じれい紹介しょうかいでは、長野ながのけん茅野ちの岐阜ぎふけん岐阜ぎふ香川かがわけん高松たかまつ熊本くまもとけん玉名たまな茨城いばらきけんつくば京都きょうと京都きょうとの6つの自治体じちたい各地かくちみを発表はっぴょうした。

茅野ちの開発かいはつ許可きょか申請しんせいのDX」

 茅野ちのでは2018ねんから都市としのデータを活用かつようする都市とし構造こうぞう可視かしみ、2018ねんには、まちづくりの計画けいかく効果こうかを3D地図ちずえるする情報じょうほう基盤きばん「i-都市とし再生さいせい」を使つかった農地のうち転用てんようじょうきょう土砂どしゃ災害さいがい浸水しんすい想定そうてい区域くいきなど災害さいがいリスクの可視かし、2019ねんにはVR・都市とし模型もけい使つかった市民しみん参加さんかがたのまちづくりの検討けんとうかいやワークショップを実施じっし。2020ねんにはPLATEAUに参画さんかくし、3D都市としモデルを整備せいびしている。

 茅野ちのは2022年度ねんどを「茅野ちのDX元年がんねん」と位置付いちづけ、都市としのオープンデータを活用かつようしたサービスを計画けいかくしている。そのうち、3D都市としモデルのユースケースとして、①IoTセンサーと3Dマップを活用かつようした災害さいがい発生はっせい消防しょうぼう自主じしゅ防災ぼうさい組織そしき連携れんけい支援しえん、②行政ぎょうせい手続てつづきをオンラインする開発かいはつ許可きょかのDXの2れい紹介しょうかいした。

 ①は、地震じしんセンサーからられた震度しんどデータと車両しゃりょう位置いち情報じょうほうを3Dマップじょうでリアルタイム表示ひょうじすることで、地震じしん発生はっせい状況じょうきょう迅速じんそく把握はあく情報じょうほう共有きょうゆうし、広域こういき消防しょうぼう消防しょうぼうだん自主じしゅ防災ぼうさい組織そしきあいだ連携れんけいした地域ちいき消防しょうぼう救助きゅうじょ活動かつどう役立やくだてるものだ。

 ②は、今後こんご職員しょくいん減少げんしょう予想よそうされるなか開発かいはつ許可きょか制度せいど適正てきせい迅速じんそく事務じむ執行しっこう継続けいぞくするため、土地とち利用りよう都市とし計画けいかく景観けいかん規制きせい災害さいがいリスクなどのデータを3D都市としモデルに統合とうごうし、開発かいはつ許可きょか申請しんせいたいして適地てきち診断しんだんする「開発かいはつ許可きょかDXシステム」を開発かいはつ事業じぎょうしゃは、地番ちばん利用りよう目的もくてきなどを入力にゅうりょくするだけで担当たんとう部署ぶしょへの事前じぜん相談そうだんよう確認かくにんできるほか、複数ふくすう担当たんとう部署ぶしょから申請しんせいした資料しりょうたいしてすぐに回答かいとうられ、オンラインでのわせや申請しんせい手続てつづきによる業務ぎょうむ効率こうりつ実現じつげんできる。申請しんせい受理じゅりする行政ぎょうせいがわは、土地とち利用りようとうかんする窓口まどぐち電話でんわ対応たいおうようする時間じかん削減さくげん期待きたいされる。また、申請しんせいおこなわれるたびに、かみ合議ごうぎ文書ぶんしょ関係かんけい部署ぶしょあいだ回覧かいらんされており、審査しんさおこなさいには、申請しんせい提出ていしゅつされる膨大ぼうだい情報じょうほう整理せいりしたうえで、総合そうごうてき検討けんとうおこな必要ひつようがある。開発かいはつしたシステムをもちいることで、伝達でんたつミスとう人為じんいてきミスのリスク回避かいひのみならず、各種かくしゅ情報じょうほう総合そうごうし、近隣きんりん申請しんせいじょうきょう相談そうだん履歴りれきらしわせた審査しんさ可能かのうにすることで、目指めざすべき都市とし姿すがた整合せいごうした立地りっち誘導ゆうどう施策しさくとう推進すいしんへの貢献こうけん目指めざす。

