ゼロ・グラビティ
劇場公開日:2013年12月13日
解説
「トゥモロー・ワールド」「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のアルフォンソ・キュアロン監督が、宇宙空間に投げ出されてしまった宇宙飛行士たちの極限的状況を最新VFXと3D技術を駆使して描いたSFドラマ。スペースシャトルのメディカル・エンジニア、ストーン博士とベテラン宇宙飛行士のマットは、船外作業をしていたところで予想外の事故に遭い、宇宙空間に放り出されてしまう。空気も残りわずかで地球との交信手段も断たれ、たった1本のロープでつながっているだけの2人は、絶望的な状況の中から生還を目指すが……。ストーン博士役にサンドラ・ブロック、マット役にジョージ・クルーニー。撮影は「トゥモロー・ワールド」ほかキュアロン作品を多数担当する名匠エマニュエル・ルベツキ。脚本はキュアロン監督と、監督の息子ホナス・キュアロンによる。第86回アカデミー賞では、作品賞ほか同年度最多となる10部門にノミネート。監督、撮影、視覚効果、作曲など計7部門で受賞を果たした。
2013年製作/91分/G/アメリカ
原題または英題:Gravity
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2013年12月13日
スタッフ・キャスト
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受賞歴
ノミネート
作品賞 | |
主演女優賞 | サンドラ・ブロック |
美術賞 | |
ノミネート
最優秀作品賞(ドラマ) | |
最優秀主演女優賞(ドラマ) | サンドラ・ブロック |
最優秀作曲賞 | スティーブン・プライス |
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2020年6月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
7年前、IMAX3Dで観た衝撃が忘れられない。
当時、「アバター」以来の3D作品は、3D技術を見せるシーンが物語のシークエンスから微妙に浮いているような印象を持っていた。ところがこの作品は、IMAX3Dによる広大な宇宙の臨場感溢れる映像が、主人公の孤独感や絶望感、後半の彼女の決心の重さに強烈な説得力を与えており、エフェクトが出しゃばることなく物語のテーマと融合していた。
裏を返せば、テレビ画面で2Dで観たのではせっかくの良質な物語の説得力が半減してしまう、そういうタイプの映画だ。それは作品の本質的な価値が低いということでは決してない。ただ悩ましいのは、上映期間終了後に家であの感動をもう一度、というわけにはなかなかいかないという点だ。
今回コロナ禍で新作公開が滞った折に、そんな本作を再上映作品に選んだTOHOシネマの素晴らしいチョイス。7年経っても映像の力は全く色あせておらず、手に汗握りながら心地よく宇宙酔いした。また、こちらが年を取ったせいか主人公の心の機微を余計に切実に感じた。
オンデマンド隆盛の時代とは言え、映画館での映像体験から遠ざかるのはあまりにもったいない。日常から離れて一人でも気軽にイベント的な映像体験が出来て、思い出を作れる場所。IMAXやドルビーシネマもいいし、ひなびた映画館で気楽に鑑賞するのもまた楽しい。
少しずつ新作公開も復活しつつある。がんばれ映画館。
2014年1月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
自分も宇宙にいるような気になり、サンドラと一緒にぐるぐる回って気分が悪くなり、なんだか自分の呼吸も苦しくなってきて、眼の前に飛んでくる破片に思わず眼をつむってしまう。
そんなまるでUSJやTDLにあるアトラクションのような映画であった。 これぞ映画館&3Dで観るべき映画!!
近辺の映画館に3Dは吹き替えしかなかった。なぜ3Dの場合は吹き替え版が多いのだろう。(読みにくいのかな?)
サンドラの吹き替えがちょっと色っぽく&軽いように感じた。緊迫感が少し薄れてしまっていたように思う。
宇宙の静けさと漆黒の世界の底知れぬ恐怖と、最後には重力を
体感できる傑作です。
2013年12月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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もちろん映像へのほめ言葉である。
IMAX3Dで鑑賞。
もうね、最初の長回しと驚異的に引き込まれる映像にすっかり気持ちよくなって、コックリコックリ。
G・クルーニーのセクシーボイスも相成って、ゆりかごに寝かされているようである。あ、俺オトコだけど、しょうがないね。
とりあえず短い上映時間とわかりやすいストーリーのおかげで最後まで目んたまひん剥いて鑑賞。
なるほど、もうたくさんのレビューどおり!
俺の言うことなんぞ、ほとんどない。でもまあ、ちょっと言おうかな。
最後の「THANK YOU」で思い出したのが、ダニー・ボイル監督の「127時間」
孤独、孤立無援の脱出劇はまあ、あれが確かに最近の映画では近いか。
どっちが好みかというと、あっちなんだけど、なんでかというと、独り言が説明臭くない、という点。
もう一回見たいのは見たいんだけど、たった90分にもかかわらず、よし行こか、とあんまりならないのは、主人公がわからんでもないが、独り言で、状況説明や自分がやろうとしていることを、ぶつくさ観客に教えている結果になっているところがまあ、正直美味しくなくないから。
あっちは、独り言いってないと耐えられない、という環境であったし、やることは独り言に頼らなくとも、観客は目で見てわかる、という、単純明快な展開、というのは確かにある。
本作、独り言をいわなくちゃいけない状況がもう少し感じられない。
あ、あれか、犬のわんわんくーーん、のところか?
あそこで主人公は少し精神を疲弊させ、ぶつくさ独り言をいうようになったということなのか。
であれば、うーん、もう一回見なければならんな。
しかし、あんなふわふわしとったら、やっぱり寝てしまうやろ!
追記
「127時間」はレビューでも書いたけど、その展開がとっても章立てがはっきりしてて「プログレッシヴ・ロック」のような映画、と評したけど、本作は映像が深遠な感覚からか、それとは違うようだね。まあ、胎児とか母なる地球、とかには興味はないし、特にそれが面白い点とも思わない。
追記2
まあ、とりあえず今年は見納めだ。
アニメはハナから見に行かないが「そして、父になる」が未見なのが口惜しいが、まあ、自己年間ベスト10ぐらいは次回はだせそうだ。
2024年7月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
最後までハラハラした映画でした。
宇宙に1人投げ出される恐怖、
想像しただけでも恐ろしい。
しかも、通信が閉ざされた完全なる孤独・・・
人は1人じゃ生きていけないと感じました。
今の時代は、地球にはいるけど孤独な生活している人もいるし、人の繋がりは大事だと再認識する映画でもありました。
近い将来、宇宙に行く人が増えると思うので、映画の中の話が、リアルになる日が来るのかもしれないですね。