概要がいよう

『ポケットモンスター』シリーズの1つ。シリーズで初はじめてニンテンドーDSで発売はつばいされた作品さくひんで、俗ぞくに「第だい4世代せだい」とも呼よばれる。

正式せいしき名称めいしょうは『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』。

ダイヤモンド(Diamond)・パール(Pearl)・プラチナ(Platinum)から「DPt」「DPPT」「DPPt」などと略りゃくされる。本ほん記事きじはポケモンカードゲームが採用さいよう（コレクションナンバーの横よこに印字いんじされているシリーズ名めい）した『DPt』を用もちいた。

これを元もとにしたアニメ版ばんについては「ダイヤモンド&パール」を参照さんしょう。

『ダイヤモンド・パール』は、『ポケットモンスター』シリーズが10周年しゅうねんを迎むかえた2006年ねん9月28日にちに10周年しゅうねん記念きねん作品さくひんと銘打めいうって発売はつばいされた。

マイナーチェンジである『プラチナ』はその2年ねん後ごに発売はつばいされている。

本ほん作さくの開発かいはつは2004年ねん10月7日にちに開催かいさいされたイベント「NINTENDO DS PREVIEW」にて発表はっぴょうされた。当初とうしょ本ほん作さくは2005年ねん11月に発売はつばいされる予定よていだったが、2005年ねん7月がつ12日にちに発売はつばいが2006年ねんに延期えんきになったことが海外かいがいのニュースサイトで明あかされた。ちなみにこの発表はっぴょうがなされたのは本ほん作さく初はつ登場とうじょうとなる新しんポケモンルカリオがメインとなる劇場げきじょう版ばんポケットモンスター アドバンスジェネレーション ミュウと波なみ導しるべの勇者ゆうしゃ ルカリオの公開こうかい4日にち前まえのことである。

発売はつばい前まえには『ポケットモンスターアドバンスジェネレーション』や劇場げきじょう版ばんで先行せんこう登場とうじょうしていたポケモン以外いがいにもパチリス、ドラピオン、ロズレイド、チェリムなどの姿すがたが公開こうかいされた。

『ダイヤモンド・パール』についてはリメイクとなる『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』が2021年ねん11月19日にちに発売はつばいされている。

また、翌年よくねんの1月がつ28日にちにはスピンオフ（外伝がいでん）作品さくひんである『LEGENDSアルセウス』が発売はつばいされている。

『金きむ・銀ぎん』（第だい2世代せだい）から続つづいた鉱物こうぶつを由来ゆらいとするタイトル名めいはこの世代せだいで終了しゅうりょうとなり、次世代じせだいの『ブラック・ホワイト』は再ふたたび色いろ名なに戻もどった（ただし長続ながつづきせず、以降いこうは第だい9世代せだいまで飛とぶこととなる）。

バージョンごとの違ちがい

ダイヤモンド・パール

パッケージを飾かざるポケモンはそれぞれディアルガとパルキア。当然とうぜん各かくバージョンで出現しゅつげんするポケモンが異ことなっている。ポケモン10周年しゅうねん記念きねん作品さくひんということもあって、シンオウ図鑑ずかんに登録とうろくされるポケモンは初代しょだいと同おなじく151種類しゅるい。その一方いっぽうで出現しゅつげんするポケモンのタイプが偏かたよっていたり、本ほん作さく初はつ登場とうじょうのポケモンの多おおくが殿堂でんどう入いりするまで入手にゅうしゅできない。

プラチナ

パッケージを飾かざるポケモンはギラティナ。ストーリーもギラティナにまつわるものに大幅おおはば変更へんこうされており、シンオウ図鑑ずかんの登録とうろくポケモン総数そうすうも210種類しゅるいに増加ぞうかした。ギラティナ、ロトム、シェイミのフォルムチェンジも新あらたに追加ついかされている。