 2022ねん11月・12月の実証じっしょう実験じっけんでは、窓口まどぐち訪問ほうもん電話でんわわせの件数けんすうが11月は27%、12月は37%減少げんしょうしたという。2023年度ねんど前面ぜんめん道路どうろ幅員ふくいん自動じどう判定はんていなどにも対応たいおうし、10月から12がつにかけて実証じっしょうおこな計画けいかくだ。

茅野ちの 都市とし建設けんせつ 都市とし計画けいかく 主査しゅさ 小泉こいずみすずか

岐阜ぎふ統合とうごうがたGIS構築こうちく

 岐阜ぎふでは、2020ねん全域ぜんいきの3D都市としモデルを整備せいびし、LOD2(LOD:Level of Detail、詳細しょうさい)の範囲はんいである中心ちゅうしん市街地しがいち毎年まいとし更新こうしんおこなっている。これまでの3Dモデルの活用かつよう事例じれいとして、2022年度ねんどは、①災害さいがいリスクの可視かし、②道路どうろ空間くうかん活用かつよう検討けんとう、2023年度ねんどは、③日照ひでりシミュレーションにもとづく広場ひろば整備せいび検討けんとう、④交通こうつう事故じこリスクの可視かし、⑤3D洪水こうずいハザードマップの整備せいびなどを実施じっししてきた。

 3D都市としモデルの整備せいび活用かつよう課題かだいとして、ちょうないのネットワークやPCスペックが不十分ふじゅうぶんで3D都市としモデルの閲覧えつらん環境かんきょうかぎられていること、3D都市としモデルの認知にんち不足ふそくし、活用かつよう一部いちぶ部署ぶしょかぎられていることがげられる。また、ちょうない各部かくぶしょがそれぞれことなるGISシステムを導入どうにゅうしており、あつかうデータ形式けいしきことなることから部署ぶしょあいだのデータ連携れんけいむずかしかった。

 そこで、2023年度ねんどから3D都市としモデルの整備せいび活用かつよう、オープンデータ推進すいしん事業じぎょう始動しどうし、イントラネットじょうに3D都市としモデルの表示ひょうじ機能きのう実装じっそうしたGIS統合とうごうプラットフォームを構築こうちくし、ちょうない分散ぶんさんする既存きそんシステムおよびデータを統合とうごうする計画けいかくだ。

 今後こんごみとして、2024年度ねんどまでにちょうない既存きそんGISシステムを統合とうごうした統合とうごうがたちょうないGISを構築こうちくする予定よてい。2025年度ねんどからは、統合とうごうがたちょうないGISから公開こうかい可能かのうなデータを抽出ちゅうしゅつした市民しみんけGISプラットフォームを構築こうちくして、市民しみんへの情報じょうほう提供ていきょう民間みんかんのサービス開発かいはつへとつなげていく計画けいかくだ。

岐阜ぎふ 都市とし建設けんせつ 都市とし計画けいかく 土地とち利用りよう計画けいかくがかり 係長かかりちょう 清水しみずつよし

高松たかまつ都市とし政策せいさくシミュレーション/エリアマネジメント事業じぎょう

 高松たかまつでは、土地とち利用りよう(コンパクト)と交通こうつう(ネットワーク)を最適さいてきする都市とし構造こうぞうさい構築こうちくモデル(コンパクト・プラス・ネットワーク)にみ、2022ねんからインフラ情報じょうほうのデジタル・オープンデータ推進すいしんする地理ちり空間くうかんデータ基盤きばん整備せいびと3D都市としモデルの構築こうちく活用かつよう着手ちゃくしゅしている。

