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映画おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ 特集: 解説・見どころ/むしろ大人に激推しの逸品! 重厚な映画好みがち副編集長が、まさかのどハマり - 映画.com

劇場げきじょう公開こうかい 2024ねん3がつ20日はつか PROMOTION

  • 予告編よこくへん

映画えいがおしりたんてい さらばいとしき相棒あいぼう(おしり)よ : 特集とくしゅう

2024ねん3がつ18にち更新こうしん

重厚じゅうこう映画えいがこのみがちふく編集へんしゅうちょうが、まさかのどハマり】
正直しょうじき、おしりめてました…」 世界せかいるがすだい事件じけん
絶体絶命ぜったいぜつめいのピンチ。なぞ感動かんどうわらい――
どもより、むしろ大人おとなげきしの逸品いっぴん

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映画えいが世界せかいには、とき予想よそうをはるかにえる作品さくひんあらわれる。「映画えいがおしりたんてい さらばいとしき相棒あいぼう(おしり)よ」(3がつ20日はつか公開こうかい)は、まさにそのれいだろう。

人気にんき児童じどうしょシリーズの劇場げきじょうばん長編ちょうへんだい2さくだが、ほんさくを“どもけアニメ”とあなどるなかれ。むしろ大人おとなにこそさる意外いがいせい芸術げいじゅつせいとクオリティが特徴とくちょうてきであり、その感覚かんかくは「映画えいが クレヨンしんちゃん あらしぶ モーレツ! オトナ帝国ていこく逆襲ぎゃくしゅう」を彷彿ほうふつさせる。事実じじつ重厚じゅうこう作品さくひんこの映画えいが.comふく編集へんしゅうちょうさえもとりこにした。

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巨大きょだい陰謀いんぼうまれる、おしりたんてい。かつての相棒あいぼう登場とうじょうめられた過去かこ絶体絶命ぜったいぜつめいのピンチ。現在げんざい相棒あいぼうとの奮闘ふんとう。そしてせつない結末けつまつなぞ感動かんどうすようなわらい――。

この特集とくしゅうは、ただの映画えいが紹介しょうかいではない。映画えいがファンをあらたな世界せかいへとさそう、ひとつの冒険ぼうけん序章じょしょうである。ふく編集へんしゅうちょうのレビューや試写ししゃかいでの観客かんきゃく反応はんのう、SNSでの話題わだいせいぜながら、「映画えいがおしりたんてい さらばいとしき相棒あいぼう(おしり)よ」がなぜこれほどまでにおすすめなのか、魅力みりょくかたくしていこう。


予告編よこくへん】ごめんね、おしりくん――かつての相棒あいぼうからとどいたなぞ。それは、世界せかいるがすだい事件じけんのはじまりだった。

映画えいが.comだけでなく…大人おとな映画えいがファンも夢中むちゅうに】
試写ししゃかい好評こうひょう連発れんぱつわらいとなみだのオンパレード」「名作めいさく

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まずは試写ししゃかい鑑賞かんしょうした観客かんきゃくからの“意外いがいすぎる”感想かんそうをご紹介しょうかいしよう。おおいにたのしんだという“大人おとな映画えいがファン”のこえがSNSじょうおおがっており、我々われわれおどろくほど「わらい」「感動かんどう」「秀逸しゅういつなクオリティ」「バディの関係かんけいせい」などへの称賛しょうさん相次あいついだ……。

あまりにも称賛しょうさんこえおおいため、記事きじ序盤じょばんにそれらの感想かんそう一部いちぶ抜粋ばっすいしておつたえすることにした。皆様みなさまにもぜひ、その“熱風ねっぷう”をびていただければとおもう。


けました

はじめてれたおしりたんてい。あー面白おもしろかった!

「かなり以前いぜんからになっていた『おしりたんてい』をついに鑑賞かんしょうやっぱり面白おもしろかった~! かつての、そしていま相棒あいぼうとのエピソードはウルッときました

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原作げんさくミリしらぜいだけどはつみるでもたのしめた。ネタバレはできないけど、黒幕くろまくやみおもったよりふかかった。シリアス展開てんかいおおなか『ここでわらいをってる?』みたいなおどろきもあり大人おとなどももたのしめるし、声優せいゆうオタクもにっこり」

過去かこのおしりくんとむかし相棒あいぼう関係かんけいき! たがいに信頼しんらいきバディ関係かんけいこういうのがいんだよ…!

おもっていた以上いじょう面白おもしろかったしたのしめた! おしりたんていがかっこえてくるのよ」

物語ものがたりわせてつくまれた音楽おんがく世界せかいかんひろげ、まるで、歌劇かげきているようでした。どもから大人おとなまでたのしめるので、恋人こいびと家族かぞく一緒いっしょかんってしいなあとおもえる素敵すてき作品さくひん

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短編たんぺん伏線ふくせん回収かいしゅうもあり、そこでこんな展開てんかい!?おどろくところやクスッとわらえる場面ばめん沢山だくさんです! 是非ぜひ大人おとなほうも!! 素敵すてき時間じかんをありがとうございました」

どもけアニメとあなどるなかれ。もちろんどももたのしめますが、大人おとなわたしだからこそ些細ささいなシーンもふかして、物語ものがたり咀嚼そしゃくしてたのしむことができました。わらいとなみだのオンパレードでとても素敵すてきでした!」

全体ぜんたい展開てんかいがアツいし、てくるあれこれのもとネタがわかるとフフッとなる。かいとうUどものころていたら間違まちがいなくヤバかったろうな、わたし

大人おとなでもさる台詞せりふがあったり、最後さいごウルウルしてしまった」

やさしさと勇気ゆうきとさみしさがつまっていて今回こんかい名作めいさく~!