『エメラルド』以来いらいバトルフロンティアが復活ふっかつ。この他たゲームテンポが改善かいぜんされている。

その他たの変更へんこう点てん

• 主人公しゅじんこうの服装ふくそうが従来じゅうらい作さくを思おもわせる王道おうどうデザインから気候きこうに合あわせた冬ふゆ服ふくに変更へんこう。
• HPゲージのデザインの変更へんこう
• OPタイトルの決定けってい音おんが「オープニングデモ」におけるゲーフリのサウンドロゴになっていたDPに対たいし、本ほん作さくにおいては従来じゅうらい作さくに倣ならってギラティナの鳴なき声ごえを発はっするように。
• マップのグラフィックの変更へんこう。
  • フタバタウンに雪ゆきが積つもったり、ファイトエリアやハードマウンテンの外観がいかんが変かわるなど。
• はっぱカッターやあくうせつだんなど一部いちぶの技わざのモーションが変更へんこう。
• ディアルガとパルキアが両方りょうほう入手にゅうしゅ可能かのうに(ただし、『DP』のバージョン限定げんていポケモンは『プラチナ』1つではコンプリートできないので注意ちゅうい)。

本ほん作さくの特徴とくちょう

10周年しゅうねん記念きねん作品さくひんにあたる本ほん作さくは「究極きゅうきょくのポケットモンスター」と銘打めいうたれており、それまでのポケモンシリーズの集大成しゅうたいせい的てきな作品さくひんとなっている。設定せっていもポケモン世界せかいの根幹こんかんに触ふれかねない内容ないようになっているが、シリーズは問題もんだいなく続行ぞっこう中ちゅうである。

舞台ぶたいは北海道ほっかいどう(渡島ととう半島はんとうと襟裳岬えりもみさき近辺きんぺんを除のぞく)をモチーフにしたシンオウ地方ちほう。

海外かいがい版ばんポケモン図鑑ずかんの閲覧えつらん

226ばんすいどうのマイスターに図鑑ずかんを改造かいぞうしてもらうと海外かいがい産さんポケモンの図鑑ずかん説明せつめいが閲覧えつらんできるようになる。

ただし、該当がいとうROM産さんのデータを受うけ取とらないと説明せつめいは閲覧えつらんできないので注意ちゅうい(例たとえば、英語えいご版ばんのピカチュウを受うけ取とると英語えいごの解説かいせつ文ぶんが閲覧えつらんできるようになると言いった具合ぐあい)。

ポケッチ

ニンテンドーDS最大さいだいの特徴とくちょうである二に画面がめんを最大限さいだいげんに利用りようした機能きのう。

第だい二に世代せだいのポケギアから続つづく本ほん作さくの携帯けいたい端末たんまつで、育成いくせいや冒険ぼうけんに役立やくだつ機能きのうが搭載とうさいされている。

詳くわしくは該当がいとう項目こうもくにて。

じてんしゃ

前作ぜんさくは用途ようとによって自転車じてんしゃが分わかれていたが、本ほん作さくでは再ふたたび一ひとつに統一とういつされ、速はやさを変更へんこうできるギアチェンジ機能きのうが搭載とうさいされた。

滑すべり落おちる坂道さかみちや細ほそい一本橋いっぽんばしもこれ一ひとつでOK。

Wi-Fiの導入どうにゅう

DSになったことでWi-Fiが導入どうにゅうされ、遠とおくにいるトレーナーと対戦たいせんや交換こうかんができるようになった

(『クリスタル』版ばんでモバイルを利用りようした通信つうしんが存在そんざいしていたが、遠とおくにいる任意にんいのトレーナーと対戦たいせんや交換こうかんを行おこなうことはできなかった)。

これにより対戦たいせんや交換こうかんが盛さかんに行おこなわれ、インターネットの普及ふきゅうも手伝てつだい様々さまざまな交流こうりゅうが生うまれることとなった。

ただし当時とうじランダムマッチは存在そんざいせず、外伝がいでん作品さくひん『ポケモンバトルレボリューション』を使用しようするのでなければ次世代じせだいを待まつことになった。

