ブルー・ウインド・ブローズ

劇場げきじょう公開こうかい日び：2023年ねん11月がつ10日とおか

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解説かいせつ

長編ちょうへん第だい2作さく「わたくしどもは。」が第だい36回かい東京国際映画祭とうきょうこくさいえいがさいのコンペティション部門ぶもんに出品しゅっぴんされて注目ちゅうもくを集あつめる富とみ名めい哲也てつや監督かんとくが、2018年ねんに手てがけた長編ちょうへんデビュー作さく。佐渡さど島とうの美うつくしい自然しぜんを背景はいけいに、ある家族かぞくと少年しょうねん少女しょうじょの出会であいと別わかれの物語ものがたりを描えがき、実みの親子おやこでもあるエッセイスト・俳優はいゆうの内田うちだ也哉子ことミュージシャンの内田うちだ裕也ゆうやが父ちち娘むすめ役やくで初はつ共演きょうえんした作品さくひん。

佐渡さど島とうに暮くらす少年しょうねんアオ。彼かれの父親ちちおやは、かつて息子むすこの誕生たんじょう日びプレゼントを買かいにでかけたまま帰かえってこなくなり、アオは父親ちちおやがバケモノにさらわれたと思おもっている。そんなアオの前まえに、里親さとおやと暮くらす謎なぞめいた転校生てんこうせいの少女しょうじょ・小夜子さよこが現あらわれ、ともに孤独こどくを抱いだく2人ふたりは心しんを通かよわせる。一方いっぽう、義肢ぎし制作せいさくを生業せいぎょうにしているアオの母ははミドリは、幼おさななじみから思おもいを寄よせられて心しんが揺ゆらいでおり、アオの祖父そふは子こどもたちの未来みらいを案あんじている。ある夜よる、里親さとおやからつらい仕打しうちを受うけた小夜子さよこがアオのもとを訪おとずれ、2人ふたりは深夜しんやにミステリアスなバスに乗のって、アオの父親ちちおやがかつてバケモノを見みたという海うみへと向むかう。

アオの母親ははおや役やくを内田うちだ也哉子こ、アオの祖父そふ役やくを2019年ねんに他界たかいした内田うちだ裕也ゆうやが演えんじた。