マルコムX
劇場公開日:1993年3月21日
解説
黒人解放運動の指導者マルコムXの生涯を描くスパイク・リー監督渾身の力作。ボストンのスラム街に暮らす青年マルコムは犯罪に手を染め、やがて逮捕される。刑務所でイスラム教に改宗した彼はマルコムXと改名。出所後、ブラック・ムスリム運動の指導者イライジャ・モハメドのもとで、白人を敵視する扇動的な運動を展開することに。その後、人種差別に対する抵抗運動が各地で激化。メッカを巡礼したマルコムは異人種との共存という思想に目覚めるが……。
1992年製作/201分/アメリカ
原題:Malcolm X
劇場公開日:1993年3月21日
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る
受賞歴
詳細情報を表示
2023年9月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
裏に隠されている真実を探れ!
沢山本を読もう。しかし、判断するのは自分。
『ブラック・イズ・ビューティフル』
『シスターハリエットが約束に地にめされる前に何をやったか?』
『...分かりません』
『食事です。』
『あんた達って口では結構な事言ってて、いざと言う時、何も出来ないのよ』
『黒人と白人を完全に分離する事。それが平等』って、では、女性と男性を平等にするには、完全に分離する事なのだろうか?それでは人間は滅ぶ。従って同じ理由から『黒人と白人を完全に分離することが間違いである』は必然。
それをマルコムは気が付いた。それが彼の偉大である理由。
この考えが成熟していれば、今の中東問題も911も起きなかったかもしれない。
最後に『Someday We'll All Be Free』が流れるが、ザンネンながら、誰も自由になっていない。
そう感じる。
2023年8月17日
iPhoneアプリから投稿
ド派手なスーツがカッコよかったです。
とても面白く最後までみれました。
同じ境遇だからってみんな一致団結して問題に向かうとはいかない所がムズカシイ…。
2022年12月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
若かりしマルコムXのド派手なファッションが目立ちながらチンピラ期を描く序盤がスコセッシのギャング映画を思い出し、刑務所に入りネーション・オブ・イスラムとの出会いから人間性が180度様変わり、教団との摩擦から拗れる関係性が宗教団体の卑劣さと組織の怖さを垣間見れ、マルコムXにとって争う敵は誰だったのか、闘う理由は何だったのか、敵意を剥き出しにしてきたのが同志である筈の人種問題ですら有耶無耶に。
ラストに描かれるドキュメントのような映像にスパイク・リーの説教臭い性格が表れているようで『ブラック・クランズマン』や『アメリカン・ユートピア』でも同じような演出が、映画全体の完成度として何となくスマートでは無い重たい感じが少し気になってしまう。
2021年10月20日
PCから投稿
3時間超のリー君畢生の大作です。
中身も濃いし、メッセージ性も高いのに画面の展開や話のスピードが滑らかなので娯楽性も十分です。才能でしょうね。ワシントン君も一番いいんじゃないか?
難をいうと、あまりにも黒人だらけなので、白人を二割増しくらいにするとよりリアルになると思います。