今いまと比くらべるとSNSが発達はったつしていないご時世じせいであったにも拘かかわらず、本ほん作さく単体たんたいでwi-fi通信つうしん交換こうかんをするには認証にんしょうコードであるともだちコードを事前じぜんに「ともだちてちょう」を登録とうろくしておかなければならないという少々しょうしょう面倒めんどうな仕様しようであった。

現在げんざいはwi-Fiを用もちいた通信つうしんサービスは終了しゅうりょうしており、友達ともだちがいないソロプレイヤーには無用むようの長物ちょうぶつであった「ともだちてちょう」が万まん人にんにとっても使つかい道みちのないアイテムと化かした。

グローバルトレードステーション(GTS)

Wi-Fiを用もちいてポケモンを預あづけ、欲ほしいポケモンを指定していして交換こうかんを待まつ仕組しくみがこの時ときから登場とうじょう。

現在げんざいでも採用さいようされている。

ポケモンコンテスト

前作ぜんさくより続投ぞくとう。本ほん作さくでは新あらたにドレスアップとダンス審査しんさが加くわわった。

ちかつうろ

DPtの舞台ぶたい全土ぜんどにひろがる巨大きょだいな迷路めいろ。ちかつうろの好すきな場所ばしょにひみつきちを作つくることができる。

壁かべを掘ほる事ことで「タマ」と呼よばれる宝玉ほうぎょくを見みつけることがあり、

それを探検たんけん家かと交換こうかんすることで、ひみつきちの家具かぐやトラップを入手にゅうしゅできる。

また、入はいる場所ばしょによって移動いどうできるエリアも違ちがい、出会であえる探検たんけん家かも違ちがいがある。

ひみつきち

あなほりドリルというアイテムを使つかって好すきな場所ばしょに作つくれる。

中なかには家具かぐを管理かんりするパソコンとハタとりゲームする為ためのハタが用意よういされる。

ハタを一定いってい以上いじょうとると、カセキやトラップを探査たんさできるレーダーが使つかえるようになる。

ハタとり

他たのトレーナーがちかつうろに居いる時とき、相手あいてのひみつきちからこっそりハタを持もって帰かえる事ことで、

ひみちきちの機能きのうを拡張かくちょうと瓦礫がれきを撤去てっきょする事ことができる。

カセキほり

ちかつうろでは壁かべから通貨つうかとなるタマや化石かせきや鉱石こうせきのおたからを発掘はっくつする事ことができる。

一いち度どに掘ほり出だせる制限せいげんはあるものの、非常ひじょうに高価こうかな物ものが勢せいぞろいなので、ストーリー中ちゅうでもドーピングアイテムを買かい占しめる事ことが出来できる。

ポケモン出現しゅつげん時じのアニメーション機能きのう

『クリスタル』『エメラルド』で導入どうにゅうされた機能きのうが続投ぞくとう。

なお、こちらのポケモンが登場とうじょうした際さい、『DP』では『エメラルド』同様どうよう性格せいかくにより挙動きょどうが変かわったが、『Pt』から一律いちりつになった他た一部いちぶのポケモンがこちらを振ふり向むくようになった。

既存きそんポケモンの進化しんか

既存きそんポケモンの進化しんか形がたが数多かずおおく追加ついかされ、種類しゅるいは22種しゅとシリーズ中ちゅう最多さいた。

特とくにヤンヤンマやイノムーなど、これまで能力のうりょくが低ひくかったポケモンの進化しんか形がたが多おおく、進化しんかしたことで対戦たいせんでもよく見みかけるようになった。

しかし、本ほん作さく以降いこう既存きそんポケモンの進化しんか形がたがほとんど減へってしまった。

これはしんかのきせきの影響えいきょうと推察すいさつできる。

一応いちおう、第だい8世代せだいではリージョンフォームの個体こたいが新種しんしゅへ進化しんかするという試こころみが見みられたが、原種げんしゅが新種しんしゅへ進化しんかするシリーズは第だい9世代せだいで復活ふっかつした。

