氷こおりの微笑びしょう2

　未いまだに前作ぜんさくでの真犯人しんはんにんは誰だれだったのかわからないまま、14年間ねんかん確認かくにん作業さぎょうを怠おこたってきました。アイスピックでの残虐ざんぎゃくな殺人さつじん。「おっぱいを注意深ちゅういぶかく見比みくらべるとわかるよ」などと無責任むせきにんな意見いけんもありましたが、生憎あいにくおっぱい星ほし人じんじゃないのでそこまでは頭あたまが回まわりません。個人こじん的てきにはこれほどまで後ごを引ひいてしまった作品さくひんなのに世間せけんでは酷評こくひょうの嵐あらし。アカデミー賞しょうとラジー賞しょう両方りょうほうにノミネートされるほど話題わだい作さくだったんですね・・・部門ぶもんは違ちがうけど。

　今回こんかいはR-18指定していを受うけてましたが、前作ぜんさくよりもエロさを感かんじさせません。ノーパンシーンのために視力しりょく回復かいふく運動うんどうを行おこない、座席ざせきもベストポジションを確保かくほして臨のぞみましたが、徒労とろうに終おわりました。もしかすると、今いま作さくではそれよりも小物こものの伏線ふくせんに謎なぞがあるんじゃないかと思おもい、タバコやライターにも注目ちゅうもくしてみたのですが、それほどこだわってはいないようでした。何なにしろ精神せいしん科か医いのマイケル・グラス（デヴィッド・モリッシー）はタバコを嫌きらってるのにライターに怯おびえるんですから、もっと堂々どうどうとしてなさいよ！と叱咤しった激励げきれいしたくなるほどです。

　謎なぞはやっぱり謎なぞのまま。「キャサリンは嘘うそつきだ！」とか「ウォッシュバーン刑事けいじは嘘うそをついてるわ」などと嘘うそつき合戦かっせんを繰くり返かえします。ただ1人ひとり嘘うそをついてないはずの精神せいしん科か医いが2人ふたりの嘘うそ合戦かっせんに巻まき込こまれて精神せいしん錯乱さくらん状態じょうたいになるのも頷うなづけます。前作ぜんさくではマイケル・ダグラスが悪女あくじょの罠わなにまんまと引ひっ掛かかりますが、今度こんどはＩＱが高こうそうな人間にんげんばかり（シャロン・ストーン本人ほんにんもすごいらしい）。最初さいしょの対峙たいじで「この男おとこが相手あいてね。ふふん」といった表情ひょうじょうを見みせるリスク・アディクション満載まんさいの悪女あくじょになってしまいました。

　まんまと罠わなにはまった精神せいしん科か医いは尊敬そんけいするゲルスト博士はかせからも昇進しょうしんを見送みおくられ、どんどん悲惨ひさんな状況じょうきょうになってしまいます。最初さいしょは権威けんいをふりかざして強気つよきの態度たいどだったのに・・・表情ひょうじょうの変化へんかがすごかった。最後さいごはもうシャロン・ストーンの操あやつり人形にんぎょうみたいなものでした。

　謎なぞと言いえば、キャサリンがセラピーを受うけたとき、タバコを消けせと言いわれて彼女かのじょが床ゆかで踏ふみ消けしたのですが、その吸殻すいがらがいつの間まにか無なくなっていたことも大おおきな謎なぞです。ライターに注目ちゅうもくしすぎて見落みおとすところでした・・・

悪女あくじょに翻弄ほんろうされる男おとこの話はなし。

シャロン・ストーンの悪女あくじょぶりが凄すごいです。
ただやはり1作さく目めから10年ねん以上いじょう経たっているので、老ふけたなーっていうのが見みえてしまい、あまり主人公しゅじんこうに共感きょうかんできないですね。

犯人はんにんは誰だれなのかわからずじまいなのでスッキリ出来できずに終おわります。

映画えいが評価ひょうか：20点てん

ぅお！一気いっきに老ふけている！

この役やくを48歳さいでするのは流石さすがのシャロンストーンも厳いかめしかった。

もうセックス&シティーの方ほうがダントツで似合にあいね！でも40歳さいくらいには見みえるから綺麗きれいな人ひとなんだとは思おもうよ

とまぁ、見みた目めの事ことはこんくらいにしておきまして。

話はなしは全まったく続編ぞくへんではなく、唯一ゆいいつ続つづいている事ことは主人公しゅじんこうが下したにだらしがないという部分ぶぶんだけかな

氷こおり要素ようそも無なかった。

観みた感かんじのタイトルは「初老しょろうの悪女あくじょ」ってイメージでしたね。

内容ないようも薄うすくて微妙びみょうでした！

【2014.7.7鑑賞かんしょう】

随所ずいしょにあるセクシーシーンが見みどころなんだが、
シャロン・ストーンの年齢ねんれいも若わかくないのであまり惹ひかれず。
ストーリーもテンポが悪わるく魅力みりょくを感かんじられいし、今いま作さくの製作せいさく費ひが7000万まんドルにはとても見みえなかった。