 3D都市としモデルの活用かつよう施策しさくとして、2022年度ねんどは「都市としOSと連携れんけいした都市とし政策せいさくシミュレーション」を、2023年度ねんどは「3D都市としモデルを活用かつようしたエリアマネジメント事業じぎょう」を実施じっししている。

都市としOSと連携れんけいした都市とし政策せいさくシミュレーション」は、政策せいさく企画きかく立案りつあん合意ごうい形成けいせいツールとしての活用かつよう目的もくてきとしたものだ。都市としOSと3DWebGISを統合とうごうし、API、データの統合とうごう管理かんり、シミュレーション、3次元じげんでの可視かしの4つの機能きのうゆうする都市とし政策せいさくシステムを構築こうちく。このシステムで、①土地とち利用りよう交通こうつうモデルによる都市とし政策せいさくシミュレーション、②河川かせん水位すいい予測よそく洪水こうずい浸水しんすいふかシミュレーション、③ねつ環境かんきょうシミュレーションの3つのモデルを構築こうちくし、職員しょくいんによる試行しこう活用かつようつうじて有用ゆうようせい検証けんしょうした。現状げんじょう将来しょうらいの3D都市としモデルを視覚しかくてき比較ひかくでき、相関そうかん関係かんけいにある土地とち利用りよう交通こうつう施策しさく同時どうじ分析ぶんせきすることで、より信頼しんらいせいたかいシミュレーション結果けっかられるのがメリットだ。

 2023年度ねんどの「3D都市としモデルを活用かつようしたエリアマネジメント事業じぎょう」では、7がつ開催かいさいされたG7香川かがわ高松たかまつ都市とし大臣だいじん会合かいごうわせて、「未来みらいサンポさんぽト高松とたかまつ」をテーマに「マインクラフトまちなみデザインコンテスト」を開催かいさい。3D都市としモデルをマインクラフトに変換へんかんすることで、現在げんざい高松たかまつまち再現さいげんし、どもたちが自由じゆうにまちづくりをするという企画きかくだ。G7で来日らいにちした各国かっこく大臣だいじんにも先行せんこう体験たいけんしてもらい、好評こうひょうたとのこと。わかりやすく興味きょうみのわきやすい仮想かそう空間くうかん活用かつようして、距離きょり時間じかん専門せんもんせいといった参加さんかのハードルをげ、市民しみん参加さんかうなが目的もくてきだ。

高松たかまつ 都市とし整備せいびきょく 都市とし計画けいかく 計画けいかくがかり 技師ぎし 大林おおばやしただし

玉名たまな災害さいがいリスク可視かし

 玉名たまなは、市内しないながれるいちきゅう河川かせん菊池川きくちがわ」を中心ちゅうしん都市とし発展はってんしてきたという。その一方いっぽうで、近年きんねんみず災害さいがい頻発ひんぱつ激甚げきじん懸念けねんされている。そこで、防災ぼうさい意識いしき向上こうじょう事前じぜん避難ひなん計画けいかく検討けんとうするため、災害さいがいかんする情報じょうほうを3D都市としモデルにかさわせてとき系列けいれつ可視かしするシミュレーションを開発かいはつ。2020年度ねんどは、PLATEAU VIEWをベースに玉名たまなえき付近ふきん菊池川きくちがわ堤防ていぼうやぶつつみした場合ばあい浸水しんすいシミュレーションを開発かいはつし、住民じゅうみんけの防災ぼうさい講和こうわ活用かつようした。

 2022年度ねんどは、まち浸水しんすいしていく様子ようす歩行ほこうしゃを3Dアニメーションで再現さいげんしたVRシミュレーションを作成さくせい住民じゅうみんけにVR体験たいけんかい開催かいさいした。2023ねん4がつからは、VR機材きざい学校がっこう民間みんかん団体だんたいし、防災ぼうさい訓練くんれん学習がくしゅう活用かつようしているという。

