シカゴ
劇場公開日:2003年4月19日
解説
伝説的演出家・振付師ボブ・フォッシーが生んだ名作ミュージカルを、レニー・ゼルウィガー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、リチャード・ギアの共演で映画化。振付師として活躍していたロブ・マーシャルが初メガホンをとり、2003年・第75回アカデミー賞で作品賞を含む6部門に輝いた。1920年代、シカゴ。スターを夢見るロキシーは、ナイトクラブの舞台に立つヴェルマを憧れのまなざしで見つめていた。ロキシーは自分をショーに売り込んでくれるという男と不倫するが、その言葉が嘘だったことを知り彼を殺害。刑務所に送られた彼女は、同じく殺人罪で投獄されたヴェルマと出会う。ヴェルマは敏腕弁護士ビリーを雇って自らを被害者として演出し、獄中にいながらも世間の注目を集めていた。ロキシーもそれを真似てビリーを雇い、ヴェルマを上回る人気を獲得するが……。
2002年製作/113分/アメリカ
原題または英題:Chicago
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:2003年4月19日
スタッフ・キャスト
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受賞歴
受賞
最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル) | |
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) | リチャード・ギア |
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) | レニー・ゼルウィガー |
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2022年2月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
いつか観たいと思っていた映画。 ほほぉ~♪こんな映画だったのねえ。
・ショービジネスの厳しさ、弱肉強食、露骨な欲望が全編に。生き馬の目を抜くとはまさにこの世界のことだな。
・リチャード・ギアがでていたとは!びっくり。恥ずかしながら知りませんでした。ポスター中央のあの男性、リチャード・ギアだったとは。
・“Pop、Six、Squish、Uhuh、Cicero、Lipschitz”リズムのいいタンゴに合わせて囁かれるこれらのフレーズ。意味があったのね。それにしても女性囚たちのダンスの圧巻なこと!
・エイモスは報われて欲しかったなあ。 いや、ロキシーはやめといたほうがええ!!ミスター・セロファンの歌、むちゃくちゃよかった!
ミュージカルのシカゴが観たくなる。
ヴェルマが米倉涼子に似ているなあ(髪型と目力か?)と思っていたら、出演してたミュージカルってまさにシカゴだったな。 でもロキシー役とな!?
※「午前十時の映画祭」 ほんといい企画です。上映してくれてありがとう。
2022年1月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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そろそろ公開から20年近くなろうという名作ですが、たまたまレンタルでも未鑑賞、たまたま近くで上映していたので飛び込みで視聴。いやあ、素晴らしかったです。
「それ絶対に相方ヤッてるやんw」という苦笑いからスタートし、ほんの一瞬だけステージの女優と主役が入れ替わるという、一瞬でお話を判らせるための贅沢シーンで、もはやクラクラ。最後の最後まで、売名行為のためなら人殺しでも何でもする悪魔達の饗宴を、夢中になって見届けました。名作ミュージカルの映画化だからこそ、見事な構成、見事なショーアップ。
でも、我々凡人が共感するのは、哀れな哀れな旦那さんでしょうか。毎日、何時間も働いて、生きることに悩んでばかり。ショービジネスに生きる狼たちからすれば、我々凡人はさぞ哀れな存在なのでしょう。歌や踊り、芸事は上手くて当たり前。他人の不幸に噛み付いてでも、役に食らいついて仕事を奪い取る。そのためだったら、かつてのライバルとも手を組むことに躊躇わない。そして圧巻のラストステージ。全ての出演者が顔を出す、カーテンコールの様式美。ショービジネスの世界を描いたショービジネス。はてさて、このミュージカル、この映画の役の取り合いに、どんなやり取り、どんな争いがあったものやら。剥いても剥いても切りが無い無限ループ――そういえば、あの女優さんは最初に相方をヤッちゃいましたっけ。ではこの後も?
2024年8月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
新文芸坐さんの「夏休み!名作劇場体験!」にて『シカゴ』(2002年)鑑賞。
公開当時もゴールデングローブ賞やアカデミー賞でも6部門受賞した話題作であることは十分認知していたが「ミュージカル映画」という食わず嫌いの偏見でスルーしてましたが、この機会に初見鑑賞。
一言でいうと「面白い!もっと早く観ておけば良かった!」
男一人と女二人の三角関係を描いた甘ったるい作品かと思えば実際は「痛快!法廷ミュージカル」「『テルマ&ルイーズ』ミュージカル版」みたいでしたね。
レネー・ゼルウィガー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズのダンスと振り切った演技も見事ですが、まさかまさかリチャード・ギアがあそこまで踊って悪役を演じるとは…確かに各賞総ナメするのも納得です。
いやはや食わず嫌いはいけませんね。
2024年7月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
妄想のような空間で、歌やダンスが繰り広げられるミュージカル映画の中でも珍しいタイプの作品だった。キワドい姿で踊る女性達を観ていると、古い話だけどプロミスのCMを思い出す。
殺人事件だと言うのに、お気楽、能天気な展開が延々と続いていたが、ラストでカメラのシャッター音が鳴り始めた辺りから、これってロキシー撃たれるのかな?って漸く緊張感が出てきた。ただ最後のシャッター音が銃声のように聞こえたような気もしなくもなかったが、考える間もなくエンドクレジットが始まってしまったので、自分にはどうだったのか判らなかった。