また、イーブイはやはりというか新規しんき進化しんかを獲得かくとくし続つづけている。

ポケトレ/国際こくさい孵化ふか

ポケトレとは、ポケモンを呼よび出だし反応はんのうした草くさむらを追おいかけて、出でてきたポケモンを倒たおすか捕つかまえるかすると次つぎの反応はんのうが起おき、同おなじポケモンが出でてくれば反応はんのうが続つづき、違ちがうポケモンが出でればそこで終了しゅうりょう、という連鎖れんさ出現しゅつげん機能きのうである。

国際こくさい孵化ふかとは、ポケモンの親しんトレーナーの国籍こくせきが異ことなる組くみ同士どうしでタマゴを産うませることである。

どちらも色いろ違ちがいのポケモンが入手にゅうしゅしやすくなる要素ようそとして登場とうじょうした。

技わざによる物理ぶつり・特殊とくしゅの分離ぶんり

これまでタイプに依存いぞんしていた技わざの攻撃こうげき系統けいとう(物理ぶつり、特殊とくしゅ)を、今いま作さくから攻撃こうげき技わざ毎ごとに物理ぶつり攻撃こうげきと特殊とくしゅ攻撃こうげきに分わけるようになった。

このため例たとえば「はかいこうせん」や「シャドーボール」、「ヘドロばくだん」などが物理ぶつり技わざから特殊とくしゅ技わざに、「せいなるほのお」や「げきりん」、「たきのぼり」などが特殊とくしゅ技わざから物理ぶつり技わざになり、それに伴ともなってこれらの技わざの主おもな使用しよう者しゃもがらりと変かわることになった。

それまでは、タイプ一致いっちの攻撃こうげきですらまともに確保かくほできなかったタイプやポケモンも多おおかったのだが、ほぼ全すべてのポケモンが物理ぶつり・特殊とくしゅ関係かんけいなく、必要ひつよう最低限さいていげん以上いじょうの火力かりょくを出だせるようになったという意味いみで、この仕様しようの変化へんかは極きわめて画期的かっきてきなものである。

そのため、真しんの意味いみで「ポケモン」というゲームシステムの基礎きそが固かたまったと言いえる。

技わざ威力いりょくの増強ぞうきょう

これまで技わざ威力いりょく100で使つかい勝手がってが良よければ優秀ゆうしゅうとされていたところに、技わざ威力いりょくが120～140かつ使つかい勝手がっての良よい技わざが多おおく登場とうじょうした。

例たとえば「げきりん」(威力いりょく120)や「りゅうせいぐん」(威力いりょく140)はドラゴンタイプの火力かりょくゴリ押ごりおしでそれまでの対戦たいせん環境かんきょうを大おおきく塗ぬり替かえてしまったほど。

天候てんこう

本ほん作さく限定げんてい(厳密げんみつにはポケモンバトルレボリューションでも発生はっせいする)の天候てんこうとして「きり」が存在そんざいし、フィールドでは視界しかいを遮さえぎる他ほか、バトルではウェザーボールの威力いりょくがノーマルのまま2倍ばいにUP、ソーラービームのダメージが半減はんげん、命中めいちゅう率りつが半減はんげん、こうごうせいなど光ひかりを使つかった回復かいふく技わざの回復かいふく量りょうが半減はんげんするなどの影響えいきょうが出でる。あまいかおりやあまいミツで野生やせいのポケモンを引ひき寄よせることも不可能ふかのうである。

「きり」と名前なまえがつくが、しろいきりやくろいきりで天候てんこうを発生はっせいさせることは出来できず、ほぼ、フィールド依存いぞんといっていい。霧きりを晴はらす為ためのひでんわざとしてきりばらいが登場とうじょうしたが、バトル上じょうでの裁定さいていが難むずかしくなる為ためなのか、以後いごの世代せだいでは実装じっそうされず、きりばらいの習得しゅうとく者しゃも大幅おおはばに減へった(天候てんこうの上書うわがきも可能かのうである)。もし、この天候てんこうが以後いごも続投ぞくとうしていたら、あるいは任意にんい発動はつどうになっていれば、戦略せんりゃくは大幅おおはばに変かわっていたに違ちがいない。

