クレイマー、クレイマー
劇場公開日:1980年4月5日
解説
ダスティン・ホフマンとメリル・ストリープが夫婦役で共演し、79年度のアカデミー賞で作品賞、監督賞を含む5部門で受賞したファミリードラマ。毎晩深夜に帰宅する仕事人間の夫テッドに愛想を尽かし、自分自身を取り戻すために家出した妻のジョアンナ。その翌日からテッドは7歳の息子を抱え、仕事と家庭の両立に励むが、家出から1年後、ジョアンナが息子の養育権を主張し、テッドを提訴する……。監督・脚本はロバート・ベントン。
1979年製作/105分/G/アメリカ
原題:Kramer vs. Kramer
劇場公開日:1980年4月5日
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る
受賞歴
詳細情報を表示
2024年6月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
テッドとジョアンナ・・・この2人とビリーは結局どうなったんだろう?
ラスト、エレベーターに乗るシーンが衝撃的な終わり方でびっくりした。
3人が一緒に暮らすのか、いやそんなことはないだろう・・・
ジョアンナだけ話をしにいって、テッドとビリーが二人でこれまで通り暮らす可能性もありそう・・・じゃあ、なぜ、テッドはエレベーターに乗らなかったのだろうか・・・などなど色々な疑問や憶測を思わせつつ終わる感じが、やはり名作と思える。
ビリーのことを考えていくと、全編を通して、泣けて泣けて、いても立ってもいられなくなってくるぐらい切ない気持ちになる。感情が入っていきながらも、それぞれの役者さんの名演技が光る名作だと思う。
2024年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
妻のジョアンナに出ていかれた夫テッドが、慣れない子育てに奮闘する様が面白い映画。テッドのフレンチトーストの作り方が雑なのは、彼が仕事ばかりしていて、普段家事をしていない様子を表していた。彼は副社長への昇進がかかった大仕事を抱えている中で、並行して子育ても行うのはとても大変だ。そんな状況でも彼なりに息子を愛しているのが窺えて、良い父親だと感じた。
裁判のために、年末になって転職活動をしてすぐに転職先を決めてしまうのは、雇用の流動性の高いアメリカならではだと感じられた。転職先の会社は、納会らしきパーティをやっていた。周囲がパーティで浮かれている中、一人面接を受けるテッドの姿は、彼の状況の辛さを表せていた。ここはアメリカの文化の一端が分かる興味深いシーンで面白かった。
この映画を観たのは2度目だが、改めて妻のジョアンナの行動は身勝手で無責任だと感じた。本当の自分を探したい、などと言って勝手に家を出ていった挙げ句、息子への愛情に気づいたと言って親権争いの裁判を起こす。テッドが「ハガキ2、3枚送ったくらいで母親づらするな」と言っていたが、まさにその通りだ。それならばテッドの仕事の状況を考えて、家を出ていくときに息子も連れて行くべきだ。
2024年2月4日
iPhoneアプリから投稿
どんな作品かわからずに鑑賞しましたが、最後まで飽きずに見ることができました。最後、バッドエンドで終わる気がしてハラハラしましたが、ギリギリハッピーエンドで終わることができたのでそこは安心しました。
2023年12月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
こないだDVDで鑑賞しました💿
ダスティン・ホフマン演じるテッドは、毎日仕事で帰りが遅くなっているようで、家のことはメリル・ストリープ演じる妻のジョアンナに任せきり。
ある日ジョアンナは我慢の限界に達し、幼い息子のビリー(ジャスティン・ヘンリー)を残し出ていきます。
そこからテッドは仕事と家事を両立せざるを得なくなり‥。
最初はマトモにフレンチトーストを作れなかったテッドが、後半で普通に作れるようになっているのがいいですね。
その後半のシーンは、テッドとビリーの心情もあり哀愁ただよう名シーンになっていると思います。
2人が交わす視線、笑顔でありつつもどこか悲しげな表情‥会話は少ないながら、2人の気持ちが伝わってきます。
メリル・ストリープも、どこか不安定なジョアンナを上手く演じていたのではないでしょうか。
裁判で足を組みながら証言するシーン、ラスト前のエレベーターでのシーン、個人的に瞳が注目ポイントでは❓なんて思ったりしてます🙂
上質なヒューマンドラマですね👍