特徴とくちょう解説かいせつじつ話題わだい騒然そうぜん注目ちゅうもくさく! ちょう人気にんきさく凌駕りょうが
する衝撃しょうげき豪華ごうか声優せいゆう体験たいけんみなさん、“襲来しゅうらい”にそなえて!

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観客かんきゃくからの反響はんきょうんでいただいたところで、おつぎは「『おしりたんてい』シリーズはどういう作品さくひんなのか」「今回こんかい映画えいがはどんな特徴とくちょうがあるのか」をわかりやすく紹介しょうかいしよう。


●おしりたんていシリーズの基礎きそ知識ちしき
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頭部とうぶがおしり形状けいじょう(としか説明せつめいしようがないただいち無二むにのデザイン)、IQは1104というべらぼうにすぐれた頭脳ずのう武器ぶきに、難事件なんじけん華麗かれい解決かいけつしていく“おしりたんてい”の活躍かつやくえがく。原作げんさく累計るいけい発行はっこう部数ぶすう1000まんちょう人気にんき児童じどうしょシリーズで、アニメ、ミュージカルと多数たすうのクロスメディアが展開てんかいされている。


映画えいがしポイント①:話題わだい沸騰ふっとうちゅう
予告編よこくへん人々ひとびとから圧倒あっとうこえ続々ぞくぞく「インパクトすごすぎだろ」
2024年2月20日のイベントで披露された「おしりたんてい」スペシャルひな壇
2024ねん2がつ20日はつかのイベントで披露ひろうされた「おしりたんてい」スペシャルひなだん

今回こんかいの「映画えいがおしりたんてい さらばいとしき相棒あいぼう(おしり)よ」の特徴とくちょうのひとつは、テレビCMや劇場げきじょうながれた予告編よこくへんが、すでにおおきな話題わだいとなっていること。

予告編よこくへんはこの記事きじ上部じょうぶいてあるので、ぜひ確認かくにんしていただきたい。なかでも、おしりたんていとかつての相棒あいぼう・スイセンの“衝撃しょうげきシーン”に注目ちゅうもくあつまっており……。

この予告よこく映画えいがかんでは「劇場げきじょうばん SPY×FAMILY CODE: White」「映画えいがプリキュアオールスターズF」「鬼太郎おにたろう誕生たんじょう ゲゲゲのなぞ」などの上映じょうえいまえながれていたが、SNSじょうではこれらの作品さくひん映画えいがファンから「おしりのインパクトすごすぎだろうが」「おしりの予告よこくしか記憶きおくのこってない」といったくちコミが多数たすうがっていた。


映画えいがしポイント②:声優せいゆう豪華ごうか
ゲストになか里依りえしゃ津田つだ健次郎けんじろう! “イケボ”の贅沢ぜいたくづかいも人気にんきけつ
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アニメ映画えいがはひとつの“まつり”ゆえに、かく作品さくひん豪華ごうかなゲスト声優せいゆう参加さんかがるが、ほんさく同様どうようだ。

今回こんかいのゲスト声優せいゆうには「不適切ふてきせつにもほどがある!」などの人気にんき俳優はいゆうなか里依りえしゃ、そしてとりとすいきおいで活躍かつやくする声優せいゆう津田つだ健次郎けんじろう参加さんかなかはスイセンやく津田つだはスイセンの師匠ししょうであり行方ゆくえ不明ふめいとなったキンモク先生せんせいやく担当たんとうしている。

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さらに前作ぜんさく映画えいがおしりたんてい シリアーティ」では、ゲスト声優せいゆうはなんと福山ふくやま雅治まさはるだった。さらにさらにテレビシリーズとほんさくでは「呪術じゅじゅつまわりせん」などの櫻井さくらい孝宏たかひろがかいとうU(おしりたんていのライバルで、頭部とうぶにとぐろをいたマスクを着用ちゃくようしている)やく、ジェイソン・ステイサムのえでられる山路やまじ和弘かずひろがおしりダンディ(おしりたんていの父親ちちおやである冒険ぼうけんやく映画えいが予告よこくナレーションには「攻殻機動隊こうかくきどうたい」の大塚おおつか明夫あきお参加さんかしている。

“イケメンボイスの贅沢ぜいたくづかい”ともえる豪華ごうかっぷりが、人気にんき秘訣ひけつ(ひけつ)となっている。


映画えいがしポイント③:大人おとなたのしむ鑑賞かんしょう体験たいけん
ドラえもん、クレしんとならぶ?映画えいがファンも“そそる”劇場げきじょうばん長編ちょうへん公開こうかい
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映画えいが.com編集へんしゅう筆者ひっしゃもすでに鑑賞かんしょうしたが、ほんさくどもと一緒いっしょ大人おとなのほうがたのしんでしまう、というタイプの作品さくひんだ。「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」と同様どうようえばわかりやすいかとおもう。

