クール・ランニング

序盤じょばんは微妙びみょうなコメディとドラマの進すすめ方かたも、それでいいの？って感かんじの適当てきとう感かんで進すすんでいくものだから、自分じぶんに合あわないなって感かんじで観みていたが、話はなしが進すすむにつれてドラマが丁寧ていねいに描えがかれていきジンとさせられた。観み終おえてみれば良よい作品さくひんだったな〜ってなってた。

中ちゅう米べいジャマイカの雪ゆきとは縁えんもゆかりもない主人公しゅじんこうとその仲間なかま達たちが「オリンピックで金きんメダルを取とりたい！」という目標もくひょうを目指めざして努力どりょくする物語ものがたり。
最初さいしょは対立たいりつしていた仲間なかま達たちでしたが、「オリンピックに出でる！」という同おなじ目標もくひょうを見みていたからこそ、目先めさきでは対立たいりつしつつも先さきの目標もくひょうに向むかっていく感動かんどうのストーリーでした！

陸上りくじょうでだめなら、ボブスレー？しかも経験けいけんないのに、何なにそれー！！！オリンピックをなめているんかい！てな展開てんかいで始はじまる物語ものがたり。

でも主人公しゅじんこうデニスの情熱じょうねつが様々さまざまな人ひと・ことを動うごかしていく。笑わらわれようが、侮辱ぶじょくされようが、自分じぶんの決きめた道みちを貫つらぬく。ないない尽つくしの中なかで、その発想はっそう力りょくと地道じみちな努力どりょくで夢ゆめに近ちかづいていく。

う~ん、自分じぶんの夢ゆめが叶かなわんことを周まわりのせいにしてはいかんな、今こん自分じぶんに何なにができる？と、笑わらい転ころげながら、踊おどりながら、泣なきながら反省はんせい。

夢ゆめに向むかう努力どりょくを笑わらう奴やつはジャマイカのボブスレーに轢ひかれて飛とばされなさい、てな映画えいがです。勇気ゆうきと温あたたかい心しんが貰もらえる映画えいがです。必視聴しちょう映画えいがです。

実話じつわを脚色きゃくしょくした映画えいが。
実際じっさいにも、ジャマイカボブスレーは、カルガリに出でただけでもすごいのに、その伝統でんとうが受うけ継つがれてソチにも出場しゅつじょう。特別とくべつ招待しょうたいチームにしたいくらいのハンディの中なかで、ちゃんと競きそい合あっての出場しゅつじょう。ワンダフル！！！夢ゆめは諦あきらめない限かぎり続つづくんだね。

がんばれ、ジャマイカ。がんばれ、自分じぶんです。

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ジャマイカで短距離たんきょり走者そうしゃの主人公しゅじんこうは、選考せんこうレースで転倒てんとうに巻まき込こまれる。
おかげで五輪ごりん行いきを逃のがし失意しついの中なか、死しんだ父親ちちおやの写真しゃしんに写うつった人物じんぶつに気付きづく。

聞きくとそれはボブスレーの選手せんしゅで、父親ちちおやを誘さそったのだと言いう。
短距離たんきょり走者そうしゃはボブスレーに向むかいてるとの持論じろんだったそうな。
なおその人ひとは今いまもジャマイカにいたので、会あいに行いく。

今いまさらやる気きのなかったその人ひとを説得せっとくし、コーチになってもらう。
親友しんゆうと、転倒てんとう事故じこで関かかわった2人ふたりがメンバーとなる。

仲間なかまが父親ちちおやの車くるまを勝手かってに売うって資金しきんを作つくり、カナダで五輪ごりん選考せんこう会かいに参加さんか。
そして五輪ごりん出場しゅつじょうを決きめる。本番ほんばんではクラッシュしてメダルは逃のがす。
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過去かこについ不正ふせいをしてメダルをはく奪だつされたコーチ。
真面目まじめでしっかり者しゃの主人公しゅじんこう、いつも陽気ようきなその親友しんゆう。
ジャイアンみたいなヤツ、のび太たみたいなヤツ。

この個性こせいあふれた人達ひとたちが力ちからを合あわせ、友情ゆうじょうをはぐくみながら強つよくなる。
実話じつわベースとのことだが、こういうことが起おきるから人生じんせいは面白おもしろい。
何なにか応援おうえんしたくなるし、幸福こうふくを分わけてもらえたような気分きぶんになる映画えいが。