I.K.U

解説かいせつ

人間にんげんのオーガズム・データを収集しゅうしゅうすべく開発かいはつされたレプリカントの活躍かつやくを描えがく近きん未来みらいエロス。監督かんとくは「フレッシュ・キル」のシューリー・チェン。浅井あさい隆たかしとチェン監督かんとく自身じしんによる原作げんさくを基もとに、Shu Lea CHEANG with XXXが脚色きゃくしょく。撮影さつえいをプロモーション・ヴィデオ界かいで活躍かつやくする嘉よしみ本もと哲也てつやが担当たんとうしている。主演しゅえんは、「人妻ひとづま浮気うわき調査ちょうさ　主人しゅじんでは満足まんぞくできない」の時任ときとう歩あゆみと佐々木ささきユメカ、「愛人あいじん・夢野ゆめのまりあ　私わたし、激はげしいのが好すきなの」の夢野ゆめのまりあら。DVからのキネコ。

2001年ねん製作せいさく／74分ふん／R18+／日本にっぽん
配給はいきゅう：アップリンク
劇場げきじょう公開こうかい日び：2001年ねん5月がつ3日にち

ストーリー

20XX年ねん、ITとバイオ・テクノロジーを融合ゆうごうし、脳のうに直接ちょくせつ快楽かいらく信号しんごうを与あたえることを目的もくてきとした体感たいかんチップの製造せいぞうプロジェクト“I.K.U.システム”の研究けんきゅうに取とり組くんでいた“ゲノム社しゃ”は、様々さまざまな人間にんげんのオーガズム・データを収集しゅうしゅうすべく、レプリカント技術ぎじゅつを総そう結集けっしゅうして作つくられたオーガズムコーダー・REIKOをニュー・トーキョーに送おくり出だした。ディジーの監視かんしの下した、7体たいに変身へんしんする機能きのうを駆使くしし、地下鉄ちかてつやクラブ、イメージ・プレイを楽たのしむカップルの車くるまなどに潜入せんにゅうしては、色々いろいろなセックスを通とおして順調じゅんちょうにデータを採集さいしゅうしていくREIKO。だが、ライヴァル会社かいしゃ”バイオ・リンク社しゃ”のウィルス・エンコーダーであるTOKYO ROSEによって、REIKOはシステムダウンさせられてしまう。そんな彼女かのじょを救すくったのは、元もとゲノム社しゃのオーガズムコーダー・MASHだった。彼女かのじょは、REIKOにマスターベーションさせることによって発生はっせいしたエネルギーで、レプリカントの製作せいさく者しゃであるテンマ博士はかせが会社かいしゃに内緒ないしょで設定せっていしていたリセットボタンを押おさせ、システムを再さい起動きどうさせた。こうして、再ふたたび任務にんむに戻もどったREIKOは性欲せいよく旺盛おうせいなアキラと交まじわり、複数ふくすうのオーガズム・データをゲットすることに成功せいこう。バイオ・ディスクを一いち杯はいにしゲノム社しゃへと戻もどると、全すべての任務にんむを完了かんりょうするのだった。その後ご、ゲノム社しゃはデータを基もとに“I.K.U.チップ”を発売はつばい。役目やくめを終おえたREIKOは、会社かいしゃを辞やめたディジーと共ともに、ニュー・トーキョーを後のちにした。そしてもうひとつのエンディングでは、REIKOを監視かんしする役目やくめを終おえたディジーが、監視かんし中ちゅうに知しり合あったアキラと共ともに旅立たびだつ。REIKOの待まつ湖みずうみを目指めざして。