リトル・ミス・サンシャイン
劇場公開日:2006年12月23日
解説
サンダンス映画祭で絶賛され、第19回東京国際映画祭でも最優秀監督賞、最優秀主演女優賞、観客賞など最多3部門を受賞したロードムービー。アリゾナからカリフォルニアまでのバス旅行を通じて、崩壊寸前だった家族の再生を描く。監督はこれまでジャネット・ジャクソンやREMなどのPVを手がけ、本作で劇場映画デビューを飾ったジョナサン・デイトンとバレリー・フェリス夫妻。
2006年製作/100分/PG12/アメリカ
原題:Little Miss Sunshine
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:2006年12月23日
スタッフ・キャスト
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受賞歴
ノミネート
最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル) | |
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) | トニ・コレット |
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2018年10月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
誰もが愛してやまない伝説的なファミリームービー。鮮やかに登場人物を紹介する手腕、小笑いを丁寧に積み重ねていく構成力、そしてハリウッドきっての芸達者たちに絶妙な化学変化をもたらす演出力。あらゆる計算が見事なほどハマっていく様には、驚きを超えて感動すら覚える。
そもそも最初の脚本から大変優れた内容だったとか。監督と脚本家はそこから更に長い時間をかけ、妥協することなく内容に磨きをかけていったという。プロジェクト初期にはアビゲイルちゃんやポール・ダノ、それにアラン・アーキンも役柄の割には若すぎて、スタッフは「本当に大丈夫なのか?」と不安を覚えたものの、撮影開始が遅れに遅れたことで見た目の年輪の刻まれ方もまさにベストな状態に。長い旅路を全て“順撮り”にすることも、家族の団結力を最大限に高めていく上で大きな功を奏した。こういったこだわりの組み合わさによって、ひまわりのような美しい花が咲いたのである。
2024年6月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
レビューの内容を見て、勝手に「泣ける癒やし系映画」を期待していたのですが、全然違っていて、私の苦手なジャンルである、ロードムービーでした。
リトル・ミス・サンシャインにエントリーした子役の演技がもう一つ乗ってこないのと、お父さん役の俳優さんが私の好みではないことも、ちょっとマイナスポイントでした。
問題だらけの家庭に、飛び込んできた、ミスコンテストの繰り上げ当選の知らせ。その道中に、一家は様々なトラブルに追い込まれていきます。
それは、旅の途中に起きるハプニングではなく、彼らがもともと抱えていた問題が一気に爆発したもので、上手にストーリーのライン上に登っていきます。
そして、それを乗り越えていこうとするだけのシンプルなお話ですが、見せ方はとても上手だと思いました。
でも、やっぱり夢がなさすぎるかな。
レビューの評価はアテにならないものだと再認識したところです。
2024年6月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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破産した父
鬱で学者くずれの義弟
引きこもり気味の長男
ぽっこりお腹の娘
麻薬中毒でエロじじい
問題だらけの家族が娘のミスコンに出場するためオンボロの車で会場まで向かう話。
破産したとか、鬱とかぶっ飛ぶほどの出来事が起こりつつも会場に向かうが、その目的のミスコンには箸にも棒にも掛からぬレベルで出てしまう。
ポッコリお腹にエロじいい振り付けのひどいダンスで入賞どころか出禁になってしまうほど。
それでも家族の絆が再生されたのだからそっちの方がよかったのではないか。
2024年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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癖のある個性的な人たちで構成された家族。
そんな中でオリーブの存在が砂漠の中のオアシスのようだ。
トラブルだらけの旅、それを切り抜ける方法が大胆で面白い。
評価という変化する不安定ものに合わせて自分を犠牲にするよりも、自分の基準で楽しめば最高だと思わせてくれる。
諦めないこと、恥をかくことを進んでやること、困難な経験は財産になる。
家族のメンバーそれぞれのセリフが名言だらけ。
最後はオリーブが満足そうで良かった。