バイオハザード
劇場公開日:2002年8月31日
解説
カプコンの大ヒットゲーム「バイオハザード」をミラ・ジョボビッチ主演で実写映画化。古い洋館で目覚めたアリスは、それまでの記憶を失っていることに気づく。そこに武装した特殊部隊が登場。彼女を伴い、洋館の地下通路から、秘密研究所で起きた異変の調査に向かう。異変とは? また彼女の正体は? 影は東ベルリンで建設中の新しい地下鉄駅を使用。特殊効果は同監督と「イベント・ホライゾン」で組んだリチャード・ユリシッチ。音楽は「スクリーム」のマルコ・ベルトラミと映画音楽初挑戦のマリリン・マンソン。
2001年製作/101分/PG12/アメリカ・ドイツ・イギリス合作
原題または英題:Resident Evil
配給:アミューズピクチャーズ
劇場公開日:2002年8月31日
スタッフ・キャスト
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2024年9月15日
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鑑賞方法:その他、VOD
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ゾンビ映画の基礎に忠実な作品だという感想を抱いた。
ゾンビを扱う作品の基礎として、以下の考え方がある。
ーーゾンビが恐いのは何故か?
それは我々文明人が信頼関係に甘え、本来されるべき警戒を怠っていた"隣人への恐怖"を想起させるからーー
例えばバーのカウンターで隣り合って座っている仲の良さそうな会社員を想像してみよう。
2人の距離は50㎝程度。
お互いが自身の急所を隠す事もせず、楽しそうに、そして無警戒に談笑にふける。
ーこの時、隣人が突然首筋に噛み付いてきたら、などと警戒する者は現代には居ない。
しかし本来、双方共に映画のゾンビさながらに隣人に襲いかかるだけのポテンシャルは持っているのである。
では何故襲わないのか。
そこには理性と信頼関係があるから。
まあ警察に捕まるし人生終わるし、そもそもメリットがあったとしてもリスクに見合わないし、その人との関係を今後も続けて行きたいし、等など、、、
そう言った理性的な思考が抑止力となって、我々文明人はこの様な「超近距離」にして「無警戒」のコミュニケーションを成立させている。
そして映画やゲームでゾンビを目にした時、我々は思い出す。
もしもひとたび理性を失う事があれば、たちまち自身の生命を脅かす事ができる"隣人への恐怖"を。
これが「ゾンビが恐い」と感じるメカニズムの一つである。
他にも「クリーチャーに対する恐怖」「パンデミックを止められない絶望感」も要素の一つ。
前者は2以降で主流となった、タイラントやネメシス等の、規格外の化け物に対する恐怖心が該当する。
↓↓↓ラストのネタバレ有り
後者「パンデミック」の恐怖もラストにしっかり盛り込まれていた。
これは人間1人のエネルギースケールを大きく上回る事に対する恐怖、余りに強大な事態に手に負えなくなる恐怖であり、「海が怖い」「宇宙が怖い」といった物に近い感覚だろう。
本作、バイオハザード無印は、それらがバランス良く盛り込まれた秀作だったように思う。
2以降も数年前に見たが、冒頭で語った"隣人への恐怖"は鳴りを潜め、専ら「クリーチャーへの恐怖」を推した作品へと移行してしまっていた気がする。
まあスケールが大きくなるほどそうなってしまうのかなーと言った感想。
勿論その路線も好きな方には良い作品だと思うので、2以降やゲームを非難する意図は無い。
が、「怖いんだけどなんか違うんだよなー」と感じている人は、恐らくこの"隣人への恐怖"を掘り起こされる根源的な恐怖体験を欠いている事に起因するのではないかなと思う。
語りはしたものの、2以降を見たのはかなり前なので、内容はかなり忘れていて、当時の感想を覚えているに過ぎないので、もしかしたら今見ると違うかもしれない。
来週の日曜は2を観てみようと思う。
2024年9月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ソニーのブラビアコアのサブスクで視聴。
4KHDR.ドルビーアトモスでの配信。
20年以上前の作品だが、レストアはしっかりしていて、ドルビーアトモスもかなりよい感じに仕上がっている。
天井からのスピーカーから結構ハデに出てきている。
これには満足
レビュー1
2024年6月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波
よかったと思う。
話はちょい複雑?なとこもあれど、これまでに何回か見てたから一応は理解できた(笑)
2024年6月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ラクーンシティの地下にある巨大細菌兵器研究所ハイブで、アンブレラ社により極秘研究されていたT‐ウイルスが何者かに盗まれ、ウイルスが漏洩。超人工知能レッドクイーンがウイルスの拡散防止のためハイブ内の全スタッフを排除しようとする。
裸のアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が洋館で目覚めると、アンブレラ社の特殊部隊が突入してくる。
次第に戦闘能力の高さを発揮するアリスの真っ赤なワンピースと黒いレザージャケット姿が印象的。
見事な射撃と格闘が格好良い。
発見した斧でケルベロス(T‐ウイルスに感染したドーベルマン)と戦ったりする。
脚本が優れているので、この一本だけでも面白い。