なお、霧きり自体じたいは第だい3世代せだい、第だい5世代せだいでも確認かくにんできるが、あくまでフィールド上じょうの演出えんしゅつに留とどまっている。

無論むろん、ミストフィールドとも別物べつものであるが、第だい8世代せだいでフィールドの天候てんこうが霧きりになっている場合ばあいは、バトル中ちゅうではミストフィールド状態じょうたいとして処理しょりされる(リメイクのBDSPも同様どうよう。LEGENDSアルセウスでは第だい4世代せだいと同様どうようの処理しょりになった)。

ポケダンでの「きり」とも別物べつもので、こちらはでんき技わざの威力いりょくを弱よわめてしまう。

フィールド上じょうの天候てんこう

バトル中ちゅうでの天候てんこうとは別べつに条件じょうけんが揃そろえばフィールド上じょうの天候てんこうが変化へんかする場合ばあいがある。

212番ばん道路どうろでは曇くもりと雷雨らいう、213番ばん道路どうろでは曇くもりと雨あめ、216番ばん道路どうろでは猛もう吹雪ふぶきと雪ゆき、エイチ湖この畔ほとりでは雪ゆきが発生はっせいするといった具合ぐあい。

バトルでは雷雨らいうは「あめ」、猛もう吹雪ふぶきは「あられ」として処理しょりされる。

トレーナーの同行どうこう

一部いちぶのダンジョンでトレーナーと同行どうこうし、2人ふたりで戦たたかうことになる。

野生やせいポケモンが出でてくる際さいも2匹ひき同時どうじに出現しゅつげんし、トレーナーも(1人ひとりにだけ話はなしかけた場合ばあいを除のぞき)2VS2で戦たたかう。

同行どうこうが終了しゅうりょうするといなくなるが、以降いこうバトルタワーにてタッグパートナーとして選えらべる。

また、『Pt』ではしょうぶどころで戦たたかうこともできる。

ダブルスロット

ニンテンドーDS〜DSLiteまでのハードで使用しようできる機能きのう。

『流星りゅうせいのロックマン』など他社たしゃソフトでも導入どうにゅうされた機能きのうであり、GBAスロットに特定とくていのソフトを差さし込こんだ状態じょうたいでプレイすると通常つうじょうでは出現しゅつげんしない野生やせいのポケモンが出現しゅつげんするようになるシステム。

対応たいおうソフトは外伝がいでん作品さくひんを除のぞいたルビー・サファイア〜エメラルドまでの作品さくひんであり、差さし込こんだソフトによって出現しゅつげんするポケモンが異ことなる。ただし、プレイしているバージョンによって出現しゅつげんポケモンが変化へんかする事ことはない。

通信つうしん交換こうかんというめんどくさい手順てじゅんを踏ふむ必要ひつようがあったゲンガーを楽々らくらく入手にゅうしゅできるのが旨味うまみ。

また、この状態じょうたいでパルパークにいる女性じょせいに話はなしかけると対応たいおうソフトをモチーフにしたポケモンコンテスト用ようのアイテムが貰もらえる。

パルパーク

ダブルスロットを応用おうようした機能きのうの一ひとつ。

旧きゅう世代せだいのポケモンを次つぎシリーズに連つれて行いくという現在げんざいでは当あたり前まえになった機能きのうの先駆さきがけである。

こちらではなんと道具どうぐまで輸入ゆにゅうできる。

バトルフロンティア

『エメラルド』で好評こうひょうだった様々さまざまな対戦たいせんを楽たのしめる施設しせつが『Pt』で再さい登場とうじょう。

内容ないようもほぼ一新いっしんされ、フロンティアブレーンに挑いどむべく様々さまざまな戦略せんりゃくが練ねられた。

劇場げきじょう版ばんゲストの登場とうじょう

ファンサービスとして『アドバンスジェネレーション』の劇場げきじょう版ばんに登場とうじょうした以下いかのキャラクターが一般いっぱんトレーナーのグラフィックを流用りゅうようして登場とうじょうしており、セリフや手持てもちなども元もと作品さくひんに準拠じゅんきょしたものになっている。唯一ゆいいつ『波なみ導しるべの勇者ゆうしゃ』からゲストが登場とうじょうしていないが、代かわりにアーロンによく似にた青年せいねんゲンが登場とうじょうしており、手持てもちもルカリオとなっている。

