この度は「第13回メテオ・ポラリス彗星賞」にご応募いただきありがとうございました。
今回は多くの作品が特徴的なテーマを取り扱い「ラブコメ」「エッセイ」「ファンタジー」などジャンルも多岐にわたり、編集部一同、非常に楽しく読ませていただきました。
その中でもひときわ輝いていたのが奨励賞・審査員特別賞をW受賞した「divine」乙木あわたさんと奨励賞を受賞した「カムフラージュ・カルマ」蠱上セイジさんの2作品です。
「divine」は冒頭のインパクトと引き込まれる展開、個性的で可愛いヒロインが魅力的な作品でした。読者を惹き付けるつかみや画面づくりが評価されW受賞となりました。
「カムフラージュ・カルマ」は作者の“好き”が伝わってくる絵柄とキャラクターの表情が魅力的な作品でした。作者の描きたいことが読者にも伝わるというのは大きな強みであり、その点が評価され、受賞に至りました。
一方で、今回は応募作品全体を通して「どんな読者に読んでほしいのか」というターゲット設定が不十分な印象がありました。
様々なコンテンツが発達し娯楽の飽和する今、自分のマンガを選んで読んでもらうためには、届けたい相手を想像した作品作りが大切です。
まず「どんな
読者に
読んでほしいのか」を
考えて、
次に「そのためにどんなシーンを
描く、どんなセリフで
伝える、どんなコマを
大きく
見せる」と
考えていくと、
届けたい
相手に
刺さる
一貫した
作品が
完成すると
思います。
より
多くの
人に
読んでもらえるように、「
読者」を
意識して、
作品づくりに
取り
組んでみてください。
過去の新人賞結果発表ページでも、受賞ポイントや作品作りについて記載されているので、そちらも要チェックです。
「COMICメテオ」と「COMICポラリス」では、次回の新人賞を計画中です。
詳細が決まり次第、情報を発表いたしますのでお楽しみに!
プロ漫画家デビューを目指す皆さんの作品を、編集部一同、心よりお待ちしています。