そして劇場げきじょうばん長編ちょうへんが2022ねん今年ことしにかけて2さく公開こうかいとなり、長寿ちょうじゅ人気にんきシリーズへの階段かいだんをのぼっているてん見逃みのがせない。つまりほんさくがつきはじめている、というわけだ。しりにではなく人気にんきに。

……さて、作品さくひんへの興味きょうみ関心かんしん刺激しげきされてきたところでもうワンプッシュ。記事きじ最後さいごに、“重厚じゅうこう作品さくひんとくこのんできた映画えいが.comふく編集へんしゅうちょうが、実際じっさいほんさくたレビューをおとどけする。


映画えいが.comふく編集へんしゅうちょうも、ハマってます】すこ~しだけ
めてはじめたら「鑑賞かんしょうまえ自分じぶんいちげきらわせたい」


筆者ひっしゃ紹介しょうかい

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鑑賞かんしょうまえ「『おしりたんてい』かあ~」→鑑賞かんしょう開始かいしおもわずすわなおし、作品さくひん没入ぼつにゅう
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最初さいしょ白状はくじょうしておくと、いまさく鑑賞かんしょう肩肘かたひじることなく「『おしりたんてい』かあ~」と多少たしょうなめて着席ちゃくせきしたことは否定ひていできない。ましてや、本編ほんぺんまえ同時どうじ上映じょうえいされた「なんでもかいけつ倶楽部くらぶ たい かいとうU」の微笑ほほえましくもゆる展開てんかいにすればこそ、それもさもありなん…といういいわけゆるされるのではないだろうか。

だが、本編ほんぺん構造こうぞうは、宮崎駿みやざきはやお劇場げきじょう映画えいがはつ監督かんとくさく「ルパンさんせい カリオストロのしろ」と見紛みまがうほど。筆者ひっしゃおもわずかるこしかせ、すわなおしてからグッと作品さくひん世界せかいへと没入ぼつにゅうしていった。


際立きわだつ「映画えいがとしての力強ちからづよさ」…ひろ見識けんしきふか映画えいがあいがうかがえる作品さくひん
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「おしりたんてい」がはつだったわけではない。3~5さい対象たいしょうとした絵本えほんシリーズとしてスタートしたことも認識にんしきしたうえで、劇場げきじょうばんすべ鑑賞かんしょうみ。そのうえで、いまさくをこれまでの作品さくひんぐん並列へいれつかたることは困難こんなんきわめる。それは、「おしりたんてい」が当初とうしょターゲットにしてきたであろうそうりにしているからにならない。

大人おとなけの作品さくひんとして完成かんせいたかく、熱心ねっしん映画えいがファンにこそとどいてしいとかんじさせられたことはうれしい誤算ごさんとでもおうか。もちろん、こまかいツッコミどころも散見さんけんする。いや、ないほうがおかしい。それでも、そんなことはどうでもよくなるほどに、作品さくひんはなつ「映画えいがとしての力強ちからづよさ」が際立きわだつ。

ものによって様々さまざま解釈かいしゃく出来できるであろう、往年おうねんのハリウッドメジャーの王道おうどうすす作品さくひんへオマージュをささげる描写びょうしゃからは、セトウケンジ監督かんとくひろ見識けんしき映画えいがあいがうかがえる。戦隊せんたいシリーズやアニメ作品さくひん経験けいけん豊富ほうふ高木たかぎひろしがけた効果こうかてきげきともも、作品さくひんおおきないろどりをえている。


感動かんどうはおしりとむすびつき奇跡きせきてきなおかしみへ 伏線ふくせん回収かいしゅうおどろくほど見事みごと劇場げきじょうてほしい良作りょうさく
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とはいえ、いまさくのコピーは“感動かんどうのおしり”である。どう綺麗きれいにいいつくろおうとしても“おしり”は“おしり”。それが作品さくひん全体ぜんたいつうそこしていることから、奇跡きせきてき不思議ふしぎな“おかしみ”へと帰結きけつする。

そして、おどろかされるのは同時どうじ上映じょうえい作品さくひん「なんでもかいけつ倶楽部くらぶ たい かいとうU」の内容ないようが、終盤しゅうばんになって見事みごと伏線ふくせん回収かいしゅうしていくことだ。ようは、のっけから油断ゆだんなどしていられず、作品さくひん鑑賞かんしょうまえ自分じぶんに「しつれいこかせていただきます」と一撃いちげきらわせたくなる展開てんかい用意よういされている。

さて、冒頭ぼうとうれた「カリオストロのしろ」についてだが、ルパンがおしりたんてい、クラリスがヒロインのスイセンであるならば、カリオストロ伯爵はくしゃくだれししているのだろうか? そんなこともふくめ、劇場げきじょう確認かくにんしていただきたい良作りょうさくである。

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