 2023年度ねんどは、熊本くまもとけんのDX実証じっしょう事業じぎょう活用かつようして、菊池川きくちがわ流域りゅういき防災ぼうさい災害さいがい情報じょうほう確認かくにんできる「熊本くまもとけん菊池川きくちがわ流域りゅういき3D防災ぼうさいマップ」の実証じっしょうおこなっている。菊池川きくちがわ流域りゅういき洪水こうずい土砂どしゃ高潮こうちょう津波つなみかんする情報じょうほうを3D地図ちずじょう配置はいちし、PCやスマートフォンから閲覧えつらんできる。

玉名たまな 建設けんせつ 都市とし整備せいび 都市とし整備せいびがかり 技術ぎじゅつ主任しゅにん 安田やすだ信洋のぶひろ

つくば医療いりょうMaaS」

 つくばは、「つくばスーパーサイエンスシティ構想こうそうとPLATEAU 3D都市としモデルを活用かつようしたデジタルツインの構築こうちく」とだいし、スーパーシティ特区とっくにおけるPLATEAUを活用かつようした医療いりょうMaaSの事例じれい紹介しょうかいした。

 医療いりょうMaaSは、病院びょういん診療しんりょう受付うけつけするとAIデマンドタクシーが配車はいしゃされ、院内いんないでは自動じどう運転うんてんモビリティで診療しんりょう搬送はんそうされるというものだ。2022年度ねんどは、自動じどう走行そうこうロボットの環境かんきょう地図ちずとしてLOD3の3D都市としモデルを活用かつようした自動じどう走行そうこう実証じっしょう実験じっけん実施じっしされた。

 2023年度ねんどは、子育こそだ世代せだいへの外出がいしゅつ支援しえんとして、主要しゅよう公園こうえん自動じどう走行そうこうする「3Dモデルを活用かつようしたどもMaaS」のユースケース開発かいはつ実施じっし。PLATEAUの地図ちずデータを自動じどう走行そうこうロボットの開発かいはつチームに提供ていきょうし、事前じぜん走行そうこうによるマッピングなしでの自己じこ位置いち推定すいてい検証けんしょうする予定よていだ。

 今後こんごは、防災ぼうさい防犯ぼうはん・インフラ分野ぶんやについても、デジタルツインじょうでシミュレーションすることで維持いじ管理かんり効率こうりつ高度こうど活用かつようしていく計画けいかくだ。

つくば 政策せいさくイノベーション スマートシティ戦略せんりゃくかん 中山なかやま秀之ひでゆき

京都きょうと「3D都市としモデル構築こうちく歴史れきしまちづくり」

 京都きょうとは「京都きょうとにおける3D都市としモデル構築こうちく歴史れきしまちづくり」とだいして、PLATEAUを活用かつようしたメタバースのみを紹介しょうかいした。

 京都きょうとでは、京都きょうとらしい町並まちなみをのこしていくため、歴史れきしてき建造けんぞうぶつ指定していされた建物たてもの修理しゅうり維持いじ費用ひよう一部いちぶ負担ふたんする助成じょせい制度せいど実施じっししている。しかし、助成じょせい費用ひよう年々ねんねんえており、すべての希望きぼうおうじられなくなっているという。

 PLATEAUへの参画さんかくは、京都きょうとのまちをメタバースして収益しゅうえきし、町並まちな保全ほぜんにつなげるのが目的もくてきだ。2023ねんのユースケースとして、ANA NEO 株式会社かぶしきがいしゃ、JP GAMES株式会社かぶしきがいしゃ株式会社かぶしきがいしゃトーセと連携れんけいし、バーチャルトラベルプラットフォーム「ANA GranWhale」でPLATEAUを活用かつようした京都きょうと観光かんこう体験たいけんコンテンツを開発かいはつ

