プリンセス・ブライド・ストーリー

解説かいせつ

ある美うつくしい娘むすめとハンサムな青年せいねんとの愛あいの行方ゆくえを、冒険ぼうけんに満みちたファンタジックな映像えいぞうで描えがく。製作せいさくはアンドリュー・シェインマン、監督かんとくは「スタンド・バイ・ミー」のロブ・ライナー、原作げんさく・脚本きゃくほんは「大統領だいとうりょうの陰謀いんぼう」のウィリアム・ゴールドマン、撮影さつえいはエイドリアン・ビドル、音楽おんがくは「ローカルヒーロー　夢ゆめに生いきた男おとこ」のマーク・ノップラーが担当たんとう。出演しゅつえんは「マーシェンカ」のケイリー・エルウニス、ロビン・ライトほか。

1987年ねん製作せいさく／アメリカ
原題げんだいまたは英えい題だい：The Princess Bride
配給はいきゅう：ベストロン
劇場げきじょう公開こうかい日び：1988年ねん9月がつ10日とおか

ストーリー

風邪かぜをひいた少年しょうねん（フレッド・サヴェージ）を見舞みまいに来きたおじいさん（ピーター・フォーク）が話はなして聞きかせる「プリンセス・ブライド」の物語ものがたり－－昔むかし々、フローリン王国おうこくにバターカップ（ロビン・ライト）という美うつくしい娘むすめが住すんでいた。彼女かのじょには永遠えいえんの愛あいを誓ちかったウェスリー（ケーリー・エルウェス）というハンサムで忠実ちゅうじつな恋人こいびとがいたが、彼かれが旅たびの途中とちゅうで海賊かいぞくに殺ころされたとの噂うわさを聞きいて、希望きぼうを失うしなった彼女かのじょは、腹黒はらぐろいフンパーディング王子おうじ（クリス・サランドン）の求愛きゅうあいをうけ入いれるが、ある日ひバターカップは、ひと儲もうけを企たくらむ奇妙きみょうな3人組にんぐみによって誘拐ゆうかいされてしまう。そんな時とき、どこからともなく現あらわれた黒くろ覆面ふくめんの騎士きし、彼かれは次々つぎつぎと3人組にんぐみを倒たおしてゆきバターカップを助たすける。実じつは彼かれこそが死しんだはずのウェスリーその人ひとだったのである。しかし王子おうじの腹心ふくしんである6本ほん指ゆびの伯爵はくしゃく（クリストファー・ゲスト）によってウェスリーは捕とらえられ、残虐ざんぎゃくな拷問ごうもんをうけて死しんでしまう。そんな彼かれを魔法使まほうつかいのもとへ運はこび生いき返かえらせたのは、あの3人組にんぐみの2人ふたり、イニーゴ（マンディ・パティンキン）とフェジック（アンドレ・ザ・ジャイアント）であった。彼かれらは婚礼こんれいの始はじまっているお城しろに向むかい、王子おうじと伯爵はくしゃくを倒たおし、バターカップを彼かれらの魔まの手てから救すくい出だすのだった。そして今いま、彼女かのじょとウェスリーを、真実しんじつの愛あいは優やさしく、温あたたかく包つつみ込こむのであった。

受賞じゅしょう歴れき