登場とうじょう人物じんぶつ

※「ポケモンの登場とうじょう人物じんぶつ一覧いちらん」もあわせて参照さんしょう。

主人公しゅじんこう

• コウキ / ヒカリ

選えらばれなかった方ほうは上記じょうきの名前なまえでナナカマド博士はかせの助手じょしゅとして登場とうじょうする。

ライバル

• ジュン

何なにも入力にゅうりょくしなかった際さいのデフォルトネームは「パール」もしくは「ダイヤ」。

サポートキャラクター

ナナカマド博士はかせ　アヤコ　ハンサム

同行どうこう者しゃ→タッグパートナー

モミ　ミル　ゲン　マイ　バク

ジムリーダー

ヒョウタ　ナタネ　スモモ　マキシ　メリッサ　トウガン　スズナ　デンジ

四天王してんのう

リョウ　キクノ　オーバ　ゴヨウ

チャンピオン

シロナ

ギンガ団だん

アカギ マーズ サターン ジュピター プルート

フロンティアブレーン(『プラチナ』)

クロツグ　ネジキ　ケイト　ダリア　コクラン　カトレア

ポケモン

パートナーポケモン

ナエトル→ハヤシガメ→ドダイトス

ヒコザル→モウカザル→ゴウカザル

ポッチャマ→ポッタイシ→エンペルト

伝説でんせつのポケモン

• 準じゅん伝説でんせつ

UMAトリオ:ユクシー　エムリット　アグノム

レジギガス クレセリア ヒードラン

• 禁止きんし級きゅう

ディアルガ　パルキア　ギラティナ

幻まぼろしのポケモン

フィオネ　マナフィ

ダークライ　シェイミ　アルセウス

本ほん作さくで初はつ登場とうじょうする第だい四よん世代せだいのポケモン一覧いちらん

それ以外いがいはポケモン一覧いちらんを参照さんしょう

ソフト情報じょうほう

関連かんれんイラスト

関連かんれん動画どうが

てんかいのふえのイベント動画どうが

※埋うめ込こみ制限せいげんがあったため動画どうがのリンク先さきへ

幻まぼろしのポケモンの扱あつかいについて

本ほん世代せだいは歴代れきだい屈指くっしの幻まぼろしのポケモンの多おおさを誇ほこる。

ポケモンレンジャーとの連動れんどうイベントあるいは配布はいふでしか入手にゅうしゅできないマナフィとメタモンとの交配こうはいで入手にゅうしゅできるフィオネとは異ことなり、ダークライからアルセウスまでの幻まぼろしのポケモンは個別こべつにイベントが存在そんざいし、第だい3世代せだい同様どうように配信はいしんアイテムの入手にゅうしゅでイベントが発生はっせいする事ことが構想こうそうされていて、ミオシティには「はとばのやど」が建たてられるといった伏線ふくせんが敷しかれるなどスタッフの気合きあいを窺うかがわせていた。

しかし、後述こうじゅつするバグ技わざや改造かいぞうデータの流出りゅうしゅつにより、配布はいふアイテムや幻まぼろしのポケモンが認知にんちされてしまい、DPでの「はとばのやど」や224ばんどうろは訪おとずれても特とくに旨味うまみのない場所ばしょとなってしまった。更さらにアイテムの配布はいふはマイナーチェンジ作さくであるプラチナに持もち越こしとなり、アルセウスイベントに必須ひっすなてんかいのふえに至いたっては配布はいふされずに終おわった(映画えいが館かんで幻まぼろしのポケモンを受うけ取とるという配布はいふ方式ほうしきはこれまで通とおり行おこなわれた)。

なお、配布はいふアイテムのデータ自体じたいはDPの時点じてんで存在そんざいしているので、本来ほんらいならDPでもアイテム配布はいふは行おこなわれる予定よていだったのだろう(配布はいふアイテムのデータがあれば、DPでもイベントを起おこす事ことは可能かのう)。