 対象たいしょうエリアは町並まちな保全ほぜん地域ちいきである祇園ぎおん新橋しんばし地区ちく先斗ぽんとまち地区ちくで、京都きょうと現地げんちとの調整ちょうせいやくとなり、2023ねん5がつからLOD3データ整備せいびのための測量そくりょうおこない、9月にはメタバース構築こうちく実施じっししている。3D都市としモデルを活用かつようすることでこう品質ひんしつかつ公式こうしきかんのあるメタバースを効率こうりつてき構築こうちくでき、LOD3をベースにライティング効果こうかえることで、よる風景ふうけいへのえも可能かのうだそう。

 メタバース空間くうかんでの観光かんこうのほか、ショッピングモール「SKYモール」でリアルなものたのしめる。PLATEAUの3D都市としモデルによるリアルなメタバース空間くうかん提供ていきょうすることで、海外かいがい市場いちば開拓かいたく歴史れきしてき建造けんぞうぶつ維持いじへのクラウドファンディングなどによるマネタイズを期待きたいしている。「ANA GranWhale」は2023ねん11がつ下旬げじゅん国内こくないサービスを開始かいしする予定よていだ。

 今後こんごみとしては、歴史れきしてき町並まちなみや伝統でんとうてきいとなみのデジタルアーカイブとデジタルアーカイブを活用かつようした持続じぞく可能かのう町並まちな保全ほぜんにもPLATEAUを活用かつようしていきたいそうだ。

京都きょうと 都市とし計画けいかくきょく 都市とし景観けいかん 景観けいかん政策せいさく 町並まちな保全ほぜん係長かかりちょう 北岡きたおかあい

 このほか自治体じちたいによるライトニングトークでは、広島ひろしまけん長野ながのけん松本まつもと諏訪すわ伊那いな山梨やまなしけん湖西こせい袋井ふくろい飯塚いいづか登壇とうだんし、かく自治体じちたいみや課題かだい紹介しょうかいした。

 自治体じちたい共通きょうつうする課題かだいとして、ちょうないのネットワーク環境かんきょうやPCスペックの不足ふそくにより職員しょくいんへの普及ふきゅうすすまないことと、予算よさん確保かくほむずかしさがげられた。予算よさんについては、「都市とし空間くうかん情報じょうほうデジタル基盤きばん構築こうちく支援しえん事業じぎょう」の補助ほじょきん利用りようや、おな課題かだいかかえる自治体じちたい企業きぎょうとの共同きょうどう開発かいはつ費用ひようおさえる方法ほうほうもある。

 PLATEAUの活用かつよう将来しょうらいてきなコスト削減さくげん地域ちいき発展はってんにつながることをしめせれば予算よさん確保かくほしやすい。地域ちいきイベントなどを開催かいさいして認知にんちたかめるのも有効ゆうこうだろう。

架空かくう自治体じちたい職員しょくいんになりきってPLATEAU活用かつようかんがえる、ワークショップ「PLATEAU 1st STEP to RPRP」に挑戦ちょうせん

 イベント2にちは、PLATEAU VIEWの使つかかたまなぶハンズオンと、PLATEAUを活用かつようしたサービスをかんがえるワークショップが実施じっしされた。

 PLATEAU CMSハンズオンでは、株式会社かぶしきがいしゃEukarya代表だいひょう取締役とりしまりやくしゃ⻑の田村たむら賢哉けんや講師こうしとなり、PLATEAU VIEWに自治体じちたい独自どくじのデータを追加ついかする“まちのPLATEAU VIEWづくり”を体験たいけんした。

