闇やみの帝王ていおうDON ベルリン強奪ごうだつ作戦さくせんのレビュー・感想かんそう・評価ひょうか

アクション映画えいがとしてはなかなか面白おもしろいよ。インドダンスシーンはいらないかな

私わたしが毎月まいつき2回かいは必かならず利用りようしている｢ジャック＆ベティ｣と言いう単たん館かん系けい映画えいが館かんが横浜よこはまにある。その映画えいが館かんで、今月こんげつはインド映画えいが特集とくしゅうを開催かいさいしていたので、久ひさし振ぶりに、インド映画えいがの面白おもしろさについ釣つられて今日きょうも観みてしまいました。
この映画えいがは、タイトルで観みたら｢ＤＯＮ２｣になっていてので、映画えいがを観みた後のちで調しらべてみたら、5年ねん前まえに1作さく目めは公開こうかいされていたのですね。
でも1作さく目めを観みてない私わたしにも、勿論もちろん充分じゅうぶんに楽たのしめるストーリー展開てんかいでした。特とくに登場とうじょう人物じんぶつが前まえからの繋つながりを知しっていた方ほうが更さらに面白おもしろいのかも知しれないけれども、今回こんかいの私わたしの様ように前作ぜんさくを観みていなかった人ひとにも、この映画えいがは単体たんたいで充分じゅうぶん楽たのしめる作品さくひんでした。
これからこの作品さくひんを観みる人ひとの為ために、余あまり内容ないように付ついて詳細しょうさいを記しるすのは差さし控ひかえる事ことにするけれども、カーチェイス・パーティーシーン・爆破ばくは・挌闘かくとうシーン等々とうとう、｢ミッション・インポッシブル｣や、｢００７｣などの作品さくひんを彷彿ほうふつとさせる画面がめん展開てんかい、画が作づくりがしっかりと出来できていて、ハリウッド並なみのスケールのデカイ作品さくひんで、娯楽ごらく映画えいがの要素ようそをテンコ盛ざかりにした映画えいがだった。それは丁度ちょうど、子供こどもの夢ゆめの世界せかいではない、大人おとな専用せんようのディズニーランドのような楽たのしさを一いち杯はいの完成かんせいした密度みつどの濃こい映画えいがと言いったら良よいのだろうか？決けっしてお子こちゃま向むきではなく、大だいの大人おとなが納得なっとく出来できるアクション映画えいがの面白おもしろさを備そなえた作品さくひんと言いったら、解わかり易やすいかも知しれない。
映画えいがの舞台ぶたいも、初はじめコートダジュールからスタートして、タイ→マレーシア→チュリッヒ
ベルリンへと展開てんかいする、正まさにゆっくり寝ねている時間じかんなどは無なく、目めを見開みひらいて、集中しゅうちゅうして観みていないと置おいてけぼりをくらいそうな映画えいがだ。とてもテンポも良よくてエンターテイメント性せいを抜群ばつぐんの巧たくみい創つくりの作品さくひんだった。

しかし欲よくを言いえば、内容ないよう的てきには気持きもちもう少すこしだけシンプルにしてみたら、更さらに解わかり易やすく、気軽きがるに楽たのしめる作品さくひんになったと思おもう。
ちょっと巨費きょひを投とうじた分ぶん、サービス過剰かじょう気味ぎみだった気きが私わたしにはする。けれども、こう言いうアクション映画えいがは、兎うさぎに角かく派手はで目めで、テンポの有ある作品さくひんの方ほうがお好すきと言いう方ほうにはやはり大だいのお薦すすめ作品さくひんですよ。
２転てん3転てん、中なか還かえりまでする様ような、展開てんかいの物語ものがたりの方ほうが好すきな人ひとには、飽あきる事ことも無なく、話はなしを追おう楽たのしさも盛もり上あがり、楽たのしめる作品さくひんだろう。
オジサンの私わたしには少すこしばかり消耗しょうもうが激はげしい感かんじだった。
そして、このドンを演えんじていたシャー・ルク・カーンは哀川あいかわ翔しょうを何処どことなく思おもい出ださせるようなイメージを持もっていた。前作ぜんさくで、彼かれは一人ひとり2役やくを演えんじていたそうだ。相手あいて役やくのプリヤンカー・チョプラも1作さく目めからのコンビだ。
監督かんとくも前作ぜんさくからのお馴染なじみで、主役しゅやく2人にんと監督かんとくと完璧かんぺきに息いきの合あった所ところを披露ひろうしてくれていた。
この分ぶんなら、3作さく目めが制作せいさくされても決けっして不思議ふしぎではない。カメラワークもとっても効果こうか的てきであり、編集へんしゅうも流石さすがはインドだけある！この映画えいがは、悪党あくとうが主役しゅやくである作品さくひんで、本来ほんらいならば私わたしは否定ひてい的てきに酷評こくひょうするタイプの作品さくひんだが、この作品さくひんに限かぎっては、例外れいがい的てき作品さくひんだった。