なお、肝心かんじんの『てんかいのふえ』についてはLEGENDSアルセウスにてアイテムが別べつの入手にゅうしゅ方法ほうほうで復活ふっかつを果はたしている事ことが判明はんめいしている。

この反省はんせいからか、配信はいしんアイテムを使つかった捕獲ほかくイベントは次世代じせだいのビクティニを最後さいごに行おこなわれなくなり、幻まぼろしのポケモンに関かんするイベントも配布はいふで入手にゅうしゅしたポケモンを特定とくていの場所ばしょに連つれていく事ことで技わざを覚おぼえさせたり、フォルムチェンジさせる程度ていどになってしまった(限定げんていマップも追加ついかされない)。

しかしながら、ポケモン剣けん盾たてではDLCという形かたちでここでしか入手にゅうしゅできない伝説でんせつのポケモン(+幻まぼろしのポケモン)が登場とうじょうしており、前述ぜんじゅつの試こころみは形かたちを変かえて復活ふっかつしつつある。

また、第だい5世代せだい以降いこうは通常つうじょうプレイで入手にゅうしゅできるロトムのフォルムチェンジについてだが、本ほん世代せだいではプラチナでのみ配布はいふされた「ひみつのカギ」を入手にゅうしゅする必要ひつようがあり、ある意味いみで幻まぼろしのポケモンと同等どうとうの扱あつかいを受うけていたが、タマゴでの孵化ふかは可能かのう。

本ほん作さくの人気にんき

10周年しゅうねんを記念きねんして公式こうしきサイトでは「ポケモンガーデン」というポケモンの歴史れきしを振ふり返かえるだけでなく、スタッフがユーザーの疑問ぎもんに答こたえたり、FRLGのミニゲームが遊あそべるイベントが開催かいさいされたり、翌年よくねんには劇場げきじょう版ばんが10周年しゅうねんを迎むかえるなど話題わだいには事欠ことかかなかった。

第だい4世代せだいと同どう時期じきに放映ほうえいされた『ポケモンサンデー』の出演しゅつえんメンバーがアニメ『ポケットモンスター』の劇場げきじょう版ばんに出演しゅつえんしたり、その中なかの一人ひとりであるロバート山本やまもと博ひろし氏しが同どう番組ばんぐみの対戦たいせん企画きかくを経へて全まったくの初心者しょしんしゃからガチ勢ぜいへ大だい転身てんしんを遂とげているなど著名ちょめい人じんに関かんするエピソードも多おおい。

おまけに本ほん作さくで本格ほんかく的てきに対戦たいせんの下地したじが整ととのい始はじめた所ところにニコニコ動画どうがの黎明れいめい期きが重かさなった事ことで『ポケモンバトルレボリューション』を介かいした対戦たいせん動画どうががアップロードされ、通信つうしん対戦たいせんという要素ようそに注目ちゅうもくが集あつまり始はじめており、のちの有名ゆうめい実況じっきょう者しゃが多数たすう輩出はいしゅつされた。

加くわえて配信はいしん環境かんきょうが整ととのった現在げんざい、バトルフロンティアにあるバトルファクトリーの高こう難易なんい度ど連戦れんせん「金きむネジキ」(ファン間あいだでの通称つうしょう)が当時とうじのど直球ちょっきゅう世代せだいを中心ちゅうしんに人気にんきを博はくしている。

これはポケモンを全まったく育成いくせいせずにガチバトルと運うんゲーを楽たのしめる(※)というメリットが配信はいしん受うけするためであろう。

結果けっかとしてライト・ヘビーユーザー共ともに高たかい人気にんきを集あつめ、『ポケットモンスターソード・シールド』が販売はんばいされるまで歴代れきだい3位いの売うり上あげを維持いじしていた。

現在げんざいもこの作品さくひんを思おもい入いれのある作品さくひんと推おすファンは多おおく、『BDSP』発売はつばいまでTwitterで何なん度どか「ダイパリメイク」のワードがトレンド入いりしたと書かけばその凄すさまじさがわかるだろうか。