 国土こくど交通省こうつうしょうがウェブで公開こうかいしているPLATEAU VIEW2.0は、全国ぜんこくの3D都市としモデルやユースケースデータなどを可視かしするWebGISで、それらのデータの登録とうろく管理かんり配信はいしんはコンテンツ管理かんりシステムである「PLATEAU CMS/Editor」を活用かつようしている。PLATEAU VIEW2.0は国土こくど交通省こうつうしょう運用うんようしているが、自治体じちたい独自どくじにPLATEAU CMS/Editorを活用かつようすることもできる。PLATEAU CMSハンズオンではでは、CMSへのデータ登録とうろくやEditorをもちいた表示ひょうじ設定せっていについての解説かいせつけながら、自治体じちたいごとの独自どくじのオープンデータや機能きのうくわえたPLATEAU VIEW構築こうちく体験たいけんした。

株式会社かぶしきがいしゃEukarya 代表だいひょう取締役とりしまりやくしゃ⻑ 田村たむら賢哉けんや

 つづくワークショップ「PLATEAU 1st STEP to RPRP(Regional Pride Role Play)」には、ファシリテーターとして、青山学院大学あおやまがくいんだいがく地球ちきゅう社会しゃかい共生きょうせい学部がくぶ教授きょうじゅ古橋ふるはし大地だいち株式会社かぶしきがいしゃアナザーブレイン代表だいひょう取締役とりしまりやく久田ひさた智之としゆき進行しんこうおこなった。

青山学院大学あおやまがくいんだいがく 地球ちきゅう社会しゃかい共生きょうせい学部がくぶ 教授きょうじゅ 古橋ふるはし大地だいち

株式会社かぶしきがいしゃアナザーブレイン 代表だいひょう取締役とりしまりやく 久田ひさた智之としゆき

 ワークショップでは、自治体じちたいからの参加さんかしゃが4にんずつ5チームにかれて架空かくう基礎きそ自治体じちたいをつくり、ボードゲームのようにカードをいてロールプレイをすすめた。

さまざまなカードをいて地域ちいき特性とくせい個人こじんのキャラクターをめる

 最初さいしょに、かくチームが「地域ちいきペルソナカード」をき、自治体じちたい地域ちいき特性とくせい人口じんこう面積めんせき産業さんぎょう首長しゅちょう性格せいかく設定せっていする。つぎに、メンバーで「役割やくわりカード」をえらび、首長しゅちょう都市とし計画けいかく課長かちょう、ルーキー職員しょくいん外部がいぶ協力きょうりょくしゃのいずれかのキャラクターをえんじるのがルールだ。

地域ちいきペルソナカード

役割やくわりカード

 かくチームで架空かくう自治体じちたい名前なまえけ、Facebookグループのアンケートで事前じぜん抽出ちゅうしゅつした課題かだいなかから解決かいけつしたいテーマを選択せんたく。さらに、予算よさんもカードからランダムにえらぶ。500まんえん、1000まんえん、3000まんえん青天井あおてんじょうの4種類しゅるいで、予算よさん範囲はんい実現じつげんできそうなサービスをかんがえなくてはならない。

 自治体じちたいみのながれにそくして、PLATEAU 3Dモデルが整備せいびみかどうか、LOD1かLOD2もあるのか、といった状況じょうきょう設定せっていし、PLATEAUを使つか目的もくてきとアイデアを整理せいりする。PLATEAUの活用かつようイメージがかたまったら、関係かんけいしゃ利用りようできる既存きそんデータをあらし、サービス開発かいはつ準備じゅんびすすめていった。

チームにかれて議論ぎろんすすめ、PLATEAUを活用かつようしたサービスをかんがえていく。ゲームせいがありたのしみながらも、議論ぎろん真剣しんけんそのもの

 状況じょうきょうわせて臨機応変りんきおうへん対応たいおうするための学習がくしゅうとして、「ハプニングカード」も用意ようい準備じゅんびすすんだ段階だんかいでハプニングカードをき、自然しぜん災害さいがい首長しゅちょう変更へんこうといったハプニングへの対応たいおうさく議論ぎろんった。

