アメイジング・スパイダーマン
劇場公開日:2012年6月30日
解説
サム・ライミ監督が手がけた「スパイダーマン」3部作(2002、04、07)からリブートされた新シリーズ。「(500)日のサマー」の新鋭マーク・ウェブがメガホンをとり、「ソーシャル・ネットワーク」「わたしを離さないで」のアンドリュー・ガーフィールドが主演する。ごく普通の青年ピーター・パーカーは、13年前に失踪した父親の秘密を思いがけず知ってしまったことから、スパイダーマンとして生きていく決意をする。ヒロインのグウェン・ステイシーをエマ・ストーンが演じ、ベンおじさん役のマーティン・シーン、メイおばさん役のサリー・フィールド、悪役カート・コナーズ博士役のリス・エバンスらが共演。
2012年製作/136分/G/アメリカ
原題:The Amazing Spider-Man
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2012年6月30日
スタッフ・キャスト
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2012年7月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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結局そういう運命の映画。
比較をしない方向でいくつもりだが、アクションシーンについては比較どうこうというより、まあ、このぐらいはやるだろう、という域に留まった、という印象。それ以上はない、というか、3Dを効果的に見せる演出が2Dでみるそれと大して変わらない。改めてライミ版の変態アクションと「トランスフォーマー ダークサイドムーン」の3D演出の凄さを再認識した。
内容だが、まあ、あんまり面白くない、が正直な感想。たぶん続編ありきの急展開もあるんだろうけど、それでも「猿の惑星ジェネシス」のような、単品のみでドキドキさせるようなものがなければ、さすがにオレのような一般人は楽しくない。
スパイダーマンだろうが、バットマンだろうが、高嶺竜児だろうが、マンガのヒーローにはそもそも興味が無いオレはこの手の映画を見るときは、おねえちゃんと一緒なのだ。
また、続編ありき、と考えたなら、既に1号が終わったあと、一文字隼人の2号の誕生秘話をやっても、ほぼおんなじことをすると、やっぱり盛り上がらないわけで、急展開のためだけの伏線でしか本作の存在意義はないことを露呈する。
これって運が悪ければ、「ファントムメナス」。運がよければ「影の薄いバットマン・ビギンズ」にしかならないのではないか?
「ファントムメナス」が公開されたときは期待に期待され、開けてみると、
「まあお祭りだしぃ、待ったぶん観れて良かったしぃ」
という映画の評価を下すこと自体が野暮、というか犯罪のような雰囲気だった。
「ファントムメナス」が今日の扱いの位置にいるのは、ジャージャーのせいが90%ぐらいだろうが、のこりの10%はそのあとの「クローンの攻撃」のチュッチュが原因だろう。次が「シスの復讐」だったら「メナス」はそこまでの扱いにはならなかったように思う。
そういう意味では、すでに本作は、「ファントムメナス」の穴に片足突っ込んでいる。本作ははじめっから次回作でしか評価されない映画なのだ。
本作は「ファントムメナス」のように「待ちに待った」ではない。
むしろ「なぜ」の疑惑の中、製作され公開された。
それをうけ、本作を評価する人ってなぜか決まって「その部分」を強調して、「思ったほど」とか、「期待してなかったけど」とかいう前置きをしている。
そんなことわざわざ言わなくてもいいのにさ。
ますます「メナス」臭がするなあ。
確かにアンドリューはジャージャーに似ている。
ほかいいところ
一生懸命考えたけど、普通に背の高く顔にちっさい、頭がよくって、正義感が強くって、ワイルド兄ちゃんともじゃれあい、惚れたねえちゃんに臆せず告れた兄ちゃんがとくに問題なく普通にクモに指されて、熱出してうなされたあと、変異し・・・・
ええっとどこを面白いといえばいいのか分からない。
あえて本作だけで言うなら、「アンチダークナイト」というべき作風が興味深く面白いんだけれど、続編以降は「ダークナイト」路線でいくと思われるので、その感想もムダだな、きっと。
2024年5月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
幼馴染みのMJは登場せず、『スパイダーマン3』でピーター・パーカーが皆の前でキスした警部の娘グウェン・ステーシーが最初からヒロイン。氣が強く頭脳明晰で、最初から絶大な存在感を放つ彼女に扮するのはエマ・ストーン。
今作は、終始リアルな描写で違和感のないシチュエーションなので登場人物たちの動機が納得できて感情移入しやすい。
サスペンスとロマンスの要素もバランス良くて理解し易い。
BGMがホラーテイストで、映像的にも怖い場面が多くて楽しめる。
明るさ、軽さ、コミカルさ、もどかしさ、不思議さの代わりに、暗さ、重さ、真面目さ、清々しさが有り、道理にかなっている今作は、知的でシリアスでダーク。
スパイダーマンもグウェンも警部も格好良い。
それなのに、感覚的な事だがワクワクドキドキの度合いは旧作に軍配が上がる。
2024年4月10日
iPhoneアプリから投稿
アンドリュー良いけどピーターパーカーでは無いかな
2024年1月8日
iPhoneアプリから投稿
ストーリーは分かりやすくておもしろい。
ただ、ピーターがスパイダーマンになる流れが雑。
研究室にいるたくさんのクモは、研究し尽くされているはずなのに、なぜピーターが噛まれたときだけ超人化するのか謎。
あとは、ヒロインがピーターを好きになる描写や、世間からスパイダーマンがヒーローと認識される描写が少なすぎて、いきなり感が強い。
このシリーズだと、クモの糸はスーツに取り付けた機械から出る設定だが、誰でもスパイダーマンになれそうで微妙。