(※)ただし、通常つうじょうの対戦たいせんよりもポケモンの知識ちしきと忍耐にんたいを試ためされる。

音楽おんがく面めんでは

音楽おんがく面めんでも高たかい人気にんきを誇ほこる作品さくひんで「せんとう!チャンピオン」、「もりのようかん」(シオンタウンと並ならぶトラウマBGMの1つ)、「戦闘せんとう！ディアルガ・パルキア」、「テンガンざん」、「209番ばん道路どうろ」(通称つうしょう:廃人はいじんロードのテーマ)など人気にんきのBGMは多おおく、メディアミックス作品さくひんでもアレンジが多おおく作つくられた。

アニメ『ポケットモンスターダイヤモンド&パール』では「オープニング」、「けんきゅうじょ」、「フタバタウン(昼ひる)」、「戦闘せんとう!野生やせいポケモン」、「ハクタイのもり」、「206ばんどうろ」、「視線しせん！ポケモンコレクター」、「視線しせん!からておう」、「視線しせん!げいじゅつか」、「スーパーコンテスト!」、「ダンス むずかしい」、「戦闘せんとう!ジムリーダー」、「210ばんどうろ(昼ひる)」の13曲きょくがアレンジされている。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ』でが「戦闘せんとう！チャンピオン」、「戦闘せんとう！ギンガ団だん」、「戦闘せんとう！ディアルガ・パルキア」、「209番ばん道路どうろ」の4曲きょくがアレンジ。

その他た

また、有志ゆうしの調査ちょうさにより、特定とくていの日付ひづけにプレイするとポケモンの出現しゅつげん率りつが変化へんかすることが判明はんめいしている(参考さんこう)。

この他ほかにも特定とくていの日付ひづけにプレイすると天候てんこうやテレビ番組ばんぐみの内容ないようが変かわる小しょうネタがある(参考さんこう)

上昇じょうしょうする例れい

全体ぜんたい的てきに日本にっぽんの祝日しゅくじつや記念きねん日びに上昇じょうしょうすることが多おおく、中なかには海外かいがいの記念きねん日びなども含ふくまれる。

何なにをもって選えらばれているかは推測すいそくである為ため、注意ちゅういされたし。

5%上昇じょうしょう

(※1)成道じょうどう会かい(釈迦しゃかが悟さとりを開ひらいた日ひ)でもある。

(※2)同日どうじつにインド建国けんこく記念きねん日び。

(※3)同日どうじつにアニメ『ポケットモンスター』放送ほうそう開始かいし。

10%上昇じょうしょう

1月がつ12日にち(成人せいじんの日ひ)と7月がつ7日にち(七夕たなばた)の2日にちだけ。

下降かこうする例れい

5%下降かこう

10%下降かこう

ダイヤモンドダストが発生はっせいする時とき間あいだ帯たい

キッサキシティでは雪ゆきではなく、ダイヤモンドダストが観測かんそくできる日ひが存在そんざいするが、これも何なんらかの記念きねん日びに沿そったものであり、ダイヤモンドダストという現象げんしょう自体じたいはのちのシリーズのマップでも採用さいようされるようになった。

ちなみにBDDPでは11月19日にちでも観測かんそく可能かのう。

(※1)北米ほくべい版ばん「ポケットモンスター」でサトシのCVを担当たんとう。

関連かんれんタグ

ポケットモンスター　ポケモン　ポケモンシリーズ一覧いちらん

DP物語ものがたり

なぞのばしょ：致命ちめい的てきなバグについて記載きさいしているため、閲覧えつらん注意ちゅうい。

ポケモンレンジャーシリーズ/ポケモンバトルレボリューション：本ほん作さくと連動れんどうしているソフト。

BDSP：リメイク。

LEGENDSアルセウス：スピンオフ。

外部がいぶリンク

DP公式こうしきサイト

プラチナ公式こうしきサイト

Pokémon DP Sound Library