 チームで議論ぎろんした内容ないようは、各自かくじがグラフィックレコーディング(グラレコ)形式けいしきでまとめていく。グラレコは、イラストや概念がいねんもちいてリアルタイムに記録きろくする手法しゅほうだ。参加さんかしゃのほとんどがグラレコは未経験みけいけんだったが、講師こうし提示ていじした見本みほんやネットの検索けんさく結果けっか参考さんこうにしながら、どんどんペンでみ、それぞれカラフルで大胆だいたんなグラレコが仕上しあげられていった。

チームごとに議論ぎろん内容ないようをグラレコにまとめていった

 最後さいごに、かくチームがみを1まいのグラレコにまとめ、発表はっぴょうおこなった。

 

製造せいぞうぎょう物流ぶつりゅう主力しゅりょく山間さんかん地域ちいきで、災害さいがい道路どうろ復旧ふっきゅう計画けいかく避難ひなんルート選定せんてい活用かつよう

 チーム「イシオ」は、山間さんかんにある人口じんこう30まんにん製造せいぞうぎょう物流ぶつりゅうしゅ産業さんぎょう郊外こうがい地域ちいき事業じぎょう予算よさんは500まんえんで、前年度ぜんねんど全域ぜんいき道路どうろをLOD3で整備せいびみだ。最近さいきん出来事できごととして、だい規模きぼ地震じしんこり、産業さんぎょうようである道路どうろだい規模きぼ破損はそんしたことから、物流ぶつりゅうにおいて重要じゅうよう道路どうろ特定とくていし、優先ゆうせんてき修繕しゅうぜんすることが課題かだいだ。

 その解決かいけつさくとして、PLATEAUのLOD3の道路どうろデータ、工場こうじょう立地りっちデータ、土地とち利用りようのデータ、ハザードマップ、ひとりゅうデータをわせることで、最適さいてき物流ぶつりゅうルートを算出さんしゅつ被災ひさいした道路どうろ復旧ふっきゅう計画けいかく役立やくだてるほか、勾配こうばい配慮はいりょしたCO2排出はいしゅつりょう削減さくげんルートを策定さくていして、環境かんきょう配慮はいりょした道路どうろ維持いじ管理かんり災害さいがい回避かいひルート選定せんてい活用かつようすることを提案ていあんした。

 

富裕ふゆうそう眺望ちょうぼうラウンジのプロモーションとしてシミュレーションを開発かいはつ

 チーム「とかさぎ」は、人口じんこう300まんにん金融きんゆう、IT、観光かんこう産業さんぎょうつよ大都市だいとし財政難ざいせいなんのためPLATEAUに使つかえる予算よさんは500まんえんきびしいが、国際こくさい会議かいぎ招致しょうち決定けっていしたのをに、富裕ふゆうそうをターゲットにした官民かんみん連携れんけいの「ピンチをチャンスにプロジェクト」を提案ていあんした。

 の“ウリ”であるまつ神輿しんよ花火はなびながめのさなどを富裕ふゆうそうにアピールするために、プロモーションとしてPLATEAUを活用かつようした「富裕ふゆうそうけラウンジ眺望ちょうぼうシミュレーション」を地元じもとIT企業きぎょう協力きょうりょく開発かいはつ国際こくさい会議かいぎ来場らいじょうしゃなが滞在たいざいしておかねとしてくれるように、金融きんゆう業界ぎょうかいにもはたらけて商談しょうだんとしてラウンジを利用りようしてもらう計画けいかくだ。

 

AIやそらぶクルマの導入どうにゅう交通こうつう渋滞じゅうたい解消かいしょう

 チーム「だいと」は人口じんこう500まんにんで、商業しょうぎょうやエンターテインメントがさかんな大都市だいとし予算よさんは3000まんえん課題かだいである交通こうつう渋滞じゅうたい解消かいしょうし、まちの活性かっせいはかるのが目的もくてきだ。最近さいきん大手おおて企業きぎょう工場こうじょう撤退てったいしたことから、工場こうじょう跡地あとち活用かつようした統合とうごうがたリゾートの誘致ゆうち計画けいかくしている。

