アダプテーション
劇場公開日:2003年8月23日
解説
「マルコヴィッチの穴」の監督スパイク・ジョーンズと脚本チャーリー・カウフマンが再タッグを組み、脚本家カウフマンを主人公に虚実入り交ぜた奇想天外なストーリーで描いたコメディ。脚本家のチャーリー・カウフマンはスーザン・オーリアンの著書「蘭に魅せられた男 驚くべき蘭コレクターの世界」の脚色を依頼されるが、執筆に行き詰まってしまう。冴えない日々を送るチャーリーとは対照的に、陽気な双子の弟ドナルドは新進脚本家としてハリウッドで注目される存在に。焦りを感じたチャーリーは、状況を打開するべく原作者スーザンに会いに行くが……。ニコラス・ケイジがチャーリーと双子の弟ドナルドを1人2役で演じ、「めぐりあう時間たち」のメリル・ストリープ、「アメリカン・ビューティー」のクリス・クーパーが共演。2003年・第75回アカデミー賞でクーパーが助演男優賞を受賞した。
2002年製作/115分/PG12/アメリカ
原題または英題:Adaptation.
配給:アスミック・エース
劇場公開日:2003年8月23日
スタッフ・キャスト
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受賞歴
ノミネート
最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル) | |
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) | ニコラス・ケイジ |
最優秀監督賞 | スパイク・ジョーンズ |
最優秀脚本賞 | チャーリー・カウフマン |
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2023年12月31日
PCから投稿
双子の話。人生って何なのだろう。
2022年8月7日
PCから投稿
一応あらすじはありますが、ストーリーがありません。ドラマもありません。
ネタに悩む脚本家が色々悩んでるみたいですが、観た人にどう思って欲しいのか見当もつかず、ただひたすらつまらない映画です。
「マルコビッチ」も最低につまらなかったので、この人の作品は生理的に無理なんでしょうね。
ただ、客観的にいって、面白がる人は稀だと思いますよ。尤も観ようっていう人しか観ないからレビュー評価は高めですけど、少なくとも人に薦めるような代物じゃあないですね。
面白さから言ったら1点だけど、評論家が喜びそうな小難しさがないのでオマケの2点。
2022年8月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
脚本が結構ぶっ飛んでて、最後まで展開が全然読めない。台詞もいろいろな角度で面白くて、全体を通して飽きずに観た。自己評価の低いミジメな脚本家の役をニコラス•ケイジが好演していたのと、アカデミー賞助演男優賞を受賞したクリス•クーパーも破天荒な役でいい味出していた。ただ、ラストがイマイチかな...。え、これで終わり...?!って感じの終わり方で、消化不良感が否めない。でもユニークで面白い作品だった。こういう脚本を書ける想像力&構成力は本当に凄いと思う。
2022年4月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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野性蘭の収集家のノンフィクション小説「TheOrchidThief」を基に映画化するという意味のアダプテーションと生存の為に虫に擬態化する蘭などの適応を掛けているのでしょう、もっとも本作は原作とはかけ離れたフィクションなのでアダプテーションというよりパスティーシュと言った方が良いかも知れませんね。
最初、殆ど自虐的な心の声(ヴォイス・オーヴァー)に唖然、何やらエキセントリックな脚本家の創作上の葛藤や苦悩の話かと思ったら原作パートの映像化が絡んで面白い趣向と気をとり直した。
もう一人のニコラスケイジが出てきたが妄想癖がある主人公なので自我の擬人化かと思ったが途中で双子の弟とわかり煙に巻かれた思い。
兎に角、原作ベースと構想中の脚本の映像化と映画上のリアルが混在してこれまたややこしい。実際のスクリーンライティング講師のロバート・マッキーさんの登場、本作の前半をこき下ろすところは実にシニカル、違和感をもったヴォイス・オーヴァーも確信犯だったとは恐れ入りました。
巨匠の説得に感化されたように終盤はいきなりサスペンスモード全開、主人公が忌み嫌っていたロマンス、ポルノ、銃撃、カーチェイス、主題歌など結局全部入りの映画になってしまいましたね。
全く先の読めない展開、予想で当たったのはワニくらい、絶対伏線だと思っていたら最後の最後でようやく当たり。
こういう楽屋落ちのような人を喰ったところがこの映画の魅力なのでしょう、玄人受けするのは分かるような気もしますがお遊びに付き合わされたような妙な気分です。
それにしても映画化を許した原作者のスーザンオーリアンさんは大人ですね、メリル・ストリープさんが演じるなら仕方ありませんかね・・。