傾かたむく（かぶく）とは？意味いみ・読よみ方かた・使つかい方かた

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意味いみ
例文れいぶん
慣用かんよう句く
画像がぞう

かぶ・く【^▽傾かたむく】
の解説かいせつ

［動どうカ四よん］《「かぶ」は頭あたまの意い》

１かたむく。頭あたまをかしげる。
1. 「—・けるは稲いねのほの字じぞ京上きょうじょう﨟／城しろ次じ」〈貝かいおほひ〉

２勝手かってな振ふる舞まいをする。奇抜きばつな身みなりをする。
1. 「—・きたる形かたち (なり) ばかりを好このみ」〈伽とぎ・猫ねこのさうし〉

３歌舞伎かぶきを演えんじる。→歌舞伎かぶき (かぶき)
1. 「いざや—・かん」〈伽とぎ・歌舞伎かぶき草子ぞうし〉

出典しゅってん：デジタル大辞泉だいじせん（小学館しょうがくかん）

傾かたむくの例文れいぶん(30)

出典しゅってん：青空あおぞら文庫ぶんこ

･･･ような太陽たいようが西にしの空そらに傾かたむくまで、日ひ一いち日にち馬ばの上うえでゆられ通とおしたのに相違そうい･･･芥川あくたがわ竜之介りゅうのすけ「首くびが落おちた話はなし」
･･･ど、もうかれこれ月がつが傾かたむくのに、足音あしおともしない所ところを見みると、急きゅうに気きでも･･･芥川あくたがわ竜之介りゅうのすけ「袈裟けさと盛遠もりとお」
･･･と寂さびしそうに打だ傾かたむく、面めんに映うつって、頸をかけ、黒くろ繻子しゅすの襟えりに障子しょうじの影かげ、･･･泉いずみ鏡花きょうか「女おんな客きゃく」

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