 渋滞じゅうたい解消かいしょうけて、PLATEAUの3D都市としモデルを活用かつようして現在げんざいひとりゅう将来しょうらいひとりゅうのシミュレーションを実施じっしし、AI分析ぶんせきによる交通こうつうりょうおうじた信号しんごう制御せいぎょや、地上ちじょうはしらないそらぶクルマなどしん都市とし交通こうつう実証じっしょうへつなげることを提案ていあんした。

 

自然しぜん環境かんきょう保護ほご防災ぼうさい両立りょうりつした山間さんかん宅地たくち開発かいはつ計画けいかく活用かつよう

 チーム「長海ながみ(ながみ)」は、人口じんこう1まん2せんにんなか山間さんかん地域ちいきうみせっしており、産業さんぎょう漁業ぎょぎょう手工業しゅこうぎょう中心ちゅうしん市街地しがいちやまうみはさまれており、洪水こうずい土砂崩どしゃくずれなどがこりやすく、防災ぼうさい強化きょうか急務きゅうむだ。近年きんねん人口じんこう増加ぞうか傾向けいこうにあるが、平野ひらのせまいことから山間さんかん宅地たくち開発かいはつすすめられている。

 予算よさん制限せいげんがないため、ドローンをもちいて地形ちけいデータのLOD3を整備せいびし、現場げんば測量そくりょうちか精密せいみつなデータを収集しゅうしゅう。ハザードマップとかさねた洪水こうずい土砂どしゃ災害さいがいのシミュレーションで危険きけんせい可視かしし、住民じゅうみんからの意見いけんあつめて宅地たくち開発かいはつかす計画けいかくだ。またゆたかな自然しぜん観光かんこう資源しげんとしてのこすためのデジタルツインの活用かつようやVRによる観光かんこう促進そくしん提案ていあんした。

 

さい開発かいはつ検討けんとうに3D都市としモデルで将来しょうらいのまちをシミュレーション

 チーム「おおと」は、人口じんこう400まんにん大都市だいとしで、不動産ふどうさん、メディア、IT産業さんぎょう中心ちゅうしん発展はってんしている。オフィスビルが乱立らんりつする雑多ざったまちから、みどりゆたかな居心地いごこちいまちへのさい開発かいはつ目指めざしている。予算よさん補助ほじょきん1000まんえん活用かつようし、LOD1をベースにシミュレーションして、地元じもと企業きぎょうとの官民かんみん連携れんけいによるデジタルツインを活用かつようしたさい開発かいはつ計画けいかく実現じつげん提案ていあんした。

 発表はっぴょう講評こうひょうとして、古橋ふるはしは「あたえられた条件じょうけんのなかで、みなさんくるしみながら試行しこう錯誤さくごされ、グラレコではいろ使つかけるなど表現ひょうげん工夫くふうされていた。この体験たいけんからなにるものがあればうれしいです」とべた。

 久田ひさたは「はじめてったひと同士どうしでのみのなか、すばらしいものが仕上しあがった。PLATEAU以外いがいにも、今回こんかいまなんだグラレコなどの手法しゅほう普段ふだん業務ぎょうむなかでも活用かつようしていただければとおもいます。この交流こうりゅうかいをきっかけに、自治体じちたい垣根かきねえて気軽きがる相談そうだんってほしい」とコメントした。

 内山うちやまは「今日きょうだいいち目的もくてきはネットワーキング。このネットワークを活用かつようして、気軽きがる議論ぎろんをしていけたらとおもいます。また、今回こんかいのワークショップでおこなったことを庁舎ちょうしゃでやってみていただくのもいいでしょう。ひとりでかんがえるとひろがりにけるので、ぜひかえって活用かつようし、我々われわれ補助ほじょ事業じぎょうにもよい提案ていあんしていただけることをたのしみにしています」とめくくった。

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