ストーリー
アイルランドからフィラデルフィラにやってきたジョン(トミー・スティール)は、ビドル家の執事の仕事にありついた。ビドル氏(フレッド・マクマレイ)は大金持ちだが、かわった道楽の持ち主である。ワニを家で飼ったり、豪勢なジムを作りボクシングに興じ娘のコーデリア(レスリー・ウォーレン)にまで練習させたりなどなど。伯母メリーは見かねてコーデリアを寄宿学校に入れさせてしまった。ニュージャージーの寄宿学校で、彼女は親友から、ボーイハントの秘訣などを教わったが、温室育ちゆえ、ハントどころか男性とは、ろくに話も出来ない始末。そんな彼女に惹かれたのが大タバコ会社の社長の息子アンジー・デュークである。2人は愛し合うようになった。雪の降る晩、突然コーデリアは帰宅し、結婚すると言い出した。そしてアンジーを夕食に招待したのはよかったが、ビドル氏は気に入らない。2人は対立し、とうとうボクシングや柔道までやりはじめた。ついにビドル氏もアンジーのファイトにまいってしまい結婚を許した。その後、コーデリアは、ニューヨークでアンジーの母デューク夫人と会った。しかし夫人もこの結婚には反対で、ことさらコーデリアの居心地を悪くするのだった。これを知ったビドル氏はデューク夫人とアンジーを、フィラデルフィアに招待し報復手段をとる。そこへメリー伯母まできて、両家とも家の格式について壮絶な舌戦が始まった。その間、若い2人もまた、新婚旅行先のことでけんか。その頃すでに、すっかりアンジーびいきになっていたビドル氏は一計を案じ、酔ったアンジーを警察の手に渡してしまった。翌朝、ビドル夫妻はコーデリアとデューク夫人を伴って留置場へ。ビドル氏はかねて用意した説教を始めた。つい頭にきたアンジーは、もうだれの指示も受けたくないと言って、コーデリアの手をとり駆け落ちしていった。
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