ソルジャー

なかなか良よい暇ひまつぶしになりました。それなりに面白おもしろかったです。
トッド(カート・ラッセル)は頭あたまを使つかうと強つよい。しかも怠なまけないでずっとトレーニングを続つづけてるところが渋しぶい。それに引ひき換かえ(以下いか略りゃく)...
コニー・ニールセンも若わかくて綺麗きれい。
それにしても赴任ふにん地ちタンホイザー・ゲイトってヲイヲイ。と思おもって調しらべたら、なんとブレードランナーとこの映画えいがは脚本きゃくほん家かが同おなじなんだってさ。2つの映画えいがは同おなじ宇宙うちゅう観かんで作つくられたらしい(@_@)。
俺おれも今度こんど以前いぜんの赴任ふにん地ちを訊きかれたらタンホイザーゲイトって言いおうっと。

遠とおい未来みらい。生うまれた時ときから戦士せんしになるために育そだった主人公しゅじんこうが、移民いみんを守まもる為ために軍ぐんと戦たたかう物語ものがたり。

普段ふだんはＳＦを余あまり鑑賞かんしょうしないのですが、カートラッセル主演しゅえんで、脚本きゃくほんもブレードランナーを書かいたデヴィッドピープルズと言いうことで鑑賞かんしょう。
ですが、失敗しっぱいでした。

まずカートラッセルに合あわない役やくどころです。ベタですが、シュワルツェネッガーだったら人間にんげん性せいを失うしなった軍人ぐんじんにぴったりですし、迫力はくりょくももっと出だせたのでしょう。でも、カートラッセルでは良よくも悪わるくも人間にんげんの範疇はんちゅうです。

ＳＦの世界せかいもチープ。優すぐれたＶＦＸを鑑賞かんしょう出来できる現代げんだいとの比較ひかくは可哀想かわいそうですが、セットの中なかで演えんじている感かんがあり、興きょうざめします。
ですから、アクションの迫力はくりょくも不十分ふじゅうぶん。元々もともとカートラッセルはその迫力はくりょくを出だせる俳優はいゆうではありませんし、あのセットの中なかでは出だせないでしょう。

小学生しょうがくせいの時ときに鑑賞かんしょうしたら、また違ちがった感想かんそうになったかもしれませんが、大人おとなになってからの鑑賞かんしょうでは低ひくい評価ひょうかは仕方しかたがないと思おもわれます。

兎うさぎに角かく、カート・ラッセルがカッコいい。

赤あかん坊ぼうの頃ころから兵士へいしとして育そだてられ、軍ぐんの思おもうままに、戦地せんちへ行いき、感情かんじょうも無なく殺ころしてた兵士へいしが、軍ぐんの新しん兵器へいきのソルジャー育成いくせいの為ため、強制きょうせい的てきに貧困ひんこんの星ほしに棄すてられ、そこの街まちで人間にんげん性せいを知しり、感情かんじょうを取とり戻もどしいく、その際さいのカート・ラッセルの表情ひょうじょうがとても良よい。

新しん兵器へいきソルジャーの練習れんしゅうの為ため、貧困ひんこんな星ほしの住人じゅうにんを殺ころしにくるのを、感情かんじょうを取とり戻もどしながら奇襲きしゅうをかける兵士へいし、地形ちけいの独特どくとくを利用りようした戦術せんじゅつ、ガンファイト、格闘かくとう、がどれもカッコいい。

こんなよくある設定せっていなのに、カート・ラッセル、ジェイソン スコット リー、の肉体にくたいと演技えんぎ、美術びじゅつ、セット、が素晴すばらしいので、何なん度ども観みてしまう。

総合そうごう60点てん （ ストーリー：30点てん｜キャスト：65点てん｜演出えんしゅつ：65点てん｜ビジュアル：80点てん｜音楽おんがく：65点てん ）

　冒頭ぼうとうからB級きゅう感かんが強力きょうりょくに漂ただよう。設定せっていも物語ものがたりも安やすっぽい少年しょうねん漫画まんがのような内容ないようにすぎない。
　しかしちょっと作つくり物もの感かんがある部分ぶぶんもあるが、不思議ふしぎに美術びじゅつには豪華ごうかで金かねがかかっていそうで意外いがいに映像えいぞうは面白おもしろい。ウィキペディアによると総そう製作せいさく費ひは6000万まんドルということだから、実じつは調しらべてびっくり、けっこうな大作たいさくである。これほどに美術びじゅつに金かねをかけるのならば、脚本きゃくほんにももっと金かねをかけていいものを書かかせればいいのにもったいない。よくこんな脚本きゃくほんにそんな大金たいきんをかける気きになったなというか、その大金たいきんのうちいくらを脚本きゃくほんに使つかったのかとか、色々いろいろと考かんがえてしまう。