廟びょう単語たんご

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廟びょうとは、祖先そせんの霊れい、偉人いじん、神かみなどを祀まつり祈いのるための建物たてもののことである。

中華ちゅうか街がいなどに見みられる関せき帝みかど廟びょうや、レーニン廟びょうなどが例れいである。

中国ちゅうごくでは、祖先そせん崇拝すうはいが盛さかんであり君きみ主あるじの祖先そせんの霊れいを祀まつる宗廟そうびょうは国くににとって非常ひじょうに重要じゅうようなものとして扱あつかわれた。

漢字かんじとして

意味いみ

祖先そせんの霊れいを祀まつる建物たてもの、みたまや、位くらい牌ぱい、神かみや偉人いじんを祀まつる建物たてもの、王宮おうきゅうの前まえの宮みや殿しんがり、政務せいむを取とる場所ばしょ、朝廷ちょうてい。〔説せつ文ぶん解かい字じ・巻まき九きゅう〕に「先祖せんぞの皃を尊とうとぶなり」とある。

字形じけい

諸説しょせつある。朝あさを声こえ符ふとする形かたち声こえ説せつ、广＋朝あさの会意かいい説せつ。〔説せつ文ぶん〕は形かたち声こえとしている。会意かいいには、朝あさ礼れい（朝あさ）を行おこなう建物たてもの（广）という解釈かいしゃくがある。

音訓おんくん

音読おんよみはビョウ（漢かん音おと）、ミョウ（呉ご音おと）、訓読くんよみは、みたまや。

規格きかく・区分くぶん

人名じんめい用よう漢字かんじである。2004年ねんに人名じんめい用よう漢字かんじに採用さいようされた。JIS X 0213第だい一いち水みず準じゅん。

語彙ごい

廟びょう宇・廟びょう号ごう・廟堂びょうどう

異体いたい字じ

• 庿は、〔説せつ文ぶん〕に「庙、古文こぶん」とある異体いたい字じ。JIS X 0213第だい四よん水みず準じゅん。
• 𤸠 は、〔竜りゅう龕がん手鑑てかがみ〕に「俗ぞく」とある異体いたい字じ。
• 庙は、簡体字かんたいじ。俗字ぞくじの一ひとつ。

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