召還とは (ショウカンとは) [単語記事]

召還しょうかんとは、

［名な］(スル)呼よび戻もどすこと。特とくに、派遣はけんした外交がいこう使節しせつや外交がいこう官かんを本ほん国くにに帰還きかんさせること。「特使とくしを―する」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※goo辞書じしょより

という意味いみ。決けっして「何なにかを呼よび出だす」のではなく、むしろ「呼よび戻もどす」ことである。

召還しょうかんと召喚しょうかん

召還しょうかんと召喚しょうかん、これらは非常ひじょうに混同こんどうされやすく、誤用ごようされやすい。実際じっさい、ニコニコ大だい百科ひゃっかの記事きじでも本来ほんらい「召喚しょうかん」とされるべき部分ぶぶんが「召還しょうかん」になってしまっている箇所かしょが随所ずいしょに見みられる。
何なにがいけないかというと、この二ふたつの言葉ことばはほぼ逆ぎゃくの意味いみを示しめしており、結果けっか、本来ほんらいの意図いととは逆ぎゃくの内容ないようになってしまうのだ。

たとえば「召喚しょうかん魔法まほう」であれば「何なにかを呼よび出だす魔法まほう」となるが、「召還しょうかん魔法まほう」にしてしまうと「何なにかを呼よび戻もどす魔法まほう」になってしまう。
TCGではモンスターやクリーチャーを「召喚しょうかん」して戦たたかわせるものがあるが、「召還しょうかん」してしまうと戦せん力ちからが減へってしまうわけである。
裁判さいばんで証あかし言げんをしてもらう為ために証あかし人ひとを「召喚しょうかん」することがあるが、「召還しょうかん」してしまっては証